JPH03210263A - 気泡水流発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ポンプの吐出水流を利用して、ポンプ吐出側
に備えた混合室内に空気を吸込み、浴槽内に気泡水流を
噴出する装置に関する。

従来の技術 従来のこの種の気泡水流発生装置は、第４図に示すよう
に、浴槽９からの温水を循環ポンプ７で吸入し、この循
環ポンプ７の吐出側に混合室４を設け、その先端は浴槽
９に開口させている。そして上記混合室４は、水平方向
の軸をもつ入口ノズルｌと出口ノズル２、ならびにその
軸が前記２つのノズル軸と直交する混合空気吸入部３と
から成り、この混合空気吸入部３は空気流入管５を介し
このような従来の気泡水流発生装置では、吸入空気量を
増すためには、入口ノズル１を出口ノズル２の吸込部で
形成される混合空気吸入部３の面積を小さく絞る必要が
ある。ところが吸入面積を小さく絞り過ぎると、入口ノ
ズル１からの噴出水流と空気の混合した気泡水流が出口
ノズル２吸込部に衝突し、吐出ノズル２を振動させ、そ
の振動が混合室４全体に伝達されていた。その結果振動
エネルギーの一部は混合室４から浴槽９壁へ伝えられ、
浴室内９に騒音を放射していた。又一部は配管８を通じ
て構造物に伝播し、隣室や階下に振動音を放射する等の
課題を有していた。

本発明は上記課題を解決するもので、低振動、低騒音の
多量の気泡を含む気泡水流発生装置を提供することを目
的としている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、本発明の気泡水流
発生装置は、一定路離隔てて入口ノズルと出口ノズルを
対向設置し、入口ノズル外周部と前記出口ノズルの吸入
部で混合空気吸入部を形成し、上記混合空気吸入部の通
路面積を、入口から入日ノズル先端近傍迄は漸減し、上
記入口ノズル先端近傍から下流に向かっては、急拡大さ
せた吸込凹部を設けた構成としたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、先ず循環ポンプにより
浴槽から吸入した温水を入口ノズルに噴射し、混合室内
に高速の水流を生じさせる。その結果混合室内の入口ノ
ズル外周に位置する混合空気吸入部は負圧となり、空気
吸入管より空気を吸込ませることができる。しかるに本
構成においては、空気吸入路面積は入口部から漸減し入
日ノズル先端近傍で最少にしているため、多量の空気が
円滑に流入される。そして入口ノズル先端外周部から下
流に向かっては、空気吸込通路面積が急拡大する吸込凹
部を備えているので、水と空気の混合した気泡水流が出
口ノズル吸入部壁に、直接衝突する確立も小さくなり、
その結果出口ノズルの振動も抑制することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例について第１図および第２図を
参照しながら説明する。なお、第４図と同じ構成部材に
は同符号を付している。

第１図に示すように、混合室４は一定距離隔てて対向設
置した入口ノズル１と出口ノズル２、および入口ノズル
ｌと出口ノズル吸入部２ａから成る混合空気吸入部３よ
り構成されている。前記混合空気吸入部３の断面積は入
口３ａから漸減し、入口ノズル先端部３ｂで最少値をと
り、それより下流側では急拡大する吸込凹部３ｃを有し
再び増大するようになっている。その後上記吸入凹部３
Ｃは出口ノズル２のディフューザ通路２ｂと滑らかにつ
ながっている。また入口ノズル１は上流側で循環ポンプ
７ならびに配管８を介して浴槽９と接続されている。一
方出ロノズル２は先端を浴槽９と連通している。また混
合空気吸入部３は混合空気吸入管５と連通しており、混
合空気吸入管５の他端は大気に開放している。

上記構成において動作を説明すると、循環ポンプ７を運
転すると、浴槽９から配管８を通して吸入した温水は、
面積を縮小している入口ノズル１で高速の水流となり、
混合室４内に噴出する。その結果、混合室４内は負圧と
なり、浴室内の空気は混合空気吸入管５を通って混合空
気吸入部３より混合室４内へ吸入される。そしてこの場
合、混合空気吸入部３の面積は、入口３ａから漸減して
入口ノズル先端近傍３ｂで最少となるように形成されて
いるため、多量の空気を円滑に吸入することができる。

そして入口ノズル先端近傍３ｂでは、吸込空気は入口ノ
ズルｌから噴出する水流と混合し、この混合した二相流
は急拡大された吸込凹部３Ｃに向かって噴出する。

このように本構成においては、多量の空気を円滑に吸入
することができると同時に、混合室４内において形成さ
れる気泡水流を直接入口ノズルｌ吸入部に衝突させるこ
となく吸込凹部３Ｃに噴出させることができるため、固
体伝播音を低減させることが可能となる。

第３図は、本発明の他の実施例を示したものである。

図において、第２図と同一番号を付したものは同一部分
である。前記実施例と相違する点は、出口ノズル２の外
周に同心円状に固定枠６を設け、出口ノズル２と固定枠
６により圧力室ｌＯを形成し、圧力室ｌＯと出口ノズル
のディフューザ通路２ｂを連通ずる圧力孔１１を、その
軸が入口ノズルｌ及び出口ノズル２軸と鋭角をなすよう
に穿設したことである。

このような構成にすると、圧力室内１０の圧力は出口ノ
ズルディフューザ２ｃ内のそれにくらべて高いため、圧
力室１０、圧力孔１１及び出口ノズルディフューザ２ｃ
を結ぶ循環流れを発生させることができる。その結果デ
ィフューザ通路２６側壁部に沿って発生する気泡主体の
乱れの大きい流れを下流側へ追い出し、出口ノズルディ
フューザ２ｃから浴槽へ至る流れ全体を均一にすること
ができるため、圧力脈動を抑制することにより発生騒音
を低減することが可能となるものである。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明の気泡水流発
生装置は、一定路離隔てて一対の入口ノズルと出口ノズ
ルを対向設置し、入口ノズル外周部と出口ノズルの吸入
部で混合空気吸入部を形成し、上記混合空気吸入部の通
路面積を、入口から入口ノズル先端近傍迄は漸減し、上
記入口ノズル先端近傍から下流に向かっては急拡大させ
た吸込凹部を有する構成を採用していることにより、次
の効果が得られる。

＋１１　　混合空気吸込通路を無理なく円滑に絞ってい
るので、多量な空気量を円滑に吸入し、入口ノズルから
噴出するジェット水流との混合を良好に行なうことがで
きる。

（２）入口ノズル先端近傍で混合された気泡水流は、吸
込凹部へ噴出した後、出口ノズルのディフューザ通路に
沿って流れるので、圧力変動が少なく、気泡水流が直接
出口ノズルの吸入部に衝突する機会も少なくなる。その
結果、圧力脈流による流力騒音はもとより、混合室壁を
振動させて配管を通じて建物へ伝播する団体伝播音も低
減させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す気泡水流発生装置の断
面図、第２図は気泡水流発生装置の混合室近傍の拡大断
面図、第３図は他の実施例を示す要部拡大断面図、第４
図は従来の気泡水流発生装置を示す断面図である。 ！・・・・・・入口ノズル、２・旧・・出口ノズル、２
ｂ・・・・・・ディフューザ−通路、３・・・・・・混
合空気吸入部、３ｂ・・・・・・入口ノズル先端近傍、
３ｃ・・・・・・吸入凹部、 １０・・・・・・圧力室、１１・・・・・・圧力孔。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）一定距離隔てて入口ノズルと出口ノズルを対向設
   置し、入口ノズル外周部と前記出口ノズルの吸入部で混
   合空気吸入部を形成し、この混合空気吸入部の通路面積
   を、入口から入口ノズル先端近傍迄は漸減し、この入口
   ノズル先端近傍から下流に向かっては急拡大させた吸入
   凹部を有する気泡水流発生装置。
2. （２）出口ノズルを囲繞するように圧力室を設け、吸入
   凹部下流側に、出口ノズルのディフューザ通路と上記圧
   力室を連通する圧力孔を、その中心軸が気泡水流中心軸
   と鋭角をなすように穿設した請求項１記載の気泡水流発
   生装置。