JPH0144226Y2 - - Google Patents

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JPH0144226Y2
JPH0144226Y2 JP3340881U JP3340881U JPH0144226Y2 JP H0144226 Y2 JPH0144226 Y2 JP H0144226Y2 JP 3340881 U JP3340881 U JP 3340881U JP 3340881 U JP3340881 U JP 3340881U JP H0144226 Y2 JPH0144226 Y2 JP H0144226Y2
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JP
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pipe
outer cylinder
gas
nozzle
jig
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶接用のバツクシールド治具に関し、
チタンパイプの突き合せ溶接等に用いて好適なも
のである。
チタンおよびチタン合金は高温において大気そ
の他のガスとの親和力が強く、これらのガスを吸
収すると硬さが増し、じん性が低下するので溶接
中には大気中の酸素、窒素、水素などの浸入をし
や断することのできる溶接方法を用いる必要があ
る。
例えば、チタンパイプの突き合せ溶接を行なう
場合には、通常内面からの溶接が困難なため、外
面から裏波溶接を行なうが、この場合には内面溶
接ビード(裏波ビード)の酸化を防止するため、
第1図に示すように、パイプ1の一方からシール
ドガス2として不活性ガスであるアルゴンやヘリ
ウム等を供給し、他方のパイプ1から逃がす方法
がとられていた。尚、図中、3は溶接トーチ、4
は開先である。
ところが、このようなシールド方法ではパイプ
1内の中心部分の空気は容易にシールドガス2と
置換されるが、パイプ1の壁面付近の空気がその
まま残留してシールド効果が十分でなくシールド
不良を招くことがあつた。
本考案はかかる従来の欠点を解消し、パイプ内
面に供給する不活性ガスで完全にシールドするこ
とのできるバツクシールド治具の提供を目的とす
る。かかる目的を達成する本考案の構成は、パイ
プの突き合せ溶接に際して形成される裏波ビード
の酸化を防止するバツクシールド治具において、
ガス噴出パイプの先端部外周に不活性ガスを噴出
させる噴出口を穿設する一方、この噴出口の周囲
に前記パイプに挿入し得る外筒を設けるとともに
この外筒の外周に直径2mm以下で相互の間隔が6
mm以下の孔を多数穿設し、前記噴出口と前記外筒
との間に不燃性の繊維状ウールを充填したことを
特徴とする。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
バツクシールド治具10はパイプ1の突き合せ
溶接用開先4の裏面に位置するよう設置されるも
ので、シールドガス供給装置(図示せず)と接続
されるガス噴出パイプ11の先端部外周に多数の
ガス噴出口12が設けられ、このガス噴出パイプ
11の外周に多数の穴が穿設された銅板で形成さ
れた外筒13が側板13aを介して溶接してあ
る。そして、ガス噴出パイプ11と外筒13との
間には不燃性の繊維状ウールとしてステンレス線
を繊維状にほぐしたステンレスウール14が充填
してある。このバツクシールド治具10は開先を
中心としてその長さlが前後に50〜100mm程度
(全長は100〜200mm程度)としてあり、シールド
効果の上からこの位の長さが適当であり、外径は
裏波ビードによる熱損傷を受けないようにパイプ
1の径より10〜20mm程度小径としパイプ1との間
に間隙δが5〜10mm程度設けられる。また、外筒
13には、銅板が用いられ、その板厚が0.5〜2.0
mmであり、多数穿設される穴の径は2.0mm以下、
穴と穴との間隔はそれぞれ6mm以下とすることが
シールド効果の面から有効であることが実験的に
得られている。この穴径が大きすぎる場合には空
気のまき込みが起こり十分なシールド効果が得ら
れない。
このようなバツクシールド治具10はパイプ1
の開先4の裏面に位置するよう設置され、図示し
ないシールドガス供給装置からガス噴出パイプ1
1にアルゴンやヘリウム等の不活性ガスを供給
し、噴出口12からシールドガスを噴射する。噴
射したシールドガスはステンレスウール14によ
つて直接外筒13の穴に至ることなく横方向に拡
がり、ステンレスウール14の隙間を通るうちに
バツクシールド治具10内の空気と序々に置換さ
れ、ついにはバツクシールド治具10内に完全に
シールドガスで充填される。こうして、バツクシ
ールド治具10内を完全に充満したシールドガス
が外筒13の多数の穴から少量づつ出て行き裏波
ビードが形成される開先4部分を層流状態で完全
にシールする。
以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によればパイプの開先裏面の必要部分のみ
を限られた範囲で集中的にシールドでき裏波ビー
ドの酸化を防止し高品質の溶接が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシールドガスの供給状態の説明
図、第2図および第3図a,bは本考案のバツク
シールド治具の一実施例にかかり、第2図はパイ
プ内に設置した状態での縦断面図、第3図aは要
部の拡大縦断面図、bは断面図である。 図面中、1はパイプ、4は開先、10はバツク
シールド治具、11はガス噴出パイプ、12は噴
出口、13は外筒、14はステンレスウールであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプの突き合せ溶接に際して形成される裏波
    ビードの酸化を防止するバツクシールド治具にお
    いて、ガス噴出パイプの先端部外周に不活性ガス
    を噴出させる噴出口を穿設する一方、この噴出口
    の周囲に前記パイプに挿入し得る外筒を設けると
    ともにこの外筒の外周に直径2mm以下で相互の間
    隔が6mm以下の孔を多数穿設し、前記噴出口と前
    記外筒との間に不燃性の繊維状ウールを充填した
    ことを特徴とするバツクシールド治具。
JP3340881U 1981-03-12 1981-03-12 Expired JPH0144226Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS57146970U JPS57146970U (ja) 1982-09-16
JPH0144226Y2 true JPH0144226Y2 (ja) 1989-12-21

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