JPS5815514B2 - ナンネンセイジユシソセイブツ - Google Patents

ナンネンセイジユシソセイブツ

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JPS5815514B2
JPS5815514B2 JP10222174A JP10222174A JPS5815514B2 JP S5815514 B2 JPS5815514 B2 JP S5815514B2 JP 10222174 A JP10222174 A JP 10222174A JP 10222174 A JP10222174 A JP 10222174A JP S5815514 B2 JPS5815514 B2 JP S5815514B2
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JP
Japan
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weight
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present
monomer
resin
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JP10222174A
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JPS5128851A (ja
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伊熊貞男
斎藤鷹逸郎
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
Original Assignee
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は優れた難燃性を有する耐衝撃性樹脂組成物に関
するものである。
ABS樹脂、MBS樹脂等は優れた耐衝撃性、耐熱性及
び成形時における易加工性、成形品の光沢の良いこと等
多くの特徴を有し、汎用熱可塑性樹脂として多量に使用
されている。
しかし、これら衝撃性樹脂は、ポリエチレン、ポリスチ
レンと同様に、燃え易いという性質を有するため、その
用途が制限されることがある。
特に近年、建築用材料、家具、車輛、電気製品用に供さ
れる合成樹脂は、燃え難い性質を有するものであること
が要求されており、ABS樹脂、MBS樹脂、等の耐衝
撃性材料も難燃化処理を施さなくてはならない場合が多
くなってきている。
ABS樹脂等の耐衝撃性樹脂の難燃化処理法と・して、
適当量の脂肪族、脂環式又は芳香族ハロゲン化合物とア
ンチモン化合物を難燃化しようとする樹脂中に混練する
手法が広く知られ、また実用化されている。
この場合のハロゲン化合物のハロゲンとしては、臭素又
は塩素のものが難燃化効果も優れており、また、化合物
のハロゲン含量の多いものが好ましく用いられる。
これら化合物の配合量は難燃性の要求度合によって変量
させればよいが、通常の難燃性に関する規格又は判定法
、例えばUL−94法によって、不燃性、自己消火性1
を示すようにするためには、ABS樹脂の場合は、この
樹脂100重量部に対して前述の含ハロゲン有機化合物
を15〜50重量部、三酸化アンチモン10〜30重量
部を配合する必要がある。
しかし、これら添加物の量が多くなるに従い、この種樹
脂の特徴である耐衝撃性が著しく低下し、且つ、含ハロ
ゲン有機化合物は熱安定性が悪いために、成形の際変色
して樹脂材料に悪影響を与えたり、樹脂材料の耐熱変形
性を劣化させることが多い。
かかる欠点を改良するために、特公昭43−’2861
6号公報、特開昭48−11341号公報に記載の方法
が提案されている。
特公昭43−28616号公報に記載の方法は、ABS
樹脂に、後塩素化ポリ塩化ビニルとアンチモン化合物と
を配合して、ABS樹脂の引火性を改良するものである
この方法によるときは、樹脂材料の耐熱度形性を劣化さ
せることは少ないが、流動性、耐衝撃性が低下すること
はさけられないという欠点がある。
他方、特開昭48−11341号公報に記載の方法は、
ABS樹脂に、ポリ塩化ビニル、均量化ポリエチレンを
配合して耐衝撃性、流動性(成形性)の改良された難燃
材料に関する。
しかし、この方法によった樹脂組成物でも耐熱変形性が
低くなることは否めない。
本発明者らは、かかる状況に鑑み、流動性、耐衝撃性、
耐熱変形性が劣化せず、しかも難燃性が改良された耐衝
撃性樹脂組成物について鋭意検討した結果本発明に到達
したものである。
本発明の目的は、流動性(加工性)、耐衝撃性及び耐衝
撃性を通常のABS樹脂程度に保ちっつU、L規格94
V−1に合格する難燃性を有する耐衝撃性樹脂組成物を
提供することにある。
しかして本発明の上記目的は、囚ゴム質重合体に、モノ
ビニル芳香族単量体、不飽和ニトリル単量体、α1β−
モノオレフィン性不飽和カルボン酸及びその誘導体の中
の二種以上よりなる単量体混合物を重合させて得られる
グラフト重合体、又はこのグラフト重合体に、上記単量
体混合物の重合物を配合して得られる重合体100重量
部に対して、(B)後塩素化ポリ塩化ビニル5〜30重
量部、(C)塩素化度25〜45重量%の塩素化ポリエ
チレン5〜30重量部及び(至)アンチモン化合物2〜
10重量部を配合してなる樹脂組成物によって容易に達
成される。
以下、本発明の詳細な説明するに、本発明におけるゴム
質重合体としては、天然ゴム、ポリブタジェン、ブタジ
ェン−スチレン共重合体、ブタジェン−アクリロニトリ
ル共重合体、ポリクロojレン、アクリルゴム、エチレ
ン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンモ
ノマーゴム エチレン−酢酸ビニル共重合体、エピク四
しヒドリンゴム等、各種合成ゴムが含まれる。
本発明におけるモノビニル芳香族単量体はスチレンが代
表的例であり、この外メチルスチレン、α−メチルスチ
レン、り田しスチレン、ジクロルスチレンなどがあげら
れる。
不飽和ニトリル単量体はアクリルニトリルが代表的例で
あり、この外メタクリロニトリル、エタクリロニトリル
などがあげられる。
α、β−モノオレフィン性不飽和カルボン酸及びその誘
導体としては、(メタ)アクリル酸エステル、マレイン
酸−、フマール酸−又はイタコン酸のモノ−又はジエス
テル、クロトン酸エステル、(メタ)アクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、イタコン酸などがあげられる。
本発明組成物におけるグラフト重合体は、前記ゴム質重
合体に、モノビニル芳香族単量体、不飽和ニトリル単量
体、α、β−モノオレフィン性不飽和カルボン酸及びそ
の誘導体単量体の中の二種以上よりなる単量体混合物を
グラフト重合させたものである。
二種以上という意味は、モノビニル芳香族単量体のよう
に同−範祷に含まれる単量体の二種以上でもよいが、モ
ノビニル芳香族単量体の中の一種と、不飽和ニトリル単
量体の中の一種というように他の範噴に含まれる単量体
を絹み合わせたものがより好ましい。
このグラフト重合体は、ゴム質重合体の含有量が5〜3
0重量%のものが好ましい。
又、本発明組成物における第一成分は、上記グラフト重
合体に、前記単量体混合物のみを(ゴム質重合体を存在
させずに)重合して得られる重合体を配合したもの(グ
ラフト・ブレンド型)であってもよい。
この場合も、グラフト重合体に由来するゴム質重合体の
含有量を、5〜30重量%の割合とするのが好ましい。
上記グラノド重合体は、どのような方法で製造されても
のであってもよく、その例は、乳化重合法、溶液重合法
、塊状重合法、塊状−懸濁重合法、乳化−懸濁重合法、
乳化−塊状重合法等があげられる。
本発明に係る樹脂組成物は、第二成分として後塩素化ポ
リ塩化ビニルを含有する。
ここで後塩素化ポリ塩化ビニルとは、塩化ビニルのホモ
重合体、優位量の塩化ビニルと劣位量の共重合可能な他
の単量体との共重合体を、塩素化したものを意味する。
塩素化した後の塩素含有量は60〜70重量%のものが
好ましい。
後塩素化ポリ塩化ビニルの塩素含由量が60重量%であ
ると得られる最終組成物の耐熱変形性が充分でないのが
好ましくなく、70重量%以上であると最終組成分の流
動性が低下してしまうからである。
この後塩素化ポリ塩化ビニルは、前記第一成分100重
量部に対して5〜30重量部宛配合する。
後塩素化ポリ塩化ビニルの量が上記範囲より少ない場合
は、最終的に得られる樹脂組成物の耐熱変形性及び難燃
性が改良されないので好ましくなく、逆に上記範囲より
多い場合は、射出成形時の流動性が悪くなり、成形品の
表面外観も粗悪となり好ましくない。
本発明に係る樹脂組成物は、第五成分として塩素化度2
5〜45重量%の塩素化ポリエチレンを含有する。
塩素化度25%以下のものでは塩素化ポリエチレンのゴ
ム弾性による耐衝撃性向上の効果が発揮されないし、塩
素化度45%以上のものでは塩素化ポリエチレンの化学
的、物理的性質がポリ塩化ビニルのそれに近くなり、塩
素化ポリエチレンの併用効果がなくなってしまう。
そして、本発明で使用される塩素化ポリエチレンは、メ
ルトインデックス15以下の高密度ポリエチレンを原料
としたものが好適である。
この塩素化ポリエチレンは、前記第一成分100重量部
に対して5〜30重量部宛配合する。
塩素化ポリエチレンの配合量が上記範囲以下では、最終
樹脂組成物の難燃性及び加工性が向上せず、逆に上記範
囲より多い場合は、引張強さ、流動性が低下するので好
ましくない。
本発明における第四成分であるアンチモン化合物として
は、代表的なものとして例えば五酸化アンチモン、三塩
化アンチモン、三硫化アンチモン等があげられるが、こ
れらに限定されるものではない。
このアンチモン化合物は、前記第一成分100重量部に
対して2〜10重量部の範囲で配合する。
2重量部未満では充分な難燃効果を発揮することができ
ず、また10重量部を越えてもその効果は変わらず、か
えって加工性、衝撃強度及び成形品の表面外観を劣化さ
せるので好ましくない。
本発明においては、上記4成分が配合されてなることを
必須としているが、このほかに用途に応じて着色剤、安
定剤、可塑剤、充填剤、発泡剤その他本発明組成物の特
性を阻害しない種類及び量の添加物等を配合してもよい
ことは勿論である。
上記各成分を混合するには、通常の混合機、例えばタン
ブラ−、ニーダ−、ヘンシェルミキサー等で予め混合し
てバンバリーミキサ−1加熱ロール上で溶融混練したり
、押出機で混練したりして目的物を得ることができる。
本発明組成物は流動性、耐衝撃性が優れ、しかも高い熱
変形温度を示し、なおかつ難燃性に優れたものであって
、その工業的利用価値は極めて犬である。
次に、本発明を実施例によって説明するが、本発明はそ
の要旨を超えない限り、以下の例に限定されるものでは
ない。
なお、以上の例において機械的叶質、難燃性の評価は次
の方法に準じて行なった。
引張強さ:JISK−6871 アイゾツト耐衝撃強さ:JISK−6871ピカット軟
化点:JISK−6870 流動性:メルトインデクサ−を用いて、200°C15
に9の荷重条件で測定 難燃性の評価:UL−94法、試験片厚み1/8(3,
2mm)。
UL94法は、アメリカ国のアンダーライターズ ラボ
ラトリーズインク(Underwriters Lab
orrtories Inc)の基準で、燃焼試験の際
、平均消火時間が25秒以内(最高30秒以下)で溶融
滴下しないものをV−I合格という。
実施例 1〜4 組成物原料を第1表に示した割合で配合し、各各の組成
物をバンバリーミキサ−で数分間混練し、更に150℃
に保持した加熱ロールでよく混練してシート状とし、こ
れを粉砕して樹脂組成物とした。
得られた各試料を用いて、射出成形機によって試験片を
作成して、前記測定法に従って機械的性質を測定した。
その結果を第1表に示す。比較例 1〜5 組成原料を第1表に示した割合で配合し、実施例の場合
と同様に混練し、これを用いて射出成形機によって試験
片を作成し、機械的性質を測定した。
その結果を第1表に示す。第1表より次のことが明らか
である。
本発明の組成物は、耐衝撃性、耐熱変形性及び流動性が
それぞれ優れており、かつ、難燃性もUL−94法v−
iに合格し、各々の性質の均衡のとれた優れた性質を有
している。
しかるにABS樹脂と後塩素化ポリ塩化ビニルとよりな
る樹脂組成物(比較例2)は、耐熱変形性は優れている
耐衝撃値が低下しすぎる。
ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレンとよ
りなる樹脂組成物(比較例5)は、耐衝撃値は優れてい
るが、ピカット軟化点はABS樹脂(比較例1)に比べ
約10℃低い。
なお、従来法(比較例4、比較例5)の組成物は、成型
加工時のポリ塩化ビニルの脱塩酸反応を防止するため熱
安定剤を多量に配合する必要があるが、本発明に係る樹
脂組成物は脱塩酸反応の起りにくい後塩素化ポリ塩化ビ
ニル及び塩素化ポリエチレンを含んでいるので、熱安定
剤は少量の配合であってもよいという効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1(A)ゴム質重合体に、モノビニル芳香族単量体不飽
    和ニトリル単量体、α、β−モノオレフィン性不飽和カ
    ルボン酸及びその誘導体の中に二種以上よりなる単量体
    混合物を重合させて得られるグラフト重合体、又はこの
    グラフト共重合体に、上記単量体混合物の重合物を配合
    して得られる重合体100重量部に対して、(B)後塩
    素化ポリ塩化ビニル5〜30重量部、(C)塩素化度2
    5〜45重量%の塩素化ポリエチレン5〜30重量部及
    び■)アンチモン化合物2〜10重量部を配合してなる
    難燃性樹脂組成物。
JP10222174A 1974-09-05 1974-09-05 ナンネンセイジユシソセイブツ Expired JPS5815514B2 (ja)

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