JPH03216197A - 血小板活性化因子拮抗物質フォマクチンb - Google Patents

血小板活性化因子拮抗物質フォマクチンb

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JPH03216197A
JPH03216197A JP32155490A JP32155490A JPH03216197A JP H03216197 A JPH03216197 A JP H03216197A JP 32155490 A JP32155490 A JP 32155490A JP 32155490 A JP32155490 A JP 32155490A JP H03216197 A JPH03216197 A JP H03216197A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は血小板活性化因子(以下、PAFという)拮抗
作用を有する新規なジテルペン化合物およびその製法に
関する。
(従来の技術) PAFに拮抗作用を有する物質は、PAF型と非PAF
型に分類されており、このうち、PAF型拮抗物質は主
として化学合成で得られ、非PAF型拮抗物質は化学合
成品の他に高等植物あるいは微生物の二次代謝産物から
得られている。高等植物由来の非PAF型拮抗物質とし
ては例えばギンコ・ビローバ(Ginkgo bilo
ba)より得られたギンコライド、パイパー・,フトー
カズラ(Piperfutokadzura)より得ら
れたカズレノン、マグノリア・アキュミナータ(Mag
nolia acuminata)より得られたべラグ
エンシン、 ヒマンタンドラーベルグラベナ(Hima
ntandra velgravena)より得られた
ガルベンジンおよびガルブラビン、ネタタンドラ・リジ
ダ(Nectandra rigida)より得られた
ネクタンドリンAおよびB、ブルセラ・ミクロフィラ(
Bursera microphylla)より得られ
たブルセラン等が知られている(P .Braquet
and .J.J.Godfroid, Trend 
in Pharm. Sci. , 7、397、(1
986))。
また、微生物の二次代謝物としてペニシリウム属(Pe
nicillium terlikowskii)から
グリオトキシン誘導体(M.Okamoto, Che
m.Pharm.Bull. 34(1)、340, 
(1986))およびストレプトミセス属(Strep
tomyces sp−)からジケトピペラジン誘導体
(S.Takase, J.Org.Chem. 52
, 3485、(1987))が得られている。
(発明が解決する課題) 本発明者らは、カニの甲殻から分離されたフオーマ属に
属するSANK 11486株の培養物から、PAF拮
抗作用を有する新規化合物フォマクチンB(Phoma
ctin B)が生産されることを見出して本発明を完
成した。
(課題を解決するための手段) 本発明のフォマクチンBは下記の構造式および性状を有
する。
1)構造式 2)物質の性状:無色針状結晶 3)融点:  180−182℃ 4)比旋光度: 〔α〕。= + 175゜(c O.
70、クロロホルム) 5)元素分析値= (%) 実測値 C、71.71  H、9.09計算値 C、
71.82  H、9.046)分子式:  C 20
 H 30 0 q(高分解能質量分析法により測定) 7)分子量:334(質量分析法により測定)8)赤外
線吸収スペクトル:vmax  cm−’KBr法で測
定した赤外線吸収スペクトルは図1に示す通りである。
3420、3380、1669、1630. 1460
、1392、1250、1200、1080、1000
、903、8129)1H一核磁気共鳴スペクトル:δ
ppm重メタノール中、内部基準にテトラメチルシラン
を使用して測定した核磁気共鳴スペクトル(500 M
Hz)は図2に示す通りである。
10)13C一核磁気共鳴スペクトル:δppm重メタ
ノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用して測
定した核磁気共鳴スペクトル(126 MHz)は図3
に示す通りであり、以下にケミカルシフトおよび多重度
を示す。
14.5(q), 16.4(q), 19,7(2X
q), 22.7(t),23.2(q), 33.6
(t), 35.7(t), 37.4(t),41.
5(s), 46.3(d), 62.8(s), 6
5.9(d),71.4(d), 73.3(s), 
120.3(d), 135.6(d),135.8(
s), 147.2(s), 200.1(s)11)
紫外線吸収スペクトル:λmax nmエタノール中で
測定した紫外線吸収スペクトルは次に示す通りである。
240 (2,500) 12)溶解性: メタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、クロ
ロホルム、ジメチルスルホキシド、ベンゼン、エーテル
に可溶、水に不溶である。
13)呈色反応: 硫酸、ヨードに陽性。
14)薄層クロマトグラフィ一二 R,値; 0.51 吸着剤;シリカゲルプレート(Kieselge160
F2S4、メルク社製) 展開溶媒;n−ヘキサンー酢酸エチル (1:2) 本発明のフォマクチンBは種々の立体および幾何異性体
を有する。前記式においては,これらの異性体およびこ
れらの異性体の混合物がすべて単一の式で示されている
。従って、本発明においてはこれらの異性体およびこれ
らの異性体の混合物をもすべて含むものである。
フォマクチンBの生産菌であるSANK 11486株
の菌学的性状は次の通りである。
本菌は福井県沖で採取されたカニで甲殻が黒変し「スス
ガニ」と呼ばれているズワイガニ(Chinoecet
es opilio)の甲殻から分離された菌株で、そ
の菌学的諸性状は次の通りである。オートミール寒天培
地上、25℃での生育は7日間で20mm、14日間で
38 mmに達する。両培地上ともコロニーは湿気のあ
るビロード状でその色は灰汁色(Greenish g
raいである。
オートミール寒天培地上では菌糸のみで胞子、分生子の
形成は見られないが、人工海水(商品名、Jamari
n S)で作ったオートミール寒天培地上では分生子殻
を形成し、その中に分生子を形成する。
分生子殻は暗褐色、亜球形ないし洋梨型で孔口を有し、
サイズは80〜120 X 80〜150μmである。
孔口の径は5〜15μmでその周辺に褐色で20〜50
X2〜4μmの剛毛を有する。
分生子柄はとくに分化せず殻壁最内層がフイアライドと
なる。分生子柄は無色,一細胞、楕円形ないし長楕円形
で2.5〜4.Ox2.O〜2.5 pmである。
なお、本菌は37℃では生育しない。
以上の諸性状をもとにB.C.Sutton著 ″Th
e Coelomycetes”   Commonw
ealth  Mycological  Insti
tute, 1980年発行およびJ.Kohlmey
erおよびE.Koh lmeyer著″Marine
 Mycology, the higher fun
gi”Academic Press, 1979年発
行を用いて検索した結果、本菌を公知の属であるフオー
マ属に属するフオーマ・エスピー(Phoma sp.
)と同定し、保存番号としてSANK 11486株(
微工研条寄第2598号、FERM BP−2598)
を付与した。
なお、色の表示は、A ,KornerupおよびJ.
HJanscher著[Methuen Handbo
ok of colour,第3版1978年、Eyr
e Methuen, London発行〕に従って行
った。
以上、フォマクチンBの生産菌について説明したが、カ
ビの諸性質は一定したものではなく、自然的、人工的に
容易に変化することは周知の通りであり、本発明で使用
しうる菌株はフォーマ属に属するフォマクチンBを生産
するすべての菌株を包含するものである。
本発明の新規化合物フォマクチンBを得るため、これら
の微生物の培養は他の醗酵生産物を生産するために用い
られるような培地中で行う。培地には人工海水を用いて
もよいし、水道水を用いてもよい。このような培地中に
は、微生物が資化できる炭素源、窒素源および無機塩を
含有する。
一般に、炭素源としてグルコース、フラクトース、マル
トース、シュークロース、マンニトール、グリセロール
、デキストリン、オート麦、ライ麦、トウモロコシデン
プン、ジャガイモ、トウモロコシ粉、大豆粉、綿実油、
糖蜜、クエン酸、酒石酸などを単一に、あるいは併用し
て用いることができる。一般には、培地量の1−10重
量%で変量する。
窒素源としては、一般に蛋白質を含有する物質を醗酵工
程に用いる。適当な窒素源としては、大豆粉、フスマ、
落花生粉、綿実油、綿実粉、カゼイン加水分解物、ファ
ーマミン、魚粉、コーンスチープリカー、ペプトン、肉
エキス、イースト、イーストエキス、マルトエキス、硝
酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、
等である。
窒素源は、単一または併用して培地量の0.2−6重量
%の範囲で用いる。
培地中に取り入れる栄養無機塩は、ナトリウム、アンモ
ニウム、カルシウム、フオスフエート、サルフエート、
夕ロライド、カーボネート等のイオンを得ることのでき
る通常の塩類である。また、カリウム、カルシウム、コ
バルト、マンガン、鉄、マグネシウム等の微量の金属も
含む。液体培養に際しては、シリコン油、植物油、界面
活性剤等が消泡剤として使用される。
フオーマ・エスピー(Phoma sp.) SA’N
K 11486株を培養し、フオマクチンBを生産する
培地のpHは、5.0−9.0、好適には6.5−8.
5、に変化できる。
菌の生育温度は15℃から30℃までであるが更にフオ
マクチンBの生産には、20℃から28℃、特に22℃
から26℃、が好適である。
フオマクチンBは、好気的に培養して得られるが通常用
いられる好気的培養法、例えば固体培養法、振どう培養
法、通気攪拌培養法等が用いられる。小規模な培養にお
いては、22℃〜26℃で数日間〜2週間、振どう培養
を行うのが良好である。培養は、バッフル(水流調節壁
)のついた三角フラスコ中で、1−2段階の種の発育工
程により開始する。種発育段階の培地は、炭素源および
窒素源を併用できる。種フラスコは定温インキュベータ
ー中で22℃〜26℃、7日間振とうするか、または充
分に成長するまで振とうする。成長した種は第二の種培
地、または生産培地に接種するのに用いる。中間の発育
工程を用いる場合には、本質的に同様の方法で成長させ
、生産培地に接種するためにそれを部分的に用いる。接
種したフラスコを一定温度で数日間振とうし、インキュ
ベーションが終わったらフラスコの含有物を遠心分離ま
たはろ過する。大量培養の場合には、攪拌機、通気装置
を付けた適当なタンクで培養するのが好ましい。この方
法によれば、栄養培地をタンクの中で作成できる。栄養
培地を125℃まで加熱して滅菌し、冷却後、滅菌培地
にあらかじめ成長させてあった種を接種する。培養は2
2℃〜26℃で通気攪拌して行う。この方法は、多量の
化合物を得るのに適している。
培養終了後、培養液中の液体部分に存在するフオマクチ
ンBは、菌体、その他の固形部分を珪藻土をろ過助剤と
する、ろ過操作または遠心分離によって分別し、そのろ
液または上清中に存在するフオマクチンBを、その物理
化学的性状を利用し抽出精製することにより得られる。
例えば、ろ液または、上清中に存在するフォマクチンB
は、中性pH条件下で水と混和しない有機溶剤、例えば
エーテル、酢酸エチル、n−ヘキサン、クロロホルム、
塩化エチレン、塩化メチレンなどの単独または、それら
の組み合わせにより抽出精製することができる。あるい
は吸着剤として、例えば活性炭または吸着用樹脂である
アンバーライトXAD−2,XAD−4(ローム・アン
ド・ハース社製)等や、ダイヤイオンHP−10,HP
−20,CHP−20P,HP−50 (三菱化成(株
)製)等が使用される。フオマクチンBを含む液を上記
のごとき吸着剤の層を通過させて不純物を吸着させて取
り除くか、またはフォマクチンBを吸着させた後、メタ
ノール水、アセトン水、n−ブタノール水などを用いて
溶出させることにより得られる。
このようにして得られたフオマクチンBは、更にシリカ
ゲノレ、マグネシウムーシリカゲル系のフロリジルのよ
うな担体を用いた吸着力ラムクロマトグラフィー、セフ
ァデックスLH−20 (ファルマシア社製)などを用
いた分配力ラムグロマトグラフィー、および順相、逆相
方ラムを用いた高速液体クロマトグラフィ一等で精製す
ることができる。
本発明のフォマクチンBは、文献未載の新規化合物であ
り、動物(例、ヒト、イヌ、ネコ、ウサギ等)に対して
PAF拮抗作用を示し、例えば抗血栓剤としての使用は
もとより、喘息、消化性潰瘍、腎臓障害、高血圧等の予
防、治療剤として有用である。
本発明のフオマクチンBを医薬として用いる場合、常法
に従ってそれ自体または適宜の薬学的に許容される担体
、賦形剤、希釈剤と混合し、粉末剤、顆粒剤、錠剤、カ
プセル剤、注射剤などの形態で経口的または非経口的に
安全に投与することができる。投与量は対象疾患、投与
経路および投与回数などにより異なるが、例えば成人に
対しては1日1 mgから1000 mgを、症状に応
じて1回または数回に分けて投与するのが好ましい。
(実施例) 次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1.フォマクチンBの採取 A)培養 フォーマ・エスピーSANK 11486株をそのスラ
ントから、滅菌した後述の組成の培地100 mlを含
むバンフルの付いた500 mlの三角フラスコ(種フ
ラスコ)に一白金耳接種した。
培地組成 シュークロース          20gジャガイモ
           100gペプトン      
      Logリン酸一カリウA        
   5 g人工海水(商品名、Jamarin S 
 10 0 0 mlジャマリンラボラ1へり一社製) pH  8.5 次いでこれを26℃で7日間、200 rpm  (7
cmの回転半径)のロータリー振どう機で培養した。
種培地と同じ組成の培地を、各々100 mlづつバッ
フルの付いた500 mlの三角フラスコ480本に入
れ、滅菌後、種フラスコから3 mlづつ成長菌を取っ
て接種した。この480本の三角フラスコを種培養と同
じ条件で7日間振どう培養した。
B)単離 培養液全体を吸引ろ過し、そのろ液48 Lを同量の酢
酸エチルで2回抽出した。得られた酢酸エチル層を水2
0 Lで洗浄し、更に無水流酸ナトリウムで乾燥した後
、ロータリーエバポレーターで減圧下濃縮、乾固した。
得られた油状物を30倍のシリカゲルを用いた吸着力ラ
ムクロマトグラフィ(Art.9385、230〜40
0メッシュ、メルク社製)に付し、n−ヘキサンー酢酸
エチル(1:1)の混合溶剤で溶出する分画を集めた。
この分画より溶剤を減圧下で留去し、逆相液体力ラムク
ロマトグラフィー(ローパーRP−8、サイズB、メル
ク社製)に付し、次いで高速液体クロマトグラフイー(
センシューパック ODS−2251−S ,センシュ
ー科学(株)製)に付して精製すると無色油状のフオマ
クチンA 9.4 mgが得られた。更にn−ヘキサン
ー酢酸エチル(2 : 3)の混合溶剤で溶出する分画
を集めた。この分画より溶剤を減圧下で留去すると油状
物78.2 mgが得られた.得られた油状物をシリカ
ゲルを用いた順相液体力ラムクロマトグラフイ一(ロー
ハーSj60、サイズA,メルク社製)に付してn−ヘ
キサンー酢酸エチル(1:1)で溶出される分画を集め
た.ついで得られた分画を逆相液体力ラムクロマトグラ
フィー(ローパーRP−8、サイズB、メルク社製)に
付し、60%含水メタノールで溶出する部分を集めた.
この分画より溶剤を減圧下で留去すると無色針状結晶の
目的化合物フォマクチンB〔化学名: (7E)−13
、15−ジヒドロキシー3、4−エポキシ−2−オキソ
ー4、8、11, 12、15−ペンタメチルビシクロ
[9、3、■]ペンタデ力−7、I4−ジエン〕15.
9 mgが得られた。
実施例2.フォマクチンBの採取 実施例1.A)培養の項において、人工海水の代わりに
水道水を用いて55本の三角フラスコを23℃で11日
間培養した. 得られた培養ろ液5.4Lを等量の酢酸エチルで2回抽
出した。得られた酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、ロータリーエバポレーターで減圧
下濃縮、乾固して油状物636 mgが得られた6得ら
れた油状物を10 gのシリカケルを用いた吸着力ラム
グロマトグラフイー(Art.9385, 230〜4
00メッシュ、メルク社製)に付し、n−ヘキサンー酢
酸エチル(2:8)の混合溶剤で溶出する分画を集めた
.得られた分画より溶剤を減圧下で留去すると油状物2
74 mgが得られた.得られた油状物を高速液体クロ
マトグラフイー(センシューパック ODS−2251
−S,センシュー科学(株)製)に付し、80%メタノ
ールで毎分6mlで溶出すると保持時間22分30秒で
フオマクチンA 14.0 mgが得られた.更に、前
留部分については、溶剤を留去し得られた残留物を再度
、同一カラムに付し70%メタノールで毎分6 mlで
溶出すると保持時間18分でフオマクチンB 14.4
 mgかえられた。
(実施例の効果) 得られたフオマクチンBは下記の生物学的性状を示す。
試験例1.PAFによる血小板凝集の抑制作用家兎より
心臓採血し、この血液を直ちに1:9容の3.8%のク
エン酸ソーダと混合した。室温下で、 150X[にて
15分間遠心し、上層より多血小板血漿(platel
et poor plasma: ppp)を得た。
PRPとPPPとを適量混合し、PRPの血小板数を6
0万個/μ1になるように調製した.血小板凝集は、B
ornの方法(Nature, vol.I94,pp
.927−929 (1962))により、アグリコメ
ーターを用いて、透過光の増加により測定した。
即ち、PRP (250μ1)に被検薬のDMSO溶液
(3μ1)を加え、1分後にC 1s− P A Fの
生理食塩水溶液(25μ1,PAFの終濃度 1〜3×
10−8M)を添加した。
被検薬の溶液の代わりに生理食塩水を加え、1分後にc
,6−PAF添加による凝集を対照値とした。その結果
、フォマクチンBの■C5。=17μ阿であった。
(発明の効果) 本発明のフォマクチンBはPAF拮抗作用を有し、医薬
として有用である。
【図面の簡単な説明】
図1はフォマクチンBの赤外線吸収スペクトルを示し、
図2は同物質の1H一核磁気共鳴スペクトルを示し、図
3は同物質の13C一核磁気共鳴スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するフォマクチンB(PhomactinB)。 2、フォーマ属に属するフォマクチンB生産菌を培養し
    、その培養物よりフォマクチンBを採取することを特徴
    とするフォマクチンBの製造法。 3、フォーマ属に属するフォマクチンB生産菌がフォー
    マ・エスピーSANK11486株(微工研条寄第25
    98号、FERMBP−2598)である請求項2、記
    載の製造法。
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