JP2001506252A - 液晶混合物のためのフッ素化フェナントレン誘導体 - Google Patents

液晶混合物のためのフッ素化フェナントレン誘導体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、下記式(I)で表わされるフツ素化フェナントレン誘導体に関する: 式中、Gは、−CHF−CH2−または−CF=CH−であり;E1、E2、E3、E4、E5およびE6は、同一または相違しており、そして−CH−、−CF−または−N−であり;そしてR1(−A1−M1a(−A2−M2b、(M3−A3−)c(M4−A4−)d2は、液晶混合物、特に強誘電性液晶混合物の成分として適するメソゲン基を表わす。

Description

【発明の詳細な説明】 液晶混合物のためのフッ素化フェナントレン誘導体 ネマティックおよびコレステリック液晶に加えて、最近、光学活性の傾斜配向 されたスメクティック(強誘電性)液晶の使用が商業上のディスプレイデバイス において見られるようになっている。 クラーク(Clark)およびラガーウォル(Lagerwall)は、非常 に薄いセルで強誘電性液晶(FLC)を使用すると、慣用のTN(ねじれネマテ ィック)セルに比較して、1000までのファクターで迅速な応答時間を有する 光電気切換えまたはディスプレイデバイスが得られることを証明した(例えば、 EP−A0032362参照)。これらのおよびその他の好ましい性質、例えば 双安定性切換えおよびコントラストが視野角度からほとんど独立していることに よって、FLCは原則的に、コンピューターディスプレイなどの用途に格別に適 している。 電気光学的または純粋光学的組立て品にFLCを使用する場合、傾斜配向され たまたは矩形(orthogonal)のスメクティック相を形成し、かつまた それら自体が光学活性である化合物、またはそれ自体スメクティック相を形成し ないが、光学活性ではない化合物に光学活性化合物をドープすることによって強 誘電性スメクティック相が導くことができる化合物の、どちらかである化合物が 必要がある。望ましい相は同時に、できるだけ広い温度範囲にわたり安定でなけ ればならない。 電気光学組立て物品に良好なコントラスト比を得るためには、液晶の均一でプ ラナーな配向が要求される。SAおよびS* C相における良好な配向は、例えば液 晶混合物の相配列が温度の低下を伴い下記のとおりである場合に達成することが できる: アイソトロピック→N*→SA→S* C *相のラセンピッチが非常に大きいか(10μmより大)、またはより好ま しくは充分に補償されることは前提条件である[例えば、T.Matsumot o等による、Proc.of the 6th Int.Display Re search Conf.,Japan Display,1986年9月30 日〜10月2日、東京、日本国、468〜470頁;M.Murakami等に よる、同書、344〜347頁参照]。これは、例えばN*相に左旋回ラセンを 有するカイラル液晶混合物に、右旋回ラセンを誘起させる追加の光学活性ドープ 剤をこのラセンが補償されるような量で添加することによって達成される。 クラークおよびラガーウォルのSSFLCD効果(表面安定化強誘電性液晶デ ィスプレイ)を均一プラナー配向に使用するためには、スメクティックC*相の ピッチが、表示素子の厚さよりも実質的に大きいという追加の予備条件が存在す る(Mol.Cryst.Liq.Cryst.,1983,94,213およ び同書、1984,114,151)。 できるだけ短くなければならない強誘電性液晶系の光学応答時間T[μs]は 、下記の関係に従い、当該系の回転粘度値γ[mPas]、自発分極値Ps[n C/cm2]および電場電力E[V/m]に依存する: 電場電力Eは、電気光学部品における電極間隔により、および適用電圧により 決定されるから、短い応答時間を得るためには、強誘電性ディスプレイ媒体は低 粘度を有していなければならず、また大きい自発分極値を有していなければなら ない。 さらにまた、熱に対して、化学的に、およびまた光化学的に安定であることに 加えて、小さい光学異方性Δnおよび小さい正の、好ましくは負の誘電異方性Δ εを有していなければならないという要件がある(例えば、S.T.Lager wall等による“Ferroelectric Liquid Crysta ls for Displays”、SID Symposium、1985年 10月会議、San Diego,CA.,USA参照]。 これらの要件を完全に満すことができるためには、2種または3種以上の混合 物を使用する以外にはない。これらの混合物(またはマトリックス)の基礎材料 は、それら自体ができるかぎり、望ましい相配列I→N→SA→SCをすでに有す る化合物によって形成されていると好ましい。例えば、回転粘度をできるだけ増 加することなく、光学活性を誘発させ、ピッチを補償し、そして光学異方性およ び誘電異方性を適合させるために、SC相およびまた通常、N相を拡大し、また 融点を低下させるためには、このような混合物に追加の成分がしばしば添加され る。 強誘電性液晶ディスプレイはまた、DHF効果[ディストーション ラセン形 成効果(Distorted Helix Formation)またはPSF LCD効果[ピッチ安定化強誘電性液晶ディスプレイ効果(Pitch Sta bilized Ferroelectric Liquid Crystal Display)、これはまたSBF=短ピッチ双安定化強誘電性効果(Sh ort Pitch Bistabilized Ferroelectric effect)とも称される]を利用することによって動作させることができ る。DHF効果は、B.I.OstrovskiによりAdvances in Liquid Crystal Research and Applica tions,Oxford/Budapest,1980,469以降に開示さ れ、そしてPSFLCD効果は、DE−A3920625およびEP−A040 5346に開示された。SSFLCD効果に比較して、これらの効果を利用する ためには、短いSCピッチを有する液晶材料が必要である。 フェナントレンの誘導体(この中には、9,10−ジヒドロフェナントレン誘 導体が包含される)は、液晶として、あるいは液晶混合物の成分としてすでに公 知である。 フェナントレンまたは9,10−ジヒドロフェナントレン単位を有するアゾメ チン化合物は、J.Chem.Soc.,1958,552およびJ.Chem .Soc.,Perkln Trans.11.1982,465〜472から 公知であり;9,10−ジヒドロフェナントレンのケト誘導体は、Chem.I nd[London]1974,615,Prod.Int.Liq.Crys t.Conf.,1973,397およびTetrahedron,1981, 37, 2815から公知であり;9,10−ジヒドロフェナントレンのカルボキシル誘 導体は、DD−WP153826およびZ.Chem.,1983,23,21 〜22から公知であり;2,7−ビス(アルコキシ)フェナントレン化合物は、 Nippon Kagaku Kaishi,1980,250から公知であり ;そして1、3、4、5、6および8位置に1個または2個以上のフッ素置換基 を有するフェナントレン誘導体は、DE−A19500768から公知である。 しかしながら、特に強誘電性液晶混合物の開発は、完了したものと言うことはで きないことから、混合物用の非常に種々の成分が注目されている。この理由の一 つは、液晶混合物とセルのディスプレイデバイス(例えば、配向膜)の各成分と の相互作用だけが、液晶混合物の物性を引き出すものと結論することができるこ とにある。従って、本発明の目的は、液晶混合物の物性プロフィールを改良する ために、これらの混合物に適する新規化合物を提供することにあった。 ここに、驚くべきことに、式(I)で表わされるフェナントレン誘導体が、液 晶混合物で使用するのに特に適することが見出された。 従って、本発明は、下記式(I)で表わされる化合物を提供する: 式中、記号および添字は下記の意味を有する: Gは、−CHF−CH2−または−CF=CH−であり; E1、E2、E3、E4、E5およびE6は、同一または相違しており、そして−C H−、−CF−または−N−であり、ただしE4とE5とは同時に、−N−である ことはできない; R1およびR2は、同一または相違しており、そして a)水素、−F、−Cl、−CF3、−OCF3または−CNであり、 b)炭素原子1〜20個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個以上の CH2基および非末端CH2基は、−O−、−S−、−CO−O−、−O−CO− 、−O−CO−O−または−Si(CH32−により置き換えられていてもよく 、及び/または b2)この基中に存在する1個または2個以上のCH2基は、−CH=CH −、−C C−、シクロプロパン−1,2−ジイル、1,4−フェニレン、1, 4−シクロヘキシレンまたは1,3−シクロペンチレンにより置き換えられてい てもよく、及び/または b3)この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、Fおよび/また はClにより置き換えられていてもよく、及び/または b4)この基中に存在する末端CH3基は、下記のカイラル基(光学活性ま たはラセミ体)の一つにより置き換えられていてもよい: ただし、基R1、R2の1個のみが、水素、−F、−Cl、−CF3、−OCF3 または−CNであることができ; R3、R4、R5、R6およびR7は、同一または相違しており、そして a)水素であり、 b)炭素原子1〜16個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個以上の CH2基および非末端CH2基は、−O−により置き換えられていてもよく、及び /または b2)この基中に存在する1個または2個のCH2基は、−CH=CH−に より置き換えられていてもよく; c)R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、テト ラヒドロピラン、ブチロラクトンまたはバレロラクトン系に結合している場合、 R4およびR5は一緒になって、また−(CH24−または−(CH25−を表わ し; M1、M2、M3およびM4は、同一または相違しており、そして−CO−O−、 −O−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CS−O−、−O−CS−、− CH2−O−、−O−CH2−、−CH2−S−、−S−CH2−、−CH=CH− 、−C≡C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−CH2−ある いは単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または相違しており、そして1,4−フェニ レン(この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、F、Clおよび/ま たはCNにより置き換えられていてもよい)、ピラジン−2,5−ジイル(この 基中に存在する1個または2個のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより 置き換えられていてもよい)、ピリダジン−3,6−ジイル(この基中に存在す る1個または2個のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられ ていてもよい)、ピリジン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個または2 個以上のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていてもよ い)、ピリミジン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個または2個のH原 子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていてもよい)、1,4 −シクロヘキシレン(この基中に存在する1個または2個のH原子は、CN、F および/またはCH3により置き換えられていてもよい)、1,3,4−チアジ アゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1,3−ジ チアン−2,5−ジイル、1,3−チアゾール−2,4−ジイル(この基中に存 在する1個のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていて もよい)、1,3−チアゾール−2,5−ジイル(この基中に存在する1個のH 原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていてもよい)、チオ フェン−2,4−ジイル(この基中に存在する1個のH原子は、F、Clおよび /またはCNにより置き換えられていてもよい)、チオフェン−2,5−ジイル (この基中に存在する1個または2個のH原子は、F、Clおよび/またはCN により置き換えられていてもよい)、ピペラジン−1,4−ジイルまたはピペラ ジン−2,5−ジイル、あるいは1−(C1〜C4)アルキル−1−シラシクロヘ キシレン−1,4−ジイルであり; a、b、cおよびdは、0または1である、 ただし、式(I)で表わされる化合物は、4個よりも多くない5員または6員 以上を有する環系を含有することができる。 式(I)で表わされる化合物を提供することによって、種々の用途関連観点か ら、液晶混合物の製造に適する液晶物質のパレットが一般的に、相当に拡大され る。 この観点で、式(I)で表わされる化合物は、広い用途範囲を有する。置換基 を選択することによって、これらの化合物は、液晶相組成物の主要部分を構成す る基礎材料として使用することができ、あるいはまた式(I)で表わされる化合 物は、別種の化合物からの液晶基礎材料に添加し、このような誘電体の誘電異方 性および/または光学異方性に影響を与えることができ、および/またはそのし きい値電圧および/またはその粘度を最適にすることができる。 式(I)で表わされる化合物は、少量で添加した場合でも、誘電異方性(Δε )に影響して、さらに大きい負の数値に向かわせるのに特に適している。 式(I)で表わされる新規化合物は、反転モードで動作する強誘電性切換えデ バイスおよび/またはディスプレイデバイス用のFLC混合物として使用するの に特に適している。 式(I)において、E1およびE2が、同一または相違しており、そして−CH −、−CF−または−N−であり、そしてE3、E4、E5およびE6が、同一また は相違しており、そして−CH−または−CF−である化合物は、好ましい化合 物として挙げられる。 式(I)において、E3、E4、E5およびE6が、同一であり、そして−CH− である化合物は、特に好ましい化合物として挙げられる。 式(I)において、E1、E2、E3、E4、E5およびE6が、同一であり、そし て−CH−である化合物あるいはE3、E4、E5およびE6が、同一であり、そし て−CH−であり、そしてE1およびE2が、同一であり、そして−CF−である 化合物は、非常に特に好ましい化合物として挙げられる。 式(I)において、E1、E2、E3、E4、E5およびE6が、同一であり、そし て−CH−である化合物は、特別に好ましい化合物として挙げられる。 好ましくは、R1およびR2は、同一または相違しており、そして a)水素、−CNまたは−Fであり、 b)炭素原子1〜18個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個以上の CH2基および非末端CH2基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O− CO−O−または−Si(CH32−により置き換えられていてもよく、及び/ または b2)この基中に存在する1個のCH2基は、シクロプロパン−1,2−ジ イル、1,4−フェニレンまたはトランス−1,4−シクロヘキシレンにより置 き換えられていてもよく、及び/または b3)この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、Fにより置き換 えられていてもよく、及び/または b4)この基中に存在する末端CH3基は、下記のカイラル基(光学活性ま たはラセミ体)の一つにより置き換えられていてもよい: ただし、基R1およびR2の1個のみが、−H、−Fまたは−CNであることが できる。 特に好ましくは、R1およびR2は、同一または相違しており、そして a)水素であり、 b)炭素原子1〜16個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2 基および非末端CH2基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO −O−または−Si(CH32−により置き換えられていてもよく、及び/また は b2)この基中に存在する1個のCH2基は、1,4−フェニレンまたはト ランス−1,4−シクロヘキシレンにより置き換えられていてもよく、及び/ま たは b3)この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、Fにより置き換 えられていてもよく、及び/または b4)この基中に存在する末端CH3基は、下記のカイラル基(光学活性ま たはラセミ体)の一つにより置き換えられていてもよい: ただし、基R1およびR2の1個のみが、Hであることができる。 好ましくは、R3、R4、R5、R6およびR7は、同一または相違しており、そ して a)水素であり、 b)炭素原子1〜14個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2 基および非末端CH2基は、−O−により置き換えられていてもよく、及び/また は b2)この基中に存在する1個のCH2基は、−CH=CH−により置き換 えられていてもよく; c)R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、テト ラヒドロピラン、ブチロラクトンまたはバレロラクトン系に結合している場合、 R4およびR5は一緒になって、また−(CH24−または−(CH25−を表わ す。 特に好ましくは、R3、R4、R5、R6およびR7は、同一または相違しており 、そして a)水素であり、 b)炭素原子1〜14個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個の非末端CH2基は、−O−により置き換え られていてもよく、及び/または c)R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、テト ラヒドロピラン、ブチロラクトンまたはバレロラクトン系に結合している場合、 R4およびR5は一緒になって、また−(CH24−または−(CH25−を表わ す。 好ましくは、M1、M2、M3およびM4は、同一または相違しており、そして− CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CH=CH−、 −C≡C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−CH2−あるい は単結合である。 特に好ましくは、M1、M2、M3およびM4は、同一または相違しており、そし て−CO−O−、−O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−あるいは単結合 である。 好ましくは、A1、A2、A3およびA4は、同一または相違しており、そして1 ,4−フェニレン(この基中に存在する1個または2個のH原子は、Fおよび/ またはCNにより置き換えられていてもよい)、ピリジン−2,5−ジイルにの 基中に存在する1個または2個のH原子は、Fおよび/またはCNにより置き換 えられていてもよい)、ピリミジン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個 または2個のH原子は、Fおよび/またはCNにより置き換えられていてもよい )、トランス−1,4−シクロヘキシレン(この基中に存在する1個または2個 のH原子は、CNおよび/またはFにより置き換えられていてもよい)、1,3 ,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル 、1,3−チアゾール−2,4−ジイル(この基中に存在する1個のH原子は、 Fにより置き換えられていてもよい)、1,3−チアゾール−2,5−ジイル( この基中に存在する1個のH原子は、Fにより置き換えられていてもよい)、あ るいはチオフェン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個または2個のH原 子は、Fにより置き換えられていてもよい)である。 特に好ましくは、A1、A2、A3およびA4は、同一または相違しており、そし て1,4−フェニレン(この基中に存在する1個または2個のH原子は、Fによ り置き換えられていてもよい)、ピリジン−2,5−ジイル(この基中に存在す る1個のH原子は、Fにより置き換えられていてもよい)、ピリミジン−2,5 −ジイル、トランス−1,4−シクロヘキシレン(この基中に存在する1個また は2個のH原子は、CNおよび/またはFにより置き換えられていてもよい)、 1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル、1,3−チアゾール−2,5− ジイルあるいはチオフェン−2,5−ジイルである。 非常に特に好ましい化合物として、下記式(Ia)〜(If)で表わされる化 合物が挙げられる: 各式中、R1、R2、M1、M3、A1およびA3は、上記意味および好適意味を有 する。 本発明による化合物は、刊行物からそれ自体公知である方法、例えばHoub en−WeylによるMehtoden der Organischen C hemie、Georg−Thieme出版社、stuttgart、などの有 機合成にかかわる標準的学術書に記載されている方法により製造することができ る。 この製造は、公知であって、当該反応に適する反応条件下に行うことができる 。この場合に、本明細書にはいずれかさらに詳細に記載されていないが、それ自 体公知の変法を使用することもできる。 所望により、出発化合物はまた、これらを反応混合物から単離することなく、 直ちに変換して、式(I)で表わされる化合物を生成させるようにして、その場 で生成させることもできる。 一例として、9−フルオロフェナントレン、9−フルオロ−9,10−ジヒド ロフェナントレンおよび式(I)で表わされる化合物への合成経路を、下記スキ ーム1〜6に示すが、別の方法もまた、予想され、可能である: スキーム1:市販フェナントレンキノンから出発する式(I)で表わされる化合 物の先駆体としての5,7−ジヒドロジベンズ[c,e]オキセピ ン化合物の合成。X1、X2=H、Br、I、NO2、NH2。i)B eilsteins Handbuch der Organis chen Chemie,Vol.7、引用刊行物;ii)1.C uCl/ピリジン/O2、2.HCl、Synthesis,19 82,731〜732;iii)LiAlH4/Et2O、J.Or g.Chem.,1953,18,801〜805または1.Me OH/H+、2.LiBH4/Et2O、Chem.Ber.,19 51,84,627〜632;iv)HBr/H2O、Chem. Ber.,1951,84,627〜632;または硫酸水素カリ ウム/160℃、J.Org.Chem.,1953,18,80 1〜805、Chem.Ber.,1951,84,627〜63 2または(CF3SO22O/ピリジン/CH2Cl2、Angew .Chem.,1996,108,1640〜1642。 2−モノ置換および2,7−ジ置換フェナントレンキノンの製造(スキーム1 ,5)(X1、X2=H、Br、I、NO2、NH2)は、数種の場合について開示 されており、例えばBeilsteins Handbuch der Org anischen Chemie,Springer出版社、Berlin,V o1.7(本書および補填シリーズ)およびこの刊行物に引用されている刊行物 に開示されている。 スキーム2:芳香族カプリング反応による式(I)で表わされる化合物の先駆体 としての5,7−ジヒドロジベンズ[c,e]オキセピン化合物の 合成。Y=5−アルキル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イ ルまたは−CONR2;R=例えば、Et、i−Pr;X1=H、N O2、OR’;X2=H、NO2、Cl、OR’;R’=例えば、ア ルキルまたはtert−ブチルジメチルシリル、ベンジル、ジヒド ロピラニルまたはその他適当な保護基。i)Cu/DMF、Ang uw.Chem.,1996,108,1640〜1642;ii )1.Mg/THFまたはn−BuLi/THF、2.B(OMe )3、3.H+、Liq.Cryst.1996,21,279〜2 89、WO96/00710またはTetrahedron Le tt.,1985,26,5997〜6000;iii)Pd0触 媒、Tetrahedron Lett.,1988,29,54 59〜5462、引用刊行物;iv)1.TFA、H2O、2.A c2O/ピリジン、3.t−BuOk/THF/H2O、Angu w.Chem.,1996,108,1640〜1642;v)ス キーム1のvi)。 スキーム3:無水二安息香酸から出発する式(I)で表わされる化合物の先駆体 としての5,7−ジヒドロジベンズ[c,e]オキセピン化合物の 合成。X1、X2=H、NO2、NH2;i)NaBH4/DMF、T etrahedron,1989,45,1365〜1376、V Brandmeler,Dissertation,Univer sity of Erlangen−Nuremberg,198 9;ii)HNO3/H2SO4.V.Brandmeler,Di ssertation,University of Erlan gen−Nuremberg,1989;iii)Zn/濃HCl /EtOH、V.Brandmeler,Dissertatio n,University of Erlangen−Nurem berg,1989。スキーム4:5,7−ジヒドロジベンズ[c,e]オキセピン化合物から出発す る式(I)で表わされる化合物の合成。、X1、X2、スキーム1〜 3参照。i)基RXおよびRYの合成およびカプリングについて、下 記の部分参照;ii)KNH2/NH3、J.Org.Chem., 1953,18,801〜805またはPhLi/Et2O、Ch em.ber.,1951,84,627〜632;iii)DA ST/CH2Cl2、J.Org.Chem.,1975,40, 574〜578;iv)DDQ,.J.Chem.Soc.,1 954,3569〜3574。 5,7−ジヒドロジベンズ[c,e]オキセピン化合物の9,10−ジヒドロ −9−フェナントロール化合物への転位反応中(スキーム4の反応工程ii)、 および不斉置換(X1=X2および/またはRX≠RY)を有する9,10−ジフル オロ−9,10−ジヒドロフェナントレン化合物の脱ハロゲン化水素中(スキー ム5の反応工程vi)に形成されることがある位置異性体は、引き続いて、ある いは後続の工程の一つにおいて、例えばカラムクロマトグラフイにより分割する ことができる。 もう一つの合成経路(スキーム5)は、市販のフェナントレンキノンから出発 し、9,10−ジヒドロフェナントレン−9,10−ジオールおよび9,10− ジフルオロ−9,10−ジヒドロフェナントレンを経て、式(I)で表わされる 化合物を誘導する。 スキーム5:9,10−ジヒドロフェナントレン−9,10−ジオールを経る式 (I)で表わされる化合物の合成。X1、X2、スキーム1参照。 i)LiAlH4/Et2またはNaBH4/Et2O、J.Org. Chem.,1957,22,1651〜1658、J.Org. Chem.,1959,24,86〜90)、J.Chem.So c.,1950,1188〜1190;ii)2−ニトロプロパン /Me4NOH/CH3CN、J.Chem.Soc.,Perki n Trans 11,1996,1429〜1433;iii) アセトン、トルエン、4−TosOH、Organikum,15 th ed.VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften,Berlin,1984,Ch ap.D.7.1.2.、Liq.Cryst.,1989,5, 197〜207;iv)H+/H2O、Organikum,15t h ed.VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften,Berlin,1984,Cha p.D.7.1.2.;基RxおよびRyの合成およびカプリングの 場合、下記の部分参照;v)DAST/CH2Cl2、J.Org. Chem.,1975,40,574〜578;vi)KOH/M eOHまたはDBU、Organikum,15th ed.VE B Deutscher Verlag der Wissens chaften,Berlin,1984,Chap.D.7.1 .5.,Methoden der organischen C hemie(Houben−Weyl),Vol.V/1b,Ge org Thieme Verlag,Stuttgart,19 72。 スキーム6は、対応するビフェニル−2−カルボアルデヒドおよび9,9−ジ フルオロ−9,10−ジヒドロフェナントレンを経る式(I)で表わされる不斉 置換化合物の合成を例示するものである。スキーム6:ビフェニル−2−カルボアルデヒド化合物を経る式(I)で表わさ れる化合物の合成。Z=I、Br、Cl;Y=−CH(OMe)2 、−CN、−CONEt2。i)Pd0触媒、EP−694530; ii)Y=−CH(OMe)2の場合、H+/H2O、Organi kum,15thed.VEB Deutscher Verla g der Wissenschaften,Berlin198 4,Chap.D.7.1.2.;Y=−CN、−CONEt2の 場合、Li(EtO)3AlH/THFまたはSnCl2/Et2O /HClまたは1,Ti(O/Pr)4/Ph2SiH2,2.H3+、Angew.Chem.,1996,108,1662〜16 64、引用刊行物;iii)PPh3/ClF2CCO2Na、ジグ リム、Angew.Chem.,1982,94,795またはC F2Br2/PPh3/Zn/N,N−ジメチルアセトアミド、Ch em.Lett.,1979,983〜986;iv)h・v、A ngew.Chem.,1982,94,795;v)KOMe/ MeOH、Angew.Chem.,1982,94,795。 基Ryは、基R1(−A1−M1a−(A2−M2b−に相当するか、または後続 の工程で、それ自体公知であって、当業者が精通している方法により、この基に 変換することができる、適当に保護されていないか、あるいは保護されている、 その先駆基である。 基Rxは、基(M3−A3c−(M4−A4d−R2に相当するか、または後続の 工程で、それ自体公知であって、当業者が精通している方法により、この基に変 換することができる、適当に保護されていないか、あるいは保護されている、そ の先駆基である。 基RxまたはRyは、それ自体公知であって、当業者が精通している方法により 合成することができる。その製造は、公知であって、当該反応に適する反応条件 のもとに行う。この点に関して、本明細書にはいずれかさらに詳細に記載されて いないが、それ自体公知の変法を使用することもできる。 例えば、1,4−シクロヘキシレンおよび1,4−フェニレン基を有する化合 物に関しては、DE−A2344732、同2450088、同2429093 、同250294、同2636684、同2701591および同275297 5を参照することができ;ピリミジン−2,5−ジイル基を有する化合物に関し ては、DE−A2641724を参照することができ;ピリジン−2,5−ジイ ル基を有する化合物に関しては、DE−A4026223、EP−A03912 03およびドイツ国特許出願19648171.6を参照することができ;ピリ ダジン−3,6−ジイル基を有する化合物に関しては、DE−A3231462 を参照することができ;1,3,4−チアジアゾール−2,5−ジイル基を有す る化合物に関しては、EP−A309514を参照することができ;そして1− シラ−1,4−シクロヘクシレン基を有する化合物に関しては、EP−A063 0903を参照することができる。 さらにまた、アルキルおよびアシル置換基の導入に関しては、Tetrahe dron Lett.,1981,37,2815〜2821、同書、1985 ,26,61〜64およびZ.Chem.,1983,23,21〜22を参照 することができ;9,10−ジヒドロフェナントレン構造の2位置および7位置 への臭素、塩素およびカルボキシル置換基の導入に関しては、Bioorg.M ed.Chem.Lett.,1996,6,481〜484を参照することが できる。 ジ置換ピリジン、ジ置換ピラジン、ジ置換ピリミジンおよびジ置換ピラダジン 化合物の製造は、例えば一連の、A.WeissbergerおよびE.C.T aylor(編集者)による“The Chemistry of Heter ocyclic Compounds”の相当する巻に見出される。 ジオキサン誘導体は、対応するアルデヒド(またはその反応性誘導体)を、好 ましくはベンゼンまたはトルエンなどの不活性溶媒の存在下に、および/または 触媒、例えば硫酸、ベンゼンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸などの強 酸の存在下に、約20℃〜約150℃、好ましくは80℃〜120℃の温度で、 対応する1,3−ジオール(またはその反応性誘導体)と反応させることによっ て、有利に製造される。この出発物質の反応性誘導体としては、アセタールが主 として適している。 上記アルデヒド化合物および1,3−ジオール化合物ならびにそれらの反応性 誘導体のうちの数種は公知であり、また数種は有機化学の標準的方法により、刊 行物から公知の化合物から難なく製造することができる。例えば、アルデヒド化 合物は、対応するアルコール化合物の酸化により、あるいはニトリル化合物また は対応するカルボン酸化合物あるいはまたその誘導体の還元により得ることがで き、そしてジオール化合物は、対応するジエステル化合物の還元により得ること ができる。 2,3−ジフルオロフェニルボロン酸(boronic acid)および4 −アルコキシ−2,3−ジフルオロフェニルボロン酸は、例えばWO96/00 710に記載されており;4−ベンジルオキシ−2,3−ジフルオロフェニルボ ロン酸はまた、同様にして得ることができる(WO96/01246)。4−ア ルキル置換2,3−ジフルオロフェニルボロン酸は、EP−A0363458に 記載されている。 その芳香族環が少なくとも1個のF原子により置換されている化合物はまた、 対応するジアゾニウム塩化合物から、例えばバルツ(Balz)およびシーマン (Schiemann)の方法により、ジアゾニウム基をフッ素原子で置き換え ることによって得ることができる。 芳香族環と複素芳香族環との直接結合に関しては、N.Miyaura、T. YanagaiおよびA.SuzukiによるSynthetic Commu nications,1981,11,513〜519;DE−C393066 3;M.J.Sharp、W.Cheng、V.SnieckusによるTet rahedron Lett.,1987,28,5093;G.W.Gray によるJ.Chem.Soc.Perkin Trans,11,1989,2 041およびMol.Cryst.Liq.Cryst.1988,172,1 65、同書、1991,204,43および同書、1991,204,91;N .A.Bumagin、E.V.Luzikova、I.P.Letskaya によるZh.Org.Khim.,1995,31,1657〜1662;EP −A0449015;WO−A89/12039;WO−A89/03821: E P−A0354434およびEP−A0694530;−CH2CH2−架橋を含 む化合物に関しては、DE−A3201721;および−C C−架橋を含む化 合物に関しては、K.Seto等によるLiq.Cryst.1990,8,8 61〜870。 スキーム5による式(I)で表わされる化合物のための出発物質としての、1 −アザフェナントレン−5,6−ジオン、4−アザフェナントレン−5,6−ジ オン、1,7−フェナントロリン−5,6−ジオンおよび4,7−フェナントロ リン−5,6−ジオンの合成は、Synth.Commun.,1996,26 ,2197〜2203、J.Chem.Soc.,Perkin Trans. 11,1996,7,1429〜1433およびそこに引用されている刊行物に 記載されている。強力な遷移金属錯化剤であるというそれらの性質により、1, 10−フェナントロリンの類縁誘導体は、電気光学組立て物品で使用する液晶混 合物の成分としては、ほとんど適していない。 式(I)で表わされるエステル化合物はまた、アルコール化合物またはフェノ ール化合物(またはそれらの反応性誘導体)を使用する対応するカルボン酸化合 物(またはそれらの反応性誘導体)のエステル化により得ることもできる。この 目的に適する方法のもう一つの例は、DCC法である(DCC=ジシクロヘキシ ルカルボジイミド;B.Neises、W.SteglichによるAngew .Chem.,1978,90,556〜557参照)。 この相当するカルボン酸化合物ならびにアルコール化合物およびフェノール化 合物は公知であり、また公知方法と同様にして製造することができる。 上記カルボン酸化合物の特に適当な反応性誘導体は、酸ハライド、特にクロラ イドおよびブロマイドであり、さらにまた例えば混合無水物を包含する酸無水物 、アジドまたはエステル、特にそのアルキル基中に炭素原子1〜4個を有するア ルキルエステルである。 上記アルコール化合物またはフェノール化合物の特に適当な反応性誘導体は、 対応する金属アルコレートまたはフェノレート、好ましくはナトリウムまたはカ リウム等のアルカリ金属のアルコレートまたはフェノレートである。 このエステル化は、不活性溶媒の存在下に行うと有利である。ジエチルエーテ ル、ジ−n−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンまたはアニソー ルなどのエーテル類;アセトン、ブタノンまたはシクロヘキサノンなどのケトン 類;ジメチルホルムアミドまたはヘキサメチルリン酸アミドなどのアミド類;ベ ンゼン、トルエンまたはキシレンなどの炭化水素類;テトラクロロメタン、ジク ロロメタンまたはテトラクロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素類;およびジ メチルスルホキシドまたはスルホランなどのスルホキシド類は特に適している。 式(I)で表わされるエステル化合物はまた、DE−A4427198に従い 、フェノール化合物との反応によって、対応するカルボン酸塩(この化合物は、 DE−A4304756と同様にして製造される)から得ることもできる。 式(I)で表わされるエーテル化合物は、対応するヒドロキシ化合物、好まし くは対応するフェノール化合物のエーテル化により得られる。この方法において は、ヒドロキシ化合物を先ず、対応する金属誘導体に変換する、例えばNaH、 NaNH2、NaOH、KOH、Na2CO3またはK2CO3で処理することによ り相当するアルカリ金属アルコレートまたはアルカリ金属フェノレートに変換す る。この生成物を次いで、有利にはアセトン、1,2−ジメトキシエタン、ジメ チルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドなどの不活性溶媒中で、対応する アルキルハライド、アルキルスルホネートまたはジアルキルスルフェートと反応 させることができ、あるいは別法として、過剰の水性または水性−アルコール性 のNaOHまたはKOHと、約20〜100℃の温度において反応させることが できる。 通称、ミツノブ法(Mitsunobu)(O.MitsunobuによるS ynthesis,1981,1〜28またはL.Navailles、H.T .Nguyen,.P.BaroisによるLiq.Cryst.,1996, 20,653〜664参照)に従い、ジエチルアゾジカルボキシレートおよびト リフェニルホスフィンを使用する、フェノール化合物とアルコール化合物との反 応はまた、エーテル化に適している。 対応するアルコール化合物、アルキルハライド化合物、アルキルスルホネート 化合物およびジアルキルスルフェート化合物は、公知であるか、または公知方法 と同様にして製造することができる。 特定の基R1およびR2の合成に関しては、例えば下記の刊行物を参照すること ができる: ケイ素含有側鎖を有する化合物に関して、EP−A0355008、 シクロプロピル基を有する化合物に関して、EP−A0318423およびE P−A0398155、 オキシランエステル単位を有する光学活性化合物に関して、EP−A0292 954、 オキシランエーテル単位を有する光学活性化合物に関して、EP−A0263 437、 ジオキソランエステル単位を有する光学活性化合物に関して、EP−A036 1272、 ジオキソランエーテル単位を有する光学活性化合物に関して、EP−A035 1746、 2,3−ジフルオロアルキルオキシ単位を有する光学活性化合物に関して、U S5,051,506、 2−フルオロアルキルオキシ単位を有する光学活性化合物に関して、US4, 798,680、 2−クロロアシル単位を有する光学活性化合物に関して、US4,855,4 29、 シクロヘキシルプロピオン酸基を有する化合物に関して、EP−A05526 58、 側鎖にシクロプロピル基を有する化合物に関して、EP−A018423。 式(I)で表わされる化合物は、スメクティックおよびネマティック液晶混合 物で動作させるのに特に有用である。ネマティック混合物の場合、アクティブマ トリックスディスプレイ(AM−LCD)(例えば、C.PrinceによるS eminar Lecture Notes,Volume 1,M−3/3− M−22頁、SID International Symposium 19 97,B.B.BahadurによるLiquid Crystal Appl ications and Uses,Vol.1,410頁,World S cientific−Publishing,1990,E.Loderによる Recent Progress of AM LCD’s,Proceedi ngs of the 15th International Display s Research Conference,1995,9〜12頁)および イン−プレーン−スイッチングディスプレイ(IPS−LCD)に好適であり、 スメクティック液晶混合物の場合、カイラルに傾斜配向されたスメクティック( 強誘電性または反強誘電性)ディスプレイ、ELB(電気的に制御された複屈折 )ディスプレイおよび電気診断ディスプレイに好適である。 本発明はまた、式(I)で表わされる化合物を液晶混合物、好ましくはスメク ティックおよびネマティック混合物、特に強誘電性混合物における使用を提供す る。特に好ましいものとして、反転モードで動作する強誘電性液晶混合物におけ る使用が挙げられる。 本発明はまた、1種または2種以上の式(I)で表わされる化合物を含有する 液晶混合物、好ましくはスメクティックおよびネマティック液晶混合物、特に好 ましくは強誘電性および反強誘電性混合物、特に強誘電性混合物を提供する。 スメクティックおよびネマティック液晶混合物は、電気光学ディスプレイに好 ましく使用することができ、ネマティック混合物の場合、アクティブマトリック スディスプレイおよびイン−プレーン−スイッチングディスプレイ(IPS−L CD)に特に使用することができ、スメクティック液晶混合物の場合、ELBデ ィスプレイ、電気診断ディスプレイおよびカイラルに傾斜配向されたスメクティ ック(強誘電性または反強誘電性)ディスプレイに特に使用することができる。 新規液晶混合物は一般に、2〜35種、好ましくは2〜25種、特に好ましく は2〜20種の成分を含有する。 これらは一般に、1種または2種以上、好ましくは1〜10種、特に好ましく は1〜5種、非常に特に好ましくは1〜3種の式Iで表わされる新規化合物を、 0.01〜80重量%、好ましくは0.1〜60重量%、特に好ましくは0.1 〜30重量%の量で含有する。 式Iで表わされる新規化合物を含有する液晶混合物の追加の成分は好ましくは 、スメクティックおよび/またはネマティックおよび/またはコレステリック相 を 有する公知化合物から選択する。このような化合物の例には: − 例えば、WO86/06401およびUS4,874,542に記載され ている、フェニルピリミジンの誘導体、 − 例えば、EP−A0578054に記載されている、6員環を有するメタ −置換芳香族化合物、 − 例えば、EP−A0355008に記載されている、ケイ素化合物、 − 例えば、EP−A054081に記載されている、1個のみの側鎖を有す るメソゲン化合物、 − 例えば、WO92/12974およびドイツ国特許出願19648171 .6に記載されている、ピリジルピリミジン化合物、 − 例えば、EP−A0603786に記載されている、ハイドロキノン誘導 体、 − 例えば、P.KellerによるFerroelectrics,198 4,58,3およびJ.W.Goodby等によるLiquid Crysta ls and Ordered Fluids,Vol.4,New York ,1984に記載されている、フェニルベンゾエート化合物、および − 例えば、EP−B0309514に記載されている、チアジアゾール化合 物。 好適なカイラル、非ラセミドープの例は: − 例えばP.Keller,Ferroelectrics 1984,58,3及びJ.W.Goodby et a l.,Liquid Crystals and Ordered Fluids,Vol.4,New York,1984に記載され ているような光学的に活性なフェニルベンゾエート類、 − 例えばEP-A 0 263 437及びWO-A 93/13093に記載されているような光学 的に活性なオキシランエーテル類、 − 例えばEP-A 0 292 954に記載されているような光学的に活性なオキシラ ンエステル類、 − 例えばEP-A 0 351 746に記載されているような光学的に活性なジオキソ ランエーテル類、 − 例えばEP-A 0 361 272に記載されているような光学的に活性なジオキソ ランエステル類、 − 例えばEP-A 0 355 561に記載されているような光学的に活性なテトラヒ ドロフラン-2-カルボン酸エステル類、そして − 例えばEP-A 0 237 007及びUS 5,051,506に記載されているような光学的 に活性な2-フルオロアルキルエーテル類である。 混合物の好適な付加的成分は、特に引用によりここに取り込まれている、国際 特許出願WO-A 97/04039に記載されている。 インバースモード(inverse mode)で使用されるFLC混合物の好適な付加的成分 は、式(II); のフェナントレン誘導体、 式(III); のフルオロピリジン類、 式(IV); のジフルオロフェニレン誘導体、 式(V); のメタ-置換芳香族化合物、 式(VI); の4-シアノシクロヘキシル類、 式(VII);の1,3,4-チアジアゾール類、 ここで、記号及び添字は、以下の意味を有する: X1及びX2は、同一か、又は異なっており、そして互いに独立して、CH、CF又はN であり、 Yは、F、CF3又はRであり、 R及びR'は、同一か、又は異なっており、そして互いに独立して、式(I)における R1及びR2で定義のとおりであり、 A及びMは、同一か、又は異なっており、そして互いに独立して、式(I)で定義の とおりであり、そして a、b、c、dは、同一か、又は異なっており、そして互いに独立して、0又はlで あって、 ただし、化合物は4環系以上を含むことができず、そして式(II)を除き、少なく とも2環系を含まなくてはならない。 混合物は、次に電気光学的又は完全に光学的な素子、例えばディスプレイ素子 切換え素子、光モジュレーター、イメージプロセシング及び/又はシグナルプロ セシングのための素子又は、一般に、非線形光学素子の分野で使用することがで きる。 加えて混合物は、場処理(field treatment)、すなわち書棚状ジオメトリー(qu asi-bookshelf geometry)(QBC)(例えばH.Rieger et al.,SID 91 Digest(Anahe im)1991,396を参照されたい)における作動のために好適である。 新規な強誘電性液晶混合物は、インバースモード又はTV(min)モード(例えばJ .C.Jones,M.J.Towler,J.R.Hughes,Displays 1993,14,No.2,86-93; M.Koden,Ferroelectrics 1996,179,121-129を参照されたい)とよばれる作動 のために特に好適である。 式(I)の化合物を含有する液晶混合物は、電気光学切換えデバイス及びディス プレイデバイス(ディスプレイ)での使用に特に好適である。これらのディスプレ イは、通常、液晶層、少なくともlつの配向膜、電極及び仕切りシート(例えばガ ラス)から始まるこの配列で、液晶層が層によって両側で封入されるという方法 で、通常組み立てられる。加えて、それらはスペーサー、接着フレーム、偏光板 及び−カラーディスプレイのためには-カラーフィルター薄層を含む。他の可能 なコンポーネントとしては、反反射層、不動態層、補償層及びバリヤー層及び薄 膜トランジスター(TFTs)及び金属-絶縁体-金属(MIM)素子のような電気的非線形 素子である。液晶ディスプレイの構造は、関連するモノグラフ(例えばE.Kaneko ,"Liquid Crystal TV Displays:Principles and Applications of Liquid Cryst al Displays",KTK Scientific Publishers,1987を参照されたい)に既に詳細に 記載されている。 従って、本発明はさらに、式(I)の化合物l又は2以上を含有する液晶混合物を 含む切換えデバイス及び/又はディスプレイデバイス、好ましくはスメクティッ ク又はネマティック、特に強誘電デバイスを提供する。 ネマティック液晶混合物を含有するデバイスでは、アクティブマトリクスディ スプレイ及びイン−プレーン(in-plane)切換えディスプレイ(IPS-LCD)が好適で ある。 スメクティック液晶混合物を含有するデバイスでは、ECBディスプレイ(電気的 に制御される複屈折)、電気傾斜(electroclinic)ディスプレイ及びカイラルに傾 斜したスメクティック(強誘電性又は反強誘電性)ディスプレイが好適である。 このようなデバイスは、例えばコンピューターディスプレイ又はチップ-カー ド(chip-cards)中で適用することができる。 新規な切換え及び/又はディスプレイデバイスは、好ましくはノーマルモード 又はインバースモードで作動される。 マルチプレックスアドレッシングにより作動する強誘電切換えデバイス及び/ 又はディスプレイデバイスは、特に2つの異なる方法、ノーマルモード又はイン バースモード(又はTV(min)モード)で作動する。この2つの間の差異は、アドレッ シングスキームとFLC材料、すなわちFLC混合物の誘電テンソルに関する様々な要 求にある。概略は、例えばJ.C.Jones等による、in Displays 1993,14,No.2 ,86-93,に示されており、以下のJones及びM.Koden in Ferroelectrics 1996 ,179,121-129,及びそれらの中で引用されている文献が引用される。 FLCデバイスの応答特性は、一般に駆動電圧(V)が水平にプロットされ、駆動パ ルス(T,time)の幅が垂直にプロットされている図表で示すことができる(例えば Jones,Fig.4,8,10及び11を参照されたい)。 応答曲線は、実験的に決定され、そして切換え領域中のV,Tエリア及び非切換 え領域に分割される。通常パルス幅は、電圧が増加した場合に短くなる。この振 舞いは、ノーマル(例えばJones,Fig.4を参照されたい)として知られるモード に特徴的である。 しかしながら、適切な材料と共に、VT曲線は、Jonesの例えば図8、10及び11に 見られるように、最小値(電圧V(min)で)を持つ。この最小値は、誘電性又は強誘 電性のねじれの過負荷(surperimposition)の結果として引き起こされる。FLCデ バイスは、列駆動電圧(row driver voltage)の合計及び作動温度幅における行駆 動電圧(column driver voltage)が、VT曲線、すなわちV(row)+V(row)>V(min)に おいて、最小値よりも高いならば、インバースモードで作動する。 明確な引用は、本願明細書中で引用された引用文献となり、特に式(I)の化合 物の合成に関するものは、本出願に取り込まれる。 本願明細書中で引用されている様々な文献には、例えば本願の技術環境が示さ れている。これら全ての文献は、本発明に特に関連しており、それらは引用によ り本出願に取り込まれる。 又本願に関連するものとしては、ドイツ国出願No.196 53 008.3の概念があり 、その優先権は、本願で主張され、そしてこの出願の要旨;全ては、引用により 本願に取り込まれる。 本発明は、以下の例により、より詳細に図示されるが、これにより限定される ものではない。 以下の略号が使用される: abs. 無水 DAST ジエチルアミノサルファートリフルオロリド DCC N,N-ジシクロヘキシルカルボジイミド DDQ 2,3-ジクロロ-5,6-ジシアノベンゾキノン DMAP 4-ジメチルアミノピリジン DMF N,N-ジメチルホルムアミド THF テトラヒドロフラン 例1: 6-フルオロ-2,7-ジオクチル-9,10-ジヒドロフェナントレン; 無水ジクロロメタン中、2,7−ジオクチル-9,10-ジヒドロフェナントレン-9-オー ルをDASTと反応させる。 例2: 9-フルオロ-2,7-ジオクチルフェナントレン; トルエン中、9-フルオロ-2,7-ジオクチル-9,10-ジヒドロフェナントレンをDDQと 脱水素化させる。 例3: 9-フルオロ-2,7-ジヘキシルオキシ-9,10-ジヒドロフェナントレン; 無水ジクロロメタン中、2,7-ジヘキシルオキシ-9,10-ジヒドロフェナントレン-9 -オールをDASTと反応させる。 例4: 9-フルオロ-2,7-ジヘキシルオキシフェナントレン; トルエン中、9-フルオロ-2,7-ジヘキシルオキシ-9,10-ジヒドロフェナントレン をDDQと反応させる。 例5: 9-フルオロ-2-ヘキシルオキシ-7-オクチルフェナントレン; 無水DMF中、9-フルオロ-7-オクチルフェナントレン-2-オールを1-ブロモヘキサ ン及びナトリウムハイドライドと反応させる。 例6: 9-フルオロ-7-オクチルフェナントレン-2-イルヘキサノエート; 9-フルオロ-7-オクチルフェナントレン-2-オールをヘキサノイルクロライドと反 応させる。 例7: 9-フルオロ-7-オクチルフェナントレン-2-イルトランス-4-ペンチルシクロヘキ サンカルボキシレート; 9-フルオロ-7-オクチルフェナントレン-2-オールをトランス-4-ペンチルシクロ ヘキサンカルボン酸、DCC及びDMAPと反応させる。 例8: 9-フルオロ-2-(2-(S)-フルオロオクチルオキシ)-7-オクチルフェナントレン ミツノブ反応により、9-フルオロ-7-オクチルフェナントレン-2-オールを2-(S)- フルオロオクタン-1-オールと反応させる。 例9: 9-フルオロ-7-(4-ヘキシルフェニル)-2-オクチルオキシフェナントレン トルエン/エタノール/H2O中、7-ブロモ-9-フルオロ-2-オクチルオキシフェナン トレンを4-ヘキシルフェニルホウ酸、ナトリウムカーボネート及びテトラキス( トリフェニルホスフィン)パラジウム(O)と反応させる。 例10: 9-フルオロ-7-(2,3-ジフルオロ-4-オクチルオキシフェニル)-2-オクチルオキシ フェナントレン トルエン/エタノール/H2O中、7-ブロモ-9-フルオロ-2-オクチルオキシフェナン トレンを2,3-ジヒドロ-4-オクチルオキシフェニルホウ酸、ナトリウムカーボネ ート及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)と反応させる。 例11: 9-フルオロ-7-(6-ヘキシルオキシピリド-3-イル)-2-オクチルオキシフェナント レン トルエン/エタノール/H2O中、7-ブロモ-9-フルオロ-2-オクチルオキシフェナン トレンを6-ヘキシルオキシピリジン-3-ホウ酸、ナトリウムカーボネート及びテ トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(O)と反応させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 213/64 C07D 213/64 C09K 19/32 C09K 19/32 19/34 19/34 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式(I)で表わされるフッ素化フェナン誘導体:トレン 式中、記号および添字は下記の意味を有する: Gは、−CHF−CH2−または−CF=CH−であり; E1、E2、E3、E4、E5およびE6は、同一または相違しており、そして−C H−、−CF−または−N−であり、ただしE4とE5とは同時に、−N−である ことはできない; R1およびR2は、同一または相違しており、そして a)水素、−F、−Cl、−CF3、−OCF3または−CNであり、 b)炭素原子1〜20個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個以上の CH2基および非末端CH2基は、−O−、−S−、−CO−O−、−O−CO− 、−O−CO−O−または−Si(CH32−により置き換えられていてもよく 、及び/または b2)この基中に存在する1個または2個以上のCH2基は、−CH=CH −、−C≡C−、シクロプロパン−1,2−ジイル、1,4−フェニレン、1, 4−シクロヘキシレンまたは1,3−シクロペンチレンにより置き換えられてい てもよく、及び/または b3)この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、Fおよび/また はClにより置き換えられていてもよく、及び/または b4)この基中に存在する末端CH3基は、下記のカイラル基(光学活性ま たはラセミ体)の一つにより置き換えられていてもよい: ただし、基R1、R2の1個のみが、水素、−F、−Cl、−CF3、−OCF3 または−CNであることができ; R3、R4、R5、R6およびR7は、同一または相違しており、そして a)水素であり、 b)炭素原子1〜16個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個以上の CH2基および非末端CH2基は、−O−により置き換えられていてもよく、及び /または b2)この基中に存在する1個または2個のCH2基は、−CH=CH−に より置き換えられていてもよく; c)R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、テト ラヒドロピラン、ブチロラクトンまたはバレロラクトン系に結合している場合、 R4およびR5は一緒になって、また−(CH24−または−(CH25−を表わ し; M1、M2、M3およびM4は、同一または相違しており、そして−CO−O−、 −O−CO−、−CO−S−、−S−CO−、−CS−O−、−O−CS−、− CH2−O−、−O−CH2−、−CH2−S−、−S−CH2−、−CH=CH− 、 −C≡C−、−CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−CH2−あるい は単結合であり; A1、A2、A3およびA4は、同一または相違しており、そして1,4−フェニ レン(この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、F、Clおよび/ま たはCNにより置き換えられていてもよい)、ピラジン−2,5−ジイル(この 基中に存在する1個または2個のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより 置き換えられていてもよい)、ピリダジン−3,6−ジイル(この基中に存在す る1個または2個のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられ ていてもよい)、ピリジン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個または2 個以上のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていてもよ い)、ピリミジン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個または2個のH原 子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていてもよい)、1,4 −シクロヘキシレン(この基中に存在する1個または2個のH原子は、CN、F および/またはCH3により置き換えられていてもよい)、1,3,4−チアジ アゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1,3−ジ チアン−2,5−ジイル、1,3−チアゾール−2,4−ジイル(この基中に存 在する1個のH原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていて もよい)、1,3−チアゾール−2,5−ジイル(この基中に存在する1個のH 原子は、F、Clおよび/またはCNにより置き換えられていてもよい)、チオ フェン−2,4−ジイル(この基中に存在する1個のH原子は、F、Clおよび /またはCNにより置き換えられていてもよい)、チオフェン−2,5−ジイル (この基中に存在する1個または2個のH原子は、F、Clおよび/またはCN により置き換えられていてもよい)、ピペラジン−1,4−ジイル、ピペラジン −2,5−ジイルあるいは1−(C1〜C4)アルキル−1−シラシクロヘキシレ ン−1,4−ジイルであり; a、b、cおよびdは、0または1である、 ただし、式(I)で表わされる化合物は、4個よりも多くない5員または6員 以上を有する環系を含有することができる。 2.式(I)において、記号および添字が下記の意味を有する、請求項1に記載 のフッ素化フェナントレン誘導体: E1およびE2は、同一または相違しており、そして−CH−、−CF−または −N−であり、そしてE3、E4、E5およびE6は、同一または相違しており、そ して−CH−または−CF−であり; R1およびR2は、同一または相違しており、そして a)水素、−CNまたは−Fであり、 b)炭素原子1〜18個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個以上の CH2基および非末端CH2基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O− CO−O−または−Si(CH32−により置き換えられていてもよく、及び/ または b2)この基中に存在する1個のCH2基は、シクロプロパン−1,2−ジ イル、1,4−フェニレンまたはトランス−1,4−シクロヘキシレンにより置 き換えられていてもよく、及び/または b3)この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、Fにより置き換 えられていてもよく、及び/または b4)この基中に存在する末端CH3基は、下記のカイラル基(光学活性ま たはラセミ体)の一つにより置き換えられていてもよい: ただし、基R1およびR2の1個のみが、−H、−Fまたは−CNであることが でき; R3、R4、R5、R6およびR7は、同一または相違しており、そして a)水素であり、 b)炭素原子1〜14個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2 基および非末端CH2基は、−O−により置き換えられていてもよく、及び/また は b2)この基中に存在する1個のCH2基は、−CH=CH−により置き換 えられていてもよく; c)R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、テト ラヒドロピラン、ブチロラクトンまたはバレロラクトン系に結合している場合、 R4およびR5は一緒になって、また−(CH24−または−(CH25−を表わ し; M1、M2、M3およびM4は、同一または相違しており、そして−CO−O−、 −O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、 −CH2−CH2−CO−O−、−O−CO−CH2−CH2−あるいは単結合であ り; A1、A2、A3およびA4は、同一または相違しており、そして1,4−フェニ レン(この基中に存在する1個または2個のH原子は、Fおよび/またはCNに より置き換えられていてもよい)、ピリジン−2,5−ジイル(この基中に存在 する1個または2個のH原子は、Fおよび/またはCNにより置き換えられてい てもよい)、ピリミジン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個または2個 のH原子は、Fおよび/またはCNにより置き換えられていてもよい)、トラン ス−1,4−シクロヘキシレン(この基中に存在する1個または2個のH原子は 、CNおよび/またはFにより置き換えられていてもよい)、1,3,4−チア ジアゾール−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1,3− チアゾール−2,4−ジイル(この基中に存在する1個のH原子は、Fにより置 き換えられていてもよい)、1,3−チアゾール−2,5−ジイル(この基中に 存在する1個のH原子は、Fにより置き換えられていてもよい)、あるいはチオ フ ェン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個または2個のH原子は、Fによ り置き換えられていてもよい)であり; a、b、cおよびdは、0または1である、 ただし、式(I)で表わされる化合物は、4個よりも多くない5員または6員 以上を有する環系を含有することができる。 3.式(I)において、記号および添字が下記の意味を有する、請求項1および /または2に記載のフッ素化フェナントレン誘導体: E1およびE2は、同一または相違しており、そして−CH−または−CF−ま たは−N−であり、そしてE3、E4、E5およびE6は、−CH−であり;R1お よびR2は、同一または相違しており、そして a)水素であり、 b)炭素原子1〜16個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2 基および非末端CH2基は、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−O−CO −O−または−Si(CH32−により置き換えられていてもよく、及び/また は b2)この基中に存在する1個のCH2基は、1,4−フェニレンまたはト ランス−1,4−シクロヘキシレンにより置き換えられていてもよく、及び/ま たは b3)この基中に存在する1個または2個以上のH原子は、Fにより置き換 えられていてもよく、及び/または b4)この基中に存在する末端CH3基は、下記のカイラル基(光学活性ま たはラセミ体)の一つにより置き換えられていてもよい: ただし、基R1およびR2の1個のみが、Hであることができ; R3、R4、R5、R6およびR7は、同一または相違しており、そして a)水素であり、 b)炭素原子1〜14個を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり(こ の基は不斉炭素原子を有するか、または有していない)、 b1)この基中に存在する1個の非末端CH2基は、−O−により置き換え られていてもよく、及び/または b2)この基中に存在する1個のCH2基は、−CH=CH−により置き換 えられていてもよく; c)R4およびR5は、オキシラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、テト ラヒドロピラン、ブチロラクトンまたはバレロラクトン系に結合している場合、 R4およびR5は一緒になって、また−(CH24−または−(CH25−を表わ し; M1、M2、M3およびM4は、同一または相違しており、そして−CO−O−、 −O−CO−、−CH2−O−、−O−CH2−あるいは単結合であり; A1、A2、A3、A4は、同一または相違しており、そして1,4−フェニレン (この基中に存在する1個または2個のH原子は、Fにより置き換えられていて もよい)、ピリジン−2,5−ジイル(この基中に存在する1個のH原子は、F により置き換えられていてもよい)、ピリミジン−2,5−ジイル、トランス− 1,4−シクロヘキシレン(この基中に存在する1個または2個のH原子は、C Nおよび/またはFにより置き換えられていてもよい)、1,3,4−チアジア ゾール−2,5−ジイル、1,3−チアゾール−2,4−ジイルあるいはチオフ ェン−2,5−ジイルであり; a、b、cおよびdは、0または1である、 ただし、式(I)で表わされる化合物は、4個よりも多くない5員または6員 以上を有する環系を含有することができる。 4.下記(Ia)〜(If)からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれ か一項に記載のフツ素化フェナントレン誘導体: 各式中、R1、R2、M1、M3、A1およびA3は、請求項1〜3に記載の意味を 有する。 5.請求項1〜4のいずれか一項に記載のフツ素化フェナントレン誘導体の液晶 混合物の成分としての使用。 6.請求項1〜4のいずれか一項に記載の1種または2種以上のフツ素化フェナ ントレン誘導体を含有する液晶混合物。 7.強誘電性である、請求項6に記載の液晶混合物。 8.1種または2種以上の式(I)で表わされるフツ素化フェナントレン誘導体 を、0.01〜80重量%の量で含有する、請求項6および/または7に記載の 液晶混合物。 9.請求項7および/または8に記載の強誘電性液晶混合物を含有する、強誘電 性切換えおよび/またはディスプレイデバイス。 10.T(min)モードで動作する、請求項9に記載の強誘電性切換えおよび/ま たはディスプレイデバイス。
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