JPH03237176A - ガラスマイクロバブルを有する感圧粘着テープの製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は感圧粘着テープの製法に関し、その粘着テープ
の粘着剤層が米国特許第４．２２３．０６７号において
教示されたガラスマイクロバブル（中空微小球〉を含む
ものに関する。

色見旦盈遣 発泡体裏地の感圧粘着剤は物品を基材に接着するため一
般に使用されている。このようなテープの発泡体裏地は
しばしばその存在を隠蔽するためにカーボブラックで着
色されている。

上記に引用した特許は発泡体ではないとしても、発泡体
のような外観と特徴を有し、かつ従来発泡体裏地のある
Ｓ圧粘着テープを必要とする目的に役立つ感圧粘着テー
プを開示している。現在市販されている前記特許の発泡
体類似のテープは無色のガラスマイクロバブルを含む粘
着剤を形成する混合物の層の紫外線重合により製造され
、ガラスマイクロバブルは天窓の封止または自動車にボ
ディーベルトモールディングの取り付けまたはガラス窓
に模造のマリオンバーの取り付けなどのような用途にお
いてテープを白色にして体裁を見苦しからぬようにする
。その優れた性能特性のために前記特許の発泡体類似の
テープはそのような目的のためにしばしば発泡体裏地の
あるテープよりも好まれ、そしてもしその粘着剤層がテ
ープをａ敵するため十分に暗色であるならより一層受は
入れ易いであろう。もしカーボンブラックまたはその他
の顔料を光重合性の粘着剤形成混合物に対して望ましい
程暗色の外観を生ずるため十分な量に加えたならば、そ
れは紫外線を速断して前記混合物を感圧粘着剤の状態ま
で重合させることを妨げるであろう。釣０，１または０
．１５重置％までのカーボンブラックは１層の層の重合
に不都合な妨害なしに従来使用されたが、しかしこれは
前記のような多くの用途には望ましくなく目立つバスデ
ルグレイの色を結果として生じる。

ガラスマイクロバブルはまた他の高分子材料製品のため
に充填材として使用され、それらの製品に他の不活性充
填材によって与えられる利点（例えば、高い変形温度）
に加えてより軽い重量を与える。軽い重量は自ｌｌｌ車
ボディ一部品に対しては特に重要である。そのようなボ
ディ一部品は内部的に着色されかつそれらが覆っている
＊＊を外部から見えることから効果的に遭蔽しなければ
ならない。

発明の開示 本発明は第一に、その性能において米国特許第４．２２
３．０６７号のテープ（以下ｒ’０６７テーブ」と略称
する）に相当しかつまた前記の要求を満すために十分な
暗色の外観を有することのできる感圧粘着テープ製法に
関する。　０６７テーブと同様に、本発明により得られ
る感圧粘着テープは感圧粘着剤層を含み、その感圧粘着
剤層は好ましくは０．２麿以上の厚さを有しかつ本質的
にポリマーの感圧粘着剤母材と、平均密度（ＡｓＴＭ　
　Ｄ−２８４０−６９）１．０９／α３以下のガラスマ
イクロバブルから成る。そのマイクロバブルは粘着剤層
の全体に分散されかつ粘着剤層の少なくとも５容量％を
構成する。また１０６７テープと同様に、その粘着剤は
紫外線により重合させられる。

本発明により得られるテープは′０６７テープと次の点
で異なる。すなわち、（１）マイクロバブルは着色ガラ
ス（すなわち、金属鹸化物で着色されている）であり、
そのガラスは好ましくは紫外線窓と暗色を有すること、
および（ｂ好ましくは暗色の顔料または染料が粘着剤母
材全体に分散されていることである。暗色の着色ガラス
バブルは、紫外ｌＩ重合を許す割合において、それ自身
では０６７テープに多くの用途に十分な暗色の外観を与
えない。また暗色の顔料または染料もそれ自身では、前
記のような多くの用途に十分なほど暗色である紫外線重
合をした′０６７テープを提供しない。しかし、暗色の
着色ガラスバブルと暗色の顔料または染料が一緒に存在
すると驚くべきほど暗色の外観を与え、しかも米国特許
第４．２２３．０６７号に報告されているようなテープ
の好ましい例において使用される紫外線露光の下で粘着
剤母材の重合を妨害しない。

広い意味において、本発明は少なくとも５容量％を構成
する着色ガラスマイクロバブルによって充填された母材
を含むすべての粘着性のテープの製法に関する。

さらに、着色ガラスマイクロバブル自身が新規なものと
信じられる。特にそのガラスが、光重合を受けることに
なっている母材中にそのマイクロバルブを組み入れるこ
とを可能にする紫外線の窓を有する場合には新規である
。顔料または染料が何も存在しない場合に、着色ガラス
マイクロバブルは厘くほど有効な不透明さを与える。

ガラスマイクロバブルは米国特許第３．３６５゜３１５
号または第４，３９１．６４６号に従って製造すること
ができるが、これらの特許の実施例に使用されているよ
うな金属酸化物のすべでは結果として無色のマイクロバ
ブルを生成させると信じられる。着色ガラスマイクロバ
ブルを得るためには色を発生させる金属酸化物の使用が
必要である。光重合されることになっている母材中に着
色ガラスマイクロバブルを使用するためには、金属酸化
物が、コバルトまたはニッケルの酸化物のように、紫外
ｌ窓を備えることが望ましい。

本発明に使用する着色ガラスマイクロバブルの平均直径
は５〜２００μ扉でなければならない。

５μＴｒＬ以下の平均直径を有する着色ガラスマイクロ
バブルは不当に高価になる傾向があろう。本発明のテー
プを製造する際には、２００μＴｒＬ以上の平均直径を
有するマイクロバブルを含有する光重合性混合物を塗布
することは困難であろう。製造における経済のためには
、着色ガラスマイクロバブルの平均直径は２０〜８０μ
卯の範囲にあることが好ましい。

着色ガラスマイクロバブルは本発明の感圧粘着剤層の５
〜６５容量％を構成することができる。

６５容社％より多い場合に粘着性のかつ均一な物品を作
ろうとすることは難かし過ぎるであろう。

一方５容量％より少なければ着色ガラスマイクロバブル
を使用することから得られる利益は著しい程に実現され
得ない。好ましくは感圧粘着剤層の１０〜５５容量％が
着色ガラスマイクロバブルから成ることである。

本発明の感圧粘着剤層の厚さはマイクロバブルの平均直
径の３倍および実質的に各マイクロバブルの直径の２倍
を超過すべきである。本発明の感圧粘着テープのような
柔軟な物品において、このことは適用された圧力の下で
母材中に着色ガラスマイクロバブルが破裂せずに移行す
ることを助ける。本発明のテープにおいて、これは粘着
剤をその発泡体類似の特徴を維持しながら流動させて粗
いまたは一様でない表面と緊密に接触を可能にする。こ
の点における最適の行動は、もし感圧粘着剤層が着色ガ
ラスマイクロバブルの平均直径の７倍を超過するならば
達成される。

前記の′０６７特許において教示されるように、本発明
のマイクロバブルを充填した粘着剤層は０．１麿はどの
薄さでも、また２、　５Ｊ１１１またはそれ以上の厚さ
でも経済的に製造することができる。

粘着剤層の厚さが１．０ａｌｌを超える場合には、紫外
線を透過させる支持体にマイクロバブルを充填した光重
合性モノマーを塗布してその塗膜が両側から照射される
ことができるようにすることが望ましい。本発明のテー
プは粘着剤の厚さが０．４〜１．０ａｗである場合に最
も有用である。

０６７特許はそのガラスマイクロバブルの壁は極く薄く
なければならないことを教示しているが、現在的０．２
９／ａ１３以下の平均密度を有する着色ガラスマイクロ
バブルを作ることは難かしい。しかし、マイクロバブル
の平均密度は０．４ｇ／ａ１３より小なることが好まし
く、そして経済上からまた粘着剤層ツマー中へ分散させ
る容易さの上からの両方のための０．３ｇ／α３より小
なることが望ましい。

０６７特許のテープは多孔質の感圧粘着母材を有するこ
ともできるという米国特許第４，４１５．６１５号の教
示（特に第５１１、第３２−４７行および実施例２５を
参照されたい）もまた本発明のテープの製造に適用でき
る。本発明により得られるテープで、その粘着剤層が多
孔質の粘着剤母材中に着色ガラスマイクロバブルを含む
ものは密度の高い粘着剤母材であること以外は同じであ
るテープと実質的に同じ暗色の濃度を有する。

好ましい顔料はカーボンブラックであり、これは着色ガ
ラスマイクロバブルを除く母材の約０．０４〜０．１５
重量％の範囲の量において役立つ。好ましい染料はクリ
スタルバイオレットであり、この染料は３４０〜４２０
ｎｌに紫外線窓を有する。またこの染料は母材の約０．
０４〜０．１５重置％の範囲の置において役立つ。好ま
しくは顔料または染料の量が母材の０．１２重量％を超
過しないことである。

本発明の感圧粘着テープの母材は、１〜１４１１の炭素
原子を有する分子の第３級でないアルコールのアクリル
酸エステルのエクリル系ポリマーからｆｔ−）でいるこ
とが好ましい。これらの分子の少なくとも大部分はヒド
ロキシルミ！索を末端とする４〜１２個の炭素−炭素連
鎖を有する。その連鎖は分子中の炭素原子の全数の少な
くとも２分の１を含む。前記アクリル酸エステルはそれ
自体重合可能であって粘着性の延伸可能な弾性ある粘着
剤ポリマー塊になる。

粘着剤母材の内部強度を高めるためには、前記アクリル
系ポリマーはアクリル酸と１種またはそれより多くの共
重合可能なモノエチレン系不飽和モノマーとの共重合体
であることができる。後者のモノマーは、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、Ｎ−置換アクリルアミド、アクリロニトリル
、メタクリロニトリル、ヒドロキシアルキルアクリレー
ト、シアノエチルアクリレート、Ｎ−ビニルピロリドン
、および無水マレイン酸などに存在するような高度な極
性基を有するものである。一般にそのような共重合可能
なモノマーは、粘着剤が普通の室温で粘着性であるよう
に粘着剤母材の２０重量％以内の量において使用すべき
である。例外として、そのような粘着性は５０重量％ま
でのＮビニルピロリドンによって保持されることができ
る。このような共重合体可能なモノマーを比較的多量に
使用すると、本発明の新規テープを加熱してその粘着剤
母材を粘着性かつ感圧性にすることが必要となろう。粘
着剤母剤はまた少量の他の有用な共重合可能なモノエチ
ン系不飽和モノマー例えば、アルキルビニルエーテル、
塩化ビニリデン、スチレン、およびビニルトルエンなど
も含むことができる。

さらに粘着力を高めるために、粘着剤母材を橋かけ剤と
共に調製することもあり得る。そのような橋かけ剤は、
１．６−ヘキサンジオールジアクリレートのような槽か
け剤、米国特許第４．３３０．５９０号および第４．３
２９．３８４号に教示されているような光活性槽かけ剤
、またはＣ１−４アルキル基を有する低級アルコキシル
化アミンホルムアルデヒド縮合物、例えば、ヘキサメト
キシメチルメラミン（アメリカン・サイアナミド社から
サイメル３０３“Ｃｙｇｉｅｌ　３０３　”として発売
されている）またはテトラメトキシメチル尿素（アメリ
カン・サイアナミド社からビートル６５“Ｂｅｅｔｌｅ
”６５として発売されている）またはテトラブトキシメ
チル尿素（ビートル８５“Ｂｅｅｔｌｅ″８５）などの
よう熱活性化橋かけ剤である。

前記′０６７特許に教示されるような光重合によって本
発明のテープを製造する際に、光重合性上ツマ−を着色
ガラスマイクロバブルを添加する前に約１〜４０　ｐａ
、ｓ、ｃｐｓの範囲内の塗布可能な粘度に部分的に重合
させることができる。またはその代りに、部分重合を熱
によって行なうこともできる。操作の容易なために５〜
１５Ｐａ、ｓの範囲内の粘度が好ましい。部分的に重合
させる代りに、モノマーをヒユームドシリカのようなチ
キソトロピー剤と混合して、次に塗布および光重合工程
を行うこともできる。塗布可能な粘度を達成するために
使用される手法の如何に拘わらず、貯蔵の後には、マイ
クロバブルの均一な分散を保証するためにそれを塗布す
る直前に混合物を攪拌することが望ましい。

マイクロバブルを含有する母材は、低粘着性の表面を有
する柔軟な裏地シート上に塗布されてから重合させられ
るが、その表面から重合した層は容易に剥離可能であり
かつ殆んど常に自立性がある。もし裏地シートの無被覆
面も低粘着性を有するならば、裏地シートはその重合層
と共に、貯蔵と輸送に便利なためロールの形に巻くこと
もできる。

技術の現状において、光重合は窒素のような不活性雰囲
気中で行なわれることが好ましい。その代りに、一種の
不活性雰囲気を、紫外線に対して透明なプラスチックフ
ィルムで光重合性塗膜を一時的に被覆することによって
達成することができ、そして空気中でそのフィルムを通
して照射することができる。もし重合性塗膜が光重合の
間被覆されない場合には、不活性雰囲気中に許容し得る
酸素の顔料を、米国特許第４．３０３．４８５号に教示
されるような被酸化性錫化合物をその光重合性組成物中
に混合することにより増加させることができる。前記特
許はまたそのようにすることにより厚い塗膜を空気中′
ｃｔ！合させることができることを教示している。

本発明により得られるテープが、その感圧粘着剤層が強
い結合を作らないような表面に粘着される場合には、そ
の表面への粘着のために特に選択された無充填感圧粘着
剤の層をマイクロバブルを充填した粘着剤層の片面また
は両面に塗ることが望ましい。

次の試験は本発明により得られるテープを評価するため
に使用された。

剪断値 テープの一片をその粘着剤によって堅いステンレス鋼板
にテープの正確に１．２７１：ＩＩ平方の部分が板と接
触するようにて粘着させる。試験の前に、１０００ｇの
重りを結合区域の上に１５分間かけて置く。次に粘着し
たテープのついた板を、予め７０℃に熱したオーブンの
中に置き、そして１５分後に５００９の重りをテープの
自由端から吊るし板を垂直から２°傾けて剥離力を受け
るようにする。その重りが落下する時間が剪断値である
。

もし粘着の破壊がなければ、試験を１０．０００分で停
止する。凝集破壊のあった場合のみが報告される。

Ｔ形剥離 Ｔ形剥離はＡＳＴＭ　　Ｄ−１８７６−７２に従って測
定されるが、但し試験テープは１．２７ｃＩＩ幅であり
、それをアルミニウム箔裏地に粘着させた後僅か２時間
後に試験した。その結果はデシメーター当りニュートン
（Ｎ／ｄＴｒＬ）で報告されている。凝集破壊の場合の
みが報告される。

明色濃度 感圧粘着剤層の暗色濃度はハンター・ラブスキャン・ス
ベクトロコロリメーター（ｈｕｎｔｅｒＬａｂＳｃａｎ
　　５ｐｅｃｔｒｏｃｏｌｏｒｉａｅｔｅｒ　）で１０
６の反射率、イルミネーション（Ｉｌｌｕｍｉｎａｔｉ
ｏｎ）　＝　Ｆおよびシー・アイ・イー・ラブスケール
（ＣＩＥ　ｔａｂｓｃａｌｅ　）　（Ｌ”　ａ”　ｂ”
　、その場合し＊＝０は黒色そしてＬ’＝１００は白色
である）を使用して測定される。ａ″とｂ８は通常−５
と＋５の間にあるので、それらの１つがこの範囲の外に
出ることがなければ報告されない。

ガラスマイクロバブルの製 多種のガラスを第１表に示す配合を混合することにより
ＩＩ製した。各混合物を第■表に示す温度と時間におい
て炉内の耐火容器の中で溶融した。

溶融混合物を水中で急冷するとフリットを生じ、これを
水から回収してから乾燥させた。５００９のフリット試
料を６０００ｇのアルミナ粉砕媒体と共に半時間粉砕機
にかけた。粉砕された材料を分類して「フィード」　（
供給材料）粒子を作ったが、この「フィード」粒子は９
０％（重置〉が６５μ扉より小であり、５０％が３（１
ｍより小であり、そして１０％が１０μ扉より小である
典型的粒度分布を有する。粒子の大きさはリーズ・アン
ド・ノースラップ・ミクロトラフ・パーティクル・サイ
ズ・アナライザー、モデル２９９１−０１　（Ｌｅｅｄ
ｓ　ａｎｄ　Ｎｏｒｔｈｒｕｐ　Ｈｉｃｒｏｔｒａｃ　
　ＰａｒｔｉｃｌｅＳｉｚｅ　　Ａｎａｌｙｓｅｒ、　
Ｎｏｄｅｌ　２９９１−０１　）を使用して測定された
。

「フィード」粒子を空気／ガス焔（はぼ化学量論的の１
０：１）を第■表に示す速度で通過させることによりマ
イクロバブルを作った。製品の収率と密度もまた第■表
に報告されている。

第■表 （重量％） ５２、１６ ５１．２２ ５１．２２ ３２６ ５８７ ２９３ １２．８０ １２．８０ １２．３２ ３９１ γ、４１ ７．２６ １．２６ １０．２１ ９．３１ ６．７８ ４８ ４．４８ ４．６６ ５．５９ 「 １２８ １２．８２ ６．４１ ４．２７ ５１．８２ ５１．２２ ４８．５８ ３２６ １３３ １７７ １２、お １２．８０ １２．１５ ３３２ ２８３ ２９４ ７．３６ ７．２６ １０．２１ ７、２７ ３３ ６．３７ ４．４８ ０５ ４．６６ ５．１３ ７．７６ ３、＆８ １．２１ ２．１６ また０、８６ＮａＮＯ３も含有する 寸寸〇−トＯグの 〜　　の　　の　　の　　寸　　Ｏの　　のαつ αつ はっ の ■ ■ ０フ の ■ の Ｃフ ー」 山− Φ 工 つ ！ 」 Ｎ　ｉ　ＣＯ３ ２６ ＧＯＧＯ３１２，９４ 着色ガラスマイクロバブルＡは０．３８９／ａＩ３の密
度であったが、その粒子の７６重層％は１．０ｇ／ｃ１
１３以下の密度を有し、そして残りの２４％は１．０９
／ｃｘ３以上の密度を有していた。

測定されなかったけれども、着色ガラスマイクロバブル
Ｂ−１とＫのそれぞれの密度分布は着色ガラスマイクロ
バブルＡのそれとほぼ同じであったと信じられる。着色
ガラスバブルＡ、Ｊおよび比較用テープ（第Ｖａｔ照）
を作る際に使用された２バツチの無着色マイクロバブル
の密度分布が第厘表に報告されている。

着色ガラスバブルＣとＧの（れぞれのガラスの透過特性
を厚さが平均的０．２Ｊ１１１の大きなガラスバブルの
破片から測定した。その結果を第■表に示す。

第■表 着色ガラスマイクロバブルの 波　長　　　ガラスの透過％ （ｎｌ）　　　　　　　　　　　ＣＧ ３００　　　　５０　　　　　６５ ３２０　　　　６０　　　　　６８ ３４０　　　　６６　　　　　８４ ３６０　　　　６９　　　　　８５ ３８０７１８２ ４００　　　　７２　　　　　５８ ４２０　　　　７０　　　　　３４ ４４０　　　　６６　　　　　２５ ４６０　　　　５６　　　　　２８ ４８０　　　　４０　　　　　３５ ５００　　　　２７　　　　　４２ ５５０　　　　２５　　　　　５２ ６００　　　　　１　　　　　５８ ６５０　　　　　２　　　　　６０ ７００　　　　６６　　　　　８８ ７５０　　　　７９　　　　　８０ 次の実施例において、すべての部は重量によるものであ
る。

実施例１ 被覆に使用可能な粘度の樹脂シロップを、米国特許第４
，３３０．５９０号の教示に従って、イソオクチルアク
リレート８７．５部、アクリル酸１２．５部、および２
．２−ジメトキシ−２−フェニルアセトフェノン（アー
ガキュア“ｔｒｇａｃｕｒｅ”６５１）０．０４部の混
合物を部分的に重合させることにより調製した。このシ
ロップにさらにアーガキュ７−６５１の０．１部とヘキ
サンジオールジアクリレート０．０５部、およびガラス
のマイクロバブルとカーボンブラック顔料を加えた。

このカーボンブラックはイソボルニルアクリレート（ペ
ンカラーＰｅｎ　Ｃｏ１ｏｒが入手された）に分散され
た２４％の固形分として加えられた。カーボンブラック
固形分は第Ｖ表に粘着剤母材につき重置％で示されてい
る。かくして得られた混合物をゆっくりと空気攪拌機に
より完全に混合してから、デシケータ−中で真空ポンプ
により注意深く鋭気した。

実施例１の各テープを製造するために、前記混合物をナ
イフ塗布機のロール間隙へ一対の透明な二輪延伸された
ポリエチレンテレフタレートフィルムの間に供給する。

このフィルムの対面する表面には低粘着被覆を施してあ
った。ナイフ塗布機を約０．１０〜０．１２ｍの塗膜厚
さを与えるように調節した。その０−ルコーターから出
てくる混成物を一列のランプで照射した。ランプの放射
光の９０％は３００〜４００ｎ−にあり、最大放射は３
５１ｎ−にあった。露光は国際標準光「ライトバッグＪ
　　（Ｉｎｔｅｒｎａ目ｏｎａｌ　Ｌｉｇｈｔ　　“Ｌ
ｉｇｈｔ　Ｂｕｇ”）により測定された。これはスペク
トル上２５０〜４３０　ｎｍ、最大３５０　ｒｉｍ、に
感応する。混成物を照射の間両フィルムに対して空気を
吹きつけて冷却し、フィルムの温度を８５℃以下に保っ
てフィルムの蓋よりを防止した。

かくして調製されたテープを試験した結果を第Ｖ表に示
す。この表では各テープ中のマイクロバブルの割合を重
量（“％ｗｔ″）およびＩＭ（％ｖｏＩ”）で記載しで
ある。

テープ１２の丁形剥離がテープ５のそれを超過している
ことは警くべきことである。なぜならば、カーボンブラ
ック添加量が比較的多いので紫外線、従って便化を抑−
１するものと期待されていたからである。

テープ２７ テープ２と同じ無着色のマイクロバブルを、但し７．０
重量％に使用して感圧粘着テープを調製した。その際ま
たカーボンブラックを赤色顔料、ビープイーアイ・レッ
ドＰＤＩ　　ＲＥＤ＃３５９３に取り替えた（平均分子
量２５０のポリエステル中の１５％の固形分として添加
した）。

チー１２８ 無着色マイクロバブルを着色ガラスのマイクロバブル１
と取り替えたほかはテープ２７と同様にチー１２８を調
製した。

テープ２９−３０ テープ２９−３０は着色ガラスマイクロバブルｊの浮遊
部（密度０．６１９／α３）を使用し、またイソオクチ
ルアクリレート対アクリル酸の比が９０：１０であった
点において上記の各テープと異なった。

テープ３１ 粘着剤母材が０．１％のクリスタルバイオレット染料を
含有したほかはテープ１と同様にテープ３１を調製した
。

テープ３２ カーボンブラックの代りに０．１％のクリスタルバイオ
レット染料を含有したほかはテープ１０と同様にテープ
３２を調製した。

テープ３３ ８．０重量％の着色ガラスマイクロバブル、０．０９１
％のカーボンブラック、および米国特許第４，４１５，
６１５号（第７１１の下部参照）の界面活性剤Ｃ０，７
５％と界面活性剤８１．０％を含有するほかはテープ９
と同様にテープ３３を調製した。未重合の粘着剤混合物
を泡立たせてから、前記特許の第６−の「典型的テープ
製造法」（“Ｔｙｐｉｃａｌ　Ｔａｐｅ−ｍａｋｉｎｇ
　Ｐｒｏｃｅｄｕｒｅ”）によって重合させた。かくし
て製造されたテープは多孔質の感圧粘着剤母材中に分散
された着色ガラスマイクロバブルを含む粘着剤層を有し
ていた。多孔質の粘着剤層は予期したフオーム特性およ
び５６０に！ｇ／ＴｒＬ３の密度を有していた。

テープ３−４ テープ３３の透明フィルムの１枚を剥離した後、１枚の
非多孔質の感圧粘着転写テープを前記多孔質層に硬質ゴ
ムローラーを使用して積層させた。

その粘着転写テープは米国特許筒２４．９０６号に開示
された型の感圧性アクリレート共重合体粘着剤であった
。その厚さは０．０５部ｍであった。

この２層粘着テープ製品に１８０°剥離試験３をして次
の結果を得た。すなわち、その非多孔質面から１４１　
Ｎ／ｄａ、その多孔質面から１０３Ｎ／ｄ−であった。

テープ３５ イソオクチルアクリレート７０１ｉ、Ｎ−とニル−ピロ
リドン３０部、および２，２−ジメトキシ−２−フェニ
ルアセトフェノン（アーガキュアー“Ｉｒｇａｃｕｒｅ
”　６５１　）　０　、０４部の混合物を部分的に重合
させることにより塗布可能な粘度の樹脂シロップを調製
した。このシロップにさらにアーガキュア−６５１の０
．１部とヘキサンジオールジアクリレート０．０５部、
着色ガラスマイクロバブル８７．２５部、およびカーボ
ンブラック顔料０．０４３部を加えた。このシロップを
テープ１と同様に塗布および重合させた。

テープ２　’１−３３および３５の試験結果は第■表に
示されている。

１ステンレス鋼板からの１８０°折り返し剥離試験はテ
ープの自由端をスケールに取り付けて、その板を約３．
８ｃｍ／秒の速度でスケールから移動して離れさせるこ
とにより測定された。

テープ マイクロバブル ガラス （％ｗｇｔ　） 　０ ７．０ ７．０ ０ ７．２５ ７．２５ Ｓ、ＯＯ ７，２５ ａ　＝４３；　ｂ”＝１９ ａ”　＝３１　；　ｂ’　＝１５ カーボン ブランク （％ｖｏｌ）（％ｗＱｔ　） （−ｊ〉 色　　（ビ〉 １０００’　　黒色　　　２４ｖ （分〉 １０．０００ （Ｎ／６ｍ） ９３ ａ”＝１５：　ｂ　＝−４２ ８”　＝−０，４；　ｂ”　＝−１１ 顔料として有用な着　ガラスマイクロバブルテープ２１
−２５および２７−２９の粘着剤層は暗色の外観を有し
ないので、前記「背景の技術」の項に述べた多くの用途
においてテープの存在をカモフラーシュして隠すことは
なかろう。しかし、それらのテープの色は美観上好まし
いものであり、各テープは同一の色または補色の表面に
適用された場合に優雅なそしておそらくカモフラーシュ
された外観を与えるであろう。

前記の米国特許第４．３９１，６４６号は、ガラスマイ
クロバブルが押出し成形または射出成形により容易にプ
ラスチック内部へ均一に分散され得ることを教示してい
る（例えば、第８１１．１９３１行参照）。前述の記載
において、着色ガラスから成るガラスマイクロバブルを
感圧粘着テープの粘着剤層中へ容易に均一に分散し得る
ことが明らかに示されており、またテープ２１−２５お
よび２７−２９は着色ガラスマイクロバブルがそのよう
に使われると好ましい美観効果を生ずることを示す。着
色ガラスマイクロバブルは多種多様のその他の祠料、例
えば、ポリウレタン、ポリクロロプレンのようなゴム、
ポリエチレンおよびその他の熱可塑性樹脂、アルキッド
およびその他の塗料ビヒクル、エポキシ樹脂およびその
他の熱硬化性樹脂などの中へ顔料として分散されること
ができる。下記の比較試験は、着色ガラスマイクロバブ
ルが前文に述べられたような材料で造られた通常は透明
な物品中に顔料として分散された場合に驚くほど良好な
不透明さまたは隠蔽力を与えることを示している。例え
ば、着色ガラスマイクロバブルはプラスチックの自動車
ボディ部品（例えば、フェンダ−とドアー〉に好ましい
美観の色と良好な不透明さの両方を与えることができ、
また一方でボディーの重量を大いに減じることができる
。着色ガラスマイクロバブルがその中に分散されること
のある多くの広く使用される材料に比較して容量ベース
ではるかに安いコストであり得るかぎり、着色ガラスマ
イクロバブルはまたコスト低減にも貢献できる。

現在市場にある多くの顔料と比較して、着色ガラスマイ
クロバブルは完全に不活性である利点を有するので、従
って高酸性または高塩基性のいずれの顔料物質に対して
も使用することができる。

着色ガラスマイクロバブルを顔料として着色された物品
および被覆材は、長期の屋外ＩＩに対してその物品また
は被覆の材料自身が劣化しないかぎりそれらの元の色を
維持するであろう。

着色ガラスマイクロバブルがそれから作られるガラスの
製造に際して使用される金属酸化物は下記の色を生成す
る。

コバルト　　　　　　　青色 ニッケル　　　　　　　黄褐色 マンガン　　　　　　ピンク色 クローム　　　　　　緑色 バナジウム　　　　　黄褐色 銅　　　　　　　　　緑色 カドミウム　　　　　黄色 セレン−カドミウム　オレンジ色 ボイドとトンプソン著「ガラス」エンサイクロベジア・
オブ・ケミカル・テクノロジー、第■巻、第３版、カー
ク・オスマー編、ジョーン・ライレイ・アンド・サンズ
、８４５頁（Ｄ、Ｃ，Ｂｏｙｄ　ａｎｄＤ、Ａ、　　Ｔ
ｈｏ−ｐｓｏｎ　　：　　“Ｇｌａｓｓ　　″　、　Ｅ
ｎｃｙｃｌｏｐｅｄｉａ　　ＯｆＣｈｅｍｉｃａｌ　　
丁ｅｃｈｎｏｌｏｇｙ、　　Ｖｏｌ、　　　［、３ｒｄ
　　ＥｄｉｔｉｏｎＫｉｒｋ　　　Ｏｔｈｍｅｒ、　　
ｅｄ、　　Ｊｏｈｎ　　旧ｌｅｙ　　＆　　５ｏｎｓ、
　　ｐ、　　８　４５）を参照されたい。

比較試験 着色ガラスマイクロバブルＫを２００メツシユのスクリ
ーン（７４μ曽の孔）を通してふるい、中空でないガラ
スマイクロスフイヤー〈微小球〉しに近い平均直径とし
て次のようになった。

着色ガラス　　中空でない マイクロ　　　ガラスマイ バブルＫ　　　クロスフイ ヤーし 平均直径（μｍ）　　　４７　　　　　３６それぞれを
使って実施例１のようにテープを作ったが、但し中空で
ないガラスミクロスフイヤーしが塊を作る傾向を妨げる
ために充填されたシロップを塗布する面に手動ホモジナ
イザーを数回通過させた。かくしてＷ４製されたテープ
の接着剤層の緒特性は次のようであった。

上記４Ｍのテープ〈両側をポリエステルフィルムで被覆
した）をタイプライタ−で印字した紙の上に置いたとこ
ろ、その印字は中空でないマイクロスフイヤーを含むテ
ープを通して読むことができたが、テープ＃３８を通し
ては全く見えなかったし、またテープ＃３７を通しては
僅かに語の輪郭だけを見ることができた。かくして着色
ガラスマイクロバブルの驚くほど良い隠蔽力を証明した
。

テープ＃３６を通して見た場合には、中空でないガラス
マイクロスフイヤーしで作ったテープを通して見た場合
よりも幾分不明瞭さが少なかった。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）光重合性モノマーと、平均密度が１．０ｇ
   ／ｃｃ以下で混合物中に５％容量％以上含有されるマイ
   クロバブルとを混合する工程、 （ｂ）混合物を裏地シート上に塗布する工程、 （ｃ）塗膜を紫外線照射にさらしてモノマーを光重合さ
   せ感圧粘着状態にまで重合させる工程、を含む感圧粘着
   テープの製法において、マイクロバブルが着色金属酸化
   物を含有した着色ガラスであり、かつ光重合性モノマー
   中に顔料又は染料が分散していることを特徴とする、製
   造法。
2. （２）塗布される裏地シート面が低粘着性でその面から
   は重合体塗膜が容易に剥離できるものである、特許請求
   の範囲第１項に記載の製造法。
3. （３）照射工程中塗膜がプラスチックフィルムで覆われ
   ており、このプラスチックフィルム及び裏地シートの少
   なくとも片方は照射紫外線に透過性である、特許請求の
   範囲第１項に記載の製造法。
4. （４）塗膜に接触するプラスチックフィルム面及び塗布
   されていない裏地シート面が低粘着性であること、及び
   前記工程（ｃ）に引続いて（ｄ）プラスチックフィルム
   を剥離する工程、（ｅ）重合塗膜を中にして裏地シート
   を巻いて収納及び出荷を便利にする工程、がある特許請
   求の範囲第３項に記載の製造法。