JPH05300985A - 無線操縦装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 受信機のチャンネル総数以上のサーボを機体
に取付け、チャンネルの数以上の動作を可能とする。 【構成】 主動作用サーボの一つがスイッチを作動さ
せ、受信機のチャンネルが、常時接続されていた他の主
動作用サーボから他の付加動作用サーボに接続を切換え
る。そのため、同チャンネルが２個又はそれ以上のサー
ボを制御することになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、無線で、車輛、飛行
機、ヘリコプター、船等の機体を操縦するための装置、
さらに他の無線で操作する機体（ＴＶ用無線カメラ、工
事用機械、観測用機械など）の操縦装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】無線操縦装置は、手もとで操作する送信
機と、該送信機の電波信号を受け且つ該電波信号を電流
信号としてチャンネルから出力する受信機、受信機の各
チャンネルと個別に電気的に接続するサーボ、受信機と
サーボ用の電源からなり、これらが車輛、飛行機、ヘリ
コプター、船等の機体に組込まれる。受信機は複数個の
チャンネルを有し、各チャンネルは各サーボに個別に接
続され、各サーボは各チャンネルからの信号に応じた動
きをする。

【０００３】送信機は、操作スティック又は操作ホイー
ルと可変抵抗器を組込んだ複数個のチャンネルを有し、
送信機の各チャンネルからの信号は予め決めた受信機の
チャンネルに入り、該チャンネルに接続されたサーボを
動作させる。即ち、たとえば、送信機のチャンネル１か
らの信号は、受信機のチャンネル１に入り、１番目のサ
ーボを動かし、送信機のチャンネル２は、受信機のチャ
ンネル２に入り、２番目のサーボを動かす。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の無線操縦装置
は、機体に要求される動作の数（Ｎ）に応じた数個のサ
ーボ、該サーボに個別接続された受信機のチャンネル、
受信機のチャンネル数に対応する数の送信機チャンネル
を必須としている。従って、機体に別の動作を付加しよ
うとする場合、付加する動作のためのサーボの設置、お
よび付加サーボに対応する数のチャンネルを受信機と送
信機とに追加する必要がある。具体的に云うと、多チャ
ンネルの受信機と送信機とに買い替えなければならな
い。

【０００５】このように、機体に別の動作を付加させる
のは、従来では、高価にして、容易にはできないもので
あった。それ故に、本発明は、チャンネル数を変えず、
つまり、送信機と受信機をかえずサーボの付加を可能に
することで、動作の付加を可能にさせ従来技術の不具合
を解消させることを解決すべき課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、受信機の一つのチャンネルに接続さ
れた主動作用サーボの少くとも一つが、他の付加動作用
サーボに接続を切換え可能にする手段を用いる。

【０００７】より具体的には、本発明は、ステアリング
用チャンネルとスロットル用チャンネル有する送信機
と、送信機の各チャンネルからの電波信号を受け且つ電
流信号に変換する受信機と、受信機に電気的に接続され
且つ送信機からの各チャンネル信号によって制御される
ステアリング用サーボとスロットル用サーボと、受信機
と両サーボに接続された電源と、受信機とステアリング
用サーボとの間の電気回路に接続されたスイッチと、ス
イッチの切換時送信機とスイッチを介して電気的に接続
される付加サーボとを有し、スイッチをスロットル用サ
ーボで動作させる無線操縦装置を提供する。

【０００８】さらに、本発明は、３個以上のチャンネル
を有し且つ該チャンネルを手もとで操作する送信機と、
送信機からの電波信号を電流信号に変換し且つ送信機の
各チャンネルと個別に連動する関係の送信機のチャンネ
ル数と同数のチャンネルを有する受信機と、受信機の各
チャンネルからの電流信号により動作する受信機のチャ
ンネル数と同数の主動作用サーボと、受信機の少なくと
も一つのチャンネルと少なくとも一つの主動作用サーボ
との間の電気回路に接続されたスイッチと、該スイッチ
の切換接点に電気的に接続された付加動作用サーボと、
受信機および各サーボ用の電源とを有し、該スイッチを
主動作用サーボの一つで作動させる無線操縦装置を提供
する。

【０００９】

【作用】機体上の主動作用サーボの一つがスイッチを動
かし、該スイッチの接点を切換えると、切換え接点に電
気的に接続された付加動作用サーボが受信機のチャンネ
ルに信号に応じた動きを機体に与える。

【００１０】

【実施例】本発明をラジオコントロールカー（ＲＣカー
とも云う）に適用した例を図１に示し、これを実施例の
一つとして説明する。送信機１は、ステアリング用ステ
ィックを有するチャンネル１と、スロットル用スティッ
クを有するチャンネル２とを備え、両チャンネルからの
信号はアンテナ２より機体としてのＲＣカー上の受信機
３のチャンネル１とチャンネル２とに送信される。

【００１１】ＲＣカーは、第１のサーボ４、第２のサー
ボ５と第３のサーボ６とを有す。受信機３のチャンネル
１がスイッチ７の一方の接点８を介して第１のサーボ４
に常時は接続され、送信機１のチャンネル１からのステ
アリング（操舵）信号に応じ舵角を決める。受信機３の
チャンネル２が第２のサーボ５に直接接続され、受信機
１のチャンネル２からのスロットル（速度）信号に応
じ、ＲＣカーの前後進とその速度を決める。

【００１２】スイッチ７の他方の接点９を第３のサーボ
６に接続する。スイッチ７は、第２のサーボ５のサーボ
ホーン１０により作動する。即ち、スロットル用スティ
ックを中立にし、ＲＣカーを停止させると、第２のサー
ボ５のサーボホーン１０がスイッチ７を作動させ、受信
機３のチャンネル１を第３のサーボ６に接続させ、送信
機１のチャンネル１で第３のサーボ６を制御可能とな
る。

【００１３】第３のサーボ６は、車高の上下調整、ドア
の開閉、ランプ点滅、クラッチ操作等の作動を行うこと
ができる。この結果、スイッチ７と第３のサーボ６をＲ
Ｃカーに追加するのみで、ステアリングとスロットル動
作に、他の動作を付加できる。

【００１４】受信機３をスイッチ１１を介して電源１２
に接続する。ＲＣカーを使用しない時はスイッチ１１を
開としておく。

【００１５】

【効果】本発明によれば、送受機の電子回路に手を入れ
ることなく、チャンネルの数以上の動作を確保できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一例の説明図である。

【符号の説明】

１ 送信機 ３ 受信機 ４、５、６ サーボ ７ スイッチ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ステアリング用チャンネルとスロットル
   用チャンネルを有する送信機と、送信機の各チャンネル
   からの電波信号を受け且つ電流信号に変換する受信機
   と、受信機に電気的に接続され且つ送信機からの各チャ
   ンネル信号によって制御されるステアリング用サーボと
   スロットル用サーボと、受信機と両サーボに接続された
   電源と、受信機とステアリング用サーボとの間の電気回
   路に接続されたスイッチと、スイッチの切換時送信機と
   スイッチを介して電気的に接続される付加サーボとを有
   し、スイッチをスロットル用サーボで動作させる無線操
   縦装置。
2. 【請求項２】 スイッチの切換用接点を複数とし、複数
   の付加サーボを用いる請求項１の無線操縦装置。
3. 【請求項３】 ラジオコントロールカー、ラジオコント
   ロール戦車又はラジオコントロールボート、ラジオコン
   トロール飛行機に使用される請求項２の無線操縦装置。
4. 【請求項４】 ３個以上のチャンネルを有し且つ該チャ
   ンネルを手もとで操作する送信機と、送信機からの電波
   信号を電流信号に変換し且つ送信機の各チャンネルと個
   別に連動する関係の送信機のチャンネル数と同数のチャ
   ンネルを有する受信機と、受信機の各チャンネルからの
   電流信号により動作する受信機のチャンネル数と同数の
   主動作用サーボと、受信機の少なくとも一つのチャンネ
   ルと少なくとも一つの主動作用サーボとの間の電気回路
   に接続されたスイッチと、該スイッチの切換接点に電気
   的に接続される付加動作用サーボと、受信機および各サ
   ーボ用の電源とを有し、該スイッチを主動作用サーボの
   一つで作動させる無線操縦装置。
5. 【請求項５】 スイッチの切換接点を複数個有し、複数
   個の付加動作用サーボを用いる請求項４の無線操縦装
   置。