JPH03211092A - 感熱型平版印刷用原版 - Google Patents

感熱型平版印刷用原版

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JPH03211092A
JPH03211092A JP630990A JP630990A JPH03211092A JP H03211092 A JPH03211092 A JP H03211092A JP 630990 A JP630990 A JP 630990A JP 630990 A JP630990 A JP 630990A JP H03211092 A JPH03211092 A JP H03211092A
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thermal
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Masahiro Sato
正洋 佐藤
Shoichi Sugiyama
杉山 正一
Hitoshi Ueda
上田 仁士
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はサーマルヘッドによる製版に適する感熱型平版
印刷用原版に関する。
[従来の技術] 平版印刷版としては従来、感光剤を用いた28版や酸化
亜鉛を用いた電子写真製版によるマスター等が使われて
いる。しかしこれらの印刷版や製版方法にはいくつかの
欠点がある。例えば28版は感光性のため使用前の保存
や取扱いに十分な注意を要する。又製版の際は原稿から
直接印刷原版にパターンを焼き付けることができないの
で、中間にリスフィルムが使用されるが、このリスフィ
ルムを処理する工程が煩雑であり、使用する薬品の中に
は公害性のあるものがあり、取扱い上問題を有するもの
であった。
一方電子写真方法は28版と比べると製版は簡単である
が、電子写真製版機という高価で且つ露光、現像、定着
といった工程を要する装置が必要であり、必ずしも簡便
な製版方法とはいえない。
そこでこれら従来の平版印刷原版の欠点を解消する方法
として耐水性支持体上に無機顔料〜結着剤〜熱溶融性物
質(ワックス類)分散系感熱記録層を設けた印刷原版に
サーマルヘッドで熱印字することにより製版する方法(
特開昭59−174395号、同58−199153号
等)が提案されている。しかしこれらの感熱性印刷原版
の場合はインキ着肉性が悪く、しかも均一な印字画像を
形成することができず、又このため、地汚れのない鮮明
な印刷画像を得ることも容易ではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の第一の課題はサーマルヘッドによって製版する
ことができる熱感度の優れた感熱型平版印刷用原版を提
供することである。
本発明の第二の課題はサーマルヘッドによって製版する
ことができるインキ着肉性が良好で印刷地汚れのない鮮
明な印刷画像が得られる感熱型平版印刷用原版を提供す
ることである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための本発明の感熱型平版印刷用原
版の構成は、耐水性支持体上に酸化亜鉛、結着剤及び熱
溶融物質及びシリコンオイルを主成分とする感熱記録層
を設けた感熱性平版印刷用原版において、感熱記録層の
酸化亜鉛平均粒子径が0,20μm以下である感熱型平
版印刷用原版である。
酸化亜鉛の平均粒子径が0,20μmより大きいと平滑
性の高い感熱記録層が得られにくい。そのためサーマル
ヘトで熱印字した時に熱感度が悪いために鮮明な画質が
得られない。そのためにサーマルヘッドのエネルギーを
大きくすると画質は向上するがサーマルヘッドの耐久性
が非常に悪くなる。酸化亜鉛の平均粒子径が0.20μ
■以下のものを使用した感熱記録層は平滑性が高く熱感
度の優れた感熱記録層が得られる。
酸化亜鉛の平均粒子径としてはできる限り小さい方が望
ましい。
又本発明の感熱型平版印刷用原版は感熱記録層の表面粗
さが中心線平均粗さで0.50μm以下にすることによ
って、・より感度の優れた感熱型平版印刷用原版が得ら
れる。
感熱記録層の中心線平均粗さが0.50μmより大きい
とサーマルヘッドとの密着性が悪くなり熱感度が悪い。
従って鮮明な印字画像が得られない。感熱記録層の中心
線平均粗さを0.50μm以下にすることによって低エ
ネルギーでシャプな熱印字画像を得ることができた。以
上の様なことより中心線平均粗さは0.50μm以下で
できる限り小さい方が望ましい。
結着剤としては環球法による軟化点又は融点が150℃
以下のものが好ましく、このような樹脂としては、例え
ばポリスチレン、スチレンルアクリル酸エステル共重合
体、ポリ−t−ブチルスチレンのようなスチレン系樹脂
;低融点ポリアミド樹脂;ポリアクリル酸エステル;ポ
リメタクリル酸エステル;アクリル酸エステル−メタア
クリル酸エステル共重合体;ポリエステル樹脂:エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体;塩化ビニル〜酢酸ビニル共重
合体;塩化ビニリデン樹脂;ブチラール樹脂;アセター
ル樹脂;ポリビニルトルエン等が挙げられるが、中でも
版面に特に優れた親油性を付与する点からポリスチレン
、スチレンルアクリル酸エステル共重合体、ポリ(メタ
)アクリル酸エステル、アクリル酸エステル〜メタアク
リル酸エステル共重合体及び低融点ポリアミド樹脂が好
ましい。これらは単独又は2種以上混合して使用される
又熱溶融性物質としては50〜200 ’Cで溶融する
ものが好ましく、例えばカルナウバワックス、オーリキ
ュリーワックス、マイクロクリスタリンワックス、パラ
フィンワックス、セレシンワックス、モンタンワックス
、キャンデリラワックス、セラックろう、チュウハクろ
う、蜜ろう、木ろう、低分子量ポリエチレン等のワック
ス類;ステアリン酸、バルミチン酸等の高級脂肪酸及び
そのエステル、アミド、高級アルコール;ポリエチレン
グリコールステアレート等の多価アルコール高級脂肪酸
エステル;ポリエチレングリコールステアリンエーテル
等の多価アルコール高級アルキルエーテル等が挙げられ
る。
なお感熱記録層中の酸化亜鉛と結着剤との割合は重量比
で0.5/l〜10/1、好ましくは1/1〜5/1が
適当である。この割合が0.5/I未満であると親水性
が不足し、印刷物の地肌部が汚れ易く、又10ハを超え
ると熱印字した場合の版面の親油性が充分でなく画像濃
度の低下や画像ムラを生じるので好ましくない。又熱溶
融性物質の添加量は酸化亜鉛と結着剤との比率が0.5
/1未満であると、親水性が不足し、印刷物の地肌部が
汚れ易く、又10ハを超えると熱印字した場合の版面の
親油性が十分でなく画像濃度の低下や画像ムラを生じる
ので好ましくない。又熱溶融性物質の添加量は酸化亜鉛
と結着剤との合計量に対し0.1〜20重量%が適当で
ある。この添加量が0.1重量%未満であると、親油性
が不十分で、充分な印刷濃度が得られず、又20重量%
を超えると、印刷物に汚れが生じるので好ましくない。
感熱記録層には以上の成分の他、記録層塗工液の分散性
を良くするために分散助剤を添加することができる。こ
のような分散助剤としては、例えばナフテン酸金属塩、
ステアリン酸のような高級脂肪酸の金属塩、カチオン界
面滑性剤、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤等
を挙げることができ、その添加量は塗工液の固形分に対
して10重量%以下である。
以上の様な本発明の感熱記録層の表面粗さは中心線平均
粗さが0.5μm以下であることが好ましい。
感熱記録層の表面粗さを中心線表面粗さ、0.5μm以
下にすることによってサーマルヘッドとの密着性が良好
になる。密着性が良くなることによって印字した時の熱
効率が良くなり、ドツト欠けがなくなり解像力が向上し
た印字画像が得られる。
表面粗さを中心線表面粗さ 0.5μM以下にする手段
として、平均粒子径0.20μmの酸化亜鉛、結着剤、
熱溶融物質及び必要に応じて前記分散助剤を含む混合物
を適当な溶媒中にボールミル、サンドミル、アトライタ
ー グレンミル等の分散機により充分分散して感熱記録
層塗工液を作製し、耐水性支持体上にワイヤーバー ロ
ールコータ−等の塗布手段で乾燥付着量5〜30g/+
a 2程度になる様に塗布・乾燥する。この様にして感
熱記録層を形成後、キャレンダー処理することにより表
面粗さを中心線表面粗さ0.5μm以下にすることがで
きる。
耐水性支持体としてはメラミン−ホルムアルデヒド樹脂
、尿素〜ホルムアルデヒド樹脂等で湿潤強化された紙。
ポリエチレンテレフタレートの様な合成樹脂フィルム、
多孔性ポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルムが
挙げられる。
以上の様にして得られた本発明の平版印刷原版をサーマ
ルヘッドで熱印字すると印字部は熱溶融し親油化像が得
られる。この原版をエツチング液で非印字部を不感脂化
処理することで平版印刷が可能となる。
[実施例コ 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 酸化亜鉛(平均粒子径0.15μm白水化学社製)50
重量部 アクリル樹脂(LR−331三菱レーヨン社製)   
          20重量部ステアリン酸    
    6重量部シリコンオイル(KF−98信越シリ
コン社製)            6重量部よりなる
混合物をトルエンで40%(重量)の固形分に調節した
後、これをボールミルで20時間分散して感熱記録層用
塗工液を得た。次に湿潤強化された坪量90g/m 2
の原紙にPVA 、架橋剤及びクレーの混合物で耐溶剤
加工を施した後、その上に前記塗工液をワイヤーバーで
塗布し、乾燥付着量的10g/+n ’の感熱記録層を
形成した。
このものをニップ圧50kg/cm’のスーパーキャレ
ンダー処理をして得られた平版印刷原版をサーマルヘッ
ドで熱印字を行い、エツチング液で不感脂化処理後、■
リコーオフセット印刷機AP−4700によって印刷し
たところ、地汚れのない鮮明な印刷物が1000枚以上
得られた。
実施例2 酸化亜鉛(平均粒子径0.10μ堺化 学社製)40重量部 0 アクリル樹脂(LR−331三菱レ一ヨン社製)20重
量部 ベヘン酸          4重量部シリコーンオイ
ル(KP410信越シ リコン社製)          8重量部よりなる混
合物をトルエンで40%(重量)の固形分の調整した後
、これをボールミルで5時間分散して感熱記録用塗工液
を得た。
次に厚さ 150μmの多孔性フィルム(商品名ユボP
PG−150王子油化社製)の上に前記塗工液をワイヤ
ーバーで塗布し、乾燥付着量的10g/m’の感熱記録
層を形成した。このものをニップ圧50kg/cm’の
スーパーキャレンダーに3回通した後の感熱記録層の中
心線表面粗さは0.180μmであった(■小板研究所
製 三次元表面粗さ測定器5E−30にで測定)。得ら
れた平版印刷原版を実施例1と同様にして印刷したとこ
ろ地汚れのない鮮明な印刷物が1000枚以上得られた
実施例3 1 実施例2の多孔性フィルムを厚さ75μのPETフィル
ムに換えた以外は実施例2と同じ条件で平版印刷原版を
作製した。得られた平版印刷原版を実施例1と同様に表
面粗さを測定した結果中心線平均粗さは0.223μm
であった。
実施例1と同様に印刷したところ地汚れのない鮮明な印
刷物が1000枚以上得られた。
比較例1 実施例1に使用した酸化亜鉛を平均粒子径0.40μ市
の酸化亜鉛(三井金属社製)に変更した以外は実施例1
と同様にして感熱型平版印刷用原版を作製した。
実施例1と同様にして熱印字後、エツチング、印刷した
ところ画像のシャープ性に欠ける不鮮明な印刷物しか得
られなかった。
比較例2 実施例2に使用した酸化亜鉛を平均粒子径0.40μm
の酸化亜鉛(白水化学社製)に換えた以外は実施例2と
同様にして感熱型平版印刷用原版を作製した。
2 感熱記録層の表面粗さを測定したところ中心線平均粗さ
は0.650μmであった。この感熱型平版印刷用原版
を実施例1と同様にして熱印字、印刷したところ画像の
シャープ性に欠ける不鮮明な印刷物しか得られなかった
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の感熱型平版印刷用原版を
用いることによって簡単に、しかも鮮明な印刷画像がで
きる印刷原版を作製することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐水性支持体上に酸化亜鉛、結着剤、熱溶融物質
    及びシリコンオイルを主成分とする感熱記録層を設けた
    感熱性平版印刷用原版において、感熱記録層の酸化亜鉛
    平均粒子径が0.20μm以下であることを特徴とする
    る感熱型平版印刷用原版。
  2. (2)感熱記録層表面粗さが中心線平均粗さで0.5μ
    m以下であることを特徴とする請求項(1)記載の感熱
    型平版印刷用原版。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0830940A1 (en) * 1996-09-18 1998-03-25 Agfa-Gevaert N.V. A heat mode recording material and method for producing driographic printing plates
WO2001045959A1 (fr) * 1999-12-22 2001-06-28 Kimoto Co., Ltd. Materiau de plaque d'impression lithographique a tirage direct
GB2359769B (en) * 1999-12-15 2004-02-18 Fuji Photo Film Co Ltd Lithographic printing plate precursor

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JP4694752B2 (ja) * 1999-12-22 2011-06-08 株式会社きもと 直描型平版印刷用版材

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