JPH0323368Y2 - - Google Patents

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JPH0323368Y2
JPH0323368Y2 JP1983183263U JP18326383U JPH0323368Y2 JP H0323368 Y2 JPH0323368 Y2 JP H0323368Y2 JP 1983183263 U JP1983183263 U JP 1983183263U JP 18326383 U JP18326383 U JP 18326383U JP H0323368 Y2 JPH0323368 Y2 JP H0323368Y2
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rear spoiler
back door
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side molding
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JP1983183263U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はいわゆるハツチバツクタイプ車のバツ
クドアであつてリヤスポイラーを選択的に取り付
けるものに関する。
(従来技術) 自動車の後端部に、走行中に生じる車体のまわ
りの空気流を乱して車体に下方への力を与えるリ
ヤスポイラーが取り付けられることがある。リヤ
スポイラーを取り付けた場合、上記下方への力に
より後輪のグリツプが良くなり走行安定性が良く
なるのであるが、この下方への力は空気流速すな
わち車速が大きくないとあまり効果がないため、
従来では特に高速走行を行うレーシングカーやス
ポーツカー等に専ら使用されていた。しかしなが
ら、最近では道路整備がなされるとともに車の性
能向上も相まつて、高速走行を行なう機会も増
え、通常の自動車においても高速での走行安定性
を向上させたいという要望がある。さらにはデジ
イン上の観点からリヤスポイラーを取り付けて見
栄えを良くし商品イメージの向上を図るというこ
とも考慮され、一般用の自動車にもリヤスポイラ
ーの使用が提案されている。
例えば実開昭58−44277号には、ハツチバツク
タイプ車において、バツクウインドガラスを車体
に固定するウエザーストリツプのうち、下辺部の
外側面を膨出させてリヤスポイラー形状とした自
動車用リヤスポイラーが開示されている。このよ
うにウエザーストリツプの一部をリヤスポイラー
として使用すれば部品点数が少なくて済み製造原
価の低減にもなるのであるが、ウエザーストリツ
プは通常抽出成形されるため、リヤスポイラー部
分のみを他の部分より極端に大きくすることが難
しく、リヤスポイラーとして十分な効果を得るこ
とのできるような形状とするのが難しいという問
題がある。
このため、リヤスポイラーを別個に作つて車体
に取り付けることが多いが、リヤスポイラーを使
用する場合、重量増加は好ましくないので発泡ス
チロール、プラスチツク等の軽量材質を使用する
ことが多く、このようなリヤスポイラーを別個に
作成した後、これを車体後部へ取り付ける場合が
ほとんどである。
ところで、ハツチバツクタイプ車においては、
バツクドアのウインドガラス取付用窓枠部にウイ
ンドガラスの周縁部を覆うモール部材が取り付け
られることがあるが、このようなモール部材を備
えたバツクドアの上記窓枠部の下辺部にリヤスポ
イラーを取り付けようとする場合には、モール部
材によりリヤスポイラーの取付け用スペースが制
約されることとなる。また、モール部材とリヤス
ポイラーとを併設する場合には、これらを連続的
に見せたいというデザイン上の要求も生じてく
る。
さらに、リヤスポイラーをバツクドアへ取り付
ける方法としては、バツクドアのアウタパネルに
ネジ止めする方法や該アウタパネルに接着する方
法等があるが、リヤスポイラーを接着する場合に
は接着面が汚れていると接着強度が不十分になり
リヤスポイラーが外れる可能性があるため接着面
を清浄にしておく必要があり、また接着後に接着
剤が乾燥するまで待つ必要があるので、組立作業
性があまり良くないという問題がある。また、ア
ウタパネルにネジ止めして取り付けるには、アウ
タパネルに取付孔を加工しなければならず加工工
数が増加するという問題があり、リヤスポイラー
を取り付ける車と従来のようなリヤスポイラーが
ない車とを生産する場合にリヤスポイラーの有無
に応じてバツクドアを2種類用意する必要が生じ
る場合があるという問題がある。
(考案の目的) 本考案は上記のような事情に鑑みてなされたも
ので、バツクドアにリヤスポイラーの取付用スペ
ースを十分に確保することができ、またモール部
材とリヤスポイラーとのデザイン上の連続性を持
たせることができ、さらに窓枠部の下辺部に位置
してウインドガラスの下縁部を覆うモール部材の
取付孔とリヤスポイラーの取付孔とを兼用し、リ
ヤスポイラーでウインドガラス下辺部を覆うよう
にして新たな取付孔の加工を不要にし、リヤスポ
イラーを取り付ける場合にも取り付けない場合に
もバツクドアのアウタパネルを共通化できるよう
な自動車のバツクドアを提供することを目的とす
るものである。
(考案の構成) 本考案の自動車のバツクドアは、 車体の後面部に形成された開口部を開閉自在に
覆うバツクドアが設けられ、このバツクドアに形
成された窓枠部に縁部を接着されてウインドガラ
スが取り付けられているハツチバツクタイプの自
動車のバツクドアにおいて、 上記窓枠部の上辺部と左右辺部に配設され、上
記ウインドガラスの上縁部及び左右縁部を覆う上
辺部モール部材及び左右辺部モール部材と、 上記バツクドアのアウタパネルに形成された、
下辺部モール部材取付用兼リヤスポイラー取付用
の共通取付孔と、 上記共通取付孔に取付けられて上記窓枠部の下
辺部に配設され、上記ウインドガラスの下縁部を
覆う下辺部モール部材と、 上記共通取付孔に上記下辺部モール部材と選択
的に取付けられて上記窓枠部の下辺部に配設さ
れ、車体巾方向に延びて上記左右辺部モール部材
と連続し、かつ上記ウインドガラスの下縁部を覆
うリヤスポイラーと、を備えて成ることを特徴と
するものである。
(実施例) 以下図面により、本考案の実施例について説明
する。
第1図は本考案に係るバツクドアの一実施例を
有するハツチバツクタイプの自動車の後部の斜視
図である。車体の後面部に形成された開口部を覆
うバツクドア1の窓枠部には、縁部を接着されて
ウインドガラス2が取り付けられ、窓枠部の上辺
部と左右辺部にはウインドガラス2の上縁部およ
び左右縁部を覆うようにウインドモール1a,1
b,1c(上辺部モール部材1a、左右辺部モー
ル部材1b,1c)が取り付けられる。さらに、
窓枠部の下辺部には車体巾方向に延びるリヤスポ
イラー3がウインドモール1b,1cと連続する
ように取り付けられる。
第2図は第1図に示す自動車を矢印A−Aに沿
つて切断してリヤスポイラーの取付構造を示す断
面図、第3図は、矢印A−Aに沿つてリヤスポイ
ラー3のみを切断して示す斜視図であり、両図を
併用して説明する。
バツクドア1のアウタパネル8aとインナパネ
ル8bの上端フランジが合わさつて接合されると
ともにウエルト7がこの接合部を覆つて窓枠部が
形成され、この窓枠部上にウインドガラス2が接
着ウレタン6により接着されて取り付けられる。
この時、接着ウレタン6がはみ出さないようにダ
ム5が設けられている。このウインドガラス2の
接着部を覆つて、リヤスポイラー3がアウタパネ
ル8aに固定される。リヤスポイラー3は発泡ウ
レタン等の内部に補強用の上部および下部芯金3
a,3bを埋め込んで成形したもので、この上部
および下部芯金3a,3bはスポツト溶接等によ
り接合されている。さらに、下部芯金3bを貫通
して取付ボルト3cが、頭部をリヤスポイラー3
内に埋め込まれ、ネジ部が外部に突出するように
取り付けられている。リヤスポイラー3をアウタ
パネル8aに固定するには、上記取付ボルト3c
の外方に突出するネジ部をアウタパネル8aに加
工した取付孔に差し込み、この差し込まれたネジ
部にアウタパネル8aの内方からナツト4を螺合
させて締め付け固定する。
第4図は、第1図に示した車においてリヤスポ
イラー3を使用しない場合の例を矢印A−Aで示
す個所を断面して示す斜視図である。リヤスポイ
ラー3を使用しない時は、代わりに窓枠部の下辺
部に位置するウインドモール(下辺部モール部
材)10でウインドガラス2の下縁部を覆つて外
観を良くするようになつており、リヤスポイラー
3を取り付けるために用いたアウタパネル8a上
の取付孔を利用して取付ボルト11とナツト12
によりウインドモールクリツプ9を固定し、この
ウインドモールクリツプ9の上にウインドモール
10を取り付ける。
このようにアウタパネル8aに下辺部モール部
材取付用兼リヤスポイラー取付用の共通取付孔を
形成すれば、リヤスポイラー3を使用する場合に
も、使用しない場合にも、同じアウタパネル8a
を使用でき、リヤスポイラー3の取付孔や取付ス
ペースを特別に設ける必要もないという利点があ
る。
リヤスポイラー3の形状としては、その空気力
学的性能等を考慮して、中央部に前後に貫通する
開口を設けることがあるが、このような形状のリ
ヤスポイラーを成形するのが難しいため、第5図
に示すように、上部スポイラー15と下部スポイ
ラー14とに2分割して生産性を向上させるのが
望ましい。2分割にした場合、両者の合わせ部形
状を見栄えのよいようにして、できる限り商品イ
メージを損なわないようにすることが望まれる。
第5図から第7図には、このようなことを考慮し
た2分割タイプのリヤスポイラーの取付構造を示
し、第5図中の矢印A−A,B−Bに沿つて切断
した断面図がそれぞれ第6図および第7図であ
る。
本実施例では、下部スポイラー14を第2図に
示した例と同様に取付ボルトとナツトによりアウ
タパネル8aに取り付けた後、この下部スポイラ
ー14の両端14a,14bに上部スポイラー1
5の内端15a,15bが重なるようにして、上
部スポイラー15をアウタパネル8aに取り付け
る。この時、下部スポイラー14の両端14a,
14bと上部スポイラー15の内端15a,15
bの重なり部は、第7図に示すように、下部スポ
イラー14の端部14aを下方が突出する形状に
なし、上部スポイラー15の内端15aが上方が
突出する形状になして、重合部の外観を良くして
いる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、バツク
ドアの上面部に形成された窓枠部の上辺部および
左右辺部に、ウインドガラスの上縁部および左右
縁部を覆うモール部材が取り付けられ、そして、
窓枠部の下辺部に、車幅方向に延びるリヤスポイ
ラーが、ウインドガラスの下縁部を覆うとともに
左右辺部モール部材と連続するようにして取り付
けられるので、リヤスポイラーが下辺部モール部
材としての機能をも果たし、バツクドアにリヤス
ポイラー取付け用のスペースを十分確保すること
ができ、かつ、モール部材とリヤスポイラーとの
デザイン上の連続性を持たせることができる。し
かも、ウインドガラス下縁部を覆うための下辺部
モール部材が不要となるので、その分原価低減を
図ることもできる。
また、リヤスポイラーを取り付けるバツクドア
のアウタパネルに形成された取付孔は下辺部モー
ル部材の取付孔と兼用する共通取付孔であるの
で、該共通取付孔を利用して下辺部モール部材と
リヤスポイラーとを選択可能に取り付けることが
でき、従つてリヤスポイラー取付車と非取付車と
でバツクドアのアウタパネルを共通化でき、リヤ
スポイラー装着に際して新たにリヤスポイラー取
付孔を設けたりあるいはバツクドアのアウタパネ
ルをリヤスポイラー取付車と非取付車との2種類
用意する必要がなく、極めて合理的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバツクドアの一実施例を
有する自動車の後部の斜視図、第2図は第1図の
自動車を矢印A−Aに沿つて切断して示す断面
図、第3図は第1図の自動車に取り付けられたリ
ヤスポイラーを断面して示す斜視図、第4図は第
1図の自動車においてリヤスポイラーの代わりに
ウインドモールを使用した例を示す斜視図、第5
図から第7図は本考案におけるリヤスポイラーの
第2の実施例を示すもので、第5図は斜視図、第
6図は矢印A−Aに沿つた断面図、第7図は矢印
B−Bに沿つた断面図である。 1……バツクドア、1a……上辺部モール部
材、1b……左辺部モール部材、1c……右辺部
モール部材、2……ウインドガラス、3……リヤ
スポイラー、8a……アウタパネル、10……下
辺部モール部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体の後面部に形成された開口部を開閉自在に
    覆うバツクドアが設けられ、このバツクドアに形
    成された窓枠部に縁部を接着されてウインドガラ
    スが取り付けられているハツチバツクタイプの自
    動車のバツクドアにおいて、 上記窓枠部の上辺部と左右辺部に配設され、上
    記ウインドガラスの上縁部及び左右縁部を覆う上
    辺部モール部材及び左右辺部モール部材と、 上記バツクドアのアウタパネルに形成された、
    下辺部モール部材取付用兼リヤスポイラー取付用
    の共通取付孔と、 上記共通取付孔に取付けられて上記窓枠部の下
    辺部に配設され、上記ウインドガラスの下縁部を
    覆う下辺部モール部材と、 上記共通取付孔に上記下辺部モール部材と選択
    的に取付けられて上記窓枠部の下辺部に配設さ
    れ、車体巾方向に延びて上記左右辺部モール部材
    と連続し、かつ上記ウインドガラスの下縁部を覆
    うリヤスポイラーと、を備えて成ることを特徴と
    する自動車のバツクドア。
JP18326383U 1983-11-28 1983-11-28 自動車のリヤスポイラ−取付構造 Granted JPS6090010U (ja)

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JP18326383U JPS6090010U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 自動車のリヤスポイラ−取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6090010U JPS6090010U (ja) 1985-06-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0414308Y2 (ja) * 1986-10-28 1992-03-31
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JPS6090010U (ja) 1985-06-20

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