JPH0435011Y2 - - Google Patents

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JPH0435011Y2
JPH0435011Y2 JP10033386U JP10033386U JPH0435011Y2 JP H0435011 Y2 JPH0435011 Y2 JP H0435011Y2 JP 10033386 U JP10033386 U JP 10033386U JP 10033386 U JP10033386 U JP 10033386U JP H0435011 Y2 JPH0435011 Y2 JP H0435011Y2
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JP
Japan
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gas
seal guide
stainless steel
injection hole
insertion hole
Prior art date
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JP10033386U
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JPS636178U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はガスシールド装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 溶接(例えばTIG溶接)によるビード部の酸化
は光沢のある美しいステンレスの外観を損うばか
りでなく、入熱後の自然冷却によりビード部結晶
粒界での耐食性劣化が起こる。この劣化による腐
食孔の発生は、電力ケーブルの外装保護用のステ
ンレス管にとつては致命的なものである。
第1図から第3図にはガスシールド装置の従来
例が示されている。同図に示されているようにガ
スシールド装置はその上部にガス注入穴1および
トーチ挿入孔2、その側壁に溶接部監視窓3を有
するシールガイド4を備えている。そしてこのシ
ールガイド4をステンレス管の管軸方向の突き合
せ部の上方に位置させて突き合せ部をトーチ挿入
孔2に挿入したトーチ2aで溶接する際には、溶
接部監視窓3(耐熱ガラスが使用してある)から
溶接部を監視し、溶接部先端のアーク光を確認し
た後、ガス注入穴1から注入した不活性ガスを溶
接部に吹付け、溶接部を不活性ガスでシールして
その酸化を防止するようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来技術でステンレスシールであるステン
レス管が一定の曲率を持ち、かつ1.2m/minを
越えるライン速度ではシールガイド内部が乱流状
態となることがあり、シールガイド底部から空気
を巻込みシールドが不安定になり易かつた。ま
た、サイズの違うステンレス管の製造時において
はステンレス管の曲率に合せてシールガイド自体
も交換する必要があつた。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、
シールガイド底部からの空気の巻込みを防止し、
溶接部の酸化防止を可能としたガスシールド装置
を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の要旨は、ガス注入孔および複数のガス
吐出孔を有するガス管を該複数のガス吐出孔がス
テンレス管に対向するようにシールガイドの底部
に設けると共に、シールガイド内にトーチ挿入孔
の端部側に斜行した穴を有する中板を設け、かつ
シールガイドのトーチ挿入孔と反対側に位置して
なりステンレス管の管軸方向に所定の曲率を有す
る流体遮蔽板を設けて、前記複数のガス吐出孔か
らステンレス管へ向けて不活性ガスを吹付けると
共に、前記ガス注入穴から中板を介して前記溶接
部に不活性ガスを吹付け、前記流体遮蔽板で前記
シールガイド内部に吹付けた不活性ガスを保持す
るようにしたことにある。
[作用] シールガイドに設けたガス管により、ガス注入
孔から不活性ガスを注入し、ガス吐出孔からステ
ンレス管に向けてその不活性ガスを吹付けるよう
にしたので、シールガイド底部からの空気の巻込
みが防止される。また、シールガイドの内部に設
けた中板により、ガス注入穴から注入された不活
性ガスを溶接部の方向へ吹付けるようにしたの
で、溶接直後の溶接部は集中的に冷却される。更
に、シールガイドのトーチ挿入孔と反対側に位置
してなりステンレス管の管軸方向に設けた流体遮
蔽板により、シールガイド内部に吹付けられ、シ
ールガイド底部からステンレス管と流体遮蔽板と
の間を管軸方向に流れていく不活性ガスが保持さ
れる。これによつて溶接部の酸化が防止される。
[実施例] 以下、図示した実施例に基づき本考案を説明す
る。第4図から第7図には本考案の一実施例が示
されている。特に第6図及び第7図では本考案の
シールド機能を分かり易くするために、ガスの流
れを矢印で表した。なお従来と同じ部品には同じ
符号を付したので説明を省略する。本実施例では
シールガイド4aの外側にガス注入孔5および複
数のガス吐出孔6を有するガス管7を設けると共
に、シールガイド4a内にトーチ挿入孔2の端部
側に斜行した穴を有する中板8を設け、かつシー
ルガイド4aのトーチ挿入孔2と反対側に位置
し、ステンレス管の管軸方向に所定の曲率を有す
る流体遮蔽板9を設けた。そしてガス管7のガス
吐出孔6からステンレス管10に向けて、また中
板8を介して溶接部に夫々不活性ガスを吹付け、
流体遮蔽板9でシールガイド4a内部に吹付けた
不活性ガスを流体遮蔽板9とステンレス管10と
の間に保持するようにした。
このようにすることにより、シールガイド4a
底部からの空気の巻込みが防止されると共に、シ
ールガイド内部に吹付けた不活性ガスが溶接後の
表面付近に長く保持されるようになり、溶接部の
酸化防止を特段に高めたガスシールド装置を得る
ことができる。
すなわちシールガイド4aの外側に巡らしたガ
ス管7には0.05mmのガス吐出孔6が一列にあいて
おり、ガス注入孔5から不活性ガスを注入するこ
とにより、曲率を持つたステンレス管10に対し
てシールガイド4a横からの空気の巻込みをガス
シヤワーによる遮蔽効果で防止することができ
る。穴のあいた中板8はガス注入穴1から注入さ
れた不活性ガスを溶接部に吹付け、溶接直後の溶
接部を集中的に冷却させることができる。そして
流体遮蔽板9はシールガイド4a底部から軸方向
に流れていく不活性ガスを保持することができ、
溶接部の酸化を防止することができる。このよう
に本実施例によればシールガイド4a横からの空
気の巻込みが防止され、シールガイド4a内部に
吹付けた不活性ガスが保持されるようになつて、
不活性ガス例えばアルゴンガスの使用量を従来の
15から5に低減することかできる。またシー
ルガイド4aをコンパクト化できると共に、トー
チ2a先端部にワンタツチで取付けることができ
る。
[考案の効果] 上述のように本考案はシールガイド底部からの
空気の巻込みが防止され、溶接部の酸化が防止さ
れるようになつて、シールガイド底部からの空気
の巻込みを防止し、溶接部の酸化防止を可能とし
たガスシールド装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスシールド装置の正面図、第
2図は同じく従来の側面図、第3図は同じく従来
の平面図、第4図は本考案のガスシールド装置の
一実施例の正面図、第5図は同じく一実施例のシ
ールガイド部の平面図、第6図は同じく一実施例
のライン上での使用状態を示す一部断面図、第7
図は第6図のA−A断面図である。 1……ガス注入穴、2……トーチ挿入孔、2a
……トーチ、3……溶接部監視窓、4a……シー
ルガイド、5……ガス注入孔、6……ガス吐出
孔、7……ガス管、8……中板、9……流体遮蔽
板、10……ステンレス管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トーチ挿入孔に向つて傾斜した面を持ちその面
    にガス注入穴を有する上壁を備えていると共に底
    部が開放された構成から成り、ステンレス管の管
    軸方向の突き合せ部の上方に位置させることによ
    り、前記ガス注入穴から注入した不活性ガスを前
    記突き合せ部に吹付けながら該突き合せ部を前記
    トーチ挿入孔に挿入したトーチで溶接するための
    シールガイドにおいて、ガス注入孔および複数の
    ガス吐出孔を有するガス管を該複数のガス吐出孔
    がステンレス管に対向するように前記シールガイ
    ドの底部に設けると共に、前記シールガイド内に
    前記トーチ挿入孔の端部側に斜行した穴を有する
    中板を設け、かつ前記シールガイドのトーチ挿入
    孔と反対側に位置してなりステンレス管の管軸方
    向に所定の曲率を有する流体遮蔽板を設けて、前
    記複数のガス吐出孔からステンレス管へ向けて不
    活性ガスを吹付けると共に、前記ガス注入穴から
    中板を介して前記溶接部に不活性ガスを吹付け、
    前記流体遮蔽板で前記シールガイド内部に吹付け
    た不活性ガスを保持するようにしたことを特徴と
    するガスシールド装置。
JP10033386U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0435011Y2 (ja)

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JP10033386U JPH0435011Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Publication Number Publication Date
JPS636178U JPS636178U (ja) 1988-01-16
JPH0435011Y2 true JPH0435011Y2 (ja) 1992-08-19

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