JPH01198700A

JPH01198700A - 自動食器洗浄機用洗剤

Info

Publication number: JPH01198700A
Application number: JP2321788A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Saijo; 西條　宏之; Taeko Sone; 曽禰　妙子; Muneo Aoyanagi; 青柳　宗郎; Katsuhiko Deguchi; 勝彦出口
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1988-02-03
Filing date: 1988-02-03
Publication date: 1989-08-10
Anticipated expiration: 2011-11-06
Also published as: JP2551962B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は各種汚れに対する洗浄力の優れた自動食器洗浄
機用洗剤に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
自動食器用洗浄機は急速に普及し、業務用ばかりでなく
、一般家庭にも盛んに用いられるようになった。

食器類に強固に付着した米飯等に代表される澱粉質の汚
れおよび茶しぶ等に代表される色素汚れを除去するため
に、従来、自動食器洗浄機用洗剤としては、α−アミラ
ーゼなどの澱粉分解酵素およびジクロルイソシアヌル酸
塩などの塩素系漂白剤を配合した有リン洗剤が主として
使用されてきた。一方、酵素は一般に塩素系漂白剤に対
し不安定であるため、塩素系漂白剤に換えて酸素系漂白
剤を用いた自動食器洗浄機用洗剤も検討されてきた。酸
素系漂白剤は塩素系漂白剤よりも漂白刃が弱いので、特
開昭６０−６０１９８号公報においでは、テトラアセチ
ルジアミン、テトラアセチルグリコールウリル、グルコ
ースペンタ酢酸、キジローズテトラ酢酸などの活性化剤
を併用するこ−とが提案されている。しかしながら、こ
れらの活性化剤を併用してもなお洗浄力は塩素系漂白剤
を用いた場合よりも劣っている。

さらに、従来用いられている自助食器洗浄機用洗剤は有
リン洗剤が主流であった。

しかしながら、多くの洗浄剤について無りん洗剤が主流
である現在、環境問題の点からリン酸塩含有洗剤は社会
的な問題になりかねない。

そこで、自動食器洗浄機の普及に伴い各種汚れに対する
洗浄力を低下することなく無リン化する技術が強く要望
されてきた。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは、酸素系漂白剤を用いた自動食器洗浄機用
洗剤について鋭意研究の結果、特定の官能基を有する活
性化剤を用いると、酸素系漂白剤でも茶しぶなど色素汚
れに対し塩素系漂白剤と同等以上の漂白刃を示し、しか
も驚くべきことに澱粉質汚れ、油脂汚れの除去に対して
も優れた洗浄効果を示すこと、及び無燐化しても洗浄効
果が低下しないことを見出し、本発明を完成した。

即ち本発明は、水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化
物、過酸化物の活性化剤、澱粉加水分解酵素及び無機ア
ルカリ剤を含有する自助食器洗浄機用洗剤において、活
性化剤として、第４級アンモニウム基を有する有機過酸
前駆体を含有することを特徴とする自動食器洗浄機用洗
剤を提供する。

本発明に使用する水溶液中で過酸化水素を発生する過酸
化物としては炭酸す）１７ウム・過酸化水素付加物、ト
リポリリン酸ナトリウム・過酸化水素付加物、ビロリン
酸ナトリウム・過酸化水素付加物、尿素・過酸化水素付
加物、又は４Ｎａ２ＳＯ，−２Ｈ，０２−ＮａＣ１、過
ホウ酸÷トリウムー水化物、過ホウ酸す）　ＩＪウム四
水化物、過酸化ナトリウム、過酸化カルシウム等が例示
される。

この中でも特に炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物、過
ホウ酸ナトリウムー水化物、過ホウ酸ナトリウム四水化
物が好ましい。

過酸化物は組成物中に通常、５〜２５重量％重量％柱る
。

本発明に使用する第４級アンモニウム基を有する有機過
酸前駆体としては、例えは次式（Ｉ）〜（ＴＶ）で表わ
される化合物が挙げられる。

Ｒ３１Φ Ｒ，−Ｎ　−（Ｃ）１２汁Ｃ−０−Ｙ　　　　　（Ｉ）
Ｒａ　　　　　Ｏ〔式中、ＲＩは炭素数１〜２２のアルキル基、Ｒ２＋Ｒ
２は炭素数１〜３のアルキル基、ｎは１〜１１、好まし
くは１〜５の整数、ＹはＣ１゜〜、。のアルキル基又は
フェニル基（この場合化合物はカチオ塩酸塩などの塩形
態も含まれる）。〕！；Ｒ，−Ｎ−（ＣＨ２）ｒＯ−Ｃ−Ｃ）１３　　Ｘ　　（
ＩＩ）Ｒ３０［Ｒ，、Ｒ，、Ｒ３は前記と同様、ｍは１〜５、ｘは陰
イオンを表す。〕〔Ｒ，、Ｒ，、Ｒａ、　Ｘ　ｌｔ前記ト同様］〔Ｒ２〜
Ｒ６は炭素数１〜３のアルキル基、！は１〜１６を表し
、Ｘは前記と同様〕又、分子中に少なくとも３箇以上のポリアミン誘導体ＣＬ、Ｘは前記と同様〕を用いるとと
もできる。ポリアルキレンポリアミン誘導体は、例えば
ポリアルキレンポリアミンＲ７式（−Ｎ　　Ｒ−）Ｔ　　（ＲｔはＨ又はＣ１〜、のア
ルキル基、Ｒｓ　１ｔｃａ〜ｌ＋　７　ルキレン基、ｑ
ハ３〜１ＯｏＯ）テ表わされる。例えばジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペン
タミンなどの分子量　１０００までの比較的低分子ポリ
エチレンポリアミン、トリプロピレンテトラミン、テト
ラブチレンペンタミン、ジエチレントリアミン、ジヘキ
シレントリアぞン、トリヘキシレンテトラミンなどをハ
ロゲン化アセトニトリルで４級化することにより得られ
る。

本発明において、過酸化物と有機過酸前駆体は、通常、
過酸化物／有機過酸前駆体＝９９．９１０．１〜２０／
８０、好ましくは９９／１〜５０１５０のモル比で用い
られる。

本発明に使用される澱粉加水分解酵素としては菌から誘
導されたものであってもよい。好適な澱粉加水分解酵素
はＢａｃｉｌｌｕｓ　ｌｉｃｈｅｎｉｆｏｒｍｉｓ菌か
ら得られた澱粉加水分解酵素であり、特に好ましくはＮ
ｏｖｏ社から市販されている“Ｔｅｒｍａｍｙ　１”（
登録商標）である。澱粉加水分解酵素は組成物中に通常
０．２〜５重量％配合され、ＤＮＳ法による糖化活性が
本洗剤の実使用濃度に於いて１×１０３キロユニツト（
１分間にｌ　ｍＨのグルコースを生成する酵素量を１０
０単位とする。）以上となるようにする。

本発明に用いる無機アルカリ剤としては、トリポリリン
酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、珪酸ナトリウ
ムなどが挙げられる。珪酸ナトリウムは金属腐食防止作
用を有するので、これを他のアルカリ剤と併用するのが
望ましい。

他のアルカリ剤３５〜８５重−量％、珪酸ナトリウム（
ＳｉＯ，／Ｎａ２Ｏ比が１／１〜４／１、好すしくは２
／１〜２．５／１）２〜１５重量％を併用して用いるの
が最も好ましい。無機アルカリ剤は０．０５〜１重量％
洗剤溶液がｐＨ９，０〜１１．０になるように配合量を
調整する。

無リン化する際には、二価金属イオン捕捉剤として、ヒ
ドロキシ多価カルボン酸又はその塩１〜３０重量％、高
分子キレート剤１〜１０重量％を併用して用いるのが好
ましい。

ヒドロキシ多価カルボン酸又はその塩とじては、一般式
（Ｉ）で表わされる化合物又はその水溶性塩が挙げられ
る。

（Ｘ！−！Ｌ−ＣＨ，、−Ｃ１２ＣｏＯ）１．又は−Ｃ
Ｈ（ＤＨ）　Ｃ０Ｄ）Ｉ　。

Ｙは−Ｈ又は−ＯＨを表す）この中でも、クエン酸、リンゴ酸、及び酒石酸又はその
塩が好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩
、モノエタノールアミン塩、ジェタノールアミン塩、ト
リエタノールアミン塩が例示される。

高分子キレート剤としては、特開昭５７−１４５１９９
号公報に記載されているような二価金属イオン捕捉高分
子電解質が例示できるが、アクリル酸又はメタクリル酸
の重合体、又はアクリル酸メタクリル酸共重合体、又は
それらの水溶性塩の平均分子量は１．５００〜１００，
０００　、特に３．０００〜２０、０００のものが好ま
しい。

又、本発明の洗剤には特に油脂汚れに対する洗浄性を向
上させる目的で、少量の低泡性〜無泡性の非イオン性界
面活性剤を使用するのが好ましい。この種の界面活性剤
の例としてはアルコキシ化非イオン性界面活性剤（この
アルコキシ部はエチレンオキサイド、プロピレンオキシ
ドもしくはその混合物からなる群から選ばれたものであ
る。）があげられる。本発明において使用するのが好ま
しい界面活性剤の具体例としてはＢＡＳＦジャパン社の
“Ｐｌｕｒａｆａｃ　（登録商標）ＬＦ４０３”、“Ｐ
ｌｕｒａｆａｃ　ＬＰ１３００”及び日本触媒化学工業
−の“ソフタノールｌｌ：Ｐ７０４５”　（登録商標）
等が挙げられる。

本発明の洗剤には、更に、酸素漂白剤の安定剤、蛋白分
解酵素、銅腐食防止剤などを配合してよい。

安定剤としては、エチレンジアミンテトラ（メチレンホ
スホン酸）、ジエチレントリアミンペンタ（メチレンホ
スホン酸）、及びその水溶性塩類、並びにそれとカルシ
ウム、マグネシウム、アルミニウム又は亜鉛との錯体等
があり、これらはそのままの形で添加できる。特にカル
シウム錯体で用いるのが好ましい。

適当な蛋白質分解酵素の例としては、［３，５ｕｂｔｉ
ｌｉｓ菌や、Ｂ、　ｌｉｃｈｅｎｉｆｏｒｍｉｓ菌の特
定の菌株から得られる、ズブチリシンが挙げられる。こ
れらの例としてはギスト社から販売されている“マクサ
ターゼ（登録商標）、Ｎｏｖｏ社の“アルカラーゼ（登
録商標）、“エスペラーゼ（登録商標）及び“サビナー
ゼ（登録商標）などである。

銅の腐食防止に炭化水素鎖長が約８から１８を有する脂
肪酸を０．１から５重量％添加すること、更にはベンゾ
トリアゾール等を添加することも効果的である。

本発明の洗浄剤組成物は一般に乾燥粉粒状生成物の形に
製造できる。即ちこれは、常用の製造技術に従って粉状
又は粒状の各成分を乾式混合し次に液体成分（非イオン
性界面活性剤など）を前記混合物上に噴霧することによ
って製造できる。

〔発明の効果〕

以上のとおり本発明の洗浄剤組成物は有リン、無リンに
かかわらず、自動食器洗浄機用洗剤の基本性能である油
・澱粉質に対する充分な洗浄力を有し、かつ、食器に沈
着した色素よごれ除去能つまり漂白性能をも有する実用
的価値の高い自動食器洗浄機用洗剤組成物である。

〔実施例〕

次に実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い。

先ず、実施例で採用した洗浄条件、洗浄力について説明
する。

洗浄条件使用洗浄機；松下電器■製全自動食器洗い機（機種ＮＰ
−６００’）洗浄剤水溶液が・回転ノズルから、　　　　噴射され、その噴射軌道上面に設置された食
器類を洗浄する形式のもの。

洗浄温度；５℃から５５℃まで徐々に昇温する。

洗浄用水；硬度３．５°ＯＨの水洗剤濃度；０．２％洗浄時間；洗浄２０分−すすぎ２０分洗浄時の循環水量；　２．５１洗浄力の評価 ■油脂、蛋白質混合汚れの汚染皿及び評価方法（汚染皿
）牛脂５ｇ／卵１ｇを混合し磁性の皿（直径２５ｃｍ）に
塗布し、１昼夜風乾したものを２枚供した。

（油脂洗浄力評価方法）洗浄後の皿にオイルレッド液をかけ、皿上の反応面積（
Ｓｌ）を写真判定によって測り、初期の汚染面積（Ｓｏ
）から洗浄率を下の式によって求めた。

洗浄率”’　（（Ｓｏ　　Ｓｔ）　／Ｓｏ）　Ｘ１００
■米飯汚れの汚染皿及び評価方法（汚染皿）軟質の炊き上がり米飯を３０分間室温にて放置し、３ｇ
を磁性の皿（直径２５ｃｍ）に引き伸ばし塗布し、室温
で１昼夜風乾したものを６枚洗浄に供した。

（澱粉汚れ洗浄力評価方法）米飯の残存をヨウソの呈色反応によって生じた青色部分
の面積（Ｐｌ）を写真判定によって測り、以下油脂汚れ
同様初期の汚染面積（Ｓｏ）から洗浄率を下の式によっ
て求めた。

洗浄率＝　Ｃ（Ｓ、−Ｐ、）　／Ｓｏ〕Ｘ１００■漂白
性能の評価方法（汚染片）素焼きのプレー）　（１００Ｘ　１００ｍｍ　、厚さ１
０ｍｍ）を紅茶溶液中にて浸漬、乾燥を１０回繰り返し
たものを５枚洗浄に供した。

（漂白性能評価方法）洗浄後、プレートの反射率（Ｒ２）を測定し、未汚染の
プレートの反射率（ＲＯ）　、洗浄前のプレートの反射
率（Ｒ１）より漂白率を以下の式によって求めた。

漂白ｆｌ＝　Ｃ（Ｒ２−Ｒ１）／（Ｒ，−Ｓ＋））　ｘ
ｌＯ０実施例１以上の評価方法によって下記の表１に示す組成物を調整
し、洗浄力、漂白刃について評価を行った。

Claims

【特許請求の範囲】１　水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物、過酸化
物の活性化剤、澱粉加水分解酵素及び無機アルカリ剤を
含有する自動食器洗浄機用洗剤において、活性化剤とし
て、第４級アンモニウム基を有する有機過酸前駆体を含
有することを特徴とする自動食器洗浄機用洗剤。２　有機過酸前駆体が下記一般式（ I ）〜（IV）で表
わされる化合物、 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ）〔式中、Ｒ＿１は炭素数１〜２２のアルキル基、Ｒ＿２
、Ｒ＿３は炭素数１〜３のアルキル基、ｎは１〜１１の
整数、ＹはＣ＿１＿０＿〜＿３＿０のアルキル基、フェ
ニル基、又は▲数式、化学式、表等があります▼基（Ｚ
はＳＯ＿３＾■基又はＣＯ＿２＾■基）を表す。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼（II）〔Ｒ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３は前記と同様、ｍは１〜５、
Ｘ＾■は陰イオンを表す。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼（III）〔Ｒ＿１、Ｒ＿２、Ｒ＿３、Ｘ＾■は前記と同様〕▲数
式、化学式、表等があります▼（IV）〔Ｒ＿２〜Ｒ＿５は炭素数１〜３のアルキル基、ｌは１
〜１６を表し、Ｘ＾■は前記と同様〕及び分子中に少なくとも３箇以上の ▲数式、化学式、表等があります▼基を有するポリアル
キレンポリアミン誘導体〔Ｒ＿２、＾■Ｘは前記と同様〕か
らなる群より選ばれる化合物である請求項１記載の自動
食器洗浄機用洗剤。