JP2010203693A - 管状部材の圧接封止装置 - Google Patents

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Noriyoshi Yabuuchi
賀義 薮内
Shinji Murata
信二 村田
Tsugiji Kitazume
嗣治 北詰
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Abstract

【課題】冷媒配管などの管状部材をその径や材質を問わず、経験や特別な技能を要することなく容易に圧接による封止を行うことができる管状部材の圧接封止装置を得る。
【解決手段】固定刃12の溝形成部12dに油圧シリンダ16にて駆動される可動刃13の突条部13cを対向させ、間に冷蔵庫等の冷媒配管5を挟んで突条部13cにて冷媒配管5を溝形成部12dの溝12c内に押し込んで圧接する。このとき、可動刃13の切欠き部13hが固定刃12に設けられた板状部材12h(図1(b))に当接して停止するので、冷媒配管5が過度に押圧され損壊して内部のガスが漏れるおそれがなく、経験や特別な技能を要することなく容易に圧接による封止を行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば使用済みの冷蔵庫の冷媒回路内に残留する冷媒の回収を行うためにその冷媒配管を封止する際などに用いられる管状部材の圧接封止装置に関するものである。
使用済み冷蔵庫の冷媒回路に用いられる冷媒には、主にHCFC134aなどのフロン類が使用されている。これらフロン類は、オゾン層破壊など地球環境悪化などを招く原因物質であることから、大気に放出することなく回収することが家電リサイクル法によって義務づけられている。
これらフロンの回収方法として、例えば、冷媒が保持された圧縮機に接続されている冷媒配管の、それぞれの冷媒配管の圧縮機に近接する左右2箇所を封止した後、冷媒配管を切断し、圧縮機を冷蔵庫筐体から分離する。その後、分離した圧縮機内に残留している冷媒を冷媒回収装置に接続し、回収を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭2007−132586号公報(段落番号0023、0026及び図1)
冷媒回収において、圧縮機近傍の冷媒配管を封止の後、切断し、冷蔵庫筐体から圧縮機を分離させるが、封止する手段によっては完全に封止ができず、結果として、配管切断時に冷媒が漏れることがありうる。これを防止するため、確実な封止方法として、油圧や空圧を利用した管状部材の圧接封止装置としての加締め機による圧接加締め封止方法がとられているが、加締め時に配管が損傷する可能性、特に銅系薄肉配管は圧力が高い状態にて圧接すると破れる可能性がある。
これを防ぐため、冷媒配管の材質(銅や鉄製など)や寸法などに応じて、圧接する際の圧力を変えて加締めを行っている。このため、加締め作業が難しく、加締め作業の能率が低下するという問題点があった。さらに、冷媒回収の作業能率が上がらないため、加締めを行う加締め機を複数台用意し、数人で作業を行うなど、作業コストが高くなるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、冷媒配管などの管状部材をその径や材質を問わず、経験や特別な技能を要することなく容易に圧接による封止を行うことができる管状部材の圧接封止装置を得ることを目的とする。
この発明に係る管状部材の圧接封止装置においては、
第1及び第2のブロックと駆動装置と間隙確保手段とを有し、管状部材をその径方向に押圧して圧接し封止する管状部材の圧接封止装置であって、
第1のブロックは、溝を形成する溝形成部を有するものであり、
第2のブロックは、溝内に入り込みうる形状にされた突条部を有するものであり、
第1及び第2の第1のブロックは、溝形成部と突条部とが対向するようにして配置されたものであり、
駆動装置は、第1のブロックの溝形成部と第2のブロックの突条部との間に管状部材を挟んだ状態で第1及び第2のブロックの少なくとも一方を駆動して溝形成部と突条部とにより管状部材をその径方向に押圧し圧接して管状部材を封止するものであり、
間隙確保手段は、第1のブロック及び第2のブロックの少なくとも一方が駆動装置により駆動され互いに接近して溝形成部と突条部とにより管状部材をその径方向に押圧し圧接するとき溝形成部と突条部とが所定寸法を超えて接近しないように間隙を確保するものである。
この発明は、第1及び第2のブロックと駆動装置と間隙確保手段とを有し、管状部材をその径方向に押圧して圧接し封止する管状部材の圧接封止装置であって、
第1のブロックは、溝を形成する溝形成部を有するものであり、
第2のブロックは、溝内に入り込みうる形状にされた突条部を有するものであり、
第1及び第2の第1のブロックは、溝形成部と突条部とが対向するようにして配置されたものであり、
駆動装置は、第1のブロックの溝形成部と第2のブロックの突条部との間に管状部材を挟んだ状態で第1及び第2のブロックの少なくとも一方を駆動して溝形成部と突条部とにより管状部材をその径方向に押圧し圧接して管状部材を封止するものであり、
間隙確保手段は、第1のブロック及び第2のブロックの少なくとも一方が駆動装置により駆動され互いに接近して溝形成部と突条部とにより管状部材をその径方向に押圧し圧接するとき溝形成部と突条部とが所定寸法を超えて接近しないように間隙を確保するものであるので、
経験や特別な技能を要することなく容易に圧接による封止を行うことができる管状部材の圧接封止装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。 図1の嵌合部の拡大図である。 冷媒配管の圧接過程を示す模式図である。 冷蔵庫に適用する場合の圧接箇所を示す説明図である。 実施の形態2である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。 実施の形態3である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。 実施の形態4である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。 図7のスペーサの詳細構成を示すスペーサ構成図である。 実施の形態5である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。 実施の形態6である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。
実施の形態1.
図1〜4は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。図2は嵌合部の拡大図、図3は冷媒配管の圧接過程を示す模式図、図4は冷蔵庫に適用する場合の圧接箇所を示す説明図である。図1において、管状部材の圧接封止装置の要部は、次のように構成されている。加締め機ヘッド11は、コンロッド貫通部11a及びばね受け部11fを有する。加締め機ヘッド11に第1のブロック及び第2のブロックとしての固定刃12及び可動刃13が取り付けられている。
固定刃12は、溝形成部側嵌合部としての嵌合部12aを有する。可動刃13は、突条部側嵌合部としての嵌合部13aを有し、嵌合部13aと嵌合部12aとが対向配置されている。嵌合部12a,13aの構成については、後で詳細に説明する。また、固定刃12の嵌合部12aの端部12bの図1(b)における下部に可動刃13の方向に突出して端部12bと一体に間隙確保部材としての板状の板状部材12hが設けられている。可動刃13の下部の板状部材12hと対向する位置に切欠き部13hが設けられている。可動刃13は、図1の左右方向に移動可能に加締め機ヘッド11に装着されるとともに、後述のコンロッド14と連結されている。
コンロッド14は、加締め機ヘッド11のコンロッド貫通部11aに図1における左右方向に移動可能に装着され、駆動装置としての油圧シリンダ16のロッド15にて図1における左右方向に押圧駆動される。なお、加締め機ヘッド11と段付き部11fとロッド15との間にコイル状のばね18が挿入されている。そして、嵌合部13aがコンロッド14により嵌合部12aの方へ駆動されたとき切欠き部13hが板状部材12hと当接して固定刃12の嵌合部12aと可動刃13の嵌合部13aとの間に所定の寸法dの間隙(図2参照)が確保され、可動刃13はこの寸法dを超えて固定刃12に接近することはない。
嵌合部12aは、図2に示すように端部12b及び溝形成部12dを有する。溝形成部12dは、端部12bから図2(a)における紙面と垂直な方向に延伸され当該延伸方向と直交する方向の断面が台形状に凹設された溝12cを所定の間隔を設けて平行に2本形成している。また、溝形成部12dは底部12e及び開口部12fを有する。そして、溝形成部12dの各部の寸法は、底部12eの幅a1、開口部12fの幅b1、深さc1である。
嵌合部13aは、図2に示すように端部13bから突設されるとともに図2(a)における紙面と垂直な方向に延伸された突条部13cが設けられている。突条部13cは、所定の間隔を設けて平行に2条設けられている。突条部13cは、先端部13d及び基部13eを有し、延伸方向と直交する方向の断面が台形状に形成されている。突条部13cの寸法は、先端部13dの幅a2、基部13eの幅b2、高さc1である。
各部の寸法a1,a2,b1,b2,c1は、嵌合部12a,13aを対向させ、図2に示すように嵌合部12aの溝12c内に嵌合部13aの突条部13cが入り込みかつ端部12bと端部13bとが寸法dの間隙を設けた状態で対向したときに、嵌合部12aと嵌合部13aとの間隙の寸法も寸法dとなる寸法関係に、すなわち端部12bと端部13bとの間、溝形成部12aと突条部13cとの間、溝形成部12dの台形状の傾斜部と突条部13cの傾斜部同士の間について、その全域に亘って間隙の寸法が寸法dとなるような寸法関係にされている。このとき、要すれば溝形成部12dや突条部13cの加工誤差例えば機械加工する場合の加工誤差や固定刃12及び可動刃13の取り付け誤差なども考慮される。
図1及び図2において、固定刃12及び可動刃13は、その嵌合部12aに形成された溝12cと嵌合部13aの突条部13cとが対向するようにして配置され、可動刃13が固定刃12の方向に駆動されたとき、溝12c内に突条部13cが入り込み、両嵌合部12a,13aが嵌合(噛合)するようにされている。なお、溝形成部12dや突条部13cにおいては、角部は適宜アール加工されている。
次に動作について説明する。
上記のように構成された管状部材の圧接封止装置を用いて、図4に示す冷蔵庫の冷媒を回収する場合について説明する。なお、図4において、冷蔵庫1は、冷蔵庫筐体2、圧縮機3、放熱器4、及び放熱器4と圧縮機3とを接続する冷媒配管5,6を有し、図示しない冷媒は冷媒の回収作業時には大部分が圧縮機3に貯留されている。作業は、まず加締め機ヘッド11を例えば圧縮機3の左方のA1点で冷媒配管5を固定刃12と可動刃13との間に挟んだ状態にセットする(図3(a))。溝形成部12dと突条部13cとにより冷媒配管5が折り曲げられる2箇所のA1点において押し潰される圧接され封止される。そして、最終的には圧接封止されたA1点の間にあるB1点で切断される(詳細後述)。
この状態で、加締め機本体に具備しているスイッチ(図示せず)を操作することにより、油圧ポンプ(図示せず)からあらかじめ設定された圧力の油を油圧ケーブルを介して送出し、油圧シリンダ16を動作させ、ロッド15、コンロッド14を介して可動刃13を駆動して、溝形成部12dと突条部13cとにより冷媒配管5を押し潰していく(図3(b))。このとき、ばね18が圧縮される。さらに、可動刃13を左方に駆動することにより、冷媒配管5が折り曲げられ、2箇所のA1点において押し潰される圧接封止される。そして、最終的に図3(c)に示すように、可動刃13の切欠き部13hが固定刃12の板状部材12hに当接して停止する。
このとき、嵌合部12aと嵌合部13aとの間隙の寸法が上述の寸法dになる。この場合、油圧ポンプで設定された圧力すなわち油圧シリンダ16の押圧力と冷媒配管5の強度(材質、外径、肉厚など)の関係から、冷媒配管5の潰れ量が決まるが、もし、油圧シリンダ16の押圧力が冷媒配管5の強度よりも大きい場合は、冷媒配管5が大きく潰されるが、切欠き部13hが板状部材12hに当接することにより端部12bと端部13bとの間隙の寸法が所定の寸法d確保され、この所定の寸法dで最大潰れ量が決定されることになる。なお、可動刃13は、切欠き部13hが板状部材12hと当接するまで駆動する必要は必ずしもなく、冷媒配管の寸法や肉厚などに応じて油圧の圧力を所定値に設定し、この油圧に見合う寸法まで冷媒配管5が押し潰されて可動刃13の駆動が停止するようにしてもよい。
冷媒配管5の封止が完了すれば、油圧シリンダ16により可動刃13を逆方向に駆動して、可動刃13を固定刃12から一定距離離隔させる。このときに、ばね18の復元力により、可動刃13の移動が容易になる。なお、上記間隙の寸法dは、対象とする配管材料の材質や外形、肉厚などに応じて配管が破断することなく適切に圧接される寸法に選ばれる。
次いで、図4におけるA2点において同様に冷媒配管6を押し潰す。その後、切断機にてB1,B2点で切断し、冷蔵庫筐体2から圧縮機3を外し、圧縮機3中の冷媒を回収する。
このように、押圧の最終段階で予め決められた間隙の寸法が寸法dよりも小さくならないようにすることにより、冷媒配管を過度に押し潰して損壊するおそれがなくなり、経験や特別な技能を要することなく容易に圧接による封止を行うことができ、封止の品質や作業性の向上を図ることができる。また、溝12c及び突条部13cをそれぞれ2条設け、溝形成部12dと突条部13cとが嵌合して冷媒配管を圧接するようにしたので、2箇所の圧接を同時に行うことができ、かつ2箇所の圧接箇所の間で切断できるので、特に上記のような冷蔵庫やエアコンなどの冷媒回収のために用いるのに最適なものとなる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。図5において、嵌合部63aは、図5に示すように端部63bから突設されるとともに図5における紙面と垂直な方向に延伸された突条部63cが形成されている。突条部63cは、所定の間隔を設けて平行に2条設けられている。突条部63cは、先端部63d及び基部63eを有し、延伸方向と直交する方向の断面が台形状を有する。突条部63cの寸法は、先端部63dの幅a1、基部63eの幅b1、高さc1であり、溝形成部12dとほぼぴったり嵌合する寸法にされている。
この場合、嵌合部12aと嵌合部63aとを対向させ、図5に示すように嵌合部12aの溝12c内に嵌合部63aの突条部63cが入り込みかつ端部12bと端部63bとの間隙の寸法が寸法dとなる状態にしたときに、溝形成部12aの底部12eと突条部63cの先端部63dとの間隙の寸法も寸法dとなる。但し、この実施の形態においては、溝形成部12dの台形状の傾斜部と突条部63cの傾斜部との間隙の寸法d2(図5)は、上記寸法dより小さい値となる。その他の構成については、図1〜4に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
以上のように、固定刃12及び可動刃63において、溝12c内にぴったり収まる寸法にされた突条部63cを設けることにより、図示しない板状部材12hと切欠き部13hとの設置と相俟って、同様に冷媒配管を過度に押し潰して損壊するおそれがなく、経験や特別な技能を要することなく容易に圧接による封止を行うことができ、封止の作業性の向上を図ることができる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。図6において、固定刃112は嵌合部112aを有する。嵌合部112aは、溝形成部112dを有する。溝形成部112dは、底部112e及び開口部112fを有する。そして、図6における紙面と垂直な方向に延伸され当該延伸方向と直交する方向の断面が曲線形状例えば正弦波の半波状の形状を有する溝112cを所定の間隔を設けて平行に2本形成している。溝形成部112dの寸法は、開口部112fの幅b1、深さc1である。
可動刃113は、嵌合部113aを有する。嵌合部113aは、端部113bから突設されるとともに図6における紙面と垂直な方向に延伸された突条部113cが形成されている。突条部113cは、所定の間隔を設けて平行に2条設けられている。突条部113cは、先端部113d及び基部113eを有し、延伸方向と直交する方向の断面が曲線形状例えば正弦波の半波状に形成されている。突条部113cの寸法は、基部113eの幅b2、高さc1である。
各部の寸法b1,b2,c1などは、嵌合部112a,113aを対向させ、図6に示すように嵌合部112aの溝112c内に嵌合部113aの突条部113cを入り込ませかつ端部112b,113b間に寸法dの間隙を設けた状態にしたときに、溝形成部112dの底部112eと突条部113cの先端部113dとの間隙を含めて溝形成部112dと突条部113cとの間隙がその全域に亘って寸法dとなるようにされている。その他の構成については、図1〜4に示した実施の形態1と同様のものである。
固定刃112及び可動刃113において、溝112c及び突条部113cの形状を角のない正弦波の半波状にすることにより、冷媒配管5,6を加締める際に、特定の加締め部分に応力が集中することを防止でき、冷媒配管を過度に押し潰して損壊するおそれがなく、経験や特別な技能を要することなく容易に圧接による封止を行うことができ、封止の作業性の向上を図ることができる。
実施の形態4.
図7、図8は、実施の形態4を示すものであり、図7は管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図、図8はスペーサの詳細構成を示すスペーサ構成図である。図7において、嵌合部12aの端部12bの下方に間隙確保部材としてのスペーサ220(詳細後述)が、端部12bと着脱自在に固定されている。可動刃213は、嵌合部213aを有する。嵌合部213aは、端部213b及び端部213bから突設された突条部13cを有する。なお、この端部213bには図1の端部13bに比して切欠き部13hが設けられていない点が異なる。なお、加締め機ヘッド211は、コンロッド貫通部211a及びばね受け部211fを有し、形状が若干異なるが図1の加締め機ヘッド11と同様の機能を有するものである。
ここで、スペーサ220は、図8に示すようにヨーク部221と2個の永久磁石222とを有する。ヨーク部221は、鋼板で製作されており、図8における上下方向の板厚が厚さdであり、両端に切欠き部221aが設けられている。永久磁石222は、図8における左方の永久磁石222は上側がN極、右方の永久磁石222は上側がS極となるようにして、ヨーク221の切欠き部221aに接着剤で固着されている。このようなスペーサ220が図8における上側(磁石側)が固定刃12の端部12b側になるようにして、その磁力により端部12bに固着されている。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図7(a)に示すように固定刃12の嵌合部12aと可動刃213の嵌合部213aとの間に冷媒配管5を入れて、油圧シリンダ16を動作させ、ロッド15、コンロッド14を介して可動刃213を左方へ駆動して、冷媒配管5を押し潰していき、最終的に図7(b)に示すように、可動刃213の端部213bが固定刃12の端部12bに固着されたスペーサ220を介して当接して停止する。これにより、可動刃213の端部213bと固定刃12の端部12bとの対向する間隙の最低寸法として寸法dが確保される。なお、冷媒配管5を押し潰し、封止が終了した後、可動刃13は油圧シリンダ16及びばね16により右方へを駆動されスペーサ220から離れるが、ヨーク部221から端部13bへ漏れる磁束は殆どないので、スペーサ220が端部13bに吸着されて固定刃12の端部12bから離れることはない。
このように、スペーサ220を固定刃12に着脱自在に設けることにより、圧接すべき冷媒配管5の材質、外径、肉厚などに応じて最適な厚さdを有するスペーサを選んで容易に着脱することができ、作業性を向上させることができる。もちろん、スペーサ220は可動刃20側に設けてもよいし、永久磁石の磁力を用いず、例えばねじなどで端部に固定するようにしてもよい。
実施の形態5.
図9は、実施の形態5である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。図9において、加締め機ヘッド311は、コンロッド貫通部311a及びばね受け部311fを有する。移動部材としてのコンロッド314は、円柱状の本体部314aと、この本体部314aの端部に形成され本体部314aの径よりも小さい径の円柱状の先端部314bとを有する。加締め機ヘッド311のコンロッド貫通部311aにコンロッド314の先端部314bが図9の左右方向に移動できるようにして貫装されている。
そして、間隙確保手段としての円環状スペーサ320が、コンロッド貫通部311aとコンロッド314の本体部314aとの間にあるようにしてコンロッド314の先端部314bに装着されている。なお、円環状スペーサ320の図9における左右方向の厚みは寸法dである。また、コイルばね18がばね受け部311fとコンロッド314との間に挿入されている。その他の構成については、図7に示した実施の形態3と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
以上のような管状部材の圧接封止装置は、図9(a)に示すように固定刃12の嵌合部12aと可動刃213の嵌合部213aとの間に冷媒配管5を入れて、油圧シリンダ16を動作させ、ロッド15、コンロッド314を介して可動刃213を左方へ駆動して、冷媒配管5を押し潰していき、最終的に図9(b)に示すように、コンロッド314の本体部314aが円環状スペーサ320を介して加締め機ヘッド311のコンロッド貫通部311aに当接して停止する。これにより、可動刃213の端部213bと固定刃12の端部12bとの対向間隙の最小寸法として寸法dが確保される。なお、円環状スペーサ320の厚さを変更することにより、端部12bと端部213bとの最小間隙を任意の寸法に設定することができる。また、図7の実施の形態4のように溝形成部12dと突条部13cとの間にスペーサ220が設けられていないので、邪魔になるものがなく冷媒配管5の挿入が容易である。
実施の形態6.
図10は、実施の形態6である管状部材の圧接封止装置の要部の構成を示す要部構成図である。図10において、加締め機ヘッド411は、間隙確保手段としてのコンロッド貫通部411a及びばね受け部411fを有する。このコンロッド貫通部411aの厚さが図9のコンロッド貫通部311aの厚さよりも寸法dだけ厚くされており、いわば円環状スペーサ320を兼ねるようにしたものである。その他の構成については、図9に示した実施の形態5と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
以上のような管状部材の圧接封止装置は、図9(a)に示すように固定刃12の嵌合部12aと可動刃213の嵌合部213aとの間に冷媒配管5を入れて、油圧シリンダ16を動作させ、ロッド15、コンロッド314を介して可動刃213を左方へ駆動して、冷媒配管5を押し潰していき、最終的に図9(b)に示すように、コンロッド314の本体部314aが加締め機ヘッド411のコンロッド貫通部411aに当接して停止する。これにより、可動刃213の端部213bと固定刃12の端部12bとの対向間隙の最小寸法として寸法dが確保される。なお、コンロッド314の本体部314aとコンロッド貫通部411aとがこの発明における間隙確保手段である。
なお、上記各実施の形態において、溝形成部が第2のブロックとしての可動刃に、突条部が第1のブロックとしての固定刃に設けられたものであってもよい。第1及び第2のブロックの例として固定刃12及び油圧シリンダ16により駆動される可動刃13を示したが、第1及び第2のブロックを一対の可動刃とし、この可動刃の双方を駆動してもよい。固定刃12側に板状部材12hを設けるものを示したが、可動刃13側に設けてもよい。可動刃13,113,213を駆動する動力源として油圧シリンダに限らず、空気圧シリンダや電動シリンダなどを用いることもできる。さらに、圧接封止する管状部材は上記冷蔵庫の冷媒配管に限られるものではなく、エアコンその他の機器などにおける管状部材の封止に広く用いることができる。
11,311、411 加締め機ヘッド、311a、411a コンロッド貫通部、
12,112 固定刃、12c,112c 溝、12d,112d 溝形成部、
12h 板状部材、13,63,113,213 可動刃、
13c,63c,113c 突条部、16 油圧シリンダ、220 スペーサ、
314 コンロッド、320 円環状スペーサ。

Claims (6)

  1. 第1及び第2のブロックと駆動装置と間隙確保手段とを有し、管状部材をその径方向に押圧して圧接し封止する管状部材の圧接封止装置であって、
    上記第1のブロックは、溝を形成する溝形成部を有するものであり、
    上記第2のブロックは、上記溝内に入り込みうる形状にされた突条部を有するものであり、
    上記第1及び第2の第1のブロックは、上記溝形成部と上記突条部とが対向するようにして配置されたものであり、
    上記駆動装置は、上記第1のブロックの上記溝形成部と上記第2のブロックの上記突条部との間に上記管状部材を挟んだ状態で上記第1及び第2のブロックの少なくとも一方を駆動して上記溝形成部と上記突条部とにより上記管状部材をその径方向に押圧し圧接して上記管状部材を封止するものであり、
    上記間隙確保手段は、上記第1のブロック及び第2のブロックの少なくとも一方が上記駆動装置により駆動され互いに接近して上記溝形成部と上記突条部とにより上記管状部材をその径方向に押圧し圧接するとき上記溝形成部と上記突条部とが所定寸法を超えて接近しないように間隙を確保するものである
    管状部材の圧接封止装置。
  2. 上記間隙確保手段は、間隙確保部材であって上記第1のブロック及び第2のブロックの少なくとも一方が上記駆動装置により駆動され互いに接近したときに上記間隙確保部材を介して互いに当接することにより上記間隙を確保するものであることを特徴とする請求項1に記載の管状部材の圧接封止装置。
  3. 上記間隙確保部材は、上記第1のブロック又は上記第2のブロックに着脱可能に設けられたものであることを特徴とする請求項2に記載の管状部材の圧接封止装置。
  4. 上記駆動装置は、駆動源により駆動される移動部材を有し、上記移動部材を介して上記第1のブロック又は上記第2のブロックを駆動するものであり、
    上記間隙確保手段は、上記移動部材を所定位置に停止させることにより上記間隙を確保するものであることを特徴とする請求項1に記載の管状部材の圧接封止装置。
  5. 上記溝形成部は、上記溝を2条形成するものであり、上記突条部は上記2条の溝内に入り込みうるように2条設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の管状部材の圧接封止装置。
  6. 上記溝形成部が形成する上記溝及び上記突条部は、その延伸方向と直交する方向の断面が曲線形状のものであることを特徴とする請求項2に記載の管状部材の圧接封止装置。
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