JPH03223229A - 2,6―ナフタリンジカルボン酸の製造方法 - Google Patents

2,6―ナフタリンジカルボン酸の製造方法

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JPH03223229A
JPH03223229A JP2017110A JP1711090A JPH03223229A JP H03223229 A JPH03223229 A JP H03223229A JP 2017110 A JP2017110 A JP 2017110A JP 1711090 A JP1711090 A JP 1711090A JP H03223229 A JPH03223229 A JP H03223229A
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manganese
acid
solvent
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Toru Tanaka
徹 田中
Masahito Inari
雅人 稲荷
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高機能製ポリエステル原料として有用な2.
6−ナフタリンジカルボン酸(以下、2.6−NDAと
称する)の製造法に関する。
(従来の技術) 2.6−NDAは、耐熱性、機械強度、寸法安定性など
種々の点で優れた特性を有する高機能性ポリエステルの
原料として注目されており、その工業的製造法の開発が
要請されている。
従来の2.6−NDAの製造法としては、(1)2.6
−シメチルナフタリンを原料として、重金属および臭素
化合物を触媒に用いる酸化する方法(特公昭48−43
893号、特公昭48−34153号等)(212、6
−ジイツプロピルナフタリンを原料として、プロピオン
酸、エステル化合物を含む酢酸を溶媒として用い、コバ
ルト、マンガン、臭素、アルカリ金属を含有する触媒を
使用して酸化する方法(特開昭61−246143号、
特開昭63−104944号等)(3)2−アルキル−
6−アシルナフタリンを原料として、コバルト、マンガ
ンを含有する触媒、またはコバルト、マンガン、臭素を
含有する触媒を用い酸化する方法(特開昭62−619
46号、特開昭62−67048号、特開昭62−42
946号等)がある。
これらの方法において(1)の2,6−ジメチルナフタ
リンを原料とする方法は、ジメチルナフタリンから2.
6一体のみを分離することが困難であり、2.6体は量
的にも充分でない。また(2)の2.6−ジイツプロビ
ルナフタリンは合成反応により製造可能であるが、酸化
反応において使用するコバルト、マンガン触媒の量が多
く、工業的規模の製造法としては経済的観点から十分で
ない。
これに対しく3)の2−アルキル−6−アシルナフタリ
ンは、容易に入手できる2−メチルナフタリンと、弗化
アセチル、弗化ブチリル等とのフリーデルタラフト反応
により2−メチル−6−アセチルナフタリンが容易に高
選択率で合成できる利点があり、近年2.6−NDAの
原料として注目されている。
(発明が解決しようとする問題点) 発明者等は先の特願昭63−2528号において、2−
アルキル−6−アシルナフタリン、特に2−メチル−6
ブチリルナフタリンを原料とし、酢酸溶媒中、コバルト
、マンガン、臭素に加え、鉄ないし銅を含む触媒の存在
下で酸化することによって2.6−NDAの収率が著し
く改善されることを見出した。
発明者等は2.6−NDAの製造法について更に検討を
進めた結果、溶媒中にトリメリット酸、ピロメリット酸
等のオルソ位にカルボキシ基を有する芳香族多価カルボ
ン酸を加え、またこの芳香族多価カルボン酸に対応した
マンガン濃度とすることにより2.6−NDAの収率が
飛躍的に向上することを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、酢酸溶媒中、 (alオルソ位にカルボキシル基を有する芳香族多価カ
ルボン酸またはその前駆体 (b)コバルト、マンガン、臭素 (c)鉄および/または銅 を含む触媒の存在下、分子状酸素含有ガスを用いて2−
アルキル−6−アシルナフタリンを酸化することを特徴
とする2、6−ナフタリンジカルボン酸の製造方法であ
る。
なお酢酸溶媒中のマンガン濃度は、次式で示される範囲
である。
54.94A (X/M)≦Y ≦219.76^(X
/M)式中Yは酢酸溶媒中のマンガン濃度(重量%)、
Xは酢酸溶媒中のオルソ位にカルボキシル基を有する芳
香族多価カルボン酸またはその前駆体の濃度(重量%)
、門は当該オルソ位にカルボキシル基を有する芳香族多
価カルボン酸の分子量、Aは当該オルソ位にカルボキシ
ル基を有する芳香族多価カルボン酸分子中に隣接するカ
ルボキシル基の数(フタル酸およびトリメリット酸では
A・1、ピロメリット酸では八・2)である。
オルソ位にカルボキシル基を有する芳香族多価カルボン
酸としては、トリメリット酸、ピロメリット酸、フタル
酸等がある。またジメチルベンズアルデヒド、トリメチ
ルベンズアルデヒド等は、コバルト、マンガン、臭素の
存在下で容易に酸化されて芳香族多価カルボン酸となる
が、オルソ位にカルボキシル基を有する芳香族多価カル
ボン酸の代わりにこのような前駆体を用いることもでき
る。
従来このような芳香族多価カルボン酸は、マンガイオン
と結合して安定な錯体を形成しマンガンとしての機能を
そこねる作用があるため、特公昭61−246143号
及び特公昭61−246144号に記載されている如く
反応を阻害する不純物として扱われてきた。またマンガ
ンについても濃度を高くすると2.6−NDAの収率は
向上する傾向にあるが、0.5重量%以上では収率の変
化は殆ど無かった。
本発明では、マンガン濃度をオルソ位にカルボキシル基
を有する芳香族多価カルボン酸と安定錯体を形成する当
量以上の濃度とすることにより、2.6−NDAの収率
が飛躍的に向上することを見出したものである。即ちオ
ルソ位にカルボキシル基を有する芳香族多価カルボン酸
の酢酸溶媒中の濃度を×(重量2)、当該カルボン酸の
分子量を門、当該カルボン酸分子に有するカルボキシル
基の数を八とした場合、マンガン濃度Y(重量%)を5
4.94A(X/M)よりも高くする必要がある。マン
ガン濃度がこの濃度よりも低い場合には酸化反応が著し
く劣化し、収率が低下する。またマンガン濃度をオルソ
位にカルボキシル基を有する芳香族多価カルボン酸と安
定錯体を形成する当量の4倍以上、即ち219.76A
(X/?l)より高(しても2.6− N D Aの収
率は変わらず、経済的でない。
マンガン濃度を安定錯体を形成する当量以上の濃度とす
ることにより、2.6−NDAの収率が飛躍的に向上す
る原因としては、オルソ位にカルボキシル基を有する芳
香族多価カルボン酸の大部分はマンガンとの錯体を形成
するが、その一部が陰イオンとして存在し、これが自由
なマンガンの酸化還元電位を整え、副反応を抑制し、結
果として2゜6−NDAの収率が向上するものと考えら
れる。
本発明において、オルソ位にカルボキシル基を有する芳
香族多価カルボン酸は、溶媒に直接添加しても良く、ま
た循環母液の如く当該カルボン酸を含む液を溶媒に添加
しても良い。更に前述の如く、を容媒中に例えばジメチ
ルベンズアルデヒド、トリメチルベンズアルデヒド等の
酸化反応によって容易にオルソ位にカルボキシル基を有
する芳香族多価カルボン酸を生成する前駆体を存在させ
ることによっても同様の効果が得られる。
本発明の原料に用いられる2−アルキル−6−アシルナ
フタリンとしては、2−メチル−6−アセチルナフタリ
ン、2−メチル−6−ブチリルナフタリン等がある。
本発明において溶媒に用いられる酢酸は、実質的に酢酸
であれば良く、反応生成水が少々含まれていてもかまわ
ない。反応生成物がスラリー状になるので、この分散状
態を良好に維持するための酢酸使用量は、原料の2−ア
ルキル−6−アシルナフタリンに対して1.5〜20倍
、好ましくは2.5〜10倍である。
本発明において主触媒として用いられるコバルトおよび
マンガン化合物は、反応条件下で酢酸溶媒に溶解するも
のが好ましく、酢酸コバルト、酢酸マンガン等の脂肪族
カルボン酸塩、臭化コバルト、臭化マンガン等のハロゲ
ン化物、酸化物、水酸化物、炭酸塩およびアセチルアセ
テート錯体などが用いられる。これらの使用量は、酢酸
に対する各金属原子の濃度として各々0.06〜1.O
wtXであり、好ましくは、コバルトが0.1〜0.5
wtχ、マンガンが0.2〜1゜OwtXである。コバ
ルトおよびマンガン濃度が0.06i4tχより低い場
合には2.6−NDへの収率が低下し、またコバルトお
よびマンガン濃度が1.OwtXより高くしても収率の
変化が無(、触媒費が高くなるので経済的でない。
更に触媒成分として用いられる臭素化合物としては、臭
素および、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム、臭化コ
バルト、臭化水素等の無機臭素化合物や、臭化エチレン
、四臭化エタン等の有機臭素化合物が使用される。これ
らの臭素および臭素化合物の使用量は、酢酸に対する臭
素原子の濃度として0.1〜0.8wtχ、好ましくは
0.1〜0.5wtχである。臭素濃度が0.1wt!
より低い濃度では2,6−NDAの収率が低く、また臭
素濃度が0.8wtχを越えると配管および容器等での
材質の腐蝕性が大きくなる。
一方、助剤として添加する鉄および銅は、反応系内で金
属イオンを生成するものが用いられ、例えば鉄としては
、鉄粉、塩化鉄、臭化鉄、酢酸鉄等、銅としては、銅粉
、硫酸銅、酢酸銅、塩化銅、臭化銅が用いられる。これ
らの使用量は、鉄の場合、溶媒の酢酸に対する鉄濃度と
して0.O1〜0.5wtX、好ましくは0.03〜0
.1wtX テア’)、銅の場合、溶媒の酢酸に対する
銅濃度としてo、ooi〜0.2wtχ、好ましくは0
.02〜0.5賀tXである。鉄濃度が0.01wtχ
未満、または銅濃度0.001wtχ未満では、副反応
が増加するので収率が低下する。また鉄濃度が0.5w
tχまたは銅濃度が0.2wtχを越える場合には収率
の増加が無くなる。
酸化反応に用いられる分子状酸素含有ガスとしては空気
が通常用いられるが、また窒素と酸素の混合ガスを用い
ることもできる。
酸化反応温度は180〜220″Cであり、好ましくは
200〜210°Cである。220°Cより高い温度で
は溶媒である酢酸の酸化分解反応が進行する。また18
0℃より低い温度では触媒作用が弱くなり、反応率が低
下する。反応圧力は、反応系を液相に保つ圧力であり、
反応温度により規定される。
本発明の反応は、触媒液中に原料の2−アルキル6−ア
シルナフタリンと分子状酸素含有ガスを連続的に導入す
る半連続式、或いは触媒液も連続的に導入する連続式の
反応形式で行われる。
酸化反応終了後の反応液は80°Cまで冷却した後常法
に従って結晶化した2、6− N D Aと母液とに分
離され、2.6−NDAは必要に応じて精製される。
(発明の効果) 本発明の方法により、入手が容易な2−メチルナフタリ
ンをアシル化することにより得られる2−アルキル−6
−アシルナフタリンを原料に使用して、2.6−NDA
が著しく高収率で製造できるので、本発明の工業的意義
が大きい。
(実施例) 次に実施例および比較例により、本発明を更に具体的に
説明する。但し本発明はこれらの実施例により制限され
るものでない。
失施±1 還流冷却器、撹拌装置、加熱装置と、原料およびガス供
給口、排ガス排出口を有する2fのチタン製オートクレ
ーブに、 酢酸         750g 酢酸コバルト4水和物  6.34g(co O,20
賀tχ)酢酸マンガン4水和物 33.45g(Mn 
1.00wtχ)臭化第一鉄(50wtχ水溶液) 5
.79g(Fe O,10wtχ)臭化水素酸(47w
tX)    3.458(Br 0.60wtχ)ト
リメリット酸    11.25g(1,5wtχ)(
各濃度は酢酸量に対するwtχを示す)を仕込み、ガス
供給口から窒素ガスを圧入して10kg/cm”にとし
た後、加熱装置で昇温しで210″C120kg/cm
2Gにした。次にガス供給口から圧縮空気を導入して窒
素を空気に置換し、空気を吹き込みながら激しく撹拌し
た。原料ポンプにより約60℃に加熱された純度91.
2wtχの2−メチル−6−ブチリルナフタリンを12
5g/Hの供給速度で2時間供給し、更に10分間空気
吹き込みを継続して酸化反応を完結させた。オートクレ
ーブを80°Cまで冷却して放圧後、開放してスラリー
状の反応生成物を抜き出し、濾過により結晶を分離して
、その結晶を酢酸で洗浄し、乾燥した。
得られた結晶と分離母液中の2.6−NDA、酸化中間
体、副反応生成物をガスクロマトグラフィーにより分析
した結果、2.6−NDAの収率は母液中の2.6−N
DAを含めて89.1モルχであった。
ル較拠土 マンガン濃度をQ、2wtχとした以外は実施例1と同
様にして2−メチル−6−ブチリルナフタリンを酸化し
た。得られ2.6−NDAの収率は41.2モルχであ
った。
ル較巖I トリメリット酸を加えない以外は実施例1と同様にして
2−メチル−6−ブチリルナフタリンを酸化した。得ら
れ2.6−NDAの収率は87.0モルχであった。
几l■11 マンガン濃度を1.5wtχとしてトリメリット酸を加
えない以外は実施例1と同様にして2−メチル−6ブチ
リルナフタリンを酸化した。得られ2.6−NDAの収
率は88.2モル2であった。
裏隻拠l トリメリット酸に代えピロメリット酸を0.7wtX加
える以外は実施例1と同様にして2−メチル−6−ブチ
リルナフタリンを酸化した。得られ2.6− N DA
の収率は93.1モルχであった。
大庭■主 比較例2において得られた反応によって生成したトリメ
リット酸を含有する母液の75χを濃縮して、溶媒と、
実施例1と同様の金属塩および臭素化合物を加え、実施
例1と同じ金属および臭素濃度に触媒液を150gm合
した。この触媒液のトリメリット酸の濃度は0.96w
tχであった。この触媒液を用い実施例1と同様に2−
メチル−6−ブチリルナフタリンを酸化した結果、2.
6− N D Aの収率は93.8モルχであった。
実施例4 実施例1と同様の酸化反応装置に予め 酢酸         750g 酢酸コバルト4水和物  9.51g(co 0.30
wtχ)酢酸マンガン4水和物 33.458(Mn 
1.00wtχ)臭化第一鉄(50wtX水溶液) 5
.79g(Fe O,10wtχ)臭化水素酸(47t
mtχ)    3.45g(Br O,50wtχ)
を仕込み、ガス供給口から窒素ガスを圧入して10kg
/cm”Gとした後、加熱装置で昇温して220°C1
21kg/cm”Gにした。次にガス供給口から圧縮空
気を導入して窒素を空気に置換し、空気を吹き込みなが
ら激しく撹拌した。原料ポンプにより約60°Cに加熱
された純度85.5wtχの2−メチル−6−プチリル
ナフタリン250部、ジメチルベンズアルデヒド8部の
重量比の混合液を64.5g/Hの供給速度で4時間供
給した。混合液の供給を停止した後、更に10分間空気
吹き込みを継続して酸化反応を完結させた。実施例1と
同様の操作で反応生成物を処理した結果、2.6−ND
Aの収率は93.1モルχであった。
1胤N】 還流冷却器、撹拌装置、加熱装置と、原料およびガス供
給口、排ガス排出口および反応生成物抜出口を有する3
1のジルコニウム製オートクレーブに予め 酢酸         1200゜ 酢酸コバルト4水和物 15.218(co 0.30
wtχ)酢酸マンガン4水和物 32.11g(Mn 
0.60wtχ)臭化第一鉄(50wtX水溶液) 9
.26g(Fe O,10wtχ)臭化水素酸(47w
tχ)    5.52g(Br 0.50wtχ)ト
リメリット酸    10.20g(0,85wtχ)
を仕込み窒素ガスで加圧下210″Cまで加熱した。
次に空気を流通して撹拌下、前記触媒液4部と2−メチ
ル−6−ブチリルナフタ9フ1部の重量比の混合液を7
50g/Hの供給速度で圧入し、同時に生成液を抜き出
してオートクレーブの液面を一定に保つようにして、6
時間この混合液の供給を継続した。混合液の供給を停止
した後、空気を更に10分間継続して反応液の酸化を完
結させた。
実施例1と同様の操作で反応生成物を処理した結果、2
.6−NDAの収率は94.0モル2であった。
比較例4 トリメリット酸を加えない以外は実施例5と同様にして
2−メチル−6−ブチリルナフタリンを酸化したところ
、2.6−NDAの収率は86.5モルχであった。
夫11四− 実施例1と同様の酸化反応装置に予め 酢酸         750g 酢酸コバルト4水和物 1.585g(co O,05
wtχ)酢酸マンガン4水和物 6.691g(Mn 
0.20mtχ)酢酸鉄(50wtX水溶液)   0
.128g(re O,05wtχ)臭化ナトリウム 
   0.773g(Br 0.08wtχ)フタル酸
       0.303g(0,04wtχ)を仕込
み、実施例1と同様に反応開始の準備を行い、オートク
レーブ内の温度が205°Cになった時、原料ポンプに
より約50°Cに加熱された純度94゜5wtχの2−
メチル−6−アセチルナフタリンを110g/Hの供給
速度で1.5時間供給した。混合液の供給を停止した後
、更に10分間空気吹き込みを継続して酸化反応を完結
させた。実施例1と同様の操作で反応生成物を処理した
結果、2.6−NDAの収率は92.1モルχであった

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酢酸溶媒中、 (a)オルソ位にカルボキシル基を有する芳香族多価カ
    ルボン酸またはその前駆体 (b)コバルト、マンガン、臭素 (c)鉄および/または銅 を含む触媒の存在下、分子状酸素含有ガスを用いて2−
    アルキル−6−アシルナフタリンを酸化することを特徴
    とする2,6−ナフタリンジカルボン酸の製造方法
  2. (2)酢酸溶媒中のカルボキシル基を有する芳香族多価
    カルボン酸またはその前駆体の濃度が0.1〜3重量%
    であり、且つマンガン濃度が54.94A(X/M)≦
    Y≦219.76A(X/M)(式中Yは酢酸溶媒中の
    マンガン濃度(重量%)、Xは酢酸溶媒中のオルソ位に
    カルボキシル基を有する芳香族多価カルボン酸またはそ
    の前駆体の濃度(重量%)、Mは当該オルソ位にカルボ
    キシル基を有する芳香族多価カルボン酸の分子量、Aは
    当該オルソ位にカルボキシル基を有する芳香族多価カル
    ボン酸分子中に隣接するカルボキシル基の数〕である請
    求項(1)の2,6−ナフタリンジカルボン酸の製造方
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CN112771019B (zh) * 2018-10-25 2023-07-07 沙特基础工业全球技术有限公司 将对二甲苯和/或间二甲苯氧化成相应羧酸的催化剂系统

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