JPH03234795A

JPH03234795A - 漂白剤組成物

Info

Publication number: JPH03234795A
Application number: JP2029316A
Authority: JP
Inventors: Yoshitaka Hasegawa; 美貴長谷川; Muneo Aoyanagi; 青柳　宗郎
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1990-02-08
Filing date: 1990-02-08
Publication date: 1991-10-18
Anticipated expiration: 2013-09-21
Also published as: JP2801057B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は優れた漂白刃を有する漂白剤組成物に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕塩素系
漂白剤は使用できる繊維に制限があり、又色、柄物には
使用できず、更に独自のにおいを有していることなどか
ら、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及
しはじめている。

この酸素系漂白剤としては、過炭酸ナトリウム、過硼酸
ナトリウムが漂白性能及び安定性などの面から特に利用
されている。

酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べ漂白刃が弱く、各種
漂白活性化剤が併用されている。

この漂白活性化剤にはアセトニトリル等に代表されるニ
トリル類、グルコースペンタアセテート（ＧＰＡＣ）等
に代表されるＯ−アセチル化物、テトラアセチルエチレ
ンジアミン（ＴＡＥＤ）等に代表されるＮ−アシル化物
、無水マレイン酸等に代表される酸無水物等が挙げられ
るが、これらの活性化剤を併用しても未だ漂白刃は不十
分であった。

本発明者らの研究の結果、特開昭６３−２３３９６９号
公報、特開昭６．３−３１５６６６号公報、特開昭６４
−６８３４７号公報、特開平１−１９０６５４号公報等
に例示されるような過酸化水素と反応して第４級アンモ
ニウム基を有する有機過酸を生成する化合物が漂白活性
化剤として極めて優れていることが見出されている。

本発明の目的はこの漂白活性化剤を使用した漂白剤の漂
白性能を安定に引き出す（安定した高い漂白刃を得る）
こと及びケーキング等の保存上の問題を解決する点にあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、
ノニオン界面活性剤及び珪酸（塩）を少量配合した漂白
剤が最適であることを見い出し、本発明を完成するに至
った。

即ち、本発明は、（ａ）　　水溶液中で過酸化水素を放出する過酸化物３
０〜８５重四％（ｂ）　　過酸化水素と反応して第４級アンモニウム基
を有する有機過酸を生成する漂白活性化剤０．５〜５０
重量％（ｃ）　　ノニオン界面活性剤　　　０．５〜５重量％
（ｄ）　　珪酸又は珪酸塩　　　　　０．１〜８重量％
（ｅ）　　炭酸（水素）塩　　　　　　５〜６０重量％
を含有してなる漂白剤組成物を提供するものである。

本発明の（ａ）成分である水溶液中で過酸化水素を放出
する過酸化物としては、炭酸ナトリウム・過酸化水素付
加物、トリポリリン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、
ピロリン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、尿素・過酸
化水素付加物、４ＮａｚＳＯ４’　２ＨｚＯｚ　’　Ｎ
ａＣ１、過ホウ酸ナトリウムー水化物、過ホウ酸ナトリ
ウム四水化物、過酸化ナトリウム、過酸化カルシウム等
が挙げられる。

これらの中でも特に炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物
が好ましい。（ａ）成分は組成物中に３０〜８５重量％
、好ましくは４０〜８０重量％配合される。

本発明に用いられる過酸化水素と反応して、分子内に　
−Ｎ”−基を有する有機過酸を生成す曇る漂白活性化剤（ｂ）としては、例えば次の構造を有す
るものが挙げられる。

Ｒ９式中、Ｒ５はＣ＋〜１８、特にＣ１〜＋４の直鎖又は分岐ＬＣＩ。

Ｂは（ｃＨｚｈ、　（ＯＣＨｚＣＨｚｈ又はべＯＣＨＣ
Ｈｚｈ（ｍは１〜１２、特に１〜５が好ましく、ｎは１
〜１０、特に１〜５が好ましい。）である。ａ、ｂはａ
＝ｏ、ｂ＝ｏであるか、又はａ＝Ｉ、ｂ＝１である。Ｒ
２，Ｒ：ｌはＣＩ〜２のアルキル基である。

連結基は特に限定されるものではないが、例えばアルキ
レン基、シクロアルキレン基、フェニレン基又はアルキ
レンフェニレン基、オキシアルキレン基（−ＣＩｌ、Ｃ
Ｉｌ０−）等である。

脱ＭＩＩ＝は特に限定されるものではないが、例えば、Ｏ（ワ）グリセリン残基。

（力）糖誘導体残基。

（Ｒ５゜Ｒ８はアルキル基、Ｒ６゜Ｒ７は１１又はアルキル基、Ｒ１はアルキレン基、アルケニル基、は１１又は−Ｃ−（連結基）−Ｎ−ｉＲ，を表す、ＭはＨ
又は１ＯＲ＋アルカリ金属を表す）が挙げられる。

−ａ式（１）において、Ｘ−は無機又は有機上記一般式
（１）において、連結基が−（ｃＨｚ）　Ｉ〜１□特に
−（ｃ１１□）１〜５−で、離脱基が（イ）、（ロ）、
（）Ｘ）。

（ニ）、（へ）、　（））、　（ワ）、（力）、（ヨ）
、（夕）。

（し）の構造式で表され、Ｒ１がＣ１〜２のアルキル基
、Ｒ６，Ｒ？がＨ又はＣ１〜２のアルキル基、Ｒ８がｃ
、〜２のアルキル基、Ｒ１がＣ１〜３のアルキレン基で
ある化合物が望ましく、（ヨ）、（夕）の構造式で表さ
れる化合物が特に望ましい。

又、下記の一般式（ｎ）で表されるニトリル化合物も有
用である。

ＲＲ（式中、Ｒは炭素数１〜３のアルキル基、×は有機ある
いは無機の陰イオン、ｎは１〜１６の整数である。）これらの漂白活性化剤のうちでも特に望ましいのは次の
各式で表されるものである。

ｌｈ（イ）　　Ｒ，−Ｎ″−（ｃＨｚ）／　−ＣＯ−（脱離
基）Ｈ３（ロ）Ｈ３Ｒ，−Ｃ−Ｎｌ（（ｃ１１□）１ＮミＣＨｚ）／　−Ｃ
Ｏ−（脱離基）１０　　　　　　　　ＣＨｓＣＩ＋３ＣＩ！３（ニ）Ｒ，０（ｃ８ｇ）　−Ｎ−！−（ｃｌｌ□）Ｉ０（脱離基）Ｃｆｌ＋〔式中、Ｒ，、ｍは前記と同じで、ｌは１〜１０の整数
、脱＃基は前記（ヨ）、（夕）で表される基である。〕本発明において、上記過酸化物（ａ）と漂白活性化剤（
ｂ）は（ａ）　／　（ｂ）重量比で１００／　１〜１　
／２０、好ましくは５０／ｌ〜１１５の範囲で使用され
る。

本発明組成物には、汚れに浸透或いは汚れを分散させ、
漂白効果を向上しかつ安定化するためにノニオン界面活
性剤（ｃ）を０．５〜５重量％、好ましくは１〜４重量
％配合する。ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシ
アルキレンアルキル（又はアルケニル）エーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸
アルカノールアミド又、はそのアルキレンオキサイド付
加物、シュークロース脂肪酸エステル、アルキルグリコ
シド、脂肪酸グリセリンモノエステル、アルキルアミン
オキサイド等が挙げられる。これらの中でも特にポリオ
キシエチレン（付加モル数１〜３０）アルキル（ｃ＋。

〜２゜）エーテル、ポリオキシエチレン（付加モル数１
〜２５）アルキル（ｃｑ〜２゜）フェニルエーテルが好
ましい。

本発明に用いられる（ｄ）成分である珪酸又は珪酸塩は
、一般式　ｍＭ、０・ｎ５ｉＯｚ　（式中、Ｈは１１、
アルカリ金属又はアルカリ土類金属、ｐは１又は２、ｎ
７ｍ　〜０．０１〜１０である。）で表され、代表的な
ものとしてはメタ珪酸、１〜３号珪酸ソーダ、水ガラス
等が挙げられる。（ｄ）成分は組成物中に０．１〜８重
量％、好ましくは１〜４重量％配合される。（ｄ）成分
の配合量が０．１重量％未満では効果がなく、８重量％
を超えると衣類への沈着の問題が生ずる。

本発明組成物の主要残部は５〜６０重量％の炭酸ソーダ
、炭酸カリ、重炭酸ソーダ、セスキ炭酸ソーダ等の炭酸
（水素）塩（ｅ）である。

本発明組成物に分子１ｉ４０００〜２００００のポリエ
チレングリコールを０．５〜１０重量％、好ましくは１
〜５重量％配合することによりケーキング防止能は更に
高まり、またある種の不飽和カルボン酸の（共）重合体
の水溶性塩を０．０５〜５重量％及び／又は酵素を０．
５〜３重量％配合することにより多種の汚れに対する漂
白効果を更に高めることができる。そのような（共）重
合体としては、アクリル酸、メタクリル酸、α−ヒドロ
キシアクリル酸、（無水）マレイン酸、フマール酸等か
ら選ばれる不飽和カルボン酸を（共）重合させて得られ
る分子量が４０００〜１５００００の（共）重合体が挙
げられ、これらの中でもポリアクリル酸、ポリα−ヒド
ロキシアクリル酸、アクリル酸−マレイン酸共重合体が
好ましい。また、酵素としてはプロテアーゼ、リパーゼ
、アミラーゼ、セルラーゼ等が挙げられる。

本発明組成物にはその他必要に応じて変褪色防止剤、蛍
光染料、香料等が添加される。

〔実施例〕

以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。

表−１に示す各種漂白剤組成物を調製し、以下の方法で
漂白試験を行なった。

儂亘跋狂紅茶汚染布の作成；日東紅茶（黄色パッケージ）８０ｇを３２のイオン交換
水にて約１５分間煮沸後、糊抜きしたサラシ木綿でこし
、この液に木綿金布１２００３布を浸し、約１５分間煮
沸する。そのまま火よりおろし、２時間程度放置後自然
乾燥させ、洗液に色のつかなくなるまで水洗いし、脱水
、プレス後、１０ｃｍ　Ｘ　１０ｃｍの試験片とし、実
験に供した。

漂白率の測定；４０°Ｃの水道水３００ｍｆに、有効酸素が０．０２％
となるように表−１の漂白剤組成物を加えた。

その溶液に上記で調製された紅茶汚染布を３０分間浸漬
漂白し、水洗、乾燥後、下式により漂白率を求めた。

紅茶汚染布の漂白率（％）反射率は日本重色工業■製ＤＲ１０１０Ｐで６０ｎｍフィルターを使用して測定した。

その結果を表−１に示す。

また、各組成物をプラスチックボトルに入れて、屋外倉
庫に放置し、ケーキング状態を観察した。

その結果、Ｎα１，２は貯蔵１力月後に、Ｎα３゜４は
貯蔵６力月後に軽いケーキングがみられた。

阻５〜８は貯蔵１２力月後もケーキングを起こしていな
かった。

Claims

【特許請求の範囲】１（ａ）水溶液中で過酸化水素を放出する過酸化物３０
〜８５重量％（ｂ）過酸化水素と反応して第４級アンモニウム基を有
する有機過酸を生成する漂白活性化剤０．５〜５０重量
％（ｃ）ノニオン界面活性剤０．５〜５重量％（ｄ）珪酸又は珪酸塩０．１〜８重量％（ｅ）炭酸（水素）塩５〜６０重量％を含有してなる漂白剤組成物。２　更にポリエチレングリコール０．５〜１０重量％を
含有してなる請求項１記載の漂白剤組成物。３　アクリル酸、メタクリル酸、α−ヒドロキシアクリ
ル酸、（無水）マレイン酸及びフマール酸から選ばれる
不飽和カルボン酸の（共）重合体の水溶性塩０．０５〜
５重量％を更に含有してなる請求項１又は２記載の漂白
剤組成物。