JPH03240326A - 列車無線受信システム - Google Patents

列車無線受信システム

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JPH03240326A
JPH03240326A JP2036358A JP3635890A JPH03240326A JP H03240326 A JPH03240326 A JP H03240326A JP 2036358 A JP2036358 A JP 2036358A JP 3635890 A JP3635890 A JP 3635890A JP H03240326 A JPH03240326 A JP H03240326A
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receiver
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antennas
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Hiroaki Nakamura
中村 洋秋
Yoshihiro Hoshi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は列車等に搭載されて移動する列車無線受信シス
テムに関する。
(従来の技術) 従来、列車等に搭載されて移動する列車無線の通信シス
テムは、例えば第2図に示したような構成を有している
。即ち、アンテナ1、無線機2及び制御器3から成る無
線装置は列車の前部または後部のいずれか一方の乗務員
室に1台だけ搭載され、反対側の乗務員室には制御器3
のみが設けられている。従って、このような従来の通信
システムでは、列車の進行方向によって、前方の制御器
3を使用するようにスイッチ4にて無線機2の制御器3
を切り替えて運用する方式が採られている。又、第3図
に示す如く、列車Aの前部、後部の両方の乗務員室にそ
れぞれ独立に無線装置を搭載した構成とし、前方及び後
方のいずれの乗務員室の無線装置もそれぞれ独立して使
用する方式もある。
ところで、上記両方式とも列車上のアンテナ1が偶然に
定在波の谷間の電界強度(スケルチ値設定レベル以下)
の落ち込んだ所で停止すると、第2図に示した方式の場
合では、まったく通信不能に陥る。又、第3図に示した
方式の場合も、前記電界強度の落ち込みを避は得な乗務
員側の無線装置は通信可能であっても、他方の電界強度
の落ち込んだ側の無線装置は通信不能に陥る欠点があり
、この通信不能に陥った無線装置を使用していた場合に
は、そもそも自装置が通信不能に陥っていることが感知
できないためやはり重大な支障が生じることがある。
上記のような不具合を解消する従来の方法としては以下
に述べるようなことが行われていた。
(1)上記定在波の谷間が生じる地点にサブ基地局を設
け、このサブ基地局を介して無線通信を行うことにより
、この地点の電界強度の上昇を図る。
(2)列車に2基又はそれ以上のアンテナを設け、複数
のアンテナの出力位相を合わせて無線機に供給する利得
合成方式を採用する。(3)同じく2基又はそれ以上の
アンテナ及びこれら各アンテナに接続された2台又はそ
れ以上の受信機の受信出力を比較し、常に電界の高いほ
うのアンテナを選択する選択合成方式を採用する等の各
種方法がある。
しかし、上記(2) 、 (3)の方式はスペースダイ
バシティ方式と呼ばれているもので、本来は走行中に行
われる無線の通話品質(信号対雑音比3./N)を改善
することを目的とする方式で、移動局(移動局に搭載さ
れる無線システム)の構成が複雑で高価になるという欠
点があった。
通常、前述した定在波による電界強度の落ち込みによる
弱電界区間(スケルチ値設定レベル以下)は数m〜数1
0cm程度であり、走行中の列車における通話に支障を
きたすことは殆ど無いため、上記(2)、(3)のよう
な方式は経済的にも得策であるとはいえない。又、(1
)の方式も数m〜数10cmの弱電界地点を救済する方
式としては対策区間長の割に極めてシステムが高価にな
るため、やはり適当な方式では無いといえる。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、定在波により電界強度が局地的に落ち込ん
だところに列車等に搭載された移動無線装置のアンテナ
がきてしまうと、前記無線装置が通信不能になるという
欠点があったが、これを解消する従来の各種方法は受信
システムが複雑で対策区間長の割に極めて高価になって
しまうという欠点があった。
そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、アンテナ
が定在波による弱電界地点に来た場合の通信不能状態を
簡単且つ安価に回避することができる列車無線受信シス
テムを提供することを目的としている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の列車無線システムは、列車の前部の車両上に所
定の間隔を離して設置された一対の前部アンテナと、列
車の後部の車両上に所定の間隔を離して設置された一対
の後部アンテナと、列車の前部の車両に設けられる前部
受信機と、列車の後部の車両に設けられる後部受信機と
、前部アンテナのいずれか一方を前部受信機の使用アン
テナとする前部アンテナ切替手段と、後部アンテナのい
ずれか一方を後部受信機の使用アンテナとする後部アン
テナ切替手段と、前部受信機及び後部受信機から得られ
る両受信信号レベルを比較する比較手段と、この比較手
段による比較結果により前部受信機の受信レベルがほぼ
零であるにも拘らず後部受信機の受信レベルが有る場合
、前部アンテナ切替手段を制御して前部受信機の使用ア
ンテナを他のもう一方のアンテナに切り替え、又、前記
比較手段による比較結果により後部受信機の受信レベル
がほぼ零であるにも拘らず前部受信機の受信レベルが有
る場合、後部アンテナ切替手段を制御して後部受信機の
使用アンテナを他のもう一方のアンテナに切り替える切
替制御手段とを具備した構成を有する。
本発明の別の構成として、列車の前部の車両上に所定の
間隔を離して設置された一対の前部アンテナと、列車の
後部の車両上に所定の間隔を離して設置された一対の後
部アンテナと、列車の前部の車両に設けられる前部受信
機と、列車の後部の車両に設けられる後部受信機と、前
部受信機及び後部受信機から得られる両受信信号レベル
を比較する比較手段と、この比較手段による比較結果に
より前部受信機の受信レベルがほぼ零であるにも拘らず
後部受信機の受信レベルが有る場合、前部報知手段を起
動して手動にて前部受信機の使用アンテナを他のもう一
方のアンテナに切り替えることを勧告する報知を行い、
又、前記比較手段による比較結果により後部受信機の受
信レベルがほぼ零であるにも拘らず前部受信機の受信レ
ベルが有る場合、後部受信機の使用アンテナを他のもう
一方のアンテナに切り替えることを勧告する報知を行う
報知手段とを具備した構成を有する。
(作用) 本発明の列車無線システムにおいて、前部アンテナ切替
手段は前部アンテナのいずれか一方を前部受信機の使用
アンテナとする。後部アンテナ切替手段は後部アンテナ
のいずれか一方を後部受信機の使用アンテナとする。比
較手段は前部受信機及び後部受信機から得られる両受信
信号レベルを比較する。切替制御手段は前記比較手段に
よる比較結果により前部受信機の受信レベルがほぼ零で
あるにも拘らず後部受信機の受信レベルが有る場合、前
部アンテナ切替手段を制御して前部受信機の使用アンテ
ナを他のもう一方のアンテナに切り替え、又、前記比較
手段による比較結果により後部受信機の受信レベルがほ
ぼ零であるにも拘らず前部受信機の受信レベルが有る場
合、後部アンテナ切替手段を制御して後部受信機の使用
アンテナを他のもう一方のアンテナに切り替える。
別の構成の作用として、前部報知手段は前部受信機の使
用アンテナを切り替えることをオペレータに勧告する情
報を報知する。後部報知手段は後部受信機の使用アンテ
ナを切り替えることをオペレータに勧告する情報を報知
する。比較手段は前部受信機及び後部受信機から得られ
る両受信信号レベルを比較する。報知制御手段は前記比
較手段による比較結果により前部受信機の受信レベルが
ほぼ零であるにも拘らず後部受信機の受信レベルが有る
場合、前部報知手段を起動して手動にて前部受信機の使
用アンテナを他のもう一方のアンテナに切り替えること
を勧告する報知を行い、又、前記比較手段による比較結
果により後部受信機の受信レベルがほぼ零であるにも拘
らず前部受信機の受信レベルが有る場合、後部報知手段
を起動して手動にて後部受信機の使用アンテナを他のも
う一方のアンテナに切り替えることを勧告する報知を行
う。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を従来例と同一部には同一符号
を付して図面を参照して説明する。第1図は本発明の移
動無線システムの一実施例を示したブロック図である。
IAl、IA2、IBl、IB2は電波を送信又は受信
するアンテナ、2A、2Bは無線機で、それぞれ受信機
2LA、21B及び送信機22A、22Bから成ってい
る。3A、3Bはハンドセットを有する送信機2A、2
Bの制御器、4A、4Bはそれぞれ受信機21A、21
Bの受信信号レベルを比較する比較回路、5Aは無線機
2Aの使用アンテナをアンテナIA1、LA2のいずれ
か一方に切り替える切替接点51Aを駆動するりレーソ
レノイド、3BはアンテナI B1 、I B2を切り
替える切替接点ヲIBを駆動するりレーソレノイドであ
る。ここで、前記アンテナIA1、IA2の間隔及びI
Bl、IB2の間隔はそれぞれ受信電波の半波長以上の
距離になるように、各アンテナは列車上に取り付けられ
ているものとする。又、A系列の無線装置は列車の一方
の乗務員室に搭載され、B系列の無線装置は同列車の他
方の乗務員室に搭載されているものとする。
ここで、リレーソレノイド5A、5B及び切替接点51
A、51Bはアンテナ切替手段を、比較回路4A、4B
は比較手段、切替制御手段及び報知制御手段を構成して
いる。又、警報ランプは前部、後部報知手段を構成して
いる。
次に本実施例の動作について説明する。今、列車が図中
矢印方向に進行し、前方の乗務員室に搭載されているA
系列の無線装置を使用して情報の送受を行っているもの
とする。この場合も、後方の乗務員室に搭載されている
B系列の無線装置の受信機21Bは動作していて、同時
に同じ電波を受信するようにしである。従って、比較回
路4Aには受信機21Aと21Bによって受信された同
一の信号が入力されることになる。通常、定在波の谷間
ではない強電界地域では各アンテナLA1〜IB2によ
って受信された電波のレベルは強いため、受信機21A
、21Bのスケルチ回路を開とするため、比較回路4A
により、受信機21A、21Bの受信信号レベルの比較
は同一になる。このような場合には、比較回路4Aは何
もせず、例えば無線機2Aはアンテナ1A2側を使用ア
ンテナとする状態を維持する。
ここで、たまたま列車のアンテナIA1が定在波の谷間
である弱電界地点に入った所で列車が停車すると、受信
機21Aの受信レベルはほぼ零となるが、後方のアンテ
ナIB1を使用している受信機21Bの受信レベルは正
常であるため、比較回路4Aにて受信機21A、21B
の受信レベルに差異が生じたことが検出される。このよ
うなことが生じると、比較回路4Aはリレーのソレノイ
ド5Aを駆動して、その接点51AをアンテナlA21
M!Iに切り替える制御を行う。ここで、アンテナIA
1とLA2の間隔は半波長以上あるため、アンテナIA
Iが定在波の谷間に入っている場合でも、アンテナIA
tは定在波の谷間から抜けた強電界地点に位置するため
、無線機2Aの使用アンテナをアンテナLA2に切り替
えることにより受信機21は正常な受信を再開すること
ができる。
これにより比較回路4Aには受信機21A、21Bから
同一レベルの受信信号が入力されるため、比較回路4A
はリレーの接点51Aをアンテナ1A2側に切り替えた
ままとする。
なお、比較回路4Aは前部、後部の両受信機21A、2
1Bに受信信号が有ると判定した場合、前部、後部の両
受信機21A、21Bに受信信号が無いと判定した場合
は上記前部にあるアンテナIA1 、IA2の切り替え
動作を行わない。このような動作は、B系列の無線機2
Bを使用した場合にも同様に行われ、この場合は比較回
路5Bが受信機21A、21Bの受信信号レベルを比較
して、その結果によりアンテナIB1 、IB2の切り
替えを接点51Bを介して行う。
本実施例によれば、無線装置を前方、及び後方の乗務員
室に1セツトずつ搭載すると共に、各無線機2A、2B
は2組のアンテナIA1 、LA2及びI B1、IB
2のいずれか一方を切り曹えて使用する構成とし、使用
している一方のアンテナが定在波による弱電界地点に入
って受信不能になると、これを検知した比較回路3A又
は3Bが使用アンテナを自動的に他方のアンテナに切り
替えることにより、自動的に受信可能状態に装置を復帰
させることができる。このため、本システムを用いると
定在波の谷間等の弱電界地点にアンテナが位置して通信
不能になることを殆ど無くすことができ1列車無線の信
頼性を向上させることができる。
本発明の他の実施例として、上記実施例では比較回路4
A又は4Bがアンテナが弱電界地点に入ったと判定した
場合、無線機2A又は2Bの使用アンテナを残りのアン
テナとするように自動的に切り替える動作を行う構成で
あったが、このような場合に警報音又は警報ランプ等を
発生又は点灯させることにより、乗務員に手動で無線機
2A又は2Bのアンテナを切り替えさせる構成とするこ
ともでき、前実施例と同様の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上記述した如く本発明の列車無線受信システムによれ
ば、アンテナが定在波による弱電界地点に来た場合の通
信不能状態を簡単且つ安価に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の列車無線受信システムの一実施例を示
したブロック図、第2図は従来の列車無線受信システム
の一例を示したブロック図、第3図は従来の列車無線受
信システムの他の例を示したブロック図である。 IAI 、LA2 、IBl 、IB2・・・アンテナ
2A、2B・・・無線機 4A、4B・・・比較回路 5A、5B・・・リレーソレノイド 2LA、21B・・・受信機 51A、51B・・・切り替え接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)列車の前部の車両上に所定の間隔を離して設置さ
    れた一対の前部アンテナと、列車の後部の車両上に所定
    の間隔を離して設置された一対の後部アンテナと、列車
    の前部の車両に設けられる前部受信機と、列車の後部の
    車両に設けられる後部受信機と、前部アンテナのいずれ
    か一方を前部受信機の使用アンテナとする前部アンテナ
    切替手段と、後部アンテナのいずれか一方を後部受信機
    の使用アンテナとする後部アンテナ切替手段と、前部受
    信機及び後部受信機から得られる両受信信号レベルを比
    較する比較手段と、この比較手段による比較結果により
    前部受信機の受信レベルがほぼ零であるにも拘らず後部
    受信機の受信レベルが有る場合、前部アンテナ切替手段
    を制御して前部受信機の使用アンテナを他のもう一方の
    アンテナに切り替え、又、前記比較手段による比較結果
    により後部受信機の受信レベルがほぼ零であるにも拘ら
    ず前部受信機の受信レベルが有る場合、後部アンテナ切
    替手段を制御して後部受信機の使用アンテナを他のもう
    一方のアンテナに切り替える切替制御手段とを具備して
    成ることを特徴とする列車無線受信システム。
  2. (2)列車の前部の車両上に所定の間隔を離して設置さ
    れた一対の前部アンテナと、列車の後部の車両上に所定
    の間隔を離して設置された一対の後部アンテナと、列車
    の前部の車両に設けられる前部受信機と、列車の後部の
    車両に設けられる後部受信機と、前部受信機及び後部受
    信機から得られる両受信信号レベルを比較する比較手段
    と、この比較手段による比較結果により前部受信機の受
    信レベルがほぼ零であるにも拘らず後部受信機の受信レ
    ベルが有る場合、前部受信機の使用アンテナを他のもう
    一方のアンテナに切り替えることを勧告する報知を行い
    、又、前記比較手段による比較結果により後部受信機の
    受信レベルがほぼ零であるにも拘らず前部受信機の受信
    レベルが有る場合、後部受信機の使用アンテナを他のも
    う一方のアンテナに切り替えることを勧告する報知を行
    う報知手段とを具備して成ることを特徴とする列車無線
    受信システム。
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