JPH0321162Y2 - - Google Patents

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JPH0321162Y2
JPH0321162Y2 JP16739285U JP16739285U JPH0321162Y2 JP H0321162 Y2 JPH0321162 Y2 JP H0321162Y2 JP 16739285 U JP16739285 U JP 16739285U JP 16739285 U JP16739285 U JP 16739285U JP H0321162 Y2 JPH0321162 Y2 JP H0321162Y2
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plastic
adhesive
filled
lead pipe
connection
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Description

【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野] 本考案は、補助接続鉛管を用いたプラスチツク
外被ケーブルの接続部に関する。 [考案の技術的背景とその問題点] 従来から通信ケーブル等に使用されているプラ
スチツク外被ケーブルの接続部は、いわゆる補助
鉛管工法により第2図に示すようにして形成され
ていた。 すなわち、常法により接続されたプラスチツク
外被ケーブルの絶縁線心接続部1の両側のプラス
チツク外被2上に、穴あき鉛板3およびガラステ
ープ4を絶縁線心接続部1側より順にそれぞれ間
隔をおいて気密に装着し、これらの上にそれぞれ
自己融着性のシーリングテープ5を介して補助接
続鉛管6を被嵌し、外方よりかしめるとともにそ
の一端を穴あき鉛板3上に半田付けして、補助接
続鉛管6をプラスチツク外被2上に気密に固定さ
せる。さらにこれらの補助接続鉛管6上に跨つて
主接続鉛管7を被嵌し、その端部を補助接続鉛管
6上に半田付けしてプラスチツク外被ケーブルの
接続部が完成する。8は半田鉛工部を示してい
る。 しかしながら、このような従来の接続部には、
次のような難点があつた。 すなわち一般に通信ケーブルにおいては、回線
の切替や接続部の位置変更など、しばしば接続部
を解体する必要が生じる。しかるに上記構造の接
続部では、補助接続鉛管6、主接続鉛管7がとも
に半田により固定されているため、解体にあた
り、各鉛管6,7を縦割りして除去する必要があ
つた。このため部品の再使用ができず再び接続す
る際には、新たな鉛管、部品等を用意し、しかも
鉛管は二つ割りとし、被嵌した後鉛工により接着
させる必要があるなど、工程は複雑でかつ技術的
にも難しく、経済性にも乏しかつた。また鉛工を
用いるため、ケーブル火災を引き起こすおそれも
あつた。 加えて、補助接続鉛管6のかしめ部分の弾性復
元、シーリングテープ5のクリープ等により、時
間経過とともに、シーリングテープ5とプラスチ
ツク外被2間や補助接続鉛管6とシーリングテー
プ5間の密着が不良となつて気密性が不良となつ
て気密性が損われるという問題もあつた。 近時これらの問題に対処して、補助接続鉛管の
外側端面を硬化性樹脂により封止し、固定するよ
うにした接続部が提案されている。 第3図はこのような接続部を示す縦断面図で、
9はプラスチツク外被2上に巻回し熱融着させた
ポリエチレンラミネートアルミテープ、10は同
じくプラスチツク外被2上に巻回された布テープ
または粘着ガラステープ等からなるテープ巻回
層、さらに11は硬化性樹脂による補助接続鉛管
6端面の封止部を示している。 しかしながらこのような接続部においても、気
密性に対する信頼性は向上するものの、硬化性樹
脂の接着強度や機械的強度に難があり、そのため
第2図に示した従来例の場合と同様に、シーリン
グテープ5の巻回や補助接続鉛管6のかしめを必
要とするなど、解体および接続については上記問
題を解決するまでには至つていない。また主接続
鉛管7と補助接続鉛管6との接続は従来同様鉛工
により行なわれており、火災発生のおそれもあつ
た。 [考案の目的] 本考案はこのような従来の問題に対処してなさ
れたもので、鉛工を用いず、解体および接続を容
易かつ安全に行なうことができ、しかも高い信頼
性を有するプラスチツク外被ケーブルの接続部を
提供しようとするものである。 [考案の概要] すなわち本考案のプラスチツク外被ケーブルの
接続部は、絶縁線心接続部両側のプラスチツク外
被の表面にそれぞれプラスチツクラミネート金属
テープを巻回して熱融着させ、その上にそれぞれ
補助接続鉛管を被嵌し、その各外側端面を縮径さ
せ充填硬化性接着剤により封止して前記プラスチ
ツクラミネート金属テープ上に固定する一方、こ
れらの補助接続鉛管間に跨つて主接続鉛管を被嵌
剤により封止して前記補助接続鉛管上に固定する
ことにより、解体および接続を容易かつ安全に行
なうことができるようにし、しかも接続部に対す
る高い信頼性も得られるようにしたものである。 本考案における充填硬化性接着剤13は、硬化
性樹脂、たとえばエポキシ系のパテにガラス繊維
等を充填したもので、このような充填硬化性接着
剤は、ガラス繊維等を充填しない通常の硬化性樹
脂に比べて機械的強度が大きく、接続部の機械的
特性を向上させる効果を有する。さらに、樹脂が
硬化するまでの間の“たれ落ち”も防止されて接
合部の信頼性を向上させる。“たれ落ち”は、樹
脂硬化時の反応熱により樹脂の粘度が低下して生
じる現象であるが、上記充填硬化性接着剤は、ガ
ラス繊維の添加により粘度の低下が抑えられる結
果“たれ落ち”が防止される。 なおこのような充填硬化性接着剤により封止す
るにあたり、該封止部の鉛管表面やアルミテープ
表面に、無充填硬化性接着剤すなわちガラス繊維
等が充填されない通常の硬化性樹脂、たとえばエ
ポキシ系接着剤を下塗りしておくことが望まし
い。この下塗りにより、充填硬化性接着剤による
封止部が仮固定されて作業が容易になるととも
に、接着強度を増大させる効果を有する。 ここで以上のような効果を確認するために行つ
た試験について説明する。 試験(イ) エポキシ樹脂100重量部、石英粉190重量
部、ガラス繊維(3mm長さ)30重量部からなる本
考案の充填硬化性接着剤と、エポキシ樹脂100重
量部、石英粉220重量部のみからなる通常のエポ
キシ系パテの引張強さおよび曲げ強さを測定し
た。結果を第1表に示す。
【表】 表からも明らかなように、ガラス繊維が充填さ
れたものは、ガラス繊維が充填されないものに比
べて、引張強さおよび曲げ強さともに著しく増大
している。 試験(ロ) 鉛板とエポキシ系パテの間に、エポキシ
系接着剤を介在させた場合と、介在させない場合
の、剪断剥離強度およびT型剥離強度を測定し
た。結果は第2表に示す通りで、エポキシ系接着
剤により明らかに接着強度が増大している。
【表】 [考案の実施例] 以下、本考案を図面に示す一実施例について説
明する。 第1図は本考案の一実施例のプラスチツク外被
ケーブルの接続部を示す縦断面図で、右半分は省
略してある。 同図に示すように、この実施例においては、常
法により接続された絶縁線心接続部1の両側のプ
ラスチツク外被2の表面に、プラスチツクラミネ
ート金属テープ、たとえばポリエチレンラミネー
トアルミテープ9が巻回され熱融着されている。
このポリエチレンラミネートアルミテープ9上か
らプラスチツク外被2端にかけて、補助接続鉛管
6が、間隔をおいて布テープ等の巻回により形成
された台座12,12を介して被嵌され、その外
側端面が縮径されかつ充填硬化性接着剤13によ
り封止されて、ポリエチレンラミネートアルミテ
ープ9上に固定されている。さらにこの補助接続
鉛管6上に台座12が形成され、その上に主接続
鉛管7が被嵌されて、補助接続鉛管6の場合と同
様に、その端面が縮経されかつ充填硬化性接着剤
13により封止されて、補助接続鉛管6上に固定
されている。なお、充填硬化性接着剤13による
封止面には無充填硬化性接着剤14が下塗りされ
ている。15は接地線である。 このように構成された接続部は、機械的強度に
優れ、また作業時のたれ落ちのおそれのない充填
硬化性接着剤を使用したことにより、従来のよう
なシーリングテープや補助接続鉛管6のかしめ、
あるいは鉛工の必要もなくなり、接続作業を安全
かつ容易に行なうことができるとともに、気密性
等に対しても優れた信頼性を有している。 また解体や再接続についても、以下のようにし
て容易に行なうことができる。 まず補助接続鉛管6もしくは主接続鉛管7の端
面の充填硬化性接着剤13による封止部を破壊す
る。このとき熱風により加熱しながら軽く叩打す
ることにより、充填硬化性接着剤13を容易に破
砕剥離させることができる。この後、鉛管の縮径
部を広げ、鉛管をケーブル側に移動させる。必要
な処理作業を終了した後、鉛管を引戻し、再接続
を行う。 解体個所はその目的によつて異なり、たとえば
回線の切替等の接続部の位置を変更する必要のな
い場合には、補助接続鉛管6と主接続鉛管7間の
みを解体すれば良い。 このように作業は非常に容易で、また鉛管をそ
のまま再利用することができるので、従来のよう
な縦割り鉛管を接合するための鉛工を施す必要も
ない。 なお本考案は、上記実施例に示した直線接続部
に限らず、分岐接続部等に適用することもでき
る。 [考案の効果] 以上説明したように本考案のプラスチツク外被
ケーブルの接続部によれば、主接続鉛管の端面お
よび補助接続鉛管の外側端面を縮径し、かつ機械
的強度の大きい充填硬化性接着剤により封止した
構造としたので、解体、接続作業が安全かつ容易
なものとなり、しかも気密性や機械的特性等に対
する高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のプラスチツク外被ケーブルの
接続部の一実施例を示す縦断面図、第2図は従来
例を示す縦断面図、第3図はさらに他の従来例を
示す縦断面図である。 1……絶縁線心接続部、2……プラスチツク外
被、6……補助接続鉛管、7……主接続鉛管、9
……ポリエチレンラミネートアルミテープ、13
……充填硬化性接着剤、14……無充填硬化性接
着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 絶縁線心接続部両側のプラスチツク外被の表
    面にそれぞれプラスチツクラミネート金属テー
    プを巻回して熱融着させ、その上にそれぞれ補
    助接続鉛管を被嵌し、その各外側端面を縮径さ
    せ充填硬化性接着剤により封止して前記プラス
    チツクラミネート金属テープ上に固定する一
    方、これらの補助接続鉛管間に跨つて主接続鉛
    管を被嵌し、その両端面を縮径させ前記充填硬
    化性接着剤により封止して前記補助接続鉛管上
    に固定してなることを特徴とするプラスチツク
    外被ケーブルの接続部。 (2) 充填硬化性接着剤による封止部が無充填硬化
    性接着剤により仮固定されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のプラスチツク外被ケー
    ブルの接続部。 (3) 充填硬化性接着剤は硬化性樹脂にガラス繊維
    を添加してなるものである実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項記載のプラスチツク外
    被ケーブルの接続部。
JP16739285U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0321162Y2 (ja)

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JP16739285U JPH0321162Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP16739285U JPH0321162Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Publication Number Publication Date
JPS6278036U JPS6278036U (ja) 1987-05-19
JPH0321162Y2 true JPH0321162Y2 (ja) 1991-05-08

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JP16739285U Expired JPH0321162Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6278036U (ja) 1987-05-19

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