JPH0318070Y2 - - Google Patents
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- JPH0318070Y2 JPH0318070Y2 JP1985019672U JP1967285U JPH0318070Y2 JP H0318070 Y2 JPH0318070 Y2 JP H0318070Y2 JP 1985019672 U JP1985019672 U JP 1985019672U JP 1967285 U JP1967285 U JP 1967285U JP H0318070 Y2 JPH0318070 Y2 JP H0318070Y2
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- nozzle
- laser beam
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 24
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はレーザ光を用いた溶接装置に関する。
(従来の技術)
レーザ溶接に際しては、被溶接物を大気から遮
断し、溶接部の酸化、窒化等を防止する目的と、
被溶接物のレーザ照射点上方に発生するプラズマ
を除去することを目的として各種の方法でアルゴ
ン、ヘリウム等のシールドガスの送給が行われて
いる。その送給方式には、第3図に示すようにレ
ーザ光1′と共にシールドガス2′を供給する同軸
型ノズル3′が用いられている。
断し、溶接部の酸化、窒化等を防止する目的と、
被溶接物のレーザ照射点上方に発生するプラズマ
を除去することを目的として各種の方法でアルゴ
ン、ヘリウム等のシールドガスの送給が行われて
いる。その送給方式には、第3図に示すようにレ
ーザ光1′と共にシールドガス2′を供給する同軸
型ノズル3′が用いられている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、深溝を構成する被溶接物の内部をレー
ザ溶接する場合において、第4図に示すように溝
巾に対して溝深さが深くなると、上記同軸型ノズ
ル3′を深溝内部に入れることができない場合が
あり、その場合、溶接部Mから同軸型ノズル3′
までの距離Lは大きくならざるを得なかつた。こ
のため、同軸型ノズル3′から供給されるシール
ドガス2′は、その流速が不足し、被溶接物Wの
レーザ照射点上方に生ずるプラズマによるレーザ
光吸収が大きくなり、溶接ビードの溶込深さが減
少することとなつていた。第5図は、溶接ビード
の溶込深さと、溶接部Mから同軸型ノズル3′ま
での距離Lとの関係を示すもので、この関係は下
記溶接条件の下で測定された。
ザ溶接する場合において、第4図に示すように溝
巾に対して溝深さが深くなると、上記同軸型ノズ
ル3′を深溝内部に入れることができない場合が
あり、その場合、溶接部Mから同軸型ノズル3′
までの距離Lは大きくならざるを得なかつた。こ
のため、同軸型ノズル3′から供給されるシール
ドガス2′は、その流速が不足し、被溶接物Wの
レーザ照射点上方に生ずるプラズマによるレーザ
光吸収が大きくなり、溶接ビードの溶込深さが減
少することとなつていた。第5図は、溶接ビード
の溶込深さと、溶接部Mから同軸型ノズル3′ま
での距離Lとの関係を示すもので、この関係は下
記溶接条件の下で測定された。
レーザ出力:CO2レーザ光 3kw
集光レンズへの入射口径 約30mm
集光レンズ:5″レンズ
シールドガス:アルゴンガス
(100/min 2Kg/cm2)
溶接速度:1.5m/min
この結果、溶接部Mから同軸型ノズル3′まで
の距離LがL=40mmで、溶込深さはほとんど0と
なることが理解される。
の距離LがL=40mmで、溶込深さはほとんど0と
なることが理解される。
このように、同軸型ノズル3′によるシールド
ガス2′の供給では、深溝内部のレーザ溶接を確
実に行うことができなかつた。
ガス2′の供給では、深溝内部のレーザ溶接を確
実に行うことができなかつた。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、所定の溶込み深さを確保して、深溝内
部におけるレーザ溶接を確実に行うことにある。
の目的は、所定の溶込み深さを確保して、深溝内
部におけるレーザ溶接を確実に行うことにある。
(問題点を解決するための手段)
かかる目的を達成するために本考案にあつては
レーザ光線を出射する照射ノズルを取り付けた加
工ヘツド本体の一側面にプラズマ除去ノズルとシ
ールドガスノズルとを同一平面内に併設し、該プ
ラズマ除去ノズルの噴出方向をレーザ光線の中心
光線に対して傾斜させるとともにその噴出指向を
レーザ光線が集光する加工点から外れた方向と
し、一方前記シールドガスノズルの噴出方向をレ
ーザ光線の中心光線に対して直交させるとともに
その噴出位置はレーザ光線が集光する加工点の直
上であり、かつ、前記プラズマ除去ノズルの噴出
方向とレーザ光の中心光との交点よりも下に位置
していることを特徴とするものである。
レーザ光線を出射する照射ノズルを取り付けた加
工ヘツド本体の一側面にプラズマ除去ノズルとシ
ールドガスノズルとを同一平面内に併設し、該プ
ラズマ除去ノズルの噴出方向をレーザ光線の中心
光線に対して傾斜させるとともにその噴出指向を
レーザ光線が集光する加工点から外れた方向と
し、一方前記シールドガスノズルの噴出方向をレ
ーザ光線の中心光線に対して直交させるとともに
その噴出位置はレーザ光線が集光する加工点の直
上であり、かつ、前記プラズマ除去ノズルの噴出
方向とレーザ光の中心光との交点よりも下に位置
していることを特徴とするものである。
(作用)
本考案はこのように構成したので、プラズマ除
去ノズルとシールドガスノズルは加工ヘツド本体
の一側面の同一平面内に設けられ、かつ、シール
ドガスノズルの噴出位置が加工点に近接している
ことから、被溶接物の深溝内部にレーザ光線照射
ノズルが入らなくてもその溶接が可能である。ま
た、シールドガスノズルの噴出方向はレーザ光の
中心光線に対して直交し、かつ、加工点に近接し
てシールドガスが噴出されるので、被溶接物の溶
接部分をシールして溶接部の酸化および窒化の防
止、溶接部の直上にプラズマを形成しそのプラズ
マの熱により溶接部表面のならし、および溶融池
の安定化の機能を有し、一方プラズマ除去ノズル
は中心光線に対して傾斜し、かつ、その噴射指向
が加工点からずれていてシールドガスノズルより
も上方にシールドガスを噴出するので、溶接部と
レーザ光線照射ノズルとの間に発生するプラズマ
を除去するとともに溶融池を乱さないという機能
を有する。このような機能を有するシールドガス
ノズルとプラズマ除去ノズルとの有機的な関係に
より少ないシールドガスにより溶接不良のない溶
接が達成される。
去ノズルとシールドガスノズルは加工ヘツド本体
の一側面の同一平面内に設けられ、かつ、シール
ドガスノズルの噴出位置が加工点に近接している
ことから、被溶接物の深溝内部にレーザ光線照射
ノズルが入らなくてもその溶接が可能である。ま
た、シールドガスノズルの噴出方向はレーザ光の
中心光線に対して直交し、かつ、加工点に近接し
てシールドガスが噴出されるので、被溶接物の溶
接部分をシールして溶接部の酸化および窒化の防
止、溶接部の直上にプラズマを形成しそのプラズ
マの熱により溶接部表面のならし、および溶融池
の安定化の機能を有し、一方プラズマ除去ノズル
は中心光線に対して傾斜し、かつ、その噴射指向
が加工点からずれていてシールドガスノズルより
も上方にシールドガスを噴出するので、溶接部と
レーザ光線照射ノズルとの間に発生するプラズマ
を除去するとともに溶融池を乱さないという機能
を有する。このような機能を有するシールドガス
ノズルとプラズマ除去ノズルとの有機的な関係に
より少ないシールドガスにより溶接不良のない溶
接が達成される。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図、第2図において、1は本考案に係る溶
接装置の加工ヘツド本体で、該加工ヘツド本体1
は上下方向に延びる筒状形状をしている。この加
工ヘツド本体1の一端側(図中、上方側)にはレ
ーザ光線(図示略)が設けられており、加工ヘツ
ド本体1の他端側(図中、下方側)にはレーザ光
線照射ノズルとしての照射ノズル2が螺合されて
いる。照射ノズル2とレーザ光源との間における
加工ヘツド本体1内部には集光レンズ3が設けら
れており、この集光レンズ3によりレーザ光源か
らのレーザ光4は照射ノズル2外の被溶接物Wの
加工点P1で集光される。また、加工ヘツド本体
1には、ガス供給管5が、集光レンズ3と照射ノ
ズル2との間において接続されており、このガス
供給管5を介してガス、例えば乾燥空気、アルゴ
ン(Ar)、窒素(N2)等が加工ヘツド本体1内
部に供給される。このため、そのガスは照射ノズ
ル2から外部へ噴出されることになり、そのガス
により、溶接中、スパツタ、金属蒸気等の照射ノ
ズル2先端口からの侵入が防がれ、集光レンズ3
が保護される。
接装置の加工ヘツド本体で、該加工ヘツド本体1
は上下方向に延びる筒状形状をしている。この加
工ヘツド本体1の一端側(図中、上方側)にはレ
ーザ光線(図示略)が設けられており、加工ヘツ
ド本体1の他端側(図中、下方側)にはレーザ光
線照射ノズルとしての照射ノズル2が螺合されて
いる。照射ノズル2とレーザ光源との間における
加工ヘツド本体1内部には集光レンズ3が設けら
れており、この集光レンズ3によりレーザ光源か
らのレーザ光4は照射ノズル2外の被溶接物Wの
加工点P1で集光される。また、加工ヘツド本体
1には、ガス供給管5が、集光レンズ3と照射ノ
ズル2との間において接続されており、このガス
供給管5を介してガス、例えば乾燥空気、アルゴ
ン(Ar)、窒素(N2)等が加工ヘツド本体1内
部に供給される。このため、そのガスは照射ノズ
ル2から外部へ噴出されることになり、そのガス
により、溶接中、スパツタ、金属蒸気等の照射ノ
ズル2先端口からの侵入が防がれ、集光レンズ3
が保護される。
加工ヘツド本体1の側壁にはシールドガスユニ
ツト6がねじ締め等の手段で位置決め可能に装着
されており、このシールドガスユニツト6には、
シールドガス供給口7と、第1のガス供給ノズル
としてのシールドガスノズル8と、第2のガス供
給ノズルとしてのプラズマ除去ノズル9とが接続
されている。この二つのシールドガスノズル8と
プラズマ除去ノズル9とは第2図に示すようにレ
ーザ光4の中心光線4aを含む同一平面内に設け
られている。シールドガス供給口7にはホース1
0を介してシールドガス供給源(図示略)が接続
されており、シールドガスとしてアルゴンガスが
シールドガスユニツト6に供給される。シールド
ガスノズル8は、下方に向つて延びており、該シ
ールドガスノズル8は2個所において屈曲され
て、その先端部は水平になつている。そのシール
ドガスノズル8の先端部開口は前記レーザ光4に
臨んでおり、このシールドガスノズル8からのガ
ス供給方向xは、レーザ光4の中心光線4aに対
して直交している。その交差点P2は、本実施例
においては、シールドガスノズル8の先端から6
mm、加工点P1から4mm上方に設定されている。
プラズマ除去ノズル9はシールドガスノズル8よ
り照射ノズル2側に隣接して設けられており、該
プラズマ除去ノズル9もまた下方に向つて延びて
いる。このプラズマ除去ノズル9は、途中屈曲さ
れており、その先端部は、本実施例においては水
平方向に対して45゜の角度をもつて傾斜していて、
この傾斜角度は30゜以上あれば効率良く所定の効
果をあげることができる。プラズマ除去ノズル9
の先端部開口は前記レーザ光4に臨んでおり、プ
ラズマ除去ノズル9からのガス供給方向yはレー
ザ光4の中心光線4aと45゜の角度をもつて交差
しており、シールガスの噴射方向は加工点P1か
らずれた位置であつてその交差点P3は前記加工
点P1から10mm上方の位置に設定されている。こ
れらシールドガスノズル及びプラズマ除去ノズル
9には内径2mm、外径3.6mmの銅管が使用されて
いる。
ツト6がねじ締め等の手段で位置決め可能に装着
されており、このシールドガスユニツト6には、
シールドガス供給口7と、第1のガス供給ノズル
としてのシールドガスノズル8と、第2のガス供
給ノズルとしてのプラズマ除去ノズル9とが接続
されている。この二つのシールドガスノズル8と
プラズマ除去ノズル9とは第2図に示すようにレ
ーザ光4の中心光線4aを含む同一平面内に設け
られている。シールドガス供給口7にはホース1
0を介してシールドガス供給源(図示略)が接続
されており、シールドガスとしてアルゴンガスが
シールドガスユニツト6に供給される。シールド
ガスノズル8は、下方に向つて延びており、該シ
ールドガスノズル8は2個所において屈曲され
て、その先端部は水平になつている。そのシール
ドガスノズル8の先端部開口は前記レーザ光4に
臨んでおり、このシールドガスノズル8からのガ
ス供給方向xは、レーザ光4の中心光線4aに対
して直交している。その交差点P2は、本実施例
においては、シールドガスノズル8の先端から6
mm、加工点P1から4mm上方に設定されている。
プラズマ除去ノズル9はシールドガスノズル8よ
り照射ノズル2側に隣接して設けられており、該
プラズマ除去ノズル9もまた下方に向つて延びて
いる。このプラズマ除去ノズル9は、途中屈曲さ
れており、その先端部は、本実施例においては水
平方向に対して45゜の角度をもつて傾斜していて、
この傾斜角度は30゜以上あれば効率良く所定の効
果をあげることができる。プラズマ除去ノズル9
の先端部開口は前記レーザ光4に臨んでおり、プ
ラズマ除去ノズル9からのガス供給方向yはレー
ザ光4の中心光線4aと45゜の角度をもつて交差
しており、シールガスの噴射方向は加工点P1か
らずれた位置であつてその交差点P3は前記加工
点P1から10mm上方の位置に設定されている。こ
れらシールドガスノズル及びプラズマ除去ノズル
9には内径2mm、外径3.6mmの銅管が使用されて
いる。
したがつて、上記溶接装置にあつては、被溶接
物Wがオートマチツクトランスミツシヨンの部品
のように深溝を構成するようなものであつても、
シールドガスノズル8とプラズマ除去ノズル9と
を、その深溝11内部に入れることができ、両ノ
ズル8,9を、深溝11内部に入れられた状態
で、深溝11が延びる方向(第1図中、左右方
向)、すなわち溶接方向に被溶接物Wに対して相
対変位させることができる。
物Wがオートマチツクトランスミツシヨンの部品
のように深溝を構成するようなものであつても、
シールドガスノズル8とプラズマ除去ノズル9と
を、その深溝11内部に入れることができ、両ノ
ズル8,9を、深溝11内部に入れられた状態
で、深溝11が延びる方向(第1図中、左右方
向)、すなわち溶接方向に被溶接物Wに対して相
対変位させることができる。
そして、深溝11内部における溶接に際して、
シールドガスノズル8からのシールドガスは、被
溶接物Wにおける加工点P1の直上のみにプラズ
マを発生させ、且つ加工点P1周辺をシールドす
る一方、プラズマ除去ノズル9からのシールドガ
スは、加工点P1上方のプラズマを除去する。こ
のとき、シールドガスノズル8からのシールドガ
スは被溶接物Wの溶接面に対して平行に流れ、プ
ラズマ除去ノズル9からのシールドガスは加工点
P1に向つて流れないことから、溶融池が各シー
ルドガスにより乱されることはない。
シールドガスノズル8からのシールドガスは、被
溶接物Wにおける加工点P1の直上のみにプラズ
マを発生させ、且つ加工点P1周辺をシールドす
る一方、プラズマ除去ノズル9からのシールドガ
スは、加工点P1上方のプラズマを除去する。こ
のとき、シールドガスノズル8からのシールドガ
スは被溶接物Wの溶接面に対して平行に流れ、プ
ラズマ除去ノズル9からのシールドガスは加工点
P1に向つて流れないことから、溶融池が各シー
ルドガスにより乱されることはない。
このため、従来の技術で述べた溶接条件と同じ
条件の下で被溶接物Wの溶接を行つたが、溶接ビ
ード内部においては、ブローホールの発生なく、
高エネルギ密度特有の深溶け込みが得られ、溶接
ビード表面においては、該ビードが盛上ることも
なく均質化され、そのビード表面には酸化物等の
厚膜のスラグの付着はなかつた。しかも、溶接中
においては、スパツタの発生は極めて少なかつ
た。
条件の下で被溶接物Wの溶接を行つたが、溶接ビ
ード内部においては、ブローホールの発生なく、
高エネルギ密度特有の深溶け込みが得られ、溶接
ビード表面においては、該ビードが盛上ることも
なく均質化され、そのビード表面には酸化物等の
厚膜のスラグの付着はなかつた。しかも、溶接中
においては、スパツタの発生は極めて少なかつ
た。
(考案の効果)
本考案は以上述べたように、深溝内部のレーザ
溶接において、プラズマによるレーザ光の吸収を
抑制することができ、しかも溶接部における酸
化、窒化を抑制することができることから、溶込
み深さを極めて深くすることができて、深溝内部
におけるレーザ溶接を確実に行うことができると
共に、溶接ビード表面に酸化物等のスラグが発生
することを防止することができる。
溶接において、プラズマによるレーザ光の吸収を
抑制することができ、しかも溶接部における酸
化、窒化を抑制することができることから、溶込
み深さを極めて深くすることができて、深溝内部
におけるレーザ溶接を確実に行うことができると
共に、溶接ビード表面に酸化物等のスラグが発生
することを防止することができる。
さらに、溶接部の直上部にのみ発生させるプラ
ズマの熱により溶接部表面をならすことができる
ことから、溶接ビード表面を盛上りの少ない均一
なものとすることができる。
ズマの熱により溶接部表面をならすことができる
ことから、溶接ビード表面を盛上りの少ない均一
なものとすることができる。
さらにまた、溶接部の溶融池がシールドガスに
より乱されないことから、スパツタの発生を極力
抑えることができる。
より乱されないことから、スパツタの発生を極力
抑えることができる。
加えて、シールドガスの全供給量を極めて少な
くすることができることから、高価なシールドガ
スの消費額の低減を図ることができる。
くすることができることから、高価なシールドガ
スの消費額の低減を図ることができる。
第1図は本考案に係る溶接装置を示す縦断面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
従来の技術に係る同軸型ノズルを示す縦断面図、
第4図は深溝内部における溶接を行う状態を示す
説明図、第5図は、溶接部における溶込深さと、
溶接部からノズルまでの距離との関係を示す図で
ある。 2……レーザ光照射ノズル、4……レーザ光、
8……シールドガスノズル、9……プラズマ除去
ノズル、x,y……ガス供給方向、P2,P3……
交差点。
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
従来の技術に係る同軸型ノズルを示す縦断面図、
第4図は深溝内部における溶接を行う状態を示す
説明図、第5図は、溶接部における溶込深さと、
溶接部からノズルまでの距離との関係を示す図で
ある。 2……レーザ光照射ノズル、4……レーザ光、
8……シールドガスノズル、9……プラズマ除去
ノズル、x,y……ガス供給方向、P2,P3……
交差点。
Claims (1)
- レーザ光線を出射する照射ノズルを取り付けた
加工ヘツド本体の一側面にプラズマ除去ノズルと
シールドガスノズルとを同一平面内に併設し、該
プラズマ除去ノズルの噴出方向をレーザ光線の中
心光線に対して傾斜させるとともにその噴出指向
をレーザ光線が集光する加工点から外れた方向と
し、一方前記シールドガスノズルの噴出方向をレ
ーザ光線の中心光線に対して直交させるとともに
その噴出位置はレーザ光線が集光する加工点の直
上であり、かつ、前記プラズマ除去ノズルの噴出
方向とレーザ光の中心光との交点よりも下に位置
していることを特徴とする溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985019672U JPH0318070Y2 (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985019672U JPH0318070Y2 (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61138490U JPS61138490U (ja) | 1986-08-28 |
JPH0318070Y2 true JPH0318070Y2 (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=30509463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985019672U Expired JPH0318070Y2 (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0318070Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59223191A (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | レ−ザ溶接装置 |
-
1985
- 1985-02-14 JP JP1985019672U patent/JPH0318070Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59223191A (ja) * | 1983-06-03 | 1984-12-14 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | レ−ザ溶接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61138490U (ja) | 1986-08-28 |
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