JPH03210545A

JPH03210545A - カメラのファインダー

Info

Publication number: JPH03210545A
Application number: JP444990A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Takagishi; 宏彰高岸
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-01-16
Filing date: 1990-01-16
Publication date: 1991-09-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、撮影レンズを移動させて撮影距離を変更する
ことで、近接撮影を可能とするカメラ、特に固定焦点カ
メラのファインダーに関するものである。

〈従来の技術〉従来、固定焦点カメラには第９図に示すようにそのファ
インダーＦ内に人物撮影用フレーム１＝ａを有したもの
があった。

このようなカメラはファインダーＦ内でフレームＦａの
大きさと人物の顔の大きさとが合うように撮影距離を取
ると、撮影光学系の合焦範囲に入るように設計されてい
た。

また、固定焦点カメラとして、第１０図に示すような機
構を有する近接ｉＩｌ影可能なものがあった。

すなわち、近接撮影時、切換えつまみ１を矢印ａ方向に
押すことで部材２がａ方向に動くと、撮影レンズ３が保
持筒４とともにカム係合機構６の作用で外筒５内を回動
しながら光一方向へ移動し、撮影距離の変更が行われる
。

そこで、近接撮影モードと通常撮影モードのどちらの状
態に撮影光学系があるかを知らせるために、近接撮影時
のみファインダー視野内に見えるように部材２の一端に
形成した警告表示部材２ａを接眼レンズ７と対物レンズ
８との間に進入させている。したがって、撮影者は該警
告表示部材７の警告がファインダー内に見える時は、近
接用の撮影距離を百分量で設定し、撮影を行うようにし
ている。

〈発明が解決しようとする課題〉ところで、前述従来例では、撮影距離が短くなると、ピ
ントの合う範囲（被写体の前後方向）が狭くなることが
分かつている。

そこで、前述の固定焦点カメラのファインダーは近接撮
影時のピンボケ防止のため、撮影者がなるべく正確に撮
影距離を設定できるような測距手段を有する必要がある
。

この手段として、従来のようなフレーム方式の測距手段
を有するファインダーを使用すると、近接撮影という性
格上、ある一定の大きさのものをいつも写しているわけ
ではなく、フレームを限定するのは不可能である。

もし、仮に限定できるとしても、近接撮影以外の撮影時
には関係のない近接撮影測距用フレームが、常にファイ
ンダー内にあるので、ファインダーが見ずらくなり、使
い勝手が非常に低下する。

本発明は、前述従来の問題点に鑑み、固定焦点カメラに
おいて、近接撮影時にも簡単かつ確実に撮影距離を設定
できるカメラのファインダーを提供することを目的とす
る。

く課題を解決するための手段〉前記の目的を達成するために、本発明のカメラのファイ
ンダーは近接撮影時にファインダー視野内に進入する撮
影状態切換え部材に、ファインダー像の実寸法に対応す
るように設定された測距部を設け、該測距部を測距手段
にしたものである。

〈作用〉以上の構成の本発明は、ファインダー視野内に進入する
部材に設けた測距部として目盛を、例えばあらかじめ実
寸法を知っている撮影者の親指などに合わせれば、近接
撮影時に撮影距離が設定できる。したがって、これまで
自分量で行っていた近接撮影時の撮影距離設定を定量的
に行うことができる。

〈実施例〉以下、本発明の一実施例を第１図ないし第６図に基づい
て説明する。

第１図は近接撮影可能な固定焦点カメラの要部の構成図
で、第２図はその外観斜視図である。

図において、１０は固定焦点カメラ、１１は通常撮影（
Ｎ）と近接撮影（Ｍ）とのモード切換えつまみ、１２は
撮影距離変更レバーで、該切換えつまみ１１に結合され
て光軸と直交する矢印ａ方向又はその逆方向に移動し、
その一端には近接撮影時に後記ファインダー系の視野内
に進入する撮影状態表示兼用の測距目盛１２ａが形成さ
れている。１３は撮影レンズ、１４は該撮影レンズ１３
を保持する支持筒で、外筒１５内に移動可能に嵌装され
、その外周に突設したカム軸１６が該外筒１５に形成し
たカム溝１５８に嵌合するとともに該撮影距離変更レバ
ー１２の下縁に設けた腕部１２ｂの一端と軸支されてい
る。

また、ファインダー光学系は接眼レンズ１７と対物レン
ズ１８から構成されており、そのファインダー光路は第
３図に示すようになっているので、近接撮影におけるフ
ァインダー像と実像との大きさの関係は、容易に比例計
算などで割り出し、これに基づいて測距目盛１２ａが設
定されている。

以上の構成の本実施例において、近接撮影を行う場合は
、撮影者が切換えつまみ１１を矢印ａ方向へ動かして近
接撮影位置に設定すると、撮影距離変更レバー１２が同
じくａ方向に動き、カム軸１６を押す。この動作によっ
て撮影レンズ１３は支持筒１４とともに外筒１５内を回
動しながらカム溝１５ａによって光軸方向に移動し、近
接撮影用の撮影距離を与える位置にセットされる。

この時、第４図に示すようにファインダー視野Ｆ内には
、その−側縁に撮影距離変更レバー１２に形成された測
距目盛１２ａが入り込む。

そこで、撮影者はあらかじめ実寸法を計っておいたもの
、例えば第５図に示すように自分の親指Ｂを被写体Ａの
すぐ横に置く。この状態でファインダーを覗き、第６図
に示すように親指Ｂの大きさが測距目盛１２ａと一致す
るようにカメラ１０と被写体Ａとの間の距離を調節すれ
ば、撮影距離はほぼ正確に設定され、良好な近接撮影を
行うことができる。

第７図及び第８図は本発明の他の実施例を示すものであ
る。説明を簡単にするために前述実施例と同一部分には
同一符号を付し、相違する点のみを説明する。

本実施例では近接撮影時にファインダー視野Ｆ内に進入
する撮影変更レバー１２の測距目盛に相当する測距部１
２ａ′をつくり、正しく撮影距離を取った時に、ファイ
ンダー視野内で同じ大きさオとなるような幅Ｐに設定し
である測距基準用突部Ｃ１を有するレンズキャップＣ（
第８図）を用いたものである。その他の構成は前述実施
例と同様である。

以上の構成の本実施例でも前述実施例と同様に簡単かつ
正確に撮影距離設定ができる。

〈発明の効果〉本発明は、以上説明したように近接撮影可能状態へ切換
時にファインダー視野内の一部に現われる撮影状態表示
部材を、撮影距離設定のための測距手段に共用している
ので、固定焦点カメラでも製造コストを上げたり、通常
撮影時のファインダーの使い勝手を悪くすることなく、
簡単に正確な撮影距離が設定できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例の固定焦点カメラの一部
破断した要部の概略構成図、第２図はそンダー光路図、
第４図はその近接撮影状態のファインダー視野図、第５
図は近接撮影時の説明図、第６図は第５図の近接撮影時
でのファインダー視野図、第７図は本発明の他の実施例
における近接撮影時のファインダー視野図、第８図はそ
の近接撮影時に測距に使用されるレンズキャップの斜視
図、第９図は従来例の固定焦点カメラの人物撮影用フレ
ームを持つファインダーの使用状態図、第１０図はその
近接撮影可能な固定焦点カメラの一部破断した要部の概
略構成図である。１０・・・固定焦点カメラ、１１・・・モード切換えつ
まみ、１２・・・撮影表示部材兼用の撮影距離変更レバ
ー　１２ａ・・・測距部（測距目盛）、１２ａ’・・・
測距部、１３・・・撮影レンズ、１４・・・支持筒、１
５・・・外筒、１５ａ・・・カム溝、１６・・・カム軸
、１７・・・接眼レンズ、１８・・・対物レンズ、Ａ・
・・被写体、Ｂ・・・親指、Ｃ・・・レンズキャップ、１・・・測距基準用突部。第図１１（−−ドｔη埠久ぐ（ａすん３図第４図第７図第図

Claims

【特許請求の範囲】

１　撮影状態切換え部材が近接撮影時のみファインダー
内に進入するようにし、その進入部分にファインダー像
の実際の寸法に対応するように設定された測距部を設け
、該測距部を近接撮影時の測距手段として使用できるよ
うにしたことを特徴とするカメラのファインダー。