JPH0320827Y2 - - Google Patents

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JPH0320827Y2
JPH0320827Y2 JP1982100503U JP10050382U JPH0320827Y2 JP H0320827 Y2 JPH0320827 Y2 JP H0320827Y2 JP 1982100503 U JP1982100503 U JP 1982100503U JP 10050382 U JP10050382 U JP 10050382U JP H0320827 Y2 JPH0320827 Y2 JP H0320827Y2
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zoom lens
lens
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cam
movable
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JP1982100503U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、ズームレンズを用いて、原稿面と感
光体との間の距離を変えることなく複写倍率を変
更する複写機の変倍光学装置に係り、特に上記ズ
ームレンズの案内装置に関する。
ズームレンズによる複写倍率の変更自体は、原
稿面と感光体との間に配設したズームレンズの可
動レンズを所要の関係で光軸方向に移動させれば
できる。しかしながら複写倍率に拘らず原稿セツ
ト位置を一定にするためには、つまじ原稿面の端
部の像が複写倍率を変更した場合にも常時感光面
の端部に結線するようにするためには、変倍動作
に伴いズームレンズを光軸方向と直角な方向にも
同時に移動させねばならない。
第1図はこの関係を示したものである。
同図において、Pは原稿面、Qは感光体面で、
両者の間に、正の焦点距離を持つ第1レンズ群A
と負の焦点距離を持つ第2レンズ群Bとからなる
ズームレンズ1が位置している。ズームレンズ1
は両レンズ群A,Bの光軸F方向の位置および間
隔を予め定めた関係で変えることにより複写倍率
を変更するものであるが、原稿Pの端部P′の像が
感光面Qの端部Q′に常時結像するようにするに
は、図に示すように符号1′,A′,B′で示す縮小
位置から同1,A,Bの等倍位置、同1″,A″,
B″の拡大位置と変倍するに従い、光軸と直角な
方向にも同時に移動させねばならない。この光軸
方向とこれに直角な方向の移動合成軌跡は、第1
レンズ群Aについては曲線Cで、第2レンズ群B
については曲線Dで表わされる。
従来のズームレンズを利用した変倍装置は、い
ずれもこのような可動レンズ群の合成移動軌跡を
忠実に実現するべく工夫されたものであり、移動
軌跡が曲線であることから構造が複雑化せざるを
得なかつた。すなわち第1、第2のレンズ群をそ
れぞれ可動の保持枠に保持し、この保持枠に対し
光軸方向の案内手段と光軸と直交する方向の案内
手段とを別個に設けて変倍動作に伴いカム機構等
を用いてこれを移動させねばならないため、構造
が複雑して高価になり、さらに可動部分が多いた
めレンズ系の光軸に対する傾きが生じやすいとい
う欠点があつた。またズームレンズ全体の駆動モ
ータと、ズームレンズの可動レンズ間の間隔調整
用の駆動モータとを別個に必要とするため制御系
が複雑化し高価になるという問題点もある。
本考案は、このような従来装置の問題点を解消
するもので、前後2群の可動レンズ群を有するズ
ームレンズにより複写倍率を変更する複写機にお
いて、該ズームレンズの一方の可動レンズ群の移
動軌跡を、該ズームレンズの光軸に対して傾斜す
る直線で近似して、この近似直線に沿う傾斜案内
棒を設け、この傾斜案内棒に、ズームレンズの上
記一方の可動レンズ群を固定したズームレンズ架
台を摺動自在に支持し、このズームレンズ架台
に、該架台の傾斜案内棒に沿う直進移動力を駆動
力として、ズームレンズの他方の可動レンズ群を
上記一方のレンズ群に対して接離させる間隔調整
機構を設けたことを特徴としてい。
以下図示実施例について本考案を説明するに、
まず第1図、第2図につき一方の可動レンズ群の
合成移動軌跡を直線で近似しうるという理論的解
析を行なう。ズームレンズ1の第1、第2レンズ
群A,Bの移動軌跡C,Dはともに曲線からなつ
ているが、移動軌跡Cはかなり直線に近い。そこ
でこの曲線Cを第1図、第2図に示す直線Eで近
似したとして生じる誤差を調べる。いま等倍位置
における焦点距離が255mmのズームレンズ1を例
にとると、拡大率1.41×、縮小率0.64×を得ると
き、曲線Cに対して直線Eで近似した場合の第1
レンズ群Aの光軸と直角な方向の誤差Δymは、
等倍率時の誤差を0として、1.41×,0.64×でそ
れぞれ約0.75mmである(両端の誤差が同じになる
ように直線Eは設定されている)。
この誤差Δymによつて結像面(感光面)上に
生じる結像誤差をΔWmとすると、図から ΔWm=(1+m)Δym(m:倍率) で表わされる。したがつてそれぞれの倍率におけ
る誤差ΔWmは ΔW0.64=1.23mm ΔW1=0mm ΔW1.41=1.81mm 程度であつて実用上無視しうる量である。特に拡
大率が1.41×より小さいもの、等倍から縮小だけ
の複写機では、ふくらみの少ない曲線Cを例えば
第2図に示す直線E′で近似することができるか
ら、上記誤差Δym,ΔWmは一層小さくなる。
本考案は、この近似直線E(またはE′)により
第1レンズ群Aを案内するとともに、第1レンズ
群の移動力により第2レンズ群Bを曲線Dに沿つ
て移動させるもので、第3図、第4図に第一の実
施例を示す。両図においてFはズームレンズ1の
光軸、2はこの光軸Fに対し上記近似直線Eと同
一の傾きを持たせてベース3上の支持ブラケツト
4,4に固定した案内棒である。案内棒2にはズ
ームレンズ架台5の一端部が摺動自在に支持さ
れ、ズームレンズ架台5の他端部に設けたガイド
ローラ6は、案内棒2と平行なガイドレール7上
に転動する。
第1レンズ群Aを支持した第1鏡筒8は、この
ズームレンズ架台5上に固定されており、第2レ
ンズ群Bを支持した第2鏡筒9は第1鏡筒8に光
軸の傾きおよび芯ずれのないよう摺動可能に嵌め
られてい。すなわち架台5に関しては第1鏡筒8
は固定鏡筒であり、第2鏡筒9は可動鏡筒であ
る。架台5は上記案内棒2と平行な送りねじ10
を螺合させており、この送りねじ10は位置規制
可能なステツピングモータ11、タイミングプー
リ12、タイミングベルト13およびタイミング
プーリ14によつて回転される。したがつて送り
ねじ10を回転させて架台5を案内棒2に沿つて
移動させると、レンズ群A,Bからなるズームレ
ンズ1の全体が同方向に移動し、特にレンズ群A
の第1鏡筒8は架台5に固定されているため、常
時上記近似直線Eに沿つて移動することとなる。
次に第2鏡筒9を架台5の移動力を駆動力とし
て第1鏡筒8に対して移動させ、第1、第2レン
ズ群A,Bの空気間隔を複写倍率に応じて距離に
する間隔調整機構を説明する。架台5には光軸F
に直角な軸15が設けられ、この軸15に間隔調
整部材であるカム板16が回転自在に支持されて
いる。第2鏡筒9にはこのカム板16の周縁カム
面と当接するカムフオロア17が支持されてお
り、このカムフオロア17とカム板16は第2鏡
筒9を第1鏡筒8側に摺動付勢する引張ばね18
により常時弾接している。
カム板16の軸部には位相調整の後該カム板に
固定するワイヤプーリ19が嵌合されている。こ
のワイヤプーリ19には小ねじ20によつてすべ
りなきように固着したワイヤロープ21が巻回さ
れ、このワイヤロープ21の両端はそれぞれ案内
棒2の両端部のブラケツト4,4に固定されてい
る。22,22はワイヤロープ21がプーリ19
から外れるのを防止し、かつワイヤロープ21を
案内棒2に平行に張設するため、プーリ19の両
側の架台5に支持したアイドルプーリである。な
お23は架台5に設けた板状片24と係合してズ
ームレンズ1の等倍位置を検出する検出器であ
る。
したがつて上記構成によれば、送りねじ10を
回転させることによつて架台5を移動させると、
前述のように第1レンズ群Aが近似直線Eに沿つ
て移動し、同時にカム板6の形状に従い第2レン
ズ群Bが第1図の曲線移動軌跡Dに沿つて移動す
ることになる。すなわち架台5が移動すると、両
端を固定したワイヤロープ21の中間部分がワイ
ヤプーリ20にすべりなきよう取着されているこ
とから、ワイヤプーリ20、つまりこれと同軸の
カム板16が架台5の移動量に対応する角度だけ
回転し、その結果第2鏡筒9はカム板16に弾接
しているカムフオロア17を介してカム板16の
形状に従つて移動し、第1レンズ群Aと第2レン
ズ群Bの空気間隔を倍率に応じた距離にする。
第5図は第1、第2レンズ群の間隔調機構の他
の実施例を示す。この実施例は間隔調整部材とし
て、第一の実施例におけるカム板に代えてカム筒
25を用いたもので、このカム筒25は第1レン
ズ鏡筒8の外周に回転のみ可能で軸方向には移動
しないように嵌められている。カム筒25に穿設
したカム溝26には可動の第2鏡筒9に穿設した
カムフオロア27が嵌まつており、カム筒25の
回転に伴いカム溝26の形状に従つて第2鏡筒9
が第1鏡筒8に対して移動する。
カム筒25の外周一部にはワイヤプーリ28が
一体に設けられており、このワイヤプーリ28に
小ねじ29によつてすべりなきように固着したワ
イヤロープ30が巻回されている。このワイヤロ
ープ30は、第一の実施例におけるワイヤロープ
21と同様に、その両端が案内棒2の両端のブラ
ケツト4,4に固定され、アイドルプーリ31,
32,33により架台5の直進動に伴つてカム筒
25を回転させるように案内されている。
この実施例では、送りねじ10の回転によりズ
ームレンズ架台5を進退動させると、その移動量
に応じた角度だけワイヤロープ30およびワイヤ
プーリ28を介してカム筒25が回転するから、
カム溝26の形状に従つて第2鏡筒9、つまり第
2レンズ群Bが移動することとなり、第1、第2
レンズ群A,B間の空気間隔を倍率に応じて調整
することができる。
以上要するに本考案は、複写倍率を変更する2
群ズームレンズの一方の可動レンズの移動軌跡
を、該ズームレンズの光軸に対して傾斜した近似
直線によつて近似して、この近似直線に沿う案内
棒を設け、この案内棒に沿つて移動するズームレ
ンズ架台に、ズームレンズの該一方のレンズ群を
固定し、他方の可動レンズ群は上記架台の移動力
を駆動力とする間隔調整機構により一方の可動レ
ンズ群との空気間隔を複写倍率に応じて変えるよ
うにしたものであるから、両可動レンズ群を光軸
方向とこれと直交する方向の別個の案内装置によ
りそれぞれ曲線に沿つて移動させている従来装置
に比し、極めて構造を簡略化することができる。
したがつて駆動モータは架台の移動用のみで足り
ることと合わせて、変倍機能を持つ複写機を安価
に提供することができ、加えて案内手段および可
動部分が少なくなることから光軸の傾き等の可動
部分の誤差やクリアランスによる狂いが少なくな
つて高精度となる。他方可動レンズの合成移動軌
跡を直線で近似することの不利益、つまり結像位
置のずれは実用上殆んど問題とならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写倍率の変更に伴うズームレンズの
移動軌跡および本考案の原理を説明するレンズの
移動状態図、第2図は第1図から第1レンズ群の
移動軌跡および近似直線のみを取り出したレンズ
の移動軌跡線図、第3図は本考案に係る複写機の
変倍光学装置の実施例を示す平面図、第4図は同
要部の斜視図、第5図は本考案の他の実施例を示
す要部の斜視図である。 E,E′……近似直線、1……ズームレンズ、
A,B……可動レンズ群、2……案内棒、5……
ズームレンズ架台、7……ガイドレール、8……
第1鏡筒、9……第2鏡筒、16……カム板(間
隔調整部材)、17,27……カムフオロア、1
9,28……ワイヤプーリ、21,30……ワイ
ヤロープ、5……カム筒(間隔調整部材)、26
……カム溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 原稿面と感光体との間に、前後2群の可動レ
    ンズ群の光軸方向の移動により複写倍率を変え
    るズームレンズを配設し、かつこのズームレン
    ズの2群の可動レンズ群をそれぞれ、原稿面の
    端部の像が常時感光体の端部に結像するよう
    に、上記変倍動作に伴い光軸と直角な方向に所
    定の移動軌跡で同時に移動するようにした複写
    機の変倍光学装置において、 上記ズームレンズの一方の可動レンズ群の移
    動軌跡を、該ズームレンズの光軸に対して傾斜
    する直線で近似し、 この近似直線に沿う傾斜案内棒を設け、 この傾斜案内棒に、ズームレンズの上記一方
    の可動レンズ群を固定したズームレンズ架台を
    摺動自在に支持し、 このズームレンズ架台に、該架台の傾斜案内
    棒に沿う直進移動力を駆動力として、ズームレ
    ンズの他方の可動レンズ群を上記一方のレンズ
    群に対して接離させる間隔調整機構を設けたこ
    とを特徴とする複写機の変倍光学装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、間
    隔調整機構は、ズームレンズ架台に回転可能に
    支持され回転に伴い前後2群のレンズ群の間隔
    を変える間隔調整部材と、この間隔調整部材と
    同軸で一体に回転するプーリと、両端がズーム
    レンズ架台の両移動端近傍に固定され中間部分
    が上記プーリに固定されたロープ体を有し、こ
    のロープ体はズームレンズ架台の移動に伴い上
    記プーリを回転させるように該プーリに巻回さ
    れている複写機の変倍光学装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第2項において、間
    隔調整部材は、ズームレンズ架台に回転可能に
    支持されたカム板からなり、このカム板に上記
    他方のレンズ群の可動鏡筒に設けたカムフオロ
    アが弾接している複写機の変倍光学装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲第2項において、間
    隔調整部材は、周面にカム溝を有し上記一方の
    可動レンズ群の固定鏡筒に回転可能に嵌めたカ
    ム筒からなり、このカム筒に形成したカム溝
    に、上記他方のレンズ群の可動鏡筒に設けたカ
    ムフオロアが嵌まつている複写機の変倍光学装
    置。
JP10050382U 1982-07-02 1982-07-02 複写機の変倍光学装置 Granted JPS597442U (ja)

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JP10050382U JPS597442U (ja) 1982-07-02 1982-07-02 複写機の変倍光学装置

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JPS597442U JPS597442U (ja) 1984-01-18
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JP10050382U Granted JPS597442U (ja) 1982-07-02 1982-07-02 複写機の変倍光学装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56133756A (en) * 1980-03-25 1981-10-20 Asahi Optical Co Ltd Optical device for variable magnification copying capable of size enlarging and reducing
JPS5768873A (en) * 1980-10-18 1982-04-27 Asahi Optical Co Ltd Variable scale factor copying optical device which is capable of magnification and reduction

Patent Citations (2)

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JPS56133756A (en) * 1980-03-25 1981-10-20 Asahi Optical Co Ltd Optical device for variable magnification copying capable of size enlarging and reducing
JPS5768873A (en) * 1980-10-18 1982-04-27 Asahi Optical Co Ltd Variable scale factor copying optical device which is capable of magnification and reduction

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JPS597442U (ja) 1984-01-18

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