JPH11222536A - ゴム組成物および防振材 - Google Patents

ゴム組成物および防振材

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JPH11222536A
JPH11222536A JP4135298A JP4135298A JPH11222536A JP H11222536 A JPH11222536 A JP H11222536A JP 4135298 A JP4135298 A JP 4135298A JP 4135298 A JP4135298 A JP 4135298A JP H11222536 A JPH11222536 A JP H11222536A
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weight
rubber
molecular weight
vibration
rubber composition
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JP4135298A
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Takeshi Toto
毅 唐渡
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振特性、低温特性に優れた防振材を提供す
る。 【解決手段】 ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
で測定した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)との比(Mw/Mn)が4.5〜14.5であり、
分子量分布曲線上の分子量100,000〜1,50
0,000の範囲にピークトップが一つ以上、分子量1
0,000〜50,000の範囲にピークトップが一つ
以上存在するポリブタジエンゴムを架橋して防振材とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム組成物と防振
材に関し、架橋することにより、防振特性、低温特性に
優れ、かつ耐久性に優れた、特定のポリブタジエンゴム
と、それを架橋した防振材に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの部材間における振動、騒音などの
緩和を目的として、部材間に防振ゴムが使用されてい
る。その目的、部材の種類、入力振動に応じて、防振ゴ
ムは各種の要求特性を満足させることが求められる。例
えば、自動車用の防振ゴムの内、エンジンマウント用の
ものは、高重量物を支える必要があるため、耐久性を要
求される。
【0003】自動車用の防振ゴムにおいては、シェイ
ク、バウンズ振動などの低周波数高振幅の振動(周波数
10〜15Hz程度、振幅0.5〜2.0mm程度)の
入力時には高減衰性を有して、車体振動のエンジンへの
影響、エンジン振動の車体への影響を抑制し、一方、エ
ンジン音のようなこもり音など高周波数微少振幅の振動
(周波数80〜150Hz程度、振幅0.025〜0.
05mm程度)の入力時には動バネ定数(Kd)と静バ
ネ定数(Ks)の比(Kd/Ks)で示される動倍率が
低く、外部への騒音の漏洩を防ぐことが求められてい
る。
【0004】しかし、一般に、防振ゴムを低周波数高振
幅時に高減衰性を示すように調製すると、高周波数微少
振幅時に動バネ定数が大きくなるため動倍率が高くな
り、高周波数微少振幅時に低動倍率になるように調製す
ると低周波数高振幅時の減衰性が低くなる。このため、
相反するこれらの二種の防振特性を同時に備える、すな
わち、防振ゴムを得ることは困難であった。
【0005】ブチルゴム、高スチレンSBRなどを主成
分とする防振ゴムの中には、高減衰性で低動倍率のもの
も知られているが、低温での特性変化が大きい、防振特
性の調整が困難であるなどの実用上の問題があった。ま
た、液体封入式防振ゴムも利用可能であるが、構造が複
雑であり製造効率が悪い。
【0006】さらに、特開昭63−227641号公報
や特開平7−216136号公報などで、液状ゴムを用
いたゴム組成物が提案されている。しかし、エンジンマ
ウント用に用いられる防振ゴムとしては、耐久性が不十
分であった。
【0007】
【発朋が解決しようとする課題】本発明の目的は、防振
特性、低温特性に優れ、且つ耐久性に優れた防振材を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するべく、鋭意努力の結果、特定のポリブタジエ
ンゴムを架橋することにより、有効な防振特性、低温特
性に優れた防振材が得られることを見い出し、本発明を
完成させるに至った。
【0009】かくして、本発明によれば、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィ(GPC)で測定した重量平
均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw
/Mn)が4.5〜14.5であり、分子量100,0
00〜1,500,000の範囲にピークトップが一つ
以上、分子量10,000〜50,000の範囲にピー
クトップが一つ以上ある分子量分布曲線を有するポリブ
タジエンゴムと架橋剤から成るゴム組成物、それを架橋
してなる防振材が提供される。
【0010】(多峰性ポリブタジエンゴム)本発明で用
いるポリブタジエンゴムは、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィ(GPC)で測定した重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が
4.5〜14.5であり、分子量100,000〜1,
500,000の範囲にピークトップが一つ以上、分子
量10,000〜50,000の範囲にピークトップが
一つ以上ある分子量分布曲線を有しするものである(以
下、このポリブタジエンゴムを多峰性ポリブタジエンゴ
ムという)。
【0011】多峰性ポリブタジエンゴムの分子量分布
(Mw/Mn)は、好ましくは5.0〜14.0、より
好ましくは6.0〜13.5、最も好ましくは8.0〜
13.0である。多峰性ポリブタジエンゴムの分子量分
布が大きすぎると防振材の耐久性の改良効果が不十分に
なり、小さすぎると防振特性の改良効果が不十分になる
という問題を生じる。
【0012】多峰性ポリブタジエンゴムの少なくとも一
つのピークトップは分子量100,000以上、好まし
くは200,000以上、より好ましくは300,00
0以上、1,500,000以下、好ましくは1,20
0,000以下、より好ましくは800,000の範囲
にある(以下、この分子量範囲のゴム成分を高分子量成
分という)。この範囲にピークトップがない場合は、本
発明の防振材は、耐久性が不足する場合がある。
【0013】多峰性ポリブタジエンゴムの少なくとも一
つのピークトップは分子量10,000以上、好ましく
は13,000以上、より好ましくは15,000以
上、50,000以下、好ましくは40,000以下、
より好ましくは30,000以下の範囲にある(以下、
この分子量範囲のゴム成分を低分子量成分という)。こ
の範囲にピークトップがない場合は、本発明の組成物
は、防振特性や耐久性が不足する場合がある。
【0014】多峰性ポリブタジエンゴムのシス−1,4
構造含有率(シス−l,4結合量)は、特に限定され
ず、通常60重量%以上、好ましくは80重量%以上、
より好ましくは85重量%以上、特に好ましくは90重
量%以上である。多峰性ポリブタジエンゴムのシス−
1,4構造含有率が低すぎると低温で耐破壊特性が劣
る、すなわち脆くなるという問題を生じる場合がある。
防振材が通常使用される−20℃以上では特に大きな問
題はないが、特に−30℃以下で使用する場合には、他
の使用条件にもよるが、シス−1,4構造含有率を高く
設定することが好ましい。
【0015】多峰性ポリブタジエンゴムは、トルエン溶
液中、30℃で測定した固有粘度〔μ〕が好ましくは
1.0〜6.0、より好ましくは1.5〜4.5、さら
に好ましくは2.0〜3.0である。
【0016】多峰性ポリブタジエンゴムは、高分子量成
分が30〜98重量%のものが好ましく、40〜97重
量%のものがより好ましく、50〜95重量%のものが
さらに好ましい。また、低分子量成分が2〜70重量%
のものが好ましく、3〜60重量%のものがより好まし
く、5〜50重量%のものがさらに好ましい。さらに、
高分子量成分と低分子量成分を合わせた量が50重量%
以上のものが好ましく、70重量%以上のものがより好
ましく、90重量%以上のものが特に好ましい。高分子
量成分が少なすぎても低分子量成分が多すぎても、防振
材の製造が困難になり、耐久性に劣るという傾向があ
り、高分子量成分が多すぎても低分子量成分が少なすぎ
ても、防振特性の改善効果が小さく、耐久性に劣るとい
う傾向があるため、使用条件によっては効果がそれほど
高くなくなる場合もある。
【0017】多峰性ポリブタジエンゴムの製造方法は、
特に限定されず、例えば、高分子量成分および低分子量
成分に相当する各ポリブタジエンゴムを製造した後、両
成分を混合することにより調製しても、高分子量成分と
低分子量成分を同時に一つの重合反応液中で製造しても
よい。
【0018】ポリブタジエンゴムは、通常、不活性有機
溶媒中で、遷移金属化合物、有機アルミニウム化合物、
および極性化合物を含む重合触媒系を用いて1,3−ブ
タジエンを重合することにより製造することができる。
重合に際し、必要に応じて、分子量調節剤、ゲル化防止
剤などを使用することができる。ポリブタジエンゴムの
分子量は、触媒の種類と使用量、分子量調節剤などの使
用量などを調節することにより調整することができる。
【0019】ポリブタジエンゴムの重合に通常使用され
る遷移金属化合物としては、遷移金属を有し、かつ重合
溶媒に可溶であれば特に制限されないが、通常、遷移金
属の塩化合物が用いられる。遷移金属は、不完全なDま
たはF亜殻を持つ金属元素またはそのような亜殻を持つ
陽イオンを生ずる金属元素として定義され、一般に、I
UPAC無機化学命名法改訂版(1989年)による周
期表第3〜11族の元素が挙げられる。具体的には、例
えば、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッ
ケル、鋼、イットリウム、ランクン、ネオジウムなどが
挙げられ、好ましくは鉄、コバルト、ニッケル、ネオジ
ミウムで、特に好ましくはコバルト、ニッケルである。
塩化合物としては、例えば、有機酸塩、有機錯体塩など
が挙げられる。有機酸塩や有機錯体塩の炭素数は、格別
限定はないが、通常1〜80個、好ましくは2〜25
個、より好ましくは3〜20個である。これらの遷移金
属化合物は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み
合わせて用いることができる。
【0020】有機アルミニウム化合物としては、式Al
3-nnで表される化合物を用いることができる。式
中、Rは、それぞれ独立に、アルキル基、アリール基、
及びシクロアルキル基から選ばれ、好ましくはアルキル
基である。これらの基の炭素原子数は、特に限定はない
が、通常1〜20個、好ましくは1〜10個、より好ま
しくは1〜5個である。Xは、ハロゲン原子を表す。ハ
ロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子などが挙げられ、好ましくは塩素原子、
臭素原子などで、より好ましくは塩素原子である。n
は、0、1または2を示す。
【0021】極性化合物としては、使用される遷移金属
化合物及び有機アルミニウム化合物の組み合わせで、
水、アルコール類、エーテル類、ルイス酸などから、重
合活性を妨げない化合物を選択することができる。例え
ば、有機酸コバルト塩/ジエチルアルミニウムクロライ
ドの組み合わせでは、極性化合物としては、水が有効で
ある。極性化合物は、触媒活性を安定的に向上させると
ともに、生成ポリマーの分子量分布および分岐度を調整
する上で重要である。
【0022】本発明で使用される重合溶媒としては、ポ
リブタジエンゴムを溶解し、かつ重合触媒の活性に悪影
響を及ばさないものであれば特に制限されず、例えば、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類; シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロ
ペンタンなどの脂環式炭化水素類; n−ブタン、n−
ヘキサン、n−ヘプタンなどの飽和脂肪族化水素類;
シス−2−ブテン、トランス−2−ブテン、ブテン−1
などの脂肪族不飽和炭化水素類; などが挙げられる。
これらの不活性有機溶媒は、それぞれ単独で、あるいは
2種以上を組み合わせて使用される。重合溶媒の使用量
は、単量体濃度が通常5〜50重量%、好ましくは10
〜40重量%になるように調整すればよい。
【0023】分子量調節剤は、必要に応じて使用される
が、シス−1,4−ポリブタジエンゴムの重合反応で一
般に使用される、1,2−ブタジエンなどのアレン類や
シクロオクタジエンなどの環状ジエン類などが好ましく
使用される。
【0024】ゲル化防止剤は、必要に応じて使用される
が、例えば、ルイス塩基、カルボン酸エステル類、オル
ト酸エステル類などが好ましく使用される。
【0025】ポリブタジエンゴムの重合反応は、回分
式、連続式のいずれでもよい。重合温度は、通常0〜1
00℃、好ましくは10〜60℃である。重合圧力は、
通常0〜5気圧(ゲージ圧)である。反応終了後、重合
反応液にアルコールなどの重合停止剤、老化防止剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤などの配合剤を添加することが
できる。次いで、常法に従って、生成ポリマーを洗浄、
分離、乾燥して目的のポリブタジエンを得ることができ
る。
【0026】重合反応液に添加する老化防止剤は特に限
定されないが、分離、乾燥工程での加温によるゴムの劣
化を防止するため、フェノール系安定剤、リン系安定
剤、イオウ系安定剤などを1種、または2種以上配合す
ることが好ましい。配合量はそれぞれの特性に合わせて
決められる。
【0027】フェノール系安定剤は、特開平4−252
243号公報などで公知のものであり、例えば、例え
ば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェ
ノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−n−ブチ
ルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−i
so−ブチルフェノール、2−tert−ブチル−4,
6−ジメチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキ
シルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メトキシフェノール、2,6−ジ−フェノール−4−オ
クタデシルオキシフェノール、n−オクタデシル−3−
(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート、テトラキス−〔メチレン−
3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒド
ロキシ−フェニル)プロピオネート〕−メタン、1,
3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ンなどや、後述のイオウ含有フェノール系安定剤が例示
される。リン系安定剤も公知のものであり、例えば、ト
リス(ノニルフェニル)フォスファイト、サイクリック
ネオペンタンテトライルビス(オクタデシルフォスファ
イト)、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)フォスファイトなどが例示される。
【0028】イオウ系安定剤としては、ペンタエリスリ
トール−テトラキス−(β−ラウリル−チオ−プロピオ
ネート)、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネー
ト、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、
ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネートなど
や、イオウ含有フェノール系安定剤(例えば、2,4−
ビス(n−オクチルチオメチル)−6−メチルフェノー
ル、2,4−ビス(2’,3’−ジ−ヒドロキシプロピ
ルチオメチル)−3,6−ジ−メチルフェノール、2,
4−ビス(2’−アセチルオキシエチルチオメチル)−
3,6−ジ−メチルフェノールなど)が例示される。
【0029】なお、高分子量成分と低分子量成分を別々
に重合して混合する場合は、混合は溶媒の存在下で混合
するのが好ましい。溶媒の不存在下で混合すると、耐久
性が不十分となる場合がある。工程が簡単であることか
ら、重合反応液をブレンドして、洗浄、分離、乾燥すれ
ばよい。
【0030】(ゴム組成物)本発明のゴム組成物は、多
峰性ポリブタジエンゴムと架橋剤を含有するものであ
る。ゴム組成物は、多峰性ポリブタジエンゴム以外のゴ
ムを含有していてもよいが、多峰性ポリブタジエンゴム
の含量がゴム組成物中のゴムの総量に対して、5重量%
以上のものが好ましく、10重量%以上のものがより好
ましく、20重量%以上のものが特に好ましく、90重
量%以下のものが好ましく、80重量%以下のものがよ
り好ましく、70重量%以下のものが特に好ましい。な
お、多峰性ポリブタジエンゴムは、2種以上を用いても
よい。
【0031】含有しうる多峰性ポリブタジエンゴム以外
のゴムは、上記の多峰性ポリブタジエンゴムに該当しな
いものであれば、特に限定されず、通常の固体ゴムでも
液状ゴムでもよく、ポリエーテルゴム、アクリルゴム、
ポリアミド、ジエンゴムなどであっても構わない。好ま
しいものはジエンゴムである。ジエンゴムとしては、例
えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエ
ンランダム共重合体ゴム(例えば、結合スチレン量5〜
50重量%、ブタジエン結合単位の1,2−ビニル結合
量10〜80%)、スチレン−ブタジエン多元ブロック
共重合体ゴム(例えば、結合スチレン量5〜50重量
%、ブタジエン結合単位の1,2−ビニル結合量10〜
80%)、スチレン−ブタジエンテーパードブロック共
重合体ゴム(例えば、結合スチレン量5〜50重量%、
ブタジエン結合単位の1,2−ビニル結合量10〜80
%)スチレンイソプレン共重合体ゴム、高トランススチ
レン−ブタジエン共重合体ゴム(例えば、結合スチレン
量5〜50重量%、ブタジエン結合単位の1,4−トラ
ンス結合量70〜95%)、スチレン−イソプレン多元
ブロック共重合体ゴム、溶液重合スチレン−イソプレン
−ブタエンランダム共重合体ゴム、乳化重合スチレン−
イソプレン−ブタエンランダム共重合体ゴム、高ビニル
・スチレン−ブタジエン−低ビニル・スチレン−ブタジ
エンブロック共重合体ゴム、高ビニル・ブタジエン−低
ビニルブタジエンブロック共重合体ゴム、高ビニルブタ
ジエン−(スチレン−ブタジエン)ブロック共重合体ゴ
ム、イソプレン−(スチレン−ブタジエン)ブロック共
重合体ゴム、イソプレン−ブタジエンブロック共重合体
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(例
えば、結合アクリロニトリル量5〜60重量%)、水素
化アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(例え
ば、結合アクリロニトリル量5〜60重量%)などが挙
げられる。特に天然ゴム、イソプレンゴムが好ましい。
複数種のゴムを混合して用いる場合は、天然ゴムおよび
/またはイソプレンゴムを主成分とするものが好まし
い。
【0032】なお、多峰性ポリブタジエンゴム以外のゴ
ムはポリスチレン換算より求めたゲルパーミエーション
クロマトグラフィ(GPC)の数平均分子量が好ましく
は1,000〜1,500,000、より好ましくは1
0,000〜1,200,000、特に好ましくは5
0,000〜800,000のものである。
【0033】本発明のゴム組成物に含有される架橋剤
は、特に限定はなく、例えば、粉末硫黄、沈降硫黄、コ
ロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などの硫黄;
一塩化硫黄、二塩化硫黄などのハロゲン化硫黄; ジク
ミルパーオキシド、ジターシャリブチルパーオキシドな
どの有機過酸化物; p−キノンジオキシム、p,p′
−ジベンゾイルキノンジオキシムなどのキノンジオキシ
ム; トリエチレンテトラミン、ヘキサメチレンジアミ
ンカルバメート、4,4′−メチレンビス−o−クロロ
アニリンなどの有機多価アミン化合物; メチロール基
を持ったアルキルフェノール樹脂; などが挙げられ
る。これらの中でも、硫黄が好ましく、粉末硫黄が特に
好ましい。これらの架橋剤は、それぞれ単独で、あるい
は2種以上を組み合わせて用いられる。
【0034】架橋剤の配合割合は、ゴム組成物に含有さ
れるゴムの全量を100重量部として、通常、0.1〜
15重量部、好ましくは0.3〜10重量部、さらに好
ましくは0.5〜5重量部の範囲である。架橋剤の配合
割合がこの範囲にある時に、本発明の防振材は耐久性に
優れるとともに、耐熱性や残留ひずみなどの特性にも優
れるので好ましい。
【0035】通常、架橋剤と共に架橋促進剤が配合され
る。架橋促進剤は、例えば、N−シクロヘキシル−2−
ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−t−ブチル−2
−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−オキシエチレ
ン−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−オキシ
エチレン−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,
N′−ジイソプロピル−2−ベンゾチアジルスルフェン
アミドなどのスルフェンアミド系架橋促進剤; ジフェ
ニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、オルトト
リルビグアニジンなどのグアニジン系架橋促進剤; チ
オカルボアニリド、ジオルトトリルチオウレア、エチレ
ンチオウレア、ジエチルチオウレア、トリメチルチオウ
レアなどのチオウレア系架橋促進剤; 2−メルカプト
ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド、2
−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、2−メルカプト
ベンゾチアゾールナトリウム塩、2−メルカプトベンゾ
チアゾールシクロヘキシルアミン塩、2−(2,4−ジ
ニトロフェニルチオ)ベンゾチアゾールなどのチアゾー
ル系架橋促進剤; テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチル
チウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフ
ィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィドなど
のチウラム系架橋促進剤; ジメチルジチオカルバミン
酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウ
ム、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジ
メチルジチオカルバミン酸鉛、ジメチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ−n−
ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ぺンタメチレンジチオ
カルバミン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸
亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジメチルジ
チオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸
セレン、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチ
オカルバミン酸鉄、ジエチルジチオカルバミン酸ジエチ
ルアミン、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジ
ン、メチルペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペコリ
ンなどのジチオカルバミン酸系架橋促進剤; イソプロ
ピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサント
ゲン酸亜鉛、ブチルキサントゲン酸亜鉛などのキサント
ゲン酸系架橋促進剤; などの架橋促進剤が挙げられ
る。
【0036】これらの架橋促進剤は、通常、それぞれ単
独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いられるが、
少なくともスルフェンアミド系架橋促進剤を含むものが
特に好ましい。スルフェンアミド系架橋促進剤を含むも
のの中では、スルフェンアミド系架橋促進剤の割合が全
架橋促進剤中の30重量%以上のものが好ましく、50
重量%以上のものがより好ましく、70重量%以上のも
のが特に好ましい。架橋促進剤の配合割合は、ゴムの総
量を100重量部とすると、通常0.1〜15重量部、
好ましくは0.3〜10重量部、さらに好ましくは0.
5〜5重量部の範囲である。
【0037】また、通常、架橋剤と共に架橋活性化剤が
用いられる。架橋活性化剤としては、特に制限はない
が、例えばステアリン酸などの高級脂肪酸や酸化亜鉛な
どを用いることができる。酸化亜鉛としては、例えば、
表面活性の高い粒度5μm以下のものを用いるのが好ま
しく、かかる具体例としては、粒度が、例えば、0.0
5〜0.2μmの活性亜鉛華や0.3〜1μmの亜鉛華
などを挙げることができる。また、酸化亜鉛は、アミン
系の分散剤や湿潤剤で表面処理したものなどを用いるこ
とができる。
【0038】これらの架橋活性化剤は、それぞれ単独
で、あるいは2種以上を併用して用いることができる。
架橋活性化剤の配合割合は、架橋活性化剤の種類により
適宜選択される。高級脂肪酸を用いる場合、ゴム組成物
中のゴムの総量を100重量部とすると、通常0.05
〜15重量部、好ましくは0.1〜10重量部、より好
ましくは0.5〜5重量部配合する。酸化亜鉛を用いる
場合は、ゴム組成物中のゴムの総量を100重量部とす
ると、通常0.05〜10重量部、好ましくは0.1〜
5重量部、より好ましくは0.5〜2重量部配合する。
酸化亜鉛の配合割合がこの範囲にある時に、加工性、耐
久性などの特性が高度にバランスされ好適である。
【0039】その他の配合剤の例としては、例えば、ジ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、シリコ
ーンオイルなどの活性剤、可塑剤、滑剤; 炭酸カルシ
ウム、タルク、クレーなどの充填剤; などのほか、補
強剤、オイル、ワックスなどが挙げられる。
【0040】本発明のゴム組成物に用いられる補強剤と
しては、特に制限はないが、例えば、シリカやカーボン
ブラックなどを挙げることができる。
【0041】シリカとしては、特に制限はないが、例え
ば、乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイトカーボ
ン、コロイダルシリカ、および特開昭62−62838
号公報に開示される沈降シリカなどが挙げられる。これ
らの中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイト
カーボンが特に好ましい。これらのシリカは、それぞれ
単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0042】シリカの比表面積は、特に制限はされない
が、窒素吸着比表面積(BET法)で、通常50〜40
0m2/g、好ましくは100〜250m2/g、さらに
好ましくは120〜190m2/gの範囲である時に、
耐久性や動倍率や高減衰性が高いレベルで改善され好適
である。ここで窒素吸着比表面積は、ASTM D30
37−81に準じBET法で測定される値である。
【0043】カーボンブラックとしては、特に制限はな
いが、例えば、ファーネスブラック、アセチレンブラッ
ク、サーマルブラック、チャンネルブラック、グラファ
イトなどを用いることができる。これらの中でも、特に
ファーネスブラックが好ましく、その具体例としては、
SAF、ISAF、ISAF−HS、ISAF−LS、
IISAF−HS、HAF、HAF−HS、HAF−L
S、MAF、FEF、FEF−LS、GPF、GPF−
HS、GPF−LS、SRF、SRF−HS、SRF−
LMなどの種々のグレードのものが挙げられる。これら
のカーボンブラックは、それぞれ単独で、あるいは2種
以上を組み合わせて用いることができる。
【0044】カーボンブラックが窒素吸着比表面積(N
2SA)は、特に制限はないが、通常5〜200m2
g、好ましくは10〜150m2/g、より好ましくは
20〜130m2/gの範囲である時に、耐久性や動倍
率や高減衰性が高いレベルで改善され、好適である。約
70m2/gより小さいと低動倍率化が特に優れ、約7
0m2/gより大きいと高減衰性が特に優れる。また、
カーボンブラックのDBP吸着量は、特に制限はない
が、通常5〜300ml/100g、好ましくは20〜
200ml/100g、より好ましくは50〜160m
l/100gの範囲である時に、耐久性や動倍率や高減
衰性が改善され、好適である。
【0045】補強剤の配合割合は、ゴム組成物中のゴム
の総量を100重量部とすると、通常5〜200重量
部、好ましくは10〜150重量部、より好ましくは2
0〜120重量部である。
【0046】本発明の目的から、補強剤として、カーボ
ンブラック単独またはシリカ単独で、あるいはシリカと
カーボンブラックとを併用して用いることができる。シ
リカとカーボンブラックとを併用する場合の混合割合
は、用途や目的に応じて適宜選択されるが、シリカとカ
ーボンブラックが重量比で、通常10:90〜99:
1、好ましくは30:70〜95:5、より好ましくは
50:50〜90:10である。シリカを補強剤として
用いると低動倍率化に効果がある。
【0047】シリカを配合する場合は、シランカップリ
ング剤も合わせて配合するのが一般的である。シランカ
ップリング剤は、特に制限はないが、例えば、ビニルト
リクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リス(β―メトキシエトキシ)シラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)−エチルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β
−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス
(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テトラスルフ
ィドなどのほか、γ−トリメトキシシリルプロピルジメ
チルチオカルバミルテトラスルフィド、γ−リメトキシ
シリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフィドなどの
ようなテトラスルフィド類なども挙げることができる。
【0048】これらのシランカップリング剤は、それぞ
れ単独で、あるいは2種以上の組み合わせで使用するこ
とができる。シランカップリング剤の配合割合はシリカ
100重量部あたり、通常、0.1〜30重量部、好ま
しくは1〜20重量部、更に好ましくは2〜10重量部
の範囲である。
【0049】ゴム組成物に含有されるオイルとしては、
プロセスオイル、パラフィンワックス、流動パラフィン
などの鉱物油; ひまし油、綿実油、あまに油、トール
油などの植物油; 合成油; などが挙げられる。プロ
セスオイルはアロマ系プロセスオイル、ナフテン系プロ
セスオイル、パラフィン系プロセスオイルなどが挙げら
れ、3員環以上の多環芳香族成分量がオイル中の3%以
下であるととくに低温特性を改善する。
【0050】これらのオイルは、それぞれ単独で、ある
いは2種以上を組み合わせて用いられる。オイルの配合
量は、使用目的に応じて適宜選択されればよいが、ゴム
組成物中のゴムの総量を100重量とすると、通常3〜
150重量部、好ましくは4〜100重量部、より好ま
しくは5〜75重量部の範囲である。オイルの配合量が
この範囲にあるときに、耐久性や防振特性および加工性
が高いレベルで改善され好適である。
【0051】そのほか、老化防止剤、活性剤、可塑剤、
滑剤、充填剤などのその他の配合剤をそれぞれ必要に応
じて必要量含量することができる。
【0052】本発明のゴム組成物は、常法に従って各成
分を配合することにより得ることができる。例えば、高
分子量成分と低分子量成分を同一溶媒中で同時に重合し
た重合反応液など、多峰性ポリブタジエンゴムを溶解ま
たは分散させた有機溶媒液に、配合成分を加えて分散さ
せた後、スチームストリッピング法や熱ロールを用いた
方法により有機溶媒を除去したり、多峰性ポリブタジエ
ンゴムと配合成分をロール、バンバリー、押出機を用い
て混練すればよい。
【0053】本発明のゴム組成物を製造において多峰性
ポリブタジエンゴム以外のゴムを配合する場合は、予め
調製された多峰ポリブタジエンゴムとそれ以外のゴムを
混合して製造することが好ましい。そのように製造した
ものは、高分子量成分と低分子量成分と他の配合成分と
を同時に混合してゴム組成物を製造したものなどに比べ
て、ゴム組成物を架橋して得られる防振材の耐久性など
がより優れている。
【0054】多峰性ポリブタジエンゴムにそれ以外のゴ
ムを配合する方法も特に限定されず、通常は、1軸また
は2軸などの押出機、バンバリーミキサー、ロール、ニ
−ダーなどの各種混練装置を用いて行われる。
【0055】(防振材)本発明の防振材は、多峰性ポリ
ブタジエンゴムと架橋剤からなるゴム組成物を架橋・成
形したものである。
【0056】架橋、成形の方法は特に限定されず、架橋
は使用する架橋剤に応じて適した方法で行えばよく、成
形は用途や目的に応じた形状に成形すればよい。一般に
は、成形と架橋は同時に行われるが、架橋後に削り出し
て成形してもよい。
【0057】補強剤としてカーボンブラックを用いる場
合のゴム組成物の製造方法、防振材の製造の一例を示
す。
【0058】ゴム成分と架橋剤および架橋促進剤を除く
配合剤を混合した後、その混合物に架橋剤と架橋促進剤
を混合してゴム組成物を得ることができる。
【0059】ゴム成分と架橋剤および架橋促進剤を除く
配合剤を混合する際の温度は、通常、30〜180℃で
ある。混合時間は、通常、30秒以上であり、好ましく
は1〜30分間である。
【0060】次いで、得られたゴム組成物を通常100
℃以下、好ましくは15〜80℃まで冷却後、架橋剤と
架橋促進剤を加え混練し、これらを含有するゴム組成物
を得る。このゴム組成物を、通常120〜200℃、好
ましくは140〜180℃でプレス架橋して成形し、防
振材を得ることができる。
【0061】補強剤としてシリカを用いる場合の一例を
示す。
【0062】多峰性ポリブタジエンゴムなどのゴムと、
架橋剤と架橋促進剤を除く配合剤を混練するに当たり、
先ず、ゴムとシリカの少なくとも一部をロール、バンバ
リーなどの混合機を用いて混合し、次いで、架橋剤や架
橋促進剤を除く残余の配合剤を添加し混合すると、分散
性が向上し、より優れた性質を備えたゴム組成物を得る
ことができる。この場合、シリカの添加は、一括でもよ
いが、所定量を好ましく2回以上に分割して添加すると
分散が容易になり、シリカとゴムとの混合が一層容易に
なる。例えば、1回目にシリカの全量の10〜90重量
%を添加し、残余を2回目以降に添加することができ
る。
【0063】ゴムとシリカを混合する際の温度は、通
常、50〜250℃、好ましくは100〜200℃、さ
らに好ましくは120〜180℃である。この温度が、
過度に低くなると防振材の耐摩耗性の向上が少なく、逆
に、過度に高くなるとゴムの焼けが生じるので、いずれ
も好ましくない。混合時間は、通常、30秒以上であ
り、好ましくは1〜30分間である。
【0064】次いで、得られた混合物を通常100℃以
下、好ましくは15〜80℃まで冷却後、架橋剤と架橋
促進剤を加え混練して、これらを含有するゴム組成物を
得る。このゴム組成物を通常120〜200℃、好まし
くは140〜180℃の温度でプレス架橋して防振材を
得ることができる。
【0065】
【実施例】以下に参考例、実施例、比較例を挙げて、本
発明をさらに詳細に説明する。
【0066】なお、ポリブタジエンの分子量は、テトラ
ヒドロフランを溶媒とするゲルパーミエーションクロマ
トグラフィによりポリスチレン換算値として求めた。こ
の測定には、東ソー製TSKgel GMH−XLカラ
ム(30cm×7.5mmID)を2本連結して用い
た。シス−1,4結合量及び1,2−ビニル結合量は、
赤外分光光度計を用いて赤外線吸収スペクトル測定を行
い、モレロ法により、固有粘度は、ポリマーをトルエン
溶液とし、30℃で、オスワルド粘度計により、測定し
た。
【0067】防振特性はダイナミックサーボを用い、2
3℃、15Hzで損失正接(tanδ)を、23℃、1
00Hzで動倍率(Kd/Ks)を測定した。tanδ
が高いほど高減衰性を有して、動倍率が低いほど静音性
を有して防振特性がよいことをしめす。低温特性はJI
S K6261に準じてゲーマンねじり試験機を用い、
比モジュラスがそれぞれ定温時(23℃)の5倍になる
ときの温度T5を測定した。温度T5が低いほど耐寒性
がよい。耐久性はJIS K6262の圧縮永久ひずみ
試験方法に準じて測定した。圧縮永久ひずみ率(%)が
小さいほど耐久性がよい。
【0068】参考例1 攪拌機、及び還流冷却器のついた250リットルのステ
ンレス製重合反応容器を2基直列につなぎ、以下のよう
にして連続重合を行った。
【0069】トルエン10重量%、2−ブテン70重量
%、および1,3−ブタジエン20重量%からなる原料
混合溶液を毎時70kgで重合反応器に供給する際に、
供給配管中に1,2−ブタジエンを毎時325ミリモ
ル、オルト蟻酸トリメチルを毎時5.1ミリモル、水を
毎時96ミリモル、トルエン溶液として添加した。この
混合液に、さらにジエチルアルミニウムモノクロライド
を毎時320ミリモル、トルエン溶液として添加しなが
ら重合反応器に導入した。
【0070】原料混合液とは別の配管からオクテン酸コ
バルトを毎時9.6ミリモル、トルエン溶液として添加
し、20℃、滞留時間2時間として48時間連続重合を
行った。2基目の重合反応器から反応混合液を連続して
抜き出し、メタノールを添加して重合反応を停止してポ
リブタジエンゴムを含有する混合液を得た。この混合液
中のポリブタジエンゴムのピークトップ分子量は、ピー
クトップ分子量は550,000であった。このポリブ
タジエンゴムは高分子量成分に相当する。
【0071】参考例2 1,2−ブタジエン添加量を毎時130ミリモル、水添
加量を毎時145ミリモル、オルト蟻酸トリメチルを添
加せず、ジエチルアルミニウムモノクロライド添加量を
毎時291ミリモル、オクテン酸コバルトの代わりにナ
フテン酸ニッケルを添加し、その添加量を毎時6ミリモ
ルとし、さらに24時間連続重合にする以外は参考例1
と同様に処理して、ポリブタジエンゴムを含有する混合
液を得た。この混合液中のポリブタジエンゴムのピーク
トップ分子量は、23,000であった。このポリブタ
ジエンゴムは低分子量成分に相当する。
【0072】参考例3 水添加量を毎時262ミリモルとする以外は、参考例2
と同様に処理してポリブタジエンゴムを含有する混合液
を得た。この混合溶液中のポリブタジエンゴムのピーク
トップ分子量は、ピークトップ分子量は84,000で
あった。このポリブタジエンゴムは高分子量成分にも低
分子量成分にも相当しない。
【0073】参考例4 水添加量を毎時99ミリモルとする以外は、参考例2と
同様に処理してポリブタジエンゴムを含有する混合液を
得た。この混合溶液中のポリブタジエンゴムのピークト
ップ分子量は、ピークトップ分子量は5,500であっ
た。このポリブタジエンゴムは高分子量成分にも低分子
量成分にも相当しない。
【0074】参考例5 参考例1で得た反応液と参考例2で得た反応液を含有す
るポリブタジエンゴム重量比にして70:30になるよ
うに混合し、混合液中のポリブタジエンゴム100重量
部に対し、老化防止剤として2,4−ビス(n−オクチ
ルチオメチル)−6−メチルフェノールを0.2重量部
添加して、スチームストリッピングし、脱水、押出乾燥
機で乾燥してポリブタジエンゴム組成物を得た。このポ
リブタジエンゴム組成物は、分子量分布(Mw/Mn)
10.2、二峰性、すなわちピークトップが二つあり、
高分子量側のピークトップ分子量552,000、低分
子量側のピークトップ分子量22,500、シス−1,
4−結合量は93.7重量%、1,2−ビニル結合量は
2.5重量%であった。このポリブタジエンゴムは多峰
性ポリブタジエンゴムに相当する。
【0075】参考例6 参考例2で得た反応液の代わりに参考例3で得た反応液
を用いる以外は参考例5と同様に処理して、ポリブタジ
エンゴム組成物を得た。このポリブタジエンゴム組成物
は、分子量分布(Mw/Mn)3.8、一峰性、すなわ
ちピークトップが一つしか認められず、シス−1,4−
結合量は93.5重量%、1,2−ビニル結合量は2.
5重量%であった。このポリブタジエンゴムはピークト
ップが一つしか認められないので、多峰性ポリブタジエ
ンゴムに相当しない。
【0076】参考例7 参考例2で得た反応液の代わりに参考例4で得た反応液
を用いる以外は参考例5と同様に処理して、ポリブタジ
エンゴム組成物を得た。このポリブタジエンゴム組成物
は、分子量分布(Mw/Mn)37.0、二峰性であ
り、高分子量側のピークトップ分子量550,000、
低分子量側のピークトップ分子量5,500、シス−
1,4−結合量は93.1重量%、1,2−ビニル結合
量は2.6重量%であった。このポリブタジエンゴム
は、分子量10,000〜50,000の範囲にピーク
トップを有していないので、多峰性ポリブタジエンゴム
に相当しない。
【0077】実施例1〜5および比較例1〜3 表1に示す処方に従って、ゴム成分を小型バンバリーミ
キサー(1.8リットル容)に容積比75%となるよう
に配合した。
【0078】温度を温水で50℃にして、まずゴム成分
を前記バンバリーに投入し、混練を開始した。1分後に
硫黄と架橋促進剤を除く添加剤を投入し、3分後にクリ
ーニングし、5分後に取り出した後、オープンロール
(温度55℃)で硫黄と架橋促進剤を投入しシート状に
押し出した。金型温度160℃で15分間加硫を行いシ
ート状サンプルを作成した。また、160℃20加硫を
行い厚さ25mm、直径29mmの円柱状サンプルと厚
さ1インチ、高さ2インチの円柱状サンプルを作成し
た。
【0079】加硫シート状サンプルを打ち抜いて定伸長
疲労試験とゲーマンねじり試験を行い、また厚さ25m
m、直径29mmの円柱状サンプルを用い圧縮永久歪み
試験を行い、また厚さ1インチ、高さ2インチの円柱状
サンプルを用いダイナミックサーボで試験かけた結果を
表1に示す。
【0080】なお、使用した各成分は次のようなもので
ある。 天然ゴム(RSS#3) Nipol 9528(油展乳化重合スチレン・ブタジ
エン共重合体ゴム、日本ゼオン社製、スチレン含量35
重量%、ゴム100重量部に対してアロマオイル50重
部油展、数平均分子量21万) NS116(溶液重合スチレン・ブタジエン共重合体ゴ
ム、日本ゼオン社製、スチレン含量21重量%、ブタジ
エン結合単位の1,2−ビニル結合量63%、数平均分
子量21万) カーボンブラックFEF(シーストSO、東海カーボン
社製) カーボンブラックSRF(シーストS、東海カーボン社
製) カーボンブラックHAF(シースト3、東海カーボン社
製) アロマオイル(フッコール M、富士興産社製) 老化防止剤 N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−
フェニル−p−フェニレンジアミン 酸化亜鉛#3 硫黄 325メッシュによる粉末硫黄 架橋促進剤 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジル
スルフェンアミド
【0081】
【表1】
【0082】実施例1、2、3、4、5と比較例1の比
較から、本発明の防振材は、本発明のポリブタジエンゴ
ムを含有する防振材に比較して、動特性と低温特性のバ
ランスが極めて良好なことがわかる。
【0083】実施例1と比較例2、3の比較から、本発
明の防振材は、本発明に言う多峰性ポリブタジエンの定
義に合致しない、分子量の異なる二種のポリブタジエン
ものを含有する防振材に比較して、動特性と耐久性のバ
ランスが極めて良好なことがわかる。
【0084】
【発明の効果】本発明のゴム組成物を成形、架橋した防
振材は、耐久性に優れ、低周波数での損失が大きく防振
性に優れ、高周波数での動倍率が低く防音性に優れ、低
温でもゴムとしての特性を失いにくい。これらのことか
ら、自動車用エンジンマウントや、鉄道車両、軌道や、
建造物などでの防振材用途に最適である。
【0085】(態様)本発明の態様としては、例えば、
(1) ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GP
C)で測定した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)との比(Mw/Mn)が4.5〜14.5であ
り、分子量100,000〜1,500,000の範囲
にピークトップが一つ以上、分子量10,000〜5
0,000の範囲にピークトップが一つ以上ある分子量
分布曲線を有する多峰性ポリブタジエンゴムと架橋剤か
らなるゴム組成物、(2) 多峰性ポリブタジエンゴム
が分子量が好ましくは200,000以上、より好まし
くは300,000以上、好ましくは1,000,00
0以下、より好ましくは800,000以下の範囲にピ
ークトップを一つ以上有するものである(1)記載のゴ
ム組成物、(3) 多峰性ポリブタジエンゴムが分子量
子量が好ましくは13,000以上、より好ましくは1
5,000以上、好ましくは40,000以下、より好
ましくは30,000以下の範囲にピークトップを一つ
以上有するものである(1)または(2)記載のゴム組
成物、(4) 多峰性ポリブタジエンゴムの分子量分布
(Mw/Mn)が5.0以上、好ましくは6.0以上、
より好ましくは8.0以上、14.0以下、好ましくは
13.5以下、より好ましくは13.0以下である
(1)〜(3)のいずれかに記載のゴム組成物、(5)
多峰性ポリブタジエンゴムのシス−1,4構造含有率
(シス−l,4結合量)が60重量%以上、好ましくは
80重量%以上、より好ましくは85重量%以上、特に
好ましくは90重量%以上である(1)〜(4)のいず
れかに記載のゴム組成物、(6) 多峰性ポリブタジエ
ンゴムが、高分子量成分を30重量%以上、好ましくは
40重量%以上、より好ましくは50重量%以上、98
重量%以下、好ましくは97重量%以下、より好ましく
は95重量%以下含有するものである(1)〜(5)の
いずれかに記載のゴム組成物、(7) 多峰性ポリブタ
ジエンゴムが、低分子量成分を2重量%以上、好ましく
は3重量%以上、より好ましくは5重量%以上、70重
量%以下、好ましくは60重量%以下、より好ましくは
50重量%以下含有するものである(1)〜(6)のい
ずれかに記載のゴム組成物、(8) 多峰性ポリブタジ
エンゴムが、高分子量成分と低分子量成分を合わせて5
0重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好まし
くは90重量%以上含有するものである(1)〜(7)
のいずれかに記載のゴム組成物、(9) 多峰性ポリブ
タジエンゴム以外のゴムがジエンゴムである(1)〜
(8)のいずれかに記載のゴム組成物、(10) 多峰
性ポリブタジエンゴム以外のゴムが数平均分子量が1,
000以上、好ましくは10,000以上、より好まし
くは50,000以上、1,500,000以下、好ま
しくは1,200,000以下、より好ましくは80
0,000以下のものである(1)〜(9)のいずれか
にゴム組成物、(11) 多峰性ポリブタジエンゴムが
ゴムの総量に対し、5重量%以上、好ましくは10重量
%以上、より好ましくは20重量%以上、90重量%以
下、好ましくは80重量%以下、より好ましくは75重
量%以下である(1)〜(10)のいずれかに記載のゴ
ム組成物、
【0086】(12) ゴムの総量を100重量部とす
ると、さらに補強剤を5重量部以上、好ましくは10重
量部以上、より好ましくは20重量部以上、200重量
部以下、好ましくは150重量部以下、より好ましくは
120重量部以下含有する(1)〜(11)のいずれか
に記載のゴム組成物、(13) 補強剤がシリカおよび
/またはカーボンブラックである(12)記載のゴム組
成物、(14) シリカが含水ケイ酸を主成分とする湿
式法ホワイトカーボンである(13)記載のゴム組成
物、(15) シリカの比表面積が窒素吸着比表面積
(BET法)で50m2/g以上、好ましくは100m2
/g以上、より好ましくは120m2/g以上、400
2/g以下、好ましくは250m2/g以下、より好ま
しくは190m2/g以下である(13)または(1
4)記載のゴム組成物、(16) カーボンブラックの
窒素吸着比表面積(N2SA)が5m2/g以上、好まし
くは10m2/g以上、より好ましくは20m2/g以
上、200m2/g以下、好ましくは150m2/g以
下、より好ましくは130m2/g以下、DBP吸着量
が5ml/100g以上、好ましくは20ml/100
g以上、より好ましくは50ml/100g以上、30
0ml/100g以下、好ましくは200ml/100
g以下、より好ましくは160ml/100gである
(14)〜(15)のいずれかに記載のゴム組成物、
(17) シリカとカーボンブラックの総量に対して、
シリカの量が10重量%以上、好ましくは30重量%以
上、より好ましくは50重量%以上、99重量%以下、
好ましくは95重量%以下、より好ましくは90重量%
以下である(13)〜(16)のいずれかに記載のゴム
組成物、(18) ゴムの総量を100重量部とする
と、さらにオイルを3重量部以上、好ましくは4重量部
以上、より好ましくは5重量部以上、150重量部以
下、好ましくは100重量部以下、より好ましくは75
重量部以下含有する(1)〜(17)のいずれかに記載
のゴム組成物、
【0087】(19) ゴムの総量を100重量部とす
ると、架橋剤を0.1重量部以上、好ましくは0.3重
量部以上、より好ましくは0.5重量部以上、15重量
部以下、好ましくは10重量部以下、より好ましくは5
重量部以下含有する(1)〜(18)のいずれかに記載
のゴム組成物、(20) ゴムの総量を100重量部と
すると、さらに架橋促進剤を0.1重量部以上、好まし
くは0.3重量部以上、より好ましくは0.5重量部以
上、15重量部以下、好ましくは10重量部以下、より
好ましくは5重量部以下含有する(1)〜(19)のい
ずれかに記載のゴム組成物、(21) 架橋促進剤がそ
の30重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好
ましくは70重量%以上がスルフェンアミド系架橋促進
剤である(20)記載のゴム組成物、(22) ゴムの
総量を100重量部とすると、さらに架橋活性化剤が
0.05重量部以上、好ましくは0.1重量部以上、よ
り好ましくは0.5重量部以上、10重量部以下、好ま
しくは5重量部以下、より好ましくは2重量部以下含有
する(1)〜(21)のいずれかに記載のゴム組成物、
(23) 架橋活性化剤が高級脂肪酸あるいは粒度5μ
m以下の酸化亜鉛である(22)記載のゴム組成物、
【0088】(24) (1)〜(23)のいずれかに
記載のゴム組成物を架橋してなる防振材、(25) 自
動車エンジン用マウントである(24)記載の防振材、
などが挙げられる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
    (GPC)で測定した重量平均分子量(Mw)と数平均
    分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が4.5〜14.
    5であり、分子量100,000〜1,500,000
    の範囲にピークトップが一つ以上、分子量10,000
    〜50,000の範囲にピークトップが一つ以上ある分
    子量分布曲線を有するポリブタジエンゴムと架橋剤とを
    含有するゴム組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゴム組成物を架橋して成
    る防振材。
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