JPS5930868A - 再帰反射性塗膜 - Google Patents

再帰反射性塗膜

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JPS5930868A
JPS5930868A JP14153482A JP14153482A JPS5930868A JP S5930868 A JPS5930868 A JP S5930868A JP 14153482 A JP14153482 A JP 14153482A JP 14153482 A JP14153482 A JP 14153482A JP S5930868 A JPS5930868 A JP S5930868A
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JP
Japan
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beads
coating
coating film
pigment
parts
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JP14153482A
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English (en)
Inventor
Koji Sakaoka
坂岡 宏司
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HAYASHI KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
HAYASHI KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、繊維製品にも効果的に適用できる再帰反射性
塗膜に関する。
従来、再帰反射性塗膜を得るためには、被処理物の表面
に、白色又はメタリックの反射板となるべき層を施し、
次に透明ビーズをその反射板に焦点が接するように配列
し、ビーズの接着及び保護膜の形成をするものであった
。しかし、この方法は、反射板となるべき下塗層の形成
、ビーズの配列、接着及び保護膜の形成という四段階の
処理をすべて別工程で実施する必要があり、作業性が悪
く、均質な塗膜を得難かった。
従って、このような塗膜は、工業的には、再帰反射性シ
ート又はシール類の製造、トラフィックの表示の現場施
工などに利用されるだけであって、柔軟な繊維製品や立
体的な凹凸ある製品に再帰反射性塗膜を施こすことは実
質的に不可能とされていた。
本発明は、このような欠点を解消し、非常に簡単な工程
で、どのような被処理物表面にも、均質な再帰反射性を
付与できる新規な再帰反射性塗膜を提供する。
本発明の塗膜は、透明なビーズ、半透明のフレーク顔料
及び接着剤を含有するものであって、上記ビーズとフレ
ーク顔料の重量比率が10:1〜J:5であることを特
徴とする。
本発明は、透明ビーズと半透明フレーク顔料、例えば、
魚鱗箔と云われる天然パールエツセンス、塩基性炭酸鉛
から造られる真珠顔料、酸塩化ビスマスから成る顔料、
アルミニウム金属の真空蒸着箔の微粉フレーク、白雲母
、雲母チタンなどを、塗膜中に共存させることによって
、反射板が存在しなくても、効果的な再帰反射性を得る
ことができることを見出し達成されたものである。
本発明の塗膜は、透明ビーズ、半透明フレーク顔料及び
接着剤を併含する一種のコーティング組成物を塗布する
だけで容易に得ることができ、非常に応用範囲の広いも
のである。勿論、本発明の塗膜は、透明ビーズと半透明
フレーク顔料を別々に含む二種のコーティング組成物で
形成されてもよく、またその他透明ビーズと半透明フレ
ーク顔料の組合わせや配合割合を変えた複数のコーティ
ング組成物で形成されてもよい。
本発明では、1μ前後の微粒から500〜1000μな
いしは数驕径のビーズまで使用でき、ビーズの種類も透
明なものであればよく、ガラスピーズ、プラスチックビ
ーズいずれも使用できる。
また、ビーズの形状も球状又は球状に近いものが好まし
いが、それらに限られるものではない。
更に、従来法では粒子配列と反射板の関係から粒子径の
異なるビーズの混合使用は望めなかったが、本発明では
、粒子径の異なるビーズの混合使用によって、それぞれ
の特性の相乗効果によって、独特の再帰反射性能を期待
することもできと。また、高価な高屈折率のビーズだけ
でなく、目的に応じて、比較的屈折率の低い安価なビー
ズも使用できる。
次に、半透明フレーク顔料としては、前述のものかいず
れも使用できるが、特に特公昭43−25644号公報
等に記載される結晶性フレーク状物質に金属酸化物を表
面コーティングした半透明顔料、例えば雲母チタンの使
用が好ましい。
雲母チタン等とビーズ混合物は、物理的にも化学的にも
極めて安定で、屋内及び屋外いずれにおいても堅牢な塗
膜を形成できる。
半透明フレーク顔料の適当な配合量は、乾燥塗膜の0.
5〜40重量%であり、それを越えると、隠蔽性が強く
なり、塗膜に十分な再帰反射性を期待できなくなる。
半透明フレーク顔料の形状、大きさは微細粒子であるた
め、特に限定されないが、少なくとも平均粒径1〜30
0μで、厚み0.0001〜50μであるのが好ましい
更に、接着剤としては、被処理面にビーズ及びフレーク
顔料を接着するものであればよく、通常の塗料、インク
類に使用される樹脂、例えば酢酸ビニル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ナイロン樹脂、アミノプラスト、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂などがいずれも使用できる。その使用
量は特に限られない。
このように本発明では、半透明フレーク顔料とビーズを
組合わせて使用することによって、パール調の光学的効
果と反射板の効果を、種々の角度からビーズに及ぼし、
しかもビーズの重なり合った効果と相俟って、塗膜層全
体に光が行き渡り、非常に効果的な再帰反射性を得るこ
とができる。また、簡易なコーティング又は印刷法で本
発明の再帰反射性塗膜を得ることができるので、従来の
用途の外、各種繊維製品へのコーティング又は印刷、凹
凸ある立体的な製品の表面塗装など種々の目的に利用で
きる。
なお、本発明の塗膜には、白色度を高める、二酸化チタ
ン、リトポン、体質顔料としてのカオリナイト、ハロイ
サイト、雲母、タルク、ミリ力(ホワイトカーボン)、
炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム
、硫酸バリウム、有色顔料として各種の無機、有機顔料
など不透明顔料を含有させてもよく、これらの混合使用
によって、白色度の強い、又はイJ彩色の再帰反射性を
得ることができる。さらに、反射度、輝度の高い金属箔
糸の材料を少量配合する事も可能である。
次に、本発明の実施例を示す。実施例において%とある
のは、特に断らない限り重量%を示す。
実施例 1゜ ブチル化メラミン樹脂10  % ルチル型酸化チタン         4 %亜麻仁油
フタル酸型アルキード樹脂 45.9%200メツシユ
〜300メツシユの白Wffllo%44〜53μ径の
ガラスピーズ   30%ナフテン酸コバルト20%N
      0.1%酸化チタンとブチル化メラミンを
ロール練りし、微粒化、次にアルキッドビーズ、雲母を
加え混合し、最後にドライヤーとしてナフテン酸コバル
トを添加混合して、焼付用塗料を調製した。
この塗料を鋼板」=に塗布(I OOP/lt?) シ
、30分間の赤外線照射を行った。得られた塗膜は、乳
白色でメタリック調の色調をしており、光源に対し、再
帰反射性を有していた。
実施例 2゜ クリスボン 2016 ELl)100部クリりボン 
NX2)        8部触媒         
      1部ガラスピーズ3)20部 雲母チタン4)10部 稀釈溶剤MEK           50部(注)1
)大日本インキ化学工業株式会社製のウレタン樹脂(固
形分30%) 2)大日本インキ化学工業株式会社製の架橋剤 3)直径5〜44μ、屈折率1.9〜2.1のガラスピ
ーズ 4〕 メルク社製の半透明フレーク顔料、イリオジン1
01ルチルシルバー 上記組成からなる塗料を、70デニールのナイロンタフ
タに60 S2 /nlの割合で塗布し、80°Cで2
分間乾燥した。処理布は、再帰反射性のある塗膜を有す
る柔軟な布帛となった。
この処理布にアサヒカ゛−ドAG−730(旭硝子株式
会社製のフッ素系撥水剤)3%水溶液をパジングし、熱
処理したものは、レインコート地、傘地として利用でき
るものとなった。この製品は柔軟性及び撥水性を有する
だけでなく、再帰反射性をも有するため、雨の日の夜間
の交通安全に役立つ衣料、傘などの生地として特にイf
用である。
実施例 8゜ ブライマールHA−81)50  部 水                       1
6  部アルミニウムパウダー       1 部雲
母ヂタン2)IO部 樹脂ビーズ3)20  部 カルボキシメチルセルローズ   3 剖;C,1ソル
ベント イエロー 115  0.5部(注)1)  
ロームアンドハルツ社製のアクリル樹脂エマルジョン(
固J[分47%) 2)日本光研工業社製の半透明フレーク顔料、バールグ
レーズ MY(干渉色ゴー”ド型  10〜60μ) 3)メタクリル酸エチル系の耐熱型樹脂ビーズ(30〜
60μ) 上記組成からなる水性塗料を、ベニヤ板の表面に刷毛塗
り2回(塗布量50〜]0Oiii/77/)L、常温
乾燥後、赤外線を90秒間照射(表面温度200°C)
して、ソルベントイエローを樹脂に染着した。得られた
合板は昼間は鮮明な黄色であるが、夜間、自動車照明で
その再帰反射性を観察すると、10口角板を5(1m遠
方から確認できた。又、合板は入射光線に対し45度傾
斜した状態においても、直角の場合と同じ程度の再帰反
射を示した。
実施例 4゜ 塩化ビニル樹脂ゼオン121    100部可塑剤 
DOP           80部白雲f:J (1
0〜40μ)20部 酸化チタン(ルチル型)      5部ガラスピーズ
(5〜44μ)20部 ステアリン酸亜鉛         5部ミネラルター
ペン        20部白雲母、ビーズ、酸化チタ
ンとから成る組成物を塩化ビニルのペーストレジン中に
配合し、これを直径2原の銅線にコーティング(厚味約
40/l)し、100°Cで1分、続いて、190°C
で2分間の熱処理をして、再帰反射性のある電線を得た
実施例 5 メタクリル酸メチル−ブタジェン共重合ラテックス1)
40部 ガラスピーズ2)20部 雲「ナチタン3)5部 カゼイン            10部クレー   
          10部水           
               80部(注)】)三井
東圧化学株式会社製のポリラックL−505 2)直径5〜20μで屈折率2.23のガラスピーズ 3)平均径10〜60μの半透明フレーク顔料 上記組成からなる塗料を紙のコーティング剤として使用
した。得られたコーテイング紙はパール調の色相の再帰
反射性表面を有するものとなった。
実施例 6 アクリル酸エステル共重合 エマルジョン           50 %ガラスピ
ーズ1)40% 雲母チタン2)10% 1)粒径53〜88μ、屈折率2.20〜2.25のビ
ーズ 2)メルク社製のイリオジン100、 平均径10〜60μ 」、記絹成からなる塗料に、下記の着色剤の20%水分
散液を5%ずつ配合し、3種の衣料用捺染インクを得た
C,1ピグメント イエロー C,1ピグメント ブルー C11,ピグメント レッド TJIシャツ地にスクリーン捺染で各捺染インクを水玉
柄に捺染し、熱処理した。得られたTシャツは、柔軟で
、堅実な、水玉模様を有し、夜間の交通安全の目印とな
る再帰反射効果をもつものとなった。
実施例 7 ボットメルト樹脂粉1)50部 透明酸化チタン2)5部 ガラスピーズ3)30部 雲1:J:チタン4)10部 】)ダイセル化学工業株式会社製のナイロン12型樹脂
、ダイアミドX 18912)帝国化学工業株式会社製 3)東芝バロテイ一二株式会社製の1.101.(−2
43、粒度53〜6371 、屈折率2.20〜2.2
5 4)メルク社製のイリオジン105ルチルシルバー 粒
径10〜80μ 上記組成からなる粉末塗ネ・[をあらかじめ380°C
に加熱されたアルミ板(0,2〜0.511111厚)
に20 !/ 100 cn?の割合でふりかけ、シリ
コン離形紙を重ね、15分間プレス(5fj/cn? 
) シた。
得られたアルミ板は再帰反射性能を有するものとなった
実施例 8 実施例7の粉体の組成物100部を、エチレン酢ビ共重
合エマルジョン(住友化学工業株式会社製品、スミカフ
レックス510)50部と混合したインクを調製、シリ
コン離形紙にスクリーン印刷。100°CIO分の熱処
理した転写ベーパーを作成した。この転写ペーパーを繊
維製品に160°C60秒(] Ky/c27メ圧)て
熱プレスし転写すると再帰反射性のある図柄を得る事が
できた。
特許出願人  林化学工業株式会社 代  理  人   新  実  健  部外1名 469−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明なビーズ、半透明のフレーク顔料及び接着剤
    を含有するものであって、上記ビーズとフレーク顔料が
    重量比率で10:1〜1:5の割合で存在することを特
    徴とする再帰反射性塗膜。
  2. (2)不透明な顔料を併含することを特徴とする特許2
    11求の範囲第1項記載の塗膜。
  3. (3)ビーズが粒径J〜1000μのガラスピーズ又は
    合成樹脂ビーズであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の塗膜。
  4. (4)上記フレーク顔料が、結晶性フレーク状物質に金
    属酸化物を表面コーティングしたものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第8項記載の塗膜。
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