JP3388855B2 - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

Info

Publication number
JP3388855B2
JP3388855B2 JP00726894A JP726894A JP3388855B2 JP 3388855 B2 JP3388855 B2 JP 3388855B2 JP 00726894 A JP00726894 A JP 00726894A JP 726894 A JP726894 A JP 726894A JP 3388855 B2 JP3388855 B2 JP 3388855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
flame
parts
flame retardant
retardant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00726894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07216183A (ja
Inventor
真守 浮田
和俊 黒川
淳 矢崎
豊 坪倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP00726894A priority Critical patent/JP3388855B2/ja
Publication of JPH07216183A publication Critical patent/JPH07216183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388855B2 publication Critical patent/JP3388855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は新規な難燃性樹脂組成
物、さらに詳しくは、スチレン系難燃性樹脂の良好な成
形性及び物性を保持するとともに、表面の耐傷付性に優
れ、良好な外観及び難燃性が要求される大型かつ薄肉製
品の成形材料などとして好適な難燃性樹脂組成物に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来、スチレン系難燃性樹脂は、汎用樹
脂として難燃性が要求される各種成形品に幅広く用いら
れているが、耐傷付性に劣るため、テレビキャビネット
などの良好な外観が要求される用途においては、通常そ
の成形品の表面にアクリル塗装などを施しているのが実
状である。しかしながら、この場合、塗装コストが高く
つくのを免れず、難燃性樹脂自体の耐傷付性を向上させ
ることが望まれていた。 【0003】無塗装で実用上傷が付きにくいレベルにす
るためには、鉛筆硬度でHB以上が必要であるが、現在
用いられているスチレン系難燃性樹脂の鉛筆硬度は3B
〜4B程度である。また難燃ABS樹脂の鉛筆硬度はB
〜HB程度であるが、流動性が悪く、大型かつ薄肉製品
の成形が困難である。一方、ポリメチルメタクリレート
に難燃剤を添加した系では、硬度は十分であるものの、
流動性及び耐衝撃性が劣るという欠点がある。 【0004】他方、成形品の表面硬度を向上させる方法
として、射出成形時において、ポリメチルメタクリレー
トなどのフイルムをインサート成形し、表面に貼り合わ
せる方法が知られているが、この方法においては、特殊
な設備が必要となる上、奥行きの深い成形品ではしわが
発生しやすく、また格子などのある成形品の場合には後
加工が必要となるなどの欠点がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、スチレン系難燃性樹脂の良好な成形性及
び物性を保持するとともに、表面の耐傷付性に優れ、成
形品に塗装を施す必要がなく、良好な外観及び難燃性が
要求される大型かつ薄肉製品の成形材料として好適な難
燃性樹脂組成物を提供することを目的としてなされたも
のである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する難燃性樹脂組成物を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、それぞれ所定割合の芳香族ビニル化
合物単位とメタクリル酸エステル単位と所定エラストマ
ーとから成るエラストマー変性共重合体成分に対し、臭
素系難燃剤及び難燃助剤をそれぞれ所定の割合で配合す
ることにより、その目的を達成しうることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。 【0007】すなわち、本発明は、(A)(イ)芳香族
ビニル化合物単位25〜86重量%と(ロ)メタクリル
酸エステル単位10〜60重量%と(ハ)ブタジエン単
位を含有する重合体及び/又はその部分水添物から成る
エラストマー4〜15重量%とから成るエラストマー変
性共重合体成分100重量部に対し、(B)臭素系難燃
剤5〜30重量部及び(C)難燃助剤1〜10重量部を
配合して成る難燃性樹脂組成物を提供するものである。 【0008】本発明組成物においては、(A)成分とし
て、(イ)芳香族ビニル化合物単位と(ロ)メタクリル
酸エステル単位と(ハ)ブタジエン単位を含有する重合
体及び/又はその部分水添物から成るエラストマーとか
ら成るエラストマー変性共重合体が用いられる。 【0009】このエラストマー変性共重合体において、
(イ)単位の芳香族ビニル化合物単位の含有量は25〜
86重量%、好ましくは30〜75重量%の範囲で選ば
れる。この含有量が25重量%未満ではスチレン系樹脂
の良好な成形性及び物性を保持することができないし、
86重量%を超えると他の(ロ)単位や(ハ)成分の含
有量が少なくなり、耐傷付性が不十分となる。 【0010】この芳香族ビニル化合物単位を形成する単
量体(以下、ビニル芳香族系単量体ということもある)
としては、例えばスチレン、α‐メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、ビニルエチルベンゼン、ビニルキシレン、
p‐t‐ブチルスチレン、α‐メチル‐p‐メチルスチ
レン、ビニルナフタレンなどが挙げられ、これらは1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。これらの単量体の中ではスチレン及びα‐メチルス
チレンが好適である。 【0011】また、(ロ)単位のメタクリル酸エステル
単位の含有量は10〜60重量%、好ましくは20〜5
6重量%の範囲で選ばれる。この含有量が10重量%未
満では耐傷付性が不十分であるし、60重量%を超える
と流動性や成形性が低下する。 【0012】このメタクリル酸エステル単位を形成する
単量体としては、例えばメタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n‐プロピル、メタクリル酸
n‐ブチル、メタクリル酸イソブチルなどのメタクリル
酸アルキルエステルが挙げられ、これらは1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これら
の単量体の中ではメタクリル酸メチルが好適である。 【0013】また、(ハ)成分のエラストマーは、例え
ばポリブタジエン、スチレン‐ブタジエン共重合体、こ
れらの部分水添物、これらの混合物などであり、その含
有量は4〜15重量%、好ましくは5〜14重量%の範
囲で選ばれる。この含有量が4重量%未満では衝撃強度
が不十分であるし、15重量%を超えると耐傷付性が低
下する。 【0014】前記(A)成分のエラストマー変性共重合
体は、好適には前記(ハ)成分のエラストマーの存在
下、ビニル芳香族系単量体とメタクリル酸エステルを共
重合させて得られる。重合方法については特に制限はな
く、従来慣用されている方法、例えば乳化重合法、塊状
重合法、溶液重合法、懸濁重合法、あるいは塊状‐懸濁
二段重合法のような多段重合法などを用いることができ
る。 【0015】本発明組成物において、(A)成分のエラ
ストマー変性共重合体は1種用いてもよいし、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。 【0016】本発明組成物において、(B)成分として
用いられる臭素系難燃剤としては、例えばデカブロモジ
フェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA、テ
トラブロモビスフェノールS、ビストリブロモフェノキ
シエタン、ポリジブロモフェニレンオキシド、テトラブ
ロモビスフェノールAエポキシ重合体、テトラブロモビ
スフェノールAカーボネートオリゴマー、ポリトリブロ
モスチレン、ヘキサブロモシクロドデカン、ヘキサブロ
モベンゼン、エチレンビステトラブロモフタルイミド、
デカブロモジフェニルエタンなどが挙げられるが、これ
らの中でテトラブロモビスフェノールAエポキシ重合
体、とりわけ一般式(I) 【化1】(式中のRは式 【化2】 又は式 【化3】 で表わされる基、nは0又は10以下の自然数を示す)
で表わされるオリゴマーに代表されるテトラブロモビス
フェノールAエポキシ変性オリゴマーや、一般式(I
I) 【化4】 (式中のn及びmは1ないし5の整数を示す)で表わさ
れる化合物及びデカブロモジフェニルエーテルが好適で
ある。 【0017】本発明組成物においては、この(B)成分
の臭素系難燃剤は単独で用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。その配合量は、前記(A)成
分、すなわちエラストマー変性共重合体成分100重量
部に対して、5〜30重量部の範囲で選ぶことが必要で
ある。臭素系難燃剤の配合量が5重量部未満では難燃性
が不十分であるし、30重量部を超えると耐衝撃性が低
下する傾向がみられる。 【0018】本発明組成物において、(C)成分として
用いられる難燃助剤としては、一般に知られているも
の、例えばアンチモン酸化物、チタン酸化物、亜鉛酸化
物、モリブデン酸化物、スズ酸化物、ジルコニウム酸化
物、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウムなどが挙げられる
が、これらの中でアンチモン酸化物、チタン酸化物及び
亜鉛酸化物が好ましく、特に通常の斜方晶系三酸化アン
チモンが好適である。 【0019】本発明組成物においては、(C)成分の難
燃助剤は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせ
て用いてもよい。その配合量は、前記(A)成分、すな
わち樹脂成分100重量部に対して、1〜10重量部、
好ましくは2〜8重量部の範囲で選ぶことが必要であ
る。この配合量が1重量部未満では難燃性が不十分であ
るし、10重量部を超えると耐衝撃性が低下する傾向が
みられる。 【0020】本発明組成物には、本発明の目的がそこな
われない範囲で必要に応じて公知の各種添加成分、例え
ば炭酸カルシウム、タルク、マイカ、シリカ、アスベス
トなどの無機充てん剤、ガラス繊維、炭素繊維、金属ウ
イスカーなどの補強剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱
安定剤、滑剤、帯電防止剤などの添加剤を含有させるこ
とができる。 【0021】本発明組成物は、例えば前記(A)成分、
(B)成分、(C)成分及び必要に応じて用いられる各
種添加成分を、それぞれ所定の割合で配合し、バンバリ
ーミキサー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押
出機、コニーダ、多軸スクリュー押出機などにより、十
分に混練することによって調製することができる。 【0022】このようにして得られた本発明組成物は、
例えば射出成形法や押出成形法など、通常用いられてい
る方法に従って、所望形状の成形品に成形することがで
きる。 【0023】 【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物は、スチレン
系難燃性樹脂の良好な成形性及び物性を保持するととも
に、表面の耐傷付性に優れ、従来傷付を抑えるためにア
クリル塗装などを施すことが必要であったハウジングな
ども無塗装化が可能となり、良好な外観及び難燃性が要
求される大型かつ薄肉製品の成形材料、特に電気機器、
OA機器分野のハウジング用材料などとして好適に用い
られる。 【0024】 【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 【0025】実施例及び比較例の試料の物性は次のよう
にして求めた。 (1)メルトインデックス(MI):JIS K−72
10に従い、200℃、荷重5kgの条件下で求めた。 (2)アイゾット衝撃値(Izod):JIS K−7
110に従い求めた。 (3)鉛筆硬度:JIS K−5400に従い求めた。 (4)難燃性:UL94に従い評価した。 【0026】製造例1 内容量5lのオートクレーブにNF35AS(商品名、
旭化成社製ポリブタジエン)210g、スチレン224
0g、メタクリル酸メチル1050g及び重合開始剤と
してのベンゾイルパーオキシド7g及び連鎖移動剤とし
てのt−ドデシルメルカプタン7gを入れ、400rp
mでかきまぜながら、90℃で転化率40%まで塊状重
合反応を行った。 【0027】次いで、この反応混合物3000gを10
lのオートクレーブに水4000g、懸濁安定剤として
のポリビニルアルコール6g及び重合開始剤としてのベ
ンゾイルパーオキシド9.0g及びジクミルパーオキシ
ド2.1gとともに入れ、500rpmでかきまぜなが
ら、60℃から20℃/hrの昇温速度で140℃まで
昇温し、この温度でさらに3時間反応させて懸濁重合を
行った。このようにして得られた組成物をビーズ状と
し、220℃の単軸押出機で押出してペレット化したエ
ラストマー変性共重合体(以下、共重合体という)aを
得た。 【0028】製造例2 スチレン及びメタクリル酸メチルの量をそれぞれ182
0g及び1470gに変えた以外は製造例1と同様にし
て共重合体bを得た。 【0029】製造例3 スチレン及びメタクリル酸メチルの量をそれぞれ143
5g及び1855gに変えた以外は製造例1と同様にし
て共重合体cを得た。 【0030】製造例4 ポリブタジエン、スチレン、メタクリル酸メチル及び懸
濁重合時のベンゾイルパーオキシドの量をそれぞれ35
0g、2275g、875g及び12.0gに変えた以
外は製造例1と同様にして共重合体dを得た。 【0031】製造例5 ポリブタジエン、スチレン、メタクリル酸メチル及び懸
濁重合時のベンゾイルパーオキシドの量をそれぞれ45
5g、2205g、840g及び12.0gに変えた以
外は製造例1と同様にして共重合体eを得た。 【0032】製造例6 ポリブタジエン、スチレン、メタクリル酸メチル及び懸
濁重合時のベンゾイルパーオキシドの量をそれぞれ45
5g、1120g、1925g及び12.0gに変えた
以外は製造例1と同様にして共重合体fを得た。 【0033】比較製造例1 スチレン、メタクリル酸メチル及び懸濁重合時のベンゾ
イルパーオキシドの量をそれぞれ3010g、280g
及び12.0gに変えた以外は製造例1と同様にして比
較のための共重合体wを得た。 【0034】比較製造例2 スチレン、メタクリル酸メチル及び懸濁重合時のベンゾ
イルパーオキシドの量をそれぞれ910g、2380g
及び6.0gに変えた以外は製造例1と同様にして比較
のための共重合体xを得た。 【0035】比較製造例3 ポリブタジエン、スチレン及びメタクリル酸メチルの量
をそれぞれ105g、2380g及び1015gに変え
た以外は製造例1と同様にして比較のための共重合体y
を得た。 【0036】比較製造例4 ポリブタジエン、スチレン、メタクリル酸メチル及び懸
濁重合時のベンゾイルパーオキシドの量をそれぞれ59
5g、1820g、1085g及び15.0gに変えた
以外は製造例1と同様にして比較のための共重合体zを
得た。以上の共重合体の組成(百分率で示す)及びMI
を表1に示す。 【0037】 【表1】 【0038】実施例1 製造例1で得た共重合体a100重量部、プラサームE
C14〔商品名、大日本インキ化学(株)製、テトラブ
ロモビスフェノールAエポキシオリゴマー(臭素含有量
59重量%)〕(以下、難燃剤(1)という)20重量
部及び斜方晶系三酸化アンチモン5重量部をドライブレ
ンドしたのち、中谷機械(株)製混練機NVC−50を
用いて混練し、次いで東芝機械(株)製IS−150E
でテストピースを射出成形した。このテストピースにつ
いて、メルトインデックス(MI:JIS K−721
0、200℃、荷重5kg)、アイゾット衝撃値(Iz
od:JIS K−7110)、鉛筆硬度(JIS K
−5400)及び難燃性の評価を行った。その結果を表
2に示す。 【0039】比較例1 難燃剤(1)の量を4重量部に変えた以外は実施例1と
同様にしてテストピースを得た。このものについて、実
施例1と同様の評価を行った結果を表2に示す。 【0040】比較例2 難燃剤(1)の量を35重量部に変えた以外は実施例1
と同様にしてテストピースを得た。このものについて、
実施例1と同様の評価を行った結果を表2に示す。 【0041】比較例3 三酸化アンチモンの量を0.5重量部に変えた以外は実
施例1と同様にしてテストピースを得た。このものにつ
いて、実施例1と同様の評価を行った結果を表2に示
す。 【0042】比較例4 三酸化アンチモンの量を13重量部に変えた以外は実施
例1と同様にしてテストピースを得た。このものについ
て、実施例1と同様の評価を行った結果を表2に示す。 【0043】比較例5〜8 共重合体aを前記共重合体w〜zのものに変えた以外は
実施例1と同様にしてテストピースを得た。このものに
ついて、実施例1と同様の評価を行った結果を表2に示
す。 【0044】表2より、比較例のものでは、(i)難燃
剤が少なすぎると難燃性が低下するし、多すぎても耐衝
撃性が低下する(比較例1,2)、(ii)難燃助剤が少
なすぎると難燃性が低下するし、多すぎても耐衝撃性が
低下する(比較例3,4)、(iii)エラストマー変性
共重合体における(ロ)単位の含有量が少なすぎると鉛
筆硬度が軟化し耐傷付性が不充分となるし、多すぎても
流動性や成形性が低下する(比較例5,6)、あるいは
(iv)エラストマー変性共重合体における(ハ)成分の
含有量が少なすぎると耐衝撃性が低下するし、多すぎて
も鉛筆硬度が軟化し耐傷付性が不充分となる(比較例
7,8)という欠点があるのに対し、実施例1のものは
いずれの評価においても優れていることが分る。 【0045】実施例2 難燃剤(1)及び三酸化アンチモンの量をそれぞれ28
重量部及び8重量部に変えた以外は実施例1と同様にし
てテストピースを得た。このものについて、実施例1と
同様の評価を行った結果を表3に示す。 【0046】実施例3 難燃剤(1)の量を12重量部に変えた以外は実施例2
と同様にしてテストピースを得た。このものについて、
実施例1と同様の評価を行った結果を表3に示す。 【0047】実施例4 三酸化アンチモンの量を2重量部に変えた以外は実施例
1と同様にしてテストピースを得た。このものについ
て、実施例1と同様の評価を行った結果を表3に示す。 【0048】実施例5 三酸化アンチモンを、ホウ酸亜鉛に変えた以外は実施例
1と同様にしてテストピースを得た。このものについ
て、実施例1と同様の評価を行った結果を表3に示す。 【0049】実施例6 難燃剤(1)20重量部を、SAYTEX8010〔商
品名、エチルコーポレーション社製、デカブロモジフェ
ニルエタン(臭素含有量82重量%)〕(以下、難燃剤
(2)という)7重量部に変えた以外は実施例1と同様
にしてテストピースを得た。このものについて、実施例
1と同様の評価を行った結果を表3に示す。 【0050】実施例7 難燃剤(2)の量を15重量部に変えた以外は実施例6
と同様にしてテストピースを得た。このものについて、
実施例1と同様の評価を行った結果を表3に示す。 【0051】実施例8 難燃剤(2)を、プラネロンDB102〔商品名、三井
東圧ファイン社製、デカブロモジフェニルエーテル(臭
素含有量83重量%)〕(以下、難燃剤(3)という)
に変えた以外は実施例7と同様にしてテストピースを得
た。このものについて、実施例1と同様の評価を行った
結果を表3に示す。 【0052】実施例9〜13 共重合体aを前記共重合体b〜fのものに変えた以外は
実施例1と同様にしてテストピースを得た。このものに
ついて、実施例1と同様の評価を行った結果を表3に示
す。表3より、実施例2〜13のものも実施例1と同様
にいずれの評価においても優れていることが分る。 【0053】なお、表2及び表3に示す難燃剤の種類は
次のとおりである。 難燃剤(1):プラサームEC14〔商品名、大日本イ
ンキ化学(株)製、テトラブロモビスフェノールAエポ
キシオリゴマー(臭素含有量59重量%)〕 難燃剤(2):SAYTEX8010〔商品名、エチル
コーポレーション社製、デカブロモジフェニルエタン
(臭素含有量82重量%)〕 難燃剤(3):プラネロンDB102〔商品名、三井東
圧ファイン社製、デカブロモジフェニルエーテル(臭素
含有量83重量%)〕 【0054】 【表2】【0055】 【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪倉 豊 千葉県市原市姉崎海岸1番地1 出光石 油化学株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−247316(JP,A) 特開 平4−311755(JP,A) 特開 昭61−31451(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 51/04 C08K 3/00 - 13/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)(イ)芳香族ビニル化合物単位2
    5〜86重量%と(ロ)メタクリル酸エステル単位10
    〜60重量%と(ハ)ブタジエン単位を含有する重合体
    及び/又はその部分水添物から成るエラストマー4〜1
    5重量%とから成るエラストマー変性共重合体成分10
    0重量部に対し、(B)臭素系難燃剤5〜30重量部及
    び(C)難燃助剤1〜10重量部を配合して成る難燃性
    樹脂組成物。
JP00726894A 1994-01-26 1994-01-26 難燃性樹脂組成物 Expired - Fee Related JP3388855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00726894A JP3388855B2 (ja) 1994-01-26 1994-01-26 難燃性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00726894A JP3388855B2 (ja) 1994-01-26 1994-01-26 難燃性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07216183A JPH07216183A (ja) 1995-08-15
JP3388855B2 true JP3388855B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=11661289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00726894A Expired - Fee Related JP3388855B2 (ja) 1994-01-26 1994-01-26 難燃性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3388855B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6301155B2 (ja) * 2014-02-21 2018-03-28 東洋スチレン株式会社 熱可塑性樹脂組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07216183A (ja) 1995-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20100018542A (ko) 난연제 열가소성 수지 조성물
JP2001220486A (ja) リサイクル性に優れた熱可塑性樹脂組成物および再生成形材料
WO1991013937A1 (en) Flame-retardant resin composition
JP3388854B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JP3388855B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
KR101931585B1 (ko) 열가소성 수지 조성물 및 이로부터 제조된 성형품
JP3080217B2 (ja) 熱可塑性共重合体及びそれを用いた熱可塑性樹脂組成物
KR100853432B1 (ko) 기계적 물성 및 저광택성이 우수한 스티렌계 열가소성 수지조성물
JP3904272B2 (ja) 難燃性耐熱樹脂組成物
JPH07173364A (ja) 難燃性樹脂組成物
JPH0649304A (ja) 樹脂組成物
JPH05112693A (ja) 樹脂組成物
KR100461524B1 (ko) 내스팀성이우수한열가소성수지조성물
JP2793350B2 (ja) 難燃性スチレン系樹脂組成物
JPH0195143A (ja) 樹脂組成物
JPH02284954A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JPH06157850A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JPH07228739A (ja) スチレン系樹脂組成物
JPH01138252A (ja) 樹脂組成物
JPH03237148A (ja) 樹脂組成物
JPH03244646A (ja) 樹脂組成物
JPH07173362A (ja) 難燃性樹脂組成物
JPS60147462A (ja) 自己消火性樹脂組成物
KR20040047218A (ko) 난연성과 내후성이 우수한 스티렌계 열가소성 수지 조성물
JPH0428744A (ja) 樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140117

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees