JP2506225Y2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2506225Y2
JP2506225Y2 JP1989089790U JP8979089U JP2506225Y2 JP 2506225 Y2 JP2506225 Y2 JP 2506225Y2 JP 1989089790 U JP1989089790 U JP 1989089790U JP 8979089 U JP8979089 U JP 8979089U JP 2506225 Y2 JP2506225 Y2 JP 2506225Y2
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toner
screw
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developing roller
brush
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豊治 石川
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Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2成分現像剤を用いる複写機,プリンタ,
フアクシミリ等の現像装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、スクリユによつて、2成分現像剤を現像ローラ
に対して攪拌・搬送する現像装置においては、トナー補
給時にトナーと現像剤(トナーとキヤリアとの混合
物)、あるいはトナーとキヤリアとを攪拌・混合し、ス
クリユにて現像剤を現像ローラへ搬送するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、トナーと現像剤、あるいはトナー
とキヤリアとが十分に攪拌されず、このため現像剤中の
トナーむらにより、現像時に異常画像が発生したり、ま
た攪拌不足のトナーが現像ローラ上に付着すると、地肌
汚れ、トナー飛散等が発生するという問題があつた。
さらに、スクリユの搬送ピツチに対応した状態で現像
剤が現像ローラへ搬送され、ベタ画像の濃度むらの原因
になつていた。
本考案の目的は、トナーむら、現像剤の搬送むらをな
くし、良好な画像形成ができる現像装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、スクリュによって、2成分現像剤を現像
ローラに対して撹拌・搬送する現像装置において、スク
リュ側の隔壁に投入口が設けられたトナー補給のための
トナーホッパーと、前記投入口に設けられた前記トナー
を分散させて前記スクリュに補給するためのメッシュ部
材と、毛先がスクリュの羽根の部分と交差して前記現像
剤の送り方向であるスクリュの軸方向に揺動し、トナー
および/または現像剤を拡散させる拡散用ブラシとを備
えた構成によって達成される。
〔作用〕
メッシュ部材によりトナーホッパーからのトナーを分
散しながらスクリュに補給され、拡散用ブラシにより現
像剤をばらけた状態で搬送し、現像剤の撹拌・混合を十
分に行うので、スクリュから現像ローラに向かう現像剤
は拡散した状態で搬送される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の正面断面図であつて、1
は感光体、2は非磁性のスリーブ2aとこのスリーブ2aに
内蔵されたマグネツトローラ2bとからなる現像手段、3
はドクタブレード、4は回収ローラ、5はスクレーパ、
6は先端部に弾性部材6aを設けた分離板、7は第1搬送
スクリユ、8は第2搬送スクリユ、9は可撓性部材の攪
拌用羽よりなるアジテータ9aとメツシユ部材9bよりなる
トナーホツパ、10は隔壁、16はケーシング17上壁に固定
された拡散用ブラシ、Aは第2搬送スクリュ8側のトナ
ーホツパ9の壁隔10に形成され、かつメツシユ部材9bが
設けられる投入口、Gは現像剤である。
第2図は第1図の実施例の平面断面図であつて、11は
後側板、12は前側板、13は現像手段2の軸受、14は第1
搬送スクリユ7の軸受、15は第2搬送スクリユ8の軸受
である。
第1図,第2図において、現像手段である現像ローラ
2のマグネツトローラ2bとスリーブ2aとは各々矢印a,b
方向に共に回転するようになつており、現像ローラ2に
は所定のバイアス電圧Vが印加されている。ドクタブレ
ード3は金属ブレード(磁性あるいは非磁性のどちらで
もよい)であり、現像ローラ2との間に0.2〜1.0mmのク
リアランスを保ち、現像剤Gを構成するトナーの通過量
を規制している。なお、現像剤はトナーとキヤリアとで
構成される。
回収ローラ4は磁性ローラであり、現像ローラ2との
間には0.2〜1.0mmのクリアランスを保ち、トナーの一部
を現像ローラ2から回収する。この回収ローラ4の幅を
有効現像幅よりも長くしてあり、回収ローラ4の端部の
トナー回収率を良くしている。さらに回収ローラ4の周
面には非常磁性材料のスクレーパ5が係接しており、回
収トナーを回収ローラ4から分離して第1搬送スクリユ
7側へ導く。
分離板6は非磁性の金属板からなり、現像ローラ2と
の接触部には、例えば高密度ポリエチレンフオーム,ウ
レタンフオーム等からなる耐摩耗性に優れた弾性部材6a
が設けられ、一定圧力にて現像ローラ2の表面に接触し
ている。
第1,第2搬送スクリユ7,8は、非磁性材料より形成さ
れ、中央の隔壁10を挟んで左右に配設されており、第1
図の矢印c,d方向の回転が与えられ、第1,第2搬送スク
リユ7,8によつて第2図の矢印e,fに示す逆方向にトナー
の搬送を行い、トナーの循環をさせている。例えば、第
1搬送スクリユ7はケースの奥(後)から手前(前)
へ、また第2搬送スクリユ8は手前から奥へトナーの搬
送を行う。前記中央の壁隔10は装置内部において、両端
部にて所定量切り欠かれており、第1,第2搬送スクリユ
7,8からのトナーの受け渡しが行われることになる(第
2図の矢印g,h部分)。第1,第2搬送スクリユ7,8の回転
速度は両者共に所定の速度比に保たれる。
トナーホツパ9では、第2搬送スクリユ8側の隔壁10
によつて独立したケース内に配されたアジテータ9aが回
転することにより一定量のトナーを第2搬送スクリユ8
側へ送り込む。上述した第1,第2搬送スクリユ7,8の構
成であれば、ケースの手前側の一端に投入口Aが設けら
れ、一定量のトナーが第2搬送スクリユ8側に入ること
になる。この時、投入口Aを全面開口しているとトナー
がひとかたまりとなつた凝集状態のまま第2搬送スクリ
ユ8側へ入つてしまい、分散(攪拌)させるために時間
がかかるため、所定の目の荒さのメツシユ部材9bを通し
て予めトナーが分散した状態で第2搬送スクリユ8側へ
投入されるようになつている。
また前記投入口Aを手前に設ける理由は、トナー(現
像剤G)が使用される個所、すなわち現像ローラ2まで
搬送されるのに長い距離を取り、その間に十分にトナー
攪拌させるためである。
トナーの補給のタイミングには種々の方法があり、例
えば感光体1上に図示しないフオトセンサパターンを作
像し、その画像濃度を検知し、所定の濃度に達した時に
アジテータ9aを回動させる方法がある。
第3図は拡散ブラシ16とスクリユとの関係を示す側面
図であつて、拡散用ブラシ16の毛先16aは、第1搬送ス
クリユ7の羽根7a部分に対して交差しており、第1搬送
スクリユ7による現像剤Gの送り方向(矢印x)に揺動
可能である。現像剤Gは矢印xへ移動するが、第1搬送
スクリユ7から現像ローラ2へ向かう現像剤Gは拡散用
ブラシ16を通過することにより拡散して、ばらけた状態
で搬送されることになる。
第3図において現像剤Gは拡散用ブラシ16の下部を通
過して現像ローラ2へと向かう。この時、従来では第1
搬送スクリユ7の送りピッチ(羽根7aの形成ピツチ)に
合致した現像剤Gが現像ローラ2へ送り込まれ、作像時
の濃度むらの原因となつていたが、本実施例では拡散用
ブラシ16の存在により送りピツチによる濃度むらの発生
は防げることになる。
前記拡散ブラシ16を第1搬送スクリユ7と交差させる
ことによつて、さらに現像剤Gの拡散は促進され、安定
した現像剤還流が行われる。
第4図は拡散ブラシ16とスクリユとの関係の第2実施
例を示す側面図であつて、拡散用ブラシ16の毛先16a
は、投入口Aの近傍で、かつ第2搬送スクリユ8の羽根
8a部分に対して第3図の第1実施例と同様に交差してい
る。
第5図は拡散ブラシがない従来例の第2搬送スクリユ
8部分の現像剤の状態を示したものであつて、トナーは
メツシユ部材9bを通過後、一部は第2搬送スクリユ8に
て移動されている現像剤Gと混合するが、大半は上方に
飛散し、ケーシング17上壁のM部分に付着してしまう。
また一部の混合したトナーにおいてもキヤリアとの混合
状態が悪く、キヤリア上部にトナーが浮いた状態で搬送
されていた。
しかし、第4図の上記第2実施例では、トナーはメッ
シュ部材9bを通過後、拡散用ブラシ16に当たり、一部は
拡散用ブラシ16に付着し、一部は現像剤Gと混合する。
このように補給されたトナーを拡散用ブラシ16で受ける
ことにより、トナーは確実に現像剤G(キヤリア)と混
合される。
また拡散用ブラシ16が第2搬送スクリユ8と交差して
いることにより、毛先16aが軸方向に揺動しているた
め、拡散用ブラシ16に付着したトナーは現像剤G側へ落
下し、トナーと現像剤Gとは混合し易い状態となる。
このようにトナー補給時、即座に現像剤が混合・搬送
され、効果的に実使用に供される。さらにデツドトナー
が少なくなり、トナー補給の効率が良くなる。
なお、上記実施例では現像ローラ2の構成を、スリー
ブ2aとマグネツトローラ2bとが共に回転するとして説明
したが、本考案は本実施例の現像ローラ2の構成に限定
されるものではない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、トナーホッパ
ーからのトナーはメッシュ部材により分散されながらス
クリユに補給され、補給されたトナーを含む現像剤を現
像ローラに搬送するスクリュにおいてはスクリュの羽根
の部分と交差して現像剤の送り方向に揺動する拡散用ブ
ラシの毛先によって現像剤をばらけた状態で搬送するの
で、現像剤の撹拌・混合が十分になされ、拡散した状態
で搬送でき、トナーむら及び現像剤の搬送むらを防ぎ、
良好な画像を形成を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による現像装置の第一実施例の正面断面
図、第2図は同実施例の平面断面図、第3図は拡散用ブ
ラシとスクリユの関係を示す側面図、第4図は拡散用ブ
ラシとスクリユの関係の第二実施例を示す側面図、第5
図は従来例の現像剤の状態を示す側面図である。 2……現像ローラ、7,8……スクリユ、7a,8a……羽根、
9……トナーホツパ、9b……メツシユ部材、10……隔
壁、16……拡散用ブラシ、A……投入口、G……現像
剤。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリュによって、2成分現像剤を現像ロ
    ーラに対して撹拌・搬送する現像装置において、 スクリュ側の隔壁に投入口が設けられたトナー補給のた
    めのトナーホッパーと、 前記投入口に設けられ前記トナーを分散させて前記スク
    リュに補給するためのメッシュ部材と、 毛先がスクリュの羽根の部分と交差して前記現像剤の送
    り方向であるスクリュの軸方向に揺動し、トナーおよび
    /または現像剤を拡散させる拡散用ブラシと、 を備えていることを特徴とする現像装置。
JP1989089790U 1989-08-01 1989-08-01 現像装置 Expired - Lifetime JP2506225Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS63146079A (ja) * 1986-12-10 1988-06-18 Canon Inc 現像装置

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JPH0329955U (ja) 1991-03-25

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