JPH03221980A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、静電式画像形成装置の現像装置に係り、更に
詳しくは、撹拌性能の良好なパドルを具備してなる現像
装置に関する。

〔従来の技術〕

静電式画像形成装置においては、静電潜像を現像するた
めの現像装置として、トナーとキャリアからなる二成分
系現像剤が使用される型の現像装置が従来から広く実用
に供されている。

この型の現像装置は、一般に、現像剤を収容するための
現像室と、Ｉ・ナーを収容するトナーホッパーと、トナ
ーホッパーから現像室内にトナーを補給するトナー補給
ローラとを具備している。前記現像室の内部には、現像
スリーブと、現像剤を撹拌するためのパドルが配設され
ている。

このよ・うな現像装置においては、トナー補給ローラの
回転によりトナーホッパーからトナーが現像室に補給さ
れ、補給されたトナーはパドルにより現像剤と撹拌され
た後、現像スリーブ」二に供給される。

〔発明が解決しようとする課題］ しかしながら、トナー補給ローラから現像剤上に落下し
たトナーは、その比重が現像剤に比して軽いために現像
剤上にとどまりやすく、現像剤中に混合されにくい傾向
がある。また、トナーが現像剤中に取り込まれたとして
も、塊のままの状態で現像室内部を循環し、現像スリー
ブ上に現れてしまう。

このよ・うに、補給されたトナーが現像剤と十分撹拌さ
れず未帯電のままであると、トナー飛散や画像上のカブ
リの原因となる。

従って、本発明の目的は、補給されたトナー及び現像剤
を均一に撹拌することのできる現像装置を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、現像剤を収容する現像室と、Ｉ・ナーを収容
するトナーホッパーと、Ｉ・ナーホッパーから現像室に
トナーを補給するトナー補給ローラと、前記現像室内に
設けられた撹拌羽根を有するパドルとを具備する現像装
置であって、前記Ｉ・ナー補給ローラは、パドルの回転
により前記撹拌羽根の先端部が現像剤中から出現する位
置の上方に配設されることを特徴とする現像装置である
。

また本発明は、前記現像装置において、前記撹拌羽根は
、少なくとも先端部が掬い角を有；−でなると共に前記
先端部とパドル回転軸との間に切欠孔が形成されたブレ
ードであることを特徴とするものである。

また本発明は、前記現像装置において、更に、前記撹拌
羽根に、前記先端部から前記切欠孔に向けて突出しパド
ル回転軸方向に所定間隔毎の櫛状に形成された切出片が
設けられていることを特徴とするものである。

（作用〕 本発明の現像装置は、パドルの回転により撹拌羽根の先
端部が現像剤中から出現する位置の上方に、トナー補給
ローラを配設したことが特徴であ即ち、パドルの回転に
より現像剤中から出現した撹拌羽根の先端部にトナー補
給ローラからトナーを落下させることによって、トナー
の塊の粉砕が行われ、トナーが塊のままで存在するのを
防止する。

また、粉砕されたトナー上に撹拌羽根で汲み上げられた
現像剤が覆いかぶさるので、ｌ・ナーが現像剤上にとど
まることなく迅速に現像剤中に補給される。

〔実施例］ 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る現像装置を示す概略側
面図である。

第１図に示すように、現像装置１は、その下部に１−ナ
ーＴ及び図示せぬキャリアからなる現像剤りを収容する
現像室３を有している。現像室３の上部には、トナー′
「を収容するｌ・ナーホンパー８が配設されている。

現像室３内には、現像剤りを撹拌し、後述するスリーブ
１０に搬送するパドル２が回転駆動自在に設けられてい
る。スリーブＩＯは、前記パドル２の回転軸２ａと平行
に現像室３内に回転駆動自在に設けられ、その外周面に
現像剤りによる磁気ブラシを形成させて、感光体ドラム
１１表面の静電潜像を現像化する。

前記パドル２には、現像剤りを掬い上げるための撹拌羽
根として複数のブレード４が回転軸２ａに固設されてい
る。該ブレード４は、その先端部が回転軸２ａ方間に長
く板状に形成され、回転軸２　ａ　”の固設部位ど前記
先端部５との間に回転軸２ａ方向に長く連通して形成さ
れた切欠孔６を有してなっている。更に、先端部５から
前記切欠孔６に向ＩＪて、切出片７が回転軸２ａ方向に
所定の間隔毎に櫛状に突出して形成されている。

こ０人うなブレード４は、プレス加工により前記先端部
５．切出片７．切欠孔６が一体的に打ち抜かれて形成さ
れる。更にブレード４は、曲げ部位の１２にて屈曲され
ることにより、先端部５が現像剤りに対して掬い角θを
有することになる。掬い角θば、現像剤りを掬い上げる
と共に掬い上げた現像剤りをパドル回転軸軸に向けて搬
送するのに必要な角度であって、現像剤りに対して例え
ば７５度以下であるのが好ましい。またこのとき、先端
部５と切出片７とは同一平面上に形成される。

トナーＴを収容するトナーポツパー８は、下面のパドル
２の回転により先端部５が現像剤り中から出現する位置
の」二方位置に開口部を有１〜でいる。

そして、この開口部にはトナー補給ローラ９が回転自在
に装着されている。トナー補給ローラ９は選択的に回転
駆動され、トナーＴをトナーポツパー８から現像室３内
の現像剤りに補給する。

本実施例の現像装置の作用効果を説明する。

上述した構成の現像装置１では、パドル２が図中反時計
回りに回転し、ブレード４の先端部５が現像剤りを掬い
上げて現像剤り中から出現する。

この上方からトナー補給ローラ９を介してトナーＴが補
給される。落下したトナー１゛は、ブレード４の先端部
５によって塊が粉砕される。更にこのトナーＴの上から
、ブレード４の先端部５によって掬い上げられた現像剤
りがかふさり、折り重なった状態で回転軸２ａに向けて
搬送される。このとき、切出片７間の間隙もしくは切欠
孔６に位置する現像剤りは矢印Ｃで示すよ・うにそれぞ
れ擦り抜けて下方に落下する。一方、先端部５もしくば
切出片７により上方に搬送された現像剤りは、その一部
が矢印ａで示すようにスリーブ１０に供給され、残りが
回転方向前方に位置するブレード４の切欠孔６もしくは
切出片７間の間隙を擦り抜けて落下する。（矢印ｄ） このように現像装置１では、ブレ・−ド４の先端部５に
よりトナーＴの塊が粉砕され、トナーが塊のまま現像ス
リーブ１０上に現れるのを防止すると共に、粉砕された
トナーＴに先端部５により掬い上げられた現像剤りがか
ぶさるので、トナーが現像剤上にとどまるのを防止する
。従って、補給されたトナーＴど現像剤りを十分撹拌し
帯電させることができ、ｌ・ナーの飛散を防止すること
が可能で安定したコピー画像を得ることができる。更に
、トナー補給の応答性も向上する。

また、本実施例に係る現像装置１では、パドルが先端部
に掬い角を有してなると共に前記先端部とパドル回転軸
との間に切欠孔が形成されたブレードを具備しているの
で、ブレードの先端部で掬い上げられた現像剤が前記粉
砕されたトナー上にかぶさり、折り重なってパドル回転
軸とブレード先端部との間に搬送され、ブレードに形成
された切欠孔を擦り抜けて下方に落下する。この結果、
現像剤の内部へのトナー補給が迅速に行われると共にト
ナーと現像剤が十分に撹拌される。また、パドル２を高
速回転させても、現像剤りをパドル２の周囲に激しく衝
突させることがなく、掬い上げた現像剤りを切欠孔６等
から擦り抜けて逃がすことができるので、現像剤りに局
部的な圧力を与えずに済む。その結果、パドル２の駆動
トルクは軽くなる。

また、本実施例に係る現像装置１では、ブレード４に切
出片７が形成されているので、現像剤りがパドル２の回
転軸２ａの近傍で多様な撹拌運動を行い、新しく補給し
た１−ナーＴをもより一層速やかに帯電させることがで
きる。

〔発明の効果］ 本発明は上述したような構成になっているので、補給さ
れたトナー及び現像剤を十分に撹拌し帯電させることが
できる。その結果、トナーの飛散を防止することができ
、コピー画像にカブリを生しることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る現像装置を示す概略側
面図、第２図は第１図の現像装置に具備されたパドルの
一部を示す斜視図である。 １・・・現像装置、２・・・パドル、４・ブレード、５
・・・先端部、６・・・切欠孔、７・・・切出片、９・
・・トナー補給ローラ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）現像剤を収容する現像室と、トナーを収容するト
   ナーホッパーと、トナーホッパーから現像室にトナーを
   補給するトナー補給ローラと、前記現像室内に設けられ
   た撹拌羽根を有するパドルとを具備する現像装置であっ
   て、 前記トナー補給ローラは、パドルの回転により前記撹拌
   羽根の先端部が現像剤中から出現する位置の上方に配設
   されることを特徴とする現像装置。
2. （２）前記撹拌羽根は、少なくとも先端部が現像剤を掬
   い上げ該現像剤をパドルの回転軸に向けて搬送可能な角
   度を有してなると共に前記先端部とパドル回転軸との間
   に切欠孔が形成されたブレードであることを特徴とする
   請求項第１項記載の現像装置。
3. （３）前記撹拌羽根には、前記先端部から前記切欠孔に
   向けて突出しパドル回転軸方向に所定間隔毎の櫛状に形
   成された切出片が設けられていることを特徴とする請求
   項第２項記載の現像装置。