JPH03227343A - 耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物 - Google Patents

耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物

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JPH03227343A
JPH03227343A JP2095190A JP2095190A JPH03227343A JP H03227343 A JPH03227343 A JP H03227343A JP 2095190 A JP2095190 A JP 2095190A JP 2095190 A JP2095190 A JP 2095190A JP H03227343 A JPH03227343 A JP H03227343A
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秀斉 仲濱
Takashi Mishima
三島 孝
Seisaku Kato
加藤 誠作
Akira Yamaya
山家 章
Jirou Koyaku
小薬 次郎
Tomohiro Harada
倫宏 原田
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物に関し、さら
に詳しくは、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム(以下、「EPDM」と称する場合がある)とカーボ
ンブラックとを含有してなり、耐動的疲労性および耐熱
性に優れた加硫ゴムを提供し得るような耐熱防振ゴム材
料用ゴム組成物に関する。
発明の技術的背景 防振ゴムは、被支持体を基礎に据え付けるために必要な
、いわゆる支持機能と、振動や衝撃の伝達を防止するた
めの、いわゆる防振機能を合わせ持つことを特、徴とし
ているが、充分な支持機能を得るためには、機械的強度
特性が防振ゴムの設計において重要な要素となっている
したがって、防振ゴムは、一般に重量物の振動を抑える
ために使用されることかはとんとてあり、その前提とし
て、振動減衰特性よりもまずその重量物を支える機械的
強度特性が要求される。したがって、現在使用されてい
る防振ゴム材料のマトリックスとしては、機械的強度特
性に優れた天然ゴム(N R)もしくはそのブレンド物
がほとんどである。たとえば自動車のエンジンマウント
では、エンジンを支える機械的強度特性が要求されるだ
けでなく、乗り心地好さも要求されるため、機械的強度
特性に優れた天然ゴム(NR)と振動減衰効果の大きい
スチレン−ブタジェンゴム(SBR)とをブレンドした
マトリックスも広く用いられている。
しかしながら、最近の自動車の高性能化に伴って防振ゴ
ム材料の耐熱性向上が求められており、現在使用されて
いる上記のような天然ゴム(NR)系材料では、その要
求に応えられなくなってきているのか現状である。
そこで、耐熱性、耐候性、耐オゾン性に優れるエチレン
−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)が注目
され、EPDMを用いた防振ゴム材料の研究が最近盛ん
になっている。
しかしながら、・従来のEPDMは、耐熱性こそ天然ゴ
ム(N R)系材料よりも優れているが、耐動的疲労性
に代表される機械的強度特性がNR系材料よりも大きく
低下するため、実用に供することができるようなEPD
M系防振ゴムは、従来存在しなかった。
上記のように、従来のEPDMがNR系材料よりも機械
的強度特性に劣る原因として、EPDMは、NRなどの
ジエン系ゴムと比較して、カーボンブラックの分散性お
よび親和性に劣っていることが挙げられる。このことは
、EPDMと高不飽和ゴムとのブレンド系において分散
したカーボンブラックは、常に高不飽和ゴムに多く入る
という報告[J、E、Ca1lan、W、M、He5s
、G、E、5cott  rゴム化学技術(Rubbe
r CheLTechnol、) J 、 44,81
4(1971) ]からも推察できる。
ところで、EPDMからなる加硫ゴムは、延伸結晶性を
有するNR系材料からなる加硫ゴムとは異なり、EPD
Mにカーボンブランクを配合して始めて優れた機械的強
度特性を示す。すなわち、カーボンブラックの特性如何
により、EPDMを用いた加硫ゴムの機械的強度特性の
善し悪しが決まるのである。
また、EPDMを自動車のエンジンマウントなどの動的
な用途に使用する際には、EPDMを高分子量化する必
要があるため、カーボンブラックの分散性がさらに悪化
する傾向がみられる。したがって、動的な用途に適する
高分子量EPDMに良好に分散し、かつ、機械的強度特
性を向上させることができるようなカーボンブラックを
用いた耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物の出現が、従来よ
り望まれていた。さらに、EPDMは、NR系材料と比
較して、耐亀裂成長性が劣るため、分散性が良好でE 
P D Mに対して優れた機械的強度特性を付与するだ
けでなく、同時に、優れた耐亀裂成長性を付与し得るカ
ーボンブラックを用いた耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物
の出現が望まれていた。
なお、特開昭62−104850号公報には、高補強性
と低発熱性とを同時に兼ね備えたゴム組成物として、 窒素吸着比表面積(N2SA)35〜75イ/gDBP
吸油量100 ml / 100 z以上ノ特性領域ニ
あるカーボンブラックであって、遠心沈降法による凝集
体分布の半値幅(ΔD st)とDBP吸油量および窒
素吸着比表面積(N2sA)とで構成されるバ1/2 ラメータ(ΔDst−DBP)   ・(N  SA)
 −1の値が3.5以上であり、かつ遠心沈降法による
凝集分布の最多出現頻度径(Dピーク)と平均凝集体径
(D5o)の比率Dピーク/D5oの値が屹 95以上
であるカーボンブラックをゴム100重量部に対して3
0〜200重量部配合し置部るゴム組成物か開示されて
いる。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、耐動的疲労性に代表される機
械的強度特性および耐熱性に優れた加硫ゴムを付与し得
るような耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物、特にエンジン
マウント用防振ゴム組成物などの自動車用防振ゴム組成
物を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物は、下記に
示すエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A)
100重量部に対して、下記に示すカーボンブラック(
B)20〜120重量%を含有してなることを特徴とし
ている。
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A): エチレン含量が60〜75モル%であり、135℃デカ
リン中で測定した極限粘度[η]が3.3〜5.0dl
/gであり、ヨウ素価が10〜35であり、かつ動的粘
弾性試験により求めた、加工性と物性の指標であるω 
(=ω /ω1)γ      2 が30〜130の範囲内にある高分子量エチレンプロピ
レン−ジエン共重合体ゴム。
カーボンブラック(B): ヨウ素吸着!(IA)が35〜50mg/zであり、ジ
ブチルフタレート吸油量(DBPA)が120ml/1
00gを超え140ml/100g未満の範囲内にあり
、  ΔDBPA (−DBPA−24M4DBPA)
が40ml/100g未満の範囲にあり、かつ遠心沈降
分析によるカーボンブラックアゲリケードのストークス
相当径の最多頻度値(D st)が、 Dst≧ 1(DBPA)  −(IA) 211/2
+80・・・(1) の関係を満足するソフト系カーボンブラック。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物につ
いて具体的に説明する。
本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物は、特定の
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A)と特
定のカーボンブラック(B)とを含有して構成されてい
る。
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A) 本発明で用いられるエチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム(^)は、エチレンとプロピレンと非共役ジエ
ンとからなる。
上記の非共役ジエンとしては、具体的には、1.4−へ
キサジエン等の鎖状非共役ジエン、エチリデンノルボル
ネン(ENB)  ノルボルナジェン、メチレンノルボ
ルネン、ジシクロペンタジェン、2−メチルノルボルナ
ジェン、5−ビニル−2−ノルボルネン等の環状非共役
ジエンが挙げられる。中でも、特にENBが好ましく用
いられる。
本発明では、耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物の主成分と
して、耐熱性に優れたEPDMを用いる。
本発明で用いられるエチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム(A)は、135℃デカリン中で測定した極限
粘度[ηコが3.5〜5.0dl/g、好ましくは3.
7〜4.2dl/gの範囲内にある。極限粘度[η]が
上記のような範囲内にある高分子量EPDMは、耐動的
疲労性に優れたゴム組成物を提供し得る。
また、本発明で用いられるエチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴム(A)は、ヨウ素価が10〜35、好ま
しくは15〜30の範囲内にある。
ヨウ素価が上記のような範囲内にあるEPDMは、重量
物を載せた場合におけるゴムの自己保持性を評価する際
に、その指標となる圧縮永久歪み(圧縮永久歪みは、一
般にヨウ素価が大きいほど良好である)と、耐亀裂成長
性(耐亀裂成長性は、般にヨウ素価が小さいほど良好で
ある)とのバランスに優れたゴム組成物を提供し得る。
さらに、本発明で用いられるエチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴム(^)は、エチレン含有量が60〜7
5モル%、好ましくは65〜72モル%の範囲内にある
。エチレン含有量が上記のような範囲内にあるEPD〜
1は、ポリマーの機械的強度を保ちながら、寒冷地の使
用に耐えるほど低温柔軟性に優れたゴム組成物を提供し
得る。
本発明では、上記のようなEPDMかゴムマトリックス
として望ましい。
本発明者らは、耐動的疲労性に優れるEPDMを規定す
べく、動的粘弾性試験(歪率1o96、温度190℃、
試料台、パラレルプレート、周波数;1.58x 10
  rad/S 〜5 x 102rad/S)におい
て、横軸に周波数をとり、縦軸に複素弾性率G*をとり
、G’−IF6に対応する周波数をω2とし、またG*
−IF5に対応する周波数をω とし■ てω =ω2/ω1と定義し、このω、の指標を「 もってEPDMの加工性や物性の状態を表現することに
した。この指標ω は、EPDMの側鎖や絡み合い、組
成分布、分子量分布と深い関係にあり、この指標を用い
ることによって、加工性や物性の状態をうまく表現する
ことができる。本発明に係るエチレン−プロピレン−ジ
エン共重合体ゴム(A)の中でも、ω が30〜130
の範囲内にあるエチレン−プロピレン−ジエン共重合体
ゴム(EPDM)が、特にカーボンブラックとの混線性
と機械的強度特性に優れている。
本発明においては、上記のようなエチレン−プロピレン
−ジエン共重合体ゴム中に、後述するような軟化剤(伸
展油)を混合した、いわゆる油展タイプのエチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴムを用いることが作業上好
ましい。
本発明においては、軟化剤は、エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体ゴム100重量部に対して、10〜12
0重量部、好ましくは30〜80重量部の量で用いられ
る。
カーボンブラック(B) 本発明で用いられるカーボンブラック(B)は、ヨウ素
吸着量(IA)が35〜50mg/g、好ましくは42
〜50ng/gの範囲内にある。
カーボンブラックのヨウ素吸着量(IA)が35+ng
/g未満になると、引張り強さ等の機械的強度特性が低
下する傾向にあるため好ましくない。
一方、ヨウ素吸着量(IA)が50mg/gを超えると
、ゴム成分にカーボンブラックを多量配合した場合に、
カーボンブラックの分散性および押出加工特性が低下す
る傾向にあるため好ましくない。
また、本発明で用いられるカーボンブラック(B)は、
ジブチルフタレート吸油量(D B P A)が120
ml/100gを超え140ml/100g未満の範囲
内にある。
カーボンブラックのジブチルフタレート吸油量(D B
 P A)が120ml/100g以下になると、引張
り強さなどの機械的強度特性が低下する傾向にあるため
好ましくない。一方、ジブチルフタレート吸油量(D 
B P A)が140ml/100g以上になると、反
発弾性や圧縮永久歪み特性が低下する傾向にあるため好
ましくない。
さらに、本発明で用いられるカーボンブラック(B)は
、△DBPA (DBPAの値と4回圧縮処理後のDB
PAの値との差、DBPA−24M4DBPA)が40
ml/100gを超え501/100g未満の範囲内に
あり、遠心沈降分析によるカーボンブラックアグリゲー
トのストークス相当径の最多頻度値(D st)か、 Dst≧ ((DBPA) 2−(IA)” l ”’
 +g。
・・(1) の関係を満足している。
上記の△DBPAは、カーボンブラックのストラフチャ
ーの中で剪断力を受けた場合に破壊され易いストラフチ
ャーの値を示し、△DBPAが40i+1/100gを
超えて50ml/100g未満という数値は、一般のカ
ーボンブラックよりも高い数値である。
カーボンブラックアグリゲートのストークス相当径の最
多頻度値(D st)が、上記(I)式の右辺よりも小
さくなると、ゴム成分にカーボンブラックを多量配合し
た場合に、カーボンブラックの分散性、反発弾性などの
特性が低下する傾向にあるため好ましくない。
ヨウ素吸着量(IA)、ジブチルフタレート吸油量(D
 B P A)および△DBPAが上記のような範囲内
にあり、かっ、上記の式(1)の関係を満たすカーボン
ブラソクアグリゲートのストークス相当径の最多頻度値
(D st)を有するカーボンブラックは、多量に配合
した場合でも、ゴム組成物中において優れた分散性を示
し、引張り応力なとの引張り特性、反発弾性、圧縮永久
歪み特性、押出加工特性に優れたゴム組成物を提供する
ことができる。
本発明で用いられるカーボンブラック(B)は、特願昭
63−161349号明細書(特開平号公報)において
提案されているソフト系ファーネスカーボンブラックと
比較して、ヨウ素吸着量(IA)が大きな側にあるが、
△DBPAが上記のような範囲内にあり、かつ、Dst
が上記の式(I)の関係を満足しているため、多量に配
合した場合においても優れた分散性を示し、反発弾性、
圧縮永久歪み特性に優れたゴム組成物を与えるものと推
察される。
本発明においては、上述の各特性値を満たすとともに、
ゴム配合時においてA S T M  D 2[1B3
87 B法により測定したゴム組成物中におけるカーボ
ンブラックの分散度が好ましくは95%以上、さらに好
ましくは97%以上となるようなカーボンブラックが望
ましい。これは、分散度が95%以上の本発明に係るカ
ーボンブラックをゴムに配合したときに耐亀裂成長性、
反発弾性、圧縮永久歪み、引張り強さなどの特性をより
一層効果的に発現させることがてきるからである。
なお本発明で用いられるカーボンブラック(B)の物理
化学特性は、次のようにして測定される。
(1)ヨウ素吸着量(IA) J I S  K  6221(1982)6.1.1
に準拠して測定される。
DBP吸油量A法[機械法]  (DBPA)JIS 
K 8221(19g2)6.1.2に準拠して?#J
定される。
24M4DBP吸油量(24M4 D B P A)A
 S T M  D  3493−86に準拠して測定
される。
(4)平均粒子径(dn) カーボンブラック0.2mgを1mlクロロホルムに加
え、5分間超音波洗浄器により分散させる。この分散試
料をカーボン支持膜に固定し、電子顕微鏡により直接倍
率20000倍、最終倍率60000倍に拡大して、得
られた写真からランダムに2000個あるいはそれ以上
のカーボンブラック粒子の直径を測定し、この測定値を
48区分に分けて作成したヒストグラムから平均粒子径
(dn)を算出する。
(2) (3) Σ n1di dn= (5) ni ここで、di:i番目に相当するヒストグラムの直径 ni:個数 沈降分析によるカーボンブラックアグリゲート(凝集体
)サイズの分析法 使用機器 Disk  centrifuge (photo  sedimentomet e r)
(DCF) (英)Joyce  Loebl製 測定法 若干の界面活性剤を加えた30%メタ ノール水溶液中に、0.02〜0.06重量%のカーボ
ンブラックを加え、超音波処理を施して完全に分散せし
める。6000rpmで回転しているディスク(d i
 s k)中に、25V/V96グリセリン水溶液の沈
降液(スピン液)20〜301を注入した後、上記分散
液0.02〜0.03mlを注入する。
分散液の注加と同時に記録計を動作せしめ、回転ディス
クの外周近傍の一点を沈降によって通過するカーポンプ
ラソクアグリゲートの量を光学的に測定して、その量を
時間に対するヒストグラムとして記録する。
沈降時間を、下記の式(ストークスの式の一般型)によ
りストークス相当径に換算し、カーボンブラックアゲリ
ケードのストークス相当径とその頻度のヒストグラムを
得る。
d =−□ 上記の式において、dは沈降開始時の時間tでの回転デ
ィスクの光学的4;す定点を通過するカーボンブラック
アグリゲ−1・のストークス相当径である。
定数には、測定時のスピン液の量、粘度およびカーボン
ブラックとの密度差(カーボンブラックの真密度を1.
86g/mlとする)、さらに回転ディスクによって決
定される定数である。たとえば、スピン液として25V
/V%グリセリン水溶液 22.5mlを用い、測定温度20℃でディスク回転数
6000rρ…とした場合のに値は752.0となり、
dはnm、tは分で表示される。
Dstの定義 上記の測定操作によって得られるアグリゲートのストー
クス相当径のヒストグラムにおいて、最多頻度(実際に
は、光学的測定を行なっているので最大吸光度である)
を与えるストークス相当径をDst(Mode)と称し
、カーポンプラソクアグリゲートの平均的大きさの目安
とする。
△D5oの定義 上述のスト−クス相当径のヒストグラムにおいて、Ds
tの1/2の頻度を有する2つのストークス径をD お
よびDl (Dl〉■ D )とすると、△D5oは(Dl−Dl)[n m]
で定義される。
S(アグリゲートサイズ分布指数)の定義上述のストー
クス相当径のヒストグラムにおいて、アグリゲートサイ
ズ分布指数Sは、DstとDlの値から次式で算出され
る。
S−0−84932X l o g (D 2 / D
 s t)このSは、比較的大きなアグリゲートサイス
の分布広さの目安となる。
本発明においては、カーボンブラック(B)は、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A)100重量
部に対して、20〜120重量部、好ましくは30〜7
0重量部の量で用いられる。
カーボンブラック(B)を上記のような範囲内の量で用
いることによって、耐動的疲労性に優れた加硫ゴムを提
供し得るゴム組成物が得られる。
加硫ゴムの製造 本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物から加硫ゴ
ムを得るには、通常一般のゴムを加硫するときと同様に
、後述する方法で未加硫の配合ゴム(耐熱防振ゴム材料
用ゴム組成物)を−変調製し、次いて、この配合ゴムを
意図する形状に成形した後加硫を行なえばよい。
本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物から加硫ゴ
ムを製造する際に、意図する加硫ゴムの用途、それに基
づく性能に応じて、上記成分(^)および(B)の他に
、軟化剤の種類および配合量、さらには加硫剤、加硫促
進剤、加硫助剤などの加硫系を構成する化合物の種類お
よび配合量、そして加硫ゴムを製造する工程が適宜選択
される。
上記軟化剤としては、通常、ゴムに用いられる軟化剤が
用いられるが、具体的には、プロセスオイル、潤滑油、
パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセ
リン等の石油系軟化剤;コールタール、コールタールピ
ッチ等のコールタール系軟化剤:ヒマシ油、アマニ油、
ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤、トール浦;サブ
;密ロウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類、すシ
ノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステ
アリン酸カルンウム、ラウリン酸亜鉛等の脂肪酸および
脂肪酸塩;石油樹脂、アタクチックポリプロピレン、ク
マロンインデン樹脂等の合成高分子物質などが用いられ
る。ながでも石油系軟化剤が好ましく用いられ、特にプ
ロセスオイルが好ましく用いられる。
本発明においては、上記の軟化剤は、エチレンプロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム100重量部に対して、10〜
120重量部、好ましくは30〜80重量部の量で用い
られる。
本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物から加硫ゴ
ムを製造する際に、加硫剤として、以下のようなイオウ
系化合物が用いられる。イオウ系化合物としては、具体
的には、イオウ、塩化イオウ、二塩化イオウ、モルホリ
ンジスルフィド、アルキルフェノールジスルフィド、テ
トラメチルチウラムジスルフィド、ジメチルジチオカル
バミン酸セレンなどが用いられ、なかでも、イオウが好
ましく用いられる。
上記イオウ系化合物は、エチレン−プロピレン−ジエン
共重合体ゴム(^’)100重量部に対して、0.1〜
10重量部、好ましくは0.5〜5重量部の割合で用い
られる。
本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物から加硫ゴ
ムを製造する際に、加硫剤と加硫促進剤とを併用するこ
とが好ましい。加硫促進剤としては、具体的には、N−
シクロへキシル−2−ベンゾチアゾール−スルフェンア
ミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾール−
スルフェンアミド、N。
N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾール−スルフェ
ンアミド、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−(2
,4−ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール
、2−(2,8−ジエチル−4−モルホリノチオ)ベン
ゾチアゾール、ジベンゾチアジル−ジスルフィド等のチ
アゾール系化合物;ジフェニルグアニジン、トリフェニ
ルグアニジン、ジオルソトリルグアニシン、オルソトリ
ル・バイ・グアナイド、ジフェニルグアニジン・フタレ
ート等のグアニジン系化合物:アセトアルデヒド−アニ
リン反応物、ブチルアルデヒド−アニリン縮合物、ヘキ
サメチレンテトラミン、アセトアルデヒド−アンモニア
反応物等のアルデヒド−アミンまたはアルデヒドアンモ
ニア系化合物;2−メルカプトイミダシリン等のイミダ
シリン系化合物;チオカルバミン酸、ジエチルチオユリ
ア、ジブチルチオユリア、トリメチルチオユリア、ジオ
ルソトリルチオユリア等のチオユリア系化合物;テトラ
メチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラム
ジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テ
トラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメチレンチウ
ラムテトラスルフィド等のチウラム系化合物;ジメチル
ジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸
亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチル
フエニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフエニルジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナト
リウム、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエチル
ジチオカルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系化合物・ジ
ブチルキサントゲン酸亜鉛等のサンテート系化合物:そ
の他、亜鉛華などの化合物が用いられる。
上記加硫促進剤は、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム(A)100重量部に対して、0.1〜20重
量部、好ましくは0.2〜10重量部の量で用いられる
未加硫の配合ゴムは、以下の方法により調製される。す
なわちバンバリーミキサ−などのミキサー類を用いて、
前記成分(^)および(B)、軟化剤を80〜170℃
の温度で3〜10分間混練し、次いて、オープンロール
などのロール類を用いて、加硫剤、必要に応じて加硫促
進剤または加硫助剤を追加混合し、ロール温度40〜8
0℃で5〜30分間混練した後、混線物を押出し、リボ
ン状またはシート状の配合ゴムを調製する。
このように調製された配合ゴムは、成形機、たとえば射
出成形機、トランスファー成形機、コンプレッション成
形機等で成形される。加熱方法としては、スチームや電
気などを用いることかできる。
発明の効果 本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物は、特定の
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A)と特
定のカーボンブラック(B)とを特定の割合で含んで構
成されているので、耐動的疲労性に代表される機械的強
度特性および耐熱性に優れた加硫ゴムを提供することが
できるという効果がある。
本発明に係る耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物は、上記の
ような効果を有するので、これまで天然ゴムあるいはそ
のブレンド物でなければ使用できないと考えられてきた
、エンジンマウント、ストラットマウント、マフラーハ
ンガー等の自動車防振ゴム材料として好適である。 以
下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、これ
ら実施例に限定されるものではない。 なお、実施例お
よび比較例における加硫シートの評価試験方法は、以下
のとおりである。
(1)引張り試験 加硫ゴムシートを打抜いてJIS K 6301に記載
されている3弓形ダンベル試験片を得、該試験片を用い
て同JIS K 83[113項に規定される方法に従
い、測定温度25℃、引張速度500w+m/分の条件
で引張り試験を行ない、引張り強さTBおよび伸びE8
を測定した。
(2)耐熱老化性 耐熱老化性は、JIS K 88(}1/975の6.
5に従い、下記の引張り強さの保持率、伸びの保持率お
よびJIS A硬度の変化で評価する。
(i)シートの縦方向からJIS K 6301のダン
ベル1号型引張り試験片を打ち抜き、この試験片を12
0℃、72時間放置した後、室温に戻し、200m+i
/分の速度で引張り試験を行ない、引張り強さ(T B
aged)および伸び(E Baged)を測定する。
一方、熱老化前のサンプルの引張り強さ(T Bori
g)および伸び(E Borig)をあらかじめ測定し
ておき、引張り強さの保持率および伸びの保持率を算出
する。
引張り強さの保持率[%]= (T Baged/T Borjg) X 100伸び
の保持率[%]− (E Baged/E Borig) x 100(i
)JrSA硬度(JIS K HOI) ノ変化A  
−H2−HI ここに、A はJIS A硬度の変化、Hlは加硫前の
硬さ、H2は加硫後の硬さを示す。
(3)動的疲労試験(モンサント疲労試験)加硫ゴムシ
ートを打抜いてJIS K 6301に記載されている
3弓形ダンベル試験片を得、この試験片20本について
それぞれ伸長率を150%、200%とし、測定温度4
0℃、回転速度300rpmの条件で伸長疲労させ、そ
のダンベル切断時の回数の平均値をもって耐動的疲労性
の指標とした。
(4)亀裂成長試験 屈曲による亀裂成長性は、ASTM D 813に準じ
てデマッチャ式試験機(回転数300rpm)を用い、
測定サンプル3本についてそれぞれ40℃で加硫ゴム試
験片が10++++s切断するまでの速度を表し、その
平均値で示した。
(5)低温衝撃脆化試験 JIS K 8301に準じて脆化温度Tbを測定した
(6)発熱試験 ASTM D 823に準じて、グツドリッチ(Goo
drjch)のフレキソメーター(r Iexomet
er)を用い、荷重151b、ストローク6.9mmの
条件で発熱試験を行ない、上昇温度(変化温度) T2
  Tl ””ΔTを測定した。なお測定に供した試験
片の数は2個であり、実験開始温度は37℃である。
(7)圧縮永久歪み試験 JIS K 6301に準じて行なった。
(8)混練発熱試験 EPDMとカーボンブラックとの混練時における発熱温
度を、混線機に備え付けられている温度計から読み取っ
た。
比較例1 まず、8インチロールを用いて、オーブンロールで表面
温度が前ロールで50℃、後ロールで50℃、回転数が
前ロールで16 rpi 、後ロールで18 rpmR
の条件て、135℃デカリン中で測定した極限粘度〔η
] 2.8dN /g、ヨウ素価22.0、エチレン含
量68.0モル%、ωア110のエチレン−プロピレン
−ジエン共重合体ゴム(以下、EPDM−1と略す)を
2分間素線りした。
次いで1、素練りしたEPDM−1100重量部に、ス
テアリン酸1重量部と、亜鉛華1号5重量部を加えて混
練した後、さらにFEF−HSカーボンブラック[新日
鐵化学(株)製、ニテロン$10]60重量部と、プロ
セスオイル[富士興産■製P−300] 60重量部を
加えて混練した。
そして、上記混線物に、硫黄[細片化学工業■製]0.
8重量部と、加硫促進剤として商品名ツクセラーPZ[
入内新興化学工業■製] 1.5重量部、商品名ツクセ
ラーTT [入内新興化学工業■製] 1.5重量部お
よび商品名ツクセラーM[入内新興化学工業■製]05
重量部を加えて混練した後、シート状に分出して160
℃で20分間プレスし、厚み2 mmの加硫シートを得
、この加硫シートについて、物性試験を行なった。たた
し、耐亀裂成長試験用試験片については、上記プレス時
間を22分間とした。
結果を表1に示す。
比較例2 比較例1において、EPDM−1の代わりに、135℃
デカリン中で測定した極限粘度[η]3.9dj!/g
、ヨウ素価24.0、エチレン含量69.0モル%、ω
 125のエチレン−プロγ ピレン−ジエン共重合体ゴム(以下、EPDM−2と略
す)を用いた以外は、比較例1と同様にして、厚み2 
m+sの加硫シートを得、物性試験を行なった。
結果を表1に示す。
比較例3 比較例1において、EPDM−1の代わりに、135℃
デカリン中で測定した極限粘度[η]3.8dD/g、
ヨウ素価40,0、エチレン含14168.5モル%、
ω 140のエチレン−プロγ ピレン−ジエン共重合体ゴム(以下、EPDM3と略す
)を用いた以外は、比較例1と同様にして、厚み2 m
+wの加硫シートを得、物性試験を行なった。
結果を表1に示す。
比較例4 比較例1において、E PDM−1の代わりに、135
℃デカリン中で測定した極限粘度[η]3.9dD/g
、ヨウ素価23.0、エチレン含量78.0モル%、ω
 120のエチレン−プロγ ピレン−ジエン共重合体ゴム(以下、E P D M4
と略す)を用いた以外は、比較例1と同様にして、厚み
2 mmの加硫シートを得、物性試験を行なった。
結果を表1に示す。
表1より、以下のことが理解される。
比較例1の加硫シートでは、EPDM−1の極限粘度[
ηコが比較例2のEPDM−2の極限粘度[η]よりも
小さいため、比較例2の加硫シトと比較して、200%
における耐動的疲労性が悪い。
比較例3の加硫シートでは、EPDM−3のヨウ素価が
比較例2のEPDM−2のヨウ素価よりも大きいため、
比較例2の加硫シートと比較して、耐亀裂成長性が悪く
、耐外傷性に劣る。
比較例4の加硫シートは、比較例2の加硫シトと比較し
て、機械的強度に優れるものの、低温衝撃脆化温度か高
いため、低温特性が悪く、エンジンマウントのように寒
冷地での使用が考えられる製品には用いることができな
い。
EPDM−2を用いた比較例2の加硫ゴムシートは、機
械的強度、耐動的疲労性および低温特性のバランスに優
れるが、本発明の目的とする天然ゴムあるいはこのブレ
ンド物に代替することができるほどの品質は得られてい
ない。
実施例1〜3および比較例5〜9 [カーボンブラックの製造例1〜7] 第7]は本発明に係るカーボンブラックの製造に適する
製造装置の1例の縦断正面図であり、第2図はA−A矢
視における断面図であり、第3図はB−B矢視における
断面図である。
この製造装置は、特開昭60−223885号公報(出
願人二旭カーボン■)に記載の装置と同様の構成となっ
ている。
第1図および第2図の製造装置1において、燃焼ガス充
填室2の下流側にはベンチュリ3が同軸的に連絡され、
次に反応室4、反応継続兼急速冷却室5および煙道6が
連結されている。燃焼ガス充填室2には、前端壁中心を
貫通して設けられた挿入口かあり、原料油導入装置(図
示せず)用水冷ジャケット7および固定金具8,8°が
取り付けられている。また、燃焼ガス充填室2の前半部
には対向的に配置された2mの酸素含有ガス導入口9,
9°が設けられ、さらに、これらの垂直空間内の側壁外
周から2個の燃料流体導入口10.10が別個に設置さ
れている。これら酸素含有ガス導入口9,9°には、そ
の中心軸位置に燃料燃焼装置11,11”が設けられて
いる。
反応継続兼急速冷却室5には、冷却水圧入噴霧器a −
gが設置されており、これらの噴霧器a〜gの選択によ
り反応室領域の拡大および縮小を自在に設定することが
できる。
第1図および第3図において示したように、反応室4の
前半部には12.12’、 12−および12° のよ
うな導入口が平行かつ接線方向に設置されており、酸素
含有ガスおよび/または燃料流体の旋回方向が変更でき
るようになっている(導入口9.9の旋回方向に対し、
導入口12−12°”は順方向、導入口12−12°°
゛は逆方向)。
燃焼ガス充填室2に9,9°および10,1.0°の導
入口から導入される酸素含有ガスおよび燃料流体の量、
反応室4に設置された導入口13〜13”’からの酸素
含有ガスの導入量および旋回方向、反応継続兼急速冷却
室5内に設けられた冷却水圧入噴霧器a〜gの作動位置
、さらには原料油の導入圧力および導入位置を適宜選択
することにより、物理化学特性値の異なるソフト系ファ
ーネスカーボンブラックを製造した。
なお、DBPAの制御については、12〜12゛の旋回
方向の他に通常の調整剤(アルカリ金属化合物)を適宜
使用した。原料油の性状は表2に示したとおりであり、
また、燃料流体としてはC重油を使用した。カーボンブ
ラックの製造条件および物理化学特性を表3に示す。
表2 (註) B〜iCI:アメリカ鉱山局相関指数(Bur
eau orMines Correlation  
Index)なお、製造例1〜3のカーボンブラックは
、本発明で用いられるカーボンブラックであり、製造例
1〜3のカーボンブラックをそれぞれ実施例1〜3で用
いる。
また、製造例4のカーボンブラックは、Dstが、製造
例5のカーボンブランクは、DBPAが、製造例6のカ
ーボンブラックは、ΔDBPAが、製造例7のカーボン
ブラックは、IAがそれぞれ本発明の要件から外れてお
り、製造例4〜7のカーボンブラックをそれぞれ比較例
5〜8で用いる。
なお、表3の比較例つとして挙げたカーボンブラックは
、代表的なソフト系高ストラクチャーカーホンブラノク
であるFEF級カーボンブラック [旭カーホン■、商
品名 旭860H]である。
比較例1において、EPDM−1の代わりにEPDM−
2を用い、かつFEF−HSカーボンの代わりに上記の
表3に示すカーボンブラ、ンクを用いた以外は、比較例
1と同様にして、厚み2 mmの加硫シートを得、物性
試験を行なった。
結果を表4に示す。
対照例 天然ゴム(NR)  [R8S 1号]70重量部と、
スチレン−ブタジェンゴム(SBR)[旭化成工業■製
、商品名タフデシ1530130重量部と、ステアリン
酸1重量部と、亜鉛華1号5重量部と、FEFカーボン
ブラック[旭カーボン■製、60H]50重量部と、プ
ロセスオイル[富士興産■製、P−300] 40重量
部とを、比較例1と同様にして、混練した。
このようにして得られた混練物に、硫黄1重量部および
加硫促進剤[大内新興化学玉業■製、ツクセラーC21
3重量部を加えてロールで混練した後、シート状に分出
して150℃で20分間プレスし、厚み2 m+mの加
硫シートを得、物性試験を行なった。たたし、耐亀裂成
長試験用試験片については、上記プレス時間を22分間
とした。
結果を表4に示す。
表3および表4より、以下(1)〜(4)のことが理解
される。
(1)実施例1〜3の加硫ゴムシートでは、比較例5〜
8のカーボンブラックよりも粒子径が大きい、すなわち
ヨウ素吸着量(IA)の小さいカーボンブラックを用い
ているにもかかわらず、防振ゴム材料の特性として重要
なモジュラスM100か、比較例5〜8の加硫ゴムシー
トと比較して、大きく、機械的強度に優れている。
(2)実施例3のカーボンブラックは、比較例1のカー
ボンブラックとほぼ同様な粒子径、ストラフチャーを有
するが、カーボンブラックのアグリIf−トをコントロ
ールすることによって、カーボンブラックの分散性を向
上させることかできる。
分散性に優れた実施例3のカーボンブラックは、混練時
の発熱温度を下げ、良好な練りコンパウンドを与える。
本発明で規定したカーボンブラックを用いると、モジュ
ラス〜1100か大きく、かつモジュラスM300が小
さくなる応カー伸び曲線(S−3曲線)を示す加硫ゴム
シートか得られる。すなわち、耐亀裂成長性が天然ゴム
と同等の性能を示し、耐動的疲労性に優れた加硫ゴムシ
ートが得られる。
(4)分散性に優れた実施例1〜3のカーボンブラック
を用いると、繰返し疲労による発熱上昇温度が少なく、
実施例3ではNRとSBRとのブレンド物を用いた対照
例とほぼ同等の値を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカーボンブラックの製造に適する
製造装置の1例の縦断正面図であり、第2図はA−A矢
視における断面図であり、第3図はB−B矢視における
断面図である。 1・・・カーボンブラック製造装置 2・・燃焼ガス充填室 3・ベンチュリ部 4・・反応室 5・反応継続兼急速冷却室 6・・・煙道 7 ・水冷ジャケソト 8.8″・・固定金具 9.9−・・ガス導入口 10.10’・・・燃料流体導入口 11.11′・・・燃料燃焼装置 L2.L2’、12°°、12°°′・・・導入口13
.13°°°・・・導入口 a −g・・・冷却水圧入噴霧器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記に示すエチレン−プロピレン−ジエン共重合
    体ゴム(A)100重量部に対して、下記に示すカーボ
    ンブラック(B)20〜120重量部を含有してなるこ
    とを特徴とする耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物; エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(A): エチレン含有量が60〜75モル%であり、135℃デ
    カリン中で測定した極限粘度[η]が3.3〜5.0d
    l/gであり、ヨウ素価が10〜35であり、かつ動的
    粘弾性試験により求めた、加工性と物性の指標であるω
    _γ(=ω_2/ω_1)が30〜130の範囲内にあ
    る高分子量エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム カーボンブラック(B): ヨウ素吸着量(IA)が35〜50mg/gであり、ジ
    ブチルフタレート吸油量(DBPA)が120ml/1
    00gを超え140ml/100g未満の範囲内にあり
    、ΔDBPA(=DBPA−24M4DBPA)が40
    ml/100gを超え、50ml/100g未満の範囲
    にあり、かつ遠心沈降分析によるカーボンブラックアグ
    リゲートのストークス相当径の最多頻度値(Dst)が
    、 Dst≧{(DBPA)^2−(IA)^2}^1^/
    ^2+80・・・( I ) の関係を満足するソフト系カーボンブラック。
  2. (2)前記エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
    (A)が、軟化剤を含む油展タイプのエチレン−プロピ
    レン−ジエン共重合体ゴムであることを特徴とする請求
    項第1項に記載の耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物。
  3. (3)前記カーボンブラック(B)が、ASTMD26
    63−87B法で測定したゴム組成物中におけるカーボ
    ンブラックの分散度が95%以上を示すソフト系カーボ
    ンブラックであることを特徴とする請求項第1項または
    第2項に記載の耐熱防振ゴム材料用ゴム組成物。
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