JPH03233842A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH03233842A
JPH03233842A JP28795189A JP28795189A JPH03233842A JP H03233842 A JPH03233842 A JP H03233842A JP 28795189 A JP28795189 A JP 28795189A JP 28795189 A JP28795189 A JP 28795189A JP H03233842 A JPH03233842 A JP H03233842A
Authority
JP
Japan
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cathode
electrode
potential
vertical
deflection
Prior art date
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Pending
Application number
JP28795189A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishi Takagi
清史 高木
Toshitaka Hara
敏孝 原
Kazuo Karibe
苅辺 和夫
Shoichi Negami
昭一 根上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は、コンピュータ等の文字1図形を表示するため
の端末機、テレビジョン映像機、メツセージボード等の
目的に用いられる画像表示装置の改良に関するものであ
る。
(従来の技*) 本出願人は、電子源として複数本の線状陰極が用いられ
ている平面画像表示装置を提案している(特願平1−1
82,471号参照)、第1図はこの平面画像表示装置
を概略的に示し。
この平面画像表示装置は、複数本の線状陰極12と、こ
れらの線状陰極12に平行に配置され各陰極毎12にこ
の陰極12を挟むように設けられた2条の垂直制御電極
(陰極選択電極手段)14と、陰極12に直角に配置さ
れ陰極12の裏面側(配置された裏面基板16上に設け
られて陰極からの長手方向の電子ビームを制御する複数
の水平制御電極(電子ビーム制御手段)18と、陰極1
2から放射される電子をこの陰極12と直交する方向に
偏向する垂直偏向電極(偏向手段)20と、正面基板2
2に設けられ陰極12から放射される電子が照射されて
発光する発光体24を一体に有する陽極26とを曽えて
いる、線状陰極12は、(Ba、Sr、Ca)O等の電
子放射性物質か被覆された直径が数十μmのタングステ
ンフィラメントから成り、固定伸長手段によって張力を
掛けて張架される。垂直偏向電極14及び垂直制御電極
16は、陰極12付近に適当な電界か印加されるために
、0,1〜2mm程度の厚さにエツチングされた426
合金等の薄板金属またはニッケルメッキされた薄板材料
から4#成される。正面基板22はガラス等の透明絶縁
材料から作られ1表示面を構成している。陽極26は、
ITO(In20=:SnO□)の如き透明導電性酸化
物や蒸簀アルミニウム等の金属材料から形成される。前
者の場合には、予め正面基板(フェースパネル)の上に
透明電極を高周波スパッタリング法やCVD法(化学気
相薄着法)等の手段によって形成した後、沈降法、電着
法、スラリー法等の手段によって蛍光体を形威し、また
後者の場合には9正面基板に蛍光体を形威した後蛍光体
粒子の最外表面に接する形態で有機物樹脂を展張した薄
い塗膜を形威しくフィルミング処理し)て蛍光体の表面
を平坦化した後、金属膜を蒸着して形成される。これは
通常メタルバック陽極と称されている。
この平面画像表示装置の動作をのべると、垂直偏向電極
14は、vi極12から放射される電子ビームを陰極1
2に平行なシート状に集束すると共に陰極12に直交す
る方向に電子ビームを偏向する。この集束作用は、各陰
極を挟む両側の垂直偏向電極20に陰極12よりも負の
同じ電位を与えることによって陰極直前に凸形の電子レ
ンズを形成して行なわれ、その最適電位は、この電子レ
ンズによって電子ビームが陽極26面で所望の幅に集束
するように選択される一方、垂直偏向作用は、両側の垂
直偏向電極20.20に上記集束条件として与えられた
電圧に正または負のほぼ同等であってそれぞれ漸増、漸
減する偏向電位を重畳して行なわれるが、電子ビームは
正の偏向電圧が印加された偏向電極の方向に偏向される
また、垂直制御電極14は、陰極12と同じ電位を印加
することによって陰極12の周辺に陰極12に対して正
の高電位に印加されている陽極26からの正の等電位面
か入り込んで陽極26に向かって電子が放射されるオン
の状態とし、一方陰極12に対して充分に深い負の電圧
をパルス状に印加することによって複数の陰極12のう
ちいずれかの陰極12を選択する陰極アドレスのために
用いられる。
次に、上記装置の動作をのべると、垂直偏向電極20及
び垂直制御電極14は走査電極として用いられ、一方水
平制御電極18はデータ電極として用いられ、この走査
電極及びデータ電極を線順次駆動することによって任意
の画素をアドレスする。
即ち、複数の線状陰極12には常に直流、交流またはパ
ルス電圧が印加され、その陰極表面はその表面の電子放
射性物質から電子が放射される600〜800℃に加熱
されている電子放射状態にある。複数の陰極12は、そ
れぞれ偏向されて個々の陰極12に割り当てられたPi
の数たけ分割された偏向領域を第1図の上から下に向か
って走査される。第1図において垂直偏向電極20+ 
、20,1.20sは共通に接続されて第1の群Aを構
成し、垂直偏向電極202.204は共通に接続されて
第2の群Bを構成し、それぞれの垂直偏向電極群A、B
の間に極性か異なりその電位に同期して漸増または漸減
する電圧を印加してこの間にある電子放射状態にある陰
極12からシート状に陽極26に向かって電子を放射す
るようにしている。
電子を最上端の陰極12から最下端の陰極12へと順次
放射するためには、先ず最上端の陰極12を挟む垂直制
御電極14の電位を変化させる。即ち、最上端の偏向領
域を選択するには最上端の垂直制御電極(li偏向極2
0..202の直下の垂直MW電極)14の電位を陰極
電位と同程度の電位とし、一方他のすべての垂直制御電
極14の電位を充分に深い負の電位(カットオフ電位)
にすることによって最上端の陰極12からのみ電子を選
択的に放射させることかでき、史に垂直偏向電極20.
.202の電位を変化させることによって垂直方向の表
示領域すべてを走査することができる 上から2番目の領域を選択するには最上端の場合と同じ
ように2番目の陰極」2を挟む垂直制御電極14の電位
のみを陰極と同電位とし、他の垂直制御電極14をカッ
トオフ電位とする、このようにして最上端から最下端ま
での陰極12を順次アドレスし、再び最上端の陰極に戻
る。
このようにして垂直方向の走査が行なわれるが、それぞ
れの垂直アドレスのタイミングに合せて水平方向の画素
アドレスが行なわれる。これは、垂直アドレス時に同期
して水平制御電極18の各々に所望する表示パターンに
従ってカットオフ電位または陰極とほぼ同じ電位を印加
して行なわれる。尚、垂直偏向電極20を上記のように
結線すると、最上端の偏向領域で上からfに偏向を行な
う場合には次の偏向領域では下から上に偏向が行なわれ
る。
垂直偏向電極20は、陽極26との間に平行電界を形成
し、偏向感度と集束感度とを高めるために裏面基板16
を覆うように形成されるのが好ましい、また、線状陰極
12は、電子ビームを広角に振ることかできるようにす
るために1対の垂直偏向電極20の間の中央で且つ垂i
rf制御電極14のほぼ中央に配置されているのが好ま
しい、このようにすると、電子ビームのオン時にこの電
子ビームは水平制御電極18と垂直制御電極14とで形
成される空間で充分に細い集束か行なえるように、また
陰極12から放出されて消1′!電力を増加させる原因
となる赤外線を陰極12に反射させることができるため
消費電力を抑えることができる。
裏面基板18は陰極12に接近して配置されているので
、水平方向のアドレスは、v1極12に適当な電位を与
えることによって行なわれ、これによって陰極12から
放射される電子ビームのオン・オフが行なわれ、また電
子ビーム量の変調制御が行なわれる。
例えば、ある垂直偏向のタイミングで水平制御電極18
に陰極12の電位に比べて充分負にであるカットオフ電
位を与えると、数百V〜数十kvの正の電位にある陽極
26からの正の等電位面は陰極12に到達することがで
きないでOvの等電位面が陰極12よりも陽極26偏に
形成され、陰極12から電子が放射されることかない。
一方、水平M御電ai18の電位を陰極電位に対してオ
ン電位であるOvにすると、陽極26の電位によって正
の等電位面は陰極12に達し、従って陰極12から電子
が放射されることになる。
また、水平制御電極18にカットオフ電圧と最大ビーム
電圧との中間の電圧を与えると、これに対応して中間の
量の電子ビームがw1極12から陽極26に向って放射
され、その結果正面基板22上の蛍光体スクリーンに中
間の輝度を有するスポットが表示される。
このように、この表示装置は、複数の陰極12によって
1つの表示画面を覆い、またこの陰極12を垂直1’[
JIIl電極(陰極選択電極手段)14によってアドレ
スし、更に垂直偏向電極(偏向手段)14によって垂直
方向に偏向走査し。
水平制御電極(電子ビーム制御手段)20によって水平
方向のアドレスを行ない、この水平方向のアドレスのタ
イミングを各垂直偏向電極20の偏向位置のタイミング
と同期させることによって画面全体に亙って所望の画像
を表示することかできる。尚、本明細書において「水平
」、j垂直」という表現は、陰極12の長手方向に直交
する方向及び平行な方向を示しているが、これは説明を
容易にするために便宜的に使用しており、実際の状態と
は必ずしも一致するとは限らないことに注目すべきであ
る。
(発明が解決しようとする!![111)先にのべたよ
うに、上記表示装置では1表示面で所望の垂直スポット
径を与えるために、垂直偏向電極、垂直制御電極と水平
制御電極、陽極等の電極によって陽極に向かって凸の静
電レンズを形成するので、垂直偏向電極に数〜数十Vの
負の電位が印加されているか、このように負の電位を有
する電極か陰極12の近傍にあると、上記の負電位電極
により電子取り出し効率か低くなり、通常の電子銃のビ
ーム取り出し効率かO13〜0 、5 A / c m
 ”であるのに対して10−’A/cm2程度でしかな
く、このため高い輝度と効率を得ることかきわめて困難
であった。
また、上記装置で電子ビームは第2図に示すように放出
される。既にのべたように、f!直制御?を極14と水
平制御電極18とは、電子放射温度にある複数の陰極の
うち走査すべき陰極の選択と水平方向の画素の選択にそ
れぞれ用いられ、これらの電極に印加する電位を陰極1
2とほぼ等電位にしてオン動作し、また深い負の電位(
カットオフ電位)にしてオフ動作する。第2図はオンの
場合の電位面を示し、陰極12から電子を放射するよう
にするドライビングフォースは陽極26の正電位たけで
あり、オン時には図示のように、垂直制御電極14、垂
直偏向電極20及び水平制御電極工8によって規制され
る等電位面が陰極12に向かって深く入り込み、従って
これらの電極によって形成される静の静電凸レンズは肉
厚となる。
一般に、熱陰極から放射される電子は初速度分布を有し
ており、そのエネルギーはいわゆるマックスウェルの分
布剤に従い、またそのエネルギー分布は陰極の温度が高
いほど広がりが多く、通常の陰極温度においては分布曲
線の中心は0.1eV、その広がりはδ値で0.3eV
程度であるが、その初速度分布が電子ビームの偏向時の
収差に大きく影響し、またその偏向収差はL記のように
静電レンズが厚い場合には大きく、顕著となるため偏向
収差に基ずく表示面上でのビームの広がりか生じ易くな
る。この現象は、垂直偏向電極によって電子ビームが垂
直に偏向される場合にもiII察されるが、陽極26に
達するまでの電子の飛行行程が長くなる偏向時に顕著に
現われ、陰極12から10mm離間した表示面に15m
m偏向した際、所定の垂直スポット径を0.3mmとし
た場合、最大偏向位置でのスポット径は0.5〜0.7
rnmとなり、垂直偏向電極20にダイナミックフォー
カス用の垂直集束補正電圧を印加してもその垂直方向の
スポット径を0.5mm以下にすることかできなかった
。これを回避するためには偏向距離を小さくしたり、1
対の垂直偏向電極の間隔を広げたて静電レンズの曲率を
小さくしたり、垂直偏向電極及び垂直制御電極の肉厚を
小さくしたりすることが考えられる。しかし、偏向距離
を小さくすると、個々の陰極の間の距離が小さくなっで
ある表示面積に対して必要となる陰極数か増大して消費
電力が増大し、工程数が増加し、また垂直偏向電極の間
隔を広くしたり電極の肉厚を小さくしたりすると、偏向
感度が低下し、実用的でない。
更に、陽極はアルミニウムの如き電子透過率が高く、光
反射率の高い材料で構成されるいわゆるメタルバック蛍
光面またはITOの如き透明’il極上に蛍光体が設け
て構成されるが、これらの材料は基本的には極性か高く
、−酸化炭素、炭酸ガス、水等に加え、メタルバック処
理に先立って行なわれる有機物のフィルミング処理で生
ずる有機物の残留物等によって陰極表面に設けられた活
性度の極めて高い電子放射性物質を酸化汚染し、このた
め熱電子放射寿命を低下し、陰極の寿命が短い欠点があ
った。
本発明の目的は、上記の欠点を回避し、電子ビームの取
り出し効率がよく、偏向収差が小さく、また陰極の寿命
を低下することがない画像表示装置を提供することにあ
る。
(r!1題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するために、複数本の線状
陰極と、この陰極からの電子放射を制御する陰極選択電
極手段と、陰極に直角に配置され陰極の裏面側に設けら
れて陰極からの長手方向の電子ビームを制御する電子ビ
ーム制御手段と、陰極から放射される電子を陰極と直交
する方向に偏向する偏向手段と、陰極から放射される電
子か照射されて発光する発光体を一体に有する陽極とを
備えた画像表示装置において、陰極と偏向手段との間に
配置され陰極の長手方向に平行に延びる透孔な有する取
り出し電極を更に備えたことをを特徴とする画像表示装
置を提供するものである。
(作用) このように、陰極と偏向手段との間に陰極の長手方向に
延びる透孔な有する取り出し電極を設けてこの取り出し
電極に陰極電位に対して数〜数十Vの正の電位を印加す
ると、陰極に接近して低い正の電位が午えられるため電
子が効率よく取り出され、またこの取り出し電極は陽極
からの等電位面を陽極側で滑らかな電位分布として肉の
薄い静電レンズを形成し、これによって電子ビームの収
差を小さくすることができ。
更に取り出し電極が陰極を陽極空間から遮蔽するため陽
極処理時に陰極の電子放射性物質か劣化されることがな
く、その寿命を低下することかない。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、第
3図及び第4図は本発明に係る画像表示装置lOを示し
、第1図及び第2図と同様の部分は同じ符号で示されて
いる。この画像表示装置IOは、wg1図及び第2図の
装置と同様に、71!子放射性物質が被覆されたタング
ステンまたはニッケル等の材料から成り図示しない張架
伸長手段によって相互に平行に伸長して張架された複数
本の線状陰極12と、これらの線状陰極12に平行に配
置され各陰極12毎にこの陰極12を挟むように設けら
れた2条の垂直制御電極1極選択電極手段)14と、陰
極12と直角に配置され陰極12の裏面側に陰極12か
ら離間して設けられた複数の水平制御電極(電子ビーム
制御手段)18と、陰極12から放射される電子を陰極
と直交する方向に偏向する弔直偏向電極(偏向手段)2
0と、v!極12から放射される電子か照射されて発光
する発光体24を一体に有する陽極26とを備えている
水平制御電極18は、″S面基板16上に形成され、ま
た蛍光体24及び陽極26は正面基板22−1:に従来
と同様の方法で形成することができる。これらの電極群
は、正面基板22及び裏面基板16と共に図示しない側
壁によって形成される真空外囲器内に収納される。尚、
水平制御電極18は、その両端に端部の電界の影響を避
けるために電位補正電極を設けてもよい。
本発明の画像表示装WlOは、陰極12と垂直偏向電極
(偏向手段)20との間に陰極12の長手方向に平行に
延びる透孔2Baft力する取り出し電極28を更に備
えている。この取り出し電極28は、ステンレスまたは
ニッケルメッキされた426合金等の金属材料から作ら
れ、透孔28aは通常フォトエツチングによって形成さ
れる。
次に1本発明の装置の動作をのべると、陰極12の選択
、垂直方向の画素の選択及び垂直方向への電子ビームの
偏向制御は本質的に従来の装置と回しであるので省略す
る9本発明の装置では、垂直制御電極14の電位を深い
カットオフ電位にしてそれぞれのタイミングで画素をオ
フにするか1画素がオンのときには陰極12の電位より
もやや負の電位じし、電極の位置関係によって絶対値は
異なるが、数V〜数数十負負電位にする。尚、垂直方向
が走査電極として用いられ、また水平方向がデータ電極
として用いられ、線順次駆動される。
取り出し電極28は、各陰極12に対応して分離されて
おり、これらの取り出し電極28には陰極12の電位に
対して数〜数十Vの正の電位が印加されている。従って
、陰極12から放射される電子はこの取り出し電極28
の正の電位、水平制御電極18及び垂直制御電極14の
陰極と等しい電位または負の電位によって構成される等
電位面e(第5図参照)によって取り出し電極28の透
孔28aを通して取り出され、その直後に垂直偏向電極
20によって表示面に向けて偏向される。
次に5本発明の画像表示装置の特徴を以下にのべる。
第1の特徴は、電子ビームの取り出し効率か向上するこ
とである。取り出し電極28には数〜数十■の正の電位
か印加されており、単に陽極26からの等電位面eが垂
直偏向電極20の間に侵入するのに比べて陰極12に接
近して低い正の電位か印加される取り出し電極28があ
ると、電子の取り田しか効率よく行なわれる、しかも、
この取り出し電極28を通過した電子ビーム13は低い
エネルギーを有しているにすぎないので、陰極12の近
辺に高い正の電位を印加して高い方向性を有する電子ビ
ームを取り出す通常のCRTに用いられている電子銃の
ように電子ビームの取り出し後に偏向電圧か増大するこ
とかない0画素のオン時には、垂直制御電極16及び水
平制御電極18は、陰極12と等しい電位かそれよりも
数■負の電位とし、電子はこれらの電極の電位によって
第5図に示すように取り出し電極28の透孔28aを通
して陰極12に向けて陽極26の正の等電位面が侵入し
て電子が効率的に取り出される0画素のオフ時には垂直
ivI御電極電極及び水平制御電極18の少なくとも1
つかカットオフit位にされ、陰極12の周囲に負の等
電位面が生ずるので電子の取り出しが阻IEされる。
第2の特徴は、電子の偏向収差が小さく2表示品質が向
上することである。第5図に示すように、取り出し電極
28が設けられると、陽極26からの正の等電位面eは
垂直偏向電極20と取り出し電極2Bとによって規制さ
れる電極形状及びその電位によって取り出し電極28の
陽極26側で滑らかな電位分布となって薄肉の静電レン
ズを形成し、P3極12は陽極26による電位の影響を
受けないようになる。尚、取り出し電極28の透孔28
aの輻W(第4図参照)は垂直偏向電極20の幅よりも
小さく設定されている。
また、 陰極12からの電子の取り出しは。
陰極12と正電位にある取り出し電極28と垂直制御電
極14と水平制御電極18とで囲まれて陽極26から遮
蔽されている空間内で行なわれるので、数〜数十Vの電
位にある取り出し電極28によって電子は極めて小さな
エネルギーで加速されて取り出し電極28の透孔28a
から陽極26側の空間に出射した後、垂直偏向電極20
の薄肉の静電レンズにより集束、偏向を受けて表示面に
小さな収差で照射される。
第3の特徴は、陽極を形成する過程で陰極か劣化される
ことかなく、陰極の寿命を延ばすことかてきることであ
る。取り出し電極28は陰極12か陽極26側の空間か
ら遮蔽する機能を有するので、陽極26側でフィルミン
グ処理を行なう際にガスが陰極12に到達するのを阻止
し、陰極12の劣化を起こすことがない。
尚、取り出し電極2日は更に次の如き付随的な機能を有
している。
先ず、取り出し電極28は図示のように個々の陰極12
に対応して電気的に分離して構成されているので、各取
り出し電極28にはパネルを駆動した場合にこれに対応
する陰極12からの電子放射能力がばらつくのを防止す
るようじ微小な電子放射能を調整することができる。
また、陰極の直前に正の電位が印加される取り出し電極
28が設けられていると、この取り出し電極2Bが垂直
偏向電極20の内側に露出し、且つ取り出し電極28が
垂直制御電極14及び水平Mll電極18を陽極26の
電位から遮蔽するのでこれらの制御電極14.18に負
の電位を印加しても電子を充分に効率よく取り出すこと
ができ、このため−層シャープな静電レンズを陰極直前
に設けることができ、電子ビームの集束を容易にするこ
とができる。
更に、取り出し電極28は陰極12を包囲して陰極12
から放射される赤外線が輻射エネルギーの形態で陰極1
2に戻され、その結果陰極12を常に電子放射状態にす
るのに必要な消費電力が少なくて済む。
尚、上記実施例では、水平制御電極18が1層であるの
が示されているが、これはビームモニタ電極等を含んだ
多層構造の電極としてもよく、また偏向感度を向上する
ために垂直偏向電極20と陽極26との間に遮蔽電極を
設けてもよい。
また、」二記実施例では、陰極12として直熱型のもの
を用いたが、ニッケルパイプ等にヒータを内蔵した傍熱
型のものを用いてもよい、この場合には、ニッケルバイ
ブに電位を与えて電子放射を制御することによって垂直
制御電極14を省略することができる。
本発明の具体例をのべると、陰極は直径かlOJLmの
タングステン線に電子放射性物質として(Ba、Sr、
Ca)0を被覆して形成して陽極に対して16mmの間
隔をあけ、且つ隣り合う陰極との張架間隔を17.5m
mとして張架した。f#直偏向電極は、厚さが3mmの
ニッケルメッキ426合金から作られ、上部幅が1mm
、下部幅が5 m m 、傾斜部の水平長さが2mmの
テーバ状の形態で5mmの電極間隔で形成され、垂直1
li111電極は厚さが0.5mmて輻が3mmの5U
S304から作られ、水平制御電極は裏面基板であるガ
ラス基板上にクロムを下地としその上にニッケルを蒸着
し、それぞれ3000大の厚さとして輻1mmに形成し
た。
取り出し電極は0.2mm厚さのニッケルメッキ426
合金から作られ、その透孔の幅は1mmとした。更に、
vi極と裏面基板との間隔を0.3mmとし、垂直偏向
電極と垂直制御電極との間隔は0.1mmとして相互に
フリットガラスでスペーシングと相互固定とを行ない、
また垂直制御電極と裏面基板との間隔は0.2mmとし
て同じくフリットガラスによってスペーシングと相互固
定とを行なった。垂直偏向電極には偏向距離10mmで
330〜360vの最大偏向電圧が印加され、陽極に6
kv、#極にOV、また取り出し電極に10vを印加し
、垂直制御電極の電圧はオフ時には一40v、オン時に
は一5v、また水平制御電極の電圧はオフ時には一40
v、オン時には一3vとした。走査法は、垂直制御電極
を走査電極とし、水平制御電極をデータ電極とし、線順
次駆動して行なおれた。
このようにして駆動された装置の電子ビーム取り出し効
率は0.05〜O,IA/cm”と高く、最小垂直スポ
ット径が0.3mmであり、また陰極寿命は1万時間以
上であって従来の数千時間に比べて著しく改善されたこ
とが確認された。
(発明の効果) 本発明によれば、上記のように、陰極と偏向手段との間
に陰極の長手方向に平行に延びる透孔を有し陰極電位に
対して数〜a+Vの正の電位か印加される取り出し電極
を設けたので、陰極に接近して低い正の電位が与えられ
るため電子が効率よく取り出され、またこの取り出し電
極は陽極からの等電位面を陽極側で滑らかな電位分布と
して肉厚の小さい静電レンズを形成し、これによって電
子ビームの収差を小さくすることかできるから表示品質
が向上し、更に取り出し電極が陰極を陽極空間から遮蔽
するため陽極処理時に陰極の電子放射性物質が劣化され
ることがなく、その寿命を低下することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来技術の画像表示装置の要部の斜
視図及びこの表示装置の動作説明図、第3図及び第4図
は本発明に係る画像表示装置の要部の斜視図及びこの表
示装置の拡大断面図、第5図は本発明の表示装置の動作
説明図である。 10−−−−m6像表示装置、12−−−−−陰極、1
4−−−−一垂直制御電極(陰極選択電極手段)、16
−〜−−−裏面基板、18−−−−−水平制御電極(電
子ビーム制御手段)、20−−−−一垂直偏向電極(f
ll千手段、22−−一−−正面基板、24−−−−一
蛍光体、26−−−−−陽極、28−−−−一取り出し
電極、28a−−−m=透孔。 第 1 図 第 謂 2 手続補正書(方式) 平成3年5月 7日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数本の線状陰極と、前記陰極からの電子放射を制御す
    る陰極選択電極手段と、前記陰極に直角に配置され前記
    陰極の裏面側に設けられて前記陰極からの長手方向の電
    子ビームを制御する電子ビーム制御手段と、前記陰極か
    ら放射される電子を前記陰極と直交する方向に偏向する
    偏向手段と、前記陰極から放射される電子が照射されて
    発光する発光体を一体に有する陽極とを備えた画像表示
    装置において、前記陰極と前記偏向手段との間に配置さ
    れ前記陰極の長手方向に平行に延びる透孔を有する取り
    出し電極を更に備えたことをを特徴とする画像表示装置
JP28795189A 1989-11-07 1989-11-07 画像表示装置 Pending JPH03233842A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009164043A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Sony Corp 冷陰極電界電子放出表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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