JPH0321427B2 - - Google Patents

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JPH0321427B2
JPH0321427B2 JP18579287A JP18579287A JPH0321427B2 JP H0321427 B2 JPH0321427 B2 JP H0321427B2 JP 18579287 A JP18579287 A JP 18579287A JP 18579287 A JP18579287 A JP 18579287A JP H0321427 B2 JPH0321427 B2 JP H0321427B2
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JP
Japan
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support arm
support
arm
standby position
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JP18579287A
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JPS6437363A (en
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Takashi Kawamura
Toshio Kurahashi
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPS6437363A publication Critical patent/JPS6437363A/ja
Publication of JPH0321427B2 publication Critical patent/JPH0321427B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は棒状、板状、帯状等の各種金属材料そ
の他の物品にして例えばロープ等を下から掛けて
吊り上げる所謂玉掛け処理を行える物品を保管、
運搬等のために保持するための物品保持装置に関
する。
〔従来技術とその問題点〕
従来この種の物品を保管、運搬等に適する状態
に保持するには、左右のフレーム間にりん木と
か、りん金とか通称されている支持棒を渡し、そ
の上にロープ、ワイヤ等による玉掛け作業にて所
定量の物品を吊り上げ載置し、そのように載置さ
れた物品の上に更に支持棒を配置し、またその上
に次の物品を載置するというようにして次々と物
品を左右フレーム間に積み重ねていた。
また、このように積み重ねた物品を取り出す場
合、支持棒上の物品を取り出す毎に、そのあとに
残つた支持棒を除去していた。
しかし、このような支持棒の配置、除去は一々
人手に頼らなければならなかつたので、かかる物
品の保管、運搬等の作業は手数のかかるものであ
つた。特に最近は玉掛け装置の自動化が進んでい
るにもかかわらず、一方でこのように人手作業を
要するので、自動玉掛け装置の利点を十分に活用
できないという問題があつた。
また、物品保持用の前記左右フレームの外側に
は前記支持棒を取り扱う作業者の体の全部又は一
部が入り込めるスペースが必要であり、そのため
かかる物品保持にはそれだけ広いスペースを要
し、かかる物品を船舶、車両等にて運搬する場合
或いは倉庫に保管する場合には船舶、車両等の積
み荷用スペース、倉庫の保管スペースを十分活用
できないという問題があつた。
そこで本発明は、棒状、板状、帯状等の各種金
属材料その他の物品を保管、運搬等のために保持
するための物品保持装置にして、例えば玉掛け作
業にて吊り上げ処理されるかかる物品を、従来の
支持棒を用いず、人手に頼らずに順次積み上げ保
持でき、従つてまた物品保持装置の外側に従来支
持棒の取り扱い作業者の入る余地を設ける必要が
なく、船舶、車両、倉庫等に設置して積み荷スペ
ース、倉庫の保管スペース等の空間を有効に利用
できる物品保持装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の前記目的は、 左右フレームと、 物品を該左右フレーム間に支承するための複数
段に配置された支持アームと、 前記支持アームのうち最下段の各支持アームを
前記左右フレームの少なくとも一方に連結する第
1連結装置と、 前記最下段の支持アームより上の各支持アーム
を前記左右フレームのいずれかに連結する第2連
結装置と、 前記各支持アームに対し設けられた弾力的持上
げ装置と、 上下に隣合う前記支持アーム同士を互いに連結
する連結部材を備え、 前記各第1連結装置は対応する前記最下段の支
持アームをそれが物品を受取るために前記左右フ
レーム間へ突出した物品受取待機位置とその位置
より下方の物品支持位置との間を昇降できるよう
に前記フレームへ連結しており、 前記最下段の支持アームに対し設けられた前記
弾力的持上げ装置は、該最下段の支持アーム上に
物品が載置されていないときは該アームを前記物
品受取待機位置へ上昇させ、物品が載置されると
その重量で該アームが前記物品支持位置へ下降す
ることを許すように構成されており、 前記各第2連結装置は対応する前記支持アーム
をそれが前記左右フレーム間への物品の出入を妨
げない初期待機位置と物品を受取るために前記左
右フレーム間へ突出する物品受取待機位置との間
を往復回動昇降できるように更に該物品受取待機
位置とそれより下方の物品支持位置との間を昇降
できるように前記フレームへ連結しており、 前記最下段より上の各支持アームに対し設けら
れた前記弾力的持上げ装置は、対応する該アーム
を、それより一段下の支持アームが物品受取待機
位置以上の位置にあるときには前記初期待機位置
へ上昇後退させ、該一段下の支持アームが物品支
持位置へ下降すると、該持上げ装置に対応する支
持アームが前記連結部材を介して引き下げられて
物品受取待機位置へ回動下降することを許すよう
に構成されていることを特徴とする物品保持装置
により達成される。
前記第1連結装置及び第2連結装置としては
様々の態様のものが考えられるが、例えば、第1
連結装置として、前記最下段支持アームの端部に
設けた縦軸と、前記フレームに設けた軸受けとを
含み、該縦軸を該軸受けにて支承して、該縦軸
が、従つてそれに接続された最下段支持アームが
該軸受けに沿つて物品受取待機位置と物品支持位
置との間を昇降できるようになつているものを挙
げることができる。
また第2連結装置としては、支持アームの端部
に設けた縦軸と、前記フレームに設けた軸受けと
を含み、該縦軸を該軸受けにて支承して、該縦軸
が、従つてそれに接続されている支持アームが該
軸受けに沿つて回動及び昇降できるようになつて
いるとともに、更に該回動昇降動作を前記初期待
機位置―物品受取待機位置―物品支持位置のルー
トに規制する案内装置を含むものとすることがで
きる。該案内装置としては、該縦軸と該軸受けの
一方に設けたピンと他方に設けたピン案内面(又
はピン案内溝)を含む案内装置を例示することが
できる。
前記弾力的持上げ装置も種々考えることがで
き、例えば、支持アームを直接又は間接に(例
えば前記連結装置中の可動部分を介して)バネ力
にて常時弾力的に持ち上げるように作用するも
の、支持アームに直接又は間接に(例えば前記
連結装置中の可動部分を介して)滑車を用いて又
は用いずに重りを吊り下げて該支持アームに常時
持上げ力を付与するようになつているものを挙げ
ることができる。
更に、前記連結部材も紐、チエーン、ワイヤ、
ロツド等様々のものが考えられる。またこれら連
結部材は必要に応じ、支持アームに直接連結され
ても、又は例えば前記連結装置中の可動部分を介
して連結されてもよい。ロツドタイプの連結部材
を採用するときには、例えば、上下に隣合う前記
支持アームの連結装置中の可動部分(例えば縦
軸)に該ロツドを昇降自在に遊嵌し、且つ該ロツ
ドの上下端に抜け止めのストツパを設ければよ
い。
〔作 用〕
本発明物品保持装置によると、当初は、最下段
の各支持アームがそれに連結された弾力的持上げ
装置の作用で物品受取待機位置まで上昇せしめら
れているとともに該最下段の支持アームより上の
各支持アームが、それに連結された弾力的持上げ
装置にて、左右フレーム間への物品出入を妨げな
い初期待機位置まで上昇後退せしめられている。
最初の物品が例えば適当な玉掛け装置にて吊り上
げられ、本発明装置の左右フレーム間へ降ろさ
れ、最下段の支持アーム上に載置されると、該支
持アームが物品重量により弾力的持上げ装置に抗
して物品支持位置まで下降せしめられ、その位置
で該物品を支持する。該最下段支持アームの下降
とともに該支持アームとその1段上の(下から2
段目の)支持アームとを連結していた連結部材が
引き下げられ、該下から2段目の支持アームが初
期待機位置から左右フレーム間へ突出するように
回動しつつ下降して物品受取待機位置に至る。こ
のように該下から2段目の支持アームが物品受取
待機位置まで下降することにより、該支持アーム
と更に1段上の(下から3段目の)支持アームと
を結ぶ連結部材が下方へ引つ張られるが、その段
階では未だその下から3段目の支持アームは初期
待機位置にある。前記物品受取待機位置に置かれ
た下から2段目の支持アーム上に次の物品が載置
されて該支持アームがその物品支持位置まで下降
すると、下から3段目の支持アームもその初期待
機位置から物品受取待機位置まで回動下降し、そ
の上に次の物品が載置されるのを待つ。かくして
次々と支持アームが自動的に物品受取待機位置へ
回動下降せしめられ、その上に物品が載置され、
最終的に所定の物品積み上げ状態を得る。
物品の積み上げ状態から物品を取り出すときの
要領は前記物品積み上げ時の逆の作用となる。
最上段に積み込まれた物品を吊り上げるとき
は、特に問題なくこれを実行できる。
最上段の物品を吊り上げると、該物品を支持し
ていた最上段の支持アームがそれに連結された弾
力的持上げ装置の働きにて物品受取待機位置まで
上昇する。またこの段階で該支持アームとその下
の段(上から2段目)の支持アームとを連結する
連結部材が伸張される。
次に上から2段目の物品を吊り上げると、該物
品を支持していた上から2段目の支持アームが物
品受取待機位置まで上昇する。これと同時に該2
段目支持アームと最上段支持アームとを連結して
いた連結部材が緩み、最上段支持アームは当初の
初期待機位置まで回動上昇する。
同様にして各段の物品を上の段から順に全て吊
り上げ除去することができ、それに伴つて各支持
アームが上から順に元の初期待機位置まで後退す
る。最終的には最下段アームがその物品受取待機
位置へ上昇する。
〔発明の効果〕
本発明物品保持装置によれば、棒状、板状、帯
状等の各種金属材料その他の物品を保管、運搬等
のために保持するための物品保持装置にして、例
えば玉掛け作業にて吊り上げ処理されるかかる物
品を、従来のりん木、りん金等の支持棒を用い
ず、人手に頼らずに順次積み上げ保持でき、従つ
てまた物品保持装置の外側に従来支持棒の取り扱
い作業者の入る余地を設ける必要がなく、船舶、
車両、倉庫等に設置して積み荷スペース、倉庫保
管スペース等の空間を有効に利利用できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ
説明する。
図示の物品保持装置は、第1図から第3図を見
ると分かるように、右及び左のフレーム1及び2
を備えている。
一方のフレーム1は前側の柱11及び後側の柱
12を備え、これら柱の下端部は渡し部材13に
て、上端部は渡し部材14にてそれぞれ連結され
ている。
他方のフレーム2は前側の柱21及び後側の柱
22を備え、これら柱の下端部は渡し部材23に
て、上端部は渡し部材24にてそれぞれ連結され
ている。
両フレーム1及び2の柱11及び21の下端部
は横渡し部材10にて、柱12及び22の下端部
は横渡し部材20にてそれぞれ連結されている。
一方のフレーム1の前柱11には支持アーム3
11,312……319が等間隔で複数段に実質
上水平に配置されており、後柱12にも同数の支
持アーム321,322……329が等間隔で複
数段に実質上水平に配置されている。同一段の前
柱支持アームと後柱支持アームは同一高さにあ
る。
最下段の支持アーム311,321は当初から
両フレーム1及び2間に略水平に延びている。
第4図から分かるように、アーム311は距離
Lを昇降できるように一端部が第1連結装置4に
てフレーム1の柱11に連結されている。アーム
321も図示されていない同構造の第1連結装置
にて距離Lを昇降できるように柱12に連結され
ている。
両第1連結装置を代表してアーム311につい
ての連結装置4を説明する。
第1連結装置4は、第4図から分かるように、
支持アーム311の一端部に固着した縦軸41
と、該縦軸を昇降可能に支承する柱11上の軸受
け42,43とを備えている。上昇限度は下側の
軸受け43に縦軸上のフランジ411が当接する
位置であり、下降限度は縦軸下端が後述するバネ
嵌合用突起44に当接する位置である。
該支持アーム311に対してはバネ型の弾力的
持ち上げ装置5が設けられている。
該持ち上げ装置5は縦軸41のフランジ部41
1と下方のバネ嵌合用突起44との間に圧縮バネ
51を装着して構成されている。該バネの強さは
次のように選択決定されている。すなわち、該バ
ネの作用にて縦軸41が常時弾力的に持ち上げ力
を付与され、従つて物品が載置されていないとき
の支持アーム311は縦軸41の上昇限度まで、
換言すれば支持アーム311の物品受取待機位置
A(第4図に実線で示す位置)まで上昇せしめら
れ、該支持アーム311上に所定量の物品が載置
されると、その重みで該支持アームがバネ51の
弾力に抗して縦軸41の下降限度まで、換言すれ
ば支持アーム311の物品支持位置B(第4図に
仮想線にて示す位置)まで距離Lを下降せしめら
れ、そこで物品を静止支持するようになつてい
る。
後側の最下段支持アーム321についても持ち
上げ装置5と同様なバネ型弾力的持ち上げ装置
(図示せず)が設けられており、アーム321は
前記第1連結装置と該持ち上げ装置とによつて、
物品受取待機位置Aと物品支持位置Bとの間を昇
降できる。
なお、最下段支持アーム311,321のそれ
ぞれの他方の端部はフレーム2の柱21,22に
沿つて案内されて昇降できるようになつている。
また、いずれのアームの両端下面にも切り込み
Vが設けられており、これらは該アームが物品支
持位置Bまで下降したとき、柱に設けられた支持
突起部30に係合する(第5図参照)。なお、支
持突起部30は、柱11,12,21,22のそ
れぞれにアーム段数9に対応させて9個設けられ
ている。
前側の下から2段目以上の支持アーム312,
313……319は第2連結装置6(第4図から
第6図参照)にて前柱11に、後側の下から2段
目以上の支持アーム322,323……329は
図示していない同様な第2連結装置にて柱12に
それぞれ連結されている。
柱11におけるアーム用の第2連結装置6と柱
12におけるアーム用の第2連結装置とは、第3
図から分かるように、これら両アームが互いに反
対方向に回動するように配置の仕方が対象的であ
る点を除いて、構造は同じである。従つて構造の
詳細はここでは装置6について行い、他について
は省略する。
第2連結装置6は、第4図から第6図に示され
るように(下から2段目の支持アーム312に対
応するものを例にとつて説明すると)、アーム3
12の一端部に固着した縦軸61と、該縦軸を回
動及び昇降可能に支承する柱11上の軸受け6
2,63を備えている。第2連結装置6は更に該
縦軸の回動昇降動作を一定経路に沿つて行わせる
ための案内装置60を備えている。案内装置60
は、縦軸61から突出せしめられた遊転ローラ6
01付きのピン602と、下側軸受け63に固着
乃至一体的に形成されたピン案内部材603を備
えている。案内部材603は上から見ると中心角
約90度の円弧を呈する上端案内斜面604及び該
斜面に連続する上下方向の案内溝605を有す
る。斜面604の上端には上限ストツパ606が
立ち上がつており、溝605はその底607が下
限ストツパを兼ねている。
ピン602が案内斜面604の上端にあつて上
限ストツパ606に当接しているとき、支持アー
ム312は柱11と12の間の初期待機位置Cに
配置され(第7図参照)、フレーム1及び2間に
対する物品の出入を妨げない。またピン602が
斜面604に沿つて上下距離Lを回動下降し、溝
605に臨む位置に達したときには、支持アーム
312はフレーム1及2間へ延び、物品を受け取
ることができる物品受取待機位置Dに置かれる第
7図及び第3図の一点鎖線位置参照。更にピン6
02が上下距離Lを下降して溝605の底607
に当接したときには、支持アーム312は位置D
より更に下方の物品支持位置E(第7図参照)に
配置される。
なお下から2段目以上の各支持アームの両端下
面には切り込みV,Vが設けられており、これら
は該アームが物品支持位置Eまで下降したとき、
柱に設けられた支持突起部30に係合するように
なつている。
第4図から第6図に示されるように、下から2
段目以上の各支持アームに対しては、それぞれ同
構造の重り式弾力的持ち上げ装置7が設けられて
いる。これを支持アーム312に対するものを代
表例にとつて説明すと、該装置7はアーム312
端部の縦軸61上のピン602に滑車71を介し
てワイヤ72にて重り73を吊り下げて構成され
ている。滑車71は柱11に架設されており、縦
軸61の回動によるピン602の揺動に伴つて縦
軸線Xのまわりに揺動できるようになつている。
該重り73の重量は次のように選択決定されてい
る。すなわち、支持アーム312及び縦軸61に
未だ下方向の力が加えられていない初期状態のと
きには、ピン602を前記案内斜面上端の上限ス
トツパ606まで引つ張つて、支持アーム312
を初期待機位置Cに配置できるようになつてい
る。
第4図から分かるように、最下段の支持アーム
を含め、各上下に隣合う支持アームは該アーム端
部の前記縦軸を介して互いに連結部材にて連結さ
れている。最下段の支持アーム311とその上の
支持アーム312とはアーム311端部の縦軸4
1ととアーム312端部の縦軸61とを介して連
結されている。即ち、縦軸41と61とが真つ直
ぐに張つたワイヤ81にて連結されている。図示
されていないが、最下段の支持アーム321とそ
の上のアーム322についても同様にワイヤ連結
されている。
また下から2段目以上の各上下に隣合う支持ア
ームについては該アーム端部の縦軸61,61が
長さLだけ弛ませた状態のワイヤ82にて連結さ
れている。柱12における支持アーム322,3
23……についても同様である。
前記重り式持ち上げ装置7の重り73の重量は
さらに次のように選択決定されている。
すなわち、最下段支持アーム311,321が
その上に所定量の物品を載置されて物品受取待機
位置Aから物品支持位置Bまで下降すると、連結
ワイヤ81が引つ張られて上の縦軸61が、従つ
てその縦軸に接続された支持アーム312,32
2がその初期待機位置Cから90度回動しつつ下降
して物品受取待機位置Dに達するようになつてい
る。また位置Dにある該支持アーム312,32
2がその上に所定量の物品を載置されて物品支持
位置Eまで下降するときには、連結ワイヤ82が
さらに上側の縦軸61を引つ張り、該縦軸に接続
されたアーム313,323をその初期待機位置
Cから物品受取待機位置Dまで回動下降させるよ
うになつている。
本実施例物品保持装置によると、当初は、最下
段の支持アーム311,321がそれぞれバネ式
持上げ装置5の作用で物品受取待機位置Aまで上
昇せしめられているとともに該最下段の支持アー
ムより上の各支持アームが、それに連結された弾
力的持上げ装置7にて、左右フレーム1,2間へ
の物品出入を妨げない初期待機位置Cまで上昇後
退せしめられている。
最初の物品W(第3図参照)が例えば適当な図
示しない玉掛け装置にて吊り上げられ、左右フレ
ーム1,2間へ降ろされ、最下段の支持アーム3
11,321上に載置されると、該支持アームが
物品重量によりバネ51に抗して物品支持位置B
まで下降せしめられ、その位置で該物品Wを支持
する。該最下段支持アームの下降とともに該支持
アームとその1段上の(下から2段目の)支持ア
ーム312,322とを連結していた連結ワイヤ
81が引き下げられ、該下から2段目の支持アー
ムが初期待機位置Cから左右フレーム1,2間へ
突出するように回動しつつ下降して物品受取待機
位置Dに至る。
このように該下から2段目の支持アーム31
2,322が物品受取待機位置Dまで下降するこ
とにより、該支持アームと更に1段上の(下から
3段目の)支持アーム313,323とを結ぶ連
結ワイヤ82が下方へ引つ張られるが、その段階
では未だその下から3段目の支持アームは初期待
機位置Cにある。この段階ではワイヤ82は弛ん
だ状態から真つ直ぐ張られた状態となる。
前記物品受取待機位置Dに置かれた下から2段
目の支持アーム312,322上に次の物品が載
置されて該支持アームがその物品支持位置Eまで
下降すると、下から3段目の支持アーム313,
323もその初期待機位置Cから物品受取待機位
置Dまで回動下降し、その上に次の物品Wが載置
されるのを待つ。かくして次々と支持アームが自
動的に物品受取待機位置Dへ回動下降せしめら
れ、その上に物品Wが載置され、最終的に所定の
物品積み上げ状態を得ることができる。このよう
に積み上げた物品をクレーン等で取り出すときの
要領は物品積み上げ時と逆となる。
取り出しにあたつては、ワイヤ等が柱11,2
1間及び柱12,22間からはみ出した物品端部
に掛けられるとともにクレーンフツク等に吊るさ
れる。
まず、最上段の物品Wを吊り上げると、該物品
を支持していた最上段支持アーム319,329
が、これらにそれぞれ連結された弾力的持上げ装
置7の働きにて物品受取待機位置Dまで上昇し、
ここでアーム319,329とその下段(上から
2段目)の支持アーム318,328とをそれぞ
れ連結する連結部材82が伸張して停止する。
次に上から2段目の物品Wを吊り上げると、こ
れを支持していた支持アーム318,328がこ
れらにそれぞれ連結された持上げ装置7の働きに
て物品受取待機位置Dまで上昇する。これと同時
にアーム318,328とその上段のアーム31
9,329とを連結していた連結部材82がゆる
み、アーム319,329は持上げ装置7の働き
で当初の初期待機位置Cまで回動上昇する。
同様にして各段の物品Wを順次吊り上げて取り
出すことができ、それにともなつて各支持アーム
は上から順次その初期待機位置Cへ後退する。
最終的に最下段のアーム311,321が物品
受取待機位置Aへ上昇する。
図示の実施例は、例えば第8図に示すように複
数個並べて配置することができ、その場合には隣
合う物品保持装置間において、本来ならば背中合
わせになるフレーム1と2とを一つにして共有す
ることもでき、そのようにすればそれだけスペー
スの節約になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は全体概略側面図、第2図は全体概略正面図、第
3図は支持アームの動作方向を上から見た状態で
示す説明図、第4図は一つの柱における支持アー
ムと該柱との連結状態及び弾力的持ち上げ装置を
第2図の矢印Pの方向から見た状態にて示す一部
断面の図、第5図は一つの柱における支持アーム
と該柱との連結状態及び弾力的持ち上げ装置を上
から見た状態にて示す一部断面の図、第6図は第
2連結装置と重り式弾力的持ち上げ装置の概略斜
面図、第7図は下から2段目の支持アームの動作
位置説明図、第8図は実施例装置の使用状態説明
図である。 1……右フレーム、2……左フレーム、311
〜319……前側の支持アーム、321〜329
……後側の支持アーム、4……第1連結装置、5
……バネ式弾力的持ち上げ装置、6……第2連結
装置、7……重り式弾力的持ち上げ装置、81,
82……連結ワイヤ、A,D……物品受取待機位
置、B,E……物品支持位置、C……初期待機位
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 左右フレームと、 物品を該左右フレーム間に支承するための複数
    段に配置された支持アームと、 前記支持アームのうち最下段の各支持アームを
    前記左右フレームの少なくとも一方に連結する第
    1連結装置と、 前記最下段の支持アームより上の各支持アーム
    を前記左右フレームのいずれかに連結する第2連
    結装置と、 前記各支持アームに対し設けられた弾力的持上
    げ装置と、 上下に隣合う前記支持アーム同士を互いに連結
    する連結部材を備え、 前記各第1連結装置は対応する前記最下段の支
    持アームをそれが物品を受取るために前記左右フ
    レーム間へ突出した物品受取待機位置とその位置
    より下方の物品支持位置との間を昇降できるよう
    に前記フレームへ連結しており、 前記最下段の支持アームに対し設けられた前記
    弾力的持上げ装置は、該最下段の支持アーム上に
    物品が載置されていないときは該アームを前記物
    品受取待機位置へ上昇させ、物品が載置されると
    その重量で該アームが前記物品支持位置へ下降す
    ることを許すように構成されており、 前記各第2連結装置は対応する前記支持アーム
    をそれが前記左右フレーム間への物品の出入を妨
    げない初期待機位置と物品を受取るために前記左
    右フレーム間へ突出する物品受取待機位置との間
    を往復回動昇降できるように、さらに該物品受取
    待機位置とそれより下方の物品支持位置との間を
    昇降できるように前記フレームへ連結しており、 前記最下段より上の各支持アームに対し設けら
    れた前記弾力的持上げ装置は、対応する該アーム
    を、それより一段下の支持アームが物品受取待機
    位置以上の位置にあるときには前記初期待機位置
    へ上昇後退させ、該一段下の支持アームが物品支
    持位置へ下降すると、該持上げ装置に対応する支
    持アームが前記連結部材を介して引き下げられて
    物品受取待機位置へ同動下降することを許すよう
    に構成されていることを特徴とする物品保持装
    置。
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