JPH05178450A - 集積ワークの搬送装置 - Google Patents

集積ワークの搬送装置

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JPH05178450A
JPH05178450A JP34317491A JP34317491A JPH05178450A JP H05178450 A JPH05178450 A JP H05178450A JP 34317491 A JP34317491 A JP 34317491A JP 34317491 A JP34317491 A JP 34317491A JP H05178450 A JPH05178450 A JP H05178450A
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JP
Japan
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bucket
conveyor
work
blank
buckets
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Application number
JP34317491A
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English (en)
Inventor
Yuri Takeda
由里 竹田
Seiji Kumagai
誠治 熊谷
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Hokkaican Co Ltd
Original Assignee
Hokkaican Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状のワークの集積状態を確実に維持して高
速搬送が可能であり、また、ワークの投入手段又は払出
し手段の停止に影響を受けることなく連続搬送をするこ
とができる集積ワークの搬送装置を提供する。 【構成】 少なくとも3方側に起立する側壁を備えて所
定枚数集積して成る集積ワークWを搭載可能なバケット
3を、往路コンベア1と復路コンベア2とに支承する。
往路コンベア1は、ワークWを搭載した複数のバケット
3を連続して集積ワークWの搬送方向に沿って停止自在
に移動させる。復路コンベア2は、ワークWが搭載され
ていないバケット3を連続して往路コンベア1の始端部
に停止自在に移動させる。バケット3を往路コンベア1
の終端部から復路コンベア2の始端部に受け渡す第1バ
ケット受渡し手段6を設け、バケット3を復路コンベア
2の終端部から往路コンベア1の始端部に受け渡す第2
バケット受渡し手段7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、缶胴素材であ
るボディーブランクのような板状のワークを積み重ねて
集積ワークとして高速搬送するに適した集積ワークの搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ブリキ板やティンフリー
スチール板のような大判の薄板を所定の大きさの缶胴を
形成するためのボディーブランク(以下「ブランク」と
いう)に切断するスリッタと、ブランクを筒状の缶胴に
形成するボディーメーカとの間においてブランクを搬送
する搬送装置が知られている。
【0003】この種の搬送装置は、図11に示すよう
に、スリッタAからボディーメーカBに至る集積ブラン
クWの搬送方向に沿って、第1搬送用コンベア130及
び一対の第2搬送用コンベア131が備えられている。
また、第1搬送用コンベア130と第2搬送用コンベア
131との間には、互いに離反する方向に延設された一
対の移送コンベア132が設けられており、第1搬送用
コンベア130によって搬送された集積ブランクWを把
持して、各移送コンベア132に交互に移載する移載手
段133が設けられている。第1搬送用コンベア130
の終端部には、集積ブランクWを早送りする早送り用コ
ンベア134が備えられており、該早送り用コンベア1
34の終端部には、早送りされた集積ブランクWを下方
から支持して上昇させ、該集積ブランクWを早送り用コ
ンベア134から離反して停止する停止用リフタ135
が備えられている。
【0004】また、前記第2搬送用コンベア131の始
端部には、移送コンベア132から移送された集積ブラ
ンクWを受け取って支持した後に下降して第2搬送用コ
ンベア131上に集積ブランクWを載置する載置用リフ
タ136が備えれている。更に、第2搬送用コンベア1
31の終端部には、集積ブランクWを早送りする早送り
用コンベア137が備えられており、該早送り用コンベ
ア137の終端部には、早送りされた集積ブランクWを
下方から支持して上昇させ、該集積ブランクWを早送り
用コンベア137から離反して停止する停止用リフタ1
38が備えられている。
【0005】また、第1搬送用コンベア130の始端部
には、スリッタAからブランクWを該搬送用コンベア1
30上に投入するブランク投入手段139が設けられて
おり、第2搬送用コンベア131の終端部には、該第2
搬送用コンベア131から集積ブランクWを把持してボ
ディーメーカBに移載する集積ブランクWの移載手段1
40が設けられている。
【0006】以上のような構成の搬送装置によって集積
ブランクWを搬送する場合は、先ず、前記ブランク投入
手段139によって、第1搬送用コンベア130の始端
部に、所定枚数のブランクWが集積された状態で投入載
置される。このとき、所定枚数に集積されたブランクW
は、互いに干渉しない間隔を存して複数投入される。こ
の間隔を維持した状態で第1搬送用コンベア130は、
その終端部に各集積されたブランクWを搬送し、先頭の
集積ブランクWから順次早送り用コンベア134に受け
渡す。早送りされた集積ブランクWは、他の後続する集
積ブランクWから離反されて前記停止用リフタ135上
に載置される。そして、該停止用リフタ135の上昇に
よって早送り用コンベア134から離反されて停止さ
れ、移載手段133によって何れか一方の移送コンベア
132に移載される。移送コンベア132上を移送され
た集積ブランクWは、前記載置用リフタ136によって
第2搬送用コンベア131に受け渡され、該第2搬送用
コンベア131の終端部に搬送される。次いで、第2搬
送用コンベア131の終端部に搬送された集積ブランク
Wは、早送り用コンベア137に受け渡され、停止用リ
フタ138の上昇によって停止され、移載手段140に
よって把持されてボディーメーカBに供給される。この
ように、第1搬送用コンベア130によって搬送された
集積ブランクWを移送コンベア132によって第2搬送
用コンベア131に移送することによって、第1及び第
2搬送用コンベア130,131上にできるだけ多くの
ブランクWを保持するようにしている。これにより、例
えば、スリッタA又はボディーメーカBを停止させたと
き、第1及び第2搬送用コンベア130,131による
ブランクWの連続搬送をさせようとしている。
【0007】しかし、以上のような搬送装置によると、
第1搬送用コンベア130の始動や停止時、或いは、各
早送り用コンベア134,137への受渡し時等に、集
積された状態の複数のブランクWが互いにずれて荷崩れ
を起こすおそれがある。即ち、例えば、ブランクWを積
み重ねたときに、ブランクWの表面に施された塗膜が滑
りやすく、また、ブランクWの自重が小であり、上下に
重なり合うブランクW間に空気が停滞しやすいため、小
さな振動等であっても互いにずれるおそれがある。この
ような上下に重なり合う集積ブランクWのずれは、特
に、搬送方向に平行する前後方向に大きく認められるた
め、ブランクWの搬送速度が制限され、搬送効率が低下
する不都合があった。
【0008】また、前記の搬送装置は、移送用コンベア
132を設けることによって、第1及び第2搬送用コン
ベア130,131上にできるだけ多くのブランクWを
保持するようにしているが、第1及び第2搬送用コンベ
ア130,131上では、所定枚数に集積された集積ブ
ランクWが互いに干渉しないように間隔を存して複数移
動されるために、第1及び第2搬送用コンベア130,
131上に保持されるブランクWの量が制限される。こ
のため、例えば、スリッタA又はボディーメーカBが停
止したとき、第1及び第2搬送用コンベア130,13
1を停止させざるをえず、作業効率が低下する不都合が
あった。
【0009】そこで、各コンベア130,131上に保
持されるブランクWの量を大とするためには、各コンベ
ア130,131の長さを大とすることが考えられる
が、装置が大規模となる不都合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、板状のワークの集積状態を確実に維持し
て高速搬送が可能であり、また、ワークの投入手段又は
払出し手段の停止に影響を受けることなく連続搬送をす
ることができる集積ワークの搬送装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、所定枚数の板状のワークを集積して成
る集積ワークを保持する集積ワーク保持部材を備えて該
集積ワークを搭載自在のバケットと、該バケットにワー
クを投入するワーク投入手段によって投入された集積ワ
ークを搭載した複数のバケットを停止自在且つ着脱自在
に支承して該バケットを連続して集積ワークの搬送方向
に沿って移動させる往路コンベアと、該往路コンベアの
終端部に設けられたワーク払出し手段によって前記バケ
ットから前記集積ワークが払出されたバケットを停止自
在且つ着脱自在に支承して該バケットを連続して前記往
路コンベアの始端部に移動させる復路コンベアと、前記
往路コンベアの終端部から集積ワークが払出されたバケ
ットを前記復路コンベアの始端部に受け渡す第1バケッ
ト受渡し手段と、前記復路コンベアの終端部から前記往
路コンベアの始端部にバケットを受け渡す第2バケット
受渡し手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】また、本発明においては、前記往路コンベ
アは、前記ワーク投入手段によるワークの投入位置を始
端部に備える第1コンベアと、前記ワーク払出し手段に
よるワークの払出し位置を終端部に備える第2コンベア
と、前記第1コンベアの終端部から第2コンベアの始端
部に前記バケットを各別に移送する第1バケット移送手
段とを備えてなり、前記復路コンベアは、前記第1バケ
ット受渡し手段によるバケットの受渡し位置を始端部に
備える第3コンベアと、前記第2バケット受渡し手段に
よるバケットの受渡し位置を終端部に備える第4コンベ
アと、前記第3コンベアの終端部から第4コンベアの始
端部に前記バケットを各別に移送する第2バケット移送
手段とを備えてなり、前記第1乃至第4コンベアの夫々
の終端部には、移動された複数のバケットのうち少なく
とも先頭のバケットを係止して、該バケットを前記各コ
ンベアの終端部で停止させるバケット停止手段を備える
ことが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の搬送装置によって、所定枚数の板状の
ワークを集積して成る集積ワークを搬送する場合には、
先ず、駆動状態の往路コンベアの始端部に支承され且つ
停止状態のバケットに、ワーク投入手段から投入された
集積ワークを納める。該バケットは、前記集積ワーク保
持部材によって集積ワークを保持する。これにより、バ
ケットが移動する際にワークの荷崩れを起こすことなく
高速搬送を可能とする。
【0014】次いで、集積ワークを搭載した状態のバケ
ットは、往路コンベアの終端部に移動され、そこでワー
ク払出し手段による集積ワークの払出しが行われる。
【0015】その後、第1バケット受渡し手段によっ
て、バケットが往路コンベアの終端部から復路コンベア
の始端部に受け渡される。
【0016】該復路コンベアに受け渡されたバケット
は、その終端部で第2バケット受渡し手段によって往路
コンベアの始端部に受け渡される。
【0017】また、本発明の搬送装置において、前記往
路コンベアを第1コンベアと第2コンベアとに分割して
設け、更に、第1コンベアと第2コンベアとの間に第1
バケット移送手段を備えることによって、第1コンベア
上を搬送されたバケットを第2コンベアに早送りする。
即ち、先ず、第1コンベア上を搬送されたバケットは、
第1コンベアの終端部に設けられたバケット停止手段に
よって停止される。このとき、後続する他のバケットが
停止状態のバケットに当接して停止する。次いで、バケ
ットの停止状態を解除すると同時に、バケット停止手段
はその後続するバケットのうち先頭のバケットを停止さ
せる。停止を解除されたバケットは、第1バケット移送
手段によって、第2コンベア上に移送される。
【0018】そして、第2コンベアによって搬送された
バケットは、その終端部に設けられたバケット停止手段
によって停止される。このとき、後続する他のバケット
が停止状態のバケットに当接して停止する。これによっ
て、第1コンベア及び第2コンベア上に複数のバケット
を保持し、往路コンベア上に多くのワークを取り入れる
ことを可能とする。
【0019】更に、前記復路コンベアを第3コンベアと
第4コンベアとに分割して設け、更に、第3コンベアと
第4コンベアとの間に第2バケット移送手段を備えるこ
とによって、第3コンベア上を搬送されたバケットを第
4コンベアに早送りする。即ち、先ず、第3コンベア上
を搬送されたバケットは、第3コンベアの終端部に設け
られたバケット停止手段によって停止される。このと
き、後続する他のバケットが停止状態のバケットに当接
して停止する。次いで、バケットの停止状態を解除する
と同時に、バケット停止手段はその後続するバケットの
うち先頭のバケットを停止させる。停止を解除されたバ
ケットは、第2バケット移送手段によって、第4コンベ
ア上に移送される。
【0020】そして、第4コンベアによって搬送された
バケットは、その終端部に設けられたバケット停止手段
によって停止される。このとき、後続する他のバケット
が停止状態のバケットに当接して停止する。このように
復路コンベアの終端部に複数のバケットを停止させてお
くことにより、往路コンベアへのバケットの供給を迅速
に行うことを可能とする。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】図1(a)は第1の実施例の搬送装置を平
面視して模式的に示す概略説明図、図1(b)は(a)
を側面視して模式的に示す概略説明図、図2はバケット
の説明的斜視図、図3は往路コンベアの始端部及び復路
コンベアの終端部を示す説明図、図4はブランク投入手
段の説明図、図5はバケット停止手段の作動説明図、図
6は往路コンベアの終端部及び復路コンベアの始端部を
示す説明図、図7はブランク払出し手段を示す説明図、
図8(a)は第2の実施例の搬送装置を平面視して模式
的に示す概略説明図、図8(b)は(a)を側面視して
模式的に示す概略説明図、図9(a)はバケット移送手
段を示す説明的平面図、図9(b)はバケット移送手段
を示す説明的側面図、図10(a)は第3の実施例の搬
送装置を平面視して模式的に示す概略説明図、図10
(b)は(a)を側面視して模式的に示す概略説明図で
ある。 先ず、本発明の第1の実施例を、図1乃至図7
に従って説明する。
【0023】図1(a)及び(b)で、Aはスリッタで
あって、ブリキ板やティンフリースチール板のような大
判の薄板を缶胴を形成するに必要な所定の大きさの平ら
なブランクWに切断する装置、Bはボディーメーカであ
って、ブランクWを筒状の缶胴に形成する装置、1はス
リッタAとボディーメーカBとの間に延設された往路コ
ンベア、2は該往路コンベア1に平行してその下方に設
けられた復路コンベア、3は所定枚数のブランクWを集
積した状態で搭載可能であり前記往路コンベア1及び復
路コンベア2上に停止自在且つ着脱自在に支承されたバ
ケット、4は前記スリッタAから排出されたブランクW
を所定枚数集積して前記バケット3上に投入するブラン
ク投入手段、5はバケット3に搭載されたブランクWを
払出して前記ボディーメーカBに供給するブランク払出
し手段、6は前記往路コンベア1の終端部と前記復路コ
ンベア2の始端部との間で昇降自在であり前記バケット
3が載置自在の第1バケット受渡し手段、7は前記復路
コンベア2の終端部と前記往路コンベア1の始端部との
間で昇降自在であり前記バケット3を載置自在の第2バ
ケット受渡し手段である。
【0024】次に各部を詳細に説明する。
【0025】前記往路コンベア1は、図1(a)及び
(b)に示すように、前記ブランク投入手段4によるブ
ランクWの投入位置から、前記ブランク払出し手段5に
よるブランクWの払出し位置にかけて延設されている。
【0026】該往路コンベア1はその上部に複数のバケ
ット3を整列して支承している。該バケット3は、図2
に示すように、方形状の台座部8と、該台座部8に設け
られたブランク保持部材9とによって構成され、該ブラ
ンク保持部材9は、該バケット3の進行方向Xに対応す
る台座部8の前後側に起立する一対の前後側壁10,1
1と、該バケット3の進行方向Xに直交する台座部8の
一方側に起立する側壁12とによって構成されている。
該バケット3は、各側壁10,11,12によって、前
記スリッタAから排出されたブランクWを3方から支持
するので、荷崩れを防止した状態で所定枚数の集積ブラ
ンクWを搭載することができる。また、前記台座部8
は、その進行方向に突出する一対の当接部材13を備え
ると共に、該台座部8の前後側に一対のコ字形の切欠部
14,15が形成されている。
【0027】前記往路コンベア1は、図1(b)に示す
ように、回転自在の複数のローラ(図示しない)をその
上面側に備える無端の帯条16が、駆動スプロケット1
7及び被動スプロケット18に掛け渡されている。前記
バケット3は、往路コンベア1上においては、この帯条
16のローラに支承されて、所謂フリーフローコンベア
の状態となる。これにより、往路コンベア1を駆動した
とき、通常はバケット3が移動するが、該バケット3
は、往路コンベア1が駆動されていても、適宜停止させ
ることができる。このようなバケット3の停止は、往路
コンベア1の終端部に設けられた後述するバケット停止
手段19によって行われる。
【0028】また、前記往路コンベア1の始端部には、
図3に示すように、先頭のバケット3を前方から係止し
て停止させ、後続のバケット3を停止させて前記ブラン
ク投入手段4の投入位置に複数のバケット3を対応させ
て停止させるバケット停止手段20が設けられている。
該バケット停止手段20は、バケット3の前側に当接す
る係止部材21を先端に備えたピストンロッド22と、
該ピストンロッド22を伸縮することによって係止部材
21を上下方向に移動させるシリンダ23とによって構
成されている。このように、往路コンベア1の始端部の
ブランクWの投入位置に合わせて複数のバケット3が停
止してブランクWの投入に備えて待機する。
【0029】前記ブランク投入手段4は、図4に説明的
な構成を示すように、スリッタAから排出されたブラン
クWを所定枚数集積して保持する昇降自在のブランク保
持部材24と、該ブランク保持部材24が下降すること
によって集積された状態のブランクWを受け取って該ブ
ランクWをブランク保持部材24から送り出す送出しロ
ーラ25と、該送出しローラ25と共にブランクWを支
持する摺動自在のブランク支持部材26と、該ブランク
支持部材26をシリンダ27の駆動によってブランクW
の払出し方向に摺動させる揺動アーム28と、該揺動ア
ーム28によって払い出されたブランクWを、往路コン
ベア1上で待機するバケット3に向かって投入する投入
ローラ29と、該投入ローラ29をブランクWの投入方
向に回転駆動する駆動モータ30と、前記投入ローラ2
9によってバケット3に投入されるブランクWを正確に
バケット3の方向に案内すると共に、ブランクWがバケ
ット3内に納められた後にシリンダ31によって下降し
てブランクWの支持を解除する案内ローラ32とを備え
ている。更に、前記保持部材24がスリッタAから排出
されたブランクWを保持するとき、ブランクWの側方に
当接してその集積した状態を整える当接板33が設けら
れており、該当接板33は、シリンダ34によって往復
動される。同じように、ブランクWがバケット3に納め
られたとき、ブランクWの側方に当接してその集積した
状態を整える当接板35が設けられている。該当接板3
5は、シリンダ36によって上下方向に突出自在であり
且つシリンダ37によって当接方向に移動される。これ
により、当接板35は、ブランクWがバケット3に投入
されるときには、ブランクWに干渉することなくその上
方に位置し、ブランクWがバケット3に投入された後に
下降してブランクWに当接する。これにより、ブランク
Wは、バケット3内に整頓されて集積した状態で搭載さ
れる。
【0030】また、図1(b)に示すように、前記往路
コンベア1の終端部には、バケット3を停止させる前記
バケット停止手段19が設けられている。該バケット停
止手段19は、図5に示すように、搬送装置本体に固定
された支柱38の先端に揺動自在に支持された係止部材
39と、該係止部材39の一側の下方に延設された連結
部40にピストンロッド41が連結されたシリンダ42
とによって構成されている。係止部材39は、その前後
方向に対向する一対の爪部39a,39bが形成されて
おり、係止部材39が揺動したとき、爪部39a,39
bの何れか一方が往路コンベア1の帯条16の上方に突
出して前記バケット3の切欠部14,15に係止自在と
なっている。即ち、シリンダ42のピストンロッド41
を伸長したとき、係止部材39が揺動され、後方の爪部
39bが前記帯状16の下方に没入すると共に、前方の
爪部39aが前記帯状16の上方に突出して先行するバ
ケット3の切欠部14を係止し、先行するバケット3を
停止させる。そして、シリンダ42のピストンロッド4
1を収縮したとき、係止部材39が揺動され、後方の爪
部39bが前記帯状16の上方に突出して後続するバケ
ット3の切欠部14を係止し、前方の爪部39aが前記
帯状16の下方に没入して先行するバケット3の停止が
解除されて先行するバケット3が往路コンベア1に沿っ
て移動される。このようにして、往路コンベア1に沿っ
て連続して移動された複数のバケット3をその先頭のバ
ケット3のみを係止部材39により停止させることによ
って、後続のバケット3も共に互いに当接部材13を当
接して停止状態となる。更に、後続のバケット3を停止
させた状態で、先頭のバケット3のみを往路コンベア1
に沿って前記第1バケット受渡し手段6に向かって移動
させることができる。
【0031】前記第1バケット受渡し手段6は、前記往
路コンベア1の終端に連設されている。該第1バケット
受渡し手段6は、図6に示すように、往路コンベア1の
終端部からバケット3を受け取って載置する昇降自在の
昇降テーブル43と、該昇降テーブル43に往路コンベ
ア1上のバケット3を移載する第1移載手段44と、昇
降テーブル43が下降したとき該昇降テーブル43上の
バケット3を後述の復路コンベア2に移載する第2移載
手段45とによって構成されている。前記昇降テーブル
43は、図示しない駆動手段によって上下方向に移動さ
れる。
【0032】前記第1移載手段44は、往路コンベア1
の延長する方向に延設されたレール46と、該レール4
6に沿って往復摺動自在の摺動部材47と、該摺動部材
47に固定されたシリンダ48とを備えている。該シリ
ンダ48のピストンロッド49の先端には、バケット3
の後方側面に当接する当接部材50が備えられ、該当接
部材50は、ピストンロッド49の伸縮によって往路コ
ンベア1上を移動するバケット3に干渉しない上方位置
と、該バケット3に当接可能な位置との間を往復動され
る。また、前記摺動部材47は、ロッドレスシリンダ5
1によって往復動される。即ち、往路コンベア1上をそ
の終端部に移動されたバケット3は、前記バケット停止
手段19によって停止された後、先頭のバケット3のみ
が停止を解除される。そして往路コンベア1の終端に移
動されたバケット3の後方に、シリンダ48の駆動によ
って当接部材50が当接される。そして、摺動部材47
の移動によって当接部材50を前記昇降テーブル43の
方向に移動し、該当接部材50に係止されたバケット3
が往路コンベア1から離反されて昇降テーブル43上に
載置される。
【0033】また、前記第2移載手段45は、前記昇降
テーブル43の下降位置から復路コンベア2に向かって
延設されたレール51と、該レール51に沿って往復摺
動自在の摺動部材52と、該摺動部材52に固定された
シリンダ53とを備えている。該シリンダ53のピスト
ンロッド54の先端には、バケット3の後方側面に当接
する当接部材55が備えられ、該当接部材55は、ピス
トンロッド54の伸縮によってバケット3に干渉しない
上方位置と、該バケット3に当接可能な位置との間を往
復動される。また、前記摺動部材52は、ロッドレスシ
リンダ56によって往復動される。即ち、下降位置の昇
降テーブル43上に載置されたバケット3は、その後方
に、シリンダ53の駆動によって当接部材55が当接さ
れる。そして、摺動部材52の移動によって当接部材5
5を復路コンベア2の方向に移動し、該当接部材55に
係止されたバケット3が昇降テーブル43から離反され
て復路コンベア2上に載置される。
【0034】また、往路コンベア1の終端部には、前記
ブランク払出し手段5が設けられている。該ブランク払
出し手段5は、図7に示すように、前記第1バケット受
渡し手段6の昇降テーブル43上に載置されたバケット
3に納められたブランクWを把持するブランク把持手段
57と、該ブランク把持手段57をボディーメーカBま
で案内する案内レール58とによって構成されている。
前記ブランク把持手段57は、互いに対向する一対の開
閉自在の開閉部材59,60を備え、該開閉部材59,
60を開閉させる駆動手段61を備えている。更に、ブ
ランク把持手段57は下方に伸縮自在のピストンロッド
62を備えるシリンダ63を備えており、ピストンロッ
ド62の先端に開閉部材59,60を連結して設けるこ
とによって上下方向に移動自在となっている。また、前
記案内レール58はブランク把持手段57に備える摺動
部材64を介して該ブランク把持手段57を案内し、該
摺動部材64は、図示しない駆動手段によって往復移動
自在となっている。これにより、前記昇降テーブル43
上に載置されたバケット3内のブランクWは、前記ブラ
ンク把持手段57によって把持され、バケット3内から
上方に取り出される。そして、ブランク把持手段57に
よって把持されたブランクWは、前記ボディーメーカB
の供給位置でブランク把持手段57による把持を解除さ
れて、ボディーメーカBに供給される。
【0035】前記復路コンベア2は、図1(b)に示す
ように、前記第1バケット受渡し手段6によるバケット
3の受渡し位置から、前記第2バケット受渡し手段7に
よるバケットの受渡し位置にかけて延設されている。
【0036】前記復路コンベア2は、図1(b)に示す
ように、前記往路コンベア1と同様に、回転自在の複数
のローラ(図示しない)をその上面側に備える無端の帯
条65が、駆動スプロケット66及び被動スプロケット
67に掛け渡されている。前記バケット3は、復路コン
ベア2上においては、この帯条65のローラに支承され
て、所謂フリーフローコンベアの状態となっている。ま
た、復路コンベア2の後端部には前記したバケット停止
手段19と同様の構成からなるバケット停止手段68が
設けられている。
【0037】更に、復路コンベア2の終端に連結して前
記第2バケット受渡し手段7が設けられている。該第2
バケット受渡し手段7は、図3に示すように、復路コン
ベア2の終端部からバケット3を受け取って載置する昇
降自在の昇降テーブル69と、該昇降テーブル69に復
路コンベア2上のバケット3を移載する第3移載手段7
0と、昇降テーブル69が上昇したとき該昇降テーブル
69上のバケット3を前記第1コンベアに移載する第4
移載手段71とによって構成されている。前記昇降テー
ブル69は、図示しない駆動手段によって上下方向に移
動される。
【0038】前記第3移載手段70は、復路コンベア2
の延長する方向に延設されたレール72と、該レール7
2に沿って往復摺動自在の摺動部材73と、該摺動部材
73に固定されたシリンダ74とを備えている。該シリ
ンダ74のピストンロッド75の先端には、バケット3
の後方側面に当接する当接部材76が備えられ、該当接
部材76は、ピストンロッド75の伸縮によって復路コ
ンベア2上を移動するバケット3に干渉しない上方位置
と、該バケット3に当接可能な位置との間を往復動され
る。また、前記摺動部材73は、ロッドレスシリンダ7
7によって往復動される。即ち、復路コンベア2上をそ
の終端部に移動されたバケット3は、前記バケット停止
手段68によって停止された後、先頭のバケット3のみ
が停止を解除される。そして復路コンベア2の終端に移
動されたバケット3の後方に、シリンダ74の駆動によ
って当接部材76が当接される。そして、摺動部材73
の移動によって当接部材76を前記昇降テーブル69の
方向に移動し、該当接部材76に係止されたバケット3
が復路コンベア2から離反されて昇降テーブル69上に
載置される。
【0039】また、前記第4移載手段71は、前記昇降
テーブル69の上昇位置から往路コンベア1に向かって
延設されたレール78と、該レール78に沿って往復摺
動自在の摺動部材79と、該摺動部材79に固定されて
バケット3の後方側面に当接する当接部材80とを備え
ている。また、前記摺動部材79は、図示しないロッド
レスシリンダによって往復動される。即ち、上昇位置の
昇降テーブル69上に載置されたバケット3は、その後
方に当接部材80が当接される。そして、摺動部材79
の移動によって当接部材80を往路コンベア1の方向に
移動し、該当接部材80に係止されたバケット3が昇降
テーブル69から離反されて往路コンベア1上に載置さ
れる。
【0040】次に、以上の構成からなる本実施例の搬送
装置の作動を説明する。なお、以下の作動の説明におい
ては、ブランクWを搭載した状態のバケット3を実バケ
ット3a と言い、ブランクWが搭載されていない状態の
バケット3を空バケット3b と言う。
【0041】先ず、往路コンベア1の始端部のブランク
Wの投入位置に、空バケット3b を前記バケット停止手
段20によって停止させる。これらの空バケット3b
は、スリッタAから排出されたブランクWが前記ブラン
ク投入手段4によって集積された状態で投入される。ブ
ランクWが投入された実バケット3a は、3方側に起立
する側壁10,11,12からなるブランク保持部材9
によってブランクWを係止するので、実バケット3a
移動する際にブランクWの荷崩れを起こすことなく高速
搬送することができる。
【0042】続いて、実バケット3a は、前記バケット
停止手段20の停止を解除され、往路コンベア1上を搬
送される。往路コンベア1上を搬送された先頭の実バケ
ット3a は、往路コンベア1の終端部に設けられたバケ
ット停止手段19によって停止される。このとき、後続
する他の実バケット3a が停止状態の実バケット3a
当接して停止する。
【0043】次いで、先頭の実バケット3a の停止状態
を解除すると同時に、バケット停止手段19はその後続
する実バケット3a のうちの先頭の実バケット3a を停
止させる。このようにして、往路コンベア1上に複数の
実バケット3a を保持することによって、往路コンベア
1上に多くのブランクWを取り入れることができる。
【0044】一方、バケット停止手段19による停止を
解除された実バケット3a は、前記第1バケット受渡し
手段6の第1移載手段44によって昇降テーブル43上
に移載される。ここで、前記ブランク払出し手段5によ
るブランクWの払出しが行われ、ブランク把持手段57
に把持されたブランクWは、ボディーメーカBに供給さ
れる。
【0045】そして、ブランクWが取り出された昇降テ
ーブル43上の空バケット3b は、該昇降テーブル43
の下降によって復路コンベア2と水平になる位置に移動
される。次いで、昇降テーブル43上の空バケット3b
は、前記第2移載手段45によって復路コンベア2に移
載される。
【0046】その後、再び昇降テーブル43が上昇し
て、往路コンベア1の始端部に停止された状態の実バケ
ット3a を受け取る位置に戻り、更に、前記のようにし
てブランクWを払い出す。
【0047】そして、ブランクWが払出された空バケッ
ト3b は、復路コンベア2上を搬送された後、復路コン
ベア2の終端部に設けられたバケット停止手段68によ
って停止される。このとき、後続する他の空バケット3
b が停止状態の空バケット3 b に当接して停止する。
【0048】次いで、先頭の空バケット3b の停止状態
を解除すると同時に、バケット停止手段68はその後続
する空バケット3b のうちの先頭の空バケット3b を停
止させる。このようにして、復路コンベア2上に空バケ
ット3b を保持することによって、復路コンベア2上に
多数の空バケット3b を取り入れることができる。
【0049】一方、バケット停止手段68による停止を
解除された空バケット3b は、前記第2バケット受渡し
手段7の第3移載手段70によって昇降テーブル69上
に移載される。
【0050】そして、昇降テーブル69上の空バケット
b は、該昇降テーブル69の上昇によって往路コンベ
ア1と水平となる位置に移動される。そして、昇降テー
ブル69上の空バケット3b は、前記第4移載手段71
によって往路コンベア1に移載される。
【0051】その後、再び昇降テーブル69が下降し
て、復路コンベア2の始端部に停止された状態の空バケ
ット3b を受け取る位置に戻り、更に、前記のようにし
て空バケット3b を往路コンベア1に受け渡す。これに
より、往路コンベア1への空バケット3b の供給を迅速
に行うこができる。
【0052】次に、本発明の第2の実施例について、図
8及び図9に従って説明する。
【0053】なお、図8及び図9に示すもののうち、前
記第1の実施例において説明したものと同一の構成をな
すものについては、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0054】第2の実施例における往路コンベア1は、
図8(a)及び(b)に示すように、第1コンベア81
と第2コンベア82とに分割されており、更に、第1コ
ンベア81と第2コンベア82との間には、第1バケッ
ト移送手段83が設けられている。また、同じように、
復路コンベア2は、第3コンベア84と第4コンベア8
5とに分割されており、更に、第3コンベア84と第4
コンベア85との間には、第2バケット移送手段86が
設けられている。
【0055】前記第1コンベア81及び第2コンベア8
2は、図8(b)に示すように、回転自在の複数のロー
ラ(図示しない)をその上面側に備える無端の帯条8
7,88が、駆動スプロケット89,90及び被動スプ
ロケット91,92に掛け渡されている。また、前記第
3コンベア84及び第4コンベア85は、図8(b)に
示すように、回転自在の複数のローラ(図示しない)を
その上面側に備える無端の帯条93,94が、駆動スプ
ロケット95,96及び被動スプロケット97,98に
掛け渡されている。前記バケット3は、第1コンベア8
1乃至第4コンベア85上においては、この帯条87,
88,93,94のローラに支承されて、所謂フリーフ
ローコンベアの状態となっており、バケット3を適宜停
止させることができる。
【0056】また、各コンベア81,82,84,85
の夫々の終端部にはバケット3を停止させるバケット停
止手段99,100,101,102が設けられてい
る。これらのバケット停止手段99,100,101,
102は、第1の実施例において図5で説明したバケッ
ト停止手段19と同様の構成であるためその説明を省略
する。
【0057】前記第1バケット移送手段83は、図9
(a)及び(b)に示すように、第1コンベア81の終
端部と第2コンベア82の始端部とを連結する第1移送
路103と、該第1移送路103に沿って前記バケット
3を各別に移送するバケット移送手段104とによって
構成されている。該バケット移送手段104は、第1移
送路103に沿って延設されたレール105と、該レー
ル105に摺動自在に支持された摺動部材106と、該
摺動部材106に固定されて前記バケット3の一側面に
当接してバケット3を移送方向に押圧移動させる当接部
材107とによって構成されている。該摺動部材106
は、図示しない駆動手段によってレール105に沿って
往復移動される。
【0058】また、第1コンベア81の終端には、図9
(b)に示すように、シリンダ108のピストンロッド
109を伸長することによってバケット3の下方を支持
して上昇させ、該バケット3を第1コンベア81から離
反してその支承を解除するリフタ110が設けられてい
る。即ち、第1コンベア81の終端部において前記バケ
ット停止手段99による係止を解除されたバケット3
は、リフタ110上に移動され、リフタ110の上昇に
よって第1コンベア81から離反されて前記バケット移
送手段104によって第1移送路103に沿って移送さ
れる。
【0059】前記第2バケット移送手段86は、図9
(a)及び(b)に示すように、第1バケット移送手段
83と同様の構成であり、第3コンベア84の終端部と
第4コンベア85の始端部とを連結する第2移送路11
1と、該第2移送路111に沿って前記バケット3を各
別に移送するバケット移送手段112とによって構成さ
れている。該バケット移送手段112は、第2移送路1
11に沿って延設されたレール113と、該レール11
3に摺動自在に支持された摺動部材114と、該摺動部
材114に固定されて前記バケット3の一側面に当接し
てバケット3を移送方向に押圧移動させる当接部材11
5とによって構成されている。該摺動部材114は、図
示しない駆動手段によってレール113に沿って往復移
動される。
【0060】また、第4コンベア85の始端にはシリン
ダ116のピストンロッド117を伸長することによっ
てバケット3の下方を支持して上昇させ、第2移送路1
11に沿って移送されたバケット3を第4コンベア85
に支承させるリフタ118が設けられている。
【0061】次に、以上の構成からなる第2の実施例の
搬送装置の作動を説明する。なお、以下の作動の説明に
おいては、ブランクWを搭載した状態のバケット3を実
バケット3a と言い、ブランクWが搭載されていない状
態のバケット3を空バケット3b と言う。
【0062】先ず、第1コンベア81の始端部のブラン
クWの投入位置に、空バケット3b を前記バケット停止
手段20によって停止させる。これらの空バケット3b
には、スリッタAから排出されたブランクWが前記ブラ
ンク投入手段4によって集積された状態で投入される。
【0063】続いて、ブランクWが投入された実バケッ
ト3a は、前記バケット停止手段20の停止を解除さ
れ、第1コンベア81上を搬送される。第1コンベア8
1上を搬送された先頭の実バケット3a は、第1コンベ
ア81の終端部に設けられたバケット停止手段99によ
って停止される。このとき、後続する他の実バケット3
a が停止状態の実バケット3a に当接して停止する。
【0064】次いで、先頭の実バケット3a の停止状態
を解除すると同時に、バケット停止手段99はその後続
する実バケット3a のうちの先頭の実バケット3a を停
止させる。一方、バケット停止手段99による停止を解
除された実バケット3a は、第1バケット移送手段83
のバケット移送手段104によって、第1移送路103
に沿って移送され、第2コンベア82上へと移送され
る。このような、第1移送路103での移送は、各バケ
ット3を順次各別に行う。
【0065】そして、第2コンベア82によって搬送さ
れたバケット3は、前述した第1の実施例と同様にし
て、前記第1バケット受渡し手段6によって昇降テーブ
ル43上に移載され、前記ブランク払出し手段5による
ブランクWの払出しが行われる。
【0066】そして、ブランクWが取り出された昇降テ
ーブル43上の空バケット3b は、該昇降テーブル43
の下降によって第3コンベア84に平行する位置に移動
される。次いで、昇降テーブル43上の空バケット3b
は、第3コンベア84に移載される。
【0067】その後、ブランクWが払出された空バケッ
ト3b は、第3コンベア84上を搬送された後、第3コ
ンベア84の終端部に設けられたバケット停止手段10
1によって停止される。このとき、後続する他の空バケ
ット3b が停止状態の空バケット3b に当接して停止す
る。
【0068】次いで、先頭のバケット3の停止状態を解
除すると同時に、バケット停止手段101はその後続す
る空バケット3b のうちの先頭の空バケット3b を停止
させる。
【0069】一方、バケット停止手段101による停止
を解除された空バケット3b は、第2バケット移送手段
86のバケット移送手段112によって、第2移送路1
11に沿って移送され、第4コンベア85上へと移送さ
れる。このような、第2移送路111での移送は、各空
バケット3b の移送を順次各別に行う。
【0070】そして、第4コンベア85によって搬送さ
れた空バケット3b は、その終端部に設けられたバケッ
ト停止手段102によって停止される。このとき、後続
する他の空バケット3b が停止状態の空バケット3b
当接して停止する。このようにして、第3コンベア84
及び第4コンベア85上に複数の空バケット3b を保持
することによって、復路コンベア2上に複数の空バケッ
ト3b を取り入れることができ、その後の往路コンベア
1への空バケット3b の供給作業を迅速に行うこができ
る。
【0071】その後、前記第1の実施例と同様にして、
第4コンベア85の終端部に停止された複数の空バケッ
ト3b のうち先頭の空バケット3b は、前記バケット停
止手段102の停止を解除されて、前記第2バケット受
渡し手段7によって昇降テーブル69上に移載される。
【0072】そして、昇降テーブル69上の空バケット
b は、該昇降テーブル69の上昇によって第1コンベ
ア81に平行する位置に移動される。そして、昇降テー
ブル69上の空バケット3b は、第1コンベア81に移
載される。
【0073】その後、再び昇降テーブル69が下降し
て、第4コンベア85の始端部に停止された状態の空バ
ケット3b を受け取る位置に戻り、更に、前記のように
して空バケット3b を第1コンベア81に受け渡す。
【0074】また、本発明の搬送装置は、第1の実施例
及び第2の実施例の他に、図10に示すように構成して
もよい。なお、図10に示すもののうち、前記第1の実
施例及び第2実施例において説明したものと同一の構成
をなすものについては、同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0075】即ち、第3の実施例における往路コンベア
1は、図10(a)及び(b)に示すように、ブランク
投入手段4によるブランクWの投入位置を始端部に備え
る第1コンベア119と、一対のブランク払出し手段5
によるブランクWの夫々の払出し位置を終端部に備える
一対の第2コンベア120とによって構成する。更に、
第1コンベア119と各第2コンベア120との間に、
互いに離反する方向に延設された一対の第1バケット移
送路121を設ける。該第1バケット移送路121に
は、第1コンベア119によって搬送された実バケット
a を、夫々の第1バケット移送路121に交互に移載
する実バケット移載手段122を設ける。
【0076】また、復路コンベア2は、図10(b)に
示すように、各第2コンベア120と平行してその下方
に設けられた一対の第3コンベア123と、前記第1コ
ンベア119と平行してその下方に設けられた第4コン
ベア124とによって構成し、更に、各第3コンベア1
23と第4コンベア124との間には、互いに当接する
方向に延設された一対の第2バケット移送路125を設
ける。該第2バケット移送路125には、夫々の第3コ
ンベア123によって搬送された空バケット3 b を、第
4コンベア124に交互に移載する空バケット移載手段
126を設ける。
【0077】以上のように構成することにより、往路コ
ンベア1や復路コンベア2上に、一層数多くのバケット
3を取り入れることができる。これによって、スリッタ
AやボディーメーカBの処理速度に影響されることなく
常に大量のブランクWを連続して高速搬送することがで
きる。
【0078】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
は、所定枚数の板状のワークを集積して成る集積ワーク
を、集積ワーク保持部材を備えるバケットに納め、該バ
ケットを駆動状態の往路コンベアに停止自在に支承して
搬送するので、バケットが移動する際にワークの荷崩れ
を確実に防止することができる。従って、本発明によれ
ば、ワークの集積状態を確実に維持して高速搬送を行う
ことができる。
【0079】また、本発明は、前記往路コンベアを第1
コンベアと第2コンベアとに分割して設け、更に、第1
コンベアと第2コンベアとの間に第1バケット移送手段
を備え、また、第1コンベアと第2コンベアとの夫々の
終端部にバケット停止手段を設けることにより、各コン
ベアによって搬送されたワークが搭載された状態のバケ
ットは、各バケット停止手段によって停止され、これに
よって、第1コンベア及び第2コンベア上に複数のバケ
ットを保持し、往路コンベア上に多くのワークを取り入
れることができる。従って、本発明によれば、ワークの
投入手段又は払出し手段の停止に影響を受けることなく
搬送を継続することができる。
【0080】また、前記復路コンベアを第3コンベアと
第4コンベアとに分割して設け、更に、第3コンベアと
第4コンベアとの間に第2バケット移送手段を備え、ま
た、第3コンベアと第4コンベアとの夫々の終端部にバ
ケット停止手段を設けることにより、各コンベアによっ
て搬送されたワークが搭載されていない状態のバケット
は、各バケット停止手段によって停止され、これによっ
て、往路コンベアへのバケットの供給を迅速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施例の搬送装置を平面視して
模式的に示す概略説明図、(b)は(a)を側面視して
模式的に示す概略説明図。
【図2】バケットの説明的斜視図。
【図3】往路コンベアの始端部及び復路コンベアの終端
部を示す説明図。
【図4】ブランク投入手段の説明図。
【図5】バケット停止手段の作動説明図。
【図6】往路コンベアの終端部及び復路コンベアの始端
部を示す説明図。
【図7】ブランク払出し手段を示す説明図。
【図8】(a)は第2の実施例の搬送装置を平面視して
模式的に示す概略説明図、(b)は(a)を側面視して
模式的に示す概略説明図。
【図9】(a)はバケット移送手段を示す説明的平面
図、(b)はバケット移送手段を示す説明的側面図。
【図10】(a)は第3の実施例の搬送装置を平面視し
て模式的に示す概略説明図、(b)は(a)を側面視し
て模式的に示す概略説明図。
【図11】従来の集積ワークの搬送装置を示す説明図。
【符号の説明】
W…ワーク(ブランク)、1…往路コンベア、2…復路
コンベア、3…バケット、4…ブランク投入手段、5…
ブランク払出し手段、6…第1バケット受渡し手段、7
…第2バケット受渡し手段、81,119…第1コンベ
ア、82,120…第2コンベア、83,121…第1
バケット移送手段、9…ブランク保持部材、19,6
8,99,100,101,102…バケット停止手
段、84,123…第3コンベア、85,124…第4
コンベア、86,125…第2バケット移送手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定枚数の板状のワークを集積して成る集
    積ワークを保持する集積ワーク保持部材を備えて該集積
    ワークを搭載自在のバケットと、該バケットにワークを
    投入するワーク投入手段によって投入された集積ワーク
    を搭載した複数のバケットを停止自在且つ着脱自在に支
    承して該バケットを連続して集積ワークの搬送方向に沿
    って移動させる往路コンベアと、該往路コンベアの終端
    部に設けられたワーク払出し手段によって前記バケット
    から前記集積ワークが払出されたバケットを停止自在且
    つ着脱自在に支承して該バケットを連続して前記往路コ
    ンベアの始端部に移動させる復路コンベアと、前記往路
    コンベアの終端部から集積ワークが払出されたバケット
    を前記復路コンベアの始端部に受け渡す第1バケット受
    渡し手段と、前記復路コンベアの終端部から前記往路コ
    ンベアの始端部にバケットを受け渡す第2バケット受渡
    し手段とを備えたことを特徴とする集積ワークの搬送装
    置。
  2. 【請求項2】前記往路コンベアは、前記ワーク投入手段
    によるワークの投入位置を始端部に備える第1コンベア
    と、前記ワーク払出し手段によるワークの払出し位置を
    終端部に備える第2コンベアと、前記第1コンベアの終
    端部から第2コンベアの始端部に前記バケットを各別に
    移送する第1バケット移送手段とを備えてなり、前記復
    路コンベアは、前記第1バケット受渡し手段によるバケ
    ットの受渡し位置を始端部に備える第3コンベアと、前
    記第2バケット受渡し手段によるバケットの受渡し位置
    を終端部に備える第4コンベアと、前記第3コンベアの
    終端部から第4コンベアの始端部に前記バケットを各別
    に移送する第2バケット移送手段とを備えてなり、前記
    第1乃至第4コンベアの夫々の終端部には、移動された
    複数のバケットのうち少なくとも先頭のバケットを係止
    して、該バケットを前記各コンベアの終端部で停止させ
    るバケット停止手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載の集積ワークの搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107199593A (zh) * 2017-07-20 2017-09-26 杭州汉盛自动化有限公司 珍珠棉切割一体机的切料码料出料装置
JP2021195191A (ja) * 2020-06-10 2021-12-27 三菱重工機械システム株式会社 アキューム装置

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CN107199593B (zh) * 2017-07-20 2023-09-05 杭州华飞包装材料有限公司 珍珠棉切割一体机的切料码料出料装置
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