JPH03229782A - 光硬化性粘着剤組成物 - Google Patents

光硬化性粘着剤組成物

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JPH03229782A
JPH03229782A JP2399690A JP2399690A JPH03229782A JP H03229782 A JPH03229782 A JP H03229782A JP 2399690 A JP2399690 A JP 2399690A JP 2399690 A JP2399690 A JP 2399690A JP H03229782 A JPH03229782 A JP H03229782A
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JP
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group
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ethylenically unsaturated
resin
adhesive
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Pending
Application number
JP2399690A
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English (en)
Inventor
Kazushi Shiina
椎名 員巳
Tsukasa Otsuki
大槻 司
Masato Yanagi
正人 柳
Shiyunichi Onikubo
俊一 鬼久保
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、接合時には粘着性を有し、被着体に仮接着で
き、光照射により硬化して強固な接着力を示す、いわゆ
る粘接着剤として好適な光硬化性粘着剤組成物に関する
(従来の技術) 従来から、接合時には粘着性を有し、被着体に仮接着で
き、光照射により硬化して強固な接着力を示す、いわゆ
る粘接着剤として好適な光硬化性粘着剤組成物としては
、粘着性ポリマーに1反応性オリゴマーまたはモノマー
を配合したものが知られている(特公昭53−3189
8号公報、特開昭60−69178号公報、特開昭61
−64773号公報。
特開昭61−83274号公報、特開昭61−1015
82号公報、特開昭61−101583号公報特開昭6
1−103908号公報など参照)。しかしながら、こ
れらの組成物では1反応性オリゴマーまたはモノマーを
添加するため、凝集力が低下し。
硬化後に十分な接着力が得られなかったり、硬化後の十
分な接着力を得るために機械的に仮止めを行なう必要が
あったりした。また、粘着性ポリマーに不飽和基や官能
基を導入することにより反応性を付与したものを用いる
ことも知られている(特開昭6183272号公報など
参照)が1反応性オリゴマーやモノマーの添加が必要で
あり、凝集力の低下は避けられなかった。
一方、硬化前の粘着特性、とりわけ凝集力を改善するた
めに反応性オリゴマーや七ツマ−の添加量を減らすと、
硬化性が低くなり硬化後の接着力が低下する。このよう
に、硬化前の粘着特性とりわけ凝集力と硬化後の接着力
との両方に十分価れた光硬化性粘着剤組成物は開発され
ていなかった。
そこで、前発明(特開平1−193315号公報)によ
り、硬化前の粘着特性および硬化後の接着力に優れた。
ポリマー自体が硬化性である光硬化性粘着剤組成物を開
発したが、この樹脂のみでは凝集力がやや乏しく、硬化
するまでに大きな力のかかる部位への接着では、ずれや
剥離が生じる可能性があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、従来の光硬化性粘着剤組成物における上記の
ような問題点、即ち硬化前の粘着特性とりわけ凝集力と
硬化後の接着力とのバランスが悪いという欠点を改良し
、ポリマー自体が光硬化性であるため、硬化前の粘着特
性および硬化後の接着力に十分価れた光硬化性粘着剤組
成物を提供するものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、水酸基、一級アミノ基、二級アミノ基または
三級アミノ基とアミド基、N−置換アミド基またはニト
リル基の両方を有するゴム状ポリマー(a)、必要に応
して環状酸無水物(b)、およびエチレン性不飽和基と
エポキシ基またはアジリジニル基とを有するモノマー(
c)を反応させて得られる側鎖にエチレン性不飽和基を
有する樹脂(A)および必要に応じて光重合開始剤(B
)を含んでなる光硬化性粘着剤組成物である。
本発明において、水酸基、一級アミノ基、二級アミノ基
または三級アミノ基とアミド基、N−置換アミド基また
はニトリル基の両方を有するゴム状ポリマー(a)とし
ては、これらの官能基を有するアクリル樹脂があり、水
酸基、一級アミノ基、二級アミノ基または三級アミノ基
を有するモノマーのうちの一種または数種とアミド基、
N−置換アミド基またはニトリル基を有するモノマーの
うちの一種または数種との共重合体、これらのモノマー
とアルキル(メタ)アクリレート酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、ビニルエーテル、スチレン、アクリル酸。
メタクリル酸などの他のモノマーとの共重合体などであ
る。水酸基を有するモノマーとしては、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ
)アクリレート 4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリ
レート、N−メチロールアクリルアミド、アリルアルコ
ールなどがあす、一級アミノ基または二級アミノ基を有
するモノマーとしては、アミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N−エチルアミノエチル(メタ)アクリレートなど、三
級アミノ基を有する七ツマ−としては、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(
メタ)アクリレート ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミドなどをあげることができる。
アミド基、N−置換アミド基を有するモノマーとしては
、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチル(メ
タ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−
エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−プロポキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド。
N−tert−ブチルアクリルアミド、N−オクチルア
クリルアミド、ジアセトンアクリルアミドなどがある。
ニトリル基を有する七ツマ−としては、アクリロニトリ
ル、メタクリコニトリル。クロトノニトリル、フマロニ
トリルなどがある。また、アルキル(メタ)アクリレー
トとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ
)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレートで
ある。
本発明において環状酸無水物(b)としては多価カルボ
ン酸の分子内無水物であり、飽和または不飽和の脂肪族
多価カルボン酸無水物、脂環式多価カルボン酸無水物、
芳香族多価カルボン酸無水物など。
あるいはこれらの一部が飽和または不飽和の炭化水素基
、芳香環基、ハロゲン原子、複素環基などで置換された
ものがあり、これらの具体例としては、無水こはく酸、
無水フタル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水
グルタル酸、無水ドデセニルこはく酸、無水クロレンデ
ソク酸、無水ピロメリット酸。
無水トリメリット酸、シクロペンタンテトラカルボン酸
二無水物、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒ
ドロ無水フタル酸、テトラメチレン無水マレイン酸、テ
トラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタ
ル酸、エンドメチレンテトラヒトロ無水フタル酸、メチ
ルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、5− (
2,5−ジオキソテトラヒドロキシフリル)−3−メチ
ル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン#I無水
物、無水メチルナジック酸、無水ヘンシフエノンテトラ
カルボン酸、エチレングリコールビス(アンヒドロトリ
メリテート)グリセロールトリス(アンヒドロトリメリ
テート)などがある。これらの中でも、架橋構造を作ら
ないジカルボン酸またはトリカルボン酸の無水物を用い
ることが好ましい。
本発明において、エチレン性不飽和基とエポキシ基また
はアジリジニル基とを有するモノマー(c)としては、
グリシジル(メタ)アクリレート、グリシジルシンナメ
ート、アリルグリシジルエーテル。
ビニルシクロヘキセンモノエポキサイド、1.3−ブタ
ジェンモノエポキサイドなどのエポキシ基を有するもの
、2−(1−アジリジニル)エチル(メタ)アクリレ−
12−(1−アジリジニル)ブチル(メタ)アクリレ−
1−,2−(1−アジリジニル)プロピル(メタ)アク
リレートなどのアジリジニル基を有するものがあり、こ
れらは飽和もしくは不飽和の炭化水素基、芳香環基、ハ
ロゲン原子、複素環基などで置換されていてもよい。
上記ゴム状ポリマー(a)、環状酸無水物(b)および
千ツマ−(c)を反応させ、側鎖にエチレン性不飽和基
を有する樹脂(A)が得られる。反応は。
適当な溶媒の存在下あるいは不存在下、N、N−ジメチ
ルベンジルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、N、N−ジエチルアニリン、  N、  Nジメチ
ルアニリンなどの三級アミンなどを必要に応じて触媒と
して用い、エチレン性不飽和基の保護のために、ハイド
ロキノン、ハイドロキノンモノメチルニー チル、  
t e r t −7”チルカテコール、p−ベンゾキ
ノンなどのラジカル重合禁止剤を添加しノこ状態で行な
うことができる。
反応は、ゴム状ポリマー(a)中の官能基が水酸基、一
級アミノ基または二級アミノ基の場合は、これらの官能
基と、環状酸無水物(b)の酸無水物基とが先ず優先的
に反応し1次いで、この反応により生じたカルボキシル
基とモノマー(c)のエポキシ基またはアジリジニル基
とが反応し、二級の水酸基またはアミノ基を生しる。さ
らに、生じた水#I基またはアミノ基と環状酸無水物(
b)の酸無水物基とが反応するというように、以下、順
次、上記と同様の反応を進行させることができる。ゴム
状ポリマー(a)中の官能基が三級アミノ基の場合には
、モノマー(c)のエポキシ基またはアジリジニル基が
先に反応し、以下、水酸基などを有するポリマーの場合
と同様の反応が進行する。
この反応において、ゴム状ポリマー(a)の看に対して
反応させられる環状酸無水物(b)およびモノマー(c
)の量を調整することにより、ゴム状ポリマー(a)に
、所望する数のエチレン性不飽和基を有する所望の長さ
のやや長い側鎖を導入することができる。
環状酸無水物(b)がジカルボン酸無水物である場合に
は、ゴム状ポリマー(a)の水酸基、一級アミノ基およ
び二級アミノ基1モルに対しては環状酸無水物(b)1
−10モル、およびモノマー(c)1〜lOモルの割合
で、また、環状酸無水物(b)とモノマー(c)とはほ
ぼ等モルの割合で反応させることが好ましい。ゴム状ポ
リマー(a)の三級アミノ基1モルに対しては環状酸無
水物(b)0〜9モル、およびモノマー(c)1〜10
モルの割合で。
また、環状酸無水物(b)に対してモノマー(c)をほ
ぼ1モル多くした割合で反応させることが好ましい。環
状酸無水物(b)がトリカルボン酸である場合には、ゴ
ム状ポリマー(a)の水酸基、一級アミノ基および二級
アミノ基1モルに対しては環状酸無水物(b)l−10
モルおよびモノ?−(c)1〜20モルの割合で、また
、環状酸無水物(b)1モルに対して千ツマ−(c)を
ほぼ1〜2モルの割合で反応させることが好ましい。ゴ
ム状ポリマー(a)の三級アミノ基1モルに対しては環
状酸無水物(b) 0〜9モルおよびモノ?−(c)1
〜19モルの割合で、また、環状酸無水物(b)nモル
に対してモノマー(c)をほぼn+l〜2n+1モルの
割合で反応させることが好ましい。ゴム状ポリマー(a
)の上記の官能基1モルに対して反応させられるモノマ
ー(c)の量が1モル未満の場合には。
得られる樹脂(A)のエチレン性不飽和基数が少なくな
り、樹脂(A)に十分な反応性を付与できなくなること
があり、逆に、環状酸無水物(b)の量が9〜10モル
を超える場合には、未反応の環状酸無水物(b)や七ツ
マ−(c)の残存、およびゴム状ポリマー(a)に結合
していない、環状M無水物(b)とモノマー(c)との
反応生成物の生成が多くなるf喚問がある。
得られる樹脂(A)は、1個以上の1通常複数個のエチ
レン性不飽和基を有するやや長い側鎖を1個以上1通常
複数個有するため、樹脂(A)自体が十分な硬化性を有
し2反応性オリゴマーやモノマーを用いなくとも、硬化
後に十分な接着力を示すのである。しかも、エチレン性
不飽和基を側鎖に有するため、ゴム状ポリマー(a)が
有する粘着特性、とりわけ凝集力が維持され、得られる
樹脂(A)は硬化前の粘着特性に優れたものとなる。さ
らに、主鎖のゴム状ポリマー(a)が(N−置換)アミ
ド基またはニトリル基を有するため、凝集力や被着体へ
の接着性が良くなる。特に、被着体が金属である場合に
は、接着性が大きく向上し、剥離や、特にずれが起こり
にくくなる。これらの結果、得られる樹脂(A)は硬化
前の粘着特性と硬化後の接着力とのバランスに十分優れ
たものとなる。
本発明において、必要に応じて用いられる光重合開始剤
(B)としては、ヘンゾイン、ヘンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、0−ベンゾイル安息香
酸メチル−p−ヘンジインエチルエーテル。ベンゾイン
イソプロピルエーテル、α−メチルヘンゾインなどのヘ
ンジイン類、ジメチルベンジルケタール、トリクロルア
セトフェノン、2.2ジエトキシアセトフエノンなどの
アセトフェノン類、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピ
オフェノン。
2−ヒドロキシ−4゛−イソプロピル−2−メチルプロ
ピオフェノンなどのプロピオフェノン類、αアジロキシ
ムエステル、ヘンシフエノン、メチルヘンシフエノン、
p−クロルヘンシフエノン、p−ジメチルアミノヘンシ
フエノンなどのベンゾフェノン類、2−クロルチオキサ
ントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピル
チオキサントンなどのチオキサントン類、ベンジル、ジ
ベンゾスベロンなどの他、加藤清視W: rUV、−E
B硬化ハンドブック−原料編−J  (1985年12
月、高分子刊行金利)第67〜73頁あるいは山下普三
、金子東助編「架橋剤ハンドブック」 (昭和56年l
θ月、大成社刊)第582〜593頁に記載されている
ものがある。光重合開始剤(B)は、光重合促進剤とと
もに用いてもよい。このような光重合促進剤としては。
4.4′−ビス(ジエチルアミノ)ヘンシフエノン。
N−ジメチルアミノ安息香酸エチル、ジメチルエタノー
ルアミン、グリシンなどの他、加藤清視編:前掲書、第
67〜73頁に記載されたものを用いることができる。
光として紫外線を用いる場合には、硬化効率の面から、
光重合開始剤(B)および必要に応して光重合促進剤を
用いることが好ましい。光重合開始剤(B)は2本発明
の粘着剤組成物中の、エチレン不飽和二重結合を有する
化合物の全量100重量部に対して1通常0.05〜2
0部、好ましくは0.5〜10部の割合で用いられる。
硬化前の粘着特性を改善する。特に凝集力を高めるため
に1本発明の粘着組成物にさらにポリイソシアネートを
添加して、樹脂(A)を部分架橋させることができる。
このようなポリイソシアネートとしては(水添)トリレ
ンジイソシアネート、(水添)4.4〜ジフエニルメタ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
などを用いることができる。
硬化後の接着力をさらに強固なものとするために。
本発明の粘着剤組成物においては、上記側鎖にエチレン
不飽和基を有する樹脂(A)、光重合開始剤(B)およ
び光重合促進剤の他に、さらに(メタ)アクリロイル基
などのエチレン性不飽和基を有するモノマーやオリゴマ
ーを添加することができる。このような七ツマ−やオリ
ゴマーとしては、スチレン。
アルキル(メタ)アクリレート、 (メタ)アクリル酸
、多価アルコールポリ (メタ)アクリレート、エポキ
シポリ (メタ)アクリレート、オリゴエステルポリ 
(メタ)アクリレート、ポリウレタンポリ (メタ)ア
クリレート、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレ
ートなどの他、水酸基、一級アミノ基。
二級アミノ基または三級アミノ基を有する低分子化合物
、環状酸無水物、およびエチレン性不飽和基とエポキシ
基またはアジリジニル基とを有するモノマーを反応させ
て得られる不飽和オリゴエステルまたは不飽和オリゴア
ミドを用いることができる。これらのモノマーやオリゴ
マーの使用量は2本発明の粘着剤組成物の全固形分に対
して60重量%以下である。60重量%を超えると、硬
化前の粘着特性、とりわけ凝集力が著しく劣るようにな
る。
本発明の粘着剤組成物には、その性能を阻害しない範囲
で、必要に応じて顔料、染料、無機充填剤有機溶剤、銀
粉、fI粉、ニッケル粉などの金属粉。
カーボンブラック、グラファイト、キシレン樹脂やロジ
ン系樹脂などの粘着付与剤、シラン力・ノブリング剤な
どを加えることができる。
本発明の粘着剤組成物は、シリコーン処理を施した紙や
布、ポリエチレンテレフタレートフィルムラミネート祇
などの低接着性の樹脂により加工を施した紙や布、金属
箔、プラスチックフィルムなどの剥離性の高いフィルム
、シートあるいはテープなどの上に塗工し、必要があれ
ば乾燥により有機溶剤を除去し、必要があれば裁断し1
両面または片面の粘着シートあるいはテープの形にされ
る。また、補強や衝撃緩和のために、レーヨン、ナイロ
ンなどの不織布や寒冷紗などの布類でライニングしたり
、これらの布類を芯材としてこれに本発明の粘着剤組成
物を含浸させて用いることもできる。
このようにして得られた両面粘着シートまたはテープは
、少なくとも一方が光透過性を有する2つの同種または
異種の被着体間に挟持され、その良好な粘着性によって
仮接着した後、光を照射することにより粘着剤組成物が
硬化され、被着体同士を強固に接着させることができる
。また8片面粘着シートまたはテープは、その良好な粘
着性によって被着体に仮接着した後、必要があれば基材
となっているシートまたはテープを剥離させ生じた粘着
面に他の被着体をさらに仮接着し、光を照射することに
より粘着剤組成物が硬化され、被着体に強固に接着させ
ることができる。
本発明において光としては、太陽や蛍光灯を線源とする
可視光線、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライド
ランプ、カーボンアーク灯、キセノンランプなどを線源
とする紫外線、電子線加速器を線源とする電子線、コバ
ルト60を線源とするT線、またはX線発生器を線源と
するX線である。これらのなかでも、実用上は、可視光
線、紫外線、または電子線、とりわけ、波長が200〜
800nmの可視光線または紫外線を用いることが好ま
しい。光として紫外線を用いる場合には、硬化効率の面
から前記の遺り、光重合開始剤(B)および必要に応じ
て光重合促進剤を用いることが好ましい。線源の出力、
M源からの距離、照射面積、用いる樹脂や光重合開始剤
および光重合促進剤の種類と量、粘着剤組成物層の厚さ
などによって異なるが、光照射の時間は通常0.3砂取
上程度である。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。例中1部とは重
量部を1%とは重量%を、それぞれ表わす。
実施例1 ブチルアクリレ−1−92,0部 アクリルアミド            2.8部2−
ヒドロキシエチルメタクリレート  5.2部アゾビス
イソブチロニトリル      0.2部酢酸エチル 
            233部80℃に加熱した上
記組成の混合物167部に。
上記組成の混合物167部を滴下し9滴下終了後。
12時間加熱還流させ、冷却し、ハイドロキノン0゜0
5部を添加し、アミド基と水酸基を有するゴム状ポリマ
ーの溶液(固形分30%)を得た。
得られたアミド基と水酸基を有するゴム状ポリマーの溶
液247部、ヘキサヒドロ無水フタル酸14部、グリシ
ジルメタクリレート13部、N、N−ジメチルヘンシル
アミン0.5部およびハイドロキノン0.3部を混合し
、80℃で12時間反応させた後。
酢酸エチル59部を加え、やや長い側鎖にエチレン性不
飽和基を有する樹脂の溶液(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部および2−ヒドロキシ−2メチルプロ
ピオフェノン0.3部を均一に混合し。
シリコーン処理を施したポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に乾燥後の厚さが30μmとなるように塗布し
、60℃で3分間乾燥して粘着シートを得た。
得られた粘着シートについて、光硬化前の剥離接着力と
保持力、光硬化後の剪断接着力を測定した結果を表に示
す。なお、測定は次のようにして行なった。
(1)光硬化前の剥離接着力 得られた粘着シートの粘着面に厚さ50μmのポリエチ
レンテレフタレートシートを貼着し1幅25mmに切断
し3次にポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離さ
せ、生した粘着面を#280の紙やすりで研磨したステ
ンレススチール板(SUS304)に貼着し、30分間
放置した後、25℃、相対湿度65%の条件下、剥離速
度300mm/分で180度剥離接着力を測定した。
(2)光硬化前の保持力 得られた粘着シートの粘着面に厚さ50μmのポリエチ
レンテレフタレートシートを貼着し、・幅25m m 
、長さ100mmの大きさに切断し9次にポリエチレン
テレフタレートフィルムを剥離させ、生した粘着面のう
ち、たて25mm、横25mmの部分を紙やすり#28
0で研磨したステンレススチール板(SUS 304)
に貼着し、40℃、荷重1kgで粘着シートがステンレ
ススチール板より落下するまでの時間(秒)を測定した
(3)光硬化後の剪断接着力 縦59mm、横IQmm、厚さ1.5mmの2枚のアク
リル板それぞれの一端に、得られた粘着シートを縦10
mm、横10mmに切断したものの粘着面を貼着し、ポ
リエチレンテレフタレートフィルムを剥離させ、生じた
粘着面同士が重なるように貼着し2kW高圧水銀灯下1
5cmの距離で15秒間紫外線を照射して粘着剤を硬化
させた後、25℃、相対湿度65%の条件下、引張り速
度5mm/分で剪断強度を測定した。
実施例2 ブチルアクリレート          92.6部ア
クリロニトリル           2.1部2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート5.2部アゾビスイソブ
チロニトリル      0.2部酢酸エチル    
         233部上記組成の混合物を実施例
1と同様にして反応させ、ニトリル基と水酸基を有する
ゴム状ポリマーの溶液(固形分30%)を得た。
得られたニトリル基と水酸基を有するゴム状ポリマーの
溶液247部、ヘキサヒドロ無水フタル酸14部、グリ
シジルメタクリレート13部、  N、  Nジメチル
ベンジルアミン0.3部、およびハイドロキノン0.3
部を混合し、実施例1と同様にして反応させた後、酢酸
エチル59部を加え、やや長い側鎖にエチレン性不飽和
基を有する樹脂の溶液(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部および2−ヒドロキシ−2メチルプロ
ピオフェノン0.3部を均一に混合し。
実施例1と同様にして粘着シートを得、測定した結果を
表に示す。
実施例3 ブチルアクリレート          91.6部ア
クリロニトリル           2.1部ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート  6.2部アゾビスイ
ソブチロニトリル      0.2 i1酢酸エチル
             233部上記組成の混合物
を実施例1と同様にして反応させ、ニトリル基と三級ア
ミノ基を有するゴム状ポリマーの溶液(固形分30%)
を得た。
得られたニトリル基と三級アミノ基を有するゴム状ポリ
マーの溶液260部、ヘキサヒドロ無水フタル酸9部、
グリシジルメタクリレート13部、およびハイドロキノ
ン0.3部を混合し、実施例1と同様にして反応させた
後、酢酸エチル51部を加え、やや長い側鎖にエチレン
性不飽和基を有する樹脂の溶液(固形分30%)を得た
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部および2−ヒドロキシ−2メチルプロ
ピオフェノン0.3部を均一に混合し実施例1と同様に
して粘着シートを得、測定した結果を表に示す。
実施例4 ブチルアクリレート         92.4部N−
tert−ブチルアクリルアミド  2.5部2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート  5.1部アゾビスイソ
ブチロニトリル      0.2部酢酸エチル   
          233部上記組成の混合物を実施
例1と同様にして反応させ、N−置換アミド基と水酸基
を有するゴム状ポリマーの溶液(固形分30%)を得た
得られたN−置換アミド基と水酸基を有するゴム状ポリ
マーの溶液247部、ヘキサヒドロ無水フタル酸13部
、グリシジルメタクリレート12部、およびハイドロキ
ノン0.3部を混合し、実施例1と同様にして反応させ
た後、酢酸エチル59部を加えやや長い側鎖にエチレン
性不飽和基を有する樹脂の溶液(固形分30%)を得た
得ら−れたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する
樹脂の溶液100部および2−ヒドロキシ−2メチルプ
ロピオフェノン0.3部を均一に混合し実施例1と同様
にして粘着シートを得、/IA定した結果を表に示す。
比較例1 ブチルアクリレート          88.2部酢
酸ビニル              5.5部2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート  6.2部アゾビスイ
ソブチロニトリル      0.2部酢酸エチル  
           233部上記組成の混合物を実
施例1と同様にして反応させ、水酸基を有するゴム状ポ
リマーの溶液(固形分30%)を得た。
得られた水酸基を有するゴム状ポリマーの溶液233部
、ヘキサヒドロ無水フタル#116部、グリシジルメタ
クリレート14部、N、N−ジメチルヘンシルアミン0
.3部、およびハイドロキノン0.3部を混合し、実施
例1と同様にして反応させた後、酢酸エチル70部を加
え、やや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹脂の
溶液(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部および2−ヒドロキシ−2メチルプロ
ピオフェノン0.3部を均一に混合し実施例1と同様に
して粘着シートを得、測定した結果を表に示す。
比較例2 ブチルアクリレート          94.0部ジ
メチルアミノエチルメタクリレート  6.0部アゾビ
スイソブチロニトリル      0.2部酢酸エチル
             233部上記組成の混合物
を実施例1と同様にして反応させ、三級アミノ基を有す
るゴム状ポリマーの溶液(固形分30%)を得た。
得られた三級アミノ基を有するゴム状ポリマーの溶液2
60部、ヘキサヒドロ無水フタル酸9部、グリシジルメ
タクリレート13部、およびハイドロキノン0.3部を
混合し、実施例1と同様にして反応させた後、酢酸エチ
ル51部を加え、やや長い側鎖にエチレン性不飽和基を
有する樹脂の溶液(固形分30%)を得た。
得られたやや長い側鎖にエチレン性不飽和基を有する樹
脂の溶液100部および2−ヒドロキシ−2メチルプロ
ピオフェノン0.3部を均一に混合し。
実施例1と同様にして粘着シートを得、測定した結果を
表に示す。
表 C発明の効果] 本発明の粘着剤組成物は、ポリマー自体が光硬化性を持
ち1表に示されたように硬化前の剥離接着力が1500
g/25mm以上、保持力が3600秒以上であり、さ
らに硬化後の剪断接着力が25kg/cm2以上となり
、硬化前の粘着特性が(N−置換)アミド基やニトリル
基を含まないものよりも向上している。
このように9本発明により、接合時には、粘着性が高く
、被着体に仮接着でき1機械的な仮止めが不必要であり
、硬化後には強固な接着力を示し、硬化前の粘着特性と
りわけ凝集力と硬化後の接着力とのバランスに優れた光
硬化性粘着剤組成物が得られるようになった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水酸基、一級アミノ基、二級アミノ基または三級ア
    ミノ基とアミド基、N−置換アミド基またはニトリル基
    の両方を有するゴム状ポリマー(a)、必要に応じて環
    状酸無水物(b)、およびエチレン性不飽和基とエポキ
    シ基またはアジリジニル基とを有するモノマー(c)を
    反応させて得られる側鎖にエチレン性不飽和基を有する
    樹脂(A)、および必要に応じて光重合開始剤(B)を
    含んでなる光硬化性粘着剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297591A (ja) * 2006-04-06 2007-11-15 Lintec Corp 粘着シート
JP2010077301A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Sekisui Chem Co Ltd 研磨布固定用両面粘着テープ

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JP2007297591A (ja) * 2006-04-06 2007-11-15 Lintec Corp 粘着シート
JP2010077301A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Sekisui Chem Co Ltd 研磨布固定用両面粘着テープ

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