JP2001190439A - 気泡発生装置 - Google Patents

気泡発生装置

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JP2001190439A
JP2001190439A JP2000001477A JP2000001477A JP2001190439A JP 2001190439 A JP2001190439 A JP 2001190439A JP 2000001477 A JP2000001477 A JP 2000001477A JP 2000001477 A JP2000001477 A JP 2000001477A JP 2001190439 A JP2001190439 A JP 2001190439A
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Hisashi Hiradate
久志 平舘
Shigenori Suzuki
重則 鈴木
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RINKUSU KK
Yurtec Corp
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RINKUSU KK
Yurtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡を槽内に収容された液体中に十分に行き
渡らせることことができる気泡発生装置を提供する。 【解決手段】 液体19を収容する槽17と、この槽1
7の外部に設けられた液体の循環流路3と、この循環流
路3に設けられた液体19の送液手段11と、循環流路
3に設けられて液体19中に気体を供給する気体供給手
段9と、循環流路3の出口側端部に設けられて液体19
中に気泡を発生させるラインミキサー13と、このライ
ンミキサー13から槽17中に吐出する液体を衝突させ
る衝突手段15とを備える。これにより、ラインミキサ
ー13で生成された気泡を含む液体19を衝突手段15
に衝突させることで、気泡の微細化や、液体19に溶存
していた気体の気泡化などで、より微細でより多量の気
泡を生成して、気泡を槽17内の液体19中に十分に行
き渡らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気泡発生装置に係
り、特に、微細な気泡を発生する気泡発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】気泡発生装置では、一般に、加圧手段に
より高圧に加圧されて空気が溶解した液体をオリフィス
状に形成された流路を通過させた後、液体を収容した槽
などに吐出させるか、またはベンチュリ状の噴出口など
を有するノズルから液体を収容した槽などに噴出させる
などの方法により、オリフィス状に形成された流路やベ
ンチュリ状の噴出口などを有するノズルを通過すること
によって液体が急激に減圧されることで気泡を形成して
いる。
【0003】ところで、気泡発生装置は、浴槽、曝気
槽、水処理装置など気泡の作用を利用する様々な装置類
に組み込まれて用いられるが、効率よく気泡の作用を得
るためには、気泡が槽内に収容された液体中に十分に行
き渡った状態になる必要がある。このため、液体中での
滞留時間を長くするのに、できるだけ微細な気泡を生成
したり、より多量の気泡を生成する必要などがある。し
かし、オリフィス状に形成された流路やベンチュリ状の
噴出口などを有するノズルなどの減圧作用だけでは、例
えば数μmから数十μmといったような微細な気泡を生
成することは難しく、また、気泡の生成量を増大させる
ことも難しい。したがって、より微細な気泡を発生さ
せ、また、気泡の生成量を増大させるために、従来は、
機械的な減圧手段を備える構成や複数の減圧室とオリフ
ィスを備える構成など複雑な気泡発生装置を形成して用
いている。したがって、より簡単に形成できる気泡発生
装置が望まれていた。
【0004】これに対し、気泡を発生させる液体が通流
する流路にラインミキサーを備えた気泡発生装置が考え
られている。ラインミキサーは、様々な構成のものが市
販されているため、適当なラインミキサーを選択し、液
体の流路の一部として組み込むだけで簡単に気泡発生装
置を形成することができ、複雑な構成を有する装置を形
成する必要がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ラインミキサ
ーを備えた気泡発生装置で生成した気泡は、十分に微細
なものでないこと、また、十分な量が生成されていない
ことなどから、槽内ではすぐに浮上するか、または崩壊
してしまうことにより失われ、槽内に収容された液体中
に十分に行き渡らせることができない。
【0006】本発明の課題は、気泡を槽内に収容された
液体中に十分に行き渡らせることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の気泡発生装置
は、液体を収容する槽と、この槽内に液体を吐出する流
路と、この流路に設けられた液体の送液手段と、流路に
設けられて液体中に気体を供給する気体供給手段と、流
路の出口側端部に設けられて液体中に気泡を発生させる
ラインミキサーと、このラインミキサーから槽中に吐出
する液体を衝突させる衝突手段とを備えることにより上
記課題を解決する。
【0008】このような構成とすれば、ラインミキサー
で生成された気泡を含む液体を衝突手段に衝突させるこ
とで、衝突の衝撃によって気泡を微細化することがで
き、これにより、気泡が液面に浮上するまでの時間を長
くして槽内に収容された液体中での気泡の滞留時間を長
くすることができる。さらに、液体に十分な気体が溶存
している場合には、液体が衝突手段に衝突することで生
じる圧力損失による減圧作用により、液体に溶存してい
た気体が気泡化されることで、より多量の気泡を生成で
き、気泡の崩壊による気泡の減少の影響を抑えることが
できる。したがって、気泡を槽内に収容された液体中に
十分に行き渡らせることができる。
【0009】また、衝突手段が屈曲した管からなるもの
であれば、装置構成を簡素化できるので好ましい。さら
に、槽を画成する面に屈曲した管の出口側開口を向けれ
ば、屈曲した管から吐出した気泡を含む液体が槽を画成
する面に衝突することで、気泡がさらに微細化されるこ
と、また、液体に溶存していた気体が気泡化されてさら
に多量の気泡が発生することなどにより、気泡を槽内に
収容された液体中にさらに十分に行き渡らせることがで
きる。
【0010】また、ラインミキサーが槽外の槽の側壁近
傍に配設され、衝突手段が槽内に槽の側壁から突出して
設けられた屈曲した管からなり、屈曲した管の出口側開
口を槽の底面に向ける。このようにすれば、屈曲した管
から吐出した気泡を含む液体が槽の底面に衝突すること
で、気泡がさらに微細化されること、また、液体に溶存
していた気体が気泡化されてさらに多量の気泡が発生す
ることなどに加え、屈曲した管から吐出した液体が槽の
底面に沿って拡がって流れ、気泡もこの槽内に収容され
た液体の底面に沿って拡がるため、気泡を槽内に収容さ
れた液体中に一層十分に行き渡らせることができる。
【0011】ところで、ラインミキサーには、流路内に
配設された撹拌子や邪魔板などを駆動手段により駆動さ
せて、流路内を通流する液体を撹拌するものがあるが、
このような、ラインミキサーでは、駆動手段が必要であ
るため装置構成が複雑になる。そこで、ラインミキサー
が、液体の螺旋状の流れを形成する羽根と液体の螺旋状
の流れが衝突する複数の突起とを有するスタティックミ
サーであれば、駆動手段などが必要なく装置構成を簡素
化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用してなる気泡
発生装置とこの気泡発生装置を備えた浴槽の一実施形態
に関して図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本
発明を適用してなる気泡発生装置とこの気泡発生装置を
備えた浴槽の概略構成を示す図である。図2は、本実施
形態の気泡発生装置に用いたスタティックミキサーの内
部構造を示す模式図である。図3は、スタティックミキ
サーとエルボの設置位置及び浴槽へのエルボの設置位置
を示す図である。
【0013】本実施形態の気泡発生装置1は、図1に示
すように、循環流路3、この循環流路3に順次設けられ
た流入部5、濾過器7、空気供給用流路9、ポンプ1
1、スタティックミキサー13、そして循環流路3のエ
ルボとなるエルボ15などで構成されている。循環流路
3は、浴槽17の外部に設けられて浴槽17内に収容さ
れた湯19を循環させる流路であり、循環流路3の入口
側端部に設けられて浴槽17の底面21に設置された流
入部5から流入した湯19は、循環流路3の出口側端部
に設けられて浴槽17の側壁23に設置されたエルボ1
5から浴槽17内に吐出する。流入部5は、例えばエル
ボ15が設置されている側壁23と対向する側壁25近
傍の浴槽17の底面21部分に設置されており、流入部
5とエルボ15との距離ができるだけ遠くなるように設
置されている。濾過器7は金網や多孔性のフィルターな
どを内部に備えており、湯19と共に循環流路3に吸引
された髪の毛やその他の異物などを除去する。なお、濾
過器7の上流側には、濾過器7やポンプ11へ流入する
湯19の流量などを調整するための流量調整バルブ27
が設けられている。
【0014】空気吸引用流路9は、濾過器7とポンプ1
1との間の循環流路3の部分に連通しており、図示して
いない圧縮空気ボンベ、コンプレッサーなど空気供給源
からの空気が空気供給用流路9を介して循環流路3を通
流する湯19に供給される。本実施形態では、約1.5
〜1.7L/min.で空気が供給されているが、空気
の供給量は、個々の気泡発生装置の仕様や性能などに応
じ適宜決定されるものであり、十分な気泡を得るために
は、湯19に対する空気の混入率が3%以上10%以下
になるような空気供給量にするのが望ましい。なお、図
示していない空気供給源と空気供給用流路9などは、気
体供給手段を構成している。ポンプ11は、循環流路3
内に湯19をほぼ30L/min.の流量で通流させて
おり、また、圧力調整バルブ29と共に、空気が混入し
た湯19を加圧して送液する。本実施形態においては、
気泡を槽内に収容された液体中に十分に行き渡らせるた
めには、循環流路3中の空気が混入した湯19を3kg
/cm以上5kg/cm以下に加圧するのがよい。
さらに好ましくは、ほぼ4kg/cmに加圧するのが
よい。
【0015】本実施形態では、ラインミキサーとして、
図2に示すように、駆動部材などを有しないスタティッ
クミキサー13を用いている。本実施形態のスタティッ
クミキサー13は、OHRラインミキサーの名称で兼松
産業機械(株)より販売されているものであり、管状に
形成されたガイドべーン室31とガイドべーン室31よ
りも小径でガイドべーン室31と同軸に連通して形成さ
れたカレントカッター室33などからなる。このスタテ
ィックミキサー13では、ガイドべーン室31の端縁部
とカレントカッター室33の端縁部とに各々フランジ部
35、37が形成されており、スタティックミキサー1
3は、フランジ部35、37と、循環流路3を形成する
管の図示していないフランジ部とを図示していないO−
リングまたはガスケットなどを挟み込んで、図示してい
ないボルトまたはクランプなどで組み付けることによ
り、上流側にガイドべーン室31が、下流側にカレント
カッター室33が来るように循環流路3の出口側端部に
取り付けられている。なお、スタティックミキサー13
のカレントカッター室33側には直線状の管、すなわち
単管34が取り付けられている。
【0016】スタティックミキサー13として用いたO
HRラインミキサーのガイドべーン室31には、略半円
形平板状の固定された2枚の羽根であるガイドベーン3
9を有し、この2枚のガイドベーン39を交差させて設
けることで液体の螺旋状の流れを形成している。カレン
トカッター室33は、内周面に流路の中心方向に突出し
た複数の略キノコ状突起41の列が設けられており、ガ
イドべーン室31で生じた液体の螺旋状の流れがこれら
の複数の突起に衝突する。このようにガイドべーン室3
1の2枚のガイドベーン39によって生じた螺旋状の流
れがカレントカッター室33の複数の突起41に衝突す
ることで、液体に混入した大きな気泡、または液体に溶
存している気体などから多数の微細な気泡が生成され
る。
【0017】エルボ15は、図1に示すように、ほぼ9
0度に円弧状に屈曲した管であり、エルボ15の片側の
端部に形成された図示していないフランジ部によって単
管34に連結されている。エルボ15は、浴槽17の側
壁23から浴槽17内に突出した状態で、エルボ15の
湯19の吐出口43が浴槽17の底面15に向くように
取り付けられている。スタティックミキサー13のカレ
ントカッター室33からの湯19の流れは、エルボ15
の屈曲した部分45でエルボ15の内壁に衝突して流れ
の方向を変え、エルボ15の吐出口43から浴槽17内
に吐出する。このように、エルボ15は、スタティック
ミキサー13から吐出する湯19を衝突させる衝突手段
を構成している。
【0018】このような構成の本実施形態の気泡発生装
置1では、流入部5から流入し、空気供給用流路9から
空気を供給された湯19をで加圧してスタティックミキ
サー13に送液することで、循環流路3を通流する湯1
9中に気泡を発生させている。そして、気泡を含む湯1
9をエルボ15の屈曲部45の内壁面に衝突させること
で、衝突の衝撃により湯19中の気泡を、例えば数μm
から数十μmといった程度の大きさに微細化させること
ができ、浴槽17内に収容された湯19内に放出された
気泡の浮上速度を遅くし、湯19内での気泡の滞留時間
を長くできる。さらに、スタティックミキサー13から
の湯19に十分な空気が溶存している場合には、エルボ
15の屈曲部45の内壁面への衝突時の圧力損失による
減圧作用により、湯19の溶存空気を気泡化することが
できるので、湯19に含まれる気泡の量を多くでき、浴
槽17内に収容された湯19内での気泡の崩壊の影響を
抑えることができ、湯19内に多量の気泡が滞留するよ
うにできる。したがって、気泡を浴槽19内に収容され
た湯19中に十分に行き渡らせることができる。
【0019】また、本実施形態では、エルボ15の吐出
口43を浴槽17の底面21に向けて設置しているの
で、エルボ15の吐出口43から吐出する気泡を含む湯
19がエルボ15の内壁面に加えて、浴槽17の底面2
1にも衝突することになるため、より気泡を微細化し、
また、より大量の気泡を発生させることができる。これ
に加えて、浴槽17の底面21に衝突した気泡を含む湯
19は、底面21沿って拡がる流れを形成し、この流れ
に乗って気泡が浴槽17内に拡がるため、気泡を浴槽1
7内に収容された湯19中に十分に行き渡らせることが
できる。ただし、エルボ15の吐出口43から吐出する
気泡を含む湯19が浴槽17の底面21に衝突すること
により起こる気泡の微細化作用や、溶存空気の気泡化作
用などは、エルボ15の吐出口43から吐出する気泡を
含む湯19の流速などによっては得られない場合もあ
る。
【0020】さらに、スタティックミキサー13を浴槽
17の側壁23の近傍に設け、スタティックミキサー1
3から浴槽17までの循環流路3の距離、すなわち単管
34の長さをできるだけ短くしているため、スタティッ
クミキサー13で生成した気泡が、スタティックミキサ
ー13から浴槽17へ移動する間に、結合してより大き
な気泡となって浮力が大きくなってしまうことや、崩壊
してしまうことを抑制している。
【0021】ここで、本実施形態でのスタティックミキ
サー13とエルボ15の設置位置において、図3に示す
ように、スタティックミキサー13の吐出口からエルボ
15の流入口までの距離Lを0mm以上200mm以下
にすること、すなわちスタティックミキサー13とエル
ボ15とを結ぶ単管34を設けず、スタティックミキサ
ー13の吐出口とエルボ15の流入口とを直接接続する
か、長さ200mm以下の単管34を接続することによ
り、十分な気泡の微細化作用や溶存気体の気泡化作用を
得ることができる。さらに、距離Lをほぼ100mmに
すれば、気泡の微細化作用や溶存気体の気泡化作用をよ
り十分なものにできるで好ましい。なお、単管34を用
いず、所定の長さの直線部とエルボ状に屈曲した屈曲部
を有する管を用いることもできる。
【0022】エルボ15の浴槽17への設置位置におい
て、浴槽17内の湯19の水深がほぼ600mmである
場合、浴槽17の底面21からエルボ15の吐出口43
までの高さH1を30mm以上250mm以下、エルボ
15の吐出口43から浴槽17内の湯19の水面までの
高さH2を350mm以上570mm以下にすることに
より、十分な気泡の微細化作用や溶存気体の気泡化作用
に加え、湯19の浴槽17の底面21に沿う流れが形成
され、浴槽17内に収容された湯19内に気泡を十分に
行き渡らせることができる。さらに、高さH1をほぼ5
0mm、すなわち高さH2をほぼ550mmにすること
により、浴槽17内に収容された湯19内に気泡を一層
十分に行き渡らせることができるので好ましい。
【0023】なお、スタティックミキサー13の吐出口
からエルボ15の流入口までの距離Lや浴槽17の底面
21からエルボ15の吐出口43までの高さ高さH1の
値は、スタティックミキサー13やエルボ15から吐出
する湯19の流速などに応じて決定される値である。す
なわち、液体が衝突する面までの距離と液体のその面へ
の衝突時の圧力との関係をみると、液体の流速などに応
じた所定の距離において衝突時の圧力のピークが得られ
るようになっている。したがって、距離Lや高さH1の
値は、湯19の流速に応じて、スタティックミキサー1
3からの湯19がエルボ15の屈曲部45の内壁面へ衝
突するときの圧力や、エルボ15の吐出口43からの湯
19が浴槽17の底面21へ衝突するときの圧力がほぼ
ピークになるような距離付近に設定している。
【0024】本実施形態のように、浴槽17に気泡発生
装置1を設置した場合には、湯19のほぼ全体を乳化し
たかのように白濁させる微細で多量の気泡の作用によ
り、肌の洗浄効果、深部体温の上昇といった温熱効果、
皮膚代謝の活性化効果、毛細血管の拡張作用による血行
促進効果などの様々な効果を得ることができる。
【0025】また、本実施形態では、衝突手段としてエ
ルボ15を設けたが、単管34の下流側端部に、湯19
が衝突するように、所定の距離をおいて邪魔板などを設
置することもできる。このとき、邪魔板は、例えば吐出
口43の周縁部に取り付けた数本の棒状の支持部材によ
り支持させることにより設置したり、浴槽19内に設置
したブラケットなどの支持部材で支持することにより設
置することができる。ただし、本実施形態のように、エ
ルボ15を衝突手段とすれば、邪魔板などを設けるより
も簡素な構成で衝突手段を形成できる。加えて、エルボ
15のみで十分に微細で、十分な量の気泡が生成される
場合には、エルボ15の吐出口43から吐出した湯19
を底面21や邪魔板などに衝突させなくてもよい。ただ
し、エルボ15の吐出口43からの湯19が浴槽17の
底面21や邪魔板などに衝突させる方が、気泡を浴槽1
7に収容された湯19内により十分に行き渡らせること
ができる。
【0026】さらに、本実施形態では、エルボ15の吐
出口43が浴槽17の底面21に向くように設置した
が、エルボ15の吐出口43を他の側壁などに向けて設
置することもできる。ただし、エルボ15の吐出口43
が浴槽17の底面21に向くように設置した方が、気泡
を含む湯19が底面21に沿って拡がるため、気泡を浴
槽17に収容された湯19内に一層十分に行き渡らせる
ことができる。また、浴槽17の底面21からのエルボ
15の吐出口43までの高さH1を適切な距離にできな
い場合などは、エルボ15の吐出口43の下方に、吐出
口43から吐出する湯19が衝突するように所定の距離
をおいて邪魔板などを設置することもできる。
【0027】さらに、本実施形態で示したようなスタテ
ィックミキサー13などに限らず、気体を供給された液
体中に気泡を生成できれば駆動部を有する様々な構造の
ラインミキサーなどを用いることができる。ただし、本
実施形態のようなスタティックミキサー13を用いれ
ば、駆動部を有するラインミキサーなどのように駆動手
段などが不要であり装置を簡素化できる。
【0028】また、本実施形態では、浴槽17内に収容
された湯19を循環させる循環流路3にスタティックミ
キサー13などを設け気泡を生成したが、循環流路3を
設けず、他所から湯19を浴槽17内に向けて通流させ
る流路を設け、この流路にスタティックミキサー13な
どを設けて気泡を発生させるような構成にすることもで
きる。さらに、本発明は、本実施形態において示した浴
槽17などに限らず、浴槽、曝気槽、水処理装置など気
泡の作用を利用した様々な構成の装置類に用いることが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、気泡を槽内に収容され
た液体中に十分に行き渡らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる気泡発生装置とこの気泡
発生装置を備えた浴槽の一実施形態の概略構成を示す図
である。
【図2】気泡発生装置に用いたスタティックミキサーの
一例の内部構造を示す模式図である。
【図3】スタティックミキサーとエルボの設置位置及び
浴槽へのエルボの設置位置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 気泡発生装置 3 循環流路 5 流入部 9 空気供給流路 11 ポンプ 13 スタティックミキサー 15 エルボ 17 浴槽 19 湯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C074 LL07 MM04 QQ21 QQ23 QQ24 4F033 BA04 DA01 EA01 KA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する槽と、該槽内に前記液体
    を吐出する流路と、該流路に設けられた前記液体の送液
    手段と、前記流路に設けられて前記液体中に気体を供給
    する気体供給手段と、前記流路の出口側端部に設けられ
    て前記液体中に気泡を発生させるラインミキサーと、該
    ラインミキサーから前記槽内に吐出する前記液体を衝突
    させる衝突手段とを備えてなる気泡発生装置。
  2. 【請求項2】 前記衝突手段が屈曲した管からなること
    を特徴とする請求項1に記載の気泡発生装置。
  3. 【請求項3】 前記衝突手段が屈曲した管からなり、前
    記槽を画成する面に前記屈曲した管の出口側開口を向け
    たことを特徴とする請求項1に記載の気泡発生装置。
  4. 【請求項4】 前記ラインミキサーが前記槽外の前記槽
    の側壁近傍に配設され、前記衝突手段が前記槽内に前記
    槽の側壁から突出して設けられた屈曲した管からなり、
    前記屈曲した管の出口側開口を前記槽の底面に向けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の気泡発生装置。
  5. 【請求項5】 前記ラインミキサーが、前記液体の螺旋
    状の流れを形成する羽根と前記液体の螺旋状の流れが衝
    突する複数の突起とを有するスタティックミキサーであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    気泡発生装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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