JPH03227652A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH03227652A
JPH03227652A JP2218890A JP2218890A JPH03227652A JP H03227652 A JPH03227652 A JP H03227652A JP 2218890 A JP2218890 A JP 2218890A JP 2218890 A JP2218890 A JP 2218890A JP H03227652 A JPH03227652 A JP H03227652A
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JP
Japan
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ink
recording
ejection
humidity
discharge
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Pending
Application number
JP2218890A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Aoki
青木 友洋
Yasushi Murayama
泰 村山
Setsu Uchida
内田 節
Tatsuo Mitomi
三富 達夫
Masaharu Nemura
雅晴 根村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被記録材の記録面に対してインクを吐出する
ことにより記録を行うインクジェット記録装置に関する
ものである。
〔従来の技術J 一般に、インクジェット記録装置においては、非記録時
に記録ヘッドのノズル等インクの吐出口の内部にインク
液を残したまま放置されることになる。
従来のインクジェット記録装置としては、記録ヘッドの
ノズル先端部に接合可能なキャッピング手段を設け、非
記録時には当該接合を行うことにより、いわば記録ヘッ
ドに蓋をかぶせた状態で周囲の雰囲気から密封し、かつ
接合部分の空気層をインクの蒸気で満たして飽和蒸気圧
にすることによってノズル内のインク液の乾燥および粘
度の増加が防止されるようにしたものがある。
しかしながら、かかる装置では、低湿環境下や長期間記
録を淋止するような場合には、上記の如きキャッピング
を行って乾燥防止を図ってもインクの粘度の増加は避け
られず、従って記録に際してのノズルからのインクの不
吐出を防止することが困難である。
このような不都合を解消するために、キャッピング手段
を介して吸引を行い、空気層を低圧状態となして、記録
ヘッドのノズル内のインクを吸い出すようにしたり、記
録ヘッドを含むインク供給系に対してポンプ手段を設け
、自動または手動により作動させてインクを加圧し、記
録ヘッドの全ノズルからインクを排出させるようにした
インクジェット記録装置がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなインクジェット記録装置にあ
っても、湿度条件のような周囲の環境条件や記録動作条
件の如何を問わず、常に最良の状態で装置を使用可能と
するための配慮はなされていなかった。
本発明の目的は、かかる点に鑑み、いかなる湿度条件下
でも常に最適の状態で記録を行うことができるインクジ
ェット記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、吐出エネルギー発
生素子を有する記録ヘッドを用いて被記録材の記録面に
対して吐出口からインクを吐出することにより記録を行
うインクジェット記録装置において、上記吐出エネルギ
ー発生素子を用いずに上記吐出口からインクを強制排出
する手段と、周囲の雰囲気の湿度を検出する湿度検出手
段と、該湿度検出手段で検出された湿度に応じて前記排
出手段によるインクの排出時間又は排出量を可変制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェット
記録装置である。
【作 用J 大発明では一開曲の言開悟の相1こ応じて吐出エネルギ
ー発生素子の駆動によらない強制インク排出時間又はイ
ンク排出量を可変制御するので、低湿度の場合はインク
排出量を多くして、高湿度では逆にイン排出量を相対的
に少なくしてインク【実施例J 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明実施例の基本構成を示す0本図に示すよ
うに、本発明実施例は、被記録材Pの記録面に対して吐
出口302からインクを吐出することにより記録を行う
インクジェット記録装置において、吐出口302に接合
可能な接合部材314と、接合部材314と吐出口30
2の接合時に吐出口302付近に貯まったインクの排出
を行う排出手段340と、周囲の雰囲気の湿度を検出す
る湿度検出手段348と、この湿度検出手段348で検
出された湿度に応じて排出手段340によるインクの排
出時間を可変制御する制御手段400とを具えたことを
特徴とするものである。
すなわち、本発明実施例によれば、雰囲気の湿度に応じ
て吐出口302の近傍に貯まったインクの排出時間が制
御されるので、低湿環境下でその吐出口近傍のインクが
吐出に不適な状態となっていても吐出不良や不吐出等を
防止できることになる。
第2図は、本発明の一実施例のインクジェット記録装置
の内部構成の概要を示す、ここで、12は、紙送りモー
タ12A(第4図参照)により駆動され1紙等の被記録
材(不図示)を搬送し、記録面を形成・保持するための
プラテンローラである。
連続紙またはカット紙形態の被記録材は、記録ヘッド1
5とプラテンローラ12との間をピンチローラ(不図示
)によりプラテンローラ12に押し当てられながら搬送
される。記録ヘッド15はキャリッジ14の上に搭載さ
れており、2本のガイドレール13aおよび13bに沿
って図中S方向に駆動され、その過程で被を緑林に対す
る記録が行われる。このキャリッジ14は、プーリH1
aと18bとの間に設けられたベルト19およびブー’
J18aを介してモータ16の軸17に接続され、モー
タ16の回転に応じてS方向の駆動が行われる。
記録ヘッド15は、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(
M)、シアン(C)、およびブラック(B)の4色に対
応して4つの記録ユニットを有する。それらY。
M、CおよびBの記録を行う記録ユニットには、それぞ
れ、途中にギアポンプ23Y、 23M、 23Cおよ
び23Bを配設した供給管(バイブ) 21Y、21M
、21Cおよび21Bを介して、インクタンク22Y、
 22M、 22Gおよび22Bからインクが供給され
る。また、それらのユニットを、それぞれギアポンプを
途中に有さないバイブを介しても対応したインクタンク
に接続する。なお、このバイブは、第2図においては、
簡略化のためにイエローのインク供給を行うバイブ24
Yのみを図示した。
100は、記録ヘッド15のホーム位置HPにおいてヘ
ッド15の吐出部と対向し、図中f方向に移動してヘッ
ド15に接合可能な接合部である。
第3図は、上記の記録ヘッド15を構成する各記録ユニ
ット7の一構成例を示す。図中、31はアルミニウムま
たはSiC等の材料で形成した基板であり、その上にS
iから成る基層32が積層されている。この基層32は
、Siウェハから切り出されたもので、この上にノズル
部分を形成していくものである。
基層32の上には、制御部200(第4図参照)から供
給される画像信号により駆動される電気熱変換素子(ヒ
ータ)38からの発熱を所定時間保持するための蓄熱層
33が、例えばSin!で形成されている。この蓄熱層
33の表面上に形成されるインク流路39の中には、例
えばHfBgから成るヒータ38が配設されており、図
示しないアルミニウム等の電極を介して制御部に接続さ
れている。このヒータ38は画像信号lパルス毎に約5
〜15μ秒の間、通電され、これによりインク流路39
の中のインク液を急激に加熱、気化せしめ、以て吐出口
37からインク滴を吐出させる。また、ヒータ38の表
面は図示されていないが、電気的絶縁性、耐熱性、耐液
性、耐キャビテーション性の優れたSiO,、Ta等の
材料で被覆されている。
インク流路39を限界する隔壁36と天井板35とはド
ライフィルムを露光することにより形成でき、それらは
接着層34を介して接合されている。またインク流路3
9へのインク供給は液室40を介して行なわれ、この液
室40に上述のバイブな接続する。
このように構成した記録ユニット7を、基板31に設け
た取付部材(不図示)を介し、吐出口37を第2図中の
縦方向に整列させた状態でキャリッジ14上にインク色
に対応させて4個載置固定し、記録ヘッド15を構成す
る。
第4図は本発明実施例のインクジェット記録装置の制御
系の一構成例を示す0図中、22はインク液を貯留した
タンク22Y、 22M、 22G、 22Bを代表し
て示すタンクである。インクタンク22の上にはインク
カートリッジ3が設けられ、所謂チキンフィード方式に
よって、インクカートリッジ3中のインりが、インクタ
ンク22内のインク量が常に一定になるように補給され
る。このインクタンク22内のインクの液面が一定に保
たれることは、インクを安定して吐出する上で望ましい
。また、インクタンク22内のインク2の液面が常に記
録ユニット7の配設された高さよりも下方に位置づけら
れるようになし、これにより記録ユニット7内のインク
には若干の負圧がかかるようにすることにより、非吐出
時において吐出口37からはインクが漏洩しないように
する。
符号23は第2図におけるポンプ23Y、・・・、23
Bを、符号21はバイブ21Y、・・・、21Bを、符
号24はバイブ24Y等をそれぞれ代表して示すもので
ある。ここで、このポンプ23は、インクタンク22よ
りも下方に配設し、これによりバイブ21中に空気が容
易に混入しないようにする。ポンプ23は記録ユニット
7中のインクの粘度が高くなり、正常な吐出ができなく
なると予想される場合に作動して、インクを圧送し、記
録ユニット7中のインクを吐出口37から排出させるた
めに用いるものであり、記録中はポンプ23を停止させ
ておく。バイブ24は、ポンプ23を作動させた時に記
録ユニット7内のインク液を一部導出して記録ユニット
7に取り込まれている気泡を排出するとともに、記録中
に1本のバイブ21では不足しがちなインク供給を円滑
に行うために配設したものである。
すなわち、本実施例では、記録ユニット7へのインクの
供給は吐出口37からインクが吐出した際の毛細管現象
によるものであるから、比較的細いバイブを介しての記
録ユニット7へのインクの補給は、吐出回数の多い画像
記録を行う場合には、インクの補給が追いつかないこと
が考えられる。
特に本実施例のようにバイブ21の途中にギアポンプの
如きポンプ23を設けると、このギアポンプがインクの
流れを妨げることになるので、抵抗の少い供給バイブを
さらに1本配設するのが好ましい。しかしながら、1本
のバイブでもインク補給が円滑に行われる構成であれば
、バイブは1本であってもよいのは言うまでもない。
なお、本実施例にあっては、記録ユニット7内に混入し
た気泡は、ギアポンプ23によりバイブ21を介して記
録ユニット7に供給されるインクの圧力によって記録ユ
ニットの液室からバイブ24側に移送されるが、この場
合、バイブ24は、記録ユニット7の吐出口37からは
インクが押し出され、かつバイブ24側に気泡が移送さ
れ、しかも記録ユニット7がインク圧力によって破壊し
ないように設定しなければならない。そこで、本実施例
ではバイブ24として、バイブ21の管径よりも大なる
管径のバイブを選定し、バイブ21よりもユニット7の
上方に接続する。
8は記録ユニット7の側面に設けられ、インクを記録ユ
ニット7の外部から加熱する外部加熱手段としてのニク
ロム線等を有するヒータである。
9は記録ユニット7内のインク液温を検出するための検
出手段としてのサーミスタである。および45はサーミ
スタ9の検出出力に応じてヒータ8に通電を行って、イ
ンク液温を適切な値とするための温度制御部である。
迫険動1油熊バl÷  機1 ラ t4籠出t?摘旧n
歇め 関 うイバ等で構成でき、例えばインク液温が1
5℃以下であることがサーミスタ9の検出信号により検
知されたときに、ヒータ8に通電し、記録ユニット7内
のインク液温を15℃まで上昇させるような制御を行う
。あるいは、インク液温が高い方が粘度が低下し、高速
応答性が良好となるので、特に記録速度を高速とする場
合には、記録ユニット7を25℃〜55℃の範囲内で、
好ましくは、30℃〜50℃の範囲で使用するのが好ま
しいので、この場合には、温度制御部45は電源投入と
同時にヒータ8に通電を行い、記録ユニット7を上記の
所定の温度範囲まで上昇させるような制御を行うように
してもよい。
なお、加熱手段として動作範囲を適切に選定した正特性
のサーミスタを用い、温度制御部45はサーミスタ9を
用いることな(開ループで制御を行うようにしてもよい
48は例えば記録ヘッド15に設けた湿度検出手段であ
り、例えばFezOx−KtOlZnO−LiaOs、
 MgCrzO4系小ふちご1.hも田−)九ら8右お
1ノ朴レナ又雫し+(1きる。
100は、モータ102の回転に応じて回動し、その所
定の回動位置において記録ユニット7の吐出口37を有
する吐出面7Aに対して接合可能なキャップ部lOおよ
び清掃部11を有する接合部である。
キャップIOは非記録時あるいは吐出回復処理時等にお
いて吐出面7Aに接合して、これを覆う部材であり、吐
出口37から吐出されたインクを回収する部材を設ける
こともできる。また、清掃部11は例えば高分子の吸液
性多孔質材料をローラ状、ベルト状あるいはチップ状に
形成した部材とすることができる。
110は、キャリッジ14がホーム位置HPに位置づけ
られたときに、接合部100を吐出面7^に対して接合
/離脱させるための運搬部であり、例えばモータ等駆動
手段およびギア、カム等の伝動手段で構成することがで
きる。
50は電源スィッチ、記録開始指令スイッチ等の操作者
が操作を行うための操作部材や、装置状態等を操作者に
報知するための表示部材等を設けたコンソールである。
200はコンソール5oがらの指令信号やサーミスタ9
がらの温度検出信号、湿度センサ48からの湿度信号等
に応じて上述の各部を制御する制御部であり、例えば−
マイクロコンピュータ形態のcpu(中央演算処理装置
)、そのcpuが実行する第5図に示す制御手順等を格
納したROM  (リードオンリメモリ)、作業用のR
AM(ランダムアクセスメモリ)、およびインタフェー
ス回路、増幅回路等を有する。
第5図および第6図は、それぞれ、本発明実施例装置に
よる記録処理手順の一例を示すフローチャート、および
動作シーケンスの一例を示すタイミングチャートである
電源投入時には、まずステップsoにおいて、湿度セン
サ48の検出出力を用いて湿度判定処理を行い、湿度に
応じてポンプ23の駆動時間を可変設定する。次にステ
ップSlにおいて、各部の初期化および初期設定を行う
。このとき、吐出面7Aとキャップ部lOとの接合がな
されていなかった場合には、この初期設定においてその
接合がなされるようにする。次に、ステップS3におい
て、サーミスタ9の検出出力を用いて温度判定を行い、
インク液が所定温度範囲となるまで待機する。サーミス
タ9、ヒータ8および温度制御部45の協働により、イ
ンク液温が吐出に適する値に達した場合(第6図の時点
TB)には、ステップS3において肯定判定がなされ、
ステップS5に進む。なお、これ以降は温度制御部45
はサーミスタ9の検出出力に応じて、適宜ヒータ8をオ
ン/オフさせながら記録ユニット7の温度制御を行って
ゆく。
ステップS5においては、ポンプ23をステップSOに
おいて検出湿度に応じて設定した期間(駆動時間)、例
えば数秒間作動せて、記録ユニット7のインク流路39
内のインクを吐出口37から外方へ排出する。なお、こ
のとき記録ユニット7内のインクに加えられる圧力は記
録ユニット7を破壊する力よりも小さ(、かつ粘度が高
(なったインクを吐出口37から押し出す最低限の圧力
よりも大であるようにする。
このように記録ユニット7から、インクを押し出すと、
記録ユニット7の吐出面7Aはインクで濡れ、後の処理
においてこのままインクを吐出しても、インク滴が充分
に届かないことが考えられる。そこで、本例では、ステ
ップS7において運搬部110およびモータ102を適
切に駆動して、キャップ部lOにかえて清掃部11を吐
出面7Aに接合させ、記録面7Aに付着したインク液を
吸収させる(第6図の期間TC)。
この吐出面7Aの清掃動作が完了した時点で、記録動作
可能(レディ状態)の信号を発信し、コンソール50に
設けた表示部にその旨の表示を行う。
これと同時に、あるいは若干前後して、ステップS9に
おいて記録ユニット7を再びキャップ部lOで覆い、吐
出口37に蓋をして密閉し、電気・熱変換素子(ヒータ
)38を夫々駆動して吐出口37から数滴ないし数十滴
のインク吐出処理を行う(第6図の時点TX)。これは
、吐出面7Aに付着したインク液を清掃部材で清掃する
ことは逆に吐出面7Aに付着した空気中の微細な塵埃や
紙粉あるいはインクが固化したもの等異物が吐出口37
の内部に押し込まれることになる危険性も多分にある−
からである。従って、ステップS9はこの吐出口37内
に進入した異物を外に排出するために、吐出処理を行う
ものである。なお、この吐出は、加圧手段による加圧で
はなく画像信号による吐出と同等であるので、吐出面が
インク液で漏れることはない。
レディ状態では、ステップSllの判別処理を行うこと
により、コンソール50あるいはホスト装置から供給さ
れるプリント信号やコピー信号などの記録開始指令の入
力を待機する。記録開始指令を入力した場合(第6図の
時点TD)には、キャップ部lOは記録ヘッド15から
離脱し、続(記録処理装置を行うが、このとき、当該離
脱の直前に、ステップS13において記録ヘッド15を
構成する記録ユニット7の全吐出用電気熱変換体を駆動
させて総ての吐出口37からそれぞれ数滴ないし数十滴
のインクの吐出を行わせる。この場合は、既に温度制御
もなされ、記録に適さないインクも排出、清掃されてお
り、通常の記録用インク吐出動作と変わらず、従って吐
出面7Aは濡れないので、本例にあっでは清掃拠理を行
わない。
次に、ステップS14において、第5図(B)に示すよ
うな湿度判定処理を行う。すなわち、湿度センサ48か
らの湿度信号に基づき、ステップ514Aにおいて雰囲
気の湿度がこの時点(即ち、記録開始前)であらかじめ
定めた所定値以下、例えば30%以下となった場合には
、ステップ514Bにおいて所定時間のタイマを起動し
て、後述のように設定時間の経過後、例えば4分間の記
録後に、記録を中断してポンプ駆動およびクリーニング
が行われるようにする(ステップS25.S27参照)
これは次の理由による。すなわち、記録ヘッド15が画
像を記録する場合、記録ユニット7のすべての吐出口か
らインクが吐出するとは限らず、また吐出しても少数回
であることも考えられる。低湿環境下では、記録を行っ
ている時でも、吐出回路の少ない吐出口内のインクは徐
々に乾燥し、粘度が増加する。特に記録紙の大きさがA
IサイズやA2サイズあるいはBlサイズやB2サイズ
等のように大面積のものである場合、記録の開始から終
了までlO分〜20分程度を要するので、吐出回数の少
ない吐出口のインク液は粘度の増加が著しい、特に本例
の如く多色の画像記録を行うインクジェット記録装置で
は、インクに用いる染料の種類が限られ、粘度が増加し
やすいものもある。従って、本例では、後述のように画
像記録中であっても、湿度が所定値以下に低下したとき
には設定時間毎に記録ヘッド15を画像域外のホーム位
置HPに復帰させ、キャッピングを施した状態でインク
の加圧回復を行い、吐出口からインクを排出した後、吐
出面を清掃するようにする。
これら吐出処理および湿度判定処理直後に記録ヘッド1
5はキャップ部10を離れ(第6図中の時点TE) 、
記録紙上を走査し、ステップS15においてホスト装置
から制御部200を介して供給される画像信号につき記
録処理を行う(第6図中の時点TFないしTGの期間)
次に、ステップ317において所定量の1単位の記録、
例えば記録紙1枚分の記録処理が行われたか否かを判定
する。ここで、否定判定であればステップS25に進む
が、肯定判定であればステップS19に進んで、供給さ
れた画像信号についてのすべての記録が終了したか否か
を判定する。ステップS19において肯定判定となった
場合にはステップS23に進んで、吐出面7Aにキャッ
ピングを施した後に、上述のステップSllに復帰し、
次の記録開始指令を待機する。なお、記録終了時に電源
がオフとされた場合(第6図の時点TJ)には、記録ヘ
ッド15はキャップが施されたままとなる。
ステップS19で否定判定となった場合、すなわち引続
き連続記録を行う場合には、ステップS21に進み、記
録ヘッド15をホーム位置HPに復帰させてキャップ部
lOとの接合を施しく第6図の時点TI) 、全吐出口
37から若干の時間インクの吐出を行わせ(第6図の時
点TI) 、ステップS14に復帰する。この吐出処理
は、条件の良い環境下では行わな(とも良いが、特に低
湿環境下でAIサイズやA2サイズのように大面積の記
録紙に画像記録を行う場合に特に有効である。すなわち
、例えば128個の吐出口、400DPI (ドツト/
インチ)の配録ユニットを駆動周波数IKH,で駆動さ
せた場合、AIサイズの記録紙に記録を行うには約25
分を要するが、この間記録ユニットの128個の吐出口
のうちで全くインクを吐出しないものや、吐出が比較的
少いものがある場合もある。このような場合、低湿環境
下では、その吐出口に連通したインク流路内のインクが
乾燥し、粘度が増加する。従って、本例のように画像記
録後、ステップS21の処理によってキャップおよびイ
ンク吐出を行うことにより、以後の吐出不良、ひいては
所謂画像の白抜けを確実に防止できることになる。
ステップS17において否定判定の場合はステップS2
5に進み、湿度判定処理(ステップ514)に関連して
起動されたタイマが設定時間、例えば4分に達したか否
かを判定する。設定時間がまだ経過していない場合、お
よびステップ514Aにおいて湿度が30%以上と判定
されてタイマが起動されていない場合には、このステッ
プS25において否定判定がなされ、上述のステップS
15に復帰して記録処理を続行する。
ステップS’5で肯定判定となっ−た場合にはステップ
S27に進み、第6図のTYの期間記録動作を中断して
記録ヘッド15をホーム位置に復帰させ、キャッピング
を施してポンプ23を駆動し、インク液を吐出口37か
ら外へ排出させる。続いてステップS29において清掃
部11を吐出面7Aに接合させ、吐出面7Aに付着した
インク液を吸引清掃した後、ステップS14の湿度判定
処理を経て記録処理を再開する。
なお、本例に係るインクジェット記録装置を画像読取装
置と接続し、これを起動させて用いる場合には、記録中
断時に画像読取装置に読取走査を休止させるようにすれ
ばよい、また、プリンタとして用いる場合には、記録中
断時に記録に係る画像信号をメモリに一時格納しておく
ようにすればよい。
ここで、第7図に示すように湿度センサ48で検出され
た湿度に応じてインク排出の量を変更することにより、
充分な効果を得ることができる。
すなわち、インク排出量は湿度に反比例し、制御部20
0は湿度が低下するに従ってインクの排出量を増加させ
るように制御する。本例においてはある湿度範囲毎に段
階的にインク排出量を変化させているが、これに限らず
リニア(直線的)にインク排出量を変化させてもよい。
上記の制御は以下に示す様に行われる。すなわち、上述
の如く、第5図(A)のフローチャートにおいて電源が
オンされるとステップSOの湿度判定処理を行い、前記
した如く湿度に応じてステップS5のポンプ駆動の駆動
時間を変更制御して、インクの排出量を変える。上記湿
度判定処理の装置としてはステップ514Aで用いられ
るものと同一のものである。
以上の動作を行うことにより1例えば長時間放置されて
インクが記録ヘッド15の吐出口において固着するよう
な場合にも、その固着の程度が放置された環境、特に湿
度の程度により固着の程度が変わるので、低湿状態では
インク排出量を増すことにより吐出口に固着したインク
を充分に除去することができる。また、ステップS27
のポンプ駆動においても同様の理由により湿度に応じて
インク排出量を変更制御している。
以上の実施例においては、雰囲気の湿度が所定値(30
%)以下となったときに所定時間(4分間)毎に記録を
中断して加圧排出および清掃を行うようにしたが、湿度
と中断間隔とを対応させて行うようにしてもよい。
例えば、第8図に示すような湿度と中断間隔との関係を
与えるデータをROM等のメモリにテーブル化して格納
しておき、ステップS14の湿度判定処理において湿度
に対応した時間をタイマに設定するようにすることがで
きる。
また、第9図に示すように、湿度に応じた清掃処理(ス
テップ529)の後にもステップS9と同様な吐出処理
を行い(第9図の時点TZ) 、清掃に際して吐出口3
7の内部に進入しうる異物を排出するようにしてもよい
なお、本実施例においては、所定量の記録、すなわち記
録紙1枚分の記録後に吐出処理を行うようにしたが、良
好な環境条件下で連続記録を行うような場合、或はA4
サイズの如き比較的小面積の記録紙に対して連続記録を
行うような場合には、当該連続記録終了後に吐出処理を
行うようにしてもよい、すなわち、上記の所定量の記録
は、任意所望に設定することができるのは言うまでもな
い。
また、ステップS21の吐出処理後の復帰先についても
、例えばカット紙を用い、紙セツト毎に記録開始指令を
与えて記録を行うような場合には、ステップSllに復
帰するようにしてもよいのは勿論である。
加えて、実施例においては清掃部およびキャップ部を軸
のまわりに回動可能な接合部に一体に設けたが、これら
は種々の構成とすることができるのは勿論である0例え
ば、それらの清掃部等をホーム位置)IP近傍において
並置された部材となし、記録ヘッド15を処理に関連し
て適切に位置づけることにより、キャッピングやクリー
ニングが行われるようにすることもできる。あるいは、
接合部の単一の接合面に清掃部とキャップ部とを一体に
設けてんよい。
さらに、記録ユニットの加熱処理の制御は、制御部から
独立した温度制御部により行われるようにしたが、制御
部による制御の下に、その処理の過程で行われるように
することも容易である。またその加熱処理についても、
外部から加熱を行う上述の実施例にのみ限られず、本例
の如(電気熱変換体を用いた記録ユニットを採用する場
合には、例えばインクが吐出されない範囲の駆動パルス
を電気熱変換体に適宜供給して、いわば内部から加熱を
行うようにしてもよく、あるいは外部および内部加熱を
併用してもよい。
さらに加えて、記録ユニットのインク流路内のインクを
外へ排出する手段として、上述の実施例ではインク供給
側に配設したポンプで行うようにしたが、ポンプ等の吸
引手段を接合部側に設け5キャップ部と吐出面との接合
時にキャップ部を介して吸引を行うことにより、流路内
のインクが吸い出されるようにしてもよい。
さらに、本発明は、記録面に対してインクな吐出するこ
とにより記録を行うインクジェット記録装置であれば、
その形態、記録方式を問わず広く適用できるのは勿論で
ある。例えば、吐出エネルギ発生手段として上述の電気
熱変換体を用いたのみならず、例えば電気/機械エネル
ギ変換体を用いたインクジェット記録装置であってもよ
い、また、本発明は記録紙の幅方向にその全幅にわたっ
て記録ヘッドを配設した所謂フルマルチタイプの装置に
も容易に適用できる。
【発明の効果J 以上説明したように、本発明によれば、周囲湿度に関す
るいかなる環境条件下、記録動作条件下でも常に最適の
状態で吐出が行われるので、インクジェット記録装置の
安全性および画像記録品位を格段に高めることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のインクジェット記録装置の基本
構成図、 第2図は本発明実施例の機械的構成の一例を示す斜視図
、 第3図は第2図示の装置における記録ヘッドを構成する
記録ユニットの一構成例を示す斜視図、 第4図は本発明実施例装置の機械的構成および電気的構
成を含む制御系の一構成例を示すブロック図、 第5図(A) 、 (B)および第6図は、それぞれ、
本発明実施例装置による記録処理手順の一例を示すフロ
ーチャート、および動作シーケンスの一例を示すタイミ
ングチャート、 第7図は本発明実施例における湿度とインク排出量との
対応関係の一例を示すグラフ、第8図は湿度と排出/清
掃処理間隔との対応関係の一例を示すグラフ、 第9図は本発明実施例の動作シーケンスの他の例を示す
タイミングチャートである。 7・・・記録ユニット。 7A・・・吐出面。 8・・・外部ヒータ、 9・・・サーミスタ、 10・・・キャップ部、 11・・・清掃部、 12・・・プラテンローラ、 14・・・キャリッジ、 15・・・記録ヘッド、 21、24・・・供給管(バイブ) 22・・・インクタンク、 23・・・ポンプ、 37・・・吐出口、 38・・・電気熱変換体 39・・・インク流路、 40・・・γ後室。 45・・・温度制御部、 48・・・湿度センサ、 50・・・コンソール、 100・・・接合部、 200・・・制御部。 (ヒータ) 第 図 第3図 10203040 5060708090にυ% 湿度 第7図 ! 3456フ インク排出の間隔(介) 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)吐出エネルギー発生素子を有する記録ヘッドを用い
    て被記録材の記録面に対して吐出口からインクを吐出す
    ることにより記録を行うインクジェット記録装置におい
    て、 上記吐出エネルギー発生素子を用いずに上記吐出口から
    インクを強制排出する手段と、 周囲の雰囲気の湿度を検出する湿度検出手段と、 該湿度検出手段で検出された湿度に応じて前記排出手段
    によるインクの排出時間又は排出量を可変制御する制御
    手段と を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 2)前記排出手段は、加圧回復手段又は吐出口キャップ
    を介しての吸引回復手段のいずれかを有することを特徴
    とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 3)上記制御手段は上記記録ヘッドの記録開始前又は電
    源オン後の初期時に、上記湿度検出手段により湿度検知
    を行い、上記記録装置が有する記録ヘッド温度制御手段
    の温度調整後に該湿度検知に応じた上記排出手段の排出
    処理を行わせる請求項第1項又は第2項に記載のインク
    ジェット記録装置。 4)上記記録ヘッドの吐出エネルギー発生素子は、イン
    クに膜沸騰を与える熱エネルギーを発生する電気熱変換
    素子である請求項第1項乃至第3項いずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置。
JP2218890A 1990-02-02 1990-02-02 インクジェット記録装置 Pending JPH03227652A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5770506A (en) * 1993-02-04 1998-06-23 Nec Corporation Method of fabricating a field effect transistor with short gate length
JP2017001369A (ja) * 2015-06-16 2017-01-05 株式会社リコー インクジェット記録装置及びそれを用いた記録方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5770506A (en) * 1993-02-04 1998-06-23 Nec Corporation Method of fabricating a field effect transistor with short gate length
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