JPH0323475Y2 - - Google Patents

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JPH0323475Y2
JPH0323475Y2 JP15151984U JP15151984U JPH0323475Y2 JP H0323475 Y2 JPH0323475 Y2 JP H0323475Y2 JP 15151984 U JP15151984 U JP 15151984U JP 15151984 U JP15151984 U JP 15151984U JP H0323475 Y2 JPH0323475 Y2 JP H0323475Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ビルにおいてコンピユーター室など
の床下へ配線収納空間を設けたり、一般住宅にお
いてトイレ室や浴室などの床面を居住室床面の設
置レベルと合わせたり、体育館において床面に所
定の弾力を持たせたりする場合などにあつて、室
内基礎面上に所定高さを保持して床面を浮上設置
させるための床ユニツトに関するものである。
「従来技術とその問題点」 第5図は、従来の床面浮上設置構造を概略して
示す部分斜視図である。同図に示すように、床面
を浮上状態に設置する従来の設置作業は、まず室
内基礎面1に、アンカーボルト及びナツト7等を
用いて支持スタンド2,2,…を複数固定する。
次ぎに、前記支持スタンド2の上部に支持ボルト
5を介して螺合取着されたU字金具3,3,…
へ、大引鋼4を挿通してロツクボルト3aを締め
付け固定する。そして、前記支持ボルト5の螺合
度合を調節して、前記各大引鋼4,4,…相互の
水平レベルを出す。そして更に、各大引鋼4相互
の上面に根太鋼6を螺着して、前記各大引鋼4,
4,…相互を連結し、その上面に床面パネルを固
定していた。このように、従来の床面浮上設置構
造は、大引鋼4と根太鋼6とが交差するように重
ね合わされてなり、しかも大引鋼4の真下部に、
その高さを調節する支持ボルト5が立設している
ものであるから、これら全体的な設置高さhは、
30〜40cmと非常に高いものであつた。また、前記
根太鋼6は、大引鋼4と交差する箇所でタツピン
グ螺子により固定されるものであるが、この固定
箇所は、その数が多ければそれだけ根太鋼6の保
持が安定し、剛性強度が高くなることは言うまで
もない。しかし、そのためには、大引鋼4の架枠
本数を多くしなければならなかつた(例えば、架
設ピツチを300mm程度に詰めた状態にする等)。従
つて、大引鋼4の増加に伴つた支持スタンド2の
使用数も当然に増加し、またタツピング螺子によ
る固定箇所も相当数増加するから、その設置作業
は極めて面倒なものとなり、コスト的にも高謄化
するものであつた。
一方、前記の如き設置高さhを低くするため
に、小型の支持スタンド(図示省略)に直接根太
鋼やベニヤ合板等からなる床パネルを螺着するこ
とがあつた。しかし、この場合には、小型の支持
スタンドにおいてその必要数が更に増加する傾向
にあるので、設置作業はますます面倒となり、コ
ストの高謄化も一層深刻となつていた。更に、例
えこのような構造にしたとしても、その設置高さ
hの最低寸法は15cmもあり、室内における居住高
さ空間を狭くしていた。
「考案の目的」 本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、室内基礎面からの設置高さが低く、
その設置作業も簡単に行える新規な床ユニツトを
提供することを目的とする。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段及びその作用) 本案床ユニツトの要旨とするところは、室内基
礎面上に所定高さを保持して床面を浮上設置する
床ユニツトにおいて、室内形状に対応して枠組み
された外郭架枠と、該外郭架枠の対向内面夫々に
取り付けられた高剛性床パネル用の床パネル支承
部材と、前記外郭架枠の辺部適所を上下方向へス
ライド可能に挟持する複数の支承設置具と、該支
承設置具の近接部位で前記外郭架枠に取り付けら
れる上下動用又は設定高さ固定用の高さ調節螺子
とから成る点にある。
本案床ユニツトは、上記の如き構成によつて、
次ぎの如く作用する。すなわち、床パネルは、ベ
ニヤ合板等とは異なり、両短辺部のみを支持して
架設し、その板面に所定重量を加重したときにも
撓まない程度の高い剛性を有している。そして、
外郭架枠は、室内形状に相応した形状で組まれて
いると共に、該外郭架枠の対向内面夫々には、床
パネル支承部材が取り付けられている。従つて、
従来の如き大引鋼や根太鋼は必要なく、外郭架枠
内の床パネル支承部材に、床パネルを載設するだ
けで床面を設置することができる。また、前記外
郭架枠を支承する支承設置具は、前記外郭架枠を
挟持する構造となつているものであるから、これ
らの結合した丈寸法を低く形成できる。一方、支
承設置具によつて外郭架枠を室内基礎面上の所定
位置へ固定した後などには、該外郭架枠に取り付
けられた高さ調節螺子の螺合度合を調節して、外
郭架枠の保持高さを上下動させたり、又は設定さ
れた保持高さを固定したりするものである。
(実施例) 以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明する次の通りである。
第1図は、本案床ユニツトを示す全体斜視図で
ある。同図に示すように、本案床ユニツトは、外
郭架枠8と、3枚の床パネル9,9,9(二点鎖
線で示す)と、床パネル支承部材12と、支承設
置具10と、高さ調節螺子11とからなる。
第1図に示すように、外郭架枠8は、矩形断面
を有した4本の角パイプが、正方形の枠状に組ま
れてなる。この外形寸法は一辺部が3mである。
そして、該外郭架枠8の対向内面夫々には、複数
の床パネル支承部材12,12,…が溶着されて
いる。
該床パネル支承部材12は、その断面形状がL
字状の条鋼材によつてなるものであつて、外郭架
枠8の各対向内面に向かつて突出する辺部上面
を、床パネル9用の据置面12aとしている。そ
して該床パネル支承部材12の据置面12aは、
外郭架枠8の上周面と平行になつている。
床パネル9は、セメント及び骨材等を主材とし
て長方形状板面を有するように押出成形されたも
のであつて、その外形寸法は、短辺部が約93cm、
長辺部が280cm、厚さが6乃至10cmである。該床
パネル9は、ベニヤ合板等とは異なり、両短辺部
のみを支持して架設し、その板面に所定重量を加
重したときにも撓まない程度の高い剛性を有して
いる。尚、床パネル9と前記床パネル支承部材1
2との固定は、例えば第2図に示す如き構造とす
ればよい。該固定構造は、複数の締結部9a,9
a,…と、挟持板13と、支え板14と、締付ボ
ルト15とからなる。
締結部9aは、床パネル9の周部が切り欠き等
の加工によつて薄肉に形成されたものである。そ
して、該締結部9aには、大径孔9bが穿設形成
されている。
支え板14は、帯状板材を材料として形成され
ており、その板面中央部には、締付ボルト15用
の挿通孔が穿設されている。該支え板14は、前
記締結部9aの大径孔9b上面に係止されるよう
に取りつけられており、前記締付ボルト15が脱
落するのを防止している。
挟持板13は、帯状板材を材料として、その側
断面形状がクランク状に折曲形成されたものであ
つて、その板面中央部には、雌螺子が穿設されて
いる。該挟持板13は、前記締結部9aの下面側
に取り付けられており、その雌螺子に、前記締付
ボルト15の先端部が螺着されている。
このように上記固定構造は、支え板14と挟持
板13とによつて、床パネル9の締結部9aに床
パネル支承部材12を挟着するようになされてい
る。尚、前記挟持板13′は、二点鎖線で示す如
く予め横方向に向けておき、床パネル9の敷設後
に、締結部9aの大径孔9b内へドライバー(図
示省略)等の工具を挿入して回動させるものであ
る。
支承設置具10は、第1図に示すように前記外
郭架枠8の各辺部に3個づつ取りつけられてい
る。該支承設置具10は、第3図に示すように、
L字状に折曲された2個の板材が重ね合わせられ
てなるものであつて、その全体的な断面形状は、
横倒したF字状になつている。そして、両L字状
板材の立ち上がり面には、前記外郭架枠8の貫通
孔8aと合致する縦方向の長孔が穿設されてい
る。
高さ調節螺子11は、前記第1図に示すよう
に、各支承設置具10,10,…の間の外郭架枠
8に取り付けられており、第4図に示すように雌
螺子が穿設された基板11aと、ボルト11b
と、ロツク用ナツト11cとから構成されてい
る。そして、前記基板11aは、前記外郭架枠8
の下側面に溶着されている。
このようにしてなる本案床ユニツトを設置する
際には、第3図に示すように、まずアンカーボル
ト及びナツト7によつて支承設置具10を室内基
礎面1上の各所定位置に固定する。そして、該支
承設置具10における両L字状板材の間に、外郭
架枠8の各所定部所を挿入し、該外郭架枠8の貫
通孔8aを介するように前記支承設置具10の立
ち上がり面の両長孔にボルト16を挿通し、軽く
締結する。しかる後、床パネル支承部材12の据
置面12aにおいて水平レベルを調整する。そし
て、床パネル支承部材12の据置面12aが水平
となつたところで、前記ボルト16を増締めし、
且つ第4図に示すように高さ調節螺子11のボル
ト11bを室内基礎面1に当接させ、ロツクナツ
ト11cを締め付ける。このことにより、支承設
置具10によつて設定された外郭架枠8の保持高
さは、高さ調節螺子11により強固に固定(バツ
クアツプ)されることとなり、それ以降において
外郭架枠8の上方から作用する荷重は、その殆ど
全部が高さ調節螺子11に委ねられるものとな
る。そして最後に床パネル支承部材12の据置面
12a上に、床パネル9を載設して固定する。尚
ここで外郭架枠8の上周面は、前述した如く、前
記床パネル支承部材12の据置面12aと平行で
あるため、該外郭架枠8の上周面も水平状態とな
つている。そこで、該外郭架枠8の上周面に壁パ
ネル17等を載設すると便利である。
なお、この設置手順については何等限定される
ものではない。例えば、支承設置具10のボルト
16を軽く締結した状態にしておき、先に高さ調
節螺子11の螺合度合を調節することができる。
すなわち、該高さ調節螺子11のボルト11bを
室内基礎面1へ当接させたまま、その螺合度合を
調節して、外郭架枠8における床パネル支承部材
12の据置面12aを全周的に水平とさせる。こ
の場合、支承設置具10と外郭架枠8との間では
上下方向へのスライドが行われることとなる。床
パネル支承部材12の据置面12aが水平となつ
たなら、高さ調節螺子11のロツクナツト11c
を増締めすると共に、支承設置具10のボルト1
6を増締めするものとする。
(別態様の検討) 外郭架枠は、4本の角パイプが現場で組まれる
ものに限らず、工場等において予め一体の枠状に
溶着されてなるものであつてもよい。また、支承
設置具についても、アンカーボルト7を挿通する
ための座面部が、両側方に突出したようなもので
あつてもよい。また、床パネルの代わりに、角パ
イプが梯子状に組まれてなる床補強材を用い、そ
の上面にベニヤ合板等を載設するような床構造と
してもよい。更に、本案床ユニツトを、例えば体
育館の床等、室内基礎面からの設置高さが高い床
に用いるときは、支承設置具の立ち上がり面を高
く形成したり、外郭架枠の下面に更に角パイプ等
を溶着することによつて対応することができる。
このように、本案床ユニツトの構成及び形状は、
実施の態様に応じて適宜変更可能である。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係る床
ユニツトによれば、その外郭架枠が室内形状に対
応して枠組みされていると共に、床パネルを支承
する床パネル支承部材は、前記外郭架枠の対向内
面に夫々取り付けられている。従つて、床パネル
を載設する際に、従来の如き大引鋼や根太鋼等を
交差重合させる必要はない。また、支承設置具
は、外郭架枠を挟持して保持する構造となつてお
り、且つその設置用のアンカーボルトの締付位置
を、前記外郭架枠の真下部以外としている。従つ
て、室内基礎面からの設置高さは、室内配線等に
必要とされる高さ範囲内で最も低いもの(10cm以
下)に設置することができる。そのうえ、上記の
如き簡単な構造によつて、床面設置のための作業
は従来のものとは比較にならない程簡単になると
共に、その部品数的にも少なくてもよいため、コ
スト的に低廉化する等、幾多の優れた利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案床ユニツトを示す斜視図、第2図
は床パネルの固定構造をその一部を切り欠いて示
す部分斜視図、第3図は支承設置具を示す正面断
面図、第4図は高さ調節螺子を示す正面断面図、
第5図は従来の床ユニツトを概略して示す部分斜
視図である。 1……室内基礎面、8……外郭架枠、9……床
パネル、10……支承設置具、11……高さ調節
螺子、12……床パネル支承部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室内基礎面上に所定高さを保持して床面を浮上
    設置する床ユニツトにおいて、室内形状に対応し
    て枠組みされた外郭架枠と、該外郭架枠の対向内
    面夫々に取り付けられた高剛性床パネル用の床パ
    ネル支承部材と、前記外郭架枠の辺部適所を上下
    方向へスライド可能に挟持する複数の支承設置具
    と、該支承設置具の近接部位で前記外郭架枠に取
    り付けられる上下動用又は設定高さ固定用の高さ
    調節螺子とから成ることを特徴とする床ユニツ
    ト。
JP15151984U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPH0323475Y2 (ja)

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JP15151984U JPH0323475Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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JPS6167341U JPS6167341U (ja) 1986-05-08
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