JPS61155408A - エチレン共重合体の製造法 - Google Patents

エチレン共重合体の製造法

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JPS61155408A
JPS61155408A JP27457584A JP27457584A JPS61155408A JP S61155408 A JPS61155408 A JP S61155408A JP 27457584 A JP27457584 A JP 27457584A JP 27457584 A JP27457584 A JP 27457584A JP S61155408 A JPS61155408 A JP S61155408A
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JP
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vanadium
ethylene copolymer
component
mmol
ethylene
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JP27457584A
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English (en)
Inventor
Masahito Tanaka
雅人 田中
Shuji Machida
修司 町田
Noritake Uoi
魚井 倫武
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレンとアクリル酸エステルおよび/または
α−置換アクリル酸エステルからなるエチレン共重合体
の製造法に関する。
従来より、ポリエチレンは耐水性、耐薬品性。
電気特性などに優れており、各種用途に使用されている
。しかし、化学的に不活性であるため、接着性や印刷性
、染色性に劣っており、これらの性質を要求される用途
への使用が制限されていた。
そこで、ポリエチレンのこのような性質を改善するため
エチレンと共重合可能な不飽和化合物を共重合する方法
が考えられている。例えば、特公昭49−23317号
公報においては、ルイス酸化合物の存在下に触媒を用い
てエチレンとアクリル酸エステルを共重合する方法が提
案されている。しかしながら、この方法は共重合活性が
充分でなく、しかもアクリル酸エステルの共重合体への
転化率が低いという難点がある。
本発明者らは上記従来の問題点を解消した極めて効率の
良いエチレン共重合体の製造方法を開発すべく鋭意研究
を重ねた。その結果、エチレンとアクリル酸エステルあ
るいはα−置換アクリル酸エステルとの共重合反応にお
いて、触媒として用いるバナジウム含有成分とアルミニ
ウム含有成分のうち、バナジウム化合物を所定量の電子
供与性化合物と反応させたものをバナジウム含有成分と
することにより、共重合活性およびアクリル酸エステル
(α−置換アクリル酸エステル)の共重合体への転化率
を向上させることができることを見出し、この知見に基
いて本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、触媒としてCA)バナジウム含有成
分と〔B〕アルミニウム含有成分からなる触媒を用い、
かつルイス酸の存在下にエチレンとアクリル酸エステル
および/またはα−置換アクリル酸エステルを共重合す
ることによりエチレン共重合体を製造するにあたり、(
Alバナジウム含有成分として、バナジウム化合物に対
して2倍モル以上の電子供与性化合物を作用させて得ら
れる反応生成物を用いることを特徴とするエチレン共重
合体の製造法を提供するものである。
本発明の方法に用いる触媒は、(Alバナジウム含有成
分と〔B〕アルミニウム含有成分からなるものである。
こごで、CA)バナジウム含有成分は、)<ナジウム化
合物に2倍モル量以上の電子供与性化合物を作用させて
得られる反応生成物である。この反応で使用するバナジ
ウム化合物は様々なものがあるが、通常は 一般式 V (OR’)tX’aY、、・・・ (1)
で6表わされるバナジウム化合物である。一般式〔I〕
中において、R1は炭素数1〜20、好ましくは1〜1
0のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基あるい
はアラルキル基を示す。このR1としては、具体的には
メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、ヘキ
シル基、オクチル基。
2−エチルヘキシル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、フェニル基、ヘンシル75 す(!’ 7’l
”41げられる。XIはハロゲン原子、すなわち塩素。
臭素、沃素などであり、特に塩素が好適である。
Yは酸素原子、シクロペンタジェニル基あるいはアセチ
ルアセトナート基を示ず。さらにj2. mおよびnは
各々0〜5の実数である。
このようなバナジウム化合物の具体例を示せば、VCI
、、 VCInなどの塩化バナジウム; VOCl3.
ν0C1zなどのオキシ塩化バナジウム;v(0・H−
C,tlqL。
VO(OCzHs)i、 VO(0−n−C4L)3な
どのバナジウムアルコキシド;ジシクロペンタジエニル
ノλナシウムクロリドなどのシクロペンタジェニルバナ
ジウム誘導体; V (acac) :l lνO(a
cac) zなどのバナジウムアセチルアセトナート化
合物を挙げることができる。なお、ここでacacはア
セチルアセトナート基、すなわちアセチルアセトンイオ
ンを示す。
本発明では、上記バナジウム化合物と電子供与性化合物
を作用させて得られる反応生成物を触媒の〔A〕成分す
なわちバナジウム含有成分として用いるが、この反応で
は電子供与性化合物をバナジウム化合物に対して2倍モ
ル量以上、好ましくは2〜100倍モル、さらに好まし
くは3〜30倍モルの割合で使用する。ここで電子供与
性化合物の使用量が2倍モル未満では、高性能なノ\ナ
ジウム含有成分が単離しがたく、そのまま用いると触媒
活性が低い。
また、このバナジウム化合物と電子供与性化合物との反
応は、無溶媒下で行なうこともできるが、通常は脂肪族
炭化水素、脂環族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン
化炭化水素などの不活性溶媒中にて行なうが、特に高性
能な触媒成分を得るには、反応生成物を析出させ得る溶
媒を用いることが好ましい。この際の反応温度は各種条
件に応じて適宜定めればよいが、通常は一50〜+20
0℃、好ましくは一20〜+150℃とすればよい。
なお、ここで用いる電子供与性化合物は酸素。
窒素、リンあるいは硫黄を含有する有機化合物あるいは
オレフィンである。具体的には、アミン類。
アミド類、ケトン類、ニトリル類、ホスフィン類。
ホスホルアミド類、エステル類、チオエーテル類。
チオエステル類、酸無水物類、酸ハライド類、アルデヒ
ド類、有機酸類などがあげられる。
より具体的には、安息香酸、p−オキシ安息香酸のよう
な芳香族カルボン酸の如き有機酸;無水コハク酸、無水
安息香酸、無水p−トルイル酸のような酸無水物;アセ
トン、メチルエチルケトン。
メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、ヘンヅフエ
ノン、ヘンゾキノンなどの炭素数3〜15のケトン類;
アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、オクチルア
ルデヒド、ヘンズアルデヒト。
トルアルデヒド、ナフトアルデヒドなどの炭素数2〜1
5のアルデヒド類;ギ酸メチル、酢酸メチル。
酢酸エチル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル
、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸エチル、酪酸メチ
ル、吉草酸エチル、クロル酢酸メチル、ジクロル酢酸エ
チル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、クロト
ン酸エチル、ピバリン酸エチル、マレイン酸ジメチル、
シクロヘキサンカルボン酸エチル、安息香酸メチル、安
息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸ブチル、安
息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル、安息香酸フ
ェニル、安息香酸ベンジル、トルイル酸メチル、トルイ
ル酸エチル、トルイル酸アミル、エチル安息香酸エチル
、アニス酸メチル2アニス酸エチル、エトキシ安息香酸
エチル、p−ブトキシ安息香酸エチル、0−クロル安息
香酸エチル、ナフトエ酸ニー5ル、r−ブチロラクトン
、δ−バレロラクトン、クマリン、フタリド、炭酸エチ
レンなどの炭素数2〜18のエステル類;アセチルクロ
リド、ヘンシルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス
酸クロリドなどの炭素数2〜15の酸ハライド類;メチ
ルエーテル、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、
n−ブチルエーテル、アミルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、アニソール、ジフェニルエーテル、
エチレングリコールブチルエーテルなどの炭素数2〜2
0のエーテル類;酢酸アミド、安息香酸アミド、トルイ
ル酸アミドなどの酸アミド類;トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、N、N’−ジメチルピペラジン、トリヘ
ンシルアミン、アニリン、ピリジン、ピコリン。
テトラメチルエチレンジアミンなどのアミン類;アセト
ニトリル、ヘンジニトリル。トルニトリルなどのニトリ
ル類;テトラメチル尿素、ニトロベンゼン、リチウムブ
チレートなどを例示することができる。
また、リン化合物としては、一般式P O(OR)3゜
P(OR)3あるいはPR3(式中、Rは脂肪族炭化水
素基、不飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハ
ロゲン原子あるいは水素原子を示す。〕で表わされるリ
ン酸または亜リン酸のエステル類。
ホスフィン類が挙げられる。具体的にはリン酸トリメチ
ル、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル。
リン酸トリフェニル、ジフェニルリン酸クロリド。
フェニルリン酸ジクロリドなどのリン酸エステル或いは
そのハライド、亜リン酸メチル、亜リン酸エチル、亜リ
ン酸ブチル、亜リン酸トリフェニル。
亜リン酸トリー2.4−ジターシャリ−ブチルフェニル
、ジフェニル亜リン酸クロリド、フェニル亜リン酸ジク
ロリドなどの亜すン酸エステル或いはそのハライド、ト
リエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、ジフェニ
ルクロロホスフィン。
フェニルジクロロホスフィンなどのホスフィン類等が挙
げられる。このうち好ましくは、エステル類、エーテル
類、ケトン類、アミン類、リン化合物などである。
本発明では、上述したようにバナジウム化合物と所定量
の電子供与性化合物を反応させて得られる生成物を触媒
の〔A〕成分であるバナジウム含有成分とし、一方、触
媒の〔B〕成分としては、有機アルミニウム含有成分を
用いることが必要である。この〔A〕成分と(B)成分
の使用比率は特に制限はないが、通常は〔A〕成分中の
バナジウムに対して(B)成分中のアルミニウムを0.
1〜5000 (モル比)、好ましくは1〜1000 
(モル比)の割合とすればよい。
ここで有機アルミニウム含有成分としては、fp々な有
機アルミニウム化合物があげられるが、具体的にはトリ
メチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイ
ソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム
、トリオクチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニ
ウム化合物およびジエチルアルミニウムモノクロリド、
ジエチルアルミニウムモノプロミド、ジエチルアルミニ
ウムモノアイオダイド、ジイソプロピルアルミニウムモ
ノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリド、
ジオクチルアルミニウムモノクロリド等のジアルキルア
ルミニウムモノハライドあるいはメチルアルミニウムセ
スキクロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、エ
チルエチルアルミニウムセスキプロミド、ブチルアルミ
ニウムセスキクロリドなどのアルキルアルミニウムセス
キハライドが好適であり、またこれらの混合物も好適な
ものとしてあげられる。さらに、アルキルアルミニウム
と水の反応により生成するアルキル基含有アルミノキサ
ンを用いることもできる。
本発明の方法によれば、上記CA)、  CB]両成分
成分なる触媒を用い、ルイス酸の存在下にエチレンとア
クリル酸エステルおよび/またはα−置換アクリル酸エ
ステルを共重合する。
ここでルイス酸としては極性基の孤立電子対と鎖体形成
可能なルイス酸化合物、例えば周期律表第1−V族ある
いは■族のハロゲン化化合物が挙げられる。特にアルミ
ニウム、ホウ素、亜鉛、スズ、マグネシウム、アンチモ
ンなどのハロゲン化化合物、例えば塩化アルミニウム、
エチルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニウム
クロリド、三塩化ホウ素、塩化亜鉛、四塩化スズ、アル
キルスズクロリド、アルキルスズプロミド、塩化マグネ
シウム、五塩化アンチモン、三塩化アンチモンなどが好
ましいが、特に好ましくは塩化アルミニウム、エチルア
ルミニウムジクロリドなどである。
またエチレンと共重合させるアクリル酸エステルおよび
/またはα−置換アクリル酸エステルは、特に制限はな
いが、通常は一般式 %式% で示される化合物が用いられる。式中RZは水素。
ハロゲン、炭素数1〜20のアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アラルキル基等を示し、R3は炭素
数1〜20のアルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、アラルキル基等を示す。アクリル酸エステルの具体
例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル。
アクリル酸ブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル2アクリル酸フエニル、アクリル
酸ヘンシルなどが挙げられる。また、α−置換アクリル
酸エステルとしては、具体的にメタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸フェニル、α−クロ
ロアクリル酸メチル、α−クロロアクリル酸エチルなど
が挙げられる。
本発明においては、エチレンとの共重合に供するものは
上記アクリル酸エステルおよびα−置換アクリル酸エス
テルの一方であってもよくあるいは両方でも良い。
上記の如きアクリル酸エステルおよび/またはα−置換
アクリル酸エステルのエチレンに対する使用割合は、目
的とする共重合体に要求される物性に応じて任意に選定
すればよい。
また、前述のルイスMhアクリル酸エステルおよび/ま
たはα−置換アクリル酸エステルの使用割合は、これら
のエステル1に対して、ルイス酸10以下(モル比)、
好ましくは0.2〜l (モル比)である。
重合の形式は特に制限はなく、スラリー重合。
溶液重合、気相重合等のいずれも可能であり、また連続
重合、非違vEJli合のいずれも可能である。
この場合、重合溶液としては脂肪族炭化水素、脂環族炭
化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素が用いら
れる。重合条件としては反応温度−80〜200℃、好
ましくは一50〜100℃であり、反応圧力は常圧〜1
00 kg / c+n ”G、好ましくは常圧〜30
kr/cm”Gである。なお、反応時間としては1分間
〜10時間の間で任意に選択することができる。
叙上の如き本発明の方法によれば、2倍モル以上の電子
供与性化合物で変性したバナジウム化合物を〔A〕バナ
ジウム含有成分として、(B)アルミニウム含有成分と
ともに触媒に用いるため、エチレンとアクリル酸エステ
ルおよび/またはα−置換アクリル酸エステルとを高活
性にて共重合させることが可能であり、アクリル酸エス
テル(α−置換アクリル酸エステル)の転化率を向上さ
せることができる。しかも、得られる共重合体は、アク
リル酸エステル(α−置換アクリル酸エステル)含量の
大きいものとなり、接着性、印刷性、染色性のすぐれた
ものである。
したがって、本発明によれば、極めて効率良く、染色性
、印刷性、接着性などにすぐれたエチレン共重合体を製
造することができる。
次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 アルゴン置換した300m lのフラツフに、ヘプタン
150m Aとテトラヒドロフラン11.52m l 
 (142ミリモル)を入れ、ついで25℃において四
塩化バナジウム0.75a+1(7,1ミリモル)をヘ
プタン50mJに溶解した溶液を20分間にわたって滴
下した3時間反応させたのち、得られた赤紫色固体を濾
別し、ヘプタンで洗浄してバナジウム含有固体触媒成分
を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 アルゴン置換した内容積500m pの反応容器に、ヘ
キサン300ra lを入れ、次いでアクリル酸エチル
0.875m1(8ミリモル)およびボールミル粉砕し
た塩化アルミニウム8ミリモルを添加し、50℃に昇温
した後、エチレンをl kg / CIl”Gとなるよ
うに導入した。
つぎに有機アルミニウム含有触媒成分としてジエチルア
ルミニウムクロリド1ミリモルと、上記(1)で調製し
たバナジウム含有固体触媒成分0.02ミリモルを加え
、ついでエチレンを’l kg / cam ”Gを維
持するよう連続的に導入し、3時間重合反応を行なった
。重合反応の終了後、エチレンを脱圧し、生成物をメタ
ノール中に投入して重合体を濾別回収した。ついで、重
合体を塩酸メタノールで洗浄したのち、アセトン抽出を
5時間行なった。
ここで得られた抽出残分を80℃において、2時間減圧
乾燥し、エチレン共重合体6.1gを得た。この触媒の
活性は6.0kg/g・バナジウムであった。
また、この共重合体の赤外線吸収スペクトル分析によれ
ば、1730c11−’にカルボニル基による吸収が、
また1160cm−’にエーテル結合による吸収が認め
られ、共重合体中のアクリル酸エチルの含有量は5.0
重量%であり、アクリル酸エチルの共重合体への転化率
は40.0%であった。
実施例2 実施例1 (2)において、有機アルミニウム含有触媒
成分であるジエチルアルミニウムクロリドの使用量を0
.4ミリモルとしたこと以外は、実施例1 (2)と同
様にしてエチレン共重合体の製造を行なった。その結果
、エチレン共重合体の収量は5.3gであり、触媒活性
は5.2kg/g・バナジウムであった。
また共重合体中のアクリル酸エチルの含有量は7.4重
世%であり、アクリル酸エチルの転化率は49.0%で
あった。
実施例3 実施例1 (2)において、有機アルミニウム含有触媒
成分としてトリノルマルヘキシルアルミニウム1ミリモ
ルを用いたこと以外は、実施例1 (2)と同様にして
エチレン共重合体の製造を行なった。
その結果、エチレン共重合体の収量は8.4gであり、
触媒活性は8.2kg/g・バナジウムであった。
また、共重合体中のアクリル酸エチルの含有量は4.6
重量%であり、アクリル酸エチルの転化率は48.3%
であった。
実施例4 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1 (1)において、電子供与性化合物としてテ
トラヒドロフランに代えて安息香酸エチルを35.5ミ
リモル用い、かつ反応生成物を洗浄することなく用いた
こと以外は、実施例1 (1)と同様にしてバナジウム
含を触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有触媒成分と
して上記(1)で得られたものを0.02ミリモル用い
たこと以外は、実施例1 (2)と同様にしてエチレン
共重合体の製造を行なった。その結果、エチレン共重合
体の収量は3.34gであり、触媒活性は3.3kg/
g・バナジウムであった。また、共重合体中のアクリル
酸エチルの含有量は8.7重量%であり、アクリル酸エ
チルの転化率は37.1%であった。
実施例5 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1  (1)において、電子供与性化合物として
テトラヒドロフランに代えてトリエチルアミンを35.
5ミリモル用いたこと以外は、実施例1 (1)と同様
にしてバナジウム含有固体触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有固体触媒成
分として上記(1)で得られたものを0.02ミリモル
用い、かつ有機アルミニウム含有触媒成分としてトリエ
チルアルミニウム1.0ミリモルを用いたこと以外は、
実施例1 (2)と同様にしてエチレン共重合体の製造
を行なった。その結果、エチレン共重合体の収量は11
.9gであり、触媒活性は11.7kg/g・バナジウ
ムであった。また、共重合体中のアクリル酸エチルの含
有量は4.9重量%であり、アクリル酸エチルの転化率
は73.0%であった。
実施例6 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1 (1)において、電子供与性化合物としてテ
トラヒドロフランに代えてリン酸トリフェニルを35.
5ミリモル用いたこと以外は、実施例1 (1)と同様
にしてバナジウム含有固体触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有固体触媒成
分として上記(1)で得られたものを0.02ミリモル
用い、かつ有機アルミニウム含有触媒成分としてトリエ
チルアルミニウム1.0ミリモルを用いたこと以外は、
実施例1 (2)と同様にしてエチレン共重合体の製造
を行なった。その結果、エチレン共重合体の収量は4.
3gであり、触媒活性は4.2kg/g・バナジウムで
あった。また、共重合体中のアクリル酸エチルの含有量
は6.4重量%であり、アクリル酸エチルの転化率は3
4,2%であった。
実施例7 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1 (1)において、電子供与性化合物としてテ
トラヒドロフランに代えて亜リン酸トリフェニルを35
.5ミリモル用いたこと以外は、実施例1 (1)と同
様にしてバナジウム含有固体触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有固体触媒成
分として上記(1)で得られたものを0.02ミリモル
用い、かつ有機アルミニウム含有触媒成分としてトリエ
チルアルミニウム1.0ミリモルを用いたこと以外は、
実施例1 (2)と同様にしてエチレン共重合体の製造
を行なった。その結果、エチレン共重合体の収量は6.
5gであり、触媒活性は6.4kg/g・バナジウムで
あった。また、共重合体中のアクリル酸エチルの含有量
は4.2重量%であり、アクリル酸エチルの転化率は3
4.0%であった。
実施例8 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1  (1)において、電子供与性化合物として
テトラヒドロフランに代えてフェニルジクロロホスフィ
ンを35.5ミリモル用い、かつ反応生成物を洗浄する
ことなく用いたこと以外は、実施例1 (1)と同様に
してバナジウム含有触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有触媒成分と
して上記(1)で得られたものを0.02ミリモル用い
たこと以外は、実施例1 (2)と同様にしてエチレン
共重合体の製造を行なった。その結果、エチレン共重合
体の収量は4.18gであり、触媒活性は4.1ki/
g・バナジウムであった。また、共重合体中のアクリル
酸エチルの含有量は4.0重量%であり、アクリル酸エ
チルの転化率は20.9%であった。
比較例1 実施例1 (2)において、バナジウム含有触媒成分と
して四塩化バナジウムを0.02ミリモル用いたこと以
外は、実施例1 (2)と同様にして工チレン共重合体
の製造を行なった。その結果、エチレン共重合体の収量
は3.2gであり、触媒活性は3.1kg/g・バナジ
ウムであった。また、共重合体中のアクリル酸エチルの
含有量は4.1重量%であり、アクリル酸エチルの転化
率は16.6%であった。
比較例2 実施例1 (2)において、バナジウム含有触媒成分と
して四塩化バナジウムを0.02ミリモル用い、かつ有
機アルミニウム含有触媒成分としてトリエチルアルミニ
ウム1.0ミリモルを用いたこと以外は、実施例1 (
2)と同様にしてエチレン共重合体の製造を行なった。
その結果、エチレン共重合体の収量は2.0gであり、
触媒活性は2.0kg/g・バナジウムであった。また
、共重合体中のアクリル酸エチルの含有量は4.9重量
%であり、アクリル酸エチルの転化率は12.5%であ
った。
実施例9 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1 (1)において、電子供与性化合物としてテ
トラヒドロフランに代えてアセトンを35.5ミリモル
用いたこと以外は、実施例1 (1)と同様にしてバナ
ジウム含有固体触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有固体触媒成
分として上記(1)で得られたものを0.02ミリモル
用い、かつジエチルアルミニウムクロリ可の代わりにト
リエチルアルミニウムを1.0 ミリモル用いたこと以
外は、実施例1 (2)と同様にしてエチレン共重合体
の製造を行なった。その結果、エチレン共重合体の収量
は4.68gであり、触媒活性は4.6kg/g・バナ
ジウムであった。また、共重合体中のアクリル酸エチル
の含有量は4.5重量%であり、アクリル酸エチルの転
化率は27.3%であった。
実施例10 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1 (1)において、四塩化バナジウムに代えて
オキシ三塩化バナジウムを7.1 ミリモル用い、電子
供与性化合物としてテトラヒドロフランに代えて亜リン
酸トリー2.4−ジターシャリ−ブチルフェニルを35
.5ミリモル用い、かつ反応生成物を洗浄することなく
そのまま用いたこと以外は、実施例1 (1)と同様に
してバナジウム含有触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体°の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有触媒成分と
して上記(1)で得られたものを0.02 ミリモル用
いたこと以外は、実施例1 (2)と同様にしてエチレ
ン共重合体の製造を行なった。その結果、エチレン共重
合体の収量は5.2gであり、触媒活性は5.3kg/
g・バナジウムであった。また、共重合体中のアクリル
酸エチルの含有量は5.5重量%であり、アクリル酸エ
チルの転化率は37%であった。
比較例3 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例10(1)において、バナジウム含有触媒成分と
して電子供与性化合物を作用させないオキシ三塩化バナ
ジウムを0.02ミリモル用いたこと以外は、実施例1
 (1)と同様にしてバナジウム含有触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例10  (2)において、バナジウム含有触媒成
分として上記(1)で得られたものを0.02ミリモル
用いたこと以外は、実施例10 (2)と同様にしてエ
チレン共重合体の製造を行なった。
その結果、エチレン共重合体の収量は2.55gであり
、触媒活性は2.6kg/g・バナジウムであった。ま
た、共重合体中のアクリル酸エチルの含有量は5.8重
量%であり、アクリル酸エチルの転化率は19.2%で
あった。
実施例11 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例1 (1)において、四塩化バナジウムに代えて
トリn−プチルバナデート(VO(0−n−Bu)+を
7.1 ミリモル用い、電子供与性化合物としてテトラ
ヒドロフランに代えてテトラメチル尿素を35.5←搏
ミリモル用いたこと以外は、実施例1 (1)と同様に
してバナジウム含有固体触媒成分を得た。
(2)エチレン共重合体の製造 実施例1 (2)において、バナジウム含有固体触媒成
分として上記(1)で得られたものを0.02ミリモル
用いたこと以外は、実施例1 (2)と同様にしてエチ
レン共重合体の製造を行なった。その結果、エチレン共
重合体の収量は3.511であり、触媒活性は3.5k
g/g・バナジウムであった。また、共重合体中のアク
リル酸エチルの含有量は9.0重世%であり、アクリル
酸エチルの転化率は39.5%であった。
比較例4 (1)バナジウム含有触媒成分の調製 実施例11(1)において、バナジウム含有触媒成分と
して電子供与性化合物を作用させないトリn−プチルバ
ナデートを0.02ミリモル用いたこと以外は、実施例
11(1)と同様にしてバナジウム含有触媒成分を得た
(2)エチレン共重合体の製造 実施例11(2)において、バナジウム含有触媒成分と
して上記(1)で得られたものを0.02ミリモル用い
たこと以外は、実施例11(2)と同様にしてエチレン
共重合体の製造を行なった。
その結果、エチレン共重合体の収量は2.26gであり
、触媒活性は2.3kg/g・バナジウムであった。ま
た、共重合体中のアクリル酸エチルの含有量は3.4重
1%であり、アクリル酸エチルの転化率は14.1%で
あった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)触媒として〔A〕バナジウム含有成分と〔B〕ア
    ルミニウム含有成分からなる触媒を用い、かつルイス酸
    の存在下にエチレンとアクリル酸エステルおよび/また
    はα−置換アクリル酸エステルを共重合することにより
    エチレン共重合体を製造するにあたり、〔A〕バナジウ
    ム含有成分として、バナジウム化合物に対して2倍モル
    以上の電子供与性化合物を作用させて得られる反応生成
    物を用いることを特徴とするエチレン共重合体の製造法
  2. (2)反応生成物より固体状物質を単離したものを、〔
    A〕バナジウム含有成分として用いる特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。
JP27457584A 1984-12-28 1984-12-28 エチレン共重合体の製造法 Pending JPS61155408A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0835883A1 (en) * 1996-10-08 1998-04-15 ENICHEM S.p.A. Process for the preparation of ethylene propylene copolymers with a low content of residual chlorine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0835883A1 (en) * 1996-10-08 1998-04-15 ENICHEM S.p.A. Process for the preparation of ethylene propylene copolymers with a low content of residual chlorine

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