JPH04279619A - 硬質ポリウレタンフォーム複合体の製造方法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム複合体の製造方法

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JPH04279619A
JPH04279619A JP2408649A JP40864990A JPH04279619A JP H04279619 A JPH04279619 A JP H04279619A JP 2408649 A JP2408649 A JP 2408649A JP 40864990 A JP40864990 A JP 40864990A JP H04279619 A JPH04279619 A JP H04279619A
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Japan
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polyurethane foam
rigid polyurethane
producing
polyol
weight
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JP2408649A
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Mitsugi Kita
貢 北
Masahiko Hashiba
橋場 正彦
Kazuhiro Tanaka
一博 田中
Akihiro Ono
大野 明広
Masahiro Sasaki
正弘 佐々木
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬質ポリウレタンフォー
ム、その製造法及びこれを用いた複合体の製造方法に関
する。
【0002】更に詳しくは、硬質ポリウレタンフォーム
の製造に当たって、発泡剤の水と粒径 0.5ミクロン
(μ)以下の無機質及び/又は有機質の微粉末を配合す
ることによって、従来使用されてきた発泡剤のクロロフ
ルオロカーボン類(以下CFCという)の大幅な削減が
可能となり、又CFCの代わりに公害の極めて小さいハ
イドロクロロフルオロカーボン(以下HCFCという)
、ハイドロフルオロカーボン類(HFCという)を用い
ても、従来品と同等の物性をもった硬質ポリウレタンフ
ォームが得られるので、冷蔵庫、冷凍庫、断熱パネル、
船舶又は車両等の断熱材乃至は断熱構造材等として広範
囲の利用が期待される。
【0003】
【従来の技術】従来、硬質ポリウレタンフォームの発泡
剤としてCFCが用いられてきたが、地球のオゾン層保
護のためその製造及び使用が規制されており、その対策
乃至代替品が求められている。硬質系断熱フォームの低
密度化は進み、現在自由発泡密度で30kg/m3以下
であり、特に25kg/m3以下が主流となり、これら
低密度フォームは電気冷蔵庫用断熱材、建築用断熱材等
に幅広く使用されている。この低密度化を達成するため
にCFCは必須の発泡剤である。しかし、これら低密度
フォームでは、CFC不使用又は削減することによって
満足すべき物性の硬質ポリウレタンフォームを得る技術
は未だ確立されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、これら低密度
フォームにおけるCFCの使用量の削減、このCFCの
代替品候補のHCFCやHFCの使用が考えられたが、
例えばCFCを30〜50%削減すると、フォームの寸
法安定性、特に常温寸法安定性が悪化し、また完全水発
泡の場合には、更に寸法安定性の悪化を著しくする。こ
れら低密度フォームを完全水発泡で得る技術は未だ確立
されていない。又上記代替品使用によっては従来法の処
方では、発泡効率の著しい低下、更に得られる硬質ポリ
ウレタンフォームは寸法安定性や特に、低温寸法安定性
や強度の劣化、熱伝導率の上昇など硬質ポリウレタンフ
ォームに要求される物性が著しく悪化し、実用的に満足
すべき製品が得られなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、発泡剤に水を
併用し、且つ硬質ポリウレタンフォーム用原液に、粒径
 0.5ミクロン以下の微粉末を添加することで、他の
フォーム物性を損なうことなく寸法安定性の優れた硬質
ポリウレタンフォームを製造する方法を見出し、本発明
に到達した。
【0006】即ち、本発明は次の(1) 〜(3) の
通りである。以下、ポリオキシアルキレンポリオールを
単にポリオールという。
【0007】(1)  有機ポリイソシアナート、ポリ
オール、発泡剤、触媒、整泡剤及び充填剤、必要により
その他の助剤から硬質ポリウレタンフォームを製造する
に当たって、該充填剤として、粒径 0.5ミクロン以
下の微粉末を該ポリオール 100重量部当り、0.0
1重量部から20重量部使用した硬質ポリウレタンフォ
ーム。
【0008】(2)  有機ポリイソシアナート、ポリ
オール、発泡剤、触媒、整泡剤及び充填剤、必要により
その他の助剤から硬質ポリウレタンフォームを製造する
方法において、該充填剤として粒径 0.5ミクロン以
下の微粉末を該ポリオール 100重量部当り、0.0
1重量部から20重量部使用する硬質ポリウレタンフォ
ームの製造法。
【0009】(3)  1枚の面材上又は2枚以上の面
材の間に(1) 項記載の硬質ポリウレタンフォームを
形成せしめる硬質ポリウレタンフォーム複合体の製造方
法。
【0010】以下に述べる通り、CFCを30〜50%
削減した場合、完全水発泡又は代替発泡剤として、HC
FC、HFCを用いた場合でも本発明の方法により、初
めて満足すべき物性をもった硬質ポリウレタンフォーム
が得られた。
【0011】本発明に用いられる充填剤の微粉末は 0
.5μ(ミクロン)以下であれば、有機質、無機質を問
わず又これらは併用してもよい。微粉末の粒径が 0.
5μを越えて大きくなると、寸法安定性の改良が見られ
難い。
【0012】又、その使用量がポリオール 100重量
部当り20重量部を越えて多くなると硬質ポリウレタン
フォーム原液(プレミックス)に添加後直ぐに分離し実
用的でなく、又0.01重量部未満であると、その効果
が余り見られ難い。
【0013】充填剤の例は、無機質のものとしてはシリ
カゲル、アルミナゲル、ベントナイト等、有機質のもの
としては各種のプラスチック例えば石炭酸樹脂、炭素樹
脂、メラミン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂
等の微粉末、その他木粉、セルロースなどの天然物も使
用可能である。
【0014】本発明に用いるポリオールは硬質ポリウレ
タンフォーム用のポリオールであれば何れも使用可能で
ある。例えばポリオールは、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソル
ビトール、シュクロース、マニッヒポリオール、フェノ
ールとホルマリンの縮合により得られるフェノール系ポ
リオール等の多価アルコール類、トリレンジアミン類、
ジアミノジフェニルメタン等の芳香族アミン類、エチレ
ンジアミン、トリエタノールアミン類等の脂肪族アミン
類の単独又は混合系にエチレンオキシド、プロピレンオ
キシド、ブチレンオキシドの如きアルキレンオキシドを
付加重合させて得たヒドロキシル価 350〜 600
mgKOH/gのポリエーテルポリオールである。
【0015】以上のほか、高級樹脂酸エステルポリオー
ル及びポリカルボン酸と低分子量ポリオールとを反応さ
せて得たポリエステルポリオール及びカプロラクトンを
重合させて得たポリエステルポリオール、ヒマシ油、脱
水ヒマシ油等のヒドキシル基含有高級脂肪酸エステル等
も使用し得る。
【0016】本発明において使用する有機ポリイソシア
ナートとしては、従来公知のもので特に限定はなく、芳
香族、脂肪族、脂環式ポリイソシアナート及びそれらの
変性物、例えばフェニレンジイソシアナート、ジフェニ
ルメタンジイソシアナート、粗ジフェニルメタンジイソ
シアナート、トリレンジイソシアナート、粗トリレンジ
イソシアナート、キシリレンジイソシアナート、ヘキサ
ンメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナ
ート、水添ジフェニルメタンジイソシアナート、水添ト
リレンジイソシアナート、トリイソシアナトトリフェニ
ルメタン、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアナー
ト、変性(カルボジイミド等)ジフェニルメタンジイソ
シアナート等及びそれらの混合物並びにこれらの有機ポ
リイソシアナートの過剰量とポリオール(例えば低分子
ポリオール及び/又はポリマーポリオールとをNCO/
活性水素(当量比)2〜20で反応して得られる分子末
端NCO基のプレポリマー(NCO含有量例えば5〜3
5%))等が挙げられる。これらの有機ポリイソシアナ
ートは単独又は2種以上混合して使用する。その使用量
は、NCO基とレジン原液中の活性水素との当量比が 
0.7〜 5.0となるようにする。
【0017】この当量比が 5.0を越えた場合は未反
応の有機ポリイソシアナートが残存してしまう。又、当
量比が 0.7未満の場合は逆に未反応のポリオールが
多く残存するため上記の範囲が好ましい。
【0018】本発明で使用する発泡剤は水、CFC、H
CFC及びHFCである。水の使用量は通常、レジン原
液 100重量に対して 0.1〜 6.0重量部であ
る。CFCとしてはトリクロロフルオロメタン(CFC
−11)やジクロロジフルオロメタン(CFC−12)
、HCFCとしては2,2−ジクロロ−1,1,1− 
トリフルオロエタン(HCFC−123)、1,1−ジ
クロロ−1− フルオロエタン(HCFC−141b)
、1−クロロ−1,1− ジフルオロエタン(HCFC
−142b)又はモノクロロジフルオロメタン(HCF
C−22)が挙げられ、HFCとしては1,1,1,2
−テトラフルオロエタン(HFC−134a)又は1,
1−ジフルオロエタン(HFC−152a)が挙げられ
る。これらは単独又は2種以上混合して用い得る。
【0019】又、必要により、低沸点化合物又はこれを
含む発泡助剤を併用してもよい。低沸点化合物としては
メチレンクロライド、低沸点炭化水素類(沸点:10〜
50℃)及びこれらの混合物である。
【0020】本発明で硬質ポリウレタンフォームを得る
ために使用し得る発泡用触媒としては、例えばアミン系
ウレタン化触媒(トリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、トリブチルアミン、
トリオクチルアミン、ヘキサデシルジメチルアミン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−オク
タデシルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタ
ノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ジ
エチレントリアミン、N,N,N’,N’−テトラメチ
ルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチ
ルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメ
チルブタンジアン、N,N,N’,N’−テトラメチル
−1,3− ブタンジアミン、N,N,N’,N’−テ
トラメチルヘキサメチレンジアミン、、ビス〔2−(N
,N−ジメチルアミノ)エチル〕エーテル、N,N−ジ
メチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシ
ルアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジ
エチレントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチ
レンジアミンのギ酸塩及び他の塩、第一及び第二アミン
のアミノ基のオキシアルキレン付加物、N,N−ジアル
キルピペラジン類のようなアザ環化合物、種々のN,N
’,N”−トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロト
リアジン類、(特公昭52−043517のβ−アミノ
カルボニル触媒、特公昭53−014279のβ−アミ
ノニトリル触媒等)、有機金属系ウレタン化触媒(酢酸
錫、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ラウリン酸錫、ジブ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチ
ル錫ジクロライド、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフ
テン酸ニッケル、ナフテン酸コバルト等)等がある。こ
れらの触媒は単独又は混合して用い、その使用量はポリ
オール 100重量部に対して0.0001〜10.0
重量部である。
【0021】本発明における整泡剤は、従来公知の有機
ケイ素界面活性剤であり、例えば、日本ユニカー社製の
L−520、L−540、L−5340、L−5410
、L−5420、L−5710、L−5720等であり
、トーレ・ダウ・コーニング社製のSH−190、SH
−192、SH−193、SH−194、SH−195
、等であり、信越シリコーン社製のF−305、F−3
06、F−317、F−341、F−345等であり、
東芝シリコーン社製ではTFA−4200、等である。 これら整泡剤の使用量は、ポリオールと有機ポリイソシ
アナートの総和100重量部に対して 0.1〜20重
量部である。
【0022】又難燃剤としては例えば、トリス(2−ク
ロロエチル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル
)ホスフェート、トリス(ジブロモプロピル)ホスフェ
ート、大八化学社製CR−505及びCR−507、ア
クゾ・ジャパン社製Fyrol−6等を使用することが
できる。
【0023】その他ウレタン化学で常用される可塑剤、
充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、着色剤
等を必要に応じ添加することができる。
【0024】本発明に使用する面材には無機質のものと
しては鉄、真鋳、アルミニウムなどの金属板、石膏ボー
ド等、有機質のものとしては、紙製品例えば、通常の紙
、ダンボール紙、樹脂強化紙、塩化ビニル、石炭酸樹脂
、硬質ゴム、メラミン樹脂等であり、その厚さは通常 
0.1〜10mmである。又これら面材上に装着される
硬質ポリウレタンフォームの厚さは通常2〜150mm
である。又これら面材に硬質ポリウレタンフォームの原
液(硬化前)を付着せしめる方法は製品によって違うが
塗布、噴霧、注入の何れかが選ばれる。原液は付着後、
常温ないし必要により 130℃以下に加熱して、フォ
ーム化と硬化を行わしめる。
【0025】尚、特に1枚の面材〜2枚の面材(ラミネ
ートボード)に硬質ポリウレタンフォームを形成せしめ
る場合はレジン原液と有機ポリイソシアナートを急速混
合して連続的に面材に塗布又は2枚の面材の間に注入し
て発泡せしめ加熱硬化炉(80℃〜 130℃、ライン
スピード5〜35m/min )を通して硬化を完了せ
しめて製品とする。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説
明する。実施例及び比較例において、使用した原料は次
の通りである。 MDI−CR:三井東圧化学株式会社製品粗ジフェニル
メタンジイソシアナート NCO%:31.3重量% ポリオールA:ショ糖/グリセリン/トリレンジアミン
混合物にプロピレンオキシドを付加した水酸基価 45
0mgKOH/g のポリオール 整泡剤      :日本ユニカー株式会社製品  L
−5420 触  媒      :活剤ケミカル株式会社製品、 
 TMHD(テトラメチルヘキサメチレンジアミン)発
泡剤      :水 CFC−11      :  トリクロロフルオロメ
タンHCFC−123  :2,2−ジクロロ−1,1
,1− トリフロオロエタン HCFC−141b:1,1−ジクロロ−1− フルオ
ロエタンシリカゲル及びメラミン(微粉末):表1に示
した。
【0027】実施例1〜28及び比較例1〜40(硬質
ポリウレタンフォームの製造) 表2(微粉末添加量は、表3、4、5及び6に表示した
。)に示す配合のレジン原液を所定量作り、これに所定
量の有機ポリイソシアナート(MDI−CR)を加え、
8秒間高速混合し、直ちにフリー発泡用ボックスに注入
し発泡させた。注入後15分程度で脱型し、硬質ポリウ
レタンフォームを得た。
【0028】得られたフォームの独立気泡率及び寸法安
定性を測定した。表3〜表6にみる通り、本発明の微粉
末を使用することにより、CFCの使用量を約20重量
部(対ポリオール 100重量部)に削減(通常使用量
30〜45重量部)しても、常温寸法安定性、独立気泡
率が良好であり、また、完全水発泡の場合でも、常温寸
法安定性は良好である。更に、代替発泡剤HCFC−1
23及びHCFC−141bを使用しても常温寸法安定
性、独立気泡率が良好である。しかし、粒径が比較的大
きい場合及び微粒子不使用の場合は結果が良くなかった
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】実施例29〜52、比較例41〜61  
(ラミネートボードの製造) 本実施例及び比較例で使用したラミネートボードの成形
装置の略図は図1の通りである。図1において、1は面
材A(鉄板、厚さ 0.4mm)、2は面材B(紙、厚
さ 0.3mm)、3はラミネートボード移動用ベルト
、4は硬質ポリウレタンフォーム、5は発泡機ヘッド、
6は硬質ポリウレタンフォームの硬化炉、7は製品(ラ
ミネートボード)を示す。
【0036】5の発泡機ヘッドにより表7及び表8に示
した硬質ポリウレタンフォーム未硬化原液が1の面材A
(鉄板)の上に注入され、1の面材Aと2の面材B(紙
)の間に4の硬質ポリウレタンフォームが挟まれ、3の
上下2枚のベルトで送られ、6の硬化炉で硬化されて、
硬質ポリウレタンフォームのラミネートボード7が製品
として得られた。ラミネートボードは連続的に1820
mmに切断された。使用したポリオールは表2の通りで
ある。
【0037】又、6の硬化炉の温度は 110℃、ベル
トの進行スピードは12m/min 、硬質ポリウレタ
ンフォームの層厚は10mm、製品のラミネートボード
の巾は 910mmとした。実施例及び比較例によって
得られたラミネートボードの硬質ポリウレタンフォーム
部分の物性を表7及び表8に示した。
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】実施例53〜76、比較例62〜82  
(箱体の製造) 本実施例及び比較例で使用した箱体の成形装置の略図は
図2(斜視図)の通りである。図2において、8は内箱
、9は外箱、10は硬質ポリウレタンフォーム原液の注
入口(ふた付)を示し、8の内箱と9の外箱で形成され
る空間の口は原液注入口10のみである。
【0041】尚、内箱と外箱はポリウレタン発泡時の押
圧による膨張を阻止するため、治具によって固定した。 内箱の大きさは 470× 470× 370(高)m
m、外箱の大きさは 500× 500× 400(高
)mm、壁の厚さは30mm、硬質ポリウレタンフォー
ム原液注入口の大きさは20×80mmとした。又、箱
体を形成する材料は厚さ 0.4mmの鉄板とした。
【0042】高圧発泡機より表9及び表10に示した配
合の硬質ポリウレタンフォーム原液を図2の注入口10
により注入した。注入後、約15分で原液は硬化し、鉄
板被覆箱体を得た。使用したポリオール、微粒子は表2
の通りである。
【0043】実施例及び比較例によって得られた箱体の
硬質ポリウレタンフォーム部分の物性を表9及び表10
に示した。表7〜表10にみる通り、本発明の微粒子配
合によって、熱伝導率、低温寸法安定性等の物性が従来
品と同等の製品を得ることが出来た。
【0044】
【表9】
【0045】
【表10】
【0046】
【発明の効果】本発明の微粉末配合によって、公害の大
きいCFCの使用を著しく削減してもまた、代替発泡剤
例えば、HCFC−123、HCFC−141bを使用
してもCFCを多量に使用する従来品と同等の熱伝導率
、寸法安定性等の物性を持つ優れた硬質ポリウレタンフ
ォーム、ラミネートボード、箱体を得ることができた。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】  ラミネートボード成形装置の概略図である
【図2】  箱体成形装置の概要を示す斜視図である。
【0047】
【符号の説明】
1.面材A 2.面材B 3.ラミネートボード移動用ベルト 4.硬質ポリウレタンフォーム 5.発泡機ヘッド 6.硬質ポリウレタンフォームの硬化炉7.製品(ラミ
ネートボード) 8.内箱 9.外箱

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    有機ポリイソシアナート、ポリオ
    ール、発泡剤、触媒、整泡剤及び充填剤、必要によりそ
    の他の助剤から硬質ポリウレタンフォームを製造するに
    当たって、該充填剤として、粒径 0.5ミクロン以下
    の微粉末を該ポリオール 100重量部当り、0.01
    重量部から20重量部使用したものであることを特徴と
    する硬質ポリウレタンフォーム。
  2. 【請求項2】    該有機ポリイソシアナートが有機
    ポリイソシアナートのプレポリマーを一部含有するか又
    は全部が該プレポリマーであることを特徴とする請求項
    1記載の硬質ポリウレタンフォーム。
  3. 【請求項3】    該有機ポリイソシアナートのイソ
    シアナート基と該ポリオール中の活性水素との当量比が
     0.7〜 5.0であることを特徴とする請求項1記
    載の硬質ポリウレタンフォーム。
  4. 【請求項4】    発泡剤が水又は、水とこれにクロ
    ロフルオロカーボン類、ハイドロクロロフルオロカーボ
    ン類及びハイドロフルオロカーボン類からなる群から選
    ばれた1種以上を混合したものであることを特徴とする
    請求項1記載の硬質ポリウレタンフォーム。
  5. 【請求項5】    水の使用量がポリオール 100
    重量部当り、 0.1〜 6.0重量部である請求項4
    記載の硬質ポリウレタンフォーム。
  6. 【請求項6】    該充填剤が無機質及び/又は有機
    質微粉末であることを特徴とする請求項1記載の硬質ポ
    リウレタンフォーム。
  7. 【請求項7】    有機ポリイソシアナート、ポリオ
    ール、発泡剤、触媒、整泡剤及び充填剤、必要によりそ
    の他の助剤から硬質ポリウレタンフォームを製造する方
    法において、該充填剤として、粒径 0.5ミクロン以
    下の微粉末を該ポリオール 100重量部当り、0.0
    1重量部から20重量部使用することを特徴とする硬質
    ポリウレタンフォームの製造方法。
  8. 【請求項8】    一枚の面材又は2枚以上の面材の
    間に請求項1記載の硬質ポリウレタンフォームを形成せ
    しめることを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム複合
    体の製造方法。
  9. 【請求項9】    該面材が無機材料及び/又は有機
    材料であることを特徴とする請求項8記載の硬質ポリウ
    レタンフォーム複合体の製造方法。
  10. 【請求項10】  該無機材料が金属及び/又は無機質
    であることを特徴とする請求項9記載の硬質ポリウレタ
    ンフォーム複合体の製造方法。
  11. 【請求項11】  該有機材料がプラスラチック及び/
    又は紙であることを特徴とする請求項9記載の硬質ポリ
    ウレタンフォーム複合体の製造方法。
  12. 【請求項12】  1枚の面材又は2枚以上の面材の間
    に硬質ポリウレタンフォームを形成せしめる方法が塗布
    、噴霧又は注入であることを特徴とする請求項8記載の
    硬質ポリウレタンフォーム複合体の製造方法。
  13. 【請求項13】  2枚の面材が上下に所定の間隙を保
    ちつつ且つ、該間隙に硬質ポリウレタンフォーム原液を
    供給しつつ平行して同方向に連続的に進行することを特
    徴とする請求項8記載の硬質ポリウレタンフォーム複合
    体の製造方法。
  14. 【請求項14】  2枚以上の面材が外箱と内箱より形
    成された箱体であることを特徴とする請求項8記載の硬
    質ポリウレタンフォーム複合体の製造方法。
JP2408649A 1990-05-25 1990-12-28 硬質ポリウレタンフォーム複合体の製造方法 Pending JPH04279619A (ja)

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