JPH032143A - 新規なエステル化合物及びこれを含む液晶組成物 - Google Patents

新規なエステル化合物及びこれを含む液晶組成物

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JPH032143A
JPH032143A JP13616089A JP13616089A JPH032143A JP H032143 A JPH032143 A JP H032143A JP 13616089 A JP13616089 A JP 13616089A JP 13616089 A JP13616089 A JP 13616089A JP H032143 A JPH032143 A JP H032143A
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liquid crystal
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formula
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JP13616089A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Hirai
平井 利弘
Atsushi Yoshizawa
吉沢 篤
Isa Nishiyama
伊佐 西山
Nobuyuki Shiratori
白鳥 伸之
Katsuaki Ishida
勝昭 石田
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、安定なサーモトロピックな液晶状態をとり得
、例えば、液晶テレビ等のデイスプレィ用、光プリンタ
ーヘッド、光フーリエ変換素子、ライトバルブ等、液晶
やエレクトロケミクロミズムを利用するオプトエレクト
ロニクス関連素子の素材として有用な液晶材料として利
用できる新規なエステル化合物及びこの化合物を含む液
晶組成物に関するものである。
(従来の技術) 現在、液晶化合物が、表示材料として種々の機器で応用
され、時計、電卓、小型テレビ等に実用化されている。
これらは、ネマチック液晶材料を主成分としたセルを用
い、TN型あるいはSTN型と呼ばれる表示方式のもの
が採用されている。
この場合のセルは、液晶化合物の誘電異方性Δεと電場
Eとの弱い相互作用(ΔεE2/2)に基づく作動であ
り、電場に対する応答速度が数m secと遅いことが
欠点としてあげられている。そのため、テレビに用いた
場合、駆動方式として画素ごとにスイッチング素子を配
置、付加したアクティブマトリクス方式が主として用い
られ、大画面化を図る上での障害の一つになっている。
しかし、1975年R,B、Meyerらによって合成
された4−(4−n−デシルオキシヘンジリデンアミノ
)ケイ皮酸−2−メチルブチルエステル(DOBAMB
C) ヲ代表例とする強誘電性液晶の出現と、それを用
いたN、A、C1ark らの提案した新しい表示方式
(AppliedPhys、Lett、1980.36
.899)により、μsecオーダーの高速応答性及び
電場を切っても液晶分子の配向が変わらない特性(メモ
リー性)を有する液晶セルが可能となった。これらの材
料を用いた表示素子を使えば、スイッチング素子などを
用いないマルチプレックス駆動による単純マトリクス方
式による液晶テレビが可能となり、アクティブマトリク
スのものに比べ、生産性やコスト、信頼性さらに大画面
化などの面ではるかに有利なものとなる。
このため、現在まで多くの強誘電性液晶材料が合成され
、提案されてきた。これらの強誘電性液晶材料が表示材
料として用いられるためには、いくつかの物性が要求さ
れるが、その中でも基本的なものとしては、室温近傍の
広い温度範囲でスメクチックC相を示し、大きな自発分
極を有し、化学的に安定しているという点である。しか
しながら、初期の強誘電性液晶は、自発分極が10nC
/ cm”以下と小さく、また分子内にシッフ塩基をも
つものが多かったため、化学的に不安定であった。
ところで、最近、化学的に安定なエステル化合物による
大きな自発分極の発現が報告されている。
例えば、次式、 の温度領域でコスレテリック相の液晶となるが、この液
晶の83°Cにおける自発分極は、89nC/ cm2
である(特開昭61−43号公報)。
一方、カイラルスメクチックC相を示す温度を低くする
ために、2環の化合物が合成されている。
例えば、次式、 0      CH3 のビフェニル化合物は、降温時44°Cからカイラルス
メクチックC相を示す(特開昭59−118744号公
報)。
さらに、室温近傍で安定にカイラルスメチンク相を示す
フェニルピリミジン系化合物が報告されている。例えば
、次式、 CH3 の化合物は、78.7°C〜103.3°Cの温度領域
でカイラルスメクチックC相の、また103.3〜12
0.8°Cの化合物は、40.7〜82.8°Cの温度
領域でカイラルスメクチックC相の、82.8〜89.
1°CでスメクチックA相の液晶となる(特開昭61−
200973号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記エステル化合物は、カイラルスメク
チックC相の温度範囲が高いという欠点を有している。
また、上記ビフェニル化合物は、カイラルスメクチック
C相がモノトロピックであり、不安定である。更に、上
記フェニルピリミジン系化合物は応答速度が43°Cで
1500μsecと遅く、自発分極がかなり小さいと推
定される。
すなわち、高速応答性を要求される表示装置等の液晶材
料には、大きな自発分極を有すること、低粘性を有する
こと、あるいは室温近傍を含む広い温度範囲でカイラル
スメクチックC相を示すこと等が要求されるが、現在ま
でのところこれらの全てを充分に満足する材料は未だ得
られていないのが実状である。
これに対し、近年不斉炭素上にフッ素原子を有する化合
物が、大きな自発分極を有し、応答速度の速い強誘電性
液晶化合物を与えることが見出されている。
例えば、次式、 の化合物は、95.5°Cで166nC/cm2であり
、その応答速度は、34μsecである(特開昭64−
3154)。
本発明者らは、かかる化合物の液晶物性を向上させるた
めに鋭意検討を進めた結果、該化合物のうち光学活性を
有するもののい(つかは、公知の化合物でスメクチック
C相を示すことが分っている液晶組成物に添加すること
により、添加前の液晶組成物のもっている望ましい相系
列を損なうことなく、広い温度範囲でカイラルスメクチ
ックC相を示す液晶組成物を与えることを見出した。
本発明は、かかる知見に基いてなされたものであり、本
発明の目的は液晶組成物として有用な新規なエステル化
合物及びこれを含む液晶組成物を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、下記の一般式(I)、 R−X−A−Y−CF−R’    (I)CF3 (式中、R,l?’ は炭素数1〜18のアルキル基で
、側基は同じでも異なっていてもよ(、Xは単結合、o
−−oco−−coo−−ocoo−又は−CO−のい
ずれかを、Yは−CooCHz−又は−0CO−を、A
は置換基を有するかあるいは有しない含六員環基を示す
)で表される新規エステル化合物及びこの化合物を一種
もしくは二種以上含有する液晶組成物からなるものであ
る。
上記式(I)中のR,R’で示されるアルキル基は実用
的な製造上の見地から、各々炭素数1〜18のものが望
ましい。
尚、特に上記式中、R′が結合している炭素が不斉炭素
でこの炭素を中心に光学活性が付与されると、単独ある
いは他の化合物との混合により強誘電性液晶となり、好
ましいものとなる。
上記式(I)中のAの具体的な基は次式、X。
(式中、Zは一0CO−−COO−5−CH2O−又は
−OCH、−のいずれかを、xlはハロゲン又はシアノ
基を示す)で表される。
上記式(I)の代表的化合物の例と、その理化学的性質
を示すと次の通りである。
4′ オクチルオキシ−4 トリフルオロメチル 5−オクチル−2−(4−(2 トリフルオロメチル−2−フ ルオロヘキサノイルオキシ)フェニル)ピリミジIR(
KBr、cm−’)  :2920,2850,178
0,1610.1500皿H−NMR(CDCl 3中
、7MS基準、δ値ppm)  :6.90〜7.80
  (m、8N)、4.00  (t、  2+1)、
0.90〜2.80(m、  24H) IR(にBr  c++r’)  :2920.285
0.1785. 1590. 1430゜!I−NMR
(CDCl z中、7MS基準、δ値ppm)  :8
.62  (s、  2H)、8.50  (d、  
2+1)、7.20  (d、  2H)、2.65 
 (t、  2H)、0.80〜2.40(m、  2
4H)IR(KBr、 cl’)  :2950.28
50.1780.1730.1610゜1500、 1
260. 1170. 1070貫H−NMR(CDC
l 3中、7MS基準、δ値pρm)  :8.18 
 (d、  2H)、7.30  (d、  2+1)
、7.25  (d、  2H)、6.96  (d、
  211)、4.00  (t、  2H)、0.8
0〜2.50(m、  2BH)IR(KBr、 cm
−’)  :2920.2850.1790. 174
0. 16001510.1470,1260.119
0’H−NMR(CDC42s中、7MS基準、δ値p
pm)  :8.30  (d  2)1)、7.30
  (d、  2+1)、7.20  (d、  21
1)、6.95  (a、  2H)、4.00  (
t。
ェニル 21+)、0.80〜2.50(m、  24H)’)
I−NMRCCD1ff中、TI’lS l準、δ値p
pm)  :8.62  (s、  2H)、8.50
  (d、  2H)、8.15  (d、  2H)
、4.62  (m、  2N)、2.70  (t、
  2H)、0.80〜2.20(m  2411)I
R(KBr、  cm−’)  :2920. 285
0. 1740. 1610. 1500゜H−NMR
(CDCl s中、7MS基準、δ値ppm)  :8
.10(d、 2H)  、1.10 (d、 2)1
)、7.58(d、 2)1)  、4.60(n+、
  2H)  、4.00 (t、  2H)、0.8
0〜2.20(m、  24H)リミジン ェニル IR(KBr、  cm−’)  :2940. 29
20.2850. 1730. 1605゜1510、
 1317. 1260. 1203. 1160. 
1108. 1098゜1063.1005.882,
840.755 688’H−NMR(CDCf 、中
、7MS基準、δ値ppm)  :8.20〜8.10
(d、d、 4+1)  、7.32 (d、 2H)
、6.98(d、  2+1)  、4.61  (m
、  2H)、4.05  (t、  211)、2.
10〜1.68(m、  411)1.6(I〜1.2
0(m、  14H)、1.00〜0.80(m、  
6H)IR(にBr、  cm−’)  :2910.
 2850. 1738. 1610. 158015
40、 1430. 1260. 1200. 116
0. 1120IR(KBr、cm−’)  :295
0,2910,2850,1735,17251510
. 1465. 1408. 1317. 1267、
 1250. 12001162.1118. 107
8,1018,867.720J(−NMR(CDC1
3中、7MS基準、δ値ppm)  :8.30  (
d、  2)1)、8.18  (d、  2+1)、
7.15  (d、  2+()、6.93  (d、
  2+1)、4.65  (m、  211)、3.
95  (t、  2H)、2.10〜1.68  (
m、  4H)、1.60〜1.20  (m、  1
4H)  、1.00〜0.80(m、  6tり 上記一般式(I)で示した化合物は以下の方法によって
得られる。
ニル R−X−A−QC−CF−R’ 1! IR(KBr、  cm−’)  :2940.292
0.2850. 1730. 16051510、 1
317. 1260. 1210’+1−N?IR(C
DCI!、3中、7MS基準、δ値ppm)  :8.
20  (d、  2+1)、8.18  (d、  
2+1)、7.30  (d、  211)、7.00
  (d、  2H)、4.65  (m、  2H)
、4.10  (t、  211)、0.80〜2.2
0  (m、328)上記(a)〜(h)において一般
式(II)〜(V)で示した化合物は以下の方法で得ら
れる。
(II)の場合 CF3 α (III)の場合 OCF。
(rV)の場合 (V)の場合 上記反応式において用いた一般式(I)及び(2)の化
合物は次のようにして一般式(3)の化合物より誘導し
たものである。
また(c)において、Zが−COO−。
でも収率よく合成できる。
yが一0CO−の場合には以下の方法 即ち、含フン素アリルエステル類を3級アミン存在下シ
リルトリフラート類と反応させることにより化合物(3
)を得ることができる。さらに、この化合物(3)はフ
タロイルジクロリド等の塩素化剤を用いることにより化
合物(I)に変換でき、この化合物(I)を水素化ホウ
素ナトリウム等の還元剤を用いることにより、対応する
アルコール化合物(2)に変換できる。
フルオロヘキサノイルオキシ) ビフェニルの 金戒 4′−オクチルオキシ−4−ヒドロキシビフェニル69
0 mg (2,3X 10−3mol)、(−)−2
−トリフルオロメチル−2−フルオロヘキサン酸クロリ
ド600mg (2゜3 XIO−3mo+)を乾燥ピ
リジン10m1に溶解し、−晩室温で攪拌した。反応終
了後、トルエン100瀬中に移し、■規定塩酸水溶液及
び水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸
マグネシウムを濾別後、展開液(トルエン:ヘキサン=
1=5(ν/V))を用いてシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し、エタノールから再結晶して、
白色固体550■(50%)を得た。この化合物は、前
述の理化学的性質を有していた。
亘益且■且l 上記化合物を、ポリイミドを塗布しラビング処理を施し
た透明電極付ガラスからなる厚さ3μmのセルに注入し
、ホットステージで温度制御を行いながら、偏光顕微鏡
観察を行った。温度変化は1分間に2°Cの割合で行っ
た。
降温過程では、32.9°Cで結晶になった。昇温過程
では、43.9°Cで等方性液体になった。
尖施拠叉 4−デシルオキシ安息香酸4−(2−1−リフルオロメ
チル−2−フルオロヘキサノイルオキシ)フェニルハイ
ドロキノン9.9g(0,09mol)を乾燥ピリジン
60m1に溶かした。この溶液に4−デシルオキシ安息
香酸8.7g(0,03mol)を滴下した。滴下終了
後、室温で一晩攪拌した。反応終了後、氷冷し、6規定
塩酸水溶液220+1を用いてpl+を1以下とし、析
出固体を濾取した。この固体をエタノール15Mから再
結晶し、白色固体5.9g (53%)を得た。
鯨 上記の方法で得た4−(4−デシルオキシフェニルカル
ボニルオキシ)フェノールと、(−)−2−トリフルオ
ロメチル−2−フルオロヘキサン酸クロリドとを実施例
1と同様の方法で反応させ、白色固体320■(32%
)を得た。この化合物は前述の理化学的性質を有してい
た。
遭益立企評藤 実施例1に記載の方法で液晶性の評価を行ったところ、
降温過程では32.1’Cで結晶になった。昇温過程で
は49.1°Cで等方性液体になった。
ところ、降温過程では19.8°Cで結晶になった。昇
温過程では33.2°Cで等方性液体になった。
裏庭炭↓ 4−(24リフルオロメチル−2−フルオロヘキサノイ
ルオキシ)安息香酸4−オクチルオキシフェニル5−オ
クチル−2−(4−ヒドロキシフェニル)ピリミジン4
30mg(I,5x 10−’mol)と、(−)−2
−トリフルオロメチル−2−フルオロヘキサン酸クロリ
ド400■(I,8X10−’mol)とを実施例1と
同様の方法で反応させ、白色固体230mg (33%
)を得た。この化合物は前述の理化学的性質を有してい
た。
斂星ユ■丘l 実施例1に記載の方法で液晶性の評価を行った4−ヒド
ロキシベンズアルデヒド830mg (6,8mmol
)を乾燥ピリジン15dに溶かした。この溶液に室温下
で(−)−2−トリフルオロメチル−2−フルオロヘキ
サン酸クロリド1.5g (6,8mmol)を加えて
、室温で6時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチル10
0m1中に反応溶液を移し、1規定塩酸及び水で洗浄し
た後、有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸
マグネシウムを濾別後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、無色透明液体1.8g (86%)を
得た。
上記の方法で得た4−(24リフルオロメチル−2フル
オロヘキサノイルオキシ)ベンズアルデヒド1.7g 
(5,5mmol)をアセトン80m1に溶かし、過マ
ンガン酸カリウム870+++g (5,5mmol)
をゆっくり加えて、室温で一晩攪拌した。反応終了後、
水20m!に溶かした亜硫酸水素ナトリウム970■(
9,3mmol)と1規定塩酸水溶液とを加えて透明溶
液とした。
アセトンを留去した後、塩化メチレンで抽出し、有機相
を水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
硫酸マグネシウムを濾別後、濃縮して白色固体1.7g
 (99%)を得た。
上記の方法で得た4−(2−)リフルオロメチル−2フ
ルオロヘキサノイルオキシ)安息香酸300mg(9,
0X10”’mol)、オクチルオキシフェノール25
0■(I,IX 10−’mol)、N、 N’−ジシ
クロへキシルカルボジイミド230mg (I、I X
 10− ’mol)及びN、 N−ジメチルアミノピ
リジン10mgを乾燥ジクロロメタン20m1に加えて
4時間還・流下で攪拌した。反応終了後、析出した固体
を濾別し、濾液を1規定塩酸水溶液及び水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾
別後、トルエンを展開液に用いたシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製し、エタノールから再結晶して、
白色固体180mg (38%)を得た。この化合物は
前述の理化学的性質を有していた。
仮益立豊北囁 実施例1に記載の方法で液晶性の評価を行ったところ、
降温過程では40.9°Cで結晶になった。昇温過程で
は53.8°Cで等方性液体になった。
夫指±立 4′−オクチルオキシ−4−(2−トリフルオロメチル
2−フルオロヘキシルオキシカルボニル)ビフェニル 4′−オクチルオキシビフェニル−4−カルボン酸クロ
リドと(+)−2−)リフルオロメチル−2−フルオロ
ヘキサノールとを実施例1と同様の方法で反応させ、白
色固体190■(24%)を得た。この化合物は前述の
理化学的性質を有していた。
瓜益件皇卦璽 実施例1に記載の方法で液晶性の評価を行ったところ、
降温過程では36.1°Cで結晶になった。昇温過程で
は59.5°Cで等方性液体になった。
実施■旦 5−オクチル−2−(4−(2−1−リフルオロメチル
−2−フルミジン リミジン 4−(5−オクチルピリミジン安息香酸と(+)−2−
トリフルオロメチル−2−フルオロヘキサノールとを実
施例4と同様の方法で反応させ、白色固体590mg 
(58%)を得た。この化合物は前述の理化学的性質を
有していた。
辰益比皇且五 実施例1に記載の方法で液晶性の評価を行ったところ、
降温過程では21.8°Cで結晶になった。昇温過程で
は42.5°Cで等方性液体になった。
災脂±ユ 4−オクチルオキシ安息香酸4−(2−トリフルオロメ
チル−2−フルオロヘキシルオキシカルボニル)フェニ
ル 4−ベンジルオキシ6自  のム 4−ベンジルオキシベンズアルデヒド10.61g (
50m翔o1)をアセトン700滅に溶解し、攪拌しな
がら過マンガン酸カリウム7.90g (50mmol
)を約10分間かけて少量ずつ加えた。その後15時間
室温で攪拌を続けた。亜硫酸水素ナトリウム5 g(5
0mmol)の水溶液100雁を反応液に加え、さらに
2規定塩酸を加えて透明溶液とした。ロータリーエバポ
レーターでアセトンを留去した後、析出した白色固体を
濾取し、エタノールから再結晶して、白色結晶8.5g
 (75%)を得た。
4−ベンジルオキシ6自  2−トリフルオロメチル=
2−フルオロヘキシルの入 (+) −2−トリフルオロメチル−2−フルオロヘキ
サノール700mg (3,72mmol)を乾燥塩化
メチレン20m2に溶解し、室温で攪拌しなから4−ベ
ンジルオキシ安息香酸1.10g (4,84mmol
)、4−ジメチルアミノピリジン51■(0,42mm
ol)を加えた。これに、N。
N′−ジシクロへキシルカルボジイミド1.0g(4,
84mmol)を溶解した乾燥塩化メチレン溶液10 
mlを加え、室温で15時間攪拌した。析出した白色固
体を濾別した後、濾液を2規定塩酸及び水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾
別した後、濾液をヘキサンを展開液としたシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーによって精製し、無色透明液体
1.2g (82%)を得た。
上記方法で得た4−ベンジルオキシ安息香酸2−トリフ
ルオロメチル−2−フルオロヘキシル1.2g(3,0
mmol)をエタノールLOmlに溶かした。これに5
%Pd−炭素粉末150■を加え、30時7間室温で攪
拌しながら水素ガスを吹き込んだ。反応終了後、5%P
d−炭素粉末を濾別し、濾液を濃縮して白色固体920
 mg (98%)を得た。
上記方法で得た4−(2−トリフルオロメチル−2フル
オロヘキシルオキシカルボニル)フェノール247 m
g (0,8mmol)、4−オクチルオキシ安息香酸
260mg (I,04mmol)、4−ジメチルアミ
ノピリジン13mg<0.1mmol)を乾燥塩化メチ
レン10m1に加熱溶解させた。これに、N、 N’−
ジシクロへキシルカルボジイミド215mg(I,04
mmol)を?容かした※乞燥塩化メチレン溶?v、1
0 mlを加え、6時間加熱還流した。反応後、析出し
た白色固体を濾別し、濾液を2規定塩酸及び水で洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシ
ウムを濾別後、トルエン−ヘキサン混合液を展開液とし
て用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、エタノールから再結晶して白色結晶330mg 
(77%)を得た。この化合物は前述した理化学的性質
を有していた。
土益住■圧債 実施例1に記載の方法で液晶性の評1a5を行ったとこ
ろ、降温過程では23.7°Cで液体からスメクチック
A相になり、18.5°Cで結晶になった。一方、昇温
過程では45°Cで結晶から液体になった。
テレフタル酸アルデヒド1.4g (9,5mmol)
、(+)2−トリフルオロメチル−2−フルオロヘキサ
ノール1.4g (7,3mmol)、4−ジメチルア
ミノピリジン120mg (I,0mmo+)及びN、
 N’−ジシクロへキシルカルボジイミド2.0g (
9,5mmol)を乾燥塩化メチレン30m1に溶かし
、室温で30時間攪拌した。反応終了後、析出した白色
固体を濾別し、濾液を2規定塩酸水溶液と水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを
濾別後、濃縮し、展開液(トルエン:ヘキサン=5:1
(ν/V))を用いてシリカゲルクロマトグラフィーに
より精製して白色固体1.7g (72%)を得た。
上記の方法で得た4−(2−トリフルオロメチル2−フ
ルオロヘキシルオキシカルボニル)ヘンズアルデヒド1
.7g (5,3mmo+)を50m1lのアセトンに
7容かした。この溶液に過マンガン酸カリウム840m
g(5,3mmol)を加え、室温で20時間撹拌した
。反応終了後、1 g (I0mmol)の亜硫酸水素
ナトリウムを溶かした水20m1と、2規定塩酸水溶液
とを加えて透明溶液にした後、アセトンを留去した。析
出した固体を濾取し、エタノールから再結晶して、白色
固体1.4g (79%)を得た。
底 実施例4において、4−(2−トリフルオロメチル−2
−フルオロヘキサノイルオキシ)安息香酸の代りに、上
記の方法で得た4−(2−)リフルオロメチル−2−フ
ルオロヘキシルオキシカルボニル)安息香酸を用いた以
外は全く同様の操作を行い、白色結晶190 mg (
45%)を得た。この化合物は前述した理化学的性質を
有していた。
丘益比凹註l 実施例1に記載の方法で液晶性の評価を行ったところ、
降温過程では31.4°Cで液体から結晶になった。一
方、昇温過程では53.3°Cで結晶から液体になった
ニル 以外は全く同様の操作を行い、白色固体200mg(4
1%)を得た。この化合物は前述の理化学的性質を有し
ていた。
遡届且亘評l 実施例1に記載の方法で液晶性の評価を行ったところ、
降温過程では11.5°Cでコレステリンク相になり、
9.9°CでカイラルスメクチックA相になり、−0,
2°Cで結晶になった。一方、昇温過程では44.0”
Cで結晶から等方性液体になった。
叉施凱廷 次に、液晶組成物の物性を以下に示す。
下記の化合物よりなる組成物はスメクチックC相は示す
が、強誘電性液晶ではない液晶組成物(A)である。
実施例7において、(+)−2−トリフルオロメチル2
−フルオロヘキサノールの代りに、(−)−2−トリフ
ルオロメチル−2−フルオロデカノールを用いたまた、
表の見方は、例えば実施例1において、58.5°C〜
49.5’Cがコレステリンク相、49.5°C〜18
.7°CがスメクチックA相および18.7°C〜6.
0”Cが高次のスメクチック相を示すものとする。
上記液晶組成物(A)に対し、実施例1〜8の化合物そ
れぞれ5重量%添加したときの相転移温度(°C)を下
記の第1表に示す。但し、表中、Sxは高次のスメクチ
ック相を、Sc“はカイラルスメクチックC相を、SA
はスメクチックA相を、またchはコレステリック相を
夫々示すものとする。
上記第1表より次のことも確認された。
即ち、次式、 旦    OCF3 で表される実施例4の化合物と次式、 0    0     CF。
で表される実施例8の化合物とは、他の実施例の化合物
の添加系に比し、液晶組成物(A)の相系列の乱れが極
めて少ない。
これに対し、次式、 で表される実施例2の化合物と次式、 このことから、かかる組成物系では二重下線を引いて示
したエステル基の結合方向が液晶性に対し極めて顕著な
効果を有していることが分かる。
(発明の効果) 本発明の化合物は、安定なサーモトロピックの液晶状態
を取り得、自発分極が大きくて応答速度が速い強誘電性
液晶となる等、オプトエレクトロニクス関連素子の素材
として極めて優れた効果を奏するものである。
従って本発明は、例えば、液晶テレビ等のデイスプレィ
用、プリンターヘッド、光フーリエ変換素子、ライトパ
ルプ等、液晶やエレクトロケミクロミズムを利用するオ
プトエレクトロニクス関連素子の素材として有用な液晶
材料といえる。
で表される実施例7の化合物とは著しく相系列を乱して
いる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I )、 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R、R′は炭素数1〜18のアルキル基で、両
    基は同じでも異なっていてもよく、Xは単結合、−O−
    、−OCO−、−COO−、−OCOO−又は−CO−
    のいずれかを、Yは−COOCH_2又は−OCO−を
    、Aは置換基を有するかあるいは有しない含六員環基を
    示す)で表される新規エステル化合物。 2、請求項1に記載の一般式( I )で表される化合物
    が光学活性体である請求項1記載の新規エステル化合物
    。 3、請求項1の一般式( I )で表される化合物のAが
    次式、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼及び ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Zは−OCO−、−COO−、−CH_2O−
    又は−OCH_2−のいずれかを、X_1はハロゲン又
    はシアノ基を示す)で表される化合物からなる群から選
    ばれた含六員環基である請求項1記載の新規エステル化
    合物。 4、請求項1のエステル化合物を一種もしくは二種以上
    含有することからなる液晶組成物。
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