JP2943817B2 - 5―オキシ―2―フェニルピリジン化合物および液晶媒質 - Google Patents

5―オキシ―2―フェニルピリジン化合物および液晶媒質

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下記式I、すなわち 〔但し上記式において m及びnは互いに独立にそれぞれ1ないし18の数であ
り、 Q1は−0−、trans−1,4−シクロヘキシレン、1,4−
フェニレン又は単結合を表わし、 Q2は−COP−、 又は単結合を表わし、 その際、イ)Q1=Q2=単結合のときはm+n≧11であ
り、そしてロ)Q2=COのときはCnH2n+1の基は直鎖基で
ある〕 の5−オキシ−2−フェニルピリジン化合物、及びこれ
らの化合物を含む強誘電性液晶媒質に関する。
1つ以上のチルトスメクチック相を有する種々の基礎
混合物に適当なキラル性ドープ物質を添加することによ
って強誘電性を有するキラル性の種々のチルトスメクチ
ック液晶媒質を作ることができる〔L.A.Beresnev等:
“Mol.Cryst.Liq.Cryst."89,327(1982)、H.R.Brand
等:“J.Physique"44(lett.),L771(1983)参照〕。
この型の種々の媒質はキラル性チルト媒質の強誘電性に
基づいて、Clark及びLagewallによって記述されたSSFLC
技術の原理〔N.A.Clark及びS.T.Lagerwall:“Appl.phy
s.Lett."36,899(1980)、米国特許第4,367,924号〕に
基づく迅速スイッチングディスプレー用の誘電体として
使用することができる。これらの媒質においては長い分
子がいくつもの層をなして配列しており、これらの分子
はその層の垂線に対して或るチルト角を有している。層
から層へ進むにつれてそのチルト方向は各層に対する垂
直軸に関して僅かな角度ずつ変化し、それによってらせ
ん構造を形成する。このSSFLC技術の原理に基づくディ
スプレーにおいては各スメクチック層はセルの両板に対
して垂直に配置される。各分子のチルト方向のらせん状
配置は両板の間隔を非常に小さくすること(約1−2μ
m)によって抑止される。それにより各分子の長手軸は
そのセルの両板に平行な面内に強制的に配置され、その
ようにして2つの優先的チルト配向方向が生ずる。適当
な交流電場を印加することによって自発分極を示す液晶
相中でそれら2つの状態の間でそのいずれかへスイッチ
することができる。このスイッチング過程は種々のネマ
チック液晶に基づく通常的なツイストセル(TN−LCD)
におけるよりも著しく迅速である。
キラル性の種々のチルトスメクチック相(例えばS
c、或いはまたSH 、SI 、SJ 、SK 、SG 、SF
等)を有する、今日入手可能な物質の種々の用途につい
ての大きな欠点はそれらの化学的、熱的及び光学的な安
定性が低いということである。今日入手可能なキラル性
の種々のチルトスメクチック媒質に基づくディスプレー
のもう一つの不利な性質は、その自発分極の値が低過ぎ
てそのために、それらのデイスプレーのスイッチング時
間挙動に不都合な影響がもたされ、及び/又はそれら媒
質のピッチ及び/又はチルト及び/又は粘度がデイスプ
レー技術の種々の要求条件を満足しないと言うことであ
る。加えて、それらの種々の強誘電性媒質の温度範囲は
ほとんどの場合、余りに小さく、かつ多くは高すぎる温
度範囲にある。
本発明者等はキラル性の種々のチルトスメクチック媒
質の成分として式Iの化合物を用いた場合に上述の種々
の欠点を本質的に少なくすることができることを見出し
た。したがって式Iの各種化合物はキラル性の種々のチ
ルトスメクチック液晶媒質の成分として特に適してい
る。それらを用いた場合に、なかでも好ましい強誘電性
の相範囲、粘度の好ましい値、特に広いSc相範囲、0
℃以下の温度まで結晶化を起さない優れた過冷却性、及
びこのような相について自発分極の高い値を有する、化
学的に特に安定なキラル性の種々のチルトスメクチック
液晶媒質を作り出すことができる。PはnC/cm2で表わさ
れる自発分極値である。式の種々の化合物はまたエレク
トロクリニック効果のための液晶媒質としても適してい
る。
式Iの種々の化合物は広い利用分野を有する。置換基
を選ぶことによってこれらの化合物は種々のスメクチッ
ク液晶媒質を構成するような基礎物質として使用するこ
とができる。しかしながらまた式Iの化合物は他の化合
物群よりなる種々の液晶基礎物質に添加して、例えばそ
のような媒質の誘電的及び/又は光学的な異方性、及び
/又は粘度及び/又は自発分極及び/又は相範囲及び/
又はチルト角及び/又はピッチを変化させることもでき
る。
英国特許第2161808号公報に本発明に従い特許請求さ
れる式Iの化合物の1部が包含される、マルチプレック
スセルにおいて利用するためのネマチックなフェニルピ
リジン化合物についての非常に広い一般式があげられ
る。しかしながらこの英国特許第2161808号中にはその
型の化合物におけるSC相についてはまったく示唆すると
ころがなく、というよりは、その中に記述されている化
合物はネマチックな化合物であって、他の種々のネマチ
ックな液晶との優れた混和性を有することが述べられて
いる。明確には下記の化合物があげられている: 2−(p−ペンチルフェニル)−5−ブチロキシピリジ
ン C→I 38℃、I→S 34℃ 2−(p−ブチルフェニル)−5−エトキシピリジン C→I 29.5℃ 2−(p−ペンチルフェニル)−5−プロピロキシピリ
ジン C→I 42℃ 2−(p−ヘキシルフェニル)−5−ブチロキシピリジ
ン C→S 26℃、S→I 44.5℃ 他の種々のネマチックな液晶との良好な混和性につい
ては、2つのこれらの化合物において記載されている、
特定されていないいくつかのスメクチック相はSCではな
くて例えばSBであるかも知れない。
JP 63 165 344 から下記式の光学活性フェニルピリジ
ン化合物が公知である: しかしながらこれらは強誘電性液晶媒質のためのアキラ
ルな基礎物質としては適しておらず、ドープ物質として
適しているものである。
したがって従来技術水準からは当業者は本発明に従う
各化合物が広くかつ好ましい範囲の種々のSC相を示すこ
と、及びそれらが回転粘度についての好ましい値によっ
て優れていることを認識することはできなかったのであ
る。それで本発明の対象は式Iの5−オキシ−2−フェ
ニルピリジンである。
本発明の対象は更に、式Iの化合物の少なくとも1つ
を含む強誘電性の種々の液晶媒質並びにそのような媒質
を含む種々の液状ディスプレー、なかでも強誘電性の電
気光学的ディスプレーである。
本発明に従う媒質は好ましくは少なくとも2つ以上、
なかでも少なくとも3つ以上の式Iの化合物を含む。特
に好ましい本発明に従うキラル性チルトスメクチック液
晶相は、そのもののアキラルな基礎混合物が式Iのいく
つかの混合物に加えて、負の誘電異方性か、又は絶対値
の小さな正の誘電異方性を有する少なくとも1つ以上の
他の成分を含むものである。これらのアキラルな基礎混
合物の他の成分はその基礎混合物の1ないし50%、好ま
しくは10ないし25%を占めることかできる。負の誘電異
方性又は絶対値の小さな正の誘電異方性を有する他の成
分としては下記のIVの式の種々の化合物が適しており、
これらは下記の各従属式IV aないしIV iの化合物を包含
する。
上記の各式においてR4及びR5はそれぞれ好ましくは直
鎖状の、それぞれ3ないし12個の炭素原子を有する、ア
ルキル、アルコキシ、アルカノイロキシ又はアルコキシ
カルボニルを表わす。Xは好ましくはOである。式IV
a、IV b、IV d、IV e、IV f及びIV gの化合物において
は1個の1,4−フェニレン基はハロゲン又はCNにより、
中でも好ましくは弗素によつてラテラルに置換されてい
ることができる。
特に好ましいものは上記従属式IV a、IV b、IV d及び
IV fにおいてR4とR5とがそれぞれ直鎖状の、それぞれ5
ないし10個の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ
を意味するものである。
特に好ましい個別の化合物を下記表Iにあげる。
前記従属式IV e、IV h及びIV iの化合物は融点低下用
の添加剤として適しており、そして通常、種々の基礎混
合物に5%を越えない量で、好ましくは1ないし3%の
量で添加される。従属式IV c、IV h及びIV iの化合物に
おいてはR4及びR5は好ましく2ないし7個、特に3ない
し5個の炭素原子を有する直鎖状アルキルである。本発
明に従う種々の相において融点低下のために適している
もう一つの化合物群は、下記式のそれらであり、 その際この式においてR4及びR5は上記従属式 IV c、IV
h及びIV iについてあげた好ましい意味を有する。
負の誘電異方性を有する他の成分としては更に下記構
造要素A、B又はC、すなわち を含む化合物が適している。
この種の好ましい化合物は下記式V a、V b及びV cに
相当するものである: 上記の式においてR′及びR″はそれぞれ好ましくは直
鎖状の、それぞれ2ないし10個の炭素原子を有するアル
キル基又はアルコキシ基である。Q1とQ2とはそれぞれ1,
4−フェニレン、trans−1,4−シクロヘキシレン、4,4′
−ビフェニリル、4−(trans−4−シクロヘキシル)
−フェニレ、trans,trans−4,4′−ビシクロヘキシルで
あるか、又はQ1又はQ2の基の一方は単結合であることも
できる。
Q3及びQ4はそれぞれ1,4−フェニレン、4,4′−ビフェ
ニリル又はtrans−1,4−シクロヘキシレンである。
Q3及びQ4の基の一方はまた、1個のCH基がNで置き換
えられているような1,4−フェニレンを意味することも
できる。Rは下記構造 に1個の不整炭素原子を有する光学活性基である。特に
好ましい式V cの化合物は下記式V c′、すなわち の化合物であり、その際Aは1,4−フェニレン又はtrans
l,4−シクロヘキシレンであり、そしてnは0又は1で
ある。
式Iの化合物には以下にあげるような、好ましくは2
環式又は3環式の物質が含まれる。
但しmは好ましくは7ないし12であり、そしてnは6
ないし12である。
但しmとnとは好ましくはそれぞれ互いに独立に5な
いし12である。
但しCnH2n+1の基は直鎖状基であり、Q1は好ましくは
−0−又は単結合であり、そしてmとnとはそれぞれ互
いに独立に5ないし12である。
但しQ1は好ましくは−0−又は単結合であり、mは好
ましくは5ないし12を、そいてnは好ましくは2ないし
12である。
但しQは好ましくは−0−又は単結合であり、mは好
ましくは5ないし12を、そしてnは好ましくは2ないし
12である。
但しmは好ましくは2ないし12を、そしてnは2ない
し12である。
但しmは好ましくは3ないし12を、そしてnは2ない
し12である。
これらのうち式I a及びI b、なかでもI bの化合物が
特に好ましい。
mは好ましくは5ないし14、なかでも6ないし12であ
る。nは好ましくは3ないし12である。CmH2m+1の基及
びCnH2n+1の基は好ましくは直鎖状である。比較的短い
このような基を有する式Iの化合物は種々のネマチック
な媒質の成分としても適している(n及びmは互いに独
立に1ないし7であるもの)。Q1は好ましくは−0−で
ある。
式Iの化合物は文献に記述されている公知の方法(例
えばスツットガルトのGoerg−Thieme Verlagより刊行さ
れたHouben−Weyl“Methoden der Organischen Chemie"
のような公知の標準適著書に記述されているような)に
より製造することができる。
各出発物質は所望に応じて、例えばその反応混合物か
ら分離することなく直ちに反応させて式Iの化合物にす
るようにしてその場で形成させることもできる。
本発明に従う化合物は下記の反応式に従って簡単に製
造することができる: 本発明に従う化合物は更に、亜鉛の有機金属化合物をド
イツ特許公開第3632410号に記述されているように、対
応するブロモピリジン誘導体と結合させることによって
得ることができる。
以下に、いくつかの特に重要なヒドロキシ中間生成物
の合成方法を記述する。
a)5−ヒドロキシ−2(4−アルキルフェニル)ピリ
ジン又は5−ヒドロキシ−2(4−アルコキシフェニ
ル)ピリジンはC.Jutz等(Liebigs Ann. Chem.1975 874
−900)の操作と同様の方法で2−ベンジロキシトリメ
チニウム塩を4−アルキルアセトフェノン又は4−アル
コキシアセトフェノンと縮合させ、NH3/NH4Cl又は酢酸
アンモンと反応させ、そして引き続いて水素化分解する
ことによるか、又はSuzuki等〔Synth. Commun. 11,513
−19(1981)〕の研究に従って、Pd触媒の存在のもとに
4−アルキルフェニルボロン酸又は4−アルコキシフェ
ニルボロン酸から5−アセトキシ−2−ブロモピリジン
(これは5−ヒドロキシ−2−ブロモピリジンからエス
テル化により得ることができる)と結合させることによ
り得ることができる。
b)5−アルコキシ−2(4−ヒドロキシフェニル)ピ
リジンは上にあげた文献と同様にして行い、4−ベンジ
ロキシフェニルボロン酸の5−アルコキシ−2−ブロモ
ピリジンとの結合及び引き続いての水素化分解によって
得ることができる。
本発明に従う液晶媒質は好ましくは本発明に従う1種
以上の化合物に加えて他の成分として2ないし40種、な
かでも4ないし30種の成分を含む。特に好ましくはこれ
らの媒質は本発明に従う1つ以上の化合物に加えて7な
いし25種の成分を含む。これら他の成分は好ましくはネ
マチック物質又はネマチック形成性(単変性又は等方性
の)の物質、なかでもアゾキシベンゾール類、ベンジリ
デンアニリン類、ビフェニル類、ターフェニル類、フェ
ニルベンゾエート、シクロヘキシルベンゾエート、シク
ロヘキサンカルボン酸のフェニルエステル又はシクロヘ
キシルエステル、シクロヘキシル安息香酸のフェニルエ
ステル又はシクロヘキシルエステル、シクロヘキシルシ
クロヘキサンカルボン酸のフェニルエステル又はシクロ
ヘキシルエステル、安息香酸のシクロヘキシルフェニル
エステル、シクロヘキサンカルボン酸の、又はシクロヘ
キシルシクロヘキサンカルボン酸のシクロヘキシルフェ
ニルエステル、フェニルシクロヘキサン類、シクロヘキ
シルビフェニル類、フェニルシクロヘキシルシクロヘキ
サン類、シクロヘキシルシクロヘキサン類、シクロヘキ
シルシクロヘキセン類、シクロヘキシルシクロヘキシル
シクロヘキセン類、1,4−ビス−シクロヘキシルベンゾ
ール類、4,4′−ビス−シクロヘキシルビフェニル類、
フェニルピリミジン、シクロヘキシルピリミジン、フェ
ニルピリジン、シクロヘキシルピリジン、フェニルジオ
キサン類、シクロヘキシルジオキサン類、フェニル−1,
3−ジチアン類、シクロヘキシル−1,3−ジチアン類、1,
2−ジフェニルエタン類、1,2−ジシクロヘキシルエタン
類、1−フェニル−2−シクロヘキシルエタン類、1−
シクロヘキシル−2−(4−フェニル−シクロヘキシ
ル)−エタン類、1−シクロヘキシル−2−ビフェニリ
ルエタン類、1−フェニル−2−シクロヘキシル−フェ
ニルエタン類、場合によりハロゲン化されているスチル
ベン類、ベンジルフェニルエーテル類、トラン類及び置
換された桂皮酸類の群からの種々の化合物から選ばれ
る。これらの化合物中の1,4−フェニレン基は弗素化さ
れていてもよい。
本発明に従う種々の媒質の他の成分としてあげられる
最も重要な化合物は下記の1、2、3、4及び5の式に
よって特徴づけられるものである: R′−L−E−R″ 1 R′−L−COO−E−R″ 2 R′−L−OOC−E−R″ 3 R′−L−CH2CH2−E−R″ 4 R′−L−C≡C−E−R″ 5 これらの式1、2、3、4及び5においてL及びEは同
一であっても、又は異なっていてもよいが、それぞれ互
いに独立に−Phe−、−Cyc−、Phe−Phe−、−Phe−Cyc
−、−Cyc−Cyc−、−Pyr−、−Dio−、−G−Phe−及
び−G−Cyc−並びにそれらの鏡像異性基から形成され
る基よりなる2価の基であり、その際Pheは非置換の、
又は弗素で置換された1,4−フェニレンを、Cycはtrans
−1,4−シクロヘキシレン又は1,4−シクロヘキセニレン
を、Pyrはピリミジン−2,5−ジイル又はピリジン−2,5
−ジイルを、Dioは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルを、
そしてGは2−(trans−1,4−シクロヘキシル)−エチ
ル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル
又は1,3−ジオキサン−2,5−ジイルを表わす。好ましく
はこれらL及びEの基の一方はCyc、Phe又はPyrであ
る。Eは好ましくはCyc、Phe又はPhe−Cycである。本発
明に従う各媒質は好ましくは上記の1、2、3、4及び
5に式においてL及びEがCyc、Phe及びPyrより選ばれ
るものであるような化合物から選ばれた1つ以上の成分
と、及び同時に、上記の1、2、3、4及び5の式にお
いてL及びEの一方がCyc、Phe及びPyrの群から、そし
てもう一方が−Phe−Phe−、Cyc−Cyc−、−G−Phe−
及び−G−Cyc−の群から選ばれるものであるような化
合物より選ばれた1つ以上の成分と、そして場合により
更に、上記の1、2、3、4及び5の式においてL及び
Eが−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−の群か
ら選ばれるものであるような化合物より選ばれた1つ以
上の成分を含む。
R′及びR″は各従属式1a、2a、3a、4a及び5aの化合
物においてそれぞれ互いに独立に8個までの炭素原子を
有するアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルケニロ
キシ又はアルカノイロキシである。これらの化合物のほ
とんどの場合にR′とR″とは互いに異なっており、そ
の際これらの基の一方は通常アルキル又はアルケニルで
ある。各従属式1b、2b、3b、4b及び5bの化合物において
R″は−CN、−CF3、F、Cl又は−NCSであり、この場合
にRは従属式1aないし5aの化合物においてあげた意味を
有し、そして好ましくはアルキル又はアルケニルであ
る。しかし前記の1、2、3、4及び5の式の化合物中
の上にあげた置換基の他の変形基も使用することができ
る。これらの物質の多くのもの、或いはまたそれらの混
合物は市販されている。これらの物質は全て文献におい
て公知の方法又はそれに類似する方法によって得ること
ができる。
本発明に従う各媒質は好ましくは1a、2a、3a、4a及び
5aの化合物の群(第1群)からの成分に加えて、1b、2
b、3b、4b及び5bの化合物の群(第2群)からの成分を
も含み、これら成分の割合は好ましくは下記のようであ
るのがよい: 第1群:20ないし90%、中でも30ないし90% 第2群:10ないし80%、中でも10ないし50% ここで本発明に従う化合物の割合と上記第1及び第2
群の化合物の割合との合計は100%である。
本発明に従う媒質は好ましくは1ないし40%、なかで
も好ましくは5ないし30%の本発明に従う各種化合物を
含む。更に好ましくはこれらの媒質は40%よりも多い、
なかでも45ないし90%の本発明に従う化合物を含む。こ
れらの媒質はなかでも3つ、4つ又は5つの本発明に従
う化合物を含むのが好ましい。
本発明に従う媒質の製造は通常の方法で行われる。一
般に各成分は好都合には高められた温度において互いに
溶解させる。適当な添加物によつて本発明に従う液晶相
はこれがこれまで公知になっている全ての種類の液晶デ
ィスプレー要素において使用できるように修飾すること
ができる。このような添加物は当業者に公知であり、そ
して文献に詳細に記述されている〔ワインハイムのVerl
ag Chemie刊行(1980)のH.Kelker/R.Hatz:“Handbook
of Liquid Crystals"〕。例えば多色性染料を着色ゲス
ト/ホスト系の製造のために添加し、又は誘電異方性、
粘度及び/又は各ネマチック相の配向を変化させるため
の種々の添加物を加えることができる。
以下にあげる各例は本発明に制限をもたらすことなく
これを説明するものである。これらの例においてmpは融
点を、そしてcpは透明点を表わす。以上及び以下の記載
において%の値は重量%で、そして全ての温度は℃であ
げてある。「通常的後処理」とは水を加え、塩化メチレ
ンで抽出し、分離し、有機相を乾燥させ、濃縮し、そし
てその生成物を結晶化及び/又はクロマトグラフィーに
より精製することを意味する。
更にまた、Cは結晶性固体の状態を、Sはスメクチッ
ク相(インデックスはその相の型を表わす)を、Nはネ
マチック状態を、Chはコレステリック相を、Iは等方性
相を表わす。2つの記号の間にあげた数値は℃で表わし
た遷移温度である。
例1 0.1モルの2−(4−ノニルフェニル)−5−ヒドロ
キシピリジン〔Jutz等(前述)に従い4−ノニルアセト
フェノンを2−ベンジルオキシトリメチニウムパークロ
レートと縮合させ、次いでそのベンジルエーテルの水素
化分解によってつくられる〕を溶剤としてのジメチルホ
ルムアミドの中で0.11モルの1−ブロモヘプタンと0.11
モルの炭酸カリウムを用いてエーテル化する。後処理の
後、イソプロパノールから2−(4−ノニルフェニル)
−5−ヘプチロキシピリジンを再結晶させる。
同様にして4−ベンジロキシアセトフェノンと2−オ
クチロキシトリメチニウムパークロレート、酢酸アンモ
ンとの反応及びそのベンジルエーテルの水素化分解によ
って2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−オクチロキ
シピリジンが得られ、このものは1−ブロモデカンによ
り2−(4−n−デシロキシフェニル)−5−オクチロ
キシピリジンにアルキル化される。
例2ないし 204 同様に、又は対応するヒドロキシ化合物の、標準的方
法によるエーテル化又はエステル化によって式Iの下記
の各化合物を作る。
例 205 0.1モルの4−(trans−4−ペンチルシクロヘキシ
ル)−フェニルボロン酸を、触媒としてのテトラキス
[トリフェニルホスフィン]パラジウム(0)により、
トルオール/2n−NaHCO3溶液(1:1)の中で反応式2に従
い2,5−ジブロモピリジンと結合させる。この結合生成
物に−100℃においてTHF中でn−ブチルリチウムを、次
いで硼酸トリメチルを加える。そのようにして得られた
ボロン酸に3%濃度のH2O2溶液20mlを加えて室温におい
て2時間撹拌する。得られた2−[4−(trans−4−
ペンチルシクロヘキシル)−フェニル]−5−ヒドロキ
シピリジンを例1におけると同様にして1−ブロモオク
タンを用いてエーテル化する。後処理の後、2−[4−
(trans−4−ペンチルシクロヘキシル)−フェニル]
−5−オクチロキシピリジンを再結晶させる。
例 206ないし 223 同様にして下記の本発明に従う式Iの化合物を作る。
フロントページの続き (72)発明者 ゲールハール、トーマス ドイツ連邦共和国 デー―6500 マイン ツ クプファーベルクテラセ 25 (72)発明者 ペッチュ、アイケ ドイツ連邦共和国 デー―6109 ミュー ルタール 6 アム ブーフヴァルト 4 (56)参考文献 特開 昭61−221171(JP,A) 特開 昭63−165344(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 213/65 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I: [式中、 mおよびnは、互いに独立に、それぞれ1ないし18の数
    であり、 Q1は、−O−、トランス−1,4−シクロヘキシレン、1,4
    −フェニレンまたは単結合を表し、そして Q2は、−CO−、 または単結合を表し、 ただし、 イ) Q1=Q2=単結合である化合物は除かれ、そして ロ) Q2=COのときはCnH2n+1の基は直鎖基である] の5−オキシ−2−フェニルピリジン化合物。
  2. 【請求項2】式I a: [式中、 mは7ないし12の数であり、そして nは6ないし12の数である] の請求項1記載の5−オキシ−2−フェニルピリジン化
    合物。
  3. 【請求項3】式I b [式中、 mおよびnは、互いに独立に、それぞれ5ないし12の数
    である] の請求項1記載の5−オキシ−2−フェニルピリジン化
    合物。
  4. 【請求項4】式I c [式中、 CnH2n+1の基は直鎖基であり、 Q1は−O−または単結合を表し、そして mおよびnは、互いに独立に、それぞれ5ないし12の数
    である] の請求項1記載の5−オキシ−2−フェニルピリジン化
    合物。
  5. 【請求項5】式I d: [式中、 Q1は−O−または単結合を表し、 mは5ないし12の数であり、そして nは2ないし12の数である] の請求項1記載の5−オキシ−2−フェニルピリジン化
    合物。
  6. 【請求項6】式Ie: [式中、 Q1は−O−または単結合を表し、 mは5ないし12の数であり、そして nは2ないし12の数である] の請求項1記載の5−オキシ−2−フェニルピリジン化
    合物。
  7. 【請求項7】式I f: [式中、 mおよびnは、互いに独立に、それぞれ1ないし12の数
    である] の請求項1記載の5−オキシ−2−フェニルピリジン化
    合物。
  8. 【請求項8】少なくとも2つの液晶成分を有する強誘電
    性液晶媒質において、請求項1ないし7の少なくとも1
    つに記載の成分を1つ以上含むことを特徴とする液晶媒
    質。
  9. 【請求項9】強誘電体として請求項8の媒質を含むこと
    を特徴とする、電気光学的ディスプレー。
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