JP2579550Y2 - 2点支持フォーク式自動吊具 - Google Patents

2点支持フォーク式自動吊具

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JP2579550Y2
JP2579550Y2 JP5308093U JP5308093U JP2579550Y2 JP 2579550 Y2 JP2579550 Y2 JP 2579550Y2 JP 5308093 U JP5308093 U JP 5308093U JP 5308093 U JP5308093 U JP 5308093U JP 2579550 Y2 JP2579550 Y2 JP 2579550Y2
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JP
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fork
hook
keyhole
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support pin
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JP5308093U
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律郎 伊東
文郎 伊高
春海 中山
三郎 桟
光博 岩本
信雄 福重
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JFE Engineering Corp
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JFE Engineering Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フォーク式吊具に関
し、特に、置場スペースの制約されたせまい場所での段
積み製品の自動払出し及び積込みに好敵な2点支持フォ
ーク式自動吊具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、段積みされた製品(例えば、H型
鋼、シートパイル、レール、パイプ等の長尺物)の払出
し及び積込み方法としては、製品と製品とを枕木等のダ
ンネージで区切って空間を設け、その空間にワイヤを通
し、クレーンに取り付けられたフックにワイヤを玉掛け
し、吊り上げて搬送し、吊り下げて玉掛けを外して積み
込むことが広く一般に行われている。
【0003】また、上述の払出し及び積込み作業を自動
化する装置としては、実開平1−65288号公報に記
載されており、図5に示すようなフォーク式吊具があ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来のフォーク式吊具では、製品Pを吊り上げる機構にお
いて、フォーク51の一端付近をフォーク支柱52によ
って支持する片持ち構造を用いているので、搬送するこ
とができる製品Pの重量は、大きく制限されている。
【0005】本考案は、より大きな重量をもつ製品をも
搬送することができる2点支持フォーク式自動吊具を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の2点支持フォー
ク式自動吊具は、クレーンに吊部材を介してほぼ水平に
吊持された上下動自在な吊ビームと、前記吊ビームの下
部に間隔をあけて垂設されて前記吊ビームに沿って移動
可能な複数の吊具と、前記複数の吊具の下部にそれぞれ
取り付けられてかつその取付け部を中心として回動自在
に支持された複数のリフタフレームと、前記リフタフレ
ームの長手方向端に固定されたフォーク支柱を介してほ
ぼ水平に取り付けられかつ前記リフタフレームと共に回
動する複数のフォークと、前記リフタフレームにおける
フォーク支柱の固定位置と反対側の長手方向端付近にお
いて上下動自在に設けられている複数の支持ピンとを有
し、前記フォークにおけるフォーク支柱の固定位置に対
して反対側の長手方向端付近において鍵穴を垂直に設
け、前記支持ピンの一端において前記鍵穴に挿入可能な
フックを設け、前記鍵穴に前記フックを挿入して前記フ
ックを回動させることによって前記フックと前記鍵穴と
を接続することを特徴とする。
【0007】また、本考案の2点支持フォーク式自動吊
具は、鍵穴が、フォークにおけるフォーク支柱の固定位
置と反対側の長手方向端付近において垂直に開けられた
略長穴形状の穴であり、フックが、前記略長穴形状に相
似している底面形状を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案の2点支持フォーク式自動吊具におい
て、支持ピンをフォークに対して下降させて、支持ピン
に設けられたフックをフォークに設けられた鍵穴に挿入
し、更に支持ピンを回転させることでフックも回転し
て、フックと鍵穴部分とがロック状態になる。これによ
り、払出し又は積込みすべき製品を直接持ち上げるフォ
ークは、フォーク支柱と支持ピンとによって2点支持さ
れる。したがって、フォークは、フォーク支柱のみで1
点支持するときよりも格段に重量が大きい製品を持ち上
げることができる。
【0009】また、支持ピンをフォークに対して上昇さ
せておくことで、そのフォークがフォーク支柱を介して
リフタフレームと共に旋回する片側支持の旋回フォーク
となるので、並列に段積みされた製品間へのフォークの
挿入を容易に実行することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は、本考案に係る2点支持フォーク式
自動吊具を示す概要図である。本実施例の2点支持フォ
ーク式自動吊具は、クレーン1に吊部材2を介してほぼ
水平に吊持された吊ビーム3と、吊ビーム3の下部に間
隔をあけて垂設された2個の自動吊具4と、それぞれの
自動吊具4の下部にほぼ水平に取り付けられかつその取
付け部を中心として回動自在に支持された2個のリフタ
フレーム5と、それぞれのリフタフレーム5の端部に固
定されたフォーク支柱6を介してほぼ水平に取り付けら
れかつリフタフレーム5と共に回動する2個のフォーク
7と、それぞれのリフタフレーム5におけるフォーク支
柱6の固定位置に対して反対側の端部に設けられた貫通
孔に挿入されておりかつフォーク7に接続される支持ピ
ン8とを備えている。なお、製品Pは、本2点支持フォ
ーク式自動吊具によって搬送するべき製品であり、通常
時は段積みされている。
【0012】図2は、本考案に係る2点支持フォーク式
自動吊具における自動吊具4の周辺を示す断面図であ
り、図3は、図2に示す2点支持フォーク式自動吊具の
側面図である。自動吊具4は、吊ビーム3の下部に垂設
されており、吊ビーム3に沿って移動可能となってい
る。自動吊具4には、伝達軸22を回転させる回転用モ
ータ21が内設されている。そして、伝達軸22の下端
部は、自動吊具4において回転自在に連結されている吊
具旋回フレーム4aに接続されている。したがって、回
転用モータ21が回転すると吊具旋回フレーム4aが回
転する。
【0013】また、吊具旋回フレーム4aには、伝達軸
24を軸方向に移動させる昇降用モータ23が設けられ
ている。そして、伝達軸24の下端部は、リフタフレー
ム5の長手方向ほぼ中央部に固定されている。したがっ
て、昇降用モータ23が回転するとリフタフレーム5は
上昇又は下降し、回転用モータ21が回転するとリフタ
フレーム5は伝達軸24の軸線を中心として回転する。
【0014】一方、支持ピン8の上端は、支持ピン回転
用モータ25の回転軸に接続されている。したがって、
支持ピン回転用モータ25が回転すると支持ピン8は自
身の軸線を中心として回転する。また、支持ピン8は、
支持ピン昇降用モータ27によって駆動されるスクリュ
ウジャッキ26に取り付けられている。したがって、支
持ピン昇降用モータ27が回転すると、支持ピン8はリ
フタフレーム5に対して昇降する。
【0015】図4は、図2における範囲Aの拡大斜視図
であり、本考案の要部を示している。支持ピン8の下端
には、図4に示すような略楕円形状をしたフック8aが
設けられている。フォーク7における先端付近には、フ
ック8aの外形よりも少し大きい鍵穴形状の穴である鍵
穴7aが設けられている。そして、支持ピン8を下降さ
せると、フック8aは鍵穴7aを通りぬける。その後、
支持ピン8を180度回転させると、フック8aはフォ
ーク7における鍵穴7a部分に固定される。
【0016】次に本実施例の動作について説明する。な
お、段積みされた製品Pの払出し及び積込みに、本実施
例の2点支持フォーク式自動吊具を用いた場合について
説明する。そして、クレーン1の移動方向に対して直角
に配置され、枕木であるダンネージ上に乗った製品があ
るとする。
【0017】先ず、支持ピン昇降用モータ27を回転さ
せることにより、フォーク7に対して支持ピン8を十分
上昇させておく。そして、自動吊具4を、製品Pの長さ
に合わせ適当な位置まで吊りビーム3に沿って走行させ
停止させる。また、段積みされた製品Pにおいてダンネ
ージによってつくられた空間の位置に、フォーク7の高
さを合わせる。次に、リフタフレーム5を回動させて、
フォーク7を前記空間に挿入し、支持ピン8を下降させ
ることができる位置までフォーク7の先端を製品Pの下
面からはみ出させる。
【0018】その後、支持ピン8を下降させてフック8
aを鍵穴7aに挿入し、更に支持ピン8を約90度回動
させることによって、支持ピン8におけるフック8aを
鍵穴7a部分にロックさせる。これらにより、製品P
は、図2に示すようにリフタフレーム5、フォーク支柱
6、フォーク7及び支持ピン8で形成される略四角形状
の輪に囲まれることとなる。また、フォーク7の長手方
向一端は支持ピン8に、長手方向他端はフォーク支柱6
に支持されることとなる。したがって、フォーク7は、
フォーク支柱6のみで支持されているときよりも格段に
重量が大きい製品Pを吊りあげることができることとな
る。
【0019】その後、吊ビーム3を上昇させることによ
ってフォーク7を上昇させて、製品Pを吊りあげる。更
に、クレーン1に沿って吊部材2を移動させて、製品P
を所定の積込み地点まで搬送する。
【0020】積込み地点では、吊ビーム3を下降させる
ことによってフォーク7を下降させて、製品Pをダンネ
ージ上に乗せる。その後、支持ピン回転用モータ25を
回転させることにより、支持ピン8におけるフック8a
を約90度回動させて、フック8aとフォーク7におけ
る鍵穴7aとのロック状態を解除する。そして、支持ピ
ン昇降用モータ27を回転させることにより、支持ピン
8を上昇させる。次に、製品Pに対してフォーク7が外
れる位置までフォーク7を旋回させ、空の状態で吊ビー
ム3を上昇させて、再び払い出し地点までクレーン1を
走行させる。上述の動作を繰り返し行うことで、段積み
された複数の製品Pが払出し及び積込みされる。
【0021】これらにより、本実施例は、支持ピン8に
おけるフック8aをフォーク7における鍵穴7aにロッ
クさせることにより、フォーク7を支持ピン8とフォー
ク支柱6との2点で支持することができるので、フォー
ク7をフォーク支柱6のみで支持するときよりも格段に
重量が大きい製品Pを吊りあげることができる。また、
本実施例は、支持ピン8を上昇させておくことにより、
フォーク7がフォーク支柱6を介してリフタフレーム5
と共に旋回する片側支持の旋回フォークとすることがで
きるので、並列に段積みされた製品P間へのフォーク7
の挿入を容易に実行することができる。これにより、段
積みされた製品P同士の間隔を小さくすることができ、
置場効率を向上させることができる。
【0022】なお、本実施例では、支持ピン8における
フック8aを略楕円形状とし、フォーク7における鍵穴
7aを鍵穴形状の穴としたが、これらに限定するもので
はなく、例えば、フック8aを略星型形状とし、鍵穴7
aを略星型形状の穴としてもよい。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、支
持ピンに設けたフックをフォークに設けた鍵穴にロック
させることにより、フォークを支持ピンとフォーク支柱
との2点で支持することができるので、フォークをフォ
ーク支柱のみで支持するときよりも格段に重量が大きい
製品を吊りあげることができ、せまい場所での段積み製
品の自動的な払出し及び積込みを効率良く行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る2点支持フォーク式自動吊具を示
す概要図である。
【図2】本考案に係る2点支持フォーク式自動吊具にお
ける自動吊具4の周辺を示す断面図である。
【図3】図2に示す自動吊具4の周辺の側面図である。
【図4】図2における範囲Aの拡大斜視図である。
【図5】従来のフォーク式吊具の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 クレーン 2 吊部材 3 吊ビーム 4 自動吊具 5 リフタフレーム 6 フォーク支柱 7 フォーク 7a 鍵穴 8 支持ピン 8a フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桟 三郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)考案者 岩本 光博 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)考案者 福重 信雄 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−153389(JP,A) 特開 昭59−198292(JP,A) 実開 平1−65288(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 1/24 B66C 1/28

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンに吊部材を介してほぼ水平に吊
    持された上下動自在な吊ビームと、前記吊ビームの下部
    に間隔をあけて垂設されて前記吊ビームに沿って移動可
    能な複数の吊具と、前記複数の吊具の下部にそれぞれ取
    り付けられてかつその取付け部を中心として回動自在に
    支持された複数のリフタフレームと、前記リフタフレー
    ムの長手方向端に固定されたフォーク支柱を介してほぼ
    水平に取り付けられかつ前記リフタフレームと共に回動
    する複数のフォークと、前記リフタフレームにおけるフ
    ォーク支柱の固定位置と反対側の長手方向端付近におい
    て上下動自在に設けられている複数の支持ピンとを有
    し、前記フォークにおけるフォーク支柱の固定位置に対
    して反対側の長手方向端付近において鍵穴を垂直に設
    け、前記支持ピンの一端において前記鍵穴に挿入可能な
    フックを設け、前記鍵穴に前記フックを挿入して前記フ
    ックを回動させることによって前記フックと前記鍵穴と
    を接続することを特徴とする2点支持フォーク式自動吊
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2点支持フォーク式自
    動吊具において、鍵穴は、フォークにおけるフォーク支
    柱の固定位置と反対側の長手方向端付近において垂直に
    開けられた略長穴形状の穴であり、フックは、前記略長
    穴形状に相似している底面形状を有することを特徴とす
    る2点支持フォーク式自動吊具。
JP5308093U 1993-09-30 1993-09-30 2点支持フォーク式自動吊具 Expired - Lifetime JP2579550Y2 (ja)

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JPH0723777U JPH0723777U (ja) 1995-05-02
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