JPH03220329A - 糸の仮撚方法 - Google Patents

糸の仮撚方法

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JPH03220329A
JPH03220329A JP1556290A JP1556290A JPH03220329A JP H03220329 A JPH03220329 A JP H03220329A JP 1556290 A JP1556290 A JP 1556290A JP 1556290 A JP1556290 A JP 1556290A JP H03220329 A JPH03220329 A JP H03220329A
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JP
Japan
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yarn
twister
false
rotating body
twist
Prior art date
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JP1556290A
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English (en)
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Osamu Hirao
修 平尾
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、糸をニップして加熱するニジブタイブの仮撚
機を用いる仮撚方法に係わり、特に高速加工が可能な糸
の仮撚方法に関する。
〔従来の技術〕
糸の仮撚方法としては、糸をニップして加熱するニップ
タイプの仮撚機を用いるものが知られている。このニッ
プタイプの仮撚機の代表例として、ツイスタ−ベルト仮
撚機がある。糸は二本の特殊なツイスタ−ベルトで完全
にニップされ、ツイスタ−ベルトと糸の間ではスリップ
のない状態で撚られるものである。このツイスタ−ベル
ト仮撚機は、広範囲の撚数の設定が可能であり、解撚張
力も自由に選択できるので、高品質加工糸に最適である
。そして、近年このツイスタ−ベルト仮撚機において、
高効率化、低コスト化のためにより高速の仮撚加工が望
まれている。しかしながら、ツイスタ−ベルト仮撚機の
加工速度は600〜800m/minが一般的であり、
それ以上の加工速度は特殊な糸でしか実用化されていな
い、その原因は、毛羽(フィラメントの一本が切断した
状J!り、未解撚斑(解撚の不均一状態)等の加工糸の
欠陥が高速加工と共に増大するからである。高速加工を
実現するためには、これらの毛羽、未解撚斑等の発生を
抑える必要がある。
従来、毛羽を抑える方法としては、糸に対する仕上げ油
剤の選定、糸の水分率のコントロール等の加工条件の変
更によって対応するものが知られている。また、解撚領
域に20〜200TPM(Twist Per Met
er)の逆撚りを存在せしめる方法も提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の技術で述べた毛羽を抑える方法のうち、加工条件
の変更によるものは限度があり、加工速度は600〜8
00m/min程度の加工速度が限界である。解撚領域
に20〜200TPMの逆撚りを存在せしめる方法も、
2007PMを越えると未解撚環が発生し昌く、安定性
に欠けるとされ、毛羽と未解撚環の双方の発生を抑えて
、高速加工を可能とするものではない、何れの方法も6
00〜800m/minを越える高速加工を可能とする
ものではないという問題点があった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、ニッ
プタイプの仮撚機を用いる糸の仮撚方法において、高速
加工領域における毛羽や未解撚環の発生を抑え、高速解
舒性にも冨む加工糸を得ることができる糸の仮撚方法を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明における糸の仮撚方
法は、ニップタイプの仮撚機の下流に糸張力に依存する
仮撚機を配置し、1000TPM(Twist Per
 Meter)以上で逆撚りするものである。
すなわち、特定の仮撚機の組み合わせであって、常識を
上回る1100OTP以上の高逆撚りを付与する方法で
ある。
そして、特定の仮撚機として、ニップタイプの仮撚機と
、回転体に糸を巻回し、回転体下流の糸と回転体上流の
糸を接触状態で交差させ撚りを入れるものの組み合わせ
が好ましい。
〔作用〕
ニップタイプの仮撚機としてはツイスタ−ベルト仮撚機
がその代表例であり、上流は加熱状態となり、下流は撚
りがゼロの解撚状態とするものである。糸をニップして
撚りを加えるので、解撚は糸の走行方向の糸張力に依存
している。そして、高速化に伴う糸のスリップ等に起因
して糸張力の変動が発生し、高速加工領域における解撚
が不安定になりがちである。一方、糸張力に依存する仮
撚機としては、回転体に糸を巻回し、回転体下流の糸と
回転体上流の糸を接触状態で交差させ撚りを入れるもの
がその好適例である。糸同士の接触で撚るものであり、
加熱力は糸張力に依存する。
また、撚りが加わると糸張力が減少するものであり、糸
張力に依存する仮撚機は糸張力の変動に応じた撚りを加
え、糸張力を均一化する。そこで、ニップタイプの仮撚
機の下流に糸張力に依存する仮撚機を配置し逆撚りを加
えることによって、解撚張力に応じた解撚の補助を行な
い、高速加工領域における解撚を安定化させる。毛羽等
が比較的出やすい条件でテストされた第1図に示される
ように、特に毛羽は逆撚り1100OTPまでで急激に
減少しており、それ以上は緩やかな減少となっている。
したがって、高速加工領域を可能とするためには、逆撚
りを1000TPM以上にする必要がある。1100O
TP未満であると、毛羽の減少程度が少なく、高速加工
にさほど寄与しない、なお、未解撚環は500TPM以
上で発生しなくなっている。この傾向は、二・ノブタイ
プの仮撚機の撚り数(数千7PM)や糸種に関係なく、
略一定である。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
第2図は、本発明方法に用いられる仮撚機の斜視図であ
る。第2図において、ツイスタ−ベルト仮撚機1の下流
に逆撚りのための回転体板撚機2を配置したものである
0図示例では、ツイスタ−ベルト仮撚機1上流の糸Yは
Z撚りが加えられ、ツイスタ−ベルト仮撚Illと回転
体板撚機2の間の糸Y2は逆撚りであるS撚りが加えら
れている。
そして、回転体板撚機2下流の糸Y1は解撚されている
ツイスタ−ベルト仮撚機1は交差配置され逆方向に走行
する2本のツイスタ−ベルト11で完全にニップされ、
ツイスタ−ベルト11と糸Yの間ではスリップのない状
態で撚られるものである。
糸Yはツイスタ−ベルト11の間でニップされて加熱さ
れるので、加熱力は糸張力に依存せず、ツイスタ−ベル
ト11の接圧力で決まる。したがって、ツイスタ−ベル
ト仮撚機1前後の加熱張力Tと解撚張力T、は、ツイス
タ−ベルト11の送り速度と第1フイードローラ3又は
第2フイードローラ4の送り速度の差で決まる別個の値
となる。
通常、解撚張力T2/加熱張力T、は0.5〜2゜5に
設定される。
第3図は回転体板撚機の詳細を示す図である。
第3図(a)において、回転体21の回転軸22は糸Y
の走行方向に対して斜めに配置され、糸Yは回転体21
に傾斜角θで巻回されるようになっている。回転体21
に反時計方向で巻回された下流側の糸Y1は上流側の糸
Y2の下を潜り、上流側の糸Y2は接触状態で下流側の
糸Y1と交差している。糸Yが走行すると回転体21上
の糸Yは下方へ送られようとする。しかし、図示されな
いガイド部材等によって糸Yが位置規制されているので
、糸Yは回転体21上を転がって撚りが入る。
更にJ第3図(c)に示すように、上流側の糸Y2は下
流側の糸Yl上を摩擦により転がり、回転体21上の撚
りと同方向の撚りが入る。そして、糸同士の摩擦による
撚りと回転円筒上の撚りが相乗的に加算される。このよ
うに、上流側の糸Y2はS撚りの加熱状態となる。糸同
士の摩擦による撚りが主体であるので、糸張力に依存し
て高撚数(100OTPM以上)の撚りが入る6次に、
第3図(d)に示すように、回転体21に対する糸Yの
巻回方向を時計方向とすると、糸同士の摩擦による撚り
と回転円筒上の撚りの方向は共に逆となりZ撚りが入る
。S撚りとZ撚りの切り換えは単に巻回方向を変えるだ
けでよい、なお、第3図(b)に示すように、糸Yは直
線的に走行するとは限らず、図示のように回転体21に
対する巻回角度を増して走行させることもできる。
つぎに、これらの仮撚機1.2が適用される延伸仮撚装
置の機器構成例を第4図に基づいて説明する。第4図に
おいて、糸Yは、上流側の第1フイードローラ3と下流
側の第2フイードローラ4によって延伸可能な所定の糸
張力に保持される。
これら二組のフィードローラ3.4の間の下流側に、ツ
イスタ−ヘルド仮撚機1と回転体板撚機2が設けられて
いる。このツイスタ−ベルト仮撚機1によって、フィー
ドローラ3までの糸Yは撚りが入った状態となっている
。また、これら二組のフィードローラ3.4の間の上流
側に、熱固定用のヒータ5が設けられている。このヒー
タ5は、撚りの入った糸Yを延伸温度まで加熱するので
、ダウサム蒸気等で精度良く温度コントロールされた熱
板に糸を接触させながら加熱する熱板型等が採用されて
いる。下流側のフィードローラ4の後に、さらに第3の
フィードローラ6が設けられ、これら二組のフィードロ
ーラ4,6間に、二次ヒータ7が設けられている。この
二次ヒータ7は、かさ高加工後の糸に再熱処理を行って
伸縮性を減じ、かさ真性のみ残すものである。しかし、
二次ヒータ7は必須ではなく、糸Yの種類によって作動
させるものである。特に、糸張力に依存する仮撚機とし
ての回転体板撚機2は、構造が簡単で操作も容易であり
、ツイスタ−ヘルド仮撚機lの下流に付設するのに適し
ている。
つぎに、上述した仮撚機1,2を用いて、糸を延伸仮撚
した場合の結果を説明する。糸は75436’のDTF
を用い、900m/minの高速加工領域で延伸仮撚し
た。ツイスタ−ベルト仮撚機1で3400TPMのZ撚
りし、回転体板撚機2で120OTPMのS撚りした場
合と、Z撚りのみの場合の双方について、毛羽又は未解
拡環がでやすい条件を設定し、加工糸12000m当た
りの毛羽数と、100m当たりの未解撚理数と、顕在巻
縮率〔(1゜−1+)/1oX100%〕を測定した結
果を第1表に示す。
第1表 第1表から明らかなように、ツイスターベルト仮撚機1
のみでは、毛羽数及び未解撚理数とも発生しやすく、9
00m/minの高速加工領域での延伸仮撚が不可能で
あるが、回転体板撚機2で1200TPMの逆撚りを施
すと毛羽数及び未解撚理数とも少なくなり、高速加工が
可能である。
さらに、顕在巻縮率も、約3%上昇している。したがっ
て、糸の断面形状が良くなり、パンケージにおける高速
解舒性にも冨む。
〔発明の効果〕
本発明における糸の仮撚方法は、ニップタイプの仮撚機
の下流に糸張力に依存する仮撚機を配置し、1000 
T P M (Twist Per Meter)以上
で逆撚りするものである。すなわち、特定の仮撚機の組
み合わせであって、常識を上回る1100OTP以上の
高逆撚りを付与する方法であり、毛羽及び未解拡環の発
生を抑えたので、高速加工が可能となり加工ゾーンを広
げることができる。また、顕在巻縮率も向上するので、
パンケージ形状が良くなり、高速解舒性も向上させるこ
とができる。
特定の仮撚機の組み合わせとして、回転体に糸を巻回し
、回転体下流の糸と回転体上流の糸を接触状態で交差さ
せ逆撚りするものは、構造が簡単で操作も容易であり、
ツイスタ−ベルト仮撚機1の下流に付設するのに適して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は逆撚りと毛羽数及び未解撚理数の関係を示すグ
ラフ図、第2図は本発明方法に用いられる仮撚機の斜視
図、第3図は回転体板撚機の詳細を示す図、第4図は延
伸仮撚装置の機器配置を示す図である。 l・・・ツイスタ−ベルト仮撚機 にツブタイプの仮撚機)、 2・・・回転体板撚機 (糸張力に依存する仮撚機)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニップタイプの仮撚機の下流に糸張力に依存する
    仮撚機を配置し、1000TPM(Twist Per
     Meter)以上で逆撚りすることを特徴とする糸の
    仮撚方法。(2)糸張力に依存する仮撚機は回転体に糸
    を巻回し、回転体下流の糸と回転体上流の糸を接触状態
    で交差させ撚りを入れるものである請求項1記載の糸の
    仮撚方法。
JP1556290A 1990-01-25 1990-01-25 糸の仮撚方法 Pending JPH03220329A (ja)

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