JPH0323472Y2 - - Google Patents

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JPH0323472Y2
JPH0323472Y2 JP1984065359U JP6535984U JPH0323472Y2 JP H0323472 Y2 JPH0323472 Y2 JP H0323472Y2 JP 1984065359 U JP1984065359 U JP 1984065359U JP 6535984 U JP6535984 U JP 6535984U JP H0323472 Y2 JPH0323472 Y2 JP H0323472Y2
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exterior
plate
draining
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tongue piece
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JP1984065359U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カラー鋼板等よりなる外装板の裏側
に石こうボード、ロツクウールボード等よりなる
裏打ち材を設けた横張外装材の接続構造に関す
る。
裏打ち材を有する横張外装材の接続構造として
は、既に特公昭55−9503号公報のものが知られて
いる。この接続構造は第8図に示すように、横断
面略H型に形成された水切板aの上端に、係合折
曲部b,bを設けて、これらの係合折曲部b,b
を水切板aの左右の縦溝c,cに嵌入した横張外
装材d,dの上端部に係合固定するように構成さ
れているので、旧来の水切板のように、胴縁等の
下地材に水切板を取り付ける必要がなく、従つ
て、下地材の位置と横張外装板の接続位置とを合
致させる必要がないという利点を有している。
しかし乍ら、上記の従来構造においては、水切
板aの縦溝c,cの幅が、外装板d1と裏打ち材d2
とからなる横張外装材dの厚みと略等しく、縦溝
c,c内に外装板d1及び裏打ち材d2の双方が嵌め
込まれているから、裏打ち材d2が水切板aと外装
板d1との当接面間に毛細管現象等により浸入した
雨水を吸いやすく、裏打ち材d2の変質、劣化を招
く可能性がある。
上記の問題点に鑑み、本考案は、裏打ち材の吸
水による変質、劣化を防止できるようにすること
を目的とするものである。
そして、この目的を達成するための本考案の横
張外装材の接続構造は、鋼板よりなる外装板の裏
側に設けた裏打ち材の両側端面より上記外装板を
側方に突出した横張外装材を形成し、この横張外
装材を横方向に隣接して両側外装板の裏側の両側
裏打ち材の両側端面間隙内にその間隔より狭幅の
水切板を上記両側裏打ち材の両側端面と小間隙を
形成して配置し、この水切板の下端に室内側に向
けて折曲した舌片を形成し、上記外装板の下端部
に室内側に向けて折曲した立上り部を形成し、こ
の立上り部の室外側と外装板の間に形成された空
間部に上記舌片を挿入し、上記水切板の上端部を
上記外装材の上端の取付部に水切板の係合折曲部
やボルトナツトなどの係合手段により固定したこ
とを特徴としている。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
図において、1は、カラー鋼板等よりなる外装
板2と、石こうボード、ロツクボード等の裏打ち
材3とによつて構成した横長帯状の横張外装材で
ある。裏打ち材3は、横張外装材1を胴縁等の下
地材に取り付ける時点で、外装板2の裏面に適宜
な手段で固着してもよいが、この実施例では、外
装板2として薄肉のものを使用しても、裏打ち材
3が補強材となつて外装板2のペコツキ、変形を
防止できるように、予め工場生産により接着され
ている。
前記外装板2の上端部には、下地材に釘、ビス
等で取り付けられる取付部2aとその下方に位置
する室外側斜め下方に向けて突出した突条2bが
形成され、下端部には、室内側へ向けて折曲した
後、上方へ折曲した立上り部2cが形成され、両
側端には、室内側へ向けて直角に折曲した対向片
部2d…が、前記突条2bの付根部から前記立上
り部2cの水平板部にわたつて形成されている。
裏打ち材3は外装板2よりも横長さが短く、外
装板2の両側端は裏打ち材3の両側端面3a…よ
りも側方に突出している。
そして、第1図、第3図に示すように、横方向
に隣接する両外装板2…の裏側に設けた裏打ち材
3…同士の間に、水切板4の横幅よりも広い幅の
間隙S,Sがそれぞれ形成されている。
水切板4は1枚の鋼板を折曲加工して製作した
ものであり、第3図、第4図に示す如く、室内側
へU字状に湾曲させた水切用凹所4aとその両側
に形成された平坦部4b…とを有し、平坦部4b
…の側縁には室外側へ折り返えした水返し片4c
が形成されている。また、平坦部4b…の上端に
は、室外側へ折曲げ可能な一対の係合折曲部4d
…が、下端には室内側へ向けて折曲した後、室内
側斜め上方に向けて折曲した一対の舌片4e…が
夫々形成されている。
そして、横方向に隣接する両外装板2…の対向
片部2d…同士を突き合わせた状態で、これら両
対向片部2d…に水切板4の水切用凹所4aを上
方あるいは斜め上方から嵌合させることにより、
第3図に示すように、前記間隙S内に前記水切板
4が、前記両対向片部2d…を前記水切用凹所4
a内に嵌入し、前記平坦部4b…を両外装板2…
の裏面と対向させ(図面では水返し片4cが当接
するようにしている。)、さらに、平坦部4b…側
縁と裏打ち材3…の側端面3a…との間に小間隙
s…を形成した状態に配置されている。この小間
隙s…を設けることによつて、外装板2と平坦部
4bとの対向面間にたとえば毛細管現象等により
雨水が浸入しても、裏打ち材3に直に接触せず、
裏打ち材3の吸水による膨潤や破損、外装板との
接着剥離が防止されるように配慮したものであ
る。
前記舌片4e…は、第1図、第2図に示す如
く、前記立上り部2c…の室外側に形成される空
間部5…に挿入され、前記係合折曲部4d…は両
外装板2…の取付部2a…の上方から外面側にか
けて折り曲げることにより、前記取付部2a…に
係合固定されている。
従つて、左右の両外装板2…は、水切板4によ
つて互いに接続され、水切板4を下地材に釘、ビ
ス等で固着する必要がないから、下地材の位置と
両外装板2…の接続位置を合致させる必要もな
い。
また、舌片4e…は前記空間部5…に挿入され
ているだけであるが、水切板4で接続された両外
装板2…の立上り部2c…を、先行して下地材に
取り付けられている下段の外装板2の突条2bに
下方から係合した状態において、当該突条2bが
前記舌片4e…を室外側に押圧するので、水切板
4の下端部と両外装板2…との間にガタツキが生
じる虞れはない。
第5図は本考案の別実施例を示し、この実施例
は、前述した係合折曲部4d…による係合固定に
代え、両外装板2…の取付部2a…と水切板4の
平坦部4b…とを、ボルトナツト6またはビスに
よつて連結した点に特徴がある。その他の構成、
作用は先の実施例と同じである。
第6図は別の実施例を示す。この実施例は、水
切板4の水切用凹所4aを幅広に形成すると共
に、この水切用凹所4a内に嵌入した両対向片部
2d同士の間に約10ミリメートル程度の隙間を形
成し、この隙間にコーキング7を施した点に特徴
があり、その他の構成、作用は先の各実施例と同
じである。
第7図は別の実施例を示す。この実施例は、外
装板2…の端縁同士を突き合わせ、それらの裏側
にそれぞれ形成されている間隙S,S内に全幅に
わたつて平坦な形状とした水切板4を設けた点に
特徴がある。同図中、4f…は毛細管現象防止用
空隙4g…の形成と補強の役目を果たすリブであ
る。その他の構成、作用は第1図…第5図の実施
例と同じである。
本考案は、上述した構成よりなり、外装板裏側
の裏打ち材同士間に形成した間隙内に水切板を設
けて、当該水切板と裏打ち材との間に小間隙を形
成したので、たとえ毛細管現象等によつて外装板
と水切板との対向面間に雨水が浸入することがあ
つても、裏打ち材の側端面が浸入雨水に接触せ
ず、従つて、裏打ち材の吸水ならびにそれに起因
する裏打ち材の変質、劣化を長期間防止できる効
果がある。
さらに、水切板の下端に室内側に向けて折曲し
た舌片を形成し、上記外装板の下端部に室内側に
向けて折曲した立上り部を形成し、この立上り部
の室外側に形成された空間部に上記舌片を挿入
し、上記水切板の上端部を上記外装板の上端の取
付部に固定したので、左右の両外装板は、水切板
によつて互いに接続され、水切板を下地材に釘、
ビスなどで固着する必要がないから、下地材の位
置と両外装板の接続位置を合致させる必要もな
い。
なお、水切板は、下端に室内側に向けて折曲し
た舌片を設けているので、当該舌片が、ないもの
に比べ、下端部が補強された構造となり、その舌
片が空間部に挿入された状態で水切板の上端部に
おいては、上記外装板の上端の取付部に固定れて
いので両側外装板間において確実に取付けられて
いる。さらに又、外装板の上端取付部の下方に室
外側斜め下方に突出した突条を形成したものを使
用する場合は、水切板で接続された両外装板の立
上り部を、先行して下地材に取り付けられている
下段の外装板の突条に下方から係合した状態にお
いて、その突条が上記舌片を室外側に押圧するの
で、水切板の下端部と両外装板との間にガタツキ
がさらに生じるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は一部切欠斜視図、第2図は要部縦断面
図、第3図は要部横断面図、第4図は水切板の斜
視図である。第5図乃至第7図は各々本考案の別
実施例を示し、第5図は要部縦断面図、第6図と
第7図は要部横断面図である。第8図は従来例の
説明図である。 1……横張外装材、2……外装板、2a……取
付部、2c……立上り部、3……裏打ち材、3a
……側端面、4……水切板、4d……係合折曲
部、4e……舌片、5……空間部、6……ボルト
ナツト、S……間隙、s……小間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板よりなる外装板の裏側に設けた裏打ち材の
    両側端面より上記外装板を側方に突出した横張外
    装材を形成し、この横張外装材を横方向に隣接し
    て両側外装板の裏側の両側裏打ち材の両側端面間
    隙内にその間隔より狭幅の水切板を上記両側裏打
    ち材の両側端面と小間隙を形成して配置し、この
    水切板の下端に室内側に向けて折曲した舌片を形
    成し、上記外装板の下端部に室内側に向けて折曲
    した立上り部を形成し、この立上り部の室外側に
    形成された空間部に上記舌片を挿入し、上記水切
    板の上端部を上記外装板の上端の取付部に水切板
    の係合折曲部やボルトナツトなどの係合手段によ
    り固定したことを特徴とする横張外装材の接続構
    造。
JP6535984U 1984-04-28 1984-04-28 横張外装材の接続構造 Granted JPS60177236U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6535984U JPS60177236U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 横張外装材の接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6535984U JPS60177236U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 横張外装材の接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60177236U JPS60177236U (ja) 1985-11-25
JPH0323472Y2 true JPH0323472Y2 (ja) 1991-05-22

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ID=30597286

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JP6535984U Granted JPS60177236U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 横張外装材の接続構造

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JP (1) JPS60177236U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57190055U (ja) * 1981-05-28 1982-12-02

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JPS60177236U (ja) 1985-11-25

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