JPH0299628A - ピン仮撚加工方法およびその仮撚付与装置 - Google Patents
ピン仮撚加工方法およびその仮撚付与装置Info
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- JPH0299628A JPH0299628A JP25022088A JP25022088A JPH0299628A JP H0299628 A JPH0299628 A JP H0299628A JP 25022088 A JP25022088 A JP 25022088A JP 25022088 A JP25022088 A JP 25022088A JP H0299628 A JPH0299628 A JP H0299628A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/02—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
- D02G1/0206—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting
Landscapes
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、1〜ルクヤーンを製造するために好適なピン
仮撚加工方法およびその仮撚付与装置に関するものであ
る。特に、仮撚加工時の糸切れ減少および得られるトル
クヤーンのトルク変動の抑制に有効なピン仮撚加工方法
およびその仮撚付与装置に関するものである。
仮撚加工方法およびその仮撚付与装置に関するものであ
る。特に、仮撚加工時の糸切れ減少および得られるトル
クヤーンのトルク変動の抑制に有効なピン仮撚加工方法
およびその仮撚付与装置に関するものである。
[従来の技術]
トルクヤーン(それに軽度の捲縮を付加してなる微捲縮
トルクヤーンも含む)は、実質的に非捲縮性であること
により、高い透明性を有する素肌感覚のストッキングと
することができるので、特にファツション性の点から有
用性の高いストッキング用糸条である。
トルクヤーンも含む)は、実質的に非捲縮性であること
により、高い透明性を有する素肌感覚のストッキングと
することができるので、特にファツション性の点から有
用性の高いストッキング用糸条である。
このトルクヤーンにより編成されたストッキング編地で
は、個々の編目ループが糸条のトルク力に応じて形成さ
れる傾斜と膨らみとをもっていて、この傾斜と膨らみと
によって編地の伸縮性が発揮されるという編@造となっ
ている。そ1ノで、このトルクヤーンによるストッキン
グ編地の編成は、通常、そのSトルク糸と7トルク糸と
を交互に編成することにより行われ、17られるストッ
キング編地は傾斜方向が交互に異なった組織となってい
る。
は、個々の編目ループが糸条のトルク力に応じて形成さ
れる傾斜と膨らみとをもっていて、この傾斜と膨らみと
によって編地の伸縮性が発揮されるという編@造となっ
ている。そ1ノで、このトルクヤーンによるストッキン
グ編地の編成は、通常、そのSトルク糸と7トルク糸と
を交互に編成することにより行われ、17られるストッ
キング編地は傾斜方向が交互に異なった組織となってい
る。
前記トルクヤ−ンの製造に適した仮撚加工方法として、
固定ピン、糸送りローラ、前記固定ピンの順に糸条を巻
き掛け、かつ、前記固定ピン上で、その入側糸条と出側
糸条とを1回以上撚り合せて糸条走行させることにより
仮撚を発生させ、その入側糸条の上流に発生するh口撚
部を加熱・冷却するピン仮撚加工により製造する方法が
知られている(特公昭48−8308号公報など)。ま
た、交叉ピン部で同様に入側糸条と出側糸条を撚り合せ
て仮撚加工する方法も知られている(特開昭55 36
344@公報)。
固定ピン、糸送りローラ、前記固定ピンの順に糸条を巻
き掛け、かつ、前記固定ピン上で、その入側糸条と出側
糸条とを1回以上撚り合せて糸条走行させることにより
仮撚を発生させ、その入側糸条の上流に発生するh口撚
部を加熱・冷却するピン仮撚加工により製造する方法が
知られている(特公昭48−8308号公報など)。ま
た、交叉ピン部で同様に入側糸条と出側糸条を撚り合せ
て仮撚加工する方法も知られている(特開昭55 36
344@公報)。
これらピン仮撚法によると、トルクヤーンに必要な比較
的低水準の仮撚数でも安定して仮撚することができるの
で、ピン仮撚法は高品質のトルクヤーンを工業的に製造
するために最適である。
的低水準の仮撚数でも安定して仮撚することができるの
で、ピン仮撚法は高品質のトルクヤーンを工業的に製造
するために最適である。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、従来のピン仮撚法によると、17られるトル
クヤーンのトルク変動が比較的大きくなり易いという問
題がおる。トルク力の糸条長さ方向の変動が大きくなる
と、そのトルクヤーンから得られるストッキング編地に
おいて、個々の編目ループの傾斜度および膨らみの変動
が大きくなって編地外観上の斑となって現れ、得られる
ストッキングの編地外観斑が生じる。従って、トルク変
動を小さくすることが望まれていた。
クヤーンのトルク変動が比較的大きくなり易いという問
題がおる。トルク力の糸条長さ方向の変動が大きくなる
と、そのトルクヤーンから得られるストッキング編地に
おいて、個々の編目ループの傾斜度および膨らみの変動
が大きくなって編地外観上の斑となって現れ、得られる
ストッキングの編地外観斑が生じる。従って、トルク変
動を小さくすることが望まれていた。
また、編地の伸縮性はトルク力による編目の傾斜および
膨らみに依存するので比較的弱い伸縮となり易く、スト
ッキングとして重要な特性であるフィツト性(足への密
着性)が不足したものとなりがちである。従って、その
フィツト性を高めるために、トルク水準をある程度以上
に高めておくことも望まれてる。
膨らみに依存するので比較的弱い伸縮となり易く、スト
ッキングとして重要な特性であるフィツト性(足への密
着性)が不足したものとなりがちである。従って、その
フィツト性を高めるために、トルク水準をある程度以上
に高めておくことも望まれてる。
しかし、従来のピン仮撚法によったのでは、高トルクと
する程、そのトルク糸のトルク変動が大きくなるので、
(qられるストッキングの編地外観斑がざらに増大し、
大きな問題点となってくる。
する程、そのトルク糸のトルク変動が大きくなるので、
(qられるストッキングの編地外観斑がざらに増大し、
大きな問題点となってくる。
このように、得られるストッキングの編地外観斑を防止
するためにはトルクヤーンのトルク変動は小さく抑える
ことが必要であって、そのためにはトルクをなるべく低
く抑えなくてはならず、フィツト性が不足する。逆に、
トルクを高めるとフィツト性は向上するが、トルク変動
が大きくなって編地外観斑が顕著となる。
するためにはトルクヤーンのトルク変動は小さく抑える
ことが必要であって、そのためにはトルクをなるべく低
く抑えなくてはならず、フィツト性が不足する。逆に、
トルクを高めるとフィツト性は向上するが、トルク変動
が大きくなって編地外観斑が顕著となる。
従って、従来は、得られるストッキングの編地外観斑を
生じることなくフィツト性を十分高めることは困難であ
るとみられていた。
生じることなくフィツト性を十分高めることは困難であ
るとみられていた。
ざらに、上記従来のピン仮撚法では、加工時の糸切れが
比較的多いという別の問題もあった。
比較的多いという別の問題もあった。
そこで、本発明は、従来のピン仮撚法を改善し、高フィ
ツト性かつ編地外観斑欠点の少ないストッキングとする
ことができるトルク加工糸を製造するために有効で、し
かも、仮撚加工時の糸切れを減少させることができるピ
ン仮撚加工方法およびその仮撚付与装置を提供すること
を、主たる目的とする。
ツト性かつ編地外観斑欠点の少ないストッキングとする
ことができるトルク加工糸を製造するために有効で、し
かも、仮撚加工時の糸切れを減少させることができるピ
ン仮撚加工方法およびその仮撚付与装置を提供すること
を、主たる目的とする。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、一定速
度で給糸された熱可塑性合成繊維糸条(Y)を、固定ピ
ン(6)、糸送りローラ(7)、前記固定ピン(6)の
順に巻き掛け、前記固定ピン(6)上で、その入側糸条
と出側糸条とを1回以上撚り合せた状態を保ちつつ糸条
走行させて、該撚り合せの上流側に仮撚を発生させるこ
と、および、該仮撚付与糸条部分を加熱し冷却すること
によりピン仮撚加工を行う方法において、前記撚り合せ
の上流側の糸条張力(T1)に対する前記撚り合せの下
流側の糸条張力(T2)の比(T 2/T 1 )を、
0.8〜1.5とするピン仮撚加工方法からなり、また
、請求項3は、固定ピン(6)、糸送りローラ(7)、
前記固定ピン(6)の順に糸条を巻き掛け、かつ、前記
固定ピン(6)上で、その入側糸条と出側糸条とを1回
以上撚り合せて糸条走行させることにより仮撚を発生さ
せるピン仮撚装置において、前記糸送りローラ(7)が
一定速度で駆動回転する積極駆動ローラであり、かつ、
上流側から前記撚り合せに入る糸条路と前記糸送りロー
ラから前記固定ピンに入る糸条路とがなす撚り合せ角(
θ)、および/または、前記固定ピンから前記糸送りロ
ーラに向う糸条路と前記撚り合せから下流側の糸条路と
がなす撚り分け角(φ)を変動調整する手段が設けられ
ている仮撚付与装置からなる。
度で給糸された熱可塑性合成繊維糸条(Y)を、固定ピ
ン(6)、糸送りローラ(7)、前記固定ピン(6)の
順に巻き掛け、前記固定ピン(6)上で、その入側糸条
と出側糸条とを1回以上撚り合せた状態を保ちつつ糸条
走行させて、該撚り合せの上流側に仮撚を発生させるこ
と、および、該仮撚付与糸条部分を加熱し冷却すること
によりピン仮撚加工を行う方法において、前記撚り合せ
の上流側の糸条張力(T1)に対する前記撚り合せの下
流側の糸条張力(T2)の比(T 2/T 1 )を、
0.8〜1.5とするピン仮撚加工方法からなり、また
、請求項3は、固定ピン(6)、糸送りローラ(7)、
前記固定ピン(6)の順に糸条を巻き掛け、かつ、前記
固定ピン(6)上で、その入側糸条と出側糸条とを1回
以上撚り合せて糸条走行させることにより仮撚を発生さ
せるピン仮撚装置において、前記糸送りローラ(7)が
一定速度で駆動回転する積極駆動ローラであり、かつ、
上流側から前記撚り合せに入る糸条路と前記糸送りロー
ラから前記固定ピンに入る糸条路とがなす撚り合せ角(
θ)、および/または、前記固定ピンから前記糸送りロ
ーラに向う糸条路と前記撚り合せから下流側の糸条路と
がなす撚り分け角(φ)を変動調整する手段が設けられ
ている仮撚付与装置からなる。
さらに、前記糸送りローラ(7)は、前記撚り合せの下
流側における糸条引取走行速度に対して0.98〜1.
02倍の一定速度で駆動回転することが好ましく、また
、前記ピン仮撚装置は、前記糸送りローラ(7)および
/または前記固定ピン(6)が設置位置調整可能に取付
けられていることにより、および/または、前記撚り合
せから下流側の糸条路に第2糸送りローラ(12)が設
けられ、かつ、該第2糸送りローラ(12)の設置位置
が前記固定ピン(6)の位置を中心にして回動調整可能
であることにより、前記撚り合せ角(θ)および/また
は前記撚り分け角(φ)が変動調整されることが好まし
い。
流側における糸条引取走行速度に対して0.98〜1.
02倍の一定速度で駆動回転することが好ましく、また
、前記ピン仮撚装置は、前記糸送りローラ(7)および
/または前記固定ピン(6)が設置位置調整可能に取付
けられていることにより、および/または、前記撚り合
せから下流側の糸条路に第2糸送りローラ(12)が設
けられ、かつ、該第2糸送りローラ(12)の設置位置
が前記固定ピン(6)の位置を中心にして回動調整可能
であることにより、前記撚り合せ角(θ)および/また
は前記撚り分け角(φ)が変動調整されることが好まし
い。
以下、本発明に係るピン仮撚加工方法およびその装置を
、第1〜5図に沿って説明する。第1図は、本発明に係
る加工方法の工程の一例を示す概略図であり、また、第
2〜4図は、その仮撚付与部分を例示する拡大図である
。第5図は、本発明法の他の実施態様を示す概略図であ
る。
、第1〜5図に沿って説明する。第1図は、本発明に係
る加工方法の工程の一例を示す概略図であり、また、第
2〜4図は、その仮撚付与部分を例示する拡大図である
。第5図は、本発明法の他の実施態様を示す概略図であ
る。
本発明のピン仮撚加工方法で用いる仮撚付与装置は、一
定速度で給糸された熱可塑性合成繊維糸条(Y)を、固
定ピン(6)、糸送りローラ(7)、前記固定ピン(6
)の順に巻き掛け、かつ、前記固定ピン(6)上で、そ
の入側糸条と出側糸条とを1回以上撚り合せた状態を保
ちつつ糸条走行させるという、ピンを用いて仮撚りを付
与する装置である。
定速度で給糸された熱可塑性合成繊維糸条(Y)を、固
定ピン(6)、糸送りローラ(7)、前記固定ピン(6
)の順に巻き掛け、かつ、前記固定ピン(6)上で、そ
の入側糸条と出側糸条とを1回以上撚り合せた状態を保
ちつつ糸条走行させるという、ピンを用いて仮撚りを付
与する装置である。
この仮撚付与装置を用いて熱可塑性合成繊維を仮撚加工
する際には、前記撚り合せの上流側の糸条張力(T1)
に対する前記撚り合せの下流側の糸条張力(T2)の比
(T2/T1)を、0.8〜1.5の範囲とすることが
本発明の目的を達成するために必要であり、この張力比
(T2/T1)は、例えば、糸送りローラ(7)を一定
速度で駆動回転する積極駆動ローラとすることにより、
好ましくは、その駆動回転表面速度(S3)を、前記撚
り合せの下流側における糸条引取走行速度(S2)に対
して0.98〜1.02倍の一定速度とすることにより
、容易に得ることができる。
する際には、前記撚り合せの上流側の糸条張力(T1)
に対する前記撚り合せの下流側の糸条張力(T2)の比
(T2/T1)を、0.8〜1.5の範囲とすることが
本発明の目的を達成するために必要であり、この張力比
(T2/T1)は、例えば、糸送りローラ(7)を一定
速度で駆動回転する積極駆動ローラとすることにより、
好ましくは、その駆動回転表面速度(S3)を、前記撚
り合せの下流側における糸条引取走行速度(S2)に対
して0.98〜1.02倍の一定速度とすることにより
、容易に得ることができる。
第1図において糸条(Y)は供給パッケージ(1)から
案内ガイド(2および2°)を経て、給糸ローラ(3)
により仮撚域に一定速度で給糸される。そして、糸条(
Y)は給糸ローラ(3)から撚止めテンサー(4)を経
て加熱ゾーンに入り、撚入り糸(Ya)となって加熱板
(5)により加熱され、その後に糸条は自然冷却されて
、撚セットされた糸(Yb)となる。
案内ガイド(2および2°)を経て、給糸ローラ(3)
により仮撚域に一定速度で給糸される。そして、糸条(
Y)は給糸ローラ(3)から撚止めテンサー(4)を経
て加熱ゾーンに入り、撚入り糸(Ya)となって加熱板
(5)により加熱され、その後に糸条は自然冷却されて
、撚セットされた糸(Yb)となる。
この(Ya)〜(yb)の部分で糸条は(糸の走行速度
<m1分)X仮撚数(t/m) )にほぼ相当する回転
をしている。この回転は、固定ピン(6)上で入側糸条
と出側糸条とが1回以上、撚り合されていることによる
糸と糸との摩擦ころがりによって付与されているのであ
る。
<m1分)X仮撚数(t/m) )にほぼ相当する回転
をしている。この回転は、固定ピン(6)上で入側糸条
と出側糸条とが1回以上、撚り合されていることによる
糸と糸との摩擦ころがりによって付与されているのであ
る。
この撚り合せ部分を拡大して示す第2図で説明すると、
撚り合せ直前の加熱部糸条(Yb)は、固定ピン(6)
上で、糸送りローラ(7)を経た出側糸条(Yd)と1
回以上撚り合され、続いて、糸送りローラ(7)および
固定ピン(6)上での撚り合せを経た後に、解撚部糸条
(Ye)となって一定速度で引取られる。本発明法で特
定した加工張力比(T2/T1)の値は、上記加熱部糸
条(Yb)の張力(T1)に対する上記解撚部糸条(y
e)の張力(T2)の比である。
撚り合せ直前の加熱部糸条(Yb)は、固定ピン(6)
上で、糸送りローラ(7)を経た出側糸条(Yd)と1
回以上撚り合され、続いて、糸送りローラ(7)および
固定ピン(6)上での撚り合せを経た後に、解撚部糸条
(Ye)となって一定速度で引取られる。本発明法で特
定した加工張力比(T2/T1)の値は、上記加熱部糸
条(Yb)の張力(T1)に対する上記解撚部糸条(y
e)の張力(T2)の比である。
第2図および第3図はS仮撚りを付与する場合の糸の撚
り合せ状態を例示するものであり、また、第4図は、Z
仮撚りを付与する場合の糸の撚り合せ状態を例示するも
のである。
り合せ状態を例示するものであり、また、第4図は、Z
仮撚りを付与する場合の糸の撚り合せ状態を例示するも
のである。
そして、上記加工張力比(T2/T1)を0.8〜1.
5の範囲に設定するには、糸送りローラ(7)の表面速
度(S3)を引取ローラ(8)での糸条引取り速度(S
2)に対し、0.98〜1.02倍の一定速度に制御し
て駆動回転させることが有効である。
5の範囲に設定するには、糸送りローラ(7)の表面速
度(S3)を引取ローラ(8)での糸条引取り速度(S
2)に対し、0.98〜1.02倍の一定速度に制御し
て駆動回転させることが有効である。
第1図では、引取ローラ(8)およびそのセパレートロ
ーラ(9)により、解撚された糸条(ye)は−定速度
で引取られ、その後ダウンツイスタ−装置のリング・ト
ラベラ−装置(10)を介して、回転している巻取パッ
ケージ(11)にトルクヤーンとして巻取られる。
ーラ(9)により、解撚された糸条(ye)は−定速度
で引取られ、その後ダウンツイスタ−装置のリング・ト
ラベラ−装置(10)を介して、回転している巻取パッ
ケージ(11)にトルクヤーンとして巻取られる。
このような仮撚加工を行う仮撚付与装置は、任意の仮撚
数を設定できることが必要であり、このため、固定ピン
(6)上での糸条の撚り合せ角(θ)および/または撚
り分け角(φ)を調整設定できるようにすることを要す
る。
数を設定できることが必要であり、このため、固定ピン
(6)上での糸条の撚り合せ角(θ)および/または撚
り分け角(φ)を調整設定できるようにすることを要す
る。
例えば、第2図に示す如く、固定ピン(6)と駆動軸で
一定回転する糸送りローラ(7)とを対応して設け、こ
の糸送りローラ(7)を符号(イ)で示すように固定ピ
ン(6)の周りを衛星的に移動設定可能とすることによ
り、撚り合せ角(0)と撚り分【ノ角(φ)とを調整設
定するようにしてもよい。
一定回転する糸送りローラ(7)とを対応して設け、こ
の糸送りローラ(7)を符号(イ)で示すように固定ピ
ン(6)の周りを衛星的に移動設定可能とすることによ
り、撚り合せ角(0)と撚り分【ノ角(φ)とを調整設
定するようにしてもよい。
この場合、糸送りローラ(7)の回転の駆動源の軸を、
固定ピン(6)の軸の延長線上に設け、ここからギヤ駆
動またはベルト駆動で糸送りローラ(7)の駆動軸に回
転を伝達する方式とすることが好ましく、この方式によ
れば固定ピン(6)の周りで容易に衛星的に移動設定す
ることができる。
固定ピン(6)の軸の延長線上に設け、ここからギヤ駆
動またはベルト駆動で糸送りローラ(7)の駆動軸に回
転を伝達する方式とすることが好ましく、この方式によ
れば固定ピン(6)の周りで容易に衛星的に移動設定す
ることができる。
また、固定ピン(6)を移動させることにより撚り合せ
角(θ)と撚り分け角(φ)とを調整設定する方式とし
てもよく、この場合は、第3図に示す符号(ハ)のよう
に糸送りローラ(7)の周りを衛星的に、固定ピン(6
)を移動設定する方式や、符号(ニ)のように直線的に
固定ピン(6)を移動設定させる方式が挙げられる。
角(θ)と撚り分け角(φ)とを調整設定する方式とし
てもよく、この場合は、第3図に示す符号(ハ)のよう
に糸送りローラ(7)の周りを衛星的に、固定ピン(6
)を移動設定する方式や、符号(ニ)のように直線的に
固定ピン(6)を移動設定させる方式が挙げられる。
一般に、仮撚り数を大きくするには、撚り合せ角(θ)
と撚り分り角(φ)とを大にすればよいが、固定ピンと
糸送りローラとの相対的位置によりそれら角度を調整す
る第2図や第3図に示すような場合では、撚り合せ角(
θ)と撚り分け角(φ)とは連動して逆向きに変化する
ので、撚り合せ角(θ)と撚り分け角(φ)とを独立に
調整設定することは困難であり、従って、調整し得る仮
撚り数の変化範囲はあまり広くできない。
と撚り分り角(φ)とを大にすればよいが、固定ピンと
糸送りローラとの相対的位置によりそれら角度を調整す
る第2図や第3図に示すような場合では、撚り合せ角(
θ)と撚り分け角(φ)とは連動して逆向きに変化する
ので、撚り合せ角(θ)と撚り分け角(φ)とを独立に
調整設定することは困難であり、従って、調整し得る仮
撚り数の変化範囲はあまり広くできない。
これに対し、さらに高仮撚り数を達成し、かつ各種仮撚
数の設定をざらに容易にするためには、第4図に示す装
置が有効である。これは、撚り合せの下流側に第2糸送
りローラ(12)を設け、かつこの第2糸送りローラ(
12)を固定ピン(6)の周りに符号(ロ)のように衛
星的に移動設定可能とした方式としたものであり、これ
により撚り分け角(φ)は独立して設定の水準に設定可
能となる。
数の設定をざらに容易にするためには、第4図に示す装
置が有効である。これは、撚り合せの下流側に第2糸送
りローラ(12)を設け、かつこの第2糸送りローラ(
12)を固定ピン(6)の周りに符号(ロ)のように衛
星的に移動設定可能とした方式としたものであり、これ
により撚り分け角(φ)は独立して設定の水準に設定可
能となる。
さらに、撚り合せ角(θ)の調整設定のために、この糸
送りローラ(7)を符号(イ)のように移動設定する手
段を併用してもよいしく第4図)、また、固定ピン(6
)を移動させて調整設定する手段を併用してもよい。こ
のようにすると、撚り合せ角(θ)と撚り分け角(φ)
とを独立に設定可能することができるので、撚り合せ角
(θ)大かつ撚り分け角(φ)大とすることも、また、
撚り合せ角(θ)小かつ撚り分け角(φ)小とすること
も可能となる。
送りローラ(7)を符号(イ)のように移動設定する手
段を併用してもよいしく第4図)、また、固定ピン(6
)を移動させて調整設定する手段を併用してもよい。こ
のようにすると、撚り合せ角(θ)と撚り分け角(φ)
とを独立に設定可能することができるので、撚り合せ角
(θ)大かつ撚り分け角(φ)大とすることも、また、
撚り合せ角(θ)小かつ撚り分け角(φ)小とすること
も可能となる。
ここにおける第2糸送りローラ(12)は一定速度で回
転する積極駆動ローラが好ましいが、ここにおける糸条
張力変動は比較的小さいので自由回転ローラとしてもよ
い。
転する積極駆動ローラが好ましいが、ここにおける糸条
張力変動は比較的小さいので自由回転ローラとしてもよ
い。
このように固定ピン(6)上での糸条の撚り合せ角(θ
)および/または撚り分け角(φ)を変動調整可能な装
置構造とすることにより、仮撚数水準を任意に設定する
ことができる。
)および/または撚り分け角(φ)を変動調整可能な装
置構造とすることにより、仮撚数水準を任意に設定する
ことができる。
なお、供給原糸が未延伸糸や高速紡糸法による中間配向
糸の場合では、第5図の如く、給糸部の代りに適宜の延
伸装置部を設けたアウト・ドロー方式の仮撚加工法を採
用すればよい。第5図では、フィードローラ(13)、
延伸ローラ(14)およびそのセパレートローラ(15
)を経ることにより、糸条は、延伸ゾーン(f)で延伸
され、その後続いて仮撚域に供されるのである。もちろ
ん、第1図に示す仮撚工程を用い、かつ延伸と同時に仮
撚加工を行うイン・ドロ一方式を採用してもよい。
糸の場合では、第5図の如く、給糸部の代りに適宜の延
伸装置部を設けたアウト・ドロー方式の仮撚加工法を採
用すればよい。第5図では、フィードローラ(13)、
延伸ローラ(14)およびそのセパレートローラ(15
)を経ることにより、糸条は、延伸ゾーン(f)で延伸
され、その後続いて仮撚域に供されるのである。もちろ
ん、第1図に示す仮撚工程を用い、かつ延伸と同時に仮
撚加工を行うイン・ドロ一方式を採用してもよい。
この延伸仮撚(イン・ドロー加工あるいはアウト・ドロ
ー加工)の場合でも、給糸ローラ(3)あるいは延伸ロ
ーラ(15)と、引取ローラ(8)との速度比は、本発
明の目的を達成するために、解撚部糸条と加熱部糸条と
の張力比(T2/T1)が0.8〜1.5の適正範囲に
なるように、設定することが必要である。
ー加工)の場合でも、給糸ローラ(3)あるいは延伸ロ
ーラ(15)と、引取ローラ(8)との速度比は、本発
明の目的を達成するために、解撚部糸条と加熱部糸条と
の張力比(T2/T1)が0.8〜1.5の適正範囲に
なるように、設定することが必要である。
前記糸送りローラの駆動表面速度(S3)を、前記撚り
合せの下流側における糸条引取走行速度(S2)の0.
98〜1.02倍の一定速度に調整するためには、糸送
りローラ(7)の回転速度を引取ローラ(8)の回転速
度と同調させて制御することが好ましく、例えば、引取
ローラ(8)の駆動源から適宜の機械的伝達または電気
的同調による別モーター駆動を採用し、引取部速度との
速度比の設定は機械的伝達は構部での伝達比の変更や同
調モーターの速度比設定により行えばよい。また、これ
らの駆動部を一定に固定したままで、糸送りローラの径
、または引取ローラの径を適宜に選定できる装置とする
ことによって速度比を設定してもよい。なお、加工のス
タートやストップ時の増減速時においても上記速度比が
維持されていることが好ましい。
合せの下流側における糸条引取走行速度(S2)の0.
98〜1.02倍の一定速度に調整するためには、糸送
りローラ(7)の回転速度を引取ローラ(8)の回転速
度と同調させて制御することが好ましく、例えば、引取
ローラ(8)の駆動源から適宜の機械的伝達または電気
的同調による別モーター駆動を採用し、引取部速度との
速度比の設定は機械的伝達は構部での伝達比の変更や同
調モーターの速度比設定により行えばよい。また、これ
らの駆動部を一定に固定したままで、糸送りローラの径
、または引取ローラの径を適宜に選定できる装置とする
ことによって速度比を設定してもよい。なお、加工のス
タートやストップ時の増減速時においても上記速度比が
維持されていることが好ましい。
[作用]
本発明法は、固定ピン(6)上で糸送りローラ(7)を
介して入側糸条と出側糸条とを1回以上撚り合せて、入
側糸条の上流側に仮撚を発生させ、この仮撚部分を加熱
、冷却して仮撚加工を行う方法において、加熱部糸条の
張力(T1)に対する解撚部糸条の張力(T2)の比(
T 2/T I )を、0.8≦T2/T1≦1.5に
制御することが重要であり、このためには、従来方法に
比して、加熱部糸条の張力は高く、解撚部糸条の張力は
小さくすればよい。例えば、実際の加工張力としては、
加熱部糸条張力は、従来法が0.15〜0.4g/d程
度であるのに対し本発明法では0.4〜0.55a/d
程度とし、解撚部糸条張力は、従来法が0.95〜1.
2a/d程度であるのに対し本発明法では0.35〜0
.759/d程度とすればよい。
介して入側糸条と出側糸条とを1回以上撚り合せて、入
側糸条の上流側に仮撚を発生させ、この仮撚部分を加熱
、冷却して仮撚加工を行う方法において、加熱部糸条の
張力(T1)に対する解撚部糸条の張力(T2)の比(
T 2/T I )を、0.8≦T2/T1≦1.5に
制御することが重要であり、このためには、従来方法に
比して、加熱部糸条の張力は高く、解撚部糸条の張力は
小さくすればよい。例えば、実際の加工張力としては、
加熱部糸条張力は、従来法が0.15〜0.4g/d程
度であるのに対し本発明法では0.4〜0.55a/d
程度とし、解撚部糸条張力は、従来法が0.95〜1.
2a/d程度であるのに対し本発明法では0.35〜0
.759/d程度とすればよい。
従来のピン仮撚法では糸送りローうとして自由回転ロー
ラを用いているので、固定ピンを糸条が擦過走行する際
の応力は仝て解撚部糸条の張力にかかつてくる。従って
、解撚部糸条の張力は19/d前後程度と過大なものと
なり、そして、解撚部糸条の張力と加熱部糸条の張力と
の比(T2/T1)は、通常3程度、極端な場合は5程
度と相当大きくなる。
ラを用いているので、固定ピンを糸条が擦過走行する際
の応力は仝て解撚部糸条の張力にかかつてくる。従って
、解撚部糸条の張力は19/d前後程度と過大なものと
なり、そして、解撚部糸条の張力と加熱部糸条の張力と
の比(T2/T1)は、通常3程度、極端な場合は5程
度と相当大きくなる。
このように、加工張力比が高く、解撚部糸条の張力が過
大であると、種々の弊害、例えば、解撚部糸条の高張力
に起因する加工時の糸切れが多いこと(この糸切れ傾向
は、ピンの磨耗進行が速いことにより、ざらに拡大する
);得られる加工糸のトルク変動が大きくなること、を
生じる。この加工糸のトルク変動は、固定ピンでの擦過
や自由回転する糸送りローラでの回転抵抗などの変動に
対応して解撚部張力が大ぎく変動すること;解撚部張力
の水準が相対的に高いことにより、付与した糸条のトル
ク力が大幅に低下し、かつ変動が増大すること:および
、解撚部糸条の張力変動に伴なって入側糸条に発生する
仮撚水準の変動が大きくなること、が主たる原因とみら
れる。
大であると、種々の弊害、例えば、解撚部糸条の高張力
に起因する加工時の糸切れが多いこと(この糸切れ傾向
は、ピンの磨耗進行が速いことにより、ざらに拡大する
);得られる加工糸のトルク変動が大きくなること、を
生じる。この加工糸のトルク変動は、固定ピンでの擦過
や自由回転する糸送りローラでの回転抵抗などの変動に
対応して解撚部張力が大ぎく変動すること;解撚部張力
の水準が相対的に高いことにより、付与した糸条のトル
ク力が大幅に低下し、かつ変動が増大すること:および
、解撚部糸条の張力変動に伴なって入側糸条に発生する
仮撚水準の変動が大きくなること、が主たる原因とみら
れる。
一般に仮撚加工における加熱部糸条張力および解撚部糸
条張力は、■仮撚発生に必要な最低張力以上であること
、■加熱部糸条の回転および走行上の安定のために必要
な最低張力以上であること、■加熱部糸条および解撚部
糸条における糸切れを発生させないための限界応力以下
でおること、がっ、■捲縮やトルクの損耗を生じない限
界張力以下であることなどの条件を満たすことが必要で
あるが、従来のピン仮撚法による場合は、解撚部糸条張
力の水準が、上記■および■の点からして高過ぎる。
条張力は、■仮撚発生に必要な最低張力以上であること
、■加熱部糸条の回転および走行上の安定のために必要
な最低張力以上であること、■加熱部糸条および解撚部
糸条における糸切れを発生させないための限界応力以下
でおること、がっ、■捲縮やトルクの損耗を生じない限
界張力以下であることなどの条件を満たすことが必要で
あるが、従来のピン仮撚法による場合は、解撚部糸条張
力の水準が、上記■および■の点からして高過ぎる。
これに対し、本発明法のように加工張力比を小さくし、
解撚部糸条張力を小さくすると、上記■および■の条件
は満足されることとなり、さらに、加熱部糸条張力も上
記■および■の条件についてより好ましい値とすること
ができる。
解撚部糸条張力を小さくすると、上記■および■の条件
は満足されることとなり、さらに、加熱部糸条張力も上
記■および■の条件についてより好ましい値とすること
ができる。
すなわち、加熱部糸条の張力を比較的高く、かつ解撚部
糸条張力を低く設定することは、撚り合せ部の捻り角が
安定して仮撚数変動を低下させるように作用するからで
ある。
糸条張力を低く設定することは、撚り合せ部の捻り角が
安定して仮撚数変動を低下させるように作用するからで
ある。
また、加熱部糸条張力が比較的大きいことは、加熱部で
の糸条の回転安定のために、特に500m/分以上の高
速加工でもバルーンなどの糸揺れを発生させないために
、有効であり、これにより、加熱板その他による摩擦抵
抗に抗して、糸条が安定走行できることになり、操業性
は良好となる。
の糸条の回転安定のために、特に500m/分以上の高
速加工でもバルーンなどの糸揺れを発生させないために
、有効であり、これにより、加熱板その他による摩擦抵
抗に抗して、糸条が安定走行できることになり、操業性
は良好となる。
そして、解撚部糸条の張力が低いことは、既述の如く、
仮撚熱セットにより付与した1ヘルクカの損耗低下がほ
とんど生じず、かつその張力変動も小さくなることから
残存トルク力の変動も極めて小さくなるのである。
仮撚熱セットにより付与した1ヘルクカの損耗低下がほ
とんど生じず、かつその張力変動も小さくなることから
残存トルク力の変動も極めて小さくなるのである。
これら効果は、加工張力比が0.8〜1.5であること
、すなわち、従来に比し、加熱部糸条張力が大、かつ、
解撚部糸条張力が小であることによるものであり、それ
らを整理すると次の如くなる。
、すなわち、従来に比し、加熱部糸条張力が大、かつ、
解撚部糸条張力が小であることによるものであり、それ
らを整理すると次の如くなる。
(1) 従来に比し、加熱部糸条張力が大、解撚部糸
条張力が小であること →仮撚加工糸の糸切れが少ない
。
条張力が小であること →仮撚加工糸の糸切れが少ない
。
(2) 従来に比し、解撚部糸条張力が小さいこと→
トルク力の低下が小さく、高トルク力の糸が得られる。
トルク力の低下が小さく、高トルク力の糸が得られる。
(3)加熱部および解撚部の糸条張力が近接しているこ
と →仮撚数変動が小さく、均一1〜ルクカの糸が得ら
れる。
と →仮撚数変動が小さく、均一1〜ルクカの糸が得ら
れる。
(4) 加熱部糸条張力が大きいこと →仮撚部糸条
が安定し、均一トルク力の糸が得られる。
が安定し、均一トルク力の糸が得られる。
(5) 解撚部糸条張力変動が小さいこと →トルク
力の低下変動が小さく抑えられ、均一トルク力の糸が得
られる。
力の低下変動が小さく抑えられ、均一トルク力の糸が得
られる。
そして、このような加工張力比(T2/T1)は弓取部
速度に対する糸送りローラの速度の比(S3732)を
0.98〜1.02の間の一定速度に制御することによ
り行うことが好ましい。
速度に対する糸送りローラの速度の比(S3732)を
0.98〜1.02の間の一定速度に制御することによ
り行うことが好ましい。
加工張力比(T2/T1)を0.8近くにするには、上
記速度比(S3/82)を1.02近くとすればよく、
また、加工張力比を1.5近くにするには、上記速度比
を0.98近くとすればよい。この加工張力比と速度比
との関係は、糸種、仮撚数水準、固定ピン材質および表
面などにより微妙に異なるが、はぼ本発明の範囲内で適
用可能でおる。
記速度比(S3/82)を1.02近くとすればよく、
また、加工張力比を1.5近くにするには、上記速度比
を0.98近くとすればよい。この加工張力比と速度比
との関係は、糸種、仮撚数水準、固定ピン材質および表
面などにより微妙に異なるが、はぼ本発明の範囲内で適
用可能でおる。
この速度比と張力比との関係は、次のように整理するこ
とができる。
とができる。
第2図において、糸送りローラ(6)が仮りに自由回転
ローラであるとすると、各部の糸条速度はb<c<d<
eとなり、張力もb<c<d<eとなる。これにより、
bの張力に対するeの張力の比である上記加工張力比は
相当大きくなり、具体的には3近辺以上となるのである
。
ローラであるとすると、各部の糸条速度はb<c<d<
eとなり、張力もb<c<d<eとなる。これにより、
bの張力に対するeの張力の比である上記加工張力比は
相当大きくなり、具体的には3近辺以上となるのである
。
一方、糸送りローラ(6)の速度(S3)が引取部速度
(S2)の0.98倍に近い条件では各部の糸条速度は
b<C=d<eとなってその糸条張力はb<c=d<e
となり、上記加工張力比は1゜5近辺となるのである。
(S2)の0.98倍に近い条件では各部の糸条速度は
b<C=d<eとなってその糸条張力はb<c=d<e
となり、上記加工張力比は1゜5近辺となるのである。
また、上記速度比が1程度では、各部の糸条速度はb<
c>d<eとなってその糸条張力はb<C>d<eすな
わちbζeとなり、上記加工張力比は1近辺となるので
ある。
c>d<eとなってその糸条張力はb<C>d<eすな
わちbζeとなり、上記加工張力比は1近辺となるので
ある。
さらに、上記速度比が1.02に近い条件では各部の糸
条速度はb<c>dζeとなってその糸条張力はb<c
>d=eすなわちc>eとなるので、上記加工張力比は
1以下(0,8近く)となるのである。
条速度はb<c>dζeとなってその糸条張力はb<c
>d=eすなわちc>eとなるので、上記加工張力比は
1以下(0,8近く)となるのである。
[実施例]
実施例1
ナイロン6の84デニール2フイラメントの未延伸糸を
アウト・ドロ一方式で第5図の実施態様の延伸直結仮撚
加工を行った。延伸倍率は4.1倍、加工温度は185
℃、ヒーター長は1.2m、加工糸の引取速度は800
777、/分とし、20デニール2フイラメントのトル
ク加工糸を得た。
アウト・ドロ一方式で第5図の実施態様の延伸直結仮撚
加工を行った。延伸倍率は4.1倍、加工温度は185
℃、ヒーター長は1.2m、加工糸の引取速度は800
777、/分とし、20デニール2フイラメントのトル
ク加工糸を得た。
ここで本発明法に係る場合として、糸送りローラの駆動
速度および加熱数を変えた6水準の条件(No、 l〜
6〉で仮撚加工を行った。
速度および加熱数を変えた6水準の条件(No、 l〜
6〉で仮撚加工を行った。
一方、比較例として、糸送りローラが自由回転ローラで
ある従来法による加工について、また、本発明装置を用
いても加工張力比が0.8〜1.5の範囲を外れる場合
について行った。
ある従来法による加工について、また、本発明装置を用
いても加工張力比が0.8〜1.5の範囲を外れる場合
について行った。
得られたそれぞれのトルク加工糸のSトルク糸と7トル
ク糸とを用いて40靴下編成機で交互編成によりレッグ
部を編成し、婦人用パンティストッキングを製品化し、
評価した。
ク糸とを用いて40靴下編成機で交互編成によりレッグ
部を編成し、婦人用パンティストッキングを製品化し、
評価した。
仮撚加工時の仮撚数およびその変動幅(30鍾繰返し5
回による)、加熱部および解撚部の糸条張力およびその
変動幅(30錘各1分間連続測定による)、加工糸のト
ルク指数およびその変動幅(30パツケ一ジ各10回測
定による)、パンティストッキングのレッグ部編地の凹
凸欠点による外観均一性、および着用時の足首部クルジ
の発生頻度(着用3時間10人による)の測定評価を行
った。ざらに、仮撚加工時の糸切れ率(n数−48)も
測定した。
回による)、加熱部および解撚部の糸条張力およびその
変動幅(30錘各1分間連続測定による)、加工糸のト
ルク指数およびその変動幅(30パツケ一ジ各10回測
定による)、パンティストッキングのレッグ部編地の凹
凸欠点による外観均一性、および着用時の足首部クルジ
の発生頻度(着用3時間10人による)の測定評価を行
った。ざらに、仮撚加工時の糸切れ率(n数−48)も
測定した。
なお、トルク指数はトルク力がOとなる状態とするため
に必要な加熱数(t/m)でもって表したものであり、
その値は次の方法で測定した。
に必要な加熱数(t/m)でもって表したものであり、
その値は次の方法で測定した。
糸長1mの試料糸を、0.1a/dの荷重で吊り下げ、
かつ、下端を自由回転しないようにした状態とし、その
糸の有するトルクを低減せしめる方向の撚りを、その上
端で加える(加熱速度は750rl)m)。そして、そ
のトルク力が零となる状態までに加えた撚数を、試料糸
1TrLあたりの撚故に換算し、その値(t/m)を、
トルク指数とする。
かつ、下端を自由回転しないようにした状態とし、その
糸の有するトルクを低減せしめる方向の撚りを、その上
端で加える(加熱速度は750rl)m)。そして、そ
のトルク力が零となる状態までに加えた撚数を、試料糸
1TrLあたりの撚故に換算し、その値(t/m)を、
トルク指数とする。
また、ストッキングの編地凹凸による外観均一性は、編
地外観斑の発生の程度により評価し、○:良好(はとん
ど発生なし)、Δ〜○:はぼ良好(やや発生あり)、Δ
:やや不良(多くの発生あり)、X〜Δ:不良(さらに
多く発生あり)、X(箸しく発生あり)、の基準でもっ
て表した。
地外観斑の発生の程度により評価し、○:良好(はとん
ど発生なし)、Δ〜○:はぼ良好(やや発生あり)、Δ
:やや不良(多くの発生あり)、X〜Δ:不良(さらに
多く発生あり)、X(箸しく発生あり)、の基準でもっ
て表した。
着用フィツト性は、足首におけるたるみの発生程度によ
り評価し、O:軽度のたるみ1本未満、1:たるみの発
生1本捏度、2:たるみの発生2本捏度、3:たるみの
発生3本以上、の基準でもって表した。
り評価し、O:軽度のたるみ1本未満、1:たるみの発
生1本捏度、2:たるみの発生2本捏度、3:たるみの
発生3本以上、の基準でもって表した。
仮撚加工条件および各測定、評価結果は、第1表に示す
とおりであった。
とおりであった。
なお、本発明の実施例Nα2と比較例のNα8について
の加熱加工での操業性を、1.7Ng巻きパッケージの
n数−850で比較したところ、満管率が本発明法では
98.6%、従来法では96.4%と、糸切れ率は、従
来法の3.6%に対し、本発明法は1.4%と1/2以
下に減少した。
の加熱加工での操業性を、1.7Ng巻きパッケージの
n数−850で比較したところ、満管率が本発明法では
98.6%、従来法では96.4%と、糸切れ率は、従
来法の3.6%に対し、本発明法は1.4%と1/2以
下に減少した。
第1表において、本発明法で特定した加工張力比の範囲
内であるNα1〜6の場合は、トルク指数の変動が小さ
く、ストッキング製品として均一な外観で着用フィツト
性も良好なものが得られ、その加工性も良好であった。
内であるNα1〜6の場合は、トルク指数の変動が小さ
く、ストッキング製品として均一な外観で着用フィツト
性も良好なものが得られ、その加工性も良好であった。
これに対し、従来法によったため加工張力比が3以上と
大きかったN017〜10の場合は、トルク指数の変動
が大きく、ストッキング製品の外観均一性が劣ったもの
か、あるいは、外観均一性を許容水準に向上させたもの
では着用フィツト性が劣ったものとなった。また、糸送
りローラの速度制御が不適切で加工張力比が本発明法で
特定した範囲外であったNO,11と12の場合は、ト
ルク指数変動が依然として大きくなり、従来法同様に均
一外観のストッキングが得られなかった。
大きかったN017〜10の場合は、トルク指数の変動
が大きく、ストッキング製品の外観均一性が劣ったもの
か、あるいは、外観均一性を許容水準に向上させたもの
では着用フィツト性が劣ったものとなった。また、糸送
りローラの速度制御が不適切で加工張力比が本発明法で
特定した範囲外であったNO,11と12の場合は、ト
ルク指数変動が依然として大きくなり、従来法同様に均
一外観のストッキングが得られなかった。
さらに、同水準の仮撚数とした場合どうしを対比すると
、本発明法によるトルクヤーンは、トルク指数水準が従
来法によるものに比し10%以上向上し、同じ仮撚数で
もトルク水準を高めることができた。
、本発明法によるトルクヤーンは、トルク指数水準が従
来法によるものに比し10%以上向上し、同じ仮撚数で
もトルク水準を高めることができた。
実施例2
ナイロン6の15デニール1フイラメント、ナイロン6
6の13デニール2フイラメント、17デニール3フイ
ラメントの各延伸糸を、第1図および第2図に例示する
装置により仮撚加工した。
6の13デニール2フイラメント、17デニール3フイ
ラメントの各延伸糸を、第1図および第2図に例示する
装置により仮撚加工した。
仮撚加工時の加工温度は200℃、ヒーター長さは1.
2TrL、加工速度(引取部速度)は700TrL/分
で、給糸部に対し引取部は3%高速として、ストレッチ
加工を行った。
2TrL、加工速度(引取部速度)は700TrL/分
で、給糸部に対し引取部は3%高速として、ストレッチ
加工を行った。
また、比較例として、糸送りローラを自由回転ローラと
した装置により同様に仮撚加工を行った。
した装置により同様に仮撚加工を行った。
ざらにまた、通常のスピンドル式仮撚加工法による比較
例(Nα19)も実施した。この場合、スピンドル回転
速度は40万叩m、加工速度は230TrL/分く加熱
温度、ヒーター長さは上記と同一)とし、ピン巻付2回
で行った。
例(Nα19)も実施した。この場合、スピンドル回転
速度は40万叩m、加工速度は230TrL/分く加熱
温度、ヒーター長さは上記と同一)とし、ピン巻付2回
で行った。
そして、1nられたトルクヤーンを用い、実施例1と同
様に婦人用パンティストッキングをf!A造し、評価し
た。その結果を第2表に示す。
様に婦人用パンティストッキングをf!A造し、評価し
た。その結果を第2表に示す。
本発明法によるNo、13〜15の場合は、加工張力比
が1.06.1.17.1.13であり、加工糸のトル
ク指数変動が小さく、婦人用パンティストッキングとし
ての外観均一性もほぼ良好テ、かつ着用フィツト性が良
好なものとなった。
が1.06.1.17.1.13であり、加工糸のトル
ク指数変動が小さく、婦人用パンティストッキングとし
ての外観均一性もほぼ良好テ、かつ着用フィツト性が良
好なものとなった。
一方、従来法によるNα16〜19の場合(よ、力0工
張力比が3〜4と過大であり、トルク指数変動が大きく
、婦人用パンティストッキングの外観均一性はやや不良
〜不良で着用フィツト性も劣ったものとなった。
張力比が3〜4と過大であり、トルク指数変動が大きく
、婦人用パンティストッキングの外観均一性はやや不良
〜不良で着用フィツト性も劣ったものとなった。
[発明の効果]
本発明法によると、高フィツト性で編地外観斑欠点の少
ないストッキングとすることができる、高品質のトルク
加工糸を製造することができ、しかも、仮撚加工時の糸
切れを減少させることもできる。また、解撚時における
捲縮やトルクの損耗が少なくなるので、同じ仮撚数水準
でも高いトルク水準のトルクヤーンとすることができる
。
ないストッキングとすることができる、高品質のトルク
加工糸を製造することができ、しかも、仮撚加工時の糸
切れを減少させることもできる。また、解撚時における
捲縮やトルクの損耗が少なくなるので、同じ仮撚数水準
でも高いトルク水準のトルクヤーンとすることができる
。
また、請求項3の装置によると、上記本発明法を工業的
に容易に実施することができる。
に容易に実施することができる。
第1図は本発明法の仮撚加工の一実施態様を示す概略図
であり、また、第2〜4図は、その仮撚付与装置部分を
例示する拡大図である。第5図は延伸直結仮撚加工によ
って本発明法を実施する場合の一実施態様を示す概略図
である。 [符号の説明] (1) 供給パッケージ (4) 撚り止めテンサー (5) 加熱板(ヒータ) θ) φ) (Y) 固定ビン 糸送りローラ 撚り合せ角 撚り分け角 引取ローラ 巻取パッケージ 第2糸送りローラ 延伸ローラ 走行糸条
であり、また、第2〜4図は、その仮撚付与装置部分を
例示する拡大図である。第5図は延伸直結仮撚加工によ
って本発明法を実施する場合の一実施態様を示す概略図
である。 [符号の説明] (1) 供給パッケージ (4) 撚り止めテンサー (5) 加熱板(ヒータ) θ) φ) (Y) 固定ビン 糸送りローラ 撚り合せ角 撚り分け角 引取ローラ 巻取パッケージ 第2糸送りローラ 延伸ローラ 走行糸条
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)一定速度で給糸された熱可塑性合成繊維糸条を、
固定ピン、糸送りローラ、前記固定ピンの順に巻き掛け
、前記固定ピン上で、その入側糸条と出側糸条とを1回
以上撚り合せた状態を保ちつつ糸条走行させて、該撚り
合せの上流側に仮撚を発生させること、および、該仮撚
付与糸条部分を加熱し冷却することによりピン仮撚加工
を行う方法において、前記撚り合せの上流側の糸条張力
(T1)に対する前記撚り合せの下流側の糸条張力(T
2)の比(T2/T1)を、0.8〜1.5とすること
を特徴とするピン仮撚加工方法。(2)前記糸送りロー
ラが、前記撚り合せの下流側における糸条引取走行速度
に対して0.98〜1.02倍の一定表面速度で駆動回
転することを特徴とする、請求項1記載のピン仮撚加工
方法。 (3)固定ピン、糸送りローラ、前記固定ピンの順に糸
条を巻き掛け、かつ、前記固定ピン上で、その入側糸条
と出側糸条とを1回以上撚り合せて糸条走行させること
により仮撚を発生させるピン仮撚装置において、前記糸
送りローラが一定速度で駆動回転する積極駆動ローラで
あり、かつ、上流側から前記撚り合せに入る糸条路と前
記糸送りローラから前記固定ピンに入る糸条路とがなす
撚り合せ角、および/または、前記固定ピンから前記糸
送りローラに向う糸条路と前記撚り合せから下流側の糸
条路とがなす撚り分け角を変動調整する手段が設けられ
ていることを特徴とする仮撚付与装置。 (4)前記糸送りローラおよび/または前記固定ピンが
設置位置調整可能に取付けられていることにより前記撚
り合せ角および/または前記撚り分け角が変動調整され
ることを特徴とする請求項3記載の仮撚付与装置。 (5)前記撚り合せから下流側の糸条路に第2糸送りロ
ーラが設けられ、かつ、該第2糸送りローラの設置位置
が前記固定ピンの位置を中心にして回動調整可能である
ことにより、前記撚り分け角が変動調整されることを特
徴とする請求項3記載の仮撚付与装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25022088A JPH0299628A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | ピン仮撚加工方法およびその仮撚付与装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25022088A JPH0299628A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | ピン仮撚加工方法およびその仮撚付与装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299628A true JPH0299628A (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=17204619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25022088A Pending JPH0299628A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | ピン仮撚加工方法およびその仮撚付与装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0299628A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106868662A (zh) * | 2017-01-06 | 2017-06-20 | 东丽合成纤维(南通)有限公司 | 一种仿棉涤沦假捻加工丝及制造方法和编织物 |
WO2021193726A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | 株式会社Itoi生活文化研究所 | 複合紙糸、複合紙糸製造装置、および複合紙糸製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5823922A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-12 | 東洋紡績株式会社 | フアンシ−ヤ−ンの製造法 |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP25022088A patent/JPH0299628A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5823922A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-12 | 東洋紡績株式会社 | フアンシ−ヤ−ンの製造法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106868662A (zh) * | 2017-01-06 | 2017-06-20 | 东丽合成纤维(南通)有限公司 | 一种仿棉涤沦假捻加工丝及制造方法和编织物 |
CN106868662B (zh) * | 2017-01-06 | 2019-08-20 | 东丽合成纤维(南通)有限公司 | 一种仿棉涤沦假捻加工丝及制造方法和编织物 |
WO2021193726A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | 株式会社Itoi生活文化研究所 | 複合紙糸、複合紙糸製造装置、および複合紙糸製造方法 |
JP2021155861A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 株式会社Itoi生活文化研究所 | 複合紙糸及び該製造装置並びに該製造方法 |
US12065764B2 (en) | 2020-03-25 | 2024-08-20 | Itoi Lifestyle Research Co. | Compound paper yarn, compound paper yarn manufacturing device, and compound paper yarn manufacturing method |
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