JPH03211393A - 細径ヒートパイプの封止部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野Ｊ 本発明は、例えば外径が０．５〜５＋ｓｍのような細径
のヒートパイプにおける封止部構造に関するものである
。

「従来の技術」 一般にヒートバイブの端部を封止する場合には、第２図
のようにバイブ１の端部を絞り加工１１し、当該部分の
先端をかしめ治具等でつぶして溶接する。

しかしながら、パイプｌか外径５■以下のように細径で
ある場合には、絞り加工が困難であることもあって、第
３図のようにパイプ１の端部をかしめ治具でそのままつ
ぶして溶接するので、封止部１０は偏平でかつバイブ１
の外径よりかなり広がった状態になる。

「発明か解決しようとする課題」 第３図のように封止部１ｏが広がって飛び出たような形
状になると、絞り加工を施したものに比べて後に保護処
置をするのか困難になるとともに、外力に対して非常に
脆弱となり、信頼性か著しく低下する。

本発明の目的は、外部からの衝撃に対してより丈夫て信
頼性の高い細径ヒートパイプの封止部構造を提供するこ
とにある。

「課題を解決するための手段」 本発明に係る封止部構造は前述の目的を達成するため、
バイブの端部を偏平状態につぶして封止するとともに、
その表面に凹凸を形成する手段を採用している。

前記凹凸は格子状又は縞目状であるのが好ましく、そし
て、当該凹凸のピッチは３Ｉ１ｍ以下であるのがさらに
好ましい。

「作用」 偏平につぶした封止部の表面には、前述のように凹凸か
形成されているのて強化され、凹凸の加工による加工硬
化の影響もあフて外力に対してはるかに強くなる。

「実施例」 第１図を参照して本発明に係る封止部構造の好適な実施
例を説明する。

外径３ｍｍ、長さ２００■の鋼管よりなるヒートバイブ
１の端部を、長さｆＬ７ｔｓｍ、幅Ｗが５〜６ＩＩｍ程
度となるように図示しないかしめ治具で偏平状態につぶ
し、同時にその表面にピッチが１ｍ１９幅か０．５ｍｇ
＋、深さが０．２１の縞目状の凹凸１２を形成し、当該
端部をＴｉｇ溶接して封止部１０としている。

かしめ治具の面には、凹凸１２に対応する縞目状の押紋
を形成しておけばよいので、凹凸１２の加工は非常に簡
単である。

このように偏平に広がった封止部１０の表面に凹凸１２
を形成したことにより、加工硬化とも相まワて封止部１
０は外力に対してはるかに強くなり信頼性が向上する。

前述のように縞目状の凹凸１２を形成した場合は、凹凸
１２の縞目に沿う方向の外力に対して特に強化される。

凹凸１２を格子状に形成すれば、その格子形状に沿う方
向の外力に対して特に強化される。

この実施例の封止部構造を有する細径ヒートバイブと、
第３図のように凹凸を施さない従来の封止部構造をもつ
細径ヒートパイプとを比較したが、前者は後者に対して
破損率が５％以下に低下した。

前述のように、凹凸１２を縞目状又は格子状に形成する
場合には、凹凸相互の間隔（ビ・ソチ）Ｌよ小さいほど
封止部１０が強化され、パイプ１の外径か３■前後であ
る場合そのピッチは３Ｉ■以下であるのか特に効果的で
ある。

「発明の効果Ｊ 本発明に係る細径ヒートバイブの封止部構造は、従来の
封止部構造と比較して外力に対してはるかに強く、加工
硬化も加わって信頼性が大幅に向上する。

また、かしめ治具の面に押紋を形成するだけで凹凸を形
成することかでき、凹凸の形成についてコスト面への影
響は全くない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る封止部構造の一例を示す部分斜視
図、第２図は一般的にヒートバイブを封止する場合の途
中の状態を示す部分斜視図、第３図は従来の細径ヒート
パイプの封止部構造を示す部分斜視図である。 主要図中符号の説明 １はヒートバイブ、１０は封止部、１２は凹凸である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、パイプの端部が偏平につぶした状態で封止され
   、その表面には凹凸が形成されていることを特徴とする
   細径ヒートパイプの封止部構造。
2. （２）、前記凹凸が格子状又は縞目状であり、当該凹凸
   のピッチが３ｍｍ以下である請求項１に記載の細径ヒー
   トパイプの封止部構造。