JPH03231916A - ポリオール組成物およびその利用 - Google Patents

ポリオール組成物およびその利用

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JPH03231916A
JPH03231916A JP2323072A JP32307290A JPH03231916A JP H03231916 A JPH03231916 A JP H03231916A JP 2323072 A JP2323072 A JP 2323072A JP 32307290 A JP32307290 A JP 32307290A JP H03231916 A JPH03231916 A JP H03231916A
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polyurethane foam
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foam
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増田 隆良
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智 尾崎
Tsukuru Izukawa
作 伊豆川
Haruhiko Kawakami
川上 晴比古
Toshio Nozawa
野沢 俊夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なポリオキシアルキレンポリオール(以下
、ポリオールという)組成物およびその利用に関する。
更に詳しくはポリウレタン樹脂製造並びにポリウレタン
発泡をする際の作業性の良好なポリオール組成物、優れ
た物性のポリウレタン樹脂、ポリウレタンフォームおよ
びその製造法に関する。
本発明により得られるポリオール組成物(A)は、ハイ
ドロクロロフルオロカーボン類(以下、HCFCと略記
)である2、2−ジクロロ−1,1,1)リフルオロエ
タン(HCFC−123)、1.1−ジクロロ−1−フ
ルオロエタン(HCFC−141b) 、l−クロロ−
1,1−ジフルオロエタン(HCFC−142b) 、
1−クロロ−1,1−ジフルオロメタン(HCFC−2
2)及びハイドロフルオロカーボン類(以下RFCと略
記)である]、、]1.1.2−テトラフルオロエタン
RFC−134a)や1,1−ジフルオロエタン(RF
C−152a)に耐溶解性のあるポリウレタンの原料と
して使用できるばかりでなく、ポリオールの物性として
は適度の粘度を有し、更に上記のHCFClRFCへの
混合分散性が優れており、ウレタン発泡の際にクロロフ
ルオロカーボン類(以下、CFCと略記)であるトリク
ロロフルオロメタン(CFC−11)やジクロロジフル
オロメタン(CFC−12)を使用する従来法と同等の
作業性並びにフオーム物性かえられるので、電気冷蔵庫
、冷凍庫、断熱パネル、他の材料との複合体、船舶又は
車両等の断熱材、ないしは断熱構造材等として極めて有
用である。
〔従来の技術〕
現在ポリウレタンフォームを製造する際には発泡手段と
して、クロロフルオロカーボンであるCFC−11やC
FC−12が使用されているが、これらはオゾン層を分
解したり、温室効果を増長する環境破壊物質として取り
上げられ、製造及び使用を規制されている。それと同時
に上記CFC−11やCFC−12の代替品として前記
HCFC−123、HCFC−141b 、 HCFC
−142b 、 HCPC−22、RFC−134aや
RFC−152aが注目されてきたが、これらの発泡剤
はポリウレタン樹脂に対する溶解力がCFC−11やC
FC−12に比べて高く、独立気泡率の減少、フオーム
強度の劣化等、ポリウレタンフォームの物性を大きく低
下せしめる傾向かあるこが分かった。特に硬質ポリウレ
タンフォームの特性である断熱効果は発泡中にフオーム
中の独立気泡壁を上記発泡剤が溶解するためにその効果
は著しく低下される。
そこで新規のポリウレタン樹脂ないしはポリウレタンフ
ォームの必要性が出てきた。従来のポリウレタン樹脂の
原料のポリオールの中では下記の式に示す2−(p−ア
ミノフェニル)−2−(p−ヒドロキシフェニル)プロ
パンにアルキレンオキシドを付加して使用している例は
ない。
一般的に、ポリオールは、アルキレンオキシドの付加量
の増加にともない粘度が下がりポリウレタン樹脂を製造
する操作は容易であるが、過度にアルキレンオキシドを
付加するとポリウレタン樹脂がHCFC及びRFCに溶
解してしまうため実質的に使用不可能となる傾向にあっ
た。逆に、アルキレンオキシドの付加量を少なくすると
、ポリオールは固体もしくは過度に粘稠であるため扱い
が非常に困難になってしまう。
以上のようにポリウレタン樹脂のHCFC及びRFCに
対する耐溶解性を維持しようとすると、ウレタン発泡を
する際に作業性が非常に悪くなり、発泡時の作業性が良
好な粘度を有し、上記HFCF及びHFCへの混合分散
性の優れたポリオールは見出されていなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、特に硬質ポリウレタンフォームの製造
時に作業性が良好であり、発泡剤として樹脂溶解力の強
いHCFCやRFCを用いた場合でも、フオーム物性が
従来のCFCを用いた場合と同等であり、HCFCFや
RFCに対する耐溶解性の優れた硬質ポリウレタンフォ
ームを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討し、本発
明に到達した。
即ち、本発明は次の(p〜(4)の通りである。
(p2−(p−アミノフェニル)−2−(P−ヒドロキ
シフェニル)プロパンの活性水素1当量当り、アルキレ
ンオキシドを1.0〜4.5モル付加して得られるポリ
オール成分(a)及び脂肪族ポリヒドロキシ化合物の活
性水素1当量当り、アルキレンオキシドを0.5〜6.
5モル、もしくは、アルカノールアミンの − 活性水素1当量当り、アルキレンオキシドを0.5〜3
.0モル付加して得られるポリオール成分(b)を含ん
でなるポリオール組成物(A)。
(2)1項記載のポリオール組成物(A)が全部である
か又は一部であるポリオールと有機ポリイソシアナート
とを混合し、反応させることにより得られたものである
ポリウレタン樹脂。
(3)有機イソシアナート、ポリオール、発泡剤、触媒
、整泡剤及びその他の助剤を混合反応して得られる硬質
ポリウレタンフォームにおいて、該ポリオールとして1
項記載のポリオール組成物(A)が全部であるか又は一
部であるポリオールを使用し、かつ該発泡剤として、ハ
イドロクロロフルオロカーボン類、ハイドロフルオロカ
ーボン類からなる群から選ばれた1種以上を含む発泡剤
及び必要により発泡助剤を用いる硬質ポリウレタンフォ
ーム。
(4)3項に述へた硬質ポリウレタンフォームの製造法
本発明に用いられるポリオール成分(a)は2−(p−
0 アミノフェニル)−2−(p−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(以下、単にA RPと略記)の活性水素1当量
当リアルキレンオキシドを1,0〜4.5モル付加した
ポリオールである。
上記ARPは例えば、p−イソプロペニルフェノールと
アニリンとを鉱酸触媒の存在下に反応して得られる。
本発明に用いられるアルキレンオキシドとしては、エチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド
等があり、これらを単独あるいは2種以上併用すること
ができる。
本発明のポリオール成分(a)の開始剤であるARPの
活性水素1当量当り1.0モル未満、つまり活性水素が
多く残存しているものは、ポリウレタンフォームにした
場合にフオーム物性が好ましくない。また、4.5モル
を越えてアルキレンオキシドが付加した場合は、粘度が
低くなりHCFC及び/又はHFCへの混合分散性が良
好になるが、フオーム物性が劣ってしまうため好ましく
ない。
本発明に用いられるポリオール成分(blの一つの1− 開始剤である脂肪族ポリヒドロキシ化合物としては、官
能基数2〜8のグリコール類、多価アルコール類、多糖
類等であり、これらを単独あるいは2種以上併用するこ
とができる。具体的には、グリコール類としては、エチ
レングリコール、  ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンテトラメ
タノール等が、多価アルコールとしては、グリセリント
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール等が、また、多糖類としては、メチルグ
ルコシド、ソルビトール、マンニトール、ズルシトール
、ショ糖類が挙げられる本発明に用いられるポリオール
成分(b)の他の一つの開始剤であるアルカノールアミ
ンとしては下記一般式(I) NR+ RI R2(I) (上式中、Ro及びR2はそれぞれ水素原子、ヒドロキ
シエチル基、ヒドロキシイソプロピル基からなる群から
選ばれた一つの原子又は基を示す。
R1及びR6は同じでも異なっていてもよい。但しR1
及びR2が共に水素原子の場合は除かれる。) で示されるものであり、例えばモノエタノールアミン、
ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソ
プロパツールアミン、ジイソプロパツールアミン、トリ
イソプロパツールアミン等が挙げられる。
本発明に用いられるポリオール成分(b)は、上記脂肪
族ポリヒドロキシ化合物の活性水素1当量当り、アルキ
レンオキシドが0.5〜6.5モル、もしくは、上記ア
ルカノールアミンの活性水素1当量当り、アルキレンオ
キシドを0.5〜3.0モル付加されたちのでるある。
アルキレンオキシドが脂肪族ポリヒドロキシ化合物もし
くは、アルカノールアミンの活性水素1当量当り0.5
モル未満のものは、脂肪族ポリヒドロキシ化合物もしく
は、アルカノールアミンの架橋剤的性質が残るため、ポ
リ−13− ウレタンフオームにしたときの物性が悪くなってしまう
。脂肪族ポリヒドロキシ化合物の活性水素1当量当り6
.5モルを越えてもしくは、アルカノールアミンの活性
水素1当量当り3.0モルを越えてアルキレンオキシド
を付加した場合は、ポリオール成分(a)との重量混合
比(al / (b)が4.0(後述)を越えてもポリ
ウレタンフォームにしたときの物性が低下してしまう。
本発明におけるポリオール成分(al、(b)の重量混
合比(a) / (blは0.1〜4.0が好ましい。
重量比が4.0を越えるものは粘稠でHCFC又はHF
Cとの混合分散性が悪くなる傾向にあり、ウレタン発泡
する際の操作上の問題があるため好ましくない。一方O
01未満のものは、フオーム物性特にHCFC及びHF
Cに対する耐溶解性が劣るため好ましくない。
本発明において、ARP、脂肪族ポリヒドロキシ化合物
及びアルカノールアミンのアミノ基及び活性水素にアル
キレンオキシドを付加するに際し用いられる触媒は、ア
ミン系としては下記一般式(II)または(I[)に示
すアミン化合物である。
14 NR,R,R4(II) R,R2H(CH2)、NR3R4(III)(上式中
R1及びR4はそれぞれ水素原子、炭素数1〜6個のア
ルキル基、ヒドロキシエチル基及びヒドロキシイソプロ
ピル基からなる群がら選ばれた一つの原子又は基を示す
。但し、式(I[)において、R1及びR4が共に水素
原子となる場合は除かれる。
またnは1〜6の整数である。) アミン化合物としては、例えばジブチルアミン、エチレ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、モノエタノール
アミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、
イソプロパツールアミン、トリエチルアミン、トリーn
−プロピルアミン、ジ−n−プロピルアミン、n−プロ
ピルアミン、n−アミルアミン、N、N−ジメチルエタ
ノールアミン、イソブチルアミン、イソアミルアミン、
メチルジエチルアミン等か挙げられる。
また、金属水酸化物としては、水酸化リチウム−15− 1水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム等があげられ
る。上記各触媒は、単独あるいは2種以上併用すること
ができる。
これら触媒の使用量は上記開始剤すなわち、ARP、脂
肪族ポリヒドロキシ化合物又はアルカノールアミンの合
計量100重量部当り0.1〜2.0重量部である。
本発明のポリオールの製造方法としては、オートクレー
ブの中に開始剤であるARP、脂肪族ポリヒドロキシ化
合物、アルカノールアミンをそれぞれ単独、もしくは2
種混合して装入し、更に触媒を仕込み、次いでアルキレ
ンオキシドを徐々に添加し反応させる。反応温度は90
〜130°Cが好ましい。90°C未満の場合は反応か
進行しにくく、130°Cを越えると副反応がおき易く
なる傾向がある。尚、上記開始剤を単独に装入して得ら
れたポリオールは後で、それぞれを所定量ずつ配合する
本発明のポリオールと併用しつる他のポリオールは例え
ば、エチレングリコール、プロピレンゲ16 リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、1.3.6−ヘキサントリオール、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、シュクロース、ビ
スフェノールA、ノボラックヒドロキシル化1,2−ポ
リブタジェン、ヒドロキシル化1.4−ポリブタジェン
等の多価アルコール類、及び/又はこれらのポリヒドロ
キシ化合物にアルキシレンオキシドを付加重合させて得
たヒドロキシル価200〜800■KOH/gのポリエ
ーテルポリオールである。以上のほか高級樹脂酸エステ
ルポリオール及びポリカルボン酸と低分子量ポリオール
とを反応させて得たポリエステルポリオール及びカプロ
ラクトンを重合させて得たポリエステルポリオール、ヒ
マシ油、脱水ヒマシ油等のヒドロキシル基含有高級脂肪
酸エステル等も使用できる併用し得る他のポリオールの
使用量は全ポリオールの0〜40重量%である。
本発明においてポリウレタン樹脂及び硬質ポリシアナー
トとしては、従来公知のもので特に限定はなく、芳香族
、脂肪族、脂環式ポリイソシアナート及びそれらの変性
物、例えばフエニルジイソシアナート、ジフェニルメタ
ンジイソシアナート、粗ジフェニルメタンジイソシアナ
ート、トリレンジイソシアナート、粗トリレンジイソシ
アナート、キシリレンジイソシアナート、ヘキサメチレ
ンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、水
添ジフェニルメタンジイソシアナート、水添トリレンジ
イソシアナート、トリフェニルメチレントリイソシアナ
ート、トリレントリイソシアナート、ポリメチレンポリ
フェニルポリイソシアナート、変性(カルボジイミド等
)ジフェニルメタンジイソシアナート等及びそれらの混
合物ならびにこれらの有機ポリイソシアナートの過剰量
とポリオール(例えば低分子ポリオール及び/又はポリ
マーポリオールとをNCO/活性水素(当量比)2〜2
0で反応して得られる分子末端NGO基のフレポリマー
(NGO含有量例えば5〜35%)等が挙げられる。 
これらの有機ポリイソシアナ−1〜= 18− は単独又は2種以上混合して使用する。その使用量は、
NGO基とレジン原液中のヒドロキシル基との当量比か
0.8〜5.0となるようにする。
この当量比が5.0を超えた場合は未反応の有機ポリイ
ソシアナートか残存してしまう。又、当量比が0.8未
満の場合は逆に未反応のポリオールか多く残存するため
上記の範囲か好ましい。
本発明で使用する発泡剤はHCFC及び/又はHFCで
ある。
HCFCとしてはHCPC−123、HCFC−141
b 5HCFC−142b 、 HCFC−22、RF
CとしてはHFC−134a、 HFC−152aが挙
げられる。これらは単独又は2種以上混合して用い得る
又、必要により、水及び/又は、低沸点化合物又はこれ
を含む発泡助剤を併用してもよい。
水の使用量は通常、レジン原液100重量部中、0.5
〜5.0重量部である。又、低沸点化合物としてはメチ
レンクロライド、低沸点炭化水素類(沸点:10〜50
℃)及びこれらの混合物である。 又、従来のクロロフ
ルオロカーボン類の併用も可能である。
本発明で硬質ポリウレタンフォームを得るために使用し
得る発泡用触媒としては、例えばアミン系ウレタン化触
媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミン、l・リイ
ソプロバノールアミン、トリブチルアミン、トリオクチ
ルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N−メチルモ
ルホリン、N−エチルモルホリン、N−オクタデシルモ
ルホリン、モノエタノールアミン、ジェタノールアミン
、トリエタノールアミン、N−メチルジェタノールアミ
ン、N、N−ジメチルエタノールアミン、ジエチレント
リアミン、N、 N、 N’ 、 N’−テトラメチル
エチレンジアミン、N、 N、 N’ 、 N’−テト
ラメチルプロピレンジアミン、N、 N、 N’ 、 
N’−テトラメチルブタンジアミン、N、 N、 N、
N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N、 
N、 N’、N゛−テトラメチルへキサメチレンジアミ
ン、ビス(2−(N、N−ジメチルアミノ)エチル〕エ
ーテル、N、N−ジメチルベンジルアミン、N、N−ジ
メチルシクロヘキシルアミン、N、 N、 N’ 、 
N”、N”−ペンタメチルジエチレントリアミン、トリ
エチレンジアミン、トリエチレンジアミンのギ酸塩及び
他の塩、第−及び第二アミンのアミノ基のオキシアルキ
レン付加物、N、N−ジアルキルピペラジン類のような
アザ環化合物、種々のN、N’、N”−トリアルキルア
ミノアルキルヘキサヒドロトリアジン類、(特公昭52
−043517のβ−アミノカルボニル触媒、特公昭5
3−014279のβ−アミノニトリル触媒等)、有機
金属系ウレタン化触媒(酢酸錫、オクチル酸錫、オレイ
ン酸銀、ラウリン酸銀、ジブチル錫ジアセテート、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロライド、オクタ
ン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン
酸コバルト等)等がある。
これらの触媒は単独又は混合して用い、その使用量はポ
リオール100重量部に対して0.0001〜10,0
重量部である。
本発明における整泡剤は、従来公知の有機ケイ素界面活
性剤であり、例えば、日本ユニカー社製のL−520、
L−540、L−5340,L−5410、L−542
0、L5710、L−5720等であり、トーμ・シリ
コーン社製の5H−190,5H−192,5H−19
3,5H−194,5H−195、等=21 てあり、信越シリコーン社製のF−305、F−306
、F−317、F−3415F−345等であり、来遊
シリコーン社製ではTFA−4200、等である。 こ
れら整泡剤の使用量は、ポリオールと有機ポリイソシア
ナートの総和100重量部に対して0.1〜20重量部
である。
又難燃剤として例えば、トリス(2−り四ロエチル)ホ
スフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート
、トリス(ジブロモプロピル)ホスフェート、大へ化学
社製CR−505及びCR−507、アクゾ・ジャパン
社製Fyroi6等を使用することができる。
その他ウレタン化学で常用される可塑剤、充填剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、着色剤等を必要に応
じ添加することができる。
本発明のポリウレタン樹脂製造の場合は通常主原料のポ
リオールと有機ポリイソシアナートの所定量を急速混合
し型に流し込み常温で硬化せしめる。
硬質ポリウレタンフォーム製造の場合は、ポリ2 オール、触媒、整泡剤、難燃剤、その他の助剤類及び発
泡剤として前記HCFC及び/又はHFC等を所定量混
合してレジン原液とする。
上記ポリオールには前記したポリオール成分(A)を含
むものを使用する。
ポリウレタン発泡機を使用し、レジン原液と有機ポリイ
ソシアナートとを一定の比率で連続的に急速混合する。
得られた硬質ポリウレタンフォーム原液を空隙又は型に
注入する。この際、有機ポリイソシアナートとポリオー
ルとの当量比NGO/活性水素か0.8〜5.0となる
ように有機ポリイソシアナートとレジン原液の流量比を
調節する。
注入後、数分間で硬質ポリウレタンフォーム原液は発泡
硬化する。
又必要により上記連続法に。代って、回分法によって行
ってもよい。
本発明で得られる硬質ポリウレタンフォームは電気冷蔵
庫、断熱パネル、他の材料との複合体、船舶又は車両等
の断熱材又は構造材として利用て3 きる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。
(pポリオール組成物(表−1、表−2)ヒドロキシル
価(OH価)及び粘度の測定法はJ■S K1557に
従った。
実施例I ARP908gを242のオートクレーブに仕込み窒素
置換後、 120°Cに加熱した。トリエチルアミン4
.8gを添加混合し、さらに、プロピレンオキシド69
6gを徐々に装入した。3時間反応させた後、系中のプ
ロピレンオキシドを除去し、OH価420mgKOH/
gのポリオール成分(a−1) 1580gを得た。
グリセリン460gを2βのオートクレーブに仕込み、
窒素置換後、ジメチルエタノールアミンを3.4gを添
加混合し、さらに、 120 ’Cにてプロピレンオキ
シドを696g徐々に装入後、3時間反応させた。反応
生成物より未反応のプロピレンオキシドを除去し、DH
価727■KOH/gのポリオール成4 分(b−1)を得た。
ポリオール成分(a−1)及び(b−1)の活性水素当
りのプロピレンオキシド付加数は1.0モル並びに0.
8モルであった。
ポリオール成分(a−1)及び(b−1)を重量混合比
(a−1)/(b−1) = 4.0で混合し、OH価
482mgKOH/g、粘度15200cp/25°C
のポリオール組成物(A−1)を得た。
実施例2〜7、比較例1〜2 以下、実施例1と同様にして表−1に示す各種のポリオ
ール成分(a−2〜a−4、b−2〜b−6)を作り、
これらを混合して、各種のポリオール組成物A2〜A−
7とし、これらポリオール組成物のOH価及び粘度を測
定した。
測定結果を表−1及び表−2に示す。
(2)ポリウレタン樹脂(表−3) 次いで表−3に示す処方によって、ポリオール組成物、
MDI−CR(粗ジフェニルメタンジイソシアナート、
三井東圧化学■製品)及びカオライザーNαl (アミ
ン触媒、花王■製品))を混合し、急速混合して型に注
入し、l昼夜放置後、樹脂を型より取り出し各種発泡剤
に対する吸収率を測定した。
測定結果を表−3に示す。
(3)硬質ポリウレタンフォーム(p(表−4)又次の
硬質ポリウレタンフォームの製造に示す方法によって、
硬質ポリウレタンフォーム作成時の作業性(原液の混和
性)とフオームの独立気泡率を測定した。
測定結果を表−4に示した。
上記実施例1〜7(表−1、表−2)で得られた各種ポ
リオール組成物100gに水1.0g、シリコーン整泡
剤L−5420(、日本ユニカ■製)1.5g。
アミン系触媒力オライザーN11l  3.0g、及び
表−4に示すそれぞれの発泡剤31.3gとからなるレ
ジンプレミックスをあらかじめ作成した後、育機ポリイ
ソシアナート(三井東圧化学■製MD I−CR) 1
12.9gとを混合し反応させることにより硬質ポリウ
レタンフォームを製造した。
レジンプレミックスを作成する際の発泡剤とポリオール
組成物の混合分散性(作業性)を表−4に示した。また
、製造した硬質ポリウレタンフォームの独立気泡率の測
定を行った。結果を表−4に示した。比較例も実施例と
同じ操作を行った。
0− (4)硬質ポリウレタンフォーム(2)(表−5)ここ
で、更に次の方法に従って、硬質ポリウレタンフォーム
作り、その物性を確認した。表−2に示す配合のポリオ
ール組成物と表−5に示す処方により、レジンプレミッ
クスを作り、これと所定量の有機ポリイソシアナートを
500Orpmで8秒間急速混合し、直ぢに寸法200
 X 200 X 200aun及び380X 380
X35 (厚) mmのそれぞれの縦型木箱に注入発泡
させた。室温で1昼夜放置後、前者から得られた硬質ポ
リウレタンフォームから5oxs。
×30Mのフオームを切出し、これについてJ[S A
9514に従って密度、圧縮強さ、低温寸法安定性、後
者から得られた硬質ポリウレタンフォームから200 
X 200 X 25mmのフオームを切出し、これに
ついて、JIS A1412に従って熱伝導率を測定し
た。
測定結果は表−5に示す通りであった。
比較例についても、実施例と同じ操作を行った〔発明の
効果〕 本発明のポリオール組成物(A)は適度の粘度を有し、
有機ポリイソシアナートとの混合分散性及び作業性が良
好である。又得られたポリウレタン樹脂は公害の極めて
小さいHCFC又はRFCに対して耐溶解性が大きく、
又これら発泡剤を用いた硬質ポリウレタンフォームは従
来の公害の大きいCFCを用いたものと同等のフオーム
物性を有する。
従って、このようなポリオール組成物、ポリウレタン樹
脂及び硬質ポリウレタンフォームはウレタン産業上極め
て有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)2−(p−アミノフェニル)−2−(p−ヒドロキ
    シフェニル)プロパンの活性水素1当量当り、アルキレ
    ンオキシドを1.0〜4.5モル付加して得られるポリ
    オール成分(a)及び脂肪族ポリヒドロキシ化合物の活
    性水素1当量当り、アルキレンオキシドを0.5〜6.
    5モル、もしくは、アルカノールアミンの活性水素1当
    量当り、アルキレンオキシドを0.5〜3.0モル付加
    して得られるポリオール成分(b)を含んでなることを
    特徴とするポリオール組成物(A)。 2)ポリオール成分(a)とポリオール成分(b)の重
    量混合比(a)/(b)が、0.1〜4.0であること
    を特徴とする請求項1記載のポリオール組成物(A)。 3)アルカノールアミンが下記一般式( I )である事
    を特徴とする請求項1記載のポリオール組成物(A)。 NR_1R_1R_2( I ) (上式中、R_1及びR_2はそれぞれ水素原子、ヒド
    ロキシエチル基、ヒドロキシイソプロピル基からなる群
    から選ばれた1つの原子又は基を示す。 R_1及びR_2は同じでも異なっていてもよい。 但し、R_1及びR_2が共に水素原子となる場合は除
    かれる。) 4)請求項1記載のポリオール組成物(A)が全部であ
    るか又は一部であるポリオールと有機ポリイソシアナー
    トとを混合し、反応させることにより得られたものであ
    ることを特徴とするポリウレタン樹脂。 5)有機ポリイソシアナートのイソシアナート基とポリ
    オールの水酸基との当量比が0.8〜5.0であること
    を特徴とする請求項4記載のポリウレタン樹脂。 6)有機ポリイソシアナートの一部又は全部が末端にイ
    ソシアナート基を有するプレポリマーであることを特徴
    とする請求項4記載のポリウレタン樹脂。 7)有機ポリイソシアナート、ポリオール、発泡剤、触
    媒、整泡剤及びその他の助剤を混合反応して得られる硬
    質ポリウレタンフォームにおいて、請求項1記載のポリ
    オール組成物(A)が全部であるか又は一部であるポリ
    オールを使用し、かつ該発泡剤として、ハイドロクロロ
    フルオロカーボン類、ハイドロフルオロカーボン類から
    なる群から選ばれた1種以上を含む発泡剤及び必要によ
    り発泡助剤を用いることを特徴とする硬質ポリウレタン
    フォーム。 8)ハイドロクロロフルオロカーボン類が、2,2−ジ
    クロロ−1,1,1−トリフルオロエタン、1,1−ジ
    クロロ−1−フルオロエタン、1−クロロ−1,1−ジ
    フルオロエタン又は1−クロロ−1,1−ジフルオロメ
    タンであり、ハイドロフルオロカーボン類が1,1,1
    ,2−テトラフルオロエタン又は1,1−ジフルオロエ
    タンであることを特徴とする請求項7記載の硬質ポリウ
    レタンフォーム。 9)発泡助剤が水及び/又は低沸点化合物である請求項
    7記載の硬質ポリウレタンフォーム。 10)有機ポリイソシアナートの一部又は全部が、末端
    にイソシアナート基を含有するプレポリマーであること
    を特徴とする請求項7記載の硬質ポリウレタンフォーム
    。 11)有機ポリイソシアナートのイソシアナート基とポ
    リオールの水酸基との当量比が、0.8〜5.0である
    請求項7記載の硬質ポリウレタンフォーム。 12)有機ポリイソシアナート、ポリオール、発泡剤、
    触媒、整泡剤及びその他の助剤を混合反応して、硬質ポ
    リウレタンフォームを製造するに際し、請求項1記載の
    ポリオール組成物(A)が全部であるか又は一部である
    ポリオールを使用し、かつ該発泡剤として、ハイドロク
    ロロフルオロカーボン類、ハイドロフルオロカーボン類
    からなる群から選ばれた1種以上を含む発泡剤及び必要
    により発泡助剤を用いることを特徴とする硬質ポリウレ
    タンフォームの製造法。
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