JP2004313116A - 育苗箱積重ね装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置台の供給および搬出構造を工夫することで、育苗箱積重ね装置の能力を十分に発揮させることがでいるようにする。
【解決手段】搬送されてきた育苗箱を持ち上げて下方から順次積重ね、積重ねられた所定枚数の育苗箱群をまとめ車輪付きの載置台の上に移載し、この載置台Tを移載位置に搬送して、待機している搬送台車上に移載するよう構成し、固定の支持枠75上に積上げられた複数の前記載置台Tのうちの最下段のものを、搬送チェーン77に取付けた係止部80で係止して支持枠75上に沿って搬送するよう構成するとともに、係止搬送されて支持枠75から外れた載置台Tの車輪73を、箱搬送方向と直交する横方向に転動移動可能に受け止め支持する横長のレール部材78,79を搬送チェーン77に横架装着してある。
【選択図】 図30

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、播種処理の済んだ育苗箱を多段に積重ねて発芽処理する場合などに利用される育苗箱積重ね装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水平に搬送されてきた育苗箱をエアーシリンダで駆動される押上げ板によって持上げて弾性後退可能な係止爪で受け止め支持されている育苗箱に下方から順次積重ね、所定枚数の育苗箱が積重ね支持されると、これを一対のチャックでまとめて把持して持上げ搬送し、待機しているパレットなどの載置台の上に複数段に亘って、かつ、複数ブロックに積み込むよう構成したものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−12081号公報(〔0026〕〜〔0032〕,図6〜図8)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の育苗箱積重ね装置によれば、多数の育苗箱を載置台に能率よく積上げることができるのであるが、載置台の供給および搬出を能率よく行わなければ、この装置の能力を十分発揮させることができないものである。
【0005】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、載置台の供給および搬出構造を工夫することで、この種の育苗箱積重ね装置の能力を十分に発揮させることがでいるようにすることを主たる目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積重ねてゆく育苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の育苗箱群を把持機構でまとめて持上げて、所定の育苗箱積込み位置に待機している車輪付きの載置台の上に搬送して移載する積込み移載機構と、積込みの完了した載置台を所定の移載位置に搬送して、ここに待機している搬送台車上に移載する載置台搬出機構とを備え、
固定の支持枠上に積上げられた複数の前記載置台を、最下段のものから1台づつ送り出して前記育苗箱積み込み位置にまで送り込む載置台搬送機構を備えるとともに、この載置台搬送機構を、搬送チェーンに取付けた係止部で最下段の載置台を係止して支持枠上に沿って搬送するよう構成するとともに、係止搬送されて前記支持枠から外れた載置台の車輪を、箱搬送方向と直交する横方向に転動移動可能に受け止め支持する横長のレール部材を前記搬送チェーンに横架装着してあることを特徴とする。
【0008】
上記構成によると、育苗箱積重ね機構の積重ね位置にまで搬入されてきた育苗箱は、リフト機構によって持上げられて下方から順次積重ねられ、所定枚数の育苗箱が積重ねられると、積込み移載機構が作動して育苗箱群は把持機構がでまとめて持上げられ、所定の育苗箱積込み位置に待機している車輪付きの載置台の上に積上げられる。育苗箱群を載置した載置台は載置台搬出機構によって所定の移載位置まで搬送された後、搬送台車上に移載されて搬出されてゆく。
【0009】
ここで、車輪付きの載置台は、固定の支持枠上に多段に積上げ収容されており、搬送チェーンが回動することで、最下段の載置台だけが係止されて支持枠上に沿って搬出され、育苗箱積み込み位置にまで送り込まれる。この場合、搬送チェーンで係止搬送される載置台の車輪は支持枠上を滑り移動し、車輪が支持枠から外れることで搬送チェーンに横架されたレール部材に車輪が受け止められた状態となる。そして、移載位置においては載置台が横方向から押圧されることで、載置台はレール部材に沿って転動して搬送台車上に円滑に移載され、搬送台車に所定台数の載置台が移載され終わると、搬送台車を所望の処理施設に送り込むことになる。
【0010】
従って、請求項1の発明によると、積重ねられた育苗箱群を載置する載置台の供給を自動的に行うとともに、育苗箱群を載置した載置台を搬送台車に移載して搬出するようにしたので、積重ね作動とと搬出作動をバランスよく実行させることができ、この種育苗箱積重ね装置の能力を十分に発揮させることができるようになった。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の育苗箱積重ね装置であって、前記搬送チェーンに、前記載置台の前後に備えられた車輪を受け入れる前後1組の前記レール部材を横架装着し、搬送方向後方の前記レール部材に前記係止部を連設してあるものである。
【0012】
上記構成によると、載置台における前後の車輪を受け止め支持するレール部材の形状を異ならせることで、載置台搬送用の係止部を形成することができ、積上げられた載置台群の最下段のものから順に載置台を1台づつ取り出して搬送する構造を簡素なものに構成することができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の育苗箱積重ね装置であって、前記搬送台車に前記載置台を受け入れ案内するレールを備えるとともに、前記移載位置において、搬送チェーンに取付けたレール部材に搬送台車のレールが連なるように搬送台車を位置決め固定する台車ロック機構を備え、この台車ロック機構がロック作用状態にある時のみ、前記載置台搬出機構の移載作動が許容されるよう構成してあるものである。
【0014】
上記構成によると、搬送台車を移載位置において正しく位置決めしてロックしないと、搬送台車への載置台の移載作動は実行されることはない。
【0015】
従って、請求項3の発明によると、搬送台車への載置台の移載を確実に行うことができ、請求項1または2記載の発明の上記効果を助長する。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項3記載の育苗箱積重ね装置であって、前記搬送台車に備えた前記レールの両端近く車輪止め部材を装着して、搬送台車上での載置台の転動移動を阻止し、前記車輪止め部材を車輪止め解除状態に切換えて、搬送台車への載置台の出し入れを可能にするとともに、載置台入り口側に車輪止め部材が車輪止め状態に装着されている時には、搬送台の前記移載位置での位置決め配置を不能にする牽制手段を前記移載位置に配備してあるものである。
【0017】
上記構成によると、載置台を搬送台車上に載置して移動させる際には、搬送台車に備えたレールの両端に車輪止めを装着することで、移動中に載置した載置台が不当に転動移動するのを防止することができる。また、空の搬送台車に載置台を移載する場合、載置台入り口側に車輪止め部材が車輪止め状態に装着されたままであると、搬送台車を移載位置に正しく位置決め配置することができなくなる。このために、台車ロック機構をロック作動させることも不能となり、載置台の移載作動が行われなくなる。
【0018】
従って、請求項4の発明によると、搬送台車が正しい受入れ状態にある時にのみ載置台の移載が実行されることになって、移載ミスの発生によって作業が中断されるようなことを未然に回避して、移載搬出を能率良く行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1および図2に、育苗箱積重ね装置の全体が示されている。この育苗箱積重ね装置は、播種処理の済んだ育苗箱を多段に積重ねて出芽施設に送り込む行程で利用されるものであり、育苗箱wを多段に積重ねる育苗箱積重ね機構1と、積重ねられた所定枚数の育苗箱wをまとめて持上げて、待機している車輪付きの載置台Tの上に積上げる積込み移載機構2と、育苗箱wを積上げ載置した載置台Tを搬送台車Dに移載する載置台搬出機構3とを備えている。
【0020】
図3に示すように、育苗箱積重ね機構1は、育苗箱wを載置して箱長手方向に沿って搬入する搬送装置4と、所定の積重ね位置に到達した育苗箱wを水平に持上げるリフト機構5と、所定高さまで持上げられた育苗箱wを下方から受け止め支持する箱支持機構6とから構成されており、以下に各部の構造を詳細に説明する。なお、以後の説明において、育苗箱wの長辺方向を前後方向、短辺方向を左右方向と呼称する。
【0021】
図5,6に示すように、前記搬送装置4は、モータ7によって駆動される左右一対のチェーン8をレール9に沿って走行させるよう構成されており、播種ライン10の終端から送り出されてきた播種処理済みの育苗箱wを受取り載置して積重ね位置に送り込む。この積重ね位置の前後と左右両脇後には、棒材からなるガイド棒11,12,13,14が一対づつ縦姿勢に配置されて装置フレーム15に取付けられ、積重ね位置において下方から順次に積上げられる多段の育苗箱wを前後および左右から案内する積重ね径路Lが形成されている。
【0022】
ここで、積重ね径路Lを形成するガイド棒11,12,13,14のうち、搬送上手のガイド棒12の下端は、搬入される育苗箱wの通過を妨げない高さに設定されるとともに、搬送下手のガイド棒11の下端は、搬入されてきた育苗箱wの前端を接当支持するよう箱搬送径路と干渉する高さに設定され、また、左右のガイド棒13,14の下端側やや下広がり状に形成され、搬入時の左右方向での位置ずれを吸収できるようになっている。また、前後のガイド棒11,12は櫓状に組上げられた装置フレーム15に前後位置調節可能に固定されれるとともに、左側のガイド棒13も装置フレーム15に左右位置調節可能に固定され、また、図7中に示すように、右側のガイ棒14のみが、装置フレーム15に支持ロッド14aを介して左右に所定範囲でスライド可能に支持されるとともに、バネ16によって積重ね径路L側へ付勢され、育苗箱wの横幅寸法が多少違っていてもその差異を吸収できるよう構成されている。
【0023】
積重ね位置の奥部下方には、育苗箱wが積重ね位置に搬入されてきたことを感知する箱到着センサ17が配備されており、箱到着の感知に基づいてリフト機構5が起動されるようになっている。この箱到着センサ17は、搬入されてきた育苗箱wの底面との接触によって感知作動するリミットスイッチで構成されており、左右のガイド棒13,14のうちの搬送方向前部のものよりも箱搬送方向下手側に外れた位置に設置されており、育苗箱wが平面姿勢で傾いた状態で搬入されてきて、左右のガイド棒13,14のいずれかに箱前端が引っ掛かって止まってしまったような場合には箱到着の感知がなされず、正しく搬入されない状態で不当にリフト機構5が起動されてしまような事態が未然に回避されるようになっている。
【0024】
図6,図8に示すように、装置フレーム15の前後には、積重ね径路に突入するようにゴムタレ状の土落とし部材28が設けられており、リフト機構5によって上昇する育苗箱wの前壁および後壁に土落とし部材28が摺接して、ここに付着している泥や土を掻き落とすよう構成されている。なお、播種ラインにおいては育苗箱wの前後壁のみならず左右側壁にも土が付着するが、左右側壁の土は積重ね位置への搬送中にブラシなどで簡単に除去することができるものである。
【0025】
前記リフト機構5は、積重ね位置の左右に回転式のリフト部材18を配備して構成されている。このリフト部材18は前後水平に支架された回転支軸19に前後一対のアーム部材20が固着されるとともに、前後のアーム部材20の3つの頂部に亘ってすくいあげ部材21が前後水平に架設固定された構造となっており、左右のリフト部材18はモータ22によって互いに逆向きに同調して一定ピッチ(この例では120°ピッチ)づつ回転駆動されるようになっている。
【0026】
ここで、前記すくいあげ部材21は、図9,図10に示すように、板金プレス下降された中空体に構成されており、その回転方向先端部位には、育苗箱wの底に接当する小曲率の凸曲面Saが備えられるとともに、この凸曲面Saの回転方向上手側の所定長さに亘って箱滑落用案内面Sbが連設さている。この箱滑落用案内面Sbは、小曲率の前記凸曲面Saに連なる大きい曲率の凸曲面に形成され、もって、箱滑落用案内面Sb全体が、リフト部材18の最大回転軌跡Aに対して徐々に回転中心側に後退してゆくように設定されている。
【0027】
前記箱支持機構6は、積重ね径路Lにおける下部の左右両脇で、前記リフト部材18の前後に外れた位置に前後一対づつ配備されており、起立姿勢の揺動アーム23が育苗箱搬入高さよりも低い位置の前後水平支点a周りに横揺動可能に支持されるとともに、この揺動アーム23の上端に、積重ね径路L側に向けて突出する先細り形状の係止爪24が取付けられた構造となっている。この係止爪24は、揺動アーム23に対して前後方向および上下方向に位置調節可能にボルト連結されており、前後方向に適当な幅を有するとともに、その下向きの背面 は積重ね径路L側に向けて45°で傾斜された案内面s1に構成され、また、係止爪24の上面は水平の箱係止面s2 に構成されている。
【0028】
揺動アーム23の下方延出端と装置フレーム15に亘ってそれぞれバネ25が架設されて、揺動アーム23の上端側が積重ね径路L側に向けて突入するよう揺動付勢されるとともに、各揺動アーム23の下方延出端が装置フレーム15に備えられた接当ボルト26が接当することで、揺動アーム23の付勢揺動限界が規制されている。そして、この接当ボルト26を進退調節することによって、アーム上端に取付けた前記係止爪24の積重ね径路L側への突入限界位置を調節することが可能となっている。
【0029】
育苗箱積重ね機構1は以上のように構成されており、次にその積重ね作動を図12〜図15に基づいて、行程順に説明する。
【0030】
(1)図12に示すように、箱支持機構6に育苗箱wが支持されていない状態で最初の育苗箱wが積重ね位置に搬入されてくると、前部のガイド部材11に接当支持され、前後方向での位置決めがなされる。この時、リフト機構5におけるリフト部材18は、その一つのすくい上げ部材21が箱移動径路の左右下方に入り込んだ位置に待機している。
【0031】
(2)図13に示すように、積重ね位置への箱搬入が箱到着センサ17で感知確認されるとモータ22が起動され、左右のリフト部材18が互いに逆向きに同調して回転駆動され、積重ね位置の育苗箱wは左右のリフト部材18におけるすくい上げ部材21ですくい上げられるように水平に持上げられてゆく。
【0032】
(3)育苗箱wが持上げられると、その左右上辺における外端縁が、積重ね径路Lに突入した位置で待機している箱支持機構6における左右係止爪24の斜め下向きの案内面S1 を接当押圧し、育苗箱wの外端縁が係止爪24の案内面S1に摺接しながら上昇することで、係止爪24はバネ25に抗して横外側方に後退移動される。
【0033】
(4)持上げられた育苗箱wが係止爪24を通過すると、図14に示すように、係止爪24は揺動アーム23とともに積重ね径路L側へ復帰移動し、係止爪24が育苗箱wの下方に入り込む。その後、リフト部材18は更に回転されて育苗箱wから離脱し、リフト部材18による支持を解除された育苗箱wは左右の係止爪24の箱係止面s2に受け止め支持される。
【0034】
この場合、上記積重ね作動において、回転する左右のすくい上げ部材21は、小曲率の凸曲面Saに形成された先端部位で育苗箱wを円滑にすくい上げて最高位置まで持上げ、その後、育苗箱wの底面角部が滑落用案内面Sbに乗りかかり、すくい上げ部材21の引き続く回転に伴って育苗箱wは相対的に滑落用案内面Sbに沿って滑り落ち、積重ね径L路側へ復帰移動した係止爪24の箱係止面s2に衝撃少なく受け止め支持される。
【0035】
(5)育苗箱wが持上げられている間に次の箱搬入が行われ、リフト部材18が1ピッチ(120°)回転した時点で一旦停止し、次の育苗箱wが積重ね位置に搬入されたことが確認されると、リフト部材18は再び回転駆動され、次の箱持上げ作動が上記のように行われる。
【0036】
(6)2枚目以降の箱持上げにおいては、図15に示すように、上層の育苗箱wを受止め支持している係止爪24が下層の育苗箱wの持上げに伴って後退移動され、上層の育苗箱wの下に下層の育苗箱wが積重ねられることになる。
【0037】
ここで、図11に示すように、育苗箱wの外側面には補強用に縦リブ27が形成されており、この縦リブ27に対向するよう係止爪24が揺動アーム23に位置設定して取付けられている。従って、図16に示すように、係止爪24が上段の育苗箱wの底から外れても縦リブ27に係止爪24が作用することで、上層の育苗箱wが直ちに落下することはなく、係止爪24の後退移動に連れて上下育苗箱wの間隔が次第に小さくなり、衝撃なく積重ねられるのである。
【0038】
(8)以後、上記作動を順次行うことで多数枚(この例では10枚)の育苗箱wをに下方から順次積重ねてゆくことができ、積重ねられた所定枚数の育苗箱wは、積込み移載機構2によって搬出されてゆく。
【0039】
図7〜図25に示すように、積込み移載機構2は、育苗箱積重ね機構1で積重ねられた所定枚数の育苗箱wをまとめて持上げる把持機構31と、この把持機構31を、積重ね位置とその横側方に離れた積込み位置との間に亘って左右に往復移動させる積込み搬送機構32とから構成されており、以下に各部の構造を詳細に説明する。なお、この説明においても、先の説明と同様に、育苗箱wの長辺方向を前後方向、短辺方向を左右方向と呼称する。
【0040】
積込み搬送機構32は、装置フレーム15の上端に取付けられた左右に長い前後一対のレール33、このレール33に沿って左右に走行可能に搭載された搬送台枠34、装置フレーム15の上部に配備された搬送台枠駆動用のモータ35、などから構成されており、一方のレール33と平行に巻回配備したベルト36をモータ35によって正逆に回動させることで、このベルト36に連結した搬送台枠34が左右に往復移動されるようになっている。
【0041】
搬送台枠34には前後一対のボス37が設けられ、このボス37に上下スライド自在に挿通された一対のガイド軸38の下端に昇降枠39が連結されている。昇降枠39は、搬送台枠34上に配備された大径のスプロケット40に巻き掛けられたチェーン41に吊り下げ連結されており、モータ42によってスプロケット40を正逆駆動することで昇降枠39が大きいストロークで平行に案内昇降されるようになっている。そして、この昇降枠39にも前後一対のボス43が設けられ、各ボス43に一定小範囲で上下スライド自在に挿通されるとともにストッパ44aで落下阻止されたガイド軸44の下端に前記把持機構31が連結されている。
【0042】
把持機構31は、前記ガイド軸44の下端に連結された支持枠51と、この支持枠51に前後端から下方に延出された支持アーム52、この支持アーム52の左右両側に取付けられた前後一対の把持アーム53、等から構成されており、積重ねられた育苗箱w群を前後の支持アーム52の間に収めた状態で、前後の把持アーム53の下端に取付けられて内向きに突設され支持爪54で育苗箱群Wを下方から受止め支持するようになっている。
【0043】
前後の支持アーム52は、積重ねられた育苗箱群Wを前後から支持する箱支持部材として機能するものであり、横方向に幅広に構成されている。
【0044】
前記把持アーム53は支持アーム52の上部に横向き支点bを中心に回動可能に挿通された支軸55に連結固定されるとともに、把持アーム53から上方に操作アーム部53aが延出されている。この操作アーム部53aは、支持枠51上に配備された駆動アーム56の両端にロッド57を介して連動連結されており、駆動アーム56をエアーシリンダ58で正逆に回動することで、把持アーム53が前後に開閉揺動されて、前記支持爪54が出退駆動されるようになっている。
【0045】
前後の支持アーム52に、上下一対の平行四連リンク59に支持された上下に長い位置合わせ部材60が左右一対づつ装備されるとともに、平行四連リンク59がエアーシリンダ61によってを駆動されることで、位置合わせ部材60が、育苗箱群Wの角部を押圧する作用位置と育苗箱群Wの角部から上方外方に離反した退避位置とに亘って平行に開閉動作動さするよう構成されている。
【0046】
積込み移載機構2は以上のように構成されており、次にその積込み作動を行程順に説明する。
【0047】
(1)育苗箱積重ね機構1で育苗箱積重ね処理が行われている間、搬送台枠34は育苗箱積重ね機構1の上方に位置し、把持機構31は、支持爪54を開放した状態で所定の高さまで下降されて待機している。この時、支持爪54は最下段に育苗箱wの下方に入り込むことが可能な高さ位置にある。
【0048】
(2)所定枚数(この例では10枚)の積重ねが完了したことが計数手段で確認されると、開放揺動されていた把持アーム53が閉じ揺動され、育苗箱群Wの前後下方に支持爪54が差し入れられる。
【0049】
(3)次に、昇降枠39が駆動上昇され、育苗箱群Wを把持した把持機構31は育苗箱積重ね機構1の上方にまで上昇される。この場合、把持機構31における支持枠51の張出しアーム51aの先端部が、可動台枠34に設けられた4箇所の受止め部材45の下端に接当ゴム46を介して当て付け支持され、これによって把持機構31が振らつくことなく安定保持される〔図20,21参照〕。
【0050】
(4)育苗箱群Wが持上げられると、可動台枠34が積込み位置P1まで走行移動して停止され、把持機構31が下降される。
【0051】
(5)積込み位置P1には予め車輪付きの載置台(ミニトロッコ)Tが待機しており、把持機構31で把持された育苗箱群Wが載置台T上に置かれる。この場合、載置台T上近くで先に位置合わせ部材60を外方上方に退避させることになる。そして、育苗箱群Wが載置台T上に置かれても昇降枠39の下降はなおも続行され、支持爪54の載置台Tへの接当によって下降が不能となった支持枠51に対して昇降枠39が下降する。
【0052】
ここで、支持枠51には鉄板からなる検出片63が立設されるとともに、昇降枠39には前記検出片63に対する近接スイッチ64〔図22参照〕が設けられており、支持枠51に対して昇降枠39が接近下降して、両枠51,39の距離が設定以下にまで近づくと、近接スイッチ64が検出片63を感知し、これによって育苗箱群Wの着地を感知して昇降枠39の下降が停止される。
【0053】
(6)次に、把持アーム53が開放駆動されてその下端の支持爪54が育苗箱群Wと載置台Tとの間から抜き出され、育苗箱群Wが載置台T上に移載される。この場合、支持爪54の抜き出しに伴う育苗箱wの引きずり移動が幅広の支持アーム53によって受け止め阻止され、育苗箱群Wは所定の積重ね状態を維持して載置台T上に積込まれる。
【0054】
(7)載置台T上への育苗箱群Wの積込みが完了すると、把持機構31は移載された育苗箱群Wの上方にまで上昇されるとともに、積重ね位置上方の原点位置へ復帰移動され、把持機構31が最初の持上げ高さにまで下降され、これで1回の積込み移載処理が終了する。
【0055】
(8)この例では10枚づつの積み込みが3回行われ、都合30枚の育苗箱wが載置台T上に積み込まれる。なお、2回目、および3回目の積み込みにおいては、閉じ姿勢にした位置合わせ部材60を、先に積込んだ育苗箱群Wの角部に当て付けることで、次に搬送してきた2段目あるいは3段目の 育苗箱群Wを位置ずれなく整然と下段の育苗箱群W上に積上げることができる。また、2回目、および3回目の積み込みにおいても、把持機構31で把持された育苗箱群Wが下段の育苗箱群W の上に置かれて下降が不能になった後に、昇降枠39が融通範囲で更に設定量だけ下降したことを上記のように近接スイッチ64で検出し、これによって育苗箱群W の着地を感知して昇降枠39の下降を停止し、次の作動に移行するのである。
【0056】
(9)そして、載置台Tへの3段(30枚)の育苗箱積込みが完了すると、満載の載置台Tは載置台搬出機構3によって搬送台車Dに移載され、搬送台車Dに2台の載置台Tが移載されると、手押し移動によって発芽施設に搬送されてゆく。
【0057】
次に、載置台搬出機構3の構造とその機能を説明する。
【0058】
この載置台搬出機構3は、育苗箱1枚を載置可能な大きさの載置台Tを積上げ収納した載置台供給部70と、積上げ収納された載置台Tを最下段のものから1台づつ取り出して前記積込み位置P1にまで搬送し、積込みの済んだ載置台Tを次の移載位置P2にまで搬送する載置台搬送機構71と、移載位置P2に搬送された載置台Tを、搬送径路横に待機している搬送台車Dの上に押し出し移載する押出し機構72とが備えられている。
【0059】
ここで用いられる車輪付きの載置台Tは、図26に示すように、育苗箱wを1枚だけ載置可能な大きさの中向き枠状に構成されたものであり、その四隅には、育苗箱wの短辺方向(横方向)に転動移動するための小径の車輪73が遊転自在に備えられている。
【0060】
図2,図30,図31に示すように、載置台供給部70には、複数台の載置台Tの四隅を案内して積上げ収納するよう4本の案内枠74が立設されるとともに、案内枠74の下部には、最下段の載置台Tの車輪73を受け止め支持する左右一対の支持枠75が設けられている。
【0061】
載置台搬送機構71は、モータ76によって縦回し駆動される左右一対の搬送チェーン77を、載置台供給部70の下部から押出し機構72の前部に亘って水平に巻回張設して構成されており、1台の載置台Tにおける前後車輪73の間隔と同じ前後間隔をもって前後一対のレール部材78,79の複数組が、左右の搬送チェーン77に亘って所定ピッチをもって架設されている。
【0062】
1組のレール部材78,79は、それぞれが載置台Tの車輪73を横方向に転動移動可能に係入案内するよう溝状に形成されるとともに、後方のレール部材79の後端からは支持枠75に載置支持されている最下段の載置台Tを後方から係止押圧する係止部80が延設されている。
【0063】
従って、搬送チェーン77が回動駆動されて前後のレール部材78,79が載置台供給部70の下に入り込み、前後のレール部材78,79が載置台Tの車輪73の下に到達した時点で前記係止部80が載置台Tを後方から係止押圧を開始し、搬送チェーン77の回動に伴って1台だけ載置台Tが前方に押圧移動され、横向き姿勢の車輪73が支持枠75の上を滑りながら前方に移動してゆく。
【0064】
そして、前部の車輪73が支持枠75を越えると、図30に示すように、前部のレール部材78に落ち込み、載置台Tは少し前下がり傾斜した姿勢のままで引き続き係止移動する。その後、後部の車輪73が支持枠75を越えると、後部のレール部材79に落ち込み、前後のレール部材78,79に受け止め支持された載置台Tは再び平姿勢となって前方に載置搬送されてゆく。
【0065】
なお、最下段の載置台Tが搬出されると、後続の載置台Tが支持枠75で案内されながら自重下降し、次組のレール部材78,79による搬出に備える。また、載置台搬送機構71の左右には、係止搬送されてゆくで載置台Tがレール部材78,79上で左右に転動移動するのを阻止するように、載置台Tを左右から案内する棒状の搬送ガイド81が配備されている。
【0066】
搬出された載置台Tのが前記積込み位置P1に到達したことが、搬送チェーン77に備えた検知片65と近接スイッチ66との接近によって検知されると搬送が停止され、上記したように、積込み移載機構2による載置台Tへの育苗箱積込みが3回行われ、都合30枚の育苗箱wが積込まれる。そして、載置台Tへの育苗箱積込みが完了すると載置台Tの搬送が再開され、満載の載置台Tが積込み位置から次の移載位置に向けて搬送されるとともに、載置台供給部70から取り出された空の載置台Tが積込み位置に向けて搬送される。ここで、レール部材78,79の配置ピッチと、積込み位置P1と移載位置P2との距離が同一に設定されており、空の載置台Tが積込み位置P1に到達して搬送が停止すると、満載の載置台Tがちょうど移載位置P2で停止することになり、積込み位置P1では次の積み込みが行われ、また、移載位置P2では押出し機構72による載置台Tの搬送台車Dへの移載作動が行われるのである。
【0067】
ここで使用される前記搬送台車Dは、図27,図28,図29に示すように、2台の載置台Tを横並びに載置できる大きさの台枠82に向き固定の車輪83、キャスタ84、および、ハンドル85を備えた構造となっており、台枠82の上面には、横向きに押出されてきた載置台Tの車輪73を転動案内する前後一対のレール86が設けられている。
【0068】
図33に示すように、押出し機構72には、モータ87によって左右にネジ送り進退駆動されるプッシャー88が備えられており、移載位置P2に搬送されてきた載置台Tを搬送台車Dの上に順次押出し移載するよう構成されている。また、載置台搬送機構71における移載位置P2の横外側箇所には中継台89が配備されており、この中継台枠89の上面に、載置台搬送機構71における前後のレール部材78,79と搬送台車Dの前後のレール86とをつなぐ前後一対の中継レール90が備えられている。なお、図33,図38に示すように、この中継レール90の入口側には低い隆起90aが設けられており、移載位置P2に搬送されてきた載置台Tが中継台89側に不用意に移動するのを阻止するようになっている。
【0069】
搬送台車Dは移載搬出位置に正しく位置決めされた状態で前後および左右に移動できないようにしておく必要があり、そのため中継台枠89に以下のような位置決め手段および台車ロック機91が備えられている。
【0070】
図33,図34,図35に示すように、前記中継台枠89には前後方向軸心c回りに回動操作可能な操作軸92が備えられるとともに、この操作軸92には前後一対のロック爪93が固着されており、操作軸92の一端に連設したハンドル92aを回動操作して操作軸92を回動し、搬送台車Dにおける台枠82の下部サイドフレーム部82aにロック爪93を係合させることで、搬送台車Dを左右方向に固定することができる。
【0071】
また、中継台枠89には、搬送台車Dのコーナ支柱枠82bを前方向から係入して位置決めするガイド板94が備えられるとともに、前記操作軸92には、ロック作用位置まで回動された状態において搬送台車Dの前端に係合作用する係合片95が固着されており、搬送台車Dがガイド板94に係合されて正しい位置にセットされた状態でロック爪93がロック作用位置に回動されると、係合片95が搬送台車Dの前端に係合し、もって、搬送台車Dが前後および左右に移動不能に固定されるように前記台車ロック機構91が構成されているのである。
【0072】
また、前記ロック爪93がロック作用位置に回動されたことを検知するリミットスイッチ96が中継台枠89に配備されており、このリミットスイッチ96がロック状態にあることを検知しないと、前記プッシャー88による押出し移載作動が実行されないように構成されている。
【0073】
なお、搬送台車Dに備えられたレール86の左右両端にはスリット97が形成されており、ここに板材からなる車輪止め部材98を差し入れることで、レール上に移載された2台の載置台Tが左右に動くことを阻止することができるようになっている。
【0074】
そして、移載搬出位置に装填される搬送台車Dのレール86には、押し込み下手側にのみ車輪止め部材98を装着して、レール入り口がわの車輪止め部材98は取り外しておく必要がある。この場合、レール入り口がわの車輪止め部材98を外し忘れた状態のままで載置台Tの移載作動が実行されると、大きいトラブルとなるので、レール入り口がわの車輪止め部材98を外し忘れた搬送台車Dが所定の移載位置P2に装填されることを牽制阻止する手段が備えられている。
【0075】
つまり、図38に示すように、前記中継台89における前後の中継レール90の外端近くには、横外方に突出する牽制金具99が備えられており、もしも、レール入り口がわの車輪止め部材98を外し忘れた搬送台車Dが搬入されてくると、前記牽制金具99と外し忘れた車輪止め部材98とが接触干渉して、搬送台車Dを中継台枠89に近づけることができなくなり、上記ロック操作ができなくなる。そして、図33に示すように、レール入り口がわの前後の車輪止め部材98を外てある時だけ、搬送台車Dを正しく中継台枠89に近づけて位置決めロックすることができるようになっているのである。
【0076】
上記のようにして移載搬出位置に正しく位置決めしてロックされた搬送台車Dに2台の載置台Tが順次押し込み移載されると、図36に示すように、搬送台車Dにおける前後のレール86の入り口がわにも車輪止め部材98を装着して台車上で載置台Tが左右に動かないようにした後、ロック爪93および係合片95を解除して搬送台車Dを前方に搬出し、出芽施設に搬入するのである。
【0077】
〔別実施形態〕
(1)前記車輪止め部材98を、出退切換え自在にレール90の両端に常時装備しておくこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】育苗箱積重ね装置の全体平面図
【図2】育苗箱積重ね装置を搬出側から見た側面図
【図3】育苗箱積重ね装置の全体正面図
【図4】育苗箱の流れを示す斜視図
【図5】育苗箱積重ね機構の平面図
【図6】育苗箱積重ね機構の側面図
【図7】育苗箱積重ね機構の正面図
【図8】育苗箱積重ね機構の土落とし手段を示す側面図(イ)と平面図(ロ)
【図9】リフト部材の正面図
【図10】リフト部材の側面図
【図11】育苗箱の斜視図
【図12】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図13】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図14】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図15】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図16】積重ね作動の要部を示す正面図
【図17】積込み搬送機構の側面図
【図18】育苗箱把持状態の積込み搬送機構を示す側面図
【図19】積込み搬送機構の正面図
【図20】育苗箱把持状態の積込み搬送機構を示す正面図
【図21】積込み搬送機構の要部を示す平面図
【図22】育苗箱積込み作動状態の積込み搬送機構を示す側面図
【図23】積込み搬送機構の育苗箱把持部を示す側面図
【図24】積込み搬送機構の育苗箱把持部を示す正面図
【図25】積込み搬送機構の育苗箱把持部を示す横断平面図
【図26】載置台の平面図(イ)、側面図(ロ)、一部の断面図(ハ)
【図27】搬送台車の側面図
【図28】搬送台車の正面図
【図29】搬送台車の平面図
【図30】載置台供給部の供給作動を示す側面図
【図31】載置台供給部の要部を示す正面図
【図32】載置台搬送機構の正面図
【図33】載置台搬出機構における移載位置の平面図
【図34】載置台搬出機構における移載位置の正面図
【図35】載置台搬出機構における移載作動状態を示す正面図
【図36】載置台が移載された搬送台車の正面図
【図37】移載位置における台車ロック機構の平面図
【図38】移載位置に備えられた牽制手段の斜視図
【符号の説明】
1 育苗箱積重ね機構
2 積込み移載機構
3 載置台搬出機構
4 搬送機構
5 リフト機構
31 把持機構
71 載置台搬送機構
73 車輪
75 支持枠
77 搬送チェーン
78 レール部材
79 レール部材
80 係止部
86 レール
91 台車ロック機構
98 車輪止め部材
w 育苗箱
T 載置台
D 搬送台車

Claims (4)

  1. 搬送装置に載置されて搬送されてきた育苗箱をリフト機構によって持ち上げて下方から順次積重ねてゆく育苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の育苗箱群を把持機構でまとめて持上げて、所定の育苗箱積込み位置に待機している車輪付き載置台の上に搬送して移載する積込み移載機構と、積込みの完了した載置台を所定の移載位置に搬送して、ここに待機している搬送台車上に移載する載置台搬出機構とを備え、
    固定の支持枠上に積上げられた複数の前記載置台を、最下段のものから1台づつ送り出して前記育苗箱積み込み位置にまで送り込む載置台搬送機構を備えるとともに、この載置台搬送機構を、搬送チェーンに取付けた係止部で最下段の載置台を係止して支持枠上に沿って搬送するよう構成するとともに、係止搬送されて前記支持枠から外れた載置台の車輪を、箱搬送方向と直交する横方向に転動移動可能に受け止め支持する横長のレール部材を前記搬送チェーンに横架装着してあることを特徴とする育苗箱積重ね装置。
  2. 請求項1記載の育苗箱積重ね装置であって、
    前記搬送チェーンに、前記載置台の前後に備えられた車輪を受け入れる前後1組の前記レール部材を横架装着し、搬送方向後方の前記レール部材に前記係止部を連設してある育苗箱積重ね装置。
  3. 請求項1または2記載の育苗箱積重ね装置であって、
    前記搬送台車に前記載置台を受け入れ案内するレールを備えるとともに、前記移載位置において、搬送チェーンに取付けたレール部材に搬送台車のレールが連なるように搬送台車を位置決め固定する台車ロック機構を備え、この台車ロック機構がロック作用状態にある時のみ、前記載置台搬出機構の移載作動が許容されるよう構成してある育苗箱積重ね装置。
  4. 請求項3記載の育苗箱積重ね装置であって、
    前記搬送台車に備えた前記レールの両端近く車輪止め部材を装着して、搬送台車上での載置台の転動移動を阻止し、前記車輪止め部材を車輪止め解除状態に切換えて、搬送台車への載置台の出し入れを可能にするとともに、載置台入り口側に車輪止め部材が車輪止め状態に装着されている時には、搬送台車の前記移載位置での位置決め配置を不能にする牽制手段を前記移載位置に配備してある育苗箱積重ね装置。
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