JPH03234990A - 耐飛石性保護材を被着した金属管及びその製造方法 - Google Patents

耐飛石性保護材を被着した金属管及びその製造方法

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JPH03234990A
JPH03234990A JP2026391A JP2639190A JPH03234990A JP H03234990 A JPH03234990 A JP H03234990A JP 2026391 A JP2026391 A JP 2026391A JP 2639190 A JP2639190 A JP 2639190A JP H03234990 A JPH03234990 A JP H03234990A
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JP
Japan
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metal
tube
heat
stone
vinyl chloride
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JP2026391A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Mizuhashi
水橋 俊彦
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、気体、液体など流体用配管、とくに、自動車
のブレーキ油・、燃料などの供給管として車体の床下に
配設され、耐食性とともに飛石、泥などによる損傷を受
けるような条件下に使用されても、これらに対して十分
に防護し得る耐飛石性保護材を被着した金属管及びその
製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来から自動車のブレーキ油や燃料の供給管として車体
の床下に配設される金属管のように、耐食性とともにタ
イヤによる跳ね上げ飛石による外傷を防ぐ必要がある箇
所に使用する金属管としては、一般に、鋼管に亜鉛めっ
きを施し、その上にフッ素樹脂コーティングを施し、さ
らに、内周面にポリアミド系ホットメルトを接着剤層と
して有するポリオレフィン系熱収縮性チューブを嵌挿被
着して加熱処理して耐飛石性をもたせた金属管が用いら
れている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来のこのような耐飛石性金属管は、ポ
リオレフィン系熱収縮性チューブが、金属管の曲げ加工
などによって剥離して隙間が発生し、その隙間から腐食
物質が浸透して腐食を促進したり、又、隙間の発生した
部分に飛石が当って傷付けられ腐食するという危険があ
り、又、ポリオレフィン系熱収縮チューブが高価である
といった問題かある。
本発明は、保護材である熱収縮性チューブの密着性が高
く、耐食性とともに耐飛石性をも高め得る手段を得るこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記問題を解決し、前記目的を達成するた
めには、熱収縮性チューブとして塩化ビニル系熱収縮性
チューブを使用し、その内周面にアクリル系接着剤を塗
布して金属めっき層−フッ素樹脂層を形成した金属管の
外周に嵌挿し、加熱処理して保護被覆を形成した金属管
とすることによって目的を達し得ることを見出して本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明の第1の実施
態様は、金属管、該金属管外周面上に形成された金属め
っき層、該金属めっき層上に設けられたフッ素樹脂皮膜
、該フッ素樹脂皮膜上にアクリル系接着剤を介して被着
された塩化ビニル系熱収縮性チューブとからなる耐飛石
性保護材を被着した金属管であり、第2の実施態様は、
外周面上に順次金属めっき層とフッ素樹脂皮膜とを形成
した金属管の外周に、内周面にアクリル系接着剤を塗布
した塩化ビニル系熱収縮チューブを挿着し、加熱処理す
る耐飛石性保護材を被着した金属管の製造方法であり、
第3の実施態様は、塩化ビニル系熱収縮性チューブの内
周面に、あらかじめ有機溶剤を塗布した後に、アクリル
系接着剤を塗布し、これを金属管の外周に装着して加熱
処理する耐飛石性保護材を被着した金属管の製造方法で
ある。
本発明における金属管としては、たとえば、5PCC鋼
板から造管した、−型巻鋼管、二重巻鋼管が使用される
金属管外周面上に形成する金属めっき層とじては、たと
えば、亜鉛、ニッケル、銅、すす、又はこれらの合金な
ど通常、金属管の耐食性付与のなめに実用されている金
属めっきを、その金属のめっきの通常の方法によって施
行したものでよい。
フッ素樹脂としては、たとえば、ポリフッ化ビニル(P
VF) 、ポリフッ化ビニリデン(P\IDF)のよう
な樹脂があげられ、金属めっき層上に通常行なわれる方
法で施行すればよい。
保護材としての塩化ビニル系熱収縮性チューブとしては
、たとえば、スミチューブV(住友電工(lfiJ製)
、ヒシチューブ(三菱樹脂■製)のような熱収縮性チュ
ーブを使うものであって、その厚さ、径などは適宜選定
すればよい。
接着剤としてのアクリル系接着剤としては、たとえば、
Y−6164(横浜ゴム■製)のような接着剤があげら
れ、塩化ビニル系熱収縮性チューブの内周面に吹付けそ
の他適宜手段によって、金属管に挿着する前にあらかじ
め塗布しておくものである。
アクリル系接着剤を内周面に塗布した塩化ビニへ ル系熱収縮性チューブの金属管へ挿@後の熱収縮のため
の加熱温度は、130〜230°Cの範囲内で行なえば
よい。
なお、本発明において、アクリル系接着剤を塩化ビニル
系熱収縮性チューブの内周面に塗布するに際して、塗布
する前にあらかじめ、たとえば、トリエタン、トリクレ
ン、トルエン、キシレンなどのような有機溶剤を熱収縮
性チューブの内周面に塗布しておくことによって、内周
面は溶剤により活性が高められると共に、わずかに膨潤
してミクロ的に観察すると接着面は波状を呈し接着面積
が増大し密着性は、さらに向上するものである。
すなわち、本発明の金属管は、亜鈴めっき層を外周面に
施した一重巻管あるいは二重巻管の該亜鉛めっき層上に
前述のフッ素樹脂から適宜選んだフッ素樹脂を塗布して
フッ素樹脂皮膜を形成しておき、内周面に前述のアクリ
ル系接着剤をあらかしめ塗布した、前述の塩化ビニル系
熱収縮性チューブから適宜選んだ熱収縮性チューブを挿
着し、130〜230℃に加熱処理することによって塩
化ビニル系熱収縮性チューブが熱収縮して金属管に密着
し保護層を形成し、耐飛石性かつ耐食性のあるものとし
て得ることができるものである。
尚、アクリル系接着剤を金属管のフッ素樹脂層上に直接
塗布することによっては密着性の点で本発明の効果は得
られないものであり、さらに、アクリル系接着剤を塩化
ビニル系熱収縮性チューブの内周面に塗布する前に、有
機溶剤をあらかじめ塗イ11することによって効果をさ
らに高め得るものである。
(実施例) 次に、本発明の実施例を述べる。
第1図は、本発明金属管の一実施例を径方向断面を誇張
して示す一部断面図、第2図は、製品金属管の剥離試験
例を示す図である。
実施例 1 外径4.76mmφ、肉厚0.7mmの二重巻網管]−
の外周面」二に通常の亜鉛電気めっき法によって厚さ2
5μmの金属(亜鉛)めっき層2を形成し、この亜鉛め
っき層2」二に、フッ素樹脂としてポリフッ化ビニル(
PVF)を塗布してフッ素樹脂皮膜3を形成しな。一方
、接着剤4としてY−6164を使用して、熱収縮性チ
ューブ5としての厚さ0.2mm、外径6mmの塩化ビ
ニル系熱収縮チューブの内周面に吹付は法によって塗布
し、この塩化ビニル系熱収縮チューブを前述の各層を形
成した二重巻網管1の外周に挿着し、200℃に加熱処
理して熱収縮性チューブ5を熱収縮させて、二重巻網管
1に密着させて保護材を被着した製品金属管を製造しな
得られた製品金属管について、管径の3倍径で曲げる3
Dスパイラル曲げ試験を行なったが、熱収縮チューブの
剥離による隙間の発生は認められず、第2図(イ)に示
すように金属管の端部を熱収縮性チューブ5に挿入後、
第2図(口〉のように幅4.mmの切り込み6を入れ、
切り込み部7を上部に折り返しく第2図(ハ)参照)、
端部8及び8′の部分を引張試験機(図示せず)のチャ
ックで固定し、第2図(二ンのように矢印方向に引張速
度20 mm 7分で引張って剥離試験を行い3.0k
g/Cm2という結果か得られた。
実施例 2 実施例1と同様にして金属めっき層2及びフッ素樹脂皮
膜3を形成した二重巻網管1に、実施例]−と同様な塩
化ビニル系熱収縮性チューブの内周面に、まず、有機溶
剤として1.1.1−トリクロロエタンを使用して塗布
し、ついで、アクリル系接着剤としてのY−6164を
塗布した熱収縮性チューブを挿着し、200 ’Cに加
熱処理して製品金属管を製造しな。
得られた製品金属管について、実施例1と同様な各種試
験を行なった。その結果は、3Dスパイラル曲げ試験で
は剥離は全く認められず、剥離試験では、4.0kg/
Cm2というさらによい結果が得られな。
比較例 1 実施例1と同様にして金属(亜鉛)めっき層2及びフッ
素樹脂皮膜3を形成しな、二重巻網管]のフッ素樹脂層
3上に、内周面にポリアミド系ホットメルトを有する、
厚さ0.2mm、外径6mmのポリオレフィン系熱収縮
性チューブを装着して、130℃に加熱処理して製品金
属管を製造した。
得られた製品金属管について、実施例]、と同様にして
諸試験を行なったが、3Dスパイラル曲げ試験では、端
面に隙間が発生していることが認められ、剥離試験の結
果は、1.5 kg/mm2であった。
比較例 2 実施例]、における塩化ビニル系熱収縮性チューブを挿
着するに際し、アクリル系接着剤を熱収縮性チューブの
内周面に塗布せず、二重巻網管1−のフッ素樹脂皮膜3
上に塗布した以外は、実施例1と同様にして製品金属管
を製造した。
得られた製品金属管について、実施例1と同様にして諸
試験を行なったが、3Dスパイラル]1拒ヂ試験では隙
間が発生していることが認められ、剥離試験の結果は、
0 、5 kg/mm 2であった。
(発明の効果) 本発明は、金属めっき層−フッ素樹脂皮膜を形成した金
属管の外周に、アクリル系接着剤を内周面に塗布した塩
化ビニル系熱収縮性チューブを挿着し熱収縮させなので
、金属管(管上のフッ素樹]−〇 脂)と熱収縮チューブとの密着度が高く、3Dスパイラ
ル曲げ加工に際しても金属管と熱収縮チューブとの間に
隙間が発生せず、安価な材料を使用して密着力を向上さ
せ得、飛石などによる損傷を受は難い保護性、耐食性と
もに高い金属管を得ることができるものであって顕著な
効果が認められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明金属管の一実施例を径方向断面を誇張
して示す一部断面図、第2図(イ〉〜(ニ)は、製品金
属管の剥離試験例を示す図である。 1・・・二重巻網管、2・・・金属めっき層、3・・・
フッ素樹脂皮膜、4・・・接着剤層、5・・・熱収縮性
チューブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)金属管、該金属管外周面上に形成された金属めっき
    層、該金属めっき層上に設けられたフッ素樹脂皮膜、該
    フッ素樹脂皮膜上にアクリル系接着剤を介して被着され
    た塩化ビニル系熱収縮性チューブとからなることを特徴
    とする耐飛石性保護材を被着した金属管。 2)外周面上に順次金属めっき層とフッ素樹脂皮膜とを
    形成した金属管の外周に、内周面にアクリル系接着剤を
    塗布した塩化ビニル系熱収縮性チューブを装着し、加熱
    処理することを特徴とする耐飛石性保護材を被着した金
    属管の製造方法。 3)塩化ビニル系熱収縮性チューブの内周面に、あらか
    じめ有機溶剤を塗布した後に、アクリル系接着剤を塗布
    し、これを金属管の外周に装着して加熱処理することを
    特徴とする耐飛石性保護材を被着した金属管の製造方法
JP2026391A 1990-02-06 1990-02-06 耐飛石性保護材を被着した金属管及びその製造方法 Pending JPH03234990A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002039449A (ja) * 2000-07-27 2002-02-06 Hitachi Metals Ltd 短管付蛇腹管
WO2016021610A1 (ja) * 2014-08-06 2016-02-11 旭硝子株式会社 樹脂被覆金属管およびその製造方法

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JPWO2016021610A1 (ja) * 2014-08-06 2017-06-29 旭硝子株式会社 樹脂被覆金属管およびその製造方法
CN106662275B (zh) * 2014-08-06 2019-08-06 Agc株式会社 树脂被覆金属管及其制造方法

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