JP2530448B2 - 感熱記録型平版印刷用原版 - Google Patents
感熱記録型平版印刷用原版Info
- Publication number
- JP2530448B2 JP2530448B2 JP62108647A JP10864787A JP2530448B2 JP 2530448 B2 JP2530448 B2 JP 2530448B2 JP 62108647 A JP62108647 A JP 62108647A JP 10864787 A JP10864787 A JP 10864787A JP 2530448 B2 JP2530448 B2 JP 2530448B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- lithographic printing
- printing plate
- sensitive recording
- recording type
- Prior art date
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- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、感熱記録型平版印刷用原版の改良に関し、
更に詳しくは、光源及び現像定着等の処理を必要とせ
ず、熱印字装置により容易に記録できるデジタル型平版
印刷用原版に関する。
更に詳しくは、光源及び現像定着等の処理を必要とせ
ず、熱印字装置により容易に記録できるデジタル型平版
印刷用原版に関する。
平版印刷刷版の作成方法としては、（１）親水性表面
を有する支持体上にインクジェットを適用する方法（特
開昭51-84303号、特開昭56-6215号、特開昭56-113456
号）（２）親水性表面を有する支持体を用いワイヤード
ット式や熱転写により製版する方法（特開昭58-193154
号、特開昭59-76260号）（３）有機光導電体を使用する
もの（特開昭60-239762号）（４）フタロシアニンと酸
化亜鉛の分散系を使用したもの（特開昭60-2401060号）
（５）放電破壊により製版するもの（特開昭54-6602
号、特開昭50-59113号、特開昭60-194467号）（６）レ
ーザー光で親水層や疎水層を除去する方法（特開昭50-1
13307号）やヒートモードで製版する方法（特開昭50-15
8405号）等が知られている。
を有する支持体上にインクジェットを適用する方法（特
開昭51-84303号、特開昭56-6215号、特開昭56-113456
号）（２）親水性表面を有する支持体を用いワイヤード
ット式や熱転写により製版する方法（特開昭58-193154
号、特開昭59-76260号）（３）有機光導電体を使用する
もの（特開昭60-239762号）（４）フタロシアニンと酸
化亜鉛の分散系を使用したもの（特開昭60-2401060号）
（５）放電破壊により製版するもの（特開昭54-6602
号、特開昭50-59113号、特開昭60-194467号）（６）レ
ーザー光で親水層や疎水層を除去する方法（特開昭50-1
13307号）やヒートモードで製版する方法（特開昭50-15
8405号）等が知られている。
しかしながら、これらの方法は、いずれも種々の問題
を包含し工業的に満足すべき方法ではなかった。例え
ば、（１）及び（２）の方法は、特殊なインキや転写リ
ボンを用いなければならず、また（３）及び（４）の方
法においては親水化するための洗浄工程を必要とする上
電子写真プロセスを利用するために、現像（トナー）工
程をも必要とするので、製版コストが高くなり、また感
度も低いという欠点を有する。更に、（５）の放電破壊
を利用する方法は電極針の摩耗が著しく、工業的に有利
な製造法ということはできず、また（６）の方法は装置
が大型化し、事務用印刷には不向きである。
を包含し工業的に満足すべき方法ではなかった。例え
ば、（１）及び（２）の方法は、特殊なインキや転写リ
ボンを用いなければならず、また（３）及び（４）の方
法においては親水化するための洗浄工程を必要とする上
電子写真プロセスを利用するために、現像（トナー）工
程をも必要とするので、製版コストが高くなり、また感
度も低いという欠点を有する。更に、（５）の放電破壊
を利用する方法は電極針の摩耗が著しく、工業的に有利
な製造法ということはできず、また（６）の方法は装置
が大型化し、事務用印刷には不向きである。
ところで、最近、これら従来の平版印刷刷版の製造法
の欠点を解消する方法として、サーマルヘッド等の熱印
字装置を用いる方法が提案されている（特開昭58-19915
3号、特開昭59-174395号）。
の欠点を解消する方法として、サーマルヘッド等の熱印
字装置を用いる方法が提案されている（特開昭58-19915
3号、特開昭59-174395号）。
これらの方法は、耐水性支持体上に、融点60〜180℃
かつ粒径0.1〜10μｍのワックス、ポリビニルアルコー
ルあるいはアセトアセチル化ポリビニルアルコール等の
親水性バインダー及び顔料等を含む感熱記録層を設けた
平版印刷用原版を用い、該感熱記録層面をサーマルヘッ
ドで熱印字することによりオフセット刷版を製造するも
のであり、従来のように光源や現像定着を必要とせず簡
単な装置でオフセット刷版が得られるという利点を有す
る。
かつ粒径0.1〜10μｍのワックス、ポリビニルアルコー
ルあるいはアセトアセチル化ポリビニルアルコール等の
親水性バインダー及び顔料等を含む感熱記録層を設けた
平版印刷用原版を用い、該感熱記録層面をサーマルヘッ
ドで熱印字することによりオフセット刷版を製造するも
のであり、従来のように光源や現像定着を必要とせず簡
単な装置でオフセット刷版が得られるという利点を有す
る。
しかしながら、かかる方法は、熱印字を行う層に、ポ
リビニルアルコールやアセトアセチル化ポリビニルアル
コール等の親水性樹脂を含有する平版印刷用原版を用い
ているために、熱印字する際のサーマルヘッドとのマッ
キング性に難点があり、多量の熱エネルギーを与えない
と記録層に充分な親油性を付与することができず、この
ため、これらのオフセット刷版で印刷した印刷物の画像
濃度が低くなり、また、画像ムラを生じるという問題を
惹起し、鮮明な印刷画像が得られないという欠点があっ
た。
リビニルアルコールやアセトアセチル化ポリビニルアル
コール等の親水性樹脂を含有する平版印刷用原版を用い
ているために、熱印字する際のサーマルヘッドとのマッ
キング性に難点があり、多量の熱エネルギーを与えない
と記録層に充分な親油性を付与することができず、この
ため、これらのオフセット刷版で印刷した印刷物の画像
濃度が低くなり、また、画像ムラを生じるという問題を
惹起し、鮮明な印刷画像が得られないという欠点があっ
た。
本発明は、画像濃度に優れると共に画像ムラがなく、
かつ地汚れのない鮮明な印刷画像を与え、しかもサーマ
ルヘッドに対するマッチング性に優れ、微少なエネルギ
ーで製版可能な平版印刷用原版を提供することを目的と
する。
かつ地汚れのない鮮明な印刷画像を与え、しかもサーマ
ルヘッドに対するマッチング性に優れ、微少なエネルギ
ーで製版可能な平版印刷用原版を提供することを目的と
する。
本発明によれば、支持体上に無機顔料、熱可塑性樹脂
及び熱溶融性物質を主成分とする感熱記録層を設けた感
熱記録型平版印刷用原版において、熱可塑性樹脂とし
て、少くともブチルメタクリレートモノマー単位を含有
する重合体を用いるとともに熱溶融性物質として、脂肪
酸を用いたことを特徴とする感熱記録型平版印刷用原版
が提供される。
及び熱溶融性物質を主成分とする感熱記録層を設けた感
熱記録型平版印刷用原版において、熱可塑性樹脂とし
て、少くともブチルメタクリレートモノマー単位を含有
する重合体を用いるとともに熱溶融性物質として、脂肪
酸を用いたことを特徴とする感熱記録型平版印刷用原版
が提供される。
本発明の感熱記録型平版印刷用原版は、感熱記録層と
して、無機顔料、ブチルメタアクリレートモノマー単位
を含有する重合体及び脂肪酸を主成分としたことから、
熱印字する際のサーマルヘッドのマッチング性に優れる
上、熱エネルギーも有効に感熱記録層に吸収できるの
で、微少な熱エネルギーで平版印刷刷版を得ることがで
き、またこの平版印刷刷版を用いて印刷すると、画像濃
度に優れると共に解像力に優れ、しかも地汚れのない鮮
明な印刷画像を有する印刷物を得ることができる。
して、無機顔料、ブチルメタアクリレートモノマー単位
を含有する重合体及び脂肪酸を主成分としたことから、
熱印字する際のサーマルヘッドのマッチング性に優れる
上、熱エネルギーも有効に感熱記録層に吸収できるの
で、微少な熱エネルギーで平版印刷刷版を得ることがで
き、またこの平版印刷刷版を用いて印刷すると、画像濃
度に優れると共に解像力に優れ、しかも地汚れのない鮮
明な印刷画像を有する印刷物を得ることができる。
つぎに、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の感熱記録層に使用する無機顔料としては、ク
レー、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム等が
挙げられるが、効果の発現性あるいは使用感度の点から
みて酸化亜鉛を用いることが好ましい。
レー、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム等が
挙げられるが、効果の発現性あるいは使用感度の点から
みて酸化亜鉛を用いることが好ましい。
本発明で用いる熱可塑性樹脂は、少くともブチルメタ
クリレートモノマー単位を有する重合体である。
クリレートモノマー単位を有する重合体である。
このような樹脂としては、たとえばｎ−ブチルメタク
リレート、iso−ブチルメタクリレート、tert−ブチル
メタクリレート等のブチルメタクリレートを主成分とす
るホモポリマーまたはこれらのブチルメタクリレートと
スチレン等とのコーポリマー、更にはかかるホモポリマ
ー混合物やホモポリマーとコーポリマーの混合物等が挙
げられる。
リレート、iso−ブチルメタクリレート、tert−ブチル
メタクリレート等のブチルメタクリレートを主成分とす
るホモポリマーまたはこれらのブチルメタクリレートと
スチレン等とのコーポリマー、更にはかかるホモポリマ
ー混合物やホモポリマーとコーポリマーの混合物等が挙
げられる。
更に、上記熱可塑性樹脂には他の樹脂としてポリメチ
ルメタクリレート又はポリエチルメタクリレート等のア
クリル系樹脂を全樹脂成分の３割程度まで添加すること
ができる。
ルメタクリレート又はポリエチルメタクリレート等のア
クリル系樹脂を全樹脂成分の３割程度まで添加すること
ができる。
また、熱溶融性物質としては脂肪酸が用いられる。
このような化合物の具体例としては、ステアリン酸、
パルミチン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸が挙げられる
が、特にステアリング酸が好適である。
パルミチン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸が挙げられる
が、特にステアリング酸が好適である。
本発明で用いる前記無機顔料と前記熱可塑性樹脂の使
用割合は、重量比で0.5/1〜10/1、好ましくは1/1〜5/1
が適当である。
用割合は、重量比で0.5/1〜10/1、好ましくは1/1〜5/1
が適当である。
この使用割合が0.5/1未満であると親水性が不足し印
刷物の地肌部が汚れ易く、また10/1を超えると熱印字し
た場合の版面の親油性が充分でなく、画像濃度の低下や
画像ムラを生じるので好ましくない。
刷物の地肌部が汚れ易く、また10/1を超えると熱印字し
た場合の版面の親油性が充分でなく、画像濃度の低下や
画像ムラを生じるので好ましくない。
また、本発明で用いる脂肪酸の添加量は、無機顔料と
熱可塑性樹脂の合計量に対し0.1〜10重量％である。添
加量が0.1重量％未満であると、印刷画像の濃度が充分
でなく、また10重量％を超えると印刷物に汚れが生じる
ので好ましくない。
熱可塑性樹脂の合計量に対し0.1〜10重量％である。添
加量が0.1重量％未満であると、印刷画像の濃度が充分
でなく、また10重量％を超えると印刷物に汚れが生じる
ので好ましくない。
本発明で用いる耐水性支持体としては、例えばメラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂等で湿潤強化された紙、ポリエチレンテレフタレート
のような合成樹脂フィルム及びアルミニウム等で蒸着さ
れた金属蒸着紙等が挙げられる。
ン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂等で湿潤強化された紙、ポリエチレンテレフタレート
のような合成樹脂フィルム及びアルミニウム等で蒸着さ
れた金属蒸着紙等が挙げられる。
また、本発明において、前記必須成分に加え、必要に
応じ塗工液の分散助剤を添加することも可能である。こ
のような分散助剤としては、例えばナフテン酸金属塩、
脂肪酸及びその金属塩、カチオン界面活性剤、ノニオン
界面活性剤、アニオン界面活性剤等を挙げることがで
き、その添加量は塗工液の固形分に対し通常10重量％以
下とするのがよい。
応じ塗工液の分散助剤を添加することも可能である。こ
のような分散助剤としては、例えばナフテン酸金属塩、
脂肪酸及びその金属塩、カチオン界面活性剤、ノニオン
界面活性剤、アニオン界面活性剤等を挙げることがで
き、その添加量は塗工液の固形分に対し通常10重量％以
下とするのがよい。
本発明の感熱記録型平版印刷用原版は、以下に示すよ
うな方法で製造することができるが、これらの方法に限
定されるものではない。
うな方法で製造することができるが、これらの方法に限
定されるものではない。
まず、無機顔料及び前記熱可塑性樹脂更に必要に応じ
前記した分散助剤を含む混合物を、ボールミル、アトラ
イター、ホモミキサー、グレンミルあるいはサンドミル
等の分散機により分散混合し、これとは別に溶剤に溶解
した脂肪酸を前記分散液に添加するか、あるいは無機顔
料、前記熱可塑性樹脂及び脂肪酸の各々を溶解してお
き、これらを同時に混合して感熱記録層塗工液を作成
し、これらを同時に混合して感熱記録層塗工液を作成
し、ついでこのものを耐水性支持体上にワイヤーバー、
ロールコータ等の従来公知の方法で塗布した後、乾燥
し、必要に応じキャレンダー処理すればよい。支持体に
対する前記感熱記録層塗工液の塗布量は特別の制約はな
いが、一般的には3g/m2〜30g/m2少くとも10〜20g/m2の
範囲とするのがよい。
前記した分散助剤を含む混合物を、ボールミル、アトラ
イター、ホモミキサー、グレンミルあるいはサンドミル
等の分散機により分散混合し、これとは別に溶剤に溶解
した脂肪酸を前記分散液に添加するか、あるいは無機顔
料、前記熱可塑性樹脂及び脂肪酸の各々を溶解してお
き、これらを同時に混合して感熱記録層塗工液を作成
し、これらを同時に混合して感熱記録層塗工液を作成
し、ついでこのものを耐水性支持体上にワイヤーバー、
ロールコータ等の従来公知の方法で塗布した後、乾燥
し、必要に応じキャレンダー処理すればよい。支持体に
対する前記感熱記録層塗工液の塗布量は特別の制約はな
いが、一般的には3g/m2〜30g/m2少くとも10〜20g/m2の
範囲とするのがよい。
本発明で得られた感熱記録型平版印刷用原版を、感熱
プリンターあるいは感熱ファクシミリ等の熱印字装置に
より熱印字すると、熱印字した部分は熱溶融性物質及び
熱可塑性物質が溶融するため、版面で優れた親油性を帯
びることとなり、インキ受容性となる。一方、非印字部
（非画像部）は親水性無機顔料に被覆されており、画像
形成後不感脂化処理することにより印刷可能なものとな
る。
プリンターあるいは感熱ファクシミリ等の熱印字装置に
より熱印字すると、熱印字した部分は熱溶融性物質及び
熱可塑性物質が溶融するため、版面で優れた親油性を帯
びることとなり、インキ受容性となる。一方、非印字部
（非画像部）は親水性無機顔料に被覆されており、画像
形成後不感脂化処理することにより印刷可能なものとな
る。
本発明の感熱記録型平版印刷用原版は、前記構成から
なり、感熱記録層の主成分として、無機顔料、ブチルメ
タクリレートモノマー単位を有する重合体及び脂肪酸を
用いたことから、この感熱記録層面は微少の加熱エネル
ギーによって熱印字することができると共に、良好な印
字画像を形成するため、得られた平版印刷刷版を用いて
印刷した場合、画像濃度に優れると共に解像力の優れ、
しかも地肌汚れのない鮮明な印刷画像を有する印刷物を
得ることができる。
なり、感熱記録層の主成分として、無機顔料、ブチルメ
タクリレートモノマー単位を有する重合体及び脂肪酸を
用いたことから、この感熱記録層面は微少の加熱エネル
ギーによって熱印字することができると共に、良好な印
字画像を形成するため、得られた平版印刷刷版を用いて
印刷した場合、画像濃度に優れると共に解像力の優れ、
しかも地肌汚れのない鮮明な印刷画像を有する印刷物を
得ることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。以
下に示す部はいずれも重量基準である。
下に示す部はいずれも重量基準である。
実施例１ 原紙上にウルトラホワイト90（カオリナイト、エンゲ
ルハート社製）90部、ポリビニルアルコール（ポバール
117、クラレ社製）10部及びスチレン−アクリル樹脂エ
マルゾョン（AP-2698濃度47％、昭和高分子社製）20部
からなる組成物を全液濃度が30％となるように調製した
塗工液を付着量が10g/m2となるように塗布し100℃で２
分間乾燥して耐水性支持体を作成した。つぎにこの支持
体上に酸化亜鉛（SX-8ND、正同化学社製）、ポリ−ｎ−
ブチルメタアクリレート（分子量１万、50％トルエン溶
液）及びステアリン酸からなる感熱記録層塗工液（全液
濃度40％）を付着量が10g/m2となるように塗布し、100
℃で１分間乾燥し、ついでスーパーカレンダー処理して
本発明の感熱記録型平版印刷用原版を得た。
ルハート社製）90部、ポリビニルアルコール（ポバール
117、クラレ社製）10部及びスチレン−アクリル樹脂エ
マルゾョン（AP-2698濃度47％、昭和高分子社製）20部
からなる組成物を全液濃度が30％となるように調製した
塗工液を付着量が10g/m2となるように塗布し100℃で２
分間乾燥して耐水性支持体を作成した。つぎにこの支持
体上に酸化亜鉛（SX-8ND、正同化学社製）、ポリ−ｎ−
ブチルメタアクリレート（分子量１万、50％トルエン溶
液）及びステアリン酸からなる感熱記録層塗工液（全液
濃度40％）を付着量が10g/m2となるように塗布し、100
℃で１分間乾燥し、ついでスーパーカレンダー処理して
本発明の感熱記録型平版印刷用原版を得た。
実施例２〜７、比較例１〜２ 実施例１における感熱記録塗工液の熱可塑性樹脂を表
−１に記載したものに代えた以外は実施例１と同様にし
て感熱記録型平版印刷用原版を得た。
−１に記載したものに代えた以外は実施例１と同様にし
て感熱記録型平版印刷用原版を得た。
つぎに、前記で得た各平版印刷用原版をサーマルヘッ
ド装置を用いて熱印字したところ、実施例１〜７のもの
はスティッキング音もなく、またスティック剥がれを生
じることもなく良好な印刷画像を有する平版印刷用刷版
が得られたが、比較例１〜２のものでは印字の際に、大
きなスティック音が発生し、またスティック剥がれを生
じた。
ド装置を用いて熱印字したところ、実施例１〜７のもの
はスティッキング音もなく、またスティック剥がれを生
じることもなく良好な印刷画像を有する平版印刷用刷版
が得られたが、比較例１〜２のものでは印字の際に、大
きなスティック音が発生し、またスティック剥がれを生
じた。
つぎに、これらの平版印刷刷版を通常のエッチング処
理によりエッチングした後、（株）リコー製オープリン
ター印刷機AP1600にかけ印刷を行ったところ、実施例１
〜７のものは印刷初期よりインク着肉性が良く地汚れが
なく、マクベス濃度計値で1.20〜1.40の値を有する鮮明
かつシャープな画像を有する印刷物が1000枚以上得られ
た。
理によりエッチングした後、（株）リコー製オープリン
ター印刷機AP1600にかけ印刷を行ったところ、実施例１
〜７のものは印刷初期よりインク着肉性が良く地汚れが
なく、マクベス濃度計値で1.20〜1.40の値を有する鮮明
かつシャープな画像を有する印刷物が1000枚以上得られ
た。
これに対し、比較例のものでは、ケイ線切れやベタ部
のムラを生じ画像品質が悪く、かつ地汚れの多い印刷物
しか得られなかった。
のムラを生じ画像品質が悪く、かつ地汚れの多い印刷物
しか得られなかった。
Claims (1)
- 【請求項１】支持体上に無機顔料、熱可塑性樹脂及び熱
溶融性物質を主成分とする感熱記録層を設けた感熱記録
型平版印刷用原版において、熱可塑性樹脂として、少く
ともブチルメタクリレートモノマー単位を含有する重合
体を用いるとともに熱溶融性物質として、脂肪酸を用い
たことを特徴とする感熱記録型平版印刷用原版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62108647A JP2530448B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 感熱記録型平版印刷用原版 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62108647A JP2530448B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 感熱記録型平版印刷用原版 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63272591A JPS63272591A (ja) | 1988-11-10 |
| JP2530448B2 true JP2530448B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=14490106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62108647A Expired - Lifetime JP2530448B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 感熱記録型平版印刷用原版 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2530448B2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP62108647A patent/JP2530448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63272591A (ja) | 1988-11-10 |
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