JPH03207707A - エチレン系共重合体の製造法 - Google Patents

エチレン系共重合体の製造法

Info

Publication number
JPH03207707A
JPH03207707A JP2001097A JP109790A JPH03207707A JP H03207707 A JPH03207707 A JP H03207707A JP 2001097 A JP2001097 A JP 2001097A JP 109790 A JP109790 A JP 109790A JP H03207707 A JPH03207707 A JP H03207707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chromium
ethylene
compounds
group
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Hamada
安司 濱田
Kunio Yoshihara
吉原 邦夫
Shuji Machida
修司 町田
Satoshi Asahi
朝日 敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP2001097A priority Critical patent/JPH03207707A/ja
Publication of JPH03207707A publication Critical patent/JPH03207707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエチレンと不飽和カルボン酸エステルとを共重
合して得られるエチレン系共重合体の製造法に関する。
本発明の方法により得られるエチレン系共重合体は、接
着性、印刷性、低温柔軟性。
低温耐衝撃性等の要求される用途に有効に利用される。
〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕従来よ
り、ポリエチレンは耐水性、耐薬品性。
電気特性などに優れており、広汎な用途に使用されてい
る。しかし、ポリエチレンは化学的に不活性であるため
、接着性や印刷性、染色性等に劣るという難点があり、
これらの性質を要求される用途への使用が制限されてい
た。
そこで、ポリエチレンのこのような性質を改善するため
、エチレンと、これに共重合可能な化合物とを共重合す
る方法が種々提案されている(特開昭61−27850
8号公報、同62−86009号公報、同63−228
07号公報等)。
しかしながら、これらの方法では、エチレンの低重合体
(ブテン等)の発生が多く、エチレンの共重合体選択率
が不充分であるため、エチレンコストがかかるとともに
、得られるエチレン系共重合体は、分子量分布が不均一
で共重合均質性が悪いため、機械的物性に劣るという問
題があった。
これは、高分子量部には不飽和カルボン酸(エステル)
が共重合しにくいために分子量分布が不均一となるため
と考えられる。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明者らは、上記従来の問題点を解消したエチレン系
共重合体の製造法を開発すべく鋭意研究を重ねた。その
結果、コモノマーである不飽和カルボン酸エステルに加
える触媒成分の接触順序を特定せしめることにより、エ
チレンの低重合体の発生が抑制され、この結果、エチレ
ンの共重合体選択率が向上し、また分子量分布が均一と
なることにより、単一分子量分布を有し、機械的物性等
に優れた共重合体を製造できることを見出し、この知見
に基いて本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は第1に、遷移金属化合物と有機金属化
合物とを触媒として用い、ルイス酸の存在下にエチレン
と不飽和カルボン酸エステルとを共重合してエチレン系
共重合体を製造するにあたり、不飽和カルボン酸エステ
ルとルイス酸との接触生成物に遷移金属化合物を添加し
、次いで有機金属化合物を添加し、重合することを特徴
とするエチレン系共重合体の製造法を提供するものであ
る。
さらに本発明は第2に、遷移金属化合物と有機金属化合
物とを触媒として用い、ルイス酸の存在下にエチレンと
不飽和カルボン酸エステルとを共重合してエチレン系共
重合体を製造するにあたり、遷移金属化合物と有機金属
化合物とを予め接触させた後、不飽和カルボン酸エステ
ルとルイス酸との接触生成物に添加し、重合することを
特徴とするエチレン系共重合体の製造法を提供するもの
である。
本発明の方法においては、遷移金属化合物と有機金属化
合物とを触媒として用いる。
ここで遷移金属化合物としては、クロム化合物。
バナジウム化合物、チタニウム化合物、ジルコニウム化
合物およびハフニウム化合物から選ばれた1種以上の化
合物が用いられる。
まず、クロム化合物としては、様々なものがあり、例え
ばクロムのカルボン酸塩類、クロムアルコキシ化合物、
クロムキレート化合物、クロムπ措体、クロムアリール
化合物、ハロゲン化クロム、含酸素無機化合物、有機ク
ロム化合物などが挙げられ、これらを単独であるいは2
種以上を組み合わせて用いる。このようなりロム化合物
を具体的に示すと次の通りである。
クロムのカルボン酸塩類としては、クロムのカルボン酸
塩およびクロムのカルボン酸塩の無水カルボン酸あるい
はエステル、エーテル、ケトン附加物を用いる。
上記のクロムのカルボン酸塩として、通常は、一般式 
Cr(OCOR’)i、 Cr(OCOR’)z ・(
R”0R3) l 。
Cr(OCOR’)s + (R’C0OR’) 12
 、 Cr(OCOR’)s ’ (R”(COOR’
)z。
Cr(OCOR’>s  ’ [R”zCO) fある
いはCr(OCOR’)s ・C<p9co)zo) 
e (式中、RI、 R9はそれぞれ炭素数1〜20の
アルキル基、アルケニル基、ビニル基、シクロアルキル
基、アリール基、ハロアルキル基、アラルキル基あるい
は水素原子を示し、lは1以上の実数である。〕で表わ
される化合物が用いられる。
クロムのカルボン酸塩として具体的には、例えばCr(
CHxCOO)x、 Cr(C+dbsCOO)sなど
の脂肪族カルボン酸塩、Cr  (C6H5COO)3
. Cr(CHsCJsCOO)iなどの芳香族カルボ
ン酸塩、および上記カルボン酸塩の無水カルボン酸付加
物、エステル付加物エーテル付加物、ケトン付加物があ
げられる。これら付加物には、無水酢酸、無水プロピオ
ン酸。
無水酪酸、無水イソ酪酸、無水吉草酸、無水イソ吉草酸
などの無水脂肪酸;無水安息香酸、無水トルイル酸、無
水桂皮酸、無水フタル酸5無水マレイン酸などの無水芳
香族酸;ギ酸メチル、ギ酸−チル、ギ酸プロピル、ギ酸
ブチル、酢酸メチル。
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸ヘキシル
、酢酸オクチル、酢酸ベンジル、酢酸ビニル、酢酸フェ
ニル、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸メチル、プロ
ピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸
ブチル、プロピオン酸オクチル、プロピオン酸フェニル
、プロピオン酸ベンジル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪
酸プロピル、酪酸ブチル、酪酸アミル、酪酸オクチル、
吉草酸メチル、吉草酸エチル、吉草酸プロピル、吉草酸
ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル
酸メチル2メタクリル酸エチルメタクリル酸ブチル、ク
ロル酢酸メチル、ジクロロ酢酸エチル、クロトン酸エチ
ル、ピバリン酸エチル、マレイン酸ジメチル、シクロヘ
キサンカルボン酸エチルなどの脂肪族エステル;安息香
酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香
酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル
、安息香酸ベンジル2 トルイル酸メチルトルイル酸エ
チル、エチル安息香酸エチル、アニス酸エチルなどの芳
香族エステル;メチルエーテル、エチルエーテル、イソ
プロピルエーテル、n−ブチルエーテル、アミルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、アニソール、ジフェニルエー
テルなどのエーテル、アセトン、メチルエチルケトン 
メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、ヘンシフエ
ノン、ベンゾキノンなどのケトンを挙げることができる
次に、クロムアルコキシ化合物として通常は、一般式 
  Cr(OR”)4−s X’m    ””” (
1)で表わされる化合物が用いられる。
この一般弐(1)中のR”は炭素数1〜20のアルキル
基、アルケニル基、シクロアルキル基。
了り−ル基あるいはアラルキル基を示す。R”の具体例
としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プ
ロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基
、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、フェニル基など
が挙げられる。また、Xlはハロゲン原子、つまり塩素
、臭素、沃素などを示す。mは0≦m<4を満たす実数
である。
上記一般式〔I〕で表わされる化合物の具体例としては
、テトラメトキシクロム、テトラエトキシクロム、テト
ラ−n−ブトキシクロム、テトラ−i−ブトキシクロム
、テトラ−し−ブトキシクロム テトラヘキシルオキシ
クロム、テトラステアリルオキシクロム、テトラフェノ
キシクロムトリエトキシクロムモノクロリド、ジェトキ
シクロムジクロリド、トリーn−ブトキシクロムモノク
ロリド、トリーn−ブトキシクロムモノクロリドなどが
挙げられる。
また、前記クロムキレート化合物として具体的には、式
Cr (acac) 3で表わされるクロムトリスアセ
チルアセトナート、 Or(mbd)sで表わされるク
ロムトリス(2−メチル−1,3−ブタンジオネー))
 、 Cr(bd)zで表わされるクロムトリス(l、
3−ブタンジオネート)などが挙げられる。
ここで(acac)はアセチルアセトナート基を示し、
前記クロムトリスアセチルアセトナートは、また、(m
bd)は2−メチル−1,3−ブタンジオネート基を示
し、前記クロムトリス(2−メチル−1,3−ブタンジ
オネート)は の構造式で表される。
さらに、(M)は1,3−ブタンジオネート基を示し、
クロムトリス(1,3−ブタンジオネート)は、 の構造式で表わされる。
またクロムπ−錯体としては(cp)zcr  ((c
p)はシクロペンシタジェニル基を示す〕で表わされる
ビスシクロペンタジェニルクロム、 (CJb) zc
rで表わされるビスベンゼンクロム、 (2C&)Is
) (CJJCrで表わされるジフェニルベンゼンクロ
ム、式の構造式で表わされる。
で表わされるジヘキサメチルベンゼンクロム2式で表わ
されるπ−シクロペンタジエニルブロモクロミウムアセ
チルアセテート2式 で表わされるπ−シクロペンタジェニル(ベンゼン)ク
ロミウム1式 で表わされるπ−シクロペンタジェニル−π−シクロヘ
ブタジエニルクロミウムなどの芳香環π−錯体、トリス
(η−アリル)クロム、テトラキス(η−アリル)クロ
ムなどのπ−アリル錯体などが挙げられる。
さらに、クロムアリール化合物としては、ジフェニルク
ロム、トリフェニルトリス(テトラヒドロフラン)クロ
ムなどが挙げられる。
また、前記ハロゲン化クロムとして好ましいものは一般
式CrX”n C式中、x2はハロゲン原子を示し、n
は2または3を示す、)で表わされるものである。具体
的には三塩化クロム、三臭化クロム。
三沃化クロム、二塩化クロム、三臭化クロム、二沃化ク
ロム等が挙げられる。
次に、含酸素無機化合物としては酸化クロム。
ハロゲン含有クロム、クロム無機塩およびそれらの附加
体が挙げられる。
ここで酸化クロムとしては、例えばCrOs+ClO3
+CrOなどが挙げられ、ハロゲン含有クロムとしては
、Cr0rC1g、 Cr(OH”)Ch、 Cr (
CIOn) sなどが挙げられる。また、クロム無機塩
としては、Cr(NO3):+。
Cr(POa)z 、Crに(SO4) z 、 Cr
z (504) JzSOn、 CrNa (SO4)
 21Cs zcrOa、 CrLiO2、CrBa0
4+ (NH4) xcron+ (NH4) zcr
zOt。
K1Cr0m、 K1Cr0m l L i zcrO
a 1Na2CrOa l PbCrO4、RJCr0
41SrCr04. CoCr zoa + K zc
rOt、 MgCrz041 MnCr tO< 、 
N1CrzOa 1NazCrzOy、 ZnCrzQ
nなどを挙げることができる。
さらに、上記含酸素無機クロム化合物の附加体としては
、Cr01ピリジン錯体、 Cr03C1−CIOH9
NZ錯体。
Cr0C1s HCtoHJt錯体の他に、CrNa(
SO4)z ・12HzO。
CrK(SO4)z  ・12HzOなとの水和物等が
ある。
また、前記有機クロム化合物としては、一般式CrL、
X3□k(ED) Qで表わされるものと、一般式Cr
X ’ 、 (HD) Jで表わされるものとがある。
ここで前者は、一般式 %式%] 〔式中、L ハR’1OCO、Co 、 R”またはN
RlRIgを示し、(但し、R11,91!はそれぞれ
炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アリール基またはアラルキル基を示し、同一
であうでも或いは異なっていてもよい。)、x3はハロ
ゲン原子または水酸基を示す。また、EDは水、芳香環
を有する炭化水素またはへテロ原子を有する有機化合物
を示す。さらに、pは2,3゜4または6を示し、kは
Oak≦pの式を満たす実数であり、qは任意の正数を
示す。但し、k。
pが共に3であり、かつLがR”OCOである場合、q
は1以上の正数を示す。〕 で表わされるものである。
上記一般式〔■〕において、Lは前記した如く、R”O
CO、Co 、 R”またはNR11R1tを示してい
る。
但し、R11,R2Hはそれぞれ炭素数1〜20のアル
キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基
またはアラルキル基を示し、同一であっても或いは異な
っていてもよい、ここでR1)、RI!の具体例として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、ヘキシル基、2−
エチルヘキシル基、フェニル基などが挙げられる。
また、X3は、塩素、臭素、沃素等のハロゲン原子また
は水酸基を示す。
さらに、EDは水、芳香環を有する炭化水素またはへテ
ロ原子を有する有機化合物を示す。芳香環を有する炭化
水素としては、トルエン、0−キシレン、m−キシレン
、p−キシレン、ナフチレン、インデン等が挙げられ、
またへテロ原子を有する有機化合物としては、エーテル
類、エステル類、ケトン類、アミン類、ホスフィン類、
ニトリル類、チオール類、ピリジンなど、クロム化合物
と錯体形成能を有する有機化合物が挙げられる。
このような有機クロム化合物としては、例えば一般式(
II)のLがR”OCOの場合として、Cr (CHI
COO) ?/3 (OH) zyx、 Cr [CH
3(CHz) l 6COO] zCI!。
Cr[CH3(CHz)+aC00]C/!z、Cr[
C1+HzsCOO]、Cff1゜Cr [C+ +l
h:+COO] Cl 、、 Cr(CH,C00) 
、C1。
Cr(CztH4tcOO)zcj2. Cr(CHs
COO)(/2t。
Cr(CztHniCOO)Cj2z、 Cr[CHz
(CHz)+nCOO]zcj!。
Cr [CH3(CHz) 14COO] C1zなど
の脂肪酸塩およびCr [CH3(CHi) l1cO
O] C12z 4HF、 Cr [CH3(CHz)
 14COO]Cl 2・THF、Cr(C1+Hzs
COO)Cl z4HF、Cr(CztHniCOO)
CI!、2・THFなどの上記化合物のTHF (テト
ラヒドロフラン)付加体や、鎖状エーテル、エステル、
ケトンなどの付加体を挙げることができる。
そしてLがR”OCOでp=に=3の場合として、Cr
(CHiCOO:)+・HzO,Cr(CHsCOO)
3Ji)h:+ (但しphは)Cr(CL−COO)
 z4zs、Cr(C)Iz−COO) s・N(CH
3) zなどが挙げられる。
また一般式〔■〕のしがCOの場合として、Cr(CO
)、、cr(co)!ciu&、 Cr(CO)s(C
H3OCOCbHs)。
Cr(CO)3(P−CHzCJsCHz)lCr(C
o)z[P(OPh)+li。
Cr(Co)s(Pph3)、 Cr(CO)3(Cg
)Is)、 Cr(CO)z[P−(fICJsCHi
)などを挙げることができる。
さらに一般(II)のしがR11の場合として、[CH
2C(CH3) il a、Cr (CHzC(CH3
) zphlat Cr (CH3) ayCr(CH
zCph+)a、 Cr(CJs)m、 Cr(CJt
)s、Cr(CHzSiMe3)<(但しMeはメチル
基、以下同じ)などが挙げられる。
また、一般式(If)のしがNR111?1にの場合と
してCr(NEt□)4(但しEtはエチル基、以下同
じ)。
Cr(NEtz)i、 Cr(NMeBu)<(但しB
uはn−ブチル基、以下同じ)、 Cr(NMeBu)
+、Cr(NPrz)4(但しPrはn−プロピル基、
以下同じL Cr(NPrz)z、 Cr(NCsHz
+)4+Cr(NCsH+o)i、  Cr[NCH(
CH3)zln、  CrfNCH(CHz)z]:+
Cr(NMez)n、 Cr(N(CJz)z14など
が挙げられる。
これら有機クロム化合物のうちで特に好ましい化合物と
しては、酢酸クロムモノハライドやステアリン酸クロム
モノハライドなどのハロゲン化カルボン酸クロム系の化
合物、ネオペンチルクロムなどのアルキルクロム化合物
、トリス(ジシクロへキシルアミド)クロム(III)
やトリス(ジ−ノルマルプロピルアミド)クロム〔■〕
などのトリス(ジアルキルアミド)クロム(I[[)系
の化合物およびトリカルボニル(η−P−キシレン)ク
ロム(0)などが挙げられる。
また、後者は一般式 %式%() 〔式中、X4はハロゲン原子を示し、HDは少なくとも
1つのへテロ原子を含む有機化合物を示す。
iは2,3または5であり、jは任意の正数を示す。] で表わされるクロム化合物である。
上記一般式〔■〕において、X4は塩素、臭素。
沃素、弗素などのハロゲン原子を示している。また、H
Dは少なくとも1つの炭素以外のへテロ原子を含む有機
化合物であって、ハロゲン化クロム(CrX’t)と錯
体形成可能な有機化合物である。さらにiは2,3また
は5であり、jは任意の正数を示し、通常0.1〜10
、好ましくは2〜4を示している。
上記一般式(I[[)で表わされるクロム化合物におけ
るハロゲン化クロム(CrX’i)としては、例えばC
rCj!3. CrCfz、 CrBr3+ CrF、
 Cr1. Crl3Cry、、 CrBr、 CrF
、などが挙げられ、特にCrC15が好ましい。
一方、このハロゲン化クロムとの錯体形成能を有する有
機化合物であるHDとしては、エーテル。
エステル、ケトン、含窒素化合物、酸無水物、イオウ化
合物、ホスフィン、極性ビニル化合物などが挙げられる
ここでエーテルとして具体的にはジエチルエーテル、ジ
プロピルエーテル、ジインプロピルエーテル、ジブチル
エーテル、ジエチルエーテル。
アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、
ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジ
ルエチルエーテル ジフェニルエーテル、ジベンジルエ
ーテル、ベラトロール、1,2−ジメトキシエタン21
.2−ジェトキシエタン。
1.2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、アセタールなどの鎖状エーテルや芳香族
エーテル;プロピレンオキサイド。
1.2−エポキシブタン、ジオキサン、トリオキサン、
フラン 2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テト
ラヒドロビラン、シネオール、総原子数9〜60個のク
ラウンエーテルなどの環状エーテルが挙げられる。
さらにエステルとしては、アクリル酸メチル。
アクリル酸エチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等
のアクリル酸エステルやメタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ノニル、メタクリル酸トリデシル等のメタクリル酸
エステルをはじめ、ステアリン酸エステル、安息香酸エ
ステル、ケイ皮酸エチル、アビエチン酸エステル、アジ
ピン酸−ビス(2−エチルヘキシル)、T−ブチロラク
トン。
シュウ酸エステル、マロン酸ジエチル、マレイン酸エス
テル、酒石酸ジブチル、クエン酸トリブチル、セバシン
酸エステル、フタル酸ニス−チル、エチレングリコール
モノアセタート、二酢酸エチレン、エチレングリコール
エステル、ジエチレングリコールモノアセタート、トリ
アセチン、モノブチリン、炭酸ジエチル、炭酸エチレン
、炭酸プロピレン、ホウ酸エステル、リン酸エステル、
ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル。
ギ酸イソブチル、ギ酸ペンチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢
酸イソブチル、酢酸5ec−ブチル。
酢酸ペンチル、酢酸イソペンチル、3−メトキシブチル
アセタート、酢酸5eC−ヘキシル、2−エチルブチル
アセタート、2−エチルへキシルアセタート、酢酸シク
ロヘキシル、酢酸ベンジル、プロピオン酸エチル、プロ
ピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イ
ソペンチル、酪酸エステル、イソ酪酸エステル、イソ吉
草酸エステルなどが挙げられる。
また、ケトンとしては、アセトン、メチルエチルケトン
、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘキサノン、
メチルイソブチルケトン22−ヘプタノン、4−ヘプタ
ノン、ジイソブチルケトンアセトニルアセトン、メシチ
ルオキシド、ホロン。
イソホロン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノ
ン、アセトフェノン、シタウノウなどが挙げられる。
さらに含窒素化合物としては、アクリルアミド。
N−メチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリル
アミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−アリ
ルアクリルアミド、N、N−ジメチルアクリルアミド、
N、N−ジシクロヘキシルアクリルアミドあるいはこれ
らのメタクリル置換体などの(メタ)アクリルアミド:
アクリロニトリル、3−アセトキシアクリロニトリル、
2−イソプロピルアクリロニトリルあるいはこれらのメ
タクリル置換体などの(メタ)アクリルニリトル;ビニ
ルベンジルアミン、ビニルシクロヘキシルアミン、N、
N−ジフェニルビニルアミンなどのビニルアミンやマレ
イミド、N−フェニルマレイミトヲはじめ、2−ニトロ
プロパン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニトロエタ
ン、■−二トロプロパン、アセトニトリル、プロピオニ
トリル、スクシノニトリル、ブチロニトリル、イソブチ
ロニトリル、バレロニトリル、ベンゾニトリル、α−ト
ルニトリル、メチルアミン、ジメチルアミン。
トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン
、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルア
ミン、イソブチルアミン。
5ec−ブチルアミン、 tert−ブチルアミン、ジ
ブチルアミン、ジイソブチルアミン、トリブチルアミン
、ペンチルアミン、ジペンチルアミン、トリペンチルア
ミン、2−エチルヘキシルアミン、アリルアミン、シク
ロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、エチレン
ジアミン プロピレンジアミン2 ジエチレントリアミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ホルムアミド、N−メ
チルホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、N
、N−ジエチルホルムアミド、アセトアミド N−メチ
ルアセトアミド、N、N−ジメチルアセトアミドN−メ
チルプロピオンアミド、N、N、N’、Nテトラメチル
尿素、ε−カプロラクタム カルバミド酸エステル、ア
ニリン、N−メチルアニリン。
N、N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン
、o−トルイジン、m−トルイジン、p−トルイジン、
ビロール、ピペリジン、ピリジン。
4−ビニルピリジン5 α−ピコリン、β−ピコリン、
T−ピコリン、2.4−ルチジン、2,6−ル+シフ、
  2−ヒロリドン、N−メチルピロIJ l’ン。
キノリン、イソキノリンなどが挙げられる。
また、酸無水としては無水マレイン酸、無水酢酸、プロ
ピオン酸無水物、酪酸無水物などが挙げられる。
さらにイオウ化合物としては二硫化炭素、硫化ジメチル
、硫化ジエチル、スルホラン、チオフェン、テトラヒド
ロチオフェン、ジメチルスルホキシド、1.3−プロパ
ンスルトンなどが挙げられる。
また、ホスフィンとしてはメチルホスフィン。
エチルホスフィン、プロピルホスフィン、イソプロピル
ホスフィン、イソブチルホスフィン、フェニルホスフィ
ンなどの第1ホスフィン;ジメチルホスフィン、ジエチ
ルホスフィン、ジイソプロピルホスフィン、ジイソアミ
ルホスフィン、ジフェニルホスフィンなどの第2ホスフ
ィン;トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、
トリフェニルホスフィン2メチルジフエニルホスフイン
ジメチルフェニルホスフィンなどの第3ホスフイン等が
挙げられる。
さらに極性ビニル化合物としてはメチルビニルエーテル
、エチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテ
ル、イソプロペニルビニルエーテル、2−プロピニルビ
ニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、1−クロロエ
チルビニルエーテルなどのビニルエーテル;メチルビニ
ルケトン、エチルビニルケトン、フェニルビニルケトン
、メチルイソプロペニルケトン、メチルプロペニルケト
ン、ジビニルケトンなどのビニルケトンが挙げられる。
またこの他に2−メトキシエタノール 2〜エトキシエ
タノール、2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−
イソプロポキシエタノール、2−ブトキシェタノール、
2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシ
ルオキシ)エタノール。
2−フェノキシエタノール、2−(ベンジルオキシ)エ
タノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフ
リルアルコール、ジエチレングリコール、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル。
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコー
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、テト
ラエチレングリコール2ポリエチレングリコール、1−
メトキシ−2−プロパツール、ニーエトキシ−2−プロ
パツール、1−エトキシ−2−プロパツール、ジプロピ
レングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、
トリプロピレングリコール七ツメチルエーテル、ポリプ
ロピレングリコール、ジアセトンアルコール、2−クロ
ロエタノール、■−クロロー2プロパツール、3−クロ
ロ−1,2−プロパンジオール、乳酸エステル、サリチ
ル酸メチル、2−メトキシエチルアセタート、2−エト
キシエチルアセタート、2−ブトキシエチルアセタート
2−フェノキシエチルアセタート、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセタート、ジエチレングリコー
ルモノブチルエーテルアセタート。
アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、シアノ酢酸メチ
ル、シアノ酢酸エチル、3−ヒドロキシブロビオノニト
リル、アセトンシアノヒドリン、2−アミノエタノール
、2−(ジメチルアミノ)エタノール、2−(ジエチル
アミノ)エタノール。
ジェタノールアミン、N−ブチルジェタノールアミン、
トリエタノールアミン、トリイソブロバノ−ルアミン、
イソプロパツールアミン(混合物)。
2,2゛−チオジェタノール、フルフラール、ビス(2
−クロロエチル)エーテル、エビクロロヒドリン、0−
ニトロソアニソール、モルホリン。
N−エチルモルホリン、N−フェニルモルホリン。
水、アンモニア、液体二酸化硫黄、ヒドラジン。
塩化チオニル、塩化スルフリルなども用いられる。
上記の如き一般式(m)で表わされるクロム化合物とし
て具体的には、CrCj! z (ピリジン)、、Cr
Brt(ピリジン)g、Crb (ピリジン)a、 C
rBrg(ピリジン)48 Cr1. (ピリジン)a
−CrCl2.(アセトニトリル)go CrBrt(
アセトニトリル)zs CrCj!z(ジメチルスルホ
キシド)x+ CrBrt(ジメチルスルホキシド)コ
Cr1g (ジメチルスルホキシド) 4* CrCj
!寞(ヒドラジン)g、 CrIg (ヒドラジン) 
t r CrCj! s (T旺)、。
CrCl25(Nfls)s、CrCl25(NHs)
+ CrCl2 s(ピリジン)3゜CrCj!s(N
、N−ジメチルホルムアミド)s 1CrCj!s(g
−カプロラクタム)s 、CrCj!s(エチレンジア
ミン)、。
CrCl2 s(2,2’−ジピリジル)s 、CrC
ff1s(IiA)s ICrCj!s(1!A)t 
+CrCJ!s (アセトニトリル) a、 ?、 C
rCl 3(アセトン)冨、i  などが挙げられ、こ
れらの中でも特に、三塩化クロム/アクリル酸エチル錯
体(CrCj! s (1!^)aやCrCl!、5(
IiA)t)、CrCl2 s(アセトニトリル)4.
?、 CrCj!5(THF)s、CrCj!s (ア
セトン)!、。
などが好ましい。
本発明の遷移金属化合物としては、上記のようなりロム
化合物の他に、バナジウム化合物、チタン化合物、ジル
コニウム化合物およびハフニウム化合物も用いることが
できる。
本発明で用いることができるバナジウム化合物の具体例
を示せば、VCJ!a、VCj!tなどの塩化バナジウ
ム、VOCj! s、 1tOCj! zなどのオキシ
塩化バナジウム、V(0・n−C4…9) a、 VO
(OCtHs) s、 VO(0−n−CJJ sなど
のバナジウムアルコキシド、ジシクロペンタジェニルバ
ナジウムクロリドなどのシクロペンタジェニルバナジウ
ム誘導体、V (acac) s + VO(acac
) zなどのバナジウムアセチルアセトナール化合物を
挙げることができる。
次にチタン化合物としては具体的にはTiCj! s。
TiBrneTi14などのテトラハロゲン化チタン、
Ti (OCHs)Cj! s、 Tt (OCgHs
)CI! 3. Ti (0・n−C4HJ 3+Ti
(OCslls)Brsなどのトリハロゲン化モノアル
コキシチタン、Ti (OCIIs) ICj! z、
 Ti (OCgBs) ICj!オ。
Ti (0・n−CJe) ICj! !、 Ti (
OCgHs) xBrgなとのジハロゲン化ジアルコキ
シチタン、Ti (OCIh) sCl 。
Ti(OCJs)3cj! 、 Ti(0・n−CaL
)scj! 、 Ti(OCJs)sBrなどのモノハ
ロゲン化トリアルコキシチタン、さらには、Ti (O
CRs) 41 Ti (OCtHs) a + Ti
 (OCsHJ a。
Ti(0・n−CJe)sなどのテトラアルコキシチタ
ンやジシクロペンタジェニルチタニウムジクロリド。
ジメチルジシクロペンタジェニルチタニウムなどのシク
ロペンタジェニルチタニウム誘導体を挙げることができ
る。
また、ジルコニウム化合物の具体例としては、上記のチ
タン化合物と同様に、テトラハロゲン化ジルコニウム、
トリハロゲン化モノアルコキシジルコニウム、ジハロゲ
ン化ジアルコキシジルコニウム、モノハロゲン化トリア
ルコキシジルコニウム、テトラアルコキシジルコニウム
を挙げることができるが、さらにジシクロペンタジェニ
ルジルコニウムジクロリド、ジメチルジシクロペンタジ
ェニルジルコニウムなどのシクロペンタジェニルジルコ
ニウム誘導体を好適なものとして挙げることができる。
さらに、ハフニウム化合物の具体例としてはテトラハロ
ゲン化ハフニウム、トリハロゲン化モノアルコキシハフ
ニウム、ジハロゲン化ジアルコキシハフニウム、モノハ
ロゲン化トリアルコキシジルコニウム、テトラアルコキ
シハフニウムやジシクロペンタジェニルハフニウムジク
ロリド、ジメチルジシクロペンタジェニルハフニウムな
どのシクロペンタジェニルハフニウム誘導体を挙げるこ
とができる。
本発明に用いる遷移金属化合物は、上述したクロム化合
物、バナジウム化合物、チタン化合物。
ジルコニウム化合物あるいはハフニウム化合物の中から
選ばれた1種またはそれ以上の化合物を充当すればよい
が、特にクロム化合物、バナジウム化合物が好適である
次に本発明の方法において、有機金属化合物として周期
律表第1〜■族の有機金属化合物を用いる。
ここで周期律表第1−V族の有機金属化合物としては一
般式 %式%() で表わされる化合物が用いられる。
この一般式(IVE中のRI3は、炭素数1〜20のア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基。
アリール基あるいはアラルキル基を示す。RI3の具体
例としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル蟇、i−ブチル基、ヘキシル基
、2−エチルヘキシル基、フェニル基などが挙げられる
。またMはリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、ホウ素、ガリ
ウム、ケイ素、スズ、アンチモンあるいはビスマスを示
す。
さらにxsは、ハロゲン原子、つまり塩素、臭素。
沃素などを示す。yはMの原子価であり、通常は1〜5
の実数である。Xは0<x≦yの実数であって、種々の
値を示す。
上記一般式〔■〕で表わされる化合物の具体例としては
、メチルリチウム、エチルリチウム、プロピルリチウム
、ブチルリチウム等のアルキルリチウムなど、ジエチル
マグネシウム、エチルブチルマグネシウム、ジノルマル
ブチルマグネシウム。
エチルクロロマグネシウム、などのアルキルマグネシウ
ム、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、ジプロピル亜鉛、ジ
ブチル亜鉛などのジアルキル亜鉛。
トリメチルガリウム、トリエチルガリウム、トリプロピ
ルガリウム、トリブチルガリウムなどのアルキルガリウ
ム化合物、トリエチルホウ素、トリプロピルホウ素、ト
リブチルホウ素などのアルキルホウ素化合物、テトラエ
チルスズ、テトラプロピルスズ、トリブチルクロロスズ
、テトラフェニルスズ、トリフェニルクロロスズなどの
アルキルスズ化合物等が挙げられる。また、Mがアルミ
ニウムである場合の化合物の例としては、様々なものが
あり、具体的にはトリメチルアルミニウム。
トリエチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリオクチルアルミ
ニウム等のトリアルキルアルミニウム化合物およびジエ
チルアルミニウムモノクロリド、ジエチルアルミニウム
モノプロミド、ジエチルアルミニウムモノアイオダイド
、ジイソプロピルアルミニウムモノクロリド、ジイソブ
チルアルミニウムモノクロリド、ジオクチルアルミニウ
ムモノクロリド等のジアルキルアルミニウムモノハライ
ドあるいはメチルアルミニウムセスキクロリド、エチル
アルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセス
キプロミド、ブチルアルミニウムセスキクロリドなどの
アルキルアルミニウムセスキハライドが好適であり、ま
たこれらの混合物も好適なものとしてあげられる。さら
に、アルキルアルミニウムと水の反応により生成するア
ルキル基含有アルミノキサンも用いることができる。
これらの中でも特にアルミニウム化合物、スズ化合物、
マグネシウム化合物が好適に用いられる。
本発明の方法においては、前記遷移金属化合物と、上記
有機金属化合物として用いる周期律表第T〜V族の有機
金属化合物の使用比率は、特に制限はないが、通常は、
前者中の遷移金属原子に対して後者中の金属原子を0.
1〜5000 (モル比)、好ましくは1〜1000 
(モル比)の割合とすればよい。
本発明の方法においては、上記の触媒を用い、ルイス酸
の存在下にエチレンと不飽和カルボン酸エステルを共重
合することによりエチレン系共重合体を製造する。
ここでルイス酸としては、極性基の孤立電子対と錯体形
成可能なルイス酸化合物、例えば周期律表第■〜V族あ
るいは■族のハロゲン化化合物などが挙げられる。特に
、アルミニウム、ホウ素。
亜鉛、スズ、マグネシウム、アンチモンなどのハロゲン
化化合物、例えば塩化アルミニウム、臭化アルミニウム
、エチルアルミニウムジクロリド。
エチルアルミニウムセスキクロリド、ジエチルアルミニ
ウムクロリド、トリエチルアルミニウム。
トリメチルアルミニウム、三塩化ホウ素、塩化亜鉛、四
塩化スズ、アルキルスズハライド、塩化マグネシウム、
五塩化アンチモン、三塩化アンチモンなどが好ましいが
、特に好ましくは塩化アルミニウム、臭化アルミニウム
などである。
また、エチレンと共重合させる不飽和カルボン酸エステ
ルは特に制限はないが、通常は一般式%式%() で表わされる化合物が用いられる。
この一般式(V)中のR”は、炭素数1〜20のアルキ
ル基、炭素数3〜20のアルケニル基。
炭素数3〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20の
アリール基あるいは炭素数7〜20のアラルキル基を示
し、RI Sは、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数
3〜20のアルケニル基、炭素数3〜20のシクロアル
キル基、炭素数6〜20のアリール基あるいは炭素数7
〜20のアラルキル基を示す。
また、2はO〜20の整数を示す。
上記一般式(V)で表わされる不飽和カルボン酸エステ
ルの具体例としては、アクリル酸メチル。
アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチル
ヘキシル、アクリル酸ベンジルなどのアクリル酸エステ
ル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル、メタクリルM2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸フェニル、α−クロロアクリル酸メチル、α−
クロロアクリル酸エチルなどのα−置換アクリル酸エス
テル;3−ブテン酸メチル、3−ブテン酸エチル。
4−ペンテン酸メチル、6−ヘプテン酸エチル。
8−ノネン酸メチル、10−ウンデセン酸メチル。
10−ウンデセン酸プロピル、10−ウンデセン酸ブチ
ル、10−ウンデセン酸ヘキシル、1〇−ウンデセン酸
オクチル、lO−ウンデセン酸デシル、10−ウンデセ
ン酸シクロヘキシル、10−ウンデセン酸フェニルなど
の末端二重結合を有するカルボン酸エステル等を挙げる
ことができ、これらを単独であるいは二種以上を混合し
て用いることができる。
上記の如き不飽和カルボン酸エステルのエチレンに対す
る使用割合は、目的とする共重合体に要求される物性に
応して任意に選定すればよい。
また、前述のルイス酸と不飽和カルボン酸エステルの使
用割合は、不飽和カルボン酸エステルlに対して、ルイ
ス酸が0より大きく20以下(モル比)、好ましくは0
.2〜5(モル比)、特に好ましくは1(モル比)であ
る。
さらに、遷移金属化合物の不飽和カルボン酸エステルに
対する使用割合は、触媒活性や目的に応じて適宜定めれ
ばよいが、通常、不飽和カルボン酸エステル1モルに対
する遷移金属のダラム原子数が10−s〜0.1となる
範囲で用いる。
本発明は、上記の如き触媒を用い、ルイス酸の存在下に
エチレンと不飽和カルボン酸エステルとを共重合するに
あたり、触媒の接触順序を特定せしめた点に特色を有す
るものである。
すなわち本発明の第1では、不飽和カルボン酸エステル
とルイス酸との接触生成物に遷移金属化合物を添加し、
次いで有機金属化合物を添加し、重合する。
また、本発明の第2では、遷移金属化合物上有機金属化
合物とを予め接触させた後、不飽和カルボン酸エステル
とルイス酸との接触生成物に添加し、重合する。
いずれにしても、有機金属化合物を遷移金属化合物より
先に添加することは避けねばならない。
このような接触方法についてより具体的に述べると、ま
ずバッチ式の場合には、例えば■不飽和カルボン酸エス
テルとルイス酸とを接触させた後、遷移金属化合物を添
加し、次いで有機金属化合物を添加したのち、エチレン
を導入して共重合したり、■遷移金属化合物とを機金属
化合物とを予め接触させた後、これを不飽和カルボン酸
エステルとルイス酸の存在する系に添加したのち、エチ
レンを導入して共重合したり、■不飽和カルボン酸エス
テルとルイス酸の存在する系にエチレンを導入し、次い
で遷移金属化合物と有機金属化合物とを接触させたもの
を添加し、共重合したりすればよい。
また連続式の場合には、例えば■不飽和カルボン酸エス
テルとルイス酸とのチャージラインに、遷移金属化合物
チャージラインと有機金属化合物チャージラインとを、
遷移金属化合物チャージラインが上流となるように接続
してチャージし、これらと異なるラインからエチレンを
チャージして共重合したり、あるいは■不飽和カルボン
酸エステルとルイス酸とのチャージラインに、遷移金属
化合物に有機金属化合物を接触せしめたチャージライン
を接続し、これらを混合した後、チャージし、これとは
別ラインでエチレンをチャージして共重合したりすれば
よい。
本発明において、重合の形式は特に制限はなく、スラリ
ー重合、溶液重合、気相重合等のいずれも可能であり、
また連続重合、非連続重合のいずれも可能である。
この場合1重合溶媒としては脂肪酸炭化水素。
脂環族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素
が用いられる。具体的にはペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、デカン、ドデカンシクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン。
エチルヘンゼン2 クロルヘンゼン、二塩化エチレン、
灯油などが用いられる。
また重合条件としては、反応圧力は常圧〜100kg 
/ c4 G、好ましくは常圧〜50kg、/ajGで
あり、反応温度は−80〜200°C1好ましくは一5
0〜80°Cである。なお、反応時間は任意であるが、
通常1分間〜10時間の間で適宜選定すればよい。
重合に際しての分子量調節は公知の手段、例えば水素等
により行なうことができる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明の
範囲を超えない限り、これに限定されるものではない。
実施例1 (1)触媒成分[クロム(II[)アセテートハイドロ
オキサイド1の調製 市販のクロム(I[I)アセテートハイドロオキサイド
を120°Cで減圧乾燥して吸着水を取り除いた。
さらに、ボールミル粉砕した後、トルエンスラリーとし
、これを触媒成分として用いた。スラリー濃度は0.4
mol/ffi (クロム単位)であった。
(2)共重合体の製造 室温に保った1rのオートクレーブに、アルゴン雰囲気
下で、トルエン800緘を入れ、オートクレーブ内を専
用の攪拌機を用いて、20Qrpmで攪拌した。次に、
アクリル酸エチル(EA)と、ルイス酸として三塩化ア
ルミニウムとを、それぞれ120ミリモル入れ、これに
上記(1)で調製したクロム触媒成分をクロムとして0
.5ミリモル入れた。
次いで、アルゴンを止め、攪拌回転数を50゜rpmと
したのち、重合温度65℃まで6分間で昇温し、オート
クレーブ内の温度が65℃に達したら、ジエチルアルミ
ニラモノクロリド(DHAC) 5ミリモルを入れ、3
0秒間保持した後、エチレンを導入し、圧力を9.5 
kg/dGに保持して120分間重合反応を行なった。
その後、室温まで降温し、未反応のエチレンを脱圧した
。生成物をメタノール中に投入して沈澱させた固体共重
合体を、濾別回収した後、塩酸−メタノール混合液で脱
灰処理し、メタノールで洗浄した。この生成物を80°
Cで2時間減圧乾燥して、白色の共重合体を得た。
この共重合体を赤外線吸収スペクトル分析し、アクリル
酸エチル含量を算出したところ、16.4重量%であっ
た。また、ゲルパーミェーションクロマトグラフィー(
GPC)分析により、分子量(重量平均分子量)は30
,400であり、分布は単一ピークであることが判明し
た。さらに、共重合体のエチレン量と、重合に用いたエ
チレン量とより、エチレンの共重合体選択率を算出した
ところ、95%であった。また、触媒活性は2−3 k
g/g−Crアクリル酸エチルの共重合体への転化率は
82.9%、190°Cでのメルトインデックスは、9
3.0g/Lo11inであり、極限粘度1.16df
/g、融点122.0°Cであった。
結果を第1表に示す。なお測定条件は下記の通りである
この測定条件は以下の実施例および比較例においても同
様である。
また、共重合体の均質性を確認するため、共重合体をヘ
プタンを用いてソックスレー抽出により分別を行なった
。得られた可溶分(低分子量側)を赤外線吸収スペクト
ル分析し、アクリル酸エチル含量を算出したところ、2
0.7重量%であった。
不溶分(高分子量側)のアクリル酸エチル含量は13.
8重量%であった。
これにより共重合体は、均質であることが解った。
結果を第2表に示す。
実施例2 実施例1(2)において重合温度65°Cまでの昇温時
間を15分としたこと以外は、実施例1(2)と同様に
行なった。
結果を第1表に示す。
実施例3 室温に保った1!オートクレーブに、アルゴン雰囲気下
でトルエン800dを入れ、アルゴンを止めてから、オ
ートクレーブ内を専用の攪拌機を用いて500rpa+
で攪拌した。重合温度65℃まで昇温し、オートクレー
ブ内の温度が65℃に達したら、アクリル酸エチル(E
A)と、ルイス酸として三塩化アルミニウムを、それぞ
れ120ミリモル入れ、これに実施例1(1)で調製し
たクロム触媒成分をクロムとして0.5ミリモル入れ、
2分間保持した。さらに、ジエチルアルミニウムモノク
ロリド(DEAC)を5ミリモル入れた後、30秒後に
エチレンを導入し、圧力を9.5 kg/cdGに保持
して120分間重合反応を行なった。
以後の操作は実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
実施例4 実施例3において、クロム触媒成分を入れた後の保持時
間を、2分間から15分間に変えたこと以外は、実施例
3と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
実施例5 室温に保った12オートクレーブに、アルゴン雰囲気下
でトルエン800dを入れ、アルゴンを止めてから、オ
ートクレーブ内を専用の攪拌機を用いて500rpmで
攪拌した。重合温度65°Cまで昇温し、オートクレー
ブ内の温度が65°Cに達したら、アクリル酸エチル(
E^)と、ルイス酸として三塩化アルミニウムを、それ
ぞれ120ミリモル入れ、次いでエチレンを導入した。
圧力が9.5kg/d(、になったら、実施例1(1)
で調製したクロム触媒成分をクロムとして0.5ミリモ
ルと、ジエチルアルミニウムモノクロリド(DHAC)
 5ミリモルとの混合物を入れ、圧力を9.5kg/d
Gに保持して120分間重合反応を行なった。
以後の操作は実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
実施例6 実施例1(2)において、アクリル酸エチル(EA)を
アクリル酸2−エチルヘキシル(ERA)に代えたこと
以外は、実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
実施例7 実施例1(2)において、アクリル酸エチル(EA)を
メタクリル酸メチル(MMA)に代えたこと以外は、実
施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
実施例8 実施例1(2)において、アクリル酸エチル(EA)を
10−ウンデセン酸メチル(10−UME)に代えたこ
と以外は、実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
実施例9 (1)  触媒成分(ステアリン酸クロム)の調製市販
のステアリン酸クロムを脱水処理した後、ボールミルに
て粉砕し、トルエンスラリーとし、これを触媒成分とし
て用いた。スラリー濃度は0.4mol/f (クロム
単位)であった。
(2)共重合体の製造 実施例1(2)において、クロム触媒成分を上記(1)
で調製したステアリン酸クロムに代えたこと以外は、実
施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
比較例1 室温に保ったlI!、オートクレーブに、アルゴン雰囲
気下でトルエン800dを入れ、オートクレーブ内を専
用の攪拌機を用いて200 rp+xで撹拌した。次に
アクリル酸エチル(EA)と、ルイス酸として三塩化ア
ルミニウムを、それぞれ120ミリモル入れ、これにジ
エチルアルミニウムモノクロリド(DHAC)を5ミリ
モル入れた。次いで、実施例1(1)で調製したクロム
触媒成分をクロムとして、0.5ミリモル入れた。さら
に、アルゴンを止め、攪拌を50Orpmとしたのち、
重合温度65°Cまで15分で昇温した後、エチレンを
導入し、圧力を9.5kg/cdGに保持して120分
間重合反応を行なった。
以後の操作は実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
比較例2 室温に保った1!オートクレーブに、アルゴン雰囲気下
でトルエン800iを入れ、オートクレーブ内を専用の
攪拌機を用いて20Orpmで攪拌した。次にアクリル
酸エチル(EA)と、ルイス酸として三塩化アルミニウ
ムを、それぞれ120ミリモル入れ、これに実施例1(
1)で調製したクロム触媒成分をクロムとして0.5ミ
リモル入れた。次いで、アルゴンを止め、攪拌を50 
Orpmとしたのち、重合温度65°Cまで30分間で
昇温し、オートクレーブ内の温度が65°Cに達したら
、エチレンを導入した。圧力が9.5 kg/ciGに
なったらジエチルアルミニウムモノクロリド(DEAC
) 5ミリモルを入れ、圧力を9.5 kg/cdGに
保持して120分間重合反応を行なった。
以後の操作は実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
また、共重合体の均質性を確認するため、共重合体をヘ
プタンを用いてソックスレー抽出により分別を行ない、
その分析を行なった。
結果を第2表に示す。
比較例3 室温に保った12オートクレーブに、アルゴン雰囲気下
でトルエン800dを入れ、オートクレーブ内を専用の
攪拌機を用いて、200rp1wで攪拌した。次に、ジ
エチルアルミニウムモノクロリド(DHAC) 5ミリ
モルを入れ、さらにアクリル酸エチルと、ルイス酸とし
て三塩化アルミニウムを、それぞれ120ミリモル入れ
た。次いで、アルゴンを止め、攪拌を50Orpmとし
たのち、重合温度65℃まで4分間で昇温し、オートク
レーブ内の温度が65℃に達したら、エチレンを導入し
た。
圧力が9.5kg/cdGになったら、実施例1 (1
)で調製したクロム触媒成分をクロムとして0.5ミリ
モル入れ、圧力を9.5 kg/cnf Gに保持して
、120分間重合反応を行なった。
以後の操作は実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
比較例4 室温に保った12オートクレーブに、アルゴン雰囲気下
でトルエン800−を入れ、アルゴンを止めてからオー
トクレーブ内を、専用の攪拌機を用いて500rpmで
攪拌した。重合温度65°Cまで昇温し、オートクレー
ブ内の温度が65°Cに達したら、ジエチルアルミニウ
ムモノクロリド(DEAC)を5ミリモル入れた後、エ
チレンを導入した。
圧力が9.5 kg/c4Gになったら、アクリル酸エ
チル(EA)と、ルイス酸として三塩化アルミニウムを
、それぞれ120ミリモル入れ、次に実施例1(1)で
調製したクロム触媒成分を、クロムとして0.5ミリモ
ル入れ、圧力を9.5 kg/cjGに保持して120
分間重合反応を行なった。
以後の操作は実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
比較例5 室温に保った11!、オートクレーブに、アルゴン雰囲
気下でトルエン800−を入れ、アルゴンを止めてから
オートクレーブ内を、専用の攪拌機を用いて500rp
mで攪拌した。重合温度65°Cまで昇温し、オートク
レーブ内の温度が65゛Cに達したら、実施例1(1)
で調製したクロム触媒成分をクロムとして0.5ミリモ
ル入れた後、エチレンを導入した。圧力が9.5 kg
/c4Gになったら、アクリル酸エチル(EA)と、ル
イス酸として三塩化アルミニウムを、それぞれ120ミ
リモル入れ、次にジエチルアルミニウムモノクロリド(
DHAC)を5ミリモル入れ、圧力を9.5 kg/c
dGに保持して120分間重合反応を行なった。
以後の操作は実施例1(2)と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
比較例6 実施例1(2)において、アクリル酸エチル(HA)を
アクリル酸(AA)に代えたこと及びA l C13量
を360ミリモルに代えたこと以外は、実施例1(2)
と同様に行なった。
結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、触媒として遷移金属化合物およ
び有機金属化合物を用い、該触媒をルイス酸の存在下で
、不飽和カルボン酸エステルと特定の順序で接解させた
後、エチレンと共重合を行なうことにより、高活性を維
持しつつ、ブテン等のエチレン低重合体の生成が抑制で
き、その結果エチレンの共重合体選択率を向上させるこ
とができる。したがって、エチレンコストの低減が可能
である。
また、本発明によれば、単一分子量分布を有する均質共
重合体が得られ、低温柔軟性、低温耐衝撃性等の機械的
物性をはじめ、接着性、印刷性等に優れたエチレン系共
重合体を効率良く製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遷移金属化合物と有機金属化合物とを触媒として
    用い、ルイス酸の存在下にエチレンと不飽和カルボン酸
    エステルとを共重合してエチレン系共重合体を製造する
    にあたり、不飽和カルボン酸エステルとルイス酸との接
    触生成物に遷移金属化合物を添加し、次いで有機金属化
    合物を添加し、重合することを特徴とするエチレン系共
    重合体の製造法。
  2. (2)遷移金属化合物と有機金属化合物とを触媒として
    用い、ルイス酸の存在下にエチレンと不飽和カルボン酸
    エステルとを共重合してエチレン系共重合体を製造する
    にあたり、遷移金属化合物と有機金属化合物とを予め接
    触させた後、不飽和カルボン酸エステルとルイス酸との
    接触生成物に添加し、重合することを特徴とするエチレ
    ン系共重合体の製造法。
JP2001097A 1990-01-09 1990-01-09 エチレン系共重合体の製造法 Pending JPH03207707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097A JPH03207707A (ja) 1990-01-09 1990-01-09 エチレン系共重合体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097A JPH03207707A (ja) 1990-01-09 1990-01-09 エチレン系共重合体の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03207707A true JPH03207707A (ja) 1991-09-11

Family

ID=11491986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001097A Pending JPH03207707A (ja) 1990-01-09 1990-01-09 エチレン系共重合体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03207707A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101942989B1 (ko) 에틸렌 공중합체의 제조 방법
JPS63270709A (ja) アイオノマ−樹脂およびその製造法
CA1302637C (en) Process for production of ethylene-based copolymers
CA2367762A1 (en) Bimetal catalyst for the (co)polymerization of .alpha.-olefins
US4843135A (en) Process for production of ethylene copolymers
JPH03207707A (ja) エチレン系共重合体の製造法
JPH02308803A (ja) エチレン―不飽和カルボン酸共重合体の製造法
JPH0660220B2 (ja) エチレン系共重合体の製造法
JPH02120304A (ja) エチレン系共重合体の製造方法
JPH01282204A (ja) エチレン系共重合体の製造方法
JPH0717693B2 (ja) ポリオレフインの製造方法
JPH0686483B2 (ja) 末端修飾プロピレン重合体及びその製造法
JPH0267305A (ja) エチレン系共重合体の製造方法
JPH0241306A (ja) 超高分子量エチレン系共重合体の製造方法
JPS61278508A (ja) エチレン系共重合体の製造方法
US6649711B2 (en) Process for preparing vinylic polymers with catalyst system containing metal complex and Lewis acid
JPS6286009A (ja) エチレン系共重合体の製造方法
US6462153B1 (en) Method of polymerizing vinyl chloride monomer
JPH06104689B2 (ja) α−オレフイン重合用触媒成分の製造法
JPH01313512A (ja) エチレン系共重合体の製造方法
JPS6126606A (ja) エチレン共重合体の製造方法
JPS61155408A (ja) エチレン共重合体の製造法
JPH01126311A (ja) エチレン系共重合体の製造法
JPH0725932A (ja) エチレン重合用触媒成分およびエチレンの重合方法
JP2008504385A (ja) アリールオキシ系オレフイン(共)重合触媒を利用したオレフイン重合体およびオレフイン/α−オレフイン共重合体製造方法