JPH0450266Y2 - - Google Patents

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JPH0450266Y2
JPH0450266Y2 JP17209784U JP17209784U JPH0450266Y2 JP H0450266 Y2 JPH0450266 Y2 JP H0450266Y2 JP 17209784 U JP17209784 U JP 17209784U JP 17209784 U JP17209784 U JP 17209784U JP H0450266 Y2 JPH0450266 Y2 JP H0450266Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動空かご供給装置に関し、さらに詳
しくはプレスやその他の単能機等で機械の小物物
品を多量に製造する際に、あるいはその他物品の
大量生産工程において空かごを自動的に供給し、
製品をかごの中に詰めた後作業台車にかごを自動
的に積み上げていく装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来プレス等で小物機械部品を大量に製造する
際に、製品を詰める空かごの供給は人手で行なわ
れていた。このように空かごを人手で供給する場
合は、空かごに製品が満杯になる都度人間が行つ
て、製品の詰つたかごを移動し別の空かごを供給
しなければならない。そのため余分な人手を要
し、作業能率も落ちる。
なお、従来から使用されている機械部品を入れ
るかごの構造は第7図に示す通りであつて、かご
が空の状態で積み重ねる場合は第7図イに示すよ
うにかご24の前後両端に回動自在に取り付けら
れる取手60は外側に垂下した状態で積み重ねら
れるが、機械部品を入れて積み重ねる場合は第7
図ロに示すように取手60を上方へ反転し取手6
0がかごの上縁に差し渡される状態とし、取手6
0の上に上段のかごが載るようにする。従つて、
空かごを供給するには外側に垂下した取手60を
かごの上縁に反転する必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は機械の小物部品の製造工程における上
記したような問題点を解決すべくなされたもので
あつて、プレス等で機械の小物部品を大量に製造
するに際し、空かごを自動的に供給し、かごの中
に製品が満杯になつたら、かごを移動し作業台車
等に自動的に積み上げていく装置を提供すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の自動空かご供給装置は、断面コ字形の
側板22一対を向かい合わせにして立設し積み重
ねられた空かご24を収容するホツパ20と、 前記ホツパ20の側面を昇降する背面板50と
前記背面板50の下端に水平に取付けられ空かご
24の底面を下から支承して昇降する一対の腕5
2と前記背面板50の上部に取り付けられ下方に
のみ回動自在に突設され前記腕52により支承さ
れる空かご24の上縁を上から係止する係止片6
4と前記背面板50の両側に支持板54を介して
前方へ突設され腕52に支承される空かごの前後
両端外側に垂下する取手60に下方から係止し上
昇することで外側に拡げた状態にする案内片58
とからなるかご受台44と、 前記かご受台44を上昇し前記腕52により前
記ホツパ20に収容された空かごの最下段のもの
を支承して一端停止し、次いで空かご一個分の高
さを下降して一端停止し、しかるのち再び下降す
るリフト装置42と、 前記ホツパ20下部から前記ホツパ20内に支
持部材34を進入させて最下部の空かごを支承す
ると共に前記かご受台44の上昇により最下部の
空かごが前記腕52によつて支承された際に前記
ホツパ20から支持部材34を後退させ空かごを
昇降自由とし、次いで空かご一個分の高さだけ前
記かご受台44が下降すると前記ホツパ20内に
支持部材34を進入させて下から2番目の空かご
を支承するストツパ装置28と、 前記案内片58によつて外側に拡げられたかご
の取手60を跳ね上げて空かごの上縁へ反転する
取手反転装置70と、 からなることを要旨とする。
〔作用〕
空かご24は取手60を外側に垂下した状態で
積み重ねられてホツパ20に収容される。その
際、ストツパ装置28は支持部材34をホツパ2
0下部からホツパ20内に進入させて最下部の空
かご24を支承する。
リフト装置42がかご受台44を上昇し腕52
によりホツパ20に収容された空かご24の最下
段のものを支承して一端停止すると、ストツパ装
置28は支持部材34をホツパ20から後退させ
空かご24全体を昇降自由の状態とする。
その際、かご受台44の背面板50に取付けら
れた係止片64は下方にのみ回動自在に突設され
ているので、支承する空かご24に接触し下方に
回動すると共に腕52により支承される空かご2
4の上縁に突出する。また、背面板50に取付け
られた案内片58は支承する空かご24の両端外
側に垂下する取手60に下方から係止し上昇する
ことで外側に拡げた状態にする。
次いで、リフト装置42が空かご24一個分の
高さを下降して一端停止すると、ストツパ装置2
8はホツパ20内に支持部材34を進入させて下
から2番目の空かごを支承する。
続いてリフト装置42が再びかご受台44を下
降せしめるので、空かご一個がかご受台44の腕
52の上に乗せられで下降する。その際、若し一
番下段の空かご24と2番目の空かごがくつつい
ても、一番下段の空かご24の上には下方にのみ
回動する係止片64が突出しており空かご24の
上縁を係止するので、一番下段の空かご24を引
き剥がしてかご受台44と共に下降させることが
できる。
リフト装置42がかご受台42を所定の位置ま
で下降すると、取手反転装置70が、案内片58
によつて外側に拡げられたかごの取手60を跳ね
上げて空かご24の上縁へ反転するので、空かご
24に機械部品を入れて積み重ねられる状態にし
て所定の位置に供給することができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を以下図面にしたがつて説明
する。第1図は本考案の一実施例である自動空か
ご供給装置の一部を切欠いた斜視図、第2図はそ
の縦断面図、第3図はリフト装置の斜視図、第4
図はリフト装置の係止片を示す部分拡大断面図、
第5図はストツパ装置とリフト装置の動作説明
図、第6図は装置全体の側面図である。
外枠10は四角形に組んだ土台12と土台12
の角に立てられた4本の柱14と、柱14の上端
をつないで縦横に渡された桁材16とで箱型に組
まれ、土台の四隅下面にはそれぞれ車輪18が取
付けられる。
ホツパ20は断面コ字形の側板22を二つ相互
に向合せて囲つたものであつて空かご24を収容
出来る大きさになつている。左右の側板22の下
部にはストツパ装置のロツド34が貫通する孔2
6が二つ穿設されている。
ストツパ装置28はホツパの中へ支承部材を出
し入れ出来るようにしたものでありホツパの側板
22に対向し垂直に取付けられたブラケツト30
に、適当間隔を隔てて二箇のブツシユ32を水平
に固着し、このブツシユ32にかごの支承部材と
してロツド34を挿入しホツパの側板22の孔2
6を通してホツパ内に抜き差し出来るようにす
る。そして左右のロツド34の後端は連結板36
によつて連結され、連結板36の背面中央にはモ
ータ38の軸に固着されたレバー40がリンクさ
れる。このストツパ装置28は左右に同じ構造の
ものがホツパ20の側板22の外側下部に相対向
するように取付けられる。
リフト装置42は捲上げチエイン46とリフト
モータ48とから成り、かご受台44はチエイン
46に取付けられリフトモータ48によつて昇降
する。かご受台44は第3図に斜視図を示すよう
に背面板50が垂直に設けられ、背面板50の下
部には二本の腕52が水平に前方へ突設されてい
る。背面板50の両側中央からは支持板54が前
方へ突設されその先端にはそれぞれ外側に向けて
降下する傾斜面56を持つた案内片58が直角に
外側に向けて取付けられる。この案内片58によ
つて空かご24を腕52で下から持ち上げたと
き、第5図に示すように空かご24の取手60が
案内片58のスロープ56に下からすくわれて取
手60が外側へ開かれるようにする。背面板50
の上部には縦に長い穴62が二つあけられ係止片
64が取付けられる。係止片64は第4図に断面
図が示されているように、背面板50の裏面に取
付けられた取付板66にピン68によつて回動自
由に軸支される。そして係止片64のピン68か
ら外側の後端64aは内側にある先端64bより
重くなるようにして、係止片の後端64aが常に
下方に垂れ下がるようにする。係止片の後端64
aの下には止め板69が取付けられ、係止片64
が第4図において時計廻りには回動しないが反時
計廻りには回動するようにする。
取手反転装置70は第2図にその側面図が示さ
れているように支柱72とレバー74とソレノイ
ド76とから成る。レバー74の一端は支柱72
の頭部にピン止めされ、レバー74の中間下面に
はソレノイド76の芯棒が接続される。この反転
装置70はリフト装置のかご受台44が降下する
位置の両側に一箇づづ取付けられ、空かごを載せ
たかご受台44が最下位置まで降下したときに、
案内片58によつて左右に開かれたかごの取手6
0がレバー74の上に載るようにする。
コンベア78はリフト装置42の降下した位置
から後述するかご持上げ位置まで水平に張設さ
れ、モータ80によつて動かされる。リフト装置
42でホツパ20の下から取り出されたかごはコ
ンベア78の上に乗せられ水平に移動して製品の
投入位置及びかごの持上げ位置において止まるよ
うにされている。
かご積み上げ装置82はコンベア78で送られ
て来た製品の詰まつたかごを作業台車の上に積み
上げていく装置であつて、トラバース装置、捲上
げ装置及びクランプ装置によつて構成されてい
る。
トラバース台84は二本の横桁16の上を転動
する四つの車輪86によつて吊下げられている。
横桁16の眞中のリフト装置側にはトラバースモ
ータ88が取付けられ、その反対側の縦桁17の
中央にはリターンホイール90が取付けられる。
またトラバース台84の中央にはオーバヘツドホ
イール92が取付けられている。そして、トラバ
ース台84のトラバースモータ側にチエイン94
の一端を下から捲きつけ折返して取付け、このチ
エインをトラバースモータのドライビングホイー
ル96にオーバヘツドホイール92の上に引掛
け、次にリターンホイール90に捲きつけてチエ
イン94の他端はトラバース台84のリターンホ
イール側に固定する。
昇降台98はトラバース台84の両外側中央に
垂設した案内レール100中で転動する案内輪1
02を両側に取付け、二本のワイヤ104によつ
てトラバース台84から吊下げられている。トラ
バース台84には、ワイヤ104を巻上げるドラ
ム106とこのドラムを回転する捲上げモータ1
08が据付けてある。
昇降台98の四隅からは4本のシヤフト110
が昇降台を貫通して下方へ垂直に取付けられシヤ
フト110の先端にはクランプ棒112がシヤフ
トに直角に取付けられる。昇降台98の上面にあ
るシヤフト110の上端にはクランプホイール1
14がそれぞれ固着される。また昇降台98の中
央はクランプモータ116が取付けられ、4つの
クランプホイール114とクランプモータのホイ
ール118には一本のエンドレスのチエイン12
0が張設される。そしてクランプモータ116の
回転によつてクランプホイール114が回転しシ
ヤフト110の先端に取付けられたクランプ棒1
12が水平に回動し、かごの縁を支承する。昇降
台98の下面とクランプ棒112の中間の適当な
位置には、ブラケツト122に支持された昇降台
下限リミツトスイツチ124を突設し昇降台98
が降下したときにこのスイツト124がかごの縁
に当つて働くようにする。
126は製品を空かごに投入するためのコンベ
ヤーであり、128は製品の詰められたかごを積
み上げるための作業台車である。そして各々の装
置にはその動作を制御するため次のようなリミツ
トスイツチ(以下LSと書く。)が設けられてい
る。すなわち、リフト装置42には上限LS13
0、中間LS132及び下限LS134が、ストツ
パ装置28には前進限LS136及び後退限LS1
38が、コンベア78には中間LS140と端末
LS142が、トラバース装置には後退限LS14
4、中間限LS146及び前進限LS148が、捲
上げ装置には上限LS150が、クランプ装置に
はクランプ限LS152とアンクランプ限LS15
4とが取付けられている。また作業台車が所定位
置にあるかどうかを検知する台車LS156が取
付けられている。
本装置全体の動作について以下説明すると次の
通りである。第6図においてリフトの昇降する位
置をA位置、製品の投入される位置をB位置、コ
ンベヤ端末をC位置、台車のある位置をD位置及
びE位置とする。スタート条件はトラバース台8
4がC位置にあり、昇降台98が上昇しており、
クランプ装置のクランプ棒112は横位置すなわ
ちアンクランプの位置にある。またリフト装置4
2は下降の位置にあり、ストツパ装置28のロツ
ド34は前進位置にあり空かごを支承している。
そしてコンベアの上にはA位置に空かごがあり、
B位置には製品の詰つたかごがある。
この状態で運転スタートすると先づコンベヤ7
8のモータ80が回転し、B位置にあつたかごは
コンベヤ上を前進しコンベヤ端末LS142に当
り、またA位置にあつたかごも同様にコンベヤ7
8によつて移動し、コンベヤ中間LS140に当
るのでモータ80は停止し、A位置にあつたかご
はB位置へ、B位置にあつたかごはC位置へと移
動して止まる。
コンベヤLS140及び142が働き、コンベ
ア78が停止するとリフト装置42のリフトモー
タ48が回転し、チエイン46を巻上げるのでか
ご受台44は上昇を始める。そしてかご受台44
の背面板50に取付けられた係止片64の先端6
4bに上からかごの縁25が当ると(第4図参
照)係止片の先端64bは下方へ回動し、かごの
縁25が下方へ通り過ぎると係止片64は元の位
置に戻る。そのためかごの縁25は係止片64に
よつて上から係止されることとなる。またかご受
台44が上昇を続けると空かご24の外側に垂下
した空かごの取手60に案内片58の傾斜部56
が当るので、空かごの取手60は傾斜部58の上
を滑つて外側へ開かれる。
かご受台44の腕52が最下段の空かごの底に
当るまで上昇するとリフト装置上限LS130が
働きリフトモータ48の回転が停止されかご受台
44は上昇を止める。リフト装置LS130が働
くと次にストツパモータ38が回転を始めロツド
34を後退させる。そしてロツド34が後退し
て、ストツパ装置後退限LS138に当るとスト
ツパモータ38が回転を停止しロツド34の後退
運動が止められる。ストツパ装置後退限LS13
8が働くと今度はリフトモータ48が回転を始め
チエイン46を逆転し、かご受台44を降下せし
める。その際ストツパ装置28のロツド34はホ
ツパ20の外へ抜けているので、積み重ねられた
空かご全体がかご受台44の腕52に支えられて
下降する。そしてその下降が丁度かご一箇分下が
つた所でリフト装置中間LS132が作動し、リ
フトモータ48の回転を止め、かご受台44の降
下を停止する。リフト装置中間LS132が作動
するとストツパモータ38が回転を始めロツド3
4を前進させる。そしてロツド34の前進が完了
したところでストツパ装置前進限LS136が作
動しストツパモータ38を停止しロツド34の前
進が止まる。その結果ロツド34は最下段から二
段目の空かごの縁を下から支承することとなる。
ストツパ装置前進限LS136が作動すると次
にリフトモータ48が再び回転しかご受台44が
降下を始める。その際かご受台44の背面板50
に取付けられた係止片64は空かごの縁25を下
へ引き下げるので、空かご同志が嵌り合つてくつ
ついていても、最下段の空かごだけを引き剥がし
てかご受台44の上に取り出すことができる。空
かごを載置したかご受台44がさらに降下すると
案内板58によつて外側に拡げられた空かごの取
手60が取手反転装置70のレバー74の上に載
り、空かごはコンベヤ78のA位置に載置され
る。その時にリフト装置下限LS134が作動し、
リフトモータ48の回転を停止しかご受台44の
降下を止めると同時に反転装置70のソレノイド
76に通電される。そのため取手反転装置70が
作動しレバー74を上方へ突き上げるのでレバー
の上に載つていた空かごの取手60は跳上げられ
空かごの内側へ反転させられる。
一方かご積上げ装置の動作について説明する
と、運転スタート時にトラバース台84がC位置
にあり昇降台98が上昇位置にありクランプ装置
のクランプ棒112が横位置すなわちアンクラン
プの位置にあるが、コンベヤ78が製品の詰まつ
たかごをB位置からC位置に移動しコンベヤ端末
LS142が作動すると、先づ捲上げモータ10
8が始動し、捲上げドラム106を回転しワイヤ
104を捲き戻すので昇降台98は降下を始め
る。昇降台98が降下して来て昇降台の下に取付
けたリミツトスイツチ124がかごの縁25に接
触し作動すると捲上げモータ108が停止し昇降
台98は降下を停止する。それと同時にクランプ
モータ116がクランプ方向へ回転を始めるので
それによつて回転させられるシヤフト110の先
端に取付けられたクランプ棒112は横位置から
水平に回動しかごに向つてまつすぐになるまで回
転する。そしてクランプ棒112が90°回転しそ
の先端がかごの縁の下に差し込まれるとクランプ
限LS152が作動するので、クランプモータ1
16の回転が停止され、クランプ棒112は回転
することを止める。クランプ限LS152が作動
すると同時に今度は捲上げモータ108が運転さ
れドラム106が回転してワイヤ104を捲取る
ので昇降台98は上昇を始めC位置のかごはクラ
ンプ棒112に引掛けられて吊上げられる。
昇降台98が上昇して捲上げ上限LS150に
当たると捲上げモータ108は停止し昇降台98
の上昇は止められる。次に捲上げ上限LS150
が作動するとトラバースモータ88が回転し、リ
ターンホイール90の側のチエイン94を手繰り
寄せるので、トラバース台84はリターンホイー
ル90の側に引張られ前進する。そしてトラバー
ス台84がD位置またはE位置に来ると、D位置
のトラバース中間LS146またはE位置のトラ
バース前進限LS148のいずれかを作動し、ト
ラバースモータ88が停止し、トラバース台84
は前進することを止める。
トラバース中間LS146またはトラバース前
進限LS148が作動すると捲上げモータ108
が回転を始め再びドラムを回転してワイヤ104
を捲戻すので昇降台98は下降を始める。そして
かご24が作業台車128またはすでに作動台車
の上に積み上げられた他のかごの上に載るとクラ
ンプ棒112がかごの縁から下方へ外れ次いでか
ごの縁が昇降台下限LS124に当つて作動する。
昇降台下限LS124が作動すると捲上げモー
タ108は回転を中止し、昇降台98は降下する
ことを止める。それと同時に今度はクランプモー
タ116が始動し、クランプホイール114を介
してシヤフト110を回転し、クランプ棒112
を縦位置から90°回転し、横位置にしてアンクラ
ンプの状態にする。クランプ棒112が90°回転
すると、アンクランプ限LS154が働きクラン
プモータ116を停止しクランプ棒112の回転
が止められる。
アンクランプ限LS154が作動すると再び捲
上げモータ108が回転を始めドラム106によ
つてワイヤ104を捲取るので昇降台98は捲上
げ上限LS150に当るまで上昇を続ける。捲上
げ上限LS150が働くと捲上げモータ108は
回転を止め昇降台98の上昇運動が止められる。
また、捲上げ上限LS150が作動するとトラバ
ースモータ88が回転しチエイン94によつてト
ラバース台84を引き寄せるので、トラバース台
は後退して、トラバース台がトラバース後退限
LS144に当るまで後退する。トラバース後退
限LS144が働くとトラバースモータ88は停
止されトラバース台84はC位置に止められる。
以上述べたこの装置の一連の動作は全てシーケ
ンスコントローラによつて作動される。また、B
位置に来た空かごへは製品コンベヤによつて製品
が詰め込まれるが、製品コンベヤに取付けた製品
カウンターに予め製品カウント数を設定しておき
定まつた数になつたらカウントアツプの信号がシ
ーケンスコントローラに送られるようになつてい
る。そしてこのカウントアツプ信号によつて一連
の動作が始めから繰返されるようになつている。
また、作業台車に積み上げられるかごの数も予め
設定出来るようになつているのでトラバース台8
4がD位置とE位置に交互に止まり、かごを所定
の数だけ積み上げることができる。所定数のかご
が作業台車に積み上げられると終了ブザーが鳴る
ようになつている。
本実施例においては、外枠10にホツパ20、
ストツパ装置28、リフト装置42及び反転装置
70を全て組込み枠の土台12の四隅下面にそれ
ぞれ車輪18を取付けたので、容易に所望の位置
に移動して据付けることができるという利点があ
る。また、リフト装置42の降下位置にコンベヤ
78の始端を設けたので、ホツパから取出された
空かごは直ちにコンベヤによつて製品投入位置に
供給することができる。
なお、本実施例のストツパ装置は支承部材とし
てのロツドがホツパ内へ前進し、また後退するも
のを示したが、水平に回転することによつてホツ
パ内へ出し入れする方法でも同様の目的を達成す
ることができる。また、係止片についても中心を
ピンで軸支し、後端の重みで付勢したものを示し
たが、これをバネ等で付勢してもよい。さらに本
考案は本実施例に限定されることなく、本考案の
精神に反しない限り、当業者が実施しうるいかな
る態様にても実施しうるものである。
〔考案の効果〕
本考案は空かごを積み重ねて収容するホツパを
設けたので空かごを多数まとめて供給することが
出来る。また、ホツパの下部にストツパ装置を設
け、ホツパの直下でかご受台を昇降するリフト装
置によりストツパが作動するようにしたので、ホ
ツパに供給された空かごはかご受台によつて一つ
一つ下から取り出すことが出来る。さらにかご受
台にはかごの縁を係止する係止片が設けられたの
で確実にかごを取り出すことが出来、案内片によ
つてかごの取手を外側に開くと共に取手反転装置
によつてかごの取手を内側へ反転することが出来
るので空かごを、製品を詰込んでから積み上げら
れる状態で供給することが出来る。そのため本考
案は小物機械部品の製品工程において、あるいは
その他のあらゆる物品の大量生産工程において人
手を要せずに空かごを供給することが出来るとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動空かご供給装置の一実施
例を示す一部を切欠いた斜視図、第2図は縦断面
図、第3図はリフト装置の斜視図、第4図はリフ
ト装置の係止片を示す部分拡大断面図、第5図は
ストツパ装置とリフト装置の作動説明図、第6図
は本実施例の装置全体の側面図、第7図は空かご
の側面図である。 20……ホツパ、28……ストツパ装置、42
……リフト装置、58……案内片、64……係止
片、70……反転装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 断面コ字形の側板22一対を向かい合わせにし
    て立設し積み重ねられた空かご24を収容するホ
    ツパ20と、 前記ホツパ20の側面を昇降する背面板50と
    前記背面板50の下端に水平に取付けられ空かご
    24の底面を下から支承して昇降する一対の腕5
    2と前記背面板50の上部に取り付けられ下方に
    のみ回動自在に突設され前記腕52により支承さ
    れる空かご24の上縁を上から係止する係止片6
    4と前記背面板50の両側に支持板54を介して
    前方へ突設され腕52に支承される空かごの前後
    両端外側に垂下する取手60に下方から係止し上
    昇することで外側に拡げた状態にする案内片58
    とからなるかご受台44と、 前記かご受台44を上昇し前記腕52により前
    記ホツパ20に収容された空かごの最下段のもの
    を支承して一端停止し、次いで空かご一個分の高
    さを下降して一端停止し、しかるのち再び下降す
    るリフト装置42と、 前記ホツパ20下部から前記ホツパ20内に支
    持部材34を進入させて最下部の空かごを支承す
    ると共に前記かご受台44の上昇により最下部の
    空かごが前記腕52によつて支承された際に前記
    ホツパ20から支持部材34を後退させ空かごを
    昇降自由とし、次いで空かご一個分の高さだけ前
    記かご受台44が下降すると前記ホツパ20内に
    支持部材34を進入させて下から2番目の空かご
    を支承するストツパ装置28と、 前記案内片58によつて外側に拡げられたかご
    の取手60を跳ね上げて空かごの上縁へ反転する
    取手反転装置70と、 からなることを特徴とする自動空かご供給装置。
JP17209784U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH0450266Y2 (ja)

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