JPH04501572A - 5―オキシ―2―フェニルピリジン化合物および液晶媒質 - Google Patents

5―オキシ―2―フェニルピリジン化合物および液晶媒質

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JPH04501572A JP2511213A JP51121390A JPH04501572A JP H04501572 A JPH04501572 A JP H04501572A JP 2511213 A JP2511213 A JP 2511213A JP 51121390 A JP51121390 A JP 51121390A JP H04501572 A JPH04501572 A JP H04501572A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 5−オキシ−2−フェニルピリジン化合物および液晶媒質 本発明は下記式11すなわち 〔但し上記式において m及びnは互いに独立にそれぞれlないし18の数であり、 Ql は−〇−1trans−1.4−シクロヘキシレン、1,4−)ユニしン 又は単結合を表わし、 Q2 は−CO−1 又は単結合を表わし、 その際、イ)Q1=Q2=単結合のときはm + n≧11であり、そして口) Q−CoのときはCnH2n+1の基は直鎖基である〕 の5−オキシ−2−フェニルピリジン化合物、及びこれらの化合物を含む強誘電 性液晶媒質に関する。
1つ以上のチルトスメクチック相を有する種々の基礎混合物に適当なキラル性ド ープ物質を添加することによって強誘電性を有するキラル性の種々のチルトスメ クチック液晶媒質を作ることができる(L、A、 Beresnev等: ”M o1. Cryst、 Liq、 Cryst、” 89.327 (1982 )、H,RlBrand 等:J、 Physique″44 (lett、) 、 L 771(1983) 参照〕。この型の種々の媒質はキラル性チルト媒 質の強誘電性に基づいて、C1ark及びLagerwallによって記述され た5SFLC技術の原理[N、 A、 C1ark及びS、T、 Lagerw all:App1.Phys、 Lett、” 36.899 (1980)、 米国特許第4.367、924 号〕に基づく迅速スイッチングディスプレー用 の誘電体として使用することができる。これらの媒質においては長い分子がいく つもの層をなして配列しており、これらの分子はその層の垂線に対して成るチル ト角を有している。層から層へ進むにつれてそのチルト方向は各層に対する垂直 軸に関して僅かな角度ずつ変化し、それによってらせん構造を形成する。この5 SFLC技術の原理に基づ(ディスプレーにおいては各スメクチック層はセルの 両板に対して垂直に配置される。各分子のチルト方向のらせん状配置は画板の間 隔を非常に小さくすること(約1−2μm)によって抑止される。それにより各 分子の長手軸はそのセルの両板に平行な面内に強制的に配置され、そのようにし て2つの優先的チルト配向方向が生ずる。適当な交流電場を印加することによっ て自発分極を示す液晶相中でそれら2つの状態の間でそのいずれかヘスイッチす ることができる。このスイッチング過程は種々のネマチック液晶に基づく通常的 なツイストセル(TN−LCD)におけるよりも著しく迅速である。
キラル性の種々のチルトスメクチック相(例えばScネネ*零本本 1、或いはまたs 、s 、s 、s 、s 、s、等))II J K G を有する、今日入手可能な物質の種々の用途についての大きな欠点はそれらの化 学的、熱的及び光学的な安定性が低いということである。今日入手可能なキラル 性の種々のチルトスメクチック媒質に基づくディスプレーのもう一つの不利な性 質は、その自発分極の値が低過ぎてそのために、それらのディスプレーのスイッ チング時間挙動に不都合な影響がもたらされ、及び/又はそれら媒質のピッチ及 び/又はチルト及び/又は粘度がディスプレー技術の種々の要求条件を満足しな いと言うことである。加えて、それらの種々の強誘電性媒質の温度範囲はほとん どの場合、余りに小さく、かつ多くは高すぎる温度範囲にある。
本発明者等はキラル性の種々のチルトスメクチック媒質の成分として式1の化合 物を用いた場合に上述の種々の欠点を本質的に少な(することができることを見 出した。したがって式Iの各種化合物はキラル性の種々のチルトスメクチック液 晶媒質の成分として特に適している。それらを用いた場合に、なかでも好ましい 強誘電性の相範囲、粘度の好ましい値、特に広いSc1 相範囲、0℃以下の温 度まで結晶化を起さない優れた過冷却性、及びこのような相について自発分極の 高い値を有する、化学的に特に安定なキラル性の種々のチルトスメクチック液晶 媒質を作り出すことができる。
PはnC/Cm2で表わされる自発分極値である。式の種々の化合物はまたエレ クトロクリニック効果のための液晶媒質としても適している。
式■の種々の化合物は広い利用分野を有する。置換基を選ぶことによってこれら の化合物は種々のスメクチック液晶媒質を構成するような基礎物質として使用す ることができる。しかしながらまた式Iの化合物は他の化合物群よりなる種々の 液晶基礎物質に添加して、例えばそのような媒質の誘電的及び/又は光学的な異 方性、及び/又は粘度及び/又は自発分極及び/又は相範囲及び/又はチルト角 及び/又はピッチを変化させることもできる。
英国特許第2161808号公報に本発明に従い特許請求される式■の化合物の 1部が包含される、マルチプレックスセルにおいて利用するためのネマチックな フェニルピリジン化合物についての非常に広い一般式があげられている。しかし ながらこの英国特許第2161808号中にはこの型の化合物における Sc相 についてはまった(示唆するところがなく、というよりは、その中に記述されて いる化合物はネマチックな化合物であって、他の種々のネマチックな液晶との優 れた混和性を有することが述べられている。明確には下記の化合物があげられて いる: 2− (p−ペンチルフェニル)−5−ブチロキシピリジンC→I 38°C, I→S 34°C 2−(p−ブチルフェニル)−5−エトキシピリジンC,I 29.5℃ 2−(p−ペンチルフェニル)−5−プロビロキシピリジンC→I 42℃ 2=(p−へキシルフェニル)−5−ブチロキシピリジンC−+826℃、S− ,144,5℃ 他の種々のネマチックな液晶との良好な混和性については、2つのこれらの化合 物において記載されている、特定されていないい(つかのスメクチック相はSc ではな(て例えばSBであるかも知れない。
JP 63165344 から下記式の光学活性フェニルピリジン化合物が公知 である: しかしながらこれらは強誘電性液晶媒質のためのアキラルな基礎物質としては適 しておらず、ドープ物質として適しているものである。
したがって従来技術水準からは当業者は本発明に従う各化合物が広くかつ好まし い範囲の種々のSc相を示すこと、及びそれらが回転粘度についての好ましい値 によって優れていることを認識することはできなかったのである。それで本発明 の対象は式■の5−オキシ−2−フェニルピリジンである。
本発明の対象は更に、式Iの化合物の少なくとも1つを含む強誘電性の種々の液 晶媒質並びにそのような媒質を含む種々の液晶ディスプレー、なかでも強誘電性 の電気光学的ディスプレーである。
本発明に従う媒質は好ましくは少なくとも2つ以上、なかでも少なくとも3つ以 上の式Iの化合物を含む。特に好ましい本発明に従うキラル性チルトスメクチッ ク液晶相 は、そのもののアキラルな基礎混合物が式1のいくつかの化合物に加 えて、負の誘電異方性か、又は絶対値の小さな正の誘電異方性を有する少なくと も1つ以上の他の成分を含むものである。これらのアキラルな基礎混合物の他の 成分はその基礎混合物の1ないし50%、好ましくは10ないし25%を占める ことかできる。負の誘電異方性又は絶対値の小さな正の誘電異方性を有する他の 成分としては下記の IVの式の種々の化合物が適しており、これらは下記の各 従属式IVa ないし IVi の化合物を包含する。
[4−0−原一〇−8“ 励 R’−Q−a)X−@−@i+s IVg上記の各式においてR及びR5はそれ ぞれ好ましくは直鎖状の、それぞれ3ないし12個の炭素原子を有する、アルキ ル、アルコキシ、アルカノイロキシ又はアルコキシカルボニルを表わす。Xは好 ましくは0である。式IVa、 IVb 5IVd 、 IVe 、 IVf及 びrvgの化合物においては1個の 1.4−フユニレン基はハロゲン又はCN により、中でも好ましくは弗素によってラテラルに置換されていることができる 。
特に好ましいものは上記従属式 IVa、 IVb 、 IVd及び Ivfに おいてRとR5とがそれぞれ直鎖状の、それぞれ5ないし10個の炭素原子を有 するアルキル又はアルコキシを意味するものである。
特に好ましい個別の化合物を下記表1にあげる。
表 I 従属式 R’ R’ X IVa n−デシロキシ n−へブチロキシ 0IVa n−ヘキシロキシ n −デシロキシ 0IVa n−オクチロキシ n−へブチル 0IVa n−オ クチロキシ n−ペンチル 0IVa n−デシロキシ n−へブチル 0IV a n−デシロキシ n−ペンチル 0IVf n−ペンチル n−ペンチル  0IVf n−ペンチル n−ヘキシ 0前記従属式IVcSIVh及びIVi  の化合物は融点低下用の添加剤として適しており、そして通常、種々の基礎混 合物に5%を越えない量で、好ましくは1ないし3%の量で添加される。従属式 IVc、 IVh及びIViの化合物においてはR及びR5は好ましく2ないし 7個、特に3ないし5個の炭素原子を有する直鎖状アルキルである。本発明に従 う種々の相において融点低下のために適しているもう一つの化合物群は、下記式 %式% その際この式においてR及びR5は上記従属式IVc、IVh及びIVi につ いてあげた好ましい意味を有する。
負の誘電異方性を有する他の成分としては更に下記構造要素ASB又はC1すな わち を含む化合物が適している。
この種の好ましい化合物は下記式Va 、 Vb 及びVcに相当するものであ る: 上記の式においてRo及びR″′はそれぞれ好ましくは直鎖状の、それぞれ2な いし10個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコキシ基である。QlとQ2 とはそれぞれ1.4−フェニレン、trans−1,4−シクロへキシレン、4 ,4°−ビフェニリル、4− (trans−4−シクロヘキシル)−7x = ル、trans、 trans−4,4’−ビシクロへキシルであるか、又はQ  又はQ2の基の一方は単結合であることもできる。
Q 及びQ4はそれぞれ1,4−フェニレン、4,4゛−ビフェニリル又はtr ans−1,4−シクロヘキシレンである。
Q 及びQ4の基の一方はまた、1個のCH基がNで置き換えられているような  1,4−フェニレンを意味することもできる。Ro”は下記構造 CI CN −CH−又は −CH− の1個の不整炭素原子を有する光学活性基である。特に好ましい式Vcの化合物 は下記式Vc’、すなわちの化合物であり、その際Aは1.4−フェニレン又は transl。
4−シクロヘキシレンであり、そしてnは0又は1である。
式■の化合物には以下にあげるような、好ましくは2環式又は3環式の物質が含 まれる。
但しmは好ましくはフないし12であり、そしてnは6ないし12である。
但しmとnとは好ましくはそれぞれ互いに独立に5ないし12である。
但しCnH2n+1 の基は直鎖状基であり、Qlは好ましくは一〇−又は単結 合であり、そしてmとnとはそれぞれ互いに独立に5ないし12である。
但しQlは好ましくは一〇−又は単結合であり、mは好ましくは5ないし12を 、そしてnは好ましくは2ないし12である。
但しQ は好ましくは一〇−又は単結合であり、mは好ましくは5ないし12を 、モしてnは好ましくは2ないし12である。
但しmは好ましくは2ないし12を、そしてnは2ないし12である。
但しmは好ましくは3ないし12を、そしてnは2ないし12である。
これらのうち式1a及びIb 、なかでもIb の化合物が特に好ましい。
mは好ましくは5ないし14、なかでも6ないし12である。nは好ましくは3 ないし12である。CmH2Il、+1の基及びC11の基は好ましくは直鎖状 である。
n 2n+1 反」シ】;主 工 反」区】;ユ 本発明に従う化合物は更に、亜鉛の有機金属化合物をドイツ特許公開第3632 410 号に記述されているように、対応するブロモピリジン誘導体と結合させ ることによって得ることができる。
以下に、いくつかの特に重要なヒドロキシ中間生成物の合成方法を記述する。
a)5−ヒドロキシ−2(4−アルキルフェニル)ピリジン又は5−ヒドロキシ −2(4−アルコキシフェニル)ピリジンはC,Jutz等(Liebigs  Ann、 Chem、1975874−900)の操作と同様の方法で2〜ベン ジロキシトリメチニウム塩を4−アルキルアセトフェノン又は4−アルコキシア セトフェノンと縮合させ、NH3/NH4Cl又は酢酸アンモンと反応させ、そ して引き続いて水素化分解することによるか、又は5uzuki等[5ynth 、 Commun、 11.513−19(1981)]の研究に従って、Pd  触媒の存在のもとに4−アルキルフェニルボロン酸又は4−アルコキシフェニ ルボロン酸から5−アセトキシ−2−ブロモピリジン(これは5−ヒドロキシ− 2−ブロモピリジンからエステル化により得ることができる)と結合させること により得ることができる。
b)5−アルコキシ−2(4−ヒドロキシフェニル)ピリジンは上にあげた文献 と同様にして行い、4−ベンジロキシフェニルボロン酸の5−アルコキシ−2− ブロモピリジンとの結合及び引き続いての水素化分解によって得ることができる 。
本発明に従う液晶媒質は好ましくは本発明に従う1種以上の化合物に加えて他の 成分として2ないし40種、なかでも4ないし30種の成分を含む。特に好ま一 シクはこれらの媒質は本発明に従う1つ以上の化合物に加えて7ないし25種の 成分を含む。これら他の成分は好ましくはネマチック物質又はネマチック形成性 (単変性又は等方性の)の物質、なかでもアゾキシペンゾール類、ベンジリデン アニリン類、ビフェニル類、ターフェニル類、フェニルベンゾエート、シクロへ キシルベンゾエート、シクロヘキサンカルボン酸のフェニルエステル又はシクロ ヘキシルエステ ル、シクロヘキシル安息香酸のフェニルエステル又はシクロヘ キシルエステル、シクロヘキシルシクロヘキサンカルボン酸のフェニルエステル 又はシクロヘキシルエステル、安息香酸のシクロへキシルフェニルエステル、シ クロヘキサンカルボン酸の、又はシクロヘキシルシクロヘキサンカルボン酸のシ クロヘキシルフェニルエステル、フェニルシクロヘキサン類、シクロへキシルビ フェニル類、フェニルシクロへキシルシクロヘキサン類、シクロへキシルシクロ ヘキサン類、シクロヘキシルシクロヘキセン類、シクロへキシルシクロへキシル シクロヘキセン類、l、4−ビス−シクロヘキシルペンゾール類、4.4゛−ビ ス−シクロへキシルビフェニル類、フェニルピリミジン、シクロヘキシルピリミ ジン、フェニルピリジン、シクロへキシルピリジン、フェニルジオキサン類、シ クロへキシルジオキサン類、フェニル−1,3−ジチアン類、シクロへキシル− 1,3−ジチアン類、1.2−ジフェニルエタン類、1.2−ジシクロヘキシル エタン類、■−フェニルー2−シクロヘキシルエタン類、1−シクロへキシル− 2−(4−フェニル−シクロヘキシル)−エタン類、■−シクロへキシル−2− ビフェニリルエタン類、1−フェニル−2−シクロへキシル−フェニルエタン類 、場合によりハロゲン化されているスチルベン類、ベンジルフェニルエーテル類 、トラン類及び置換された桂皮酸類の群からの種々の化合物から選ばれる。これ らの化合物中の1.4−フェニレン基は弗素化されていてもよい。
本発明に従う種々の媒質の他の成分としてあげられる最も重要な化合物は下記の 1,2.3.4及び5の式によって特徴づけられるものである:R’−L−E− R” 工 R’−L−COO−E−R” 2 R’−L−00C−E−R” 3 R’−L−CI CH−E−R” 4 R’−L−C=C−E−R“ 5 これらの式1.2.3.4及び5においてL及びEは同一であっても、又は異な っていてもよいが、それぞれ互いに独立に−Phe−1−Cyc−、−Phe− Phe−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−Pyr−、−Dio− 、−G−Phe−及び−G−Cyc−並びにそれらの鏡像異性基から形成される 基よりなる2価の基であり、その際Phe は非置換の、又は弗素で置換された  1,4−フェニレンを、Cycはtrans−1,4−シクロヘキシレン又は  1.4−シクロヘキセニレンを、Pyrはピリミジン−2,5−ジイル又はピ リジン−2゜5−ジイルを、Dioは 1,3−ジオキサン−2,5−ジイルを 、そしてG は2−(trans−1,4−シクロヘキシル)−エチル、ピリミ ジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル又は】、3−ジオキサン−2 ,5−ジイルを表わす。好ましくはこれらL及びEの基の一方はCyc、 Ph e又はPyrである。Eは好ましくはCyc、 Phe又はPhe−Cyc で ある。
本発明に従う各媒質は好ましくは上記の1,2、3.4及び5の式においてL及 びEが(ycSPhe及びPyrより選ばれるものであるような化合物から選ば れた1つ以上の成分と、及び同時に、上記の1,2.3.4及び5の式において L及びEの一方がCyc、 Phe及びPyr の群から、そしてもう一方が− Phe−Phe−1−Cyc−Cyc−、−G−Phe−及び−G−Cyc−の 群から選ばれるものであるような化合物より選ばれた1つ以上の成分と、そして 場合により更に、上記の1,2.3.4及び5の式においてL及びEが−Phe −Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−及び−G−Cyc−の群から 選ばれるものであるような化合物より選ばれた1つ以上の成分を含む。
Ro及びR″は各従属式1a 、 2a、 3a、 4a 及び5aの化合物に おいてそれぞれ互いに独立に8個までの炭素原子を有するアルキル、アルケニル 、アルコキシ、アルケニロキシ又はアルカノイロキシである。これらの化合物の ほとんどの場合にRoと R″とは互いに異なっており、その際これらの基の一 方は通常アルキル又はアルケニルである。各従属式1b 、 2b、 3b、  4b及びsb (7)化合物においてR”は−CN、−CF3、F 、 CI又 は−NCSであり、この場合にRは従属式1aないし5aの化合物においてあげ た意味を有し、そして好ましくはアルキル又はアルケニルである。しかし前記の l、2.3.4及び5の式の化合物中の上にあげた置換基の他の変形基も使用す ることができる。これらの物質の多くのもの、或いはまたそれらの混合物は市販 されている。これらの物質は全て文献において公知の方法又はそれに類似する方 法によって得ることができる。
本発明に従う各媒質は好ましくは]、a 、 2a、 3a、 4a及び5aの 化合物の群(第1群)からの成分に加えて、lb、 2b、 3b、 4b 及 び5bの化合物の群(第2群)からの成分をも含み、これら成分の割合は好まし くは下記のようであるのがよい: 第1群=20ないし90%、中でも30ないし90%第2群=IOないし80% 、中でも10ないし50%ここで本発明に従う化合物の割合と上記第1及び第2 群の化合物の割合との合計は 100%である。
本発明に従う媒質は好ましくは工ないし40%、なかでも好ましくは5ないし3 0%の本発明に従う各種化合物を含む。更に好ましくはこれらの媒質は40%よ りも多い、なかでも45ないし90%の本発明に従う化合物を含む。これらの媒 質はなかでも3つ、4つ又は5つの本発明に従う化合物を含むのが好ましい。
本発明に従う媒質の製造は通常の方法で行われる。
一般に各成分は好都合には高められた温度において互いに溶解させる。適当な添 加物によって本発明に従う液晶相はこれがこれまで公知になっている全ての種類 の液晶ディスプレー要素において使用できるように修飾することができる。この ような添加物は当業者に公知であり、そして文献に詳細に記述されている〔ワイ ンハイムのVerlag Chemie 刊行(1980)のH,Kelker /R,Hatz:Handbook of Liquid Crystals”  ] 。例えば多色性染料を着色ゲスト/ホスト系の製造のために添加し、又は 誘電異方性、粘度及び/又は各ネマチック相の配向を変化させるための種々の添 加物を加えることができる。
以下にあげる各側は本発明に制限をもたらすことなくこれを説明するものである 。これらの例においてmpは融点を、そしてcpは透明点を表わす。以上及び以 下の記載において%の値は重量%で、そして全ての温度は0Cであげである。「 通常的後処理」とは水を加え、塩化メチレンで抽出し、分離し、有機相を乾燥さ せ、濃縮し、そしてその生成物を結晶化及び/又はクロマトグラフィーにより精 製することを意味する。
更にまた、Cは結晶性固体の状態を、Sはスメクチック相(インデックスはその 相の型を表わす)を、Nはネマチック状態を、Ch はコレステリック相を、■ は等方性相を表わす。2つの記号の間にあげた数値は℃で表わした遷移温度であ る。
伝」。
0.1モルの2−(4−ノニルフェニル)−5−ヒドロキシピリジン[Jutz  等(前述)に従い4−ノニルアセトフェノンを2−ベンジルオキシトリメチニ ウムバークロレートと縮合させ、次いでそのベンジルエーテルの水素化分解によ ってつくられる〕を溶剤としてのジメチルホルムアミドの中で0.11モルの  1−ブロモヘプタンと0.11モルの炭酸カリウムを用いてエーテル化する。
後処理の後、イソプロパツールから 2−(4−ノニルフェニル)−5−へブチ ロキシピリジンを再結晶させる。
同様にして4−ベンジロキシアセトフェノンと 2−オクチロキシトリメチニウ ムバークロレート、酢酸アンモンとの反応及びそのベンジルエーテルの水素化分 解によって 2−(4−ヒドロキシフェニル)−5−オクチロキシピリジンが得 られ、このものは】−ブロモデカンにより 2−(4−n−デシロキシフェニル )−5−オクチロキシピリジンにアルキル化される。
2ないし204 同様に、又は対応するヒドロキシ化合物の、標準的方法によるエーテル化又はエ ステル化によって式Iの下記の各化合物を作る。
従属式 m H (4) IN 7 B (5) Xa 7 9 (6)Ia710 (7)xa711 (8) Xa 7 12 (9) Ia 8 6 (10) Xa 8 7 (11) Ia 8 B (12) Xa 8 9 (13) Ia 8 10 (14) Ia 8 11 (15) Ia 8 12 (16) Ia 9 6 (17) 工a 9 7 (18) Ia 9 8 (19) Ia 9 9 (20) 工a 9 10 (21) Ia 9 11 (22) Ia 9 12 (23) Ia no 6 (24) Xa 10 7 (25) Ia ’J、0 8 (26)Ia109 (27) Ia 10 10 (28) 工、 10 11 (29) Ia 10 12 (30) Ia 11 6 (31) Ia 11 7 (32) Xa 11 8 (33) Ia 11 9 (34) 藷 1110 (35) Xa 11 11 (31Xa 11 12 (37) −1a 12 6 (38) Ia 12 7 (29) Ia 12 8 (40) Xa 12 9 (41) ra 12 10 (42) Ia 12 11 (43) Xa 12 12 (44) Ib 6 6 (45) Ib 6 7 (48) Ib 6 10 (49) Ib 6 11 (So) Xb 6 12 (51) Ib 8 6 (52) より 8 7 (ss) rb a ユ0 (56) Ib 8 ユ1 (57) Ib 8 12 (58) Ib 9 6 (59) Ib 9 7 (60) より 9 8 (61) より 9 9 (62) Ib 9 10 (63) Ib 9 11 (64) Ib 9 12 (65) Ib 10 6 (66) Ib no 7 (67) Ib 10 8. )C70(56B) S 1111X C (68) Ib 10 g (69) Ib 10 10 (70) Ib 10 11 (71) Ib 10 12 (72) 、、 Ib 11 6 (73) Il) 11 7 (74) Ib 11 8 (75) Ib 11 9 (76) Ib 11 10 (77) Ib・ 11 11 (78) Ib 11 12 (79) Ib 12 6 (80) Ib 12 7 (81) Ib 12 8 (82) Ib 12 9 (83) Ib 12 10 (84) Ib 12 1:L (85) Ib 12 12 Ql (86) Ic 8 8 ’−1 (87) Ic 8 7 t −+ (88) Ic 9 7 r −+ (89) Ic 8 8 −0− (90) Ic 8 7 −0− (91) Ic 9 7 −0− (92) Ic 10 7 −0− (93) Id 8 3 「−+ (94) Id 8 4 +−+ (95) Id 8 5 +−+ (96) Id 8 6 ’−1 (97) Id 8 7 = −+ (9B) Id 8 9 I−+ (99) Id 8 g +−+ (101) Xd 9 4 (10211d 9 5 (103) Id 9 6 1−1 (104) Xd 9 7 (105) Icl 9 8 (106) Zd 9 9 1−曾 (107) Xd 10 3 (108) X(1104 (1093Id 10 5 (110) X(1106 (111) Id 10 7 (112) Id 10 8 (113) Id 10 9 (114) Id u 3 (115) Id n 4 (116) Id 11 5 (117) Id 1m 6 (11g) I(1117 (119) 工d 11 8 (120) 工d 11 9 (121) 工d 8 3 −0− (122) r(184−0− (123) Id 8 5 −0− (124) Id 8 6 −0− (125) Yd 8 7 −0− (126) Id 8 8 −0− (127) Id 8 9 −0− (128) Id 9 3 −0− (129) Id 9 4 −0− (130) 工d 9 5 −0− (131) Id 9 6 −0− (132) Id 9 7 −0− (133) Id 9 8 +O+ (134) rd 9 9 −0− (136) X(1104−0− (137) Id 10 5 −0− (13B) Id 10 6 −0− (139) Id 10 7 −0− (140) Id’ 10 8 −0−(141) Xcl 10 9 −0− (142) !4 11 3 −0− (143) IC! 11 4 −0−(144) 工d 11 5 −0− (145) Id 11 6 −0− (146) Id 11 フ −〇− (147) Id 11 8 −0− (149) Ie 8 3 ’−’ (150) Is 8 4 嘗−― (151) Ie 8 5 ’−’ (152) Ie 8 6 ’ −’ (153) Ie 8 7 ’−’ (154) Is 8 8 (155) Xe 8 9 (156) Ie 9 3 ’−・ (157) 工e 9 4 ” (158) Xe 9 .5 ” (159) Ie 9 6 ” (160) Xe 9 7 ” (161) re 9 8 ’ −’ (162) Ie 9 9 ” (163) Xe 10 3 ’−’ (164) Ie 10 4 雷−1 (165) 工e 10 5 ’ 1 (166) 工a106’−’ (167) Ie ユ0 フ l、−1(168) re 10 8 ” (169) Ie 10 9 ” (171) Is 11 4 (172) Ie 11 5 ’−當 (173) Is 11 6 ’−’ (174) re 11 7 ’−’ (175) re 11 B +−1 (176) 工s 11 9 ’−’ (177) Xe 8 3 −0− (178) re 8 4 −0− (179) re 8 S −0− (180) Ie 8 6 −0− (181) Ie 8 7 −0− (182) re 8 8 −0− (183) Ie 8 9 −o− (184) 工e 9 3 −0− (185) Ie 9 4 −0− (186) re 9 5 −0− (187) Ie 9 6 −0− (18B) Ie 9 7 −0− (189) Ie 9 8 −0− (190) re 9 9 −0− (191) Ie 10 3 −0− (192) 工e 10 4 −0− (193) re 10 5 −0− (194) re 10 6 −0− (195) Ie 10 7 −0− (196) re 10 8 −0− (1,97) Ie 10 9 −0−(198) Xe 11 3 −0− (199) Ie 11 4 −0− (200) re 11 5 −0− (201) Ie 11 6 −0− (202) re 11 7 −0− (203) Iell B −0− (204) re 11 9 −0− 皿一釘」 0.1モルの4− (trans−4−ペンチルシクロヘキシル)−フェニルポ ロン酸を、触媒としてのテトラキス[トリフェニルホスフィン]パラジウム ( 0) により、ドルオール/ 2 n −NaHCO3溶液(1: l)の中で 反応式2に従い2,5−ジブロモピリジンと結合させる。この結合生成物に一1 00℃においてTHF中でn−ブチルリチウムを、次いで硼酸トリメチルを加え る。そのようにして得られたボロン酸に3%濃度のH2O2溶液20m1 を加 えて室温において2時間攪拌する。得られた2−[4−(trans−4−ペン チルシクロヘキシル)−フェニルコー5−ヒドロキシピリジンを例1におけると 同様にしてl−ブロモオクタンを用いてエーテル化する。後処理の後、2− [ 4−(trans−4−ペンチルシクロヘキシル)−フェニル]−5−オクチロ キシピリジンを再結晶させる。
206 ないし223 同様にして下記の本発明に従う式1の化合物を作る。
例番号 従属式 m n (206) If 3 B (207) If 3 9 (208) If 3 t。
(209) If 3 11 (210) If 5 2 K94N222T例番号 従属式 m n (211) If 5 9 (212) If 5 10 (213) If 7 8 (214) If 7 9 (215) If 7 10 (2,16) If 8 8 (217) If 8 9 (218) If 8 10 (219) If 8 6 (220) Ig 8 8 (221) Ig 7 8 (222) Ig 8 6 (223) Ig 10 10 国際調査報告 □11□”’PCT/EP 90101351国際調査報告 PCT/EP 90101351 S^ 39163 )1頁の続き ■Int C1,’ 識別記号 庁内整理番号GO2F 1/13 500 醗 明 者 ライフエンラード、フォルカー ドイツ連邦共和国)発 明 者  ヒテイヒ、ラインハルト ドイツ連邦共和国ベルク 11 醗 明 者 ゲールハール、トーマス ドイツ連邦共和田七5 り発 明 者 ベツチュ、アイケ ドイツ連邦共和国フヴアルト 4 テ=−6101ロスドルフ ヤーンシュトラーセデー−6101モダウタール  1 アム キルヒデー−6500マインツ クブファーベルクテラデー−610 9ミュールタール 6 アム ブー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.下記式I、すなわち ▲数式、化学式、表等があります▼I の5−オキシ−2−フェニルピリジン化合物。 但し上記式において m及びnは互いに独立にそれぞれIないし18の数であり、 Q1は−O−、trans−1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン又 は単結合を表わし、 Q2は−CO−、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は単結合を表わし、 その際、イ)Q1=Q2=単結合のときはm+n≧11であり、そしてロ)Q2 =COのときはCnH2n+1の基は直鎖基である。
  2. 2.下記式Ia、すなわち ▲数式、化学式、表等があります▼Iaの請求項1の5−オキシ−2−フェニル ピリジン化合物:但しこの式において mは7ないし12の数であり、そして nは6ないし12の数である。
  3. 3.下記式Ib、すなわち ▲数式、化学式、表等があります▼Ibの、請求項1の5−オキシ−2−フェニ ルピリジン化合物:但しこの式において mとnとはそれぞれ互いに独立に5ないし12の数である。
  4. 4.下記式Ic、すなわち ▲数式、化学式、表等があります▼Icの、請求項1の5−オキシ−2−フェニ ルピリジン化合物:但しこの式においてCnH2n+1の基は直鎖基であり、Q 1は−O−又は単結合を表わし、そしてmとnとはそれぞれ互いに独立に5ない し12の数である。
  5. 5.下記式Id、すなわち ▲数式、化学式、表等があります▼Idの、請求項1の5−オキシ−2−フェニ ルピリジン化合物:但しこの式においてQは−O−又は単結合を表わし、mは5 ないし12の数であり、そしてnは2ないし12の数である。
  6. 6.下記式Ie、すなわち ▲数式、化学式、表等があります▼Ieの、請求項1の5−オキシ−2−フェニ ルピリジン化合物:但しこの式においてQは−O−又は単結合を表わし、mは5 ないし12の数であり、そしてnは2ないし12の数である。
  7. 7.下記式If ▲数式、化学式、表等があります▼Ifの、請求項1の5−オキシ−2−フェニ ルピリジン化合物:但しこの式においてmとnとはそれぞれ互いに独立に1ない し12の数である。
  8. 8.少なくとも2つの液晶成分を有する強誘電性液晶媒質において、これが請求 項1ないし7の少なくとも1つの成分を1つ以上含んでいることを特徴とする、 液晶媒質。
  9. 9.強誘電体として請求項8の媒質を含んでいることを特徴とする、電気光学的 ディスプレー。
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