JPH09118361A - スキッド挿入装置 - Google Patents

スキッド挿入装置

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JPH09118361A
JPH09118361A JP7297633A JP29763395A JPH09118361A JP H09118361 A JPH09118361 A JP H09118361A JP 7297633 A JP7297633 A JP 7297633A JP 29763395 A JP29763395 A JP 29763395A JP H09118361 A JPH09118361 A JP H09118361A
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conveyor
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hook
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Yasuhiro Sekine
康弘 関根
Satoshi Yahara
智 矢原
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Tokoh Kogyo
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Tokoh Kogyo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の下側へのスキッドの挿入を、自動的に
能率よくおこなうことができ省力化を達成できるスキッ
ド挿入装置を提供する。 【解決手段】 物品W搬送用のコンベヤ2と、このコン
ベヤの上方に設けられ前記物品把持用のフックとスキッ
ド把持用のスキッドフックとをそなえた上部リフター3
と、コンベヤ2上の物品Wを下面側から昇降駆動する下
部リフター4と、前記フックにより把持されて上昇位置
にある物品Wとコンベヤ2との間隙部に該コンベヤの側
方からスキッドSを1個ずつ供給するスキッド供給装置
5とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一定寸法に切断
した鋼板を複数枚積重ねた積層品を紙包装して成る包装
体などの物品の下側に、スキッドを挿入して該スキッド
上に上記物品を載せた状態とする、スキッド挿入装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に一定寸法に切断しレベラー掛けし
た鋼板の積層品は防錆等の目的で紙包装したのち、木製
のスキッド上に載せてバンド掛けした梱包品として出荷
される。
【0003】ところが上記の積層品を紙包装した包装体
を、バンド掛けに先立ってスキッド上に載せるために
は、従来はたとえば自動紙包装ラインのコンベヤ上の包
装体を、作業者がクレーンで吊上げて別位置に用意した
スキッド上へ載せていたので、包装体への吊具の着脱作
業およびクレーンによる吊下吊卸作業とも手間がかかり
生産性が劣るうえ、安全上も好ましいものではなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決するもので、物品の下側へのスキッドの挿
入を、自動的に能率よくおこなうことができ省力化を達
成できるスキッド挿入装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のスキッド挿入
装置は、物品搬送用のコンベヤと、このコンベヤの上方
に設けられ前記物品把持用のフックとスキッド把持用の
スキッドフックとをそなえた上部リフターと、前記コン
ベヤ上の前記物品を下面側から昇降駆動する下部リフタ
ーと、前記フックにより把持されて上昇位置にある物品
と前記コンベヤとの間隙部に該コンベヤの側方からスキ
ッドを1個ずつ供給するスキッド供給装置とを具備した
ことを特徴とする。
【0006】この発明において、物品搬送用のコンベヤ
として、平行配置され相互間隔が調整可能な2基のスラ
ットコンベヤから成るコンベヤを用いると、物品および
スキッドの種類が多くこれらの巾寸法が大きく変化する
場合でも、コンベヤ相互間隔の調整により支障なくスキ
ッドの挿入ができるとともに、物品を載せた状態のスキ
ッドをスキッドの強度上最適の巾方向位置で支持できる
ので、特に好ましい。
【0007】またこの発明においてスキッド供給装置と
して、前記コンベヤ上に受台が位置する前進位置と、該
コンベヤの側方の後退位置との間を往復駆動される装入
台車と、前記後退位置における前記受台の上方に配設さ
れ複数枚のスキッドを段積み状に収容するスキッド収容
体と、このスキッド収容体の下部に設けられ突出状態で
スキッドの両端底面部に係合する突出引込自在な保持爪
と、この保持爪の下段側に設けられ該保持爪の引込動作
により突出状態で受取った1個のスキッドを引込動作に
より前記後退位置の前記受台上へ払出す突出引込自在な
払出爪とから成るスキッド供給装置を用いると、スキッ
ドの供給を自動的に能率よくおこなえるので、特に好ま
しい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図17により、この
発明の装置の一具体例を説明する。図10においてW
は、スキッド挿入対象物である物品で、鋼板101を多
数枚積層した積層品102を、包装紙103で包装して
成る。また図11においてSは、スキッドで、木製の上
梁106と下梁107を釘打結合して成る。図12にお
いてYは、物品Wの下側にスキッドSを挿入して、該ス
キッド上に物品Wを載せた状態の積載物品を示す。この
積載物品Yに対しては後工程でバンド掛け110がおこ
なわれる。
【0009】図1および図2は、スキッド挿入装置1の
全体を示し、物品W搬送用(詳しくは物品W単体および
スキッドS上に載せた状態の積載物品Y搬送用)のコン
ベヤ2の上方に、上部リフター3を設け、このコンベヤ
2内に並設する形で下部リフター4を立設し、さらにコ
ンベヤ2の側方に、該側方からコンベヤ2上にスキッド
Sを1個ずつ供給するスキッド供給装置5を設けてあ
る。
【0010】コンベヤ2は、物品Wの搬送方向(以下
「長手方向」という)に延びる2条のチェンに短尺のス
ラットを取付けた平行な2基のスラットコンベヤ6a,
6bから成る。7は被搬送物の自重による過大たわみを
防止するために、必要に応じてコンベヤ2の中央部に設
けるフリーローラーコンベヤである。このコンベヤ2の
後側(物品W受入側)には、図示しない紙包装装置をそ
なえた包装ラインのコンベヤC1 が設けられ、またコン
ベヤ2の前側(積載物品Y送出側)部分には、図示しな
いバンド掛け装置が設けられている。
【0011】このコンベヤ2は、物品Wの巾に応じて物
品Wを最適の巾方向位置で支持できるように、またスキ
ッドSの強度上から最適の巾方向位置で積載物品Yを支
持できるように、両スラットコンベヤ6a,6bの相互
の間隔Pが調整可能となっている。すなわち、図5およ
び図6に示すように、両スラットコンベヤのフレーム8
a,8bは、各2台の台車9a,9aおよび9b,9b
に取付けられ、各台車は基台10上のレール11に沿っ
てコンベヤ巾方向に移動できるようになっている。12
(図4,図5参照)はコンベヤ間隔調整用の駆動装置で
ある油圧シリンダで、基台10に立設した支柱13にシ
リンダ部を支持され、ピストンロッドの先端はスラット
コンベヤ6bのフレーム8bに連結されている。また1
4は両スラットコンベヤを平行状態を維持させつつ接近
離間させる同期装置で、台車9aに連結したラック14
1と台車9bに連結したラック142を、ピニオン14
3に噛合わせて同期させるものであり、144は押えロ
ーラ、145はピニオン143および押えローラ144
を軸支する基台10に立設したブラケットであり、長手
方向に離間した位置にある2台の同期装置14,14の
ピニオン143,143は、連結軸146により一体に
連結され、これによって両スラットコンベヤ6a,6b
は平行に維持される。
【0012】15はコンベヤ駆動用の駆動機16(図2
参照)によりチェン駆動される駆動軸で、基礎上に立設
したブラケット上の軸受17により回転自在に支持され
たスプライン軸から成り、フレーム8a,8bにそれぞ
れ回転自在に支持された駆動スプロケット(図示しな
い)の中心部のスプライン穴に嵌合して、コンベヤ間隔
Pの調整によっても支障なく両スラットコンベヤ6a,
6bを同速で回転駆動できるようになっている。
【0013】また下部リフター4は、単動式のエアシリ
ンダから成り、ロッド4a(図4参照)の先端面をコン
ベヤ2上の物品Wの中央部および側辺部寄りの下面に対
向させて、計10本(図2参照)の下部リフター4が配
設されている。物品Wの中央部昇降駆動用のリフター4
は、図4に示すように前記支柱13上に立設され、他の
リフター4は各スラットコンベヤのフレーム8a,8b
の下部に突設した支板18上に立設され、コンベヤ6
a,6bの間隔P調整時に、該コンベヤと共にコンベヤ
巾方向に移動するようになっている。なおフリーローラ
ーコンベヤ7は、中央部を下部リフター4,4のシリン
ダ上部に取付けた支板19により支持され、両端部を基
台10に立設した支柱(図示しない)により支持されて
いる。
【0014】一方図3(コンベヤ部分は略示してある)
および図4において、21は上部リフター3を支持する
基枠で、基礎G上に立設した支柱21aの上部に梁材や
桁材を枠組みして成る。上部リフター3は、パンタグラ
フ式の昇降機構22とエアシリンダ23により基枠21
に昇降自在に支持した平面枠組体状の昇降台24の下面
に、長手方向に延びる1本のガイド25と、長手方向に
直角な巾方向に延びる2本のガイド26,26を固設
し、ガイド25に沿って走行自在な互いに対向する一対
の走行台27,27の下部に物品W把持用のフック28
を固着し、ガイド26,26に沿って横行自在な互いに
対向する各一対の横行台29,29の下部に物品W把持
用のフック30を固着するとともに、各走行台27にス
キッドS把持用のスキッドフック31を揺動自在に取付
けて成る。
【0015】上部リフター3における走行台27は、車
輪33,34によってガイド25に走行自在に支持さ
れ、各走行台27にシリンダ部を取付けたテレスコープ
式のエアシリンダ35,35のピストンロッド先端部
は、ガイド25の下面に固設したブラケット36に連結
され、このエアシリンダ35の駆動により走行台27,
27は互いに接近離間(前進後退)方向に駆動され、物
品Wの長手方向端部下面へのフック28の係脱がおこな
われる。
【0016】一方横行台29は、長手方向に延びる梁3
7の下面に同じく長手方向に延びるフック30を固着
し、梁37に固着されガイド26を挾む形の1対のブラ
ケット板から成る支持アーム38に、ガイド26に沿っ
て転動する車輪40,41を軸支して、梁37を横行自
在にガイド26により支持してある。そして各梁37の
中央部に固着したブラケット42上に、テレスコープ式
のエアシリンダ43のシリンダ部を取付け、このエアシ
リンダのピストンロッド先端部を、前記ブラケット36
に連結して、このエアシリンダ43の駆動により横行台
29,29は互いに接近離間(前進後退)方向に駆動さ
れ、物品Wの両側端部下面へのフック30の係脱がおこ
なわれる。44はスキッドSの側端面に当接して該スキ
ッドの位置ぎめをおこなうアングル状のストッパで、ス
キッド供給装置5設置側と反対側の横行台29の梁37
の下面に取付けてある。
【0017】またスキッドフック31は、スキッドSの
中央部の上梁106の断面巾寸法より少量大きい開口巾
を有する上向きに開口する断面コ字状の支持金具から成
り、平行リンク46を介して走行台27の側壁部に揺動
自在に吊下支持され、走行台27にシリンダ部を支持し
たエアシリンダ47のピストンロッド先端部をスキッド
フック31の中間部に連結して、このエアシリンダ47
の駆動により、図3に実線で示す後退位置と、鎖線48
で示す前進位置との間を往復駆動し、前進位置でスキッ
ドSの中央部の上梁106の両端部にスキッドフック3
1の先端が係合するようになっている。49はスキッド
フック31の先端寄り位置に固着したストッパ板で、上
記上梁106の先端面に係脱される。
【0018】次にスキッド供給装置5は、スキッドSを
段積み状に収容する収容空間51を有するスキッド収容
体52を、コンベヤ2の側方に配設し、このスキッド収
容体52の下部に、スキッドSの長手方向両端部位置に
おいて収容空間51内に突出引込する保持爪53,53
と払出爪54,54を設けるとともに、長手方向に対し
て直角方向に延びるレール55により走行自在に支持し
た装入台車56のアーム57に、平板状の受台58を固
設して成る。
【0019】スキッド収容体52は、図7および図8に
示すように、基礎G上に立設したL字形の支脚59,5
9を横桁61,62で連結固着して成る支枠60の横桁
61,62の前面に長手方向に延びるガイド63,63
を固設し、これらのガイドに係合するガイドシュー64
をそなえた互いに対向する一対の移動体65a,65b
を、図7において左右に摺動自在にガイドし、これらの
移動体65a,65bの接近離間により、スキッドSの
長手方向寸法に応じた可変長さLの収容空間51を、各
移動体の側壁66,66間に形成するようにしてある。
【0020】この移動体65a,65b間の長さLを調
整する装置として、支枠60の一端部に軸支したスプロ
ケット68に巻掛けたチェーン69の端部を、図7に示
すように移動体65aに固設したブラケット70aと移
動体65bに固設したブラケット70bに連結し、支枠
60の他端部に軸支したスプロケット71に巻掛けたチ
ェーン72の端部を、前記ブラケット70bと70aに
連結し、横桁62にシリンダ部を取付けた長手方向に延
びるエアシリンダ73のピストンロッドをブラケット7
0aに連結して、移動体65a,65bを反対方向に駆
動する同調反転駆動機構から成る収容空間長さ調整装置
74を構成してある。このエアシリンダ73によってブ
ラケット70aを押引駆動することにより、移動体65
a,65bは等量ずつ互いに接近あるいは離間方向に移
動するので、収容空間51の長さLを調整しても、収容
空間の中心75の位置は変らない。
【0021】スキッド収容体52に設けた保持爪53
は、図8および図9に示すように、移動体の枠体76に
上部を軸支したアーム77,77の下端部に固設された
板状体で、枠体76にシリンダ部を取付けたエアシリン
ダ78,78のピストンロッドをアーム77,77に連
結して、これらのアームを揺動駆動することにより、収
容空間51内に突出引込方向に往復駆動され、突出時に
は収容空間51内の積重ね状態の最下段のスキッドSの
両側底面部(上梁106の長手方向両端部底面)に係合
して、積重ね状態のスキッドSを支持し、引込駆動時に
は上記係合が解除されスキッドSは下方へ落下するよう
になっている。
【0022】また保持爪53の下段側に設けられた払出
爪54は、移動体65a,65bの端壁79,79に支
軸81,81により軸支した横棒80に固着された板状
体で、該横棒80に固着したアーム82,82に、枠体
76にシリンダ部を取付けたエアシリンダ83,83の
ピストンロッドを連結して、これらのアームを支軸81
の中心のまわりに回動駆動することにより、払出爪54
は収容空間51内に突出引込方向に往復(回動)駆動さ
れ、図9に実線で示す突出状態時には、突出状態の保持
爪53との間にスキッドSの上梁106の断面高さより
も少量大きい高さhの間隔部が形成される。
【0023】この突出時の払出爪54は、保持爪53の
引込により落下した最下段のスキッドSの両側底面部
(上梁106の長手方向両端部底面)に係合して、積重
ね状態のスキッドSを保持する。この保持状態における
下から2段目のスキッドSの上梁106の下面よりも下
方位置に保持爪53が突出するように、突出状態の保持
爪53と払出爪54の上面間隔Hは、スキッドSの高さ
Mより小となるように、両爪の上下位置が設定されてい
る。これによって、一旦引込駆動した保持爪53を再度
突出させれば、保持爪53は下から2段目のスキッドS
の上梁106の下面よりも下側に挿入され、払出爪54
の引込時に前記2段目より上の全スキッドを保持する。
この保持爪53の再突出状態でエアシリンダ83を引込
駆動すれば、払出爪54は支軸81の軸心のまわりに回
動して、図9に鎖線84で示す引込状態となってスキッ
ドSとの係合は解除され、最下段のスキッドSのみが受
台58上に落下払出されるようになっている。
【0024】また装入台車56は、基礎Gに埋設したレ
ール55,55に沿って転動する車輪91,92をそな
え、駆動機93による車輪91の駆動軸94のチェーン
駆動によって、受台58が収容空間51内のスキッドS
の直下部に位置する図1に実線で示す後退位置と、受台
58がコンベヤ2上に位置する図1に鎖線96で示す前
進位置との間を、往復駆動される。
【0025】次に上記構成のスキッド挿入装置1の動作
を、図13〜図17をも参照しながら説明する。先ず図
13(a)に示すように、物品Wが後側の紙包装ライン
のコンベヤC1 上にあるときは、上部リフター3は上限
位置に、下部リフター4(詳しくはロッド4a)は下限
位置にして、また走行台27と横行台29とスキッドフ
ック31はいずれも後退位置にして、待機する。またス
ラットコンベヤ6a,6bのコンベヤ間隔Pは、物品W
の巾に応じて、上部リフター3のフック30の掛合の障
害とならない位置にスラットが来るように、位置ぎめし
て待機する。次に同図(b)に示すように、コンベヤC
1 ,2を運転して物品Wをコンベヤ2上に移載し、所定
の中央位置(スキッド供給装置5の中心75と一致する
位置)で停止させたら、同図(c)に示すようにエアシ
リンダ23により上部リフター3を下限位置に下降させ
るとともに、下部リフター4のロッド4aを上限位置ま
で伸長させて物品Wを該ロッド4aにより上昇させて支
持する。そして同図(d)に示すように、エアシリンダ
35,43により上部リフター3の走行台27および横
行台29を物品Wに向って物品Wの側面部に当接する迄
前進させ、フック28および30を物品Wの縁部の下方
位置に挿入する。なお図13〜15には横行台29およ
びフック30は図示してなく、図16には図示してあ
る。
【0026】次に図14(a)に示すように、上部リフ
ター3を中間位置まで上昇させ、下部リフター4のロッ
ド4aを下降させれば、物品Wは上部リフター3のフッ
ク28,30により、コンベヤ2の上方において支持さ
れた状態となる。そこで図16(a)に示すように、後
退位置において受台58上にスキッドSを1個載せた装
入台車56を、コンベヤ2に向って前進させ、同図
(b)および図14(b)に示すように、中間位置にあ
る物品Wとコンベヤ2との間隙部に、スキッドSを装入
する。このときスキッドSはその先端がストッパ44に
当接して、物品Wの直下部に位置ぎめされる。(なおス
キッド供給装置5における受台58上へのスキッドSの
払出動作は後述する。)
【0027】この状態でエアシリンダ47によりスキッ
ドフック31を前方へ揺動駆動すれば、図14(c)お
よび図16(c)に示すように、スキッドフック31が
中央部の上梁106の両端部に嵌合し斜め上方に押上げ
ることにより、スキッドSは受台58上から少量上昇す
るので、図16(d)に示すように装入台車56を後退
させれば、同図および図14(d)に示すようにスキッ
ドSはスキッドフック31により物品Wの下方位置に保
持された状態となる。この装入台車56の後退と共に、
後工程において物品Wを載せた状態のスキッドSの下梁
107が過大な曲げを受けないように、コンベヤ2部の
駆動装置12によりコンベヤ間隔Pを広げて、以後その
間隔を維持する。
【0028】そして図15(a)に示すように、下部リ
フター4のロッド4aを上限位置まで伸長させ、上部リ
フター3を下限位置まで下降させれば、スキッドSを貫
通した下部リフターのロッド4aにより物品Wが支持さ
れ、物品Wの下面とフック28,30の間に間隙ができ
るとともに、スキッドSがコンベヤ2上に載るので、同
図(b)に示すようにスキッドフック31を後退方向に
駆動し、上部リフター3の走行台27および横行台29
を後退させる。次に同図(c)に示すように下部リフタ
ー4のロッド4aを下降させれば、コンベヤ2上のスキ
ッドS上に、物品Wが載せられ、上部リフター3を図1
3(a)に示す上限の待機位置へ戻せば、積載物品Yは
コンベヤ2の運転により前側のコンベヤC2 上へ移送す
ることができ、この移送後コンベヤ間隔Pを元の巾に戻
せば、1個のスキッドSの挿入工程が完了する。
【0029】次にスキッド供給装置5部のスキッド払出
動作を、図17を参照して説明する。同図(a)に示す
ように、収容空間51内には、突出状態の保持爪53に
より上梁106の両端部を支持されて、複数個のスキッ
ドSが収容されている。エアシリンダ78により保持爪
53を引込方向へ駆動すれば、同図(b)に示すよう
に、全スキッドSは突出状態の払出爪54上に落下移載
されて支持されるので、同図(c)に示すように保持爪
53を再突出させ、ついでエアシリンダ83により払出
爪54を同図(d)に示すように引込方向へ駆動すれ
ば、最下段のスキッドSのみが受台58上へ払出され、
それより上段側のスキッドSは積重ね状態で保持爪53
により支持され、これによって1個のスキッドSの受台
58上への払出工程が完了する。なお収容空間51内へ
のスキッドSの補給は、複数個まとめてクレーンやフォ
ークリフトにより適宜(フォークリフトによる場合は装
入台車56の前進時がよい。)おこなえばよい。
【0030】以上のように、物品Wの下側へのスキッド
Sの挿入を、上部リフター3と下部リフター4とスキッ
ド供給装置5とによって、物品搬送用のコンベヤ2上に
おいて自動的に短時間でおこなうことができ、省力化お
よび能率向上が達成できるとともに、物品Wのクレーン
等による吊上運搬作業が不要となるので、安全性も向上
する。
【0031】またスキッド供給装置5においては、スキ
ッドSの受台58上への払出しを自動的に迅速におこな
うことができ、省力化を達成できるとともに、スキッド
収容空間51内に段積み状態でストックしているスキッ
ドSを保持爪53と払出爪54の突出引込動作で下方へ
順次落下させて払出しをおこなうので、装置設置スペー
スが小さくて済む。
【0032】この発明は上記の具体例に限定されるもの
ではなく、たとえばコンベヤ2としてはベルトコンベヤ
など他形式のコンベヤを用いてもよく、またコンベヤ2
の間隔P調整用の駆動装置12と同期装置14の代り
に、右ねじと左ねじをそなえた電動駆動式のねじ棒を2
本用いた同期駆動装置等、他の構成の装置を用いてもよ
い。また物品WおよびスキッドSの種類が少ない場合や
スキッドSの強度に余裕がある場合などは、コンベヤ間
隔Pが一定のコンベヤを用いてもよい。
【0033】またスキッド供給装置における受台上への
スキッドSの払出し機構としては、ローダなど他形式の
払出機構を用いてもよい。また前記払出爪54は回動式
としたので、受台58上へのスキッドSの下降速度を小
さくして衝撃少なく円滑に受台58上への払出しをおこ
なうことができるが、直動式に突出引込動作をおこなう
ものとしてもよく、また保持爪53も同様に直動式のも
のとしてもよい。
【0034】また前記スキッド供給装置5は、収容空間
長さ調整装置74により移動体65a,65b間の間隙
を調整できるようにしたので、種々の長さのスキッドS
に対応できるものであるが、スキッドSの種類が少ない
場合は、移動体65a,65bは、手動操作により複数
のセット位置に切換える形式のものとしたり、支枠60
に固定する形式(スキッドSの長さが1種類のとき)の
ものとしてもよい。
【0035】またこの発明は、鋼板の積層品を紙包装し
た包装体以外にも、各種物品の下側にスキッドを挿入す
る装置として使用できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
物品の下側へのスキッドの挿入を、コンベヤによる搬送
途中において人手によることなく自動的に能率よくおこ
なうことができ、省力化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一具体例を示すスキッド挿入装置の
正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】図4のD−D線断面図である。
【図6】図5のE−E線断面図である。
【図7】図1の矢視F−F側面図である。
【図8】図7のI−I線断面図である。
【図9】図8のJ−J線断面図である。
【図10】図1の装置の取扱対象である物品の斜視図で
ある。
【図11】図1の装置の取扱対象であるスキッドの斜視
図である。
【図12】図1の装置によりスキッドを挿入した後の積
載物品の斜視図である。
【図13】図1の装置におけるスキッド挿入動作を示す
工程説明図である。
【図14】図1の装置におけるスキッド挿入動作を示す
工程説明図である。
【図15】図1の装置におけるスキッド挿入動作を示す
工程説明図である。
【図16】図1の装置におけるスキッド供給装置のスキ
ッド挿入動作を示す工程説明図である。
【図17】図1の装置におけるスキッド供給装置のスキ
ッド払出動作を示す工程説明図である。
【符号の説明】
1…スキッド挿入装置、2…コンベヤ、3…上部リフタ
ー、4…下部リフター、5…スキッド供給装置、6a…
スラットコンベヤ、6b…スラットコンベヤ、8a…フ
レーム、8b…フレーム、9a…台車、9b…台車、1
1…レール、12…駆動装置、14…同期装置、15…
駆動軸、16…駆動機、21…基枠、24…昇降台、2
7…走行台、28…フック、29…横行台、30…フッ
ク、31…スキッドフック、35…エアシリンダ、43
…エアシリンダ、46…平行リンク、47…エアシリン
ダ、51…収容空間、52…スキッド収容体、53…保
持爪、54…払出爪、56…装入台車、58…受台、7
8…エアシリンダ、83…エアシリンダ、91…レー
ル、94…駆動機、W…物品、S…スキッド、Y…積載
物品。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品搬送用のコンベヤと、このコンベヤ
    の上方に設けられ前記物品把持用のフックとスキッド把
    持用のスキッドフックとをそなえた上部リフターと、前
    記コンベヤ上の前記物品を下面側から昇降駆動する下部
    リフターと、前記フックにより把持されて上昇位置にあ
    る物品と前記コンベヤとの間隙部に該コンベヤの側方か
    らスキッドを1個ずつ供給するスキッド供給装置とを具
    備したことを特徴とするスキッド挿入装置。
  2. 【請求項2】 物品搬送用のコンベヤが、平行配置され
    相互間隔が調整可能な2基のスラットコンベヤから成る
    請求項1記載のスキッド挿入装置。
  3. 【請求項3】 スキッド供給装置が、前記コンベヤ上に
    受台が位置する前進位置と、該コンベヤの側方の後退位
    置との間を往復駆動される装入台車と、前記後退位置に
    おける前記受台の上方に配設され複数個のスキッドを段
    積み状に収容するスキッド収容体と、このスキッド収容
    体の下部に設けられ突出状態でスキッドの両端底面部に
    係合する突出引込自在な保持爪と、この保持爪の下段側
    に設けられ該保持爪の引込動作により突出状態で受取っ
    た1個のスキッドを引込動作により前記後退位置の前記
    受台上へ払出す突出引込自在な払出爪とから成る請求項
    1または2記載のスキッド挿入装置。
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