JP3506903B2 - 無線システム - Google Patents

無線システム

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JP3506903B2
JP3506903B2 JP8771898A JP8771898A JP3506903B2 JP 3506903 B2 JP3506903 B2 JP 3506903B2 JP 8771898 A JP8771898 A JP 8771898A JP 8771898 A JP8771898 A JP 8771898A JP 3506903 B2 JP3506903 B2 JP 3506903B2
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裕二 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の通信エリ
ア間を移動するとともに、各通信エリア毎に指定された
無線方式において交信を行う移動局を有する無線システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】元来、1つの無線システムは単一の無線
方式を採用し、この無線方式にて移動局の交信が行われ
るように構成されるものである。しかしながら、近年、
例えば従来にはアナログ方式の無線方式を用いていた無
線システムにおいて、通信効率を向上させることや、通
信内容の秘話能力を向上させることなどを目的として、
デジタル方式の無線方式にその方式を切り替えようとす
る傾向にある。
【0003】そして、この切り替えの際、全ての通信シ
ステムを一度に切替えるのは費用の面などから実現困難
の場合があり、このような場合には、移動局の移動エリ
アを複数の通信エリアに区分けして、一方の通信エリア
では従来のアナログ方式の無線方式で交信させつつ、他
方の通信エリアでは新たなデジタル方式の無線方式で交
信させるようにして、一時的な混乱を避けつつ順次無線
方式を置き替えて無線方式の切り替えを実施することが
考えられる。
【0004】また、これら2種類の通信方式を通信エリ
ア毎に切替える方法としては、特開平7−123041
号公報、特開平8−32503号公報、特開平8−11
1661号公報などを参考にして、当該異なる無線方式
の通信エリア同士が隣接する共用エリアに、移動局に対
してその無線方式を切替えるための切替信号を出力する
切替信号発信機を設け、これにより移動局の無線方式を
各通信エリア毎に切替えるように構成することが考えら
れる。
【0005】しかしながら、このように単に共用エリア
において切替信号を出力する切替信号発信機を設けただ
けでは、例えば当該切替信号発信機が故障してしまうだ
けで移動局の無線方式を切替えることができなくなって
しまう。従って、防護通信用の無線システムを例に具体
的に説明すると、アナログ通信エリアにおいて事故が発
生した場合に、当該エリア内からアナログ方式の防護通
信信号を発報したとしても、アナログ通信エリア近傍の
デジタル通信エリア内に位置する移動局では無線方式の
違いから当該アナログ方式の防護発報信号を受信するこ
とができず、当該移動局がそのままアナログ通信エリア
に突入し、移動局同士が衝突してしまう可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな課題を解決するためになされたもので、移動局の無
線方式を確実に切替えることができる無線システムを得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無線シス
テムは、複数の通信エリア間を移動するとともに、各通
信エリア毎に指定された無線方式において交信を行う移
動局を有する無線システムにおいて、異なる無線方式の
通信エリア同士が隣接する共用エリアには上記移動局に
対してその無線方式を切替えるための切替信号を出力す
る切替信号発信機を配設するとともに、各通信エリアの
当該共用エリアに隣接する位置には上記移動局の無線方
式を当該通信エリアの無線方式に強制的に切替える強制
切替信号を発信する複数の強制切替信号発信機を設け、
上記移動局が上記切替信号または上記強制切替信号を受
信することにより、上記移動局の無線方式を各通信エリ
ア毎に切替えるように、切替信号を二重化構成としたも
のである。
【0008】この発明に係る無線システムは、各強制切
替信号発信機に近接して配置され、当該強制切替信号発
信機の強制切替信号を監視する強制切替信号監視装置を
有するものである。
【0009】この発明に係る無線システムは、移動局は
一定の軌道上を移動する車両であるとともに、強制切替
信号発信機は当該軌道に沿って配設された漏洩同軸ケー
ブルから強制切替信号を発信するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による防
護通信用の無線システムの構成を示す構成図である。図
において、A1はデジタル方式の防護通信信号により車
両(移動局)1に防護発報を行うデジタル通信エリア
(通信エリア)、A2はアナログ方式の防護通信信号に
より車両に防護発報を行うアナログ通信エリア(通信エ
リア)、A3はこれら2つの通信エリアA1,A2同士
が隣接する共用エリアである。また、1はそれぞれ当該
2つの通信エリアA1〜A2の間を移動する車両、2は
当該2つの通信エリアA1〜A2に股がって設置された
軌道、3は共用エリアA3に設置された切替信号発信
機、4はデジタル通信エリアA1の共用エリアA3に隣
接する位置に配設されたデジタル強制切替信号発信機
(強制切替信号発信機)、5はアナログ通信エリアA2
の共用エリアA3に隣接する位置に配設されたアナログ
強制切替信号発信機(強制切替信号発信機)である。
【0011】また、6は共用エリアA3全体に渡って車
両の軌道2に沿って布設された1本の漏洩同軸ケーブル
からなる切替信号用のアンテナであり、7はこの漏洩同
軸ケーブルに切替信号を出力する切替信号用の送信機本
体であり、8はそれぞれ各通信エリアA1,A2の共用
エリアA3に隣接する位置に配設された強制切替信号用
のアンテナであり、9はこのアンテナ8に強制切替信号
を出力する強制切替信号用の送信機本体である。なお、
これら切替信号および強制切替信号はデジタル方式にて
出力されている。
【0012】更に、10は防護信号、切替信号および強
制切替信号を受信する静電アンテナ、11は当該静電ア
ンテナ10に受信された信号のうちデジタル信号を受信
するデジタル受信機、12は当該静電アンテナ10に受
信された信号のうちアナログ信号を受信するアナログ受
信機、13はこれら2つの受信機11,12のうちのい
ずれか一方が防護信号を受信した際にビープ音を出力す
るスピーカ、14は静電アンテナ10とアナログ受信機
12との接続を行うスイッチ、15はデジタル受信機1
1に内蔵され、切替信号あるいは強制切替信号に基づい
てスイッチ14のオン/オフを制御するスイッチング制
御回路である。
【0013】次に動作について説明する。デジタル受信
機11のみが動作した状態でデジタル通信エリアA1か
らアナログ通信エリアA2にかけて車両1が移動する
と、当該車両1のスイッチング制御回路15が共用エリ
アA3において切替信号を受信し、これに応じてスイッ
チ14を閉じる。従って、この車両はアナログ通信エリ
アA2に進入する前にデジタル受信機11およびアナロ
グ受信機12が動作した状態に切り替わり、アナログ方
式の防護信号およびデジタル方式の防護信号をともに受
信できる状態に切り替わる。更に、この車両はアナログ
通信エリアA2に入るとアナログ強制切替信号発信機5
からの強制切替信号を受信してアナログ方式の防護信号
のみを受信する状態に切り替わる。
【0014】逆に、デジタル受信機11およびアナログ
受信機12が動作した状態でアナログ通信エリアA2か
らデジタル通信エリアA1に車両1が移動すると、当該
車両1はまず共用エリアA3において切替信号を受信し
てアナログ方式の防護信号およびデジタル方式の防護信
号をともに受信できる状態に切り替わり、次にデジタル
強制切替信号発信機4からの強制切替信号を受信してス
イッチ14を開くとともにデジタル方式の防護信号のみ
を受信する状態に切り替わる。
【0015】図2はこの発明の実施の形態1による防護
通信信号の交信状態を説明する説明図である。図におい
て、20は軌道内作業者、21は携帯送信機である。そ
して以上のように車両1の防護信号の受信状態を切替え
ることにより、例えば、デジタル通信エリアA1内で作
業する軌道内作業者20が携帯送信機21を用いてデジ
タル方式の防護信号を送信すれば、デジタル通信エリア
A1内の車両1および共用エリアA3内の車両1がこれ
を受信し、停止することができ、また、アナログ通信エ
リアA2内で作業する軌道内作業者20が携帯送信機2
1を用いてアナログ方式の防護信号を送信すれば、アナ
ログ通信エリアA2内の車両1および共用エリアA3内
の車両1がこれを受信し、停止することができる。ま
た、デジタル通信エリアA1においてはデジタル方式の
防護信号のみを受信することができ、雑音などにより誤
動作しにくくなり、防護通信システムとして高い信頼性
を得ることができる。
【0016】次に無線システムの各部に故障があった場
合の切替え動作について説明する。図3はこの発明の実
施の形態1による防護通信用の無線システムにおいて、
切替信号発信機3が故障した場合の状態を示す故障状態
説明図である。
【0017】切替信号発信機3が故障した場合、デジタ
ル通信エリアA1からアナログ通信エリアA2に移動す
る車両1では、共用エリアA3内に進入してもその通信
方式が切り替わらず、アナログ通信エリアA2に進入す
る段階においてアナログ強制切替信号発信機5からの強
制切替信号を受信することによってスイッチング制御回
路15がスイッチ14を閉じ、アナログ方式の防護信号
のみを受信できる状態に設定する。従って、この車両1
は、切替信号発信機3が故障しているにも拘らず、アナ
ログ通信エリアA2においてはアナログ方式の防護信号
を受信することができる。
【0018】逆に、アナログ通信エリアA2からデジタ
ル通信エリアA1に移動する車両1では、共用エリアA
3内に進入してもその通信方式が切り替わらず、デジタ
ル通信エリアA1に進入する段階においてデジタル強制
切替信号発信機4からの強制切替信号を受信することに
よってスイッチ14を開き、デジタル方式の防護信号の
みを受信できる状態に設定する。従って、この車両1
は、切替信号発信機3が故障しているにも拘らず、デジ
タル通信エリアA1においてはデジタル方式の防護信号
のみを受信することができる。
【0019】従って、共用エリアA3内においては本来
デジタル受信機11およびアナログ受信機12がともに
動作するように設定されるべきところがデジタル受信機
11のみしか動作しない状態に設定されてしまうことに
なるが、デジタル通信エリアA1およびアナログ通信エ
リアA2においては少なくとも各通信エリアA1,A2
に対応した方式の防護信号を受信できる状態に切替える
ことができる。
【0020】図4はこの発明の実施の形態1による防護
通信用の無線システムにおいて、アナログ強制切替信号
発信機5が故障した場合の状態を示す故障状態説明図で
ある。
【0021】アナログ強制切替信号発信機5が故障した
場合、デジタル通信エリアA1からアナログ通信エリア
A2に移動する車両1は、共用エリアA3において切替
信号を受信してスイッチング制御回路15がスイッチ1
4を閉じ、アナログ方式の防護信号およびデジタル方式
の防護信号をともに受信できる状態でアナログ通信エリ
アA2に進入する。従って、この車両1は、アナログ強
制切替信号発信機5が故障しているにも拘らず、アナロ
グ通信エリアA2においてはアナログ方式の防護信号を
受信することができる。
【0022】逆に、アナログ通信エリアA2からデジタ
ル通信エリアA1に移動する車両1では、共用エリアA
3内に進入してもその通信方式が切り替わらず、デジタ
ル通信エリアA1に進入する段階においてデジタル強制
切替信号発信機4からの強制切替信号を受信することに
よってスイッチ14を開き、デジタル方式の防護信号の
みを受信できる状態に切り替わる。従って、この車両1
は、アナログ強制切替信号発信機5が故障しているにも
拘らず、デジタル通信エリアA1においてはデジタル方
式の防護信号のみを受信することができる。
【0023】従って、アナログ通信エリアA2において
は本来アナログ方式の防護信号のみを受信するように設
定されるべきところがアナログ方式の防護信号およびデ
ジタル方式の両方の防護信号をともに受信するように設
定されてしまうことになるが、デジタル通信エリアA1
およびアナログ通信エリアA2においては少なくとも各
通信エリアに対応した方式の防護信号を受信できる状態
に切替えることができる。
【0024】図5はこの発明の実施の形態1による防護
通信用の無線システムにおいて、デジタル強制切替信号
発信機4が故障した場合の状態を示す故障状態説明図で
ある。
【0025】デジタル強制切替信号発信機4が故障した
場合、デジタル通信エリアA1からアナログ通信エリア
A2に移動する車両1は、共用エリアA3において切替
信号を受信してスイッチング制御回路15がスイッチ1
4を閉じ、デジタル方式の防護信号およびアナログ方式
の防護信号をともに受信できる状態に切り替わる。更
に、アナログ強制切替信号発信機5からの強制切替信号
を受信することによりアナログ通信エリアA2において
はアナログ方式の防護信号のみを受信できる状態に切り
替わる。従って、この車両1は、デジタル強制切替信号
発信機4が故障しているにも拘らず、アナログ通信エリ
アA2においてはアナログ方式の防護信号を受信するこ
とができる。
【0026】逆に、アナログ通信エリアA2からデジタ
ル通信エリアA1に移動する車両1では、共用エリアA
3内において切替信号を受信することによりアナログ方
式の防護信号およびデジタル方式の防護信号をともに受
信できる状態に切り替わり、そのままの状態でデジタル
通信エリアA1に進入する。従って、この車両1は、デ
ジタル強制切替信号発信機4が故障しているにも拘ら
ず、デジタル通信エリアA1においてはデジタル方式の
防護信号を受信することができる。
【0027】従って、デジタル通信エリアA1において
は本来デジタル方式の防護信号のみを受信するように設
定されるべきところがデジタル方式の防護信号およびア
ナログ方式の防護信号をともに受信するように設定され
てしまうことになるが、デジタル通信エリアA1および
アナログ通信エリアA2においては少なくとも各通信エ
リアに対応した方式の防護信号を受信できる状態に切替
えることができる。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、共用エリアA3において車両1に対して切替信号を
出力する切替信号発信機3と、各通信エリアA1,A2
の共用エリアA3に隣接する車両1に対して強制切替信
号を出力する各強制切替信号発信機4,5とを設け、こ
れらにより車両1が受信可能な防護信号の種類(方式)
を切替えるように構成したので、切替信号発信機3の故
障などが生じても通信方式を切替えて、各通信エリアA
1,A2においては当該通信エリアA1,A2に適合し
た方式の防護信号を車両1に受信させることができる。
従って、従来のように単に切替信号のみに基づいて車両
1の無線方式を切替えるように構成した場合に比べて切
替信号が二重化されているので、車両1の無線方式を確
実に切替えることができる効果がある。
【0029】また、単に同一の切替信号を二重に出力す
るのではなく、共用エリアA3の切替信号に基づいてデ
ジタル方式の防護信号およびアナログ方式の防護信号を
受信できる状態に車両1の受信状態を設定するととも
に、各通信エリアA1,A2の強制切替信号に基づいて
当該通信エリアA1,A2に対応する方式に車両1の防
護信号の受信状態を強制的に設定するようにしているの
で、各通信エリアA1,A2においてはそれに対応する
方式の防護信号を確実に受信することができる。
【0030】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2による防護通信用の無線システムの構成を示す構成
図である。図において、22はデジタル強制切替信号発
信機4からの強制切替信号を受信し、この強制切替信号
の送信状態を監視するデジタル側の強制切替信号監視装
置であり、16はアナログ強制切替信号発信機5からの
強制切替信号を受信し、この強制切替信号の送信状態を
監視するアナログ側の強制切替信号監視装置であり、1
7はこれら2つの強制切替信号監視装置22,16から
の受信情報に基づいて車両1の走行状態を監視/制御す
る監視室である。これ以外の構成は実施の形態1と同様
なので同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】次に動作について説明する。各強制切替信
号監視装置22,16は、所定の強制切替信号を受信し
ている間は正常あることを示す受信情報を監視室17に
出力している。この状態で、例えば、デジタル強制切替
信号発信機4からの強制切替信号がデジタル側の強制切
替信号監視装置22にて受信されなくなると、当該デジ
タル側の強制切替信号監視装置22から異常であること
を示す受信情報が出力され、これに応じて監視室17か
ら各車両1に対して走行停止などの処理がなされ、ま
た、当該故障したデジタル強制切替信号発信機4の修理
などが実施される。なお、アナログ強制切替信号発信機
5が故障した場合も同様である。これ以外の動作は実施
の形態1と同様なので説明を省略する。
【0032】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、各強制切替信号発信機4,5に近接させて当該強制
切替信号発信機4,5の強制切替信号を監視する強制切
替信号監視装置22,16を配設し、この強制切替信号
監視装置22,16からの強制切替信号の発信状態を監
視するようにしたので、強制切替信号が発信された状態
で確実に無線システムを運用することができる。従っ
て、強制切替信号が確実に発信された状態で無線システ
ムを運用することができるので、無線システムの切替動
作の信頼性が向上し、車両1の無線方式を確実に切替え
ることができる効果がある。
【0033】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による防護通信用の無線システムの構成を示す構成
図である。図において、18はそれぞれ車両の軌道2に
沿って布設された1本の漏洩同軸ケーブルからなる強制
切替信号用のアンテナ(漏洩同軸ケーブル)であり、1
9は共用エリアA3の略中央部に配設された切替信号用
のアンテナである。これ以外の構成は実施の形態2と同
様なので同一の符号を付して説明を省略する。また、動
作についても実施の形態2と同様なので説明を省略す
る。
【0034】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、軌道2に沿って漏洩同軸ケーブルを布設するととも
に、当該漏洩同軸ケーブルから強制切替信号を出力する
ように構成しているので、軌道2の伸在方向において略
均一な電界を形成しつつ強制切替信号を車両1に送信す
ることができ、車両1が軌道2上を高速で移動してもそ
の移動に伴うフェージングの影響を受けることなく、安
定した電界で強制切替信号を当該車両1に供給すること
ができる効果がある。
【0035】特に、強制切替信号監視装置22,16に
より発信が監視されている強制切替信号を安定して車両
1に供給するように構成しているので、確実に発信して
いる強制切替信号を確実に車両1に受信させることがで
き、車両1の無線方式を確実に切替えることができる効
果がある。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、異な
る無線方式の通信エリア同士が隣接する共用エリアには
上記移動局に対してその無線方式を切替えるための切替
信号を出力する切替信号発信機を配設するとともに、各
通信エリアの当該共用エリアに隣接する位置には上記移
動局の無線方式を当該通信エリアの無線方式に強制的に
切替える強制切替信号を発信する複数の強制切替信号発
信機を設け、上記移動局が上記切替信号または上記強制
切替信号を受信することにより、上記移動局の無線方式
を各通信エリア毎に切替えるように、切替信号を二重化
構成としたので、切替信号により移動局の無線方式を切
替えることができなくても、各通信エリア毎に設けられ
た強制切替信号発信からの強制切替信号に基づいて当該
移動局の無線方式を切替えることができる。従って、従
来のように単に切替信号のみに基づいて移動局の無線方
式を切替えるように無線システムを構成した場合に比べ
て切替信号が二重化されているので、移動局の無線方式
を確実に切替えることができる効果がある。
【0037】この発明によれば、各強制切替信号発信機
に近接させて当該強制切替信号発信機の強制切替信号を
監視する強制切替信号監視装置を配設し、この強制切替
信号監視装置からの強制切替信号の発信状態を監視する
ようにしたので、強制切替信号が発信された状態で確実
に無線システムを運用することができる。従って、強制
切替信号が確実に発信された状態で無線システムを運用
することができるので、無線システムの切替動作の信頼
性が向上し、移動局の無線方式を確実に切替えることが
できる効果がある。
【0038】この発明によれば、移動局が一定の軌道上
を移動する車両であるとともに、強制切替信号発信機が
当該軌道に沿って配設された漏洩同軸ケーブルから強制
切替信号を発信するので、移動局の軌道上の移動に伴う
フェージングの影響を受けることなく、安定した電界で
強制切替信号を当該移動局に供給することができる。特
に、強制切替信号監視装置により発信が監視されている
強制切替信号を安定して移動局に供給するように構成す
ることで、強制切替信号が確実に移動局に受信されるよ
うになり、移動局の無線方式を確実に切替えることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による防護通信用の
無線システムの構成を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による防護通信信号
の交信状態を説明する説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による防護通信用の
無線システムにおいて、切替信号発信機が故障した場合
の状態を示す故障状態説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による防護通信用の
無線システムにおいて、アナログ強制切替信号発信機が
故障した場合の状態を示す故障状態説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による防護通信用の
無線システムにおいて、デジタル強制切替信号発信機が
故障した場合の状態を示す故障状態説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による防護通信用の
無線システムの構成を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による防護通信用の
無線システムの構成を示す構成図である。
【符号の説明】
A1 デジタル通信エリア(通信エリア)、A2 アナ
ログ通信エリア(通信エリア)、A3 共用エリア、1
車両(移動局)、3 切替信号発信機、4デジタル強
制切替信号発信機(強制切替信号発信機)、5 アナロ
グ強制切替信号発信機(強制切替信号発信機)、18
漏洩同軸ケーブルからなる強制切替信号用のアンテナ
(漏洩同軸ケーブル)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−123041(JP,A) 特開 昭57−192146(JP,A) 特開 昭57−208737(JP,A) 特開 平8−32503(JP,A) 特開 昭55−41032(JP,A) 特開 昭57−181242(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信エリア間を移動するととも
    に、各通信エリア毎に指定された無線方式において交信
    を行う移動局を有する無線システムにおいて、異なる無
    線方式の通信エリア同士が隣接する共用エリアには上記
    移動局に対してその無線方式を切替えるための切替信号
    を出力する切替信号発信機を配設するとともに、各通信
    エリアの当該共用エリアに隣接する位置には上記移動局
    の無線方式を当該通信エリアの無線方式に強制的に切替
    える強制切替信号を発信する複数の強制切替信号発信機
    を設け、上記移動局が上記切替信号または上記強制切替
    信号を受信することにより、上記移動局の無線方式を各
    通信エリア毎に切替えるように、切替信号を二重化構成
    したことを特徴とする無線システム。
  2. 【請求項2】 各強制切替信号発信機に近接して配置さ
    れ、当該強制切替信号発信機の強制切替信号を監視する
    強制切替信号監視装置を有することを特徴とする請求項
    1記載の無線システム。
  3. 【請求項3】 移動局は一定の軌道上を移動する車両で
    あるとともに、強制切替信号発信機は当該軌道に沿って
    配設された漏洩同軸ケーブルから強制切替信号を発信す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線
    システム。
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